旅行・地域

〈香港抗議の記録 A Film on Hong Kong Protests〉を世界から日本へ

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あけましておめでとうございます。
このblogを始めてもうすぐ16年になります。ここ数年は多忙でまとまった文章を書くのも難しくなりましたが、できるだけ書いていきたいです。

さて、新年最初のエントリです。
ここしばらくの香港のことについては以前にも書いた通りですが、香港政府と警察の横暴、そして中央政府が裏にいる「中国化」の進行と民主活動の弾圧が進むばかりで、コロナ禍でどうしようもない事態になっているのが悲しく、ニュースを聞くたびに胸が痛くなります。2014年の雨傘運動に始まる香港の抗議活動から、映画『十年』『乱世備忘 僕らの雨傘運動』が生まれ、そして昨年の抗議活動をまとめた『香港画』というドキュメンタリーも生まれました。

そして現在『乱世備忘』と『十年』のクリエイターが、新たな映画『BlueIsland 憂鬱之島』を製作しています。この映画を日本の配給会社太秦(最近は『私たちの青春、台湾』『台湾、街かどの人形劇』などを配給)が中心となって世界に発信していこうとするクラウドファンディングが始まっています。

香港の抗議活動を継続的に取材されているジャーナリスト堀潤さん(ドキュメンタリー『わたしは分断を許さない』ショートショートフィルム『STAND WITH HK』監督)のtweetを引用いたします。
クラウドファンディングページはこちらからもどうぞ。

香港映画の黄金期は80年代から90年代。その間に香港映画を好きになって四半世紀が過ぎました。
実に人生の半分以上、香港映画と一緒に生きてきたようなものです。だから、自分を育ててくれたような香港映画に、今できることがしたいのです。そう思って、このクラウドファンディングに参加しました。最低1,000円から支援できるので、参加のハードルは決して高くはないです。支援の際に寄せたコメントをここにも掲載します。

映画や旅で親しんできた愛する街香港の現在を憂いております。 非常に厳しい局面にありますが、映画『男たちの挽歌』の英題のように、BETTER TOMORROWが香港に訪れることを願ってやみません。応援しています。実現しますように。

今年の5月5日までの募集だそうです。香港が好きな方、映画が好きな方、どうかよろしくお願いします。

もう一つ、ここで今年の目標を挙げます。
それは、地元での香港映画や台湾映画の上映会を企画・開催することです。
上記に挙げた作品のうち、当地では未上映のものが幾つかあります。重いテーマを含んだものもあるので、気軽に観てねとは言えないのですが、自分が観たいものもあるし、それでも、なんとか観てもらって気づきを起こしたり話したりもしたいのです。
目標というより野望みたいなものですが、それでもなんとか頑張ってみます。

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盛岡台湾Happyフェス

コロナ禍による海外の往来が難しい中、いち早く新型コロナウィルスの感染拡大を食い止めた台湾に学び、その台湾と様々な縁があり昨年秋に花蓮と友好都市提携を結んだここ盛岡で、今後の友好と交流を深めていこうと立ち上げられた盛岡台湾Happy project。9月5日にはスタートイベント、応援企画として開催された26日の盛岡かわとみどりのほしぞら映画祭での『祝宴!シェフ』上映を経て、10月30日から11月4日までの6日間、市内の商業施設クロステラス盛岡などを会場に盛岡台湾Happyフェスが開催されました。

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クロステラスは立体駐車場併設の商業施設。産直やマツキヨ、100均のセリアや楽器店が入居しています。

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メイン会場は施設中央の広場。ロゴ等のデザインは地元専門学校の学生デザインチームkuromameによるものです。

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プロジェクト団体の一つ、いわてとたいわんは台湾留学&研修経験のある県内の大学生によるユニット。当日はリトルプレスの無料配布やホットタピオカの販売をしておりました。上のPRポスターもkuromameのデザインによるもの。

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市内の高校による研究発表や写真作品の展示、台湾向けに製作された盛岡や岩手のプロモーションビデオやフェス開催においてのメッセージビデオ、後藤新平や新渡戸稲造の台湾での活動を取り上げたローカル局製作の番組ダイジェスト等のPRブースは連日公開。期間中の土日と祝日の3日間にわたって行われたトークイベントにも参加してきました。

1日目(10/31)は先のいわてとたいわんのメンバーが台湾を語り、統治時代に台湾で活動した新渡戸稲造を始めとする郷土の先人や地域貢献についての高校生の研究発表や、昨年秋にフィールドワークで台湾研修を行った高校生たちなどの報告がありました。台湾にはまだ行ったことがないという人から、台湾のイメージは九份?(はいはい千となんとかですねー、と軽く言ってみる)というところから始まり、一度行ったらすっかり魅了されてしまったという人まで、実に様々な若者たちの話を楽しく聞いてきました。
2日目(11/1)は歴史から食まで市内の専門家たちが集い、盛岡と台湾のつながりを多方面から語るレジェンドDAY。新渡戸基金の理事長さん、県の台湾同郷会の会長さん、さくらんぼやブルーベリーの観光農園をいち早く訪日客向けにPRしたサンファームやわんこそばの東家、そしてfu-daoが登場。実に濃ゆいトークが展開されました。

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すっかり恒例となった東家のお弁当。これまでの2回のイベントで提供された盛岡台湾弁当の集大成のようなラインナップ。
わんこそばの他に仕出し弁当も手掛けていて、これまで『3月のライオン』や『カメラを止めるな!』などの市内の映画イベントにもお弁当を提供してきました。

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サンファームはさくらんぼやブルーベリーの他、リンゴ農園も経営。
ジョナゴールドのような定番のほか、アップルパイなどの調理に適したすっぱいリンゴも作っています。

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これは、イベント限定で販売されたリンゴパイナップルケーキ。微熱山丘にリンゴケーキのサンプルを提供した実績があり、そこから作ったそうです。台湾での日本のリンゴのシェアは圧倒的に青森が強いので、現在盛岡のリンゴを絶賛売り込み中とのこと。
このケーキ、おいしかったです。りんごの酸味も程よく効いてていい感じでした。

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3日目(11/3)は観光をテーマに今後の盛岡と台湾の未来を探る日。
岩手県の観光に関わる企業による現状報告から、盛岡市都市戦略室によるプロジェクト「盛岡という星で」まで、こちらも様々な面々が揃う中、印象深かったのはクロステラスを経営する三田農林がかつて台湾に開いた農場を訪ねる目的で社員旅行に行ったという話。高雄郊外の田寮(月世界の付近だとか)にあり、土地もあまりよくなかったようで開墾にも苦労したとか。今も農場として使われており、楊桃やグァバなどが栽培されていたとのことです。

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↑ふぉんさんの魯蛋いり油飯と胡瓜の漬物。3日のお昼にしました。

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そして3日からはサテライト会場として、大通のシェアオフィス&ブックカフェのpono books&timeにて台湾書籍&雑貨フェアも開催されています。

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古本から新刊まで幅広く揃っております。目をつけていた新刊があったので、今度買いに行きます。

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最近文庫化された一青妙さんの『私の箱子』やっと読みました。
面白かったです。感想書かなきゃ(汗)

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お馴染みの「秋刀魚」はponoの店主さん自らが台湾で買い付けてこられたもの。
ここに遊びに行くと、いつも店主さんと台湾話で盛り上がります。

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高雄の独立書店、三餘書店が昨年発行した日本語ZINE「時行」。
編集を担当された陳瀅羽さんは盛岡に滞在した経験があります>実は知人でもあります(^^)

これまで全国各地で開かれていた台湾フェスに比べると規模もかなり小さく、本場のお店が出店するなどということもなかったのですが、それでもまるで文化祭のような手作り感もあり、参加していてとても楽しかったです。
コロナウィルス感染が全国で一番遅かった県といえども、春からは県も市も観光業は大打撃を受けていたわけだし、参加した業者さんには知り合いも多かったのでいろいろ話も聞いていたし、こちらもここ半年はどこにも行けない分、地元の経済や観光を盛り立てていこうと心がけていました。
最終トークイベントでは、プロジェクトメンバーが盛岡と台湾の未来に向けた前向きな発言が見られ、これがいずれ実現したら嬉しいなと思ったものです。特にクロステラスに台湾の店舗を誘致するっていくのはぜひお願いしたい!飲食でもいいけど、MITの雑貨などを扱ったお店が来てくれると嬉しいですよ。

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↑イベント中に開催されたスタンプラリーのシートと、左は景品の「盛岡という星で」コンセプトブック、右はいわてとたいわんが製作したリトルプレス。実はこれで2冊めです。いずれ紹介しますね。

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こちらのポストカードは市の観光課が作成したレアなもの。

イベントとしては初めての試みで、一体どんな感じになるのだろうと思っていましたが、先に書いたとおりとてもいい感じにまとまっていて、楽しかったです。主催者さん曰く、プロジェクト同様に今後もフェスは続けていきたいとのこと。
最近のニュースによると、台湾と海外の観光による往来が再開されるのは、早くても来年の秋以降という話が出ているそうです。あと1年となるとそれは長いのか短いのか。いずれにせよ、もう少し辛抱しなければならないようです。その間は、やはり国内や身近なところで台湾を楽しめる機会が増えた方がいいですよね。

今回のイベントは観光と食、若者の交流などを表に出していましたが、もし今後再びこのフェスが開催されるのなら、もっと広いジャンルで扱っても良いかと思います。例えばスポーツ交流も大いにアリでしょう。野球やホッケーやラグビーの交流試合があるといい。
あとはこちらの趣味的にはカルチャー方面の紹介があってもいい。台湾映画はもちろん観たいし(上映権が切れる前に観たい作品はたくさんある!)太台本屋さんによる台湾ブックトークに宮沢賢治から『影裏』まで、台湾で出版された岩手の文学を語ってもいい。こちらでも妄想をふくらませていけば、もうきりがない。次のイベントにも期待したいし、もしできれば協力もしたいものです。

数年前までは台湾を語る言葉は「おいしいかわいいほっこり、九份は千と千尋のモデル」的なものばかりで、そのようなアプローチを見るたびにとても複雑な気持ちになったものでした。だけど、今は昔と違います。交流が進むごとに台湾のスピリットも明確になってくるし、激変する世界の中で見えてくる台湾の姿は非常に興味深くあります。そんな台湾はワタシが学生時代を過ごした故郷と言える場所でもあるし、そこが現在の「地元」でもある我が街盛岡と結びつくことができたら、本当にうれしいし、前を向くことができます。

このプロジェクトもはじまったばかり。いつかまた花巻から飛び、海を越えて行けること、次のステップに行けることを期待します。
プロジェクトの皆様、お疲れさまでした。そして楽しいイベントの企画をありがとうございました。

 

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盛岡台湾Happy Project

厳しい残暑が過ぎ、長雨が短い秋を呼ぼうとしている季節が到来。
年度末台湾旅行のキャンセルから始まり、3月あたりから新型コロナウィルス感染拡大の影響のためイベントが次々と中止になったり、首都圏での感染拡大のために5月の連休とお盆も帰省できず、この夏は地元でただなんとなくぼうっとした休みを過ごしてしまいました。
東京ではこの春から延期していた台湾巨匠傑作選2020の上映が今月中旬から始まり、さらに東京国際映画祭東京フィルメックスがほぼ同時期に作品数を減らしながら開催することも決まったのですが、現時点で東京を始めとした首都圏での感染がまだ収まっていないことと、多くの人を相手にする職業上、参加するには感染リスクがまだ高いと判断したので、今年は両映画祭とも参加を見送ります。上映作品が有料オンライン配信されたら、それはそれで喜んで参加したいのですが、両映画祭ともフィジカルレベルでの開催とのことなので、それは期待できそうもないですね。特にフィルメックスはこのblogを始めた16年前からずっと参加し続けていたので、参加できないのは本当に残念です。

そんなふうに思いながら、地元の盛岡で観られる映画は観て、地元の経済に貢献する日々を送っていますが、そんな地元では、新型コロナウィルスの感染拡大をいち早く食い止めた台湾に学び、交流していこうという「盛岡台湾Happy Project」というプロジェクトがこの夏からスタートしました。インバウンド事業を実施してきた旅行代理店トラベルリンクや以前取り上げたFu-Daoをベースに日台関連事業のコーディネイトを行う岩台朋友会、県内の大学生で結成された団体「いわてとたいわん」等が立ち上げました。

このプロジェクトの公開スタートイベントが9月5日に行われ、参加してまいりました。

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会場は老舗のそば屋、東家の大手先店。
当日限定で店内外には九份をイメージした赤いランタンが飾られ、盛岡なのに台湾気分。

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未だに九份を「千と千尋…」のロケ地とか舞台とかいう人がいるらしいけど、決してそうじゃないからね!と久々に強く言ってみる。

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帰りがけにはきれいな明かりが見られました。ここを背景に写真を撮った方もおりましたよ。

このイベントのメインは台湾好きにはお馴染み、在台ジャーナリスト片倉佳史さんによるオンライン交流セミナー「台湾を知って岩手を考える〜知れば知るほど面白い隣国・台湾」。
これまでこの本この本を読んだり、かつては高校生による新渡戸稲造と台湾の研究に資料提供をしたり、つい最近まで野嶋剛さんの『なぜ台湾は新型コロナウィルスを防げたのか』を読んでいたこともあって、台湾の歴史も多少は知っているから聞いたことのある話がいっぱい出るのかな、などと思ってセミナーに臨んだのだけど…いやあ、初めて聞くことも多かったし、実に濃く内容も充実していてよかった。
岩手県には新渡戸稲造を始め、後藤新平や伊能嘉矩など、台湾にかかわりのある多くの先人がいます。特に新型コロナウィルスの防疫に関しては、後藤新平が台湾総督府民政長官を務めた時に疫病の発生に関して公衆衛生を徹底したことが現在まで伝わっているので、7月下旬まで感染確認者なしを続けてきた岩手としては、シンパシーを感じやすいのではないかと思います。

国民党政権末期に台湾留学して以来、ここ15年は弟が暮らしていることもあって台湾に通い続けていますが、なぜこんなにも台湾が好きなのか?ということについて考えると、やっぱりいろいろな思いがあるし、さらにいろいろな偶然が引き寄せてくれて、ここまで来たのではないかなと思います。もう一言でいうのは難しいですね。コミュニケーションツールとして中国語も続けてきてよかった。
ここ30年間の台湾に関する人々の反応も大きく、よい方に変わりました。観光で触れる人が多いのでしょうが、タピオカや九份は千と千尋云々が入り口であっても、台湾を訪れる岩手の人々が今後もっと増えて、今後佳き関係が築けることを願うばかりです。

さて、当日はいろいろなお楽しみがありました。

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ウェルカムスイーツはマンゴー雪花冰。かき氷なんてしばらく食べてなかったなあ。

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こちらは東家さん特製の盛岡台湾弁当。左上から時計回りに、台湾風豚角煮、菜脯蛋、クラゲと胡瓜のサラダ、唐揚げ、おこわ、潤餅。上品だ…デザートはfu-daoの愛玉。

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こちらは袋に入ったままですが、市内にある台湾居酒屋ふぉん特製の茶葉蛋。

今後は10月下旬にクロステラス盛岡で実施されるPRイベントが控えております。
このイベントにもしかしたら仕事がらみで関わりそうな予感がするので(詳しくは言えないが)秋の映画祭ロスはこれで埋め合わせできるかな、個人的には。

そうそう、映画といえば、もちろん映画による関連イベントもあるんですよ、嬉しいことに!

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昨年『藍色夏恋』上映会を実施した〈映画の力〉プロジェクトによる「盛岡かわとみどりのほしぞら映画祭」で、なんとなんと『祝宴!シェフ』が野外上映されるのですよ!しかもお弁当付き!いやあこれはもう楽しみしかないわ。毎日パフィ姐さんのダンスを踊りながら、当日の晴天を願うばかりです。
(陳玉勳といえば、台湾ではもうすぐ新作の《消失的情人節》が上映されます。これも観たいなー。TIFFで上映されてしまうのだろうか…)

これまではいろいろと気がふさぐことが多かったけど、やっと岩手が台湾に追いついた!(こらこら)これを待っていたのだよーと思うと、今後の展開と未来の交流がとても楽しみになります。始まったばかりのプロジェクトですが、全力で応援していきますので、地元の皆様、それ以外の皆様もどうかよろしくお願いいたします。

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【お知らせ】blog更新休止について(改訂版)

ここ2,3年ほど、本業内容が変わって日常生活への負担が増加し、あわせてPC等の老朽により、web記事作成が難しい状況が続いています。自宅PC(Vista)もすでにwebが使えず、文書やPDF作成のみにしか使えなくなってしまいました。来年前半を目処に買い換える予定はあるので、2019年夏頃まで更新を休止いたします。

 

書きかけの記事も多いのですが、それは再開後改めてUPします。また、ここ1年に観た映画や読んだ本の感想はtwitterに残してあります。
今年から始めたnoteは、iPhoneで原稿を作成できるので、できる限り更新を続けます。

 

また、先の休止期間中に文学フリマ岩手が開催されたので、ZINEの新刊を製作しました。

 

 

 

 

 

今年は、先ごろ紫波町のシワキネマで『恋恋風塵』の上映会が行われ、「台湾巨匠傑作選2018」も全国で上映されていることから(東北ではフォーラム仙台で上映)キン・フーからギデンズの作品までを取り上げた台湾映画ZINE「寶島電影院」を作りました。台湾映画の上映機会が少ない地域なので、台湾映画自体を知らないという声も聞き、こんなZINEを作ってみたのでした。Twitterで告知したところ、東京のサークルや台湾映画を愛する方々から問い合わせが来てびっくりしました(汗)。ささやかなコピー誌で申し訳ありませぬ。
現在、通販を行っております。詳細はこちらの記事のリンクから御覧ください。

 

また、Cyg art galleryで開催されたART BOOK TERMINAL TOHOKU 2018に出品した台南旅行記合本版「寶島幸福茶舗+寶島浪漫的逃亡」は現在Cygのオンラインショップで取り扱われております。

 

 

 



昨年「浪漫的逃亡」を作成した時点で合本化は考えていたのですが事情によりできず、今年やっと実現しました。ABTTにも2012年の「香港電影欣賞指南」以来の出品となります。
表紙は仮フランス装にしてみました。
なお、合本化に当たって、今年の春の台南&墾丁旅行記を新たに書き下ろしました。

 

 

 

 



さらにお知らせ。10年くらい前から創作サークルで書いていた香港小説『麻煩偵探』シリーズは現在3作目まで出ておりますが、その番外編として書いた短編「仮棲まいの港 ふるさとの山」が6月に発行された文学フリマ岩手アンソロジー『イーハトーヴの夢列車 二号車』に収録されております。こちらは全国各地の文フリでも販売されます。

 

お休みしている間はこのような活動をしていたのですが、blog再開後も並行して行っていきますのでよろしくお願いいたします。
ZINE頒布(販売)等の詳細は書局やさぐれのTwitterを御覧ください。

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春光乍洩單身修学旅行完結編・香港編3

3月29日、香港滞在もあと1日半。
この日の早餐は、openriceで調べた叁去壹という點心粉麺飯のお店で、腸粉と焼賣をいただいた。前日の反省を生かし、二件だけにした。焼賣を饅頭系點心にしたら、確実にお腹が膨れそうではあるか。

早餐の後は、軽く西環を散歩。ここは崇真會救恩堂

前半は遠出メインだったので、今回は日中のうちに近場で回れるところは回ってしまうことにした。でも、あまり行かないところを先に行きたいと思い、まずは香港大学に行った。
実は初めてではなく、二度目の旅行の時に足を運んでいるはずなんだけど、当時は決して気軽に行けるところではなかった。でも大学までMRTも開通したので、行ってみた。

校舎が高台に沿って建てられているので、アップダウンはなかなか激しい。
ここは図書館横だが、アピール文を読むと大学の自治が何かよく分かる。このような自由が奪われないことを願うばかり。雰囲気のいい本館で暫し休憩。(参考として地図

ランラン・ショウ・タワー(!)の一角にあるビジターセンター。
ここでキャンパスグッズをいろいろ販売。

次は中環まで戻って、最近の香港ガイドでは必ず取り上げられる新スポット、PMQへ。

SOHOまで足を運ぶことはめったにないのだが、旧警察官舎のことはなんとなく憶えていた。
行った時間が早かったこともあり、まだ営業を開始していないお店も多かったが、香港アートの発信基地だけあって、古い建物内に点在するオブジェや雑貨屋台を見て回るのは楽しかった。
ここでは老舗の劉裕發茶荘が経営する工夫茶舎に寄り、Chocolate Rainコラボパッケージの普洱茶を購入。後はJBLのサウンドブースで無間道ごっこ(違)もしてきた。

あ、無間道といえば!と言うわけで、昼に深水埗へ移動。

午餐は劉森記麵家の蝦子撈麵。澳門でも名物として紹介されているけど、食べてこられなかったのでこちらでリベンジ。
その後は坤記に寄って、食べ歩き用に砵仔糕を購入。

日本はもちろん、台湾でも食べられないこのふるふるの感触が大好き。
写真には写ってないけど、黒糖味のも美味しかった。

雨がパラパラ降るのを気にしながらしばし散歩し、尖沙咀に戻って映画の座席を押さえ、美麗都大廈に移転したJenny Bakeryでお使いした。重慶大廈にあった頃はかなり長い行列ができていて、それに並ぶのが嫌で買わなくなったのだけど、人気が一段落したようなので割とすぐ買えた。お使いついでに職場土産にも買ったのでした。

映画は夜の回の席を取ったので、重い荷物を置きたくて一度帰ることにしたが、その前にここに寄らないと、とプロムナード改修&再開発により尖東に移転中の星光花園に足を運んだ。




天上天下麥兜(マクダル)独尊…なんちって



撮影中。李小龍像も梅姐像ももちろん一緒に引っ越し中。
ちなみにこの時期は梅姐の特集展示がされていました。

歩道の手形もこのように仮展示。改修後どのように変化するのか楽しみ。だけど、開設されて20年も立ってないのに、もう改修というのは…とちょっと疑問に思ったのも確か。そもそもプロムナード自体が老朽化していたというのもあるのかな。

ホテルに帰って荷物を降ろし、再び尖沙咀のthe oneへ。
観た映画はこれ!《救殭清道夫》こと『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』。



これは後ほど感想を書きますね。楽しかった~。



映画が終わって外に出ると、ちょうどsymphony of lightsの時間。相変わらず人で一杯のチムだけど、久々に香港島ハーバーサイドのビルの光の点呼を楽しみ、いい春の夜風に吹かれてた。もちろん帰りはスターフェリーで。

香港最後の晩餐は、鏞記の燒鵝飯をテイクアウトし、コンビニでブルーガールビールと源記で燉蛋(たまごプリン)を買ってホテルでゆっくりいただいた。

3月30日、ついに最終日。香港らしい曇り空で、もちろん名残惜しさを感じてる。
帰りの飛行機は夕方発、チェックアウトは12時なので、最後の悪あがきとして朝の尖沙咀を散歩することに決定。荷造りは夜にしちゃったので、早餐を取ってそのまま渡ることにした。



この旅最後の早餐は、再び金沙冰室で通粉のセット。
朝飲むのはだいたいミルクティー。



4年前にはなかった観覧車を横に見ながらスターフェリーターミナルへ。

チムに着いて、まだショップ開店前だった1881ヘリテージ(ホテルは5月末で閉館…もったいないけど高級すぎたのかな)やペニンシュラなど、あまり遠くに行かない範囲でブラブラと歩く。なにせほとんどお店は開いてなかったからね。

暦の関係か、珍しく3月スタートじゃなかった香港国際電影節は、文化中心にポスターが展示され、プログラムは配布されていた。
今年の電影大使はご覧の通り古天楽。黒い…のは仕様ですから仕方がない(笑)。



香港エンターテインメントエキスポの巨大ポスターもあった。こちらの大使は黎明。

最終日にいわゆる香港らしいところを歩けて満足しちゃったので、11時前には西營盤に戻ってきた。でもホテルに戻る前にもう少し買い物がしたくなって、惠康に寄ってクノールの鶏粉、リプトンのインスタントミルクティーやお茶のディーバッグなどを買い出して、キャリーバッグの隙間に詰めた。準備もできたのでチェックアウトし、西營盤からMTRで中環に向かい、AELでインタウンチェックイン。お昼は今まで一度も行ったことがなかったあの添好運に並び、名物の叉焼包と桂花と枸杞のゼリーをテイクアウト。向かいの天仁茗茶で珍珠奶茶も買い、空港の隅っこ(パシフィックコーヒーの近くのイートインスペースで…といえばわかる方にはわかるよね)で食べた。これで結構満足。



それから出国し、おみやげを買いつつ搭乗を待ち、定時発のANAで復路は成田へ。運行にもトラブルなく定時に到着し、無事に帰国したのでした。

4年半ぶりの香港は、今まで行ったことのない場所やもう一度行きたかったところにも行け、短い期間でも思いっきり楽しんだけど、それでも行けなかった間に香港で起こったあれこれの事件を街のあちこちで十分感じさせてくれた。
澳門から香港に移動する日が例の行政長官選挙の日で、結果は言わずもがな。それから3か月の返還20年をはさみ、民主派への大陸の締め付けが厳しくなっているのは、報道でも追ってきた。初めて香港に行ってからちょうど20年にもなるので、この間の変化は旅行客であってもよくわかるし、特に大陸の現政権になってからの約束破りも厭わぬような処置の仕方は外国人であっても不安にさせられる。
この話題に関しては『十年』の感想と合わせたほうがいいので後で述べるけど、たとえ香港が中国の一都市になって、街の略称も「港」ではなくなぜか「香」と書かれるようになっても(この表現すんごくイラッとするんだけどなんで?「港」の略称って正式じゃないの?)、いい意味での猥雑さと、それが産み出すパワフルさは奪ってほしくない。普通話じゃなくて広東語を学んでまで香港に行くのは、そのパワフルさが大いに刺激になるからだ。
香港映画を愛し、そこから香港という街に魅了された身として、ここは単なる観光地ではなく、今では街そのものを愛おしく感じているし、インスピレーションをもらえる場所としても尊く思ってる。物価も高くなっているし、諸事情で以前ほどの頻度で行くことも難しくなっているけど、今度は来年の夏から再来年の春の間に行きたい。てか、『モンスター・ハント2』の上映に合わせて行きたいなあ。

そうそう、今回の旅行記は「修学旅行」とは銘打ってるけど、これで広東語も普通話も勉強やめるわけではないですよ―。今はどちらもお休みしているけど、仕事が楽になったらまた復帰します。
そんなわけで、かなり時間もかかりましたが、春の香港旅行記はこれにて締めます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次からは今年観てきた映画の感想を、思い出せるだけ書いていきますね。

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春光乍洩單身修学旅行3・香港編2

3月28日、香港3日目。
もともとあまり体調がよくないのに、1日1万5千歩以上歩いてしまっているのだが、疲れは確実に身体に出るので、左側の首筋から肩が痛い。それでも休んでいられない。
天気もよかったので、この日は大澳に行くことにした。
早餐はケネディタウンにある飲茶店、新興食家。朝3時から営業する地元の人気店だそうで、8時前に行ったらものすごい混雑。おじちゃんおばちゃんの間に入って普洱茶を頼み、自力で点心の籠を取りに行きましたよ。

注文したのは叉焼包に名物のカスタードまん、写真を撮り忘れたけど蝦餃。

写真を見てもわかるように、結構ブツも大きかったが、なんとか完食。しかし三件は量が多く、お腹パンパン。テイクアウトも可能だったので、カスタードまんと叉焼包は1つずつ持ち帰って遠足に持っていけばよかったかな。そんなわけで、午餐過ぎまで何も食べなかったのであった。とほほ。

行きはMTRで行き、帰りは少し歩いてトラムで。ちょっと歩くと海が見えるのがいいな。
ところでこの海、ヴィクトリア湾の一部だと思いこんでいたのだが、今街道地方指南見たら、ベルチャー湾という名前がついていたのであった(笑)。

一度ホテルに戻ってから、10時過ぎに出発。中環でランタオ島東側の梅窩までフェリーで行き、そこからバスでガタガタと30分くらい走って大澳に到着。以前行った時は9年前の夏で、雨に降られてゆっくりできる状態じゃなかったが、この日はピーカンで、日焼け確実な晴天であった。

まずは湾に長く張り出した海廊を歩き(この写真から左の陸地側は、塩田になっているらしい)、中心地に戻って半島沿いの石仔埗街を歩く。

港町だからか、にゃんこが多い。でもカメラを向けたら、プイッとそっぽ向かれた(^_^;)

石仔埗街の一番端っこの山の上には、大澳文物酒店がある。かつての警察署の官舎をリノベして開業した、香港唯一のユネスコ認定ホテルだとか。部屋までは見られなかったけど、コロニアル様式の建築とガラス張りのレストランは雰囲気がいいし、屋外のベンチでもゆっくりできそう…と一応書くけど、当日は海風がえらく強くて吹き飛ばされそうになって大変であったのよ。
空港にも近いので、旅の最初か最後に1泊ってのもいいかな?と宿泊費を確かめたら…あ、やっぱりいいお値段ねー(^_^;)。

再び中心街に戻り、今度は新基橋を渡って棚屋の間を歩く。
以前訪ねたときと違う印象を受けたのは、天気がよかったのと家々にまだ春聯などが貼ってあったからかな。しばらく天気がよかったせいか、運河の水は少なかったなあ。

以前は行けなかった楊侯古廟までたどり着いた。
大きな旗がたくさん立っていて、強い風にたなびいている。この廟の向こう側に建設中の長い橋が見えたのだが、あれが噂の港珠澳大橋か…って写真撮ってなくてすみません。

ようやく小腹も空いてきた。手軽につまめる小食として、魚丸と雞蛋餅をいただいた。

帰りは東涌までバスで出てMTRで香港島へ。途中、中環にあるニコがオーナーを務めるクッキーショップ鋒味に寄って、茶餐廳クッキーなどを購入。

オーナーは不在でしたが(笑)、立て看はあった。

ホテルに戻ってまずは一休み。夜は映画に行こうか飲みに行こうかあれこれ考えたのだけど、まだ余裕もあるので中環へ飲みに行くことにした。

行ったのはSOHOにあるクラフトビールのお店、何蘭正
たくさん飲んでしまうとヘロヘロになるので、とりあえず一杯ってことで。
選んだのは香港製造のクラフトビール、CityBrew(城醸)のin the mood for spring saison。ちょっと花様年華っぽい名前が気になって、気持ちよく春の酔いを感じておりました。つまみはフレンチフライと枝豆。英語でもedamameっていうのはホントだったのねー。



飲んだ後はやはり甜品が欲しくなったので、ずっと行きたいと思っていた香港最古の糖水舗、源記甜品専家へ。ホテルにも近いのが実にありがたい。8時過ぎてもえらく混んでいるお店で、さすが老舗。ここでは看板メニューの桑寄生蓮子茶を注文。優しい味で疲れが取れるようだった。

あっという間に旅も折り返し。ここ2日とも遠出したので、次の日こそはいつも行ってる場所に行き、映画も観たいと思ってさっさと寝たのでした。

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春光乍洩單身修学旅行2・香港編1

18時発の澳門からのフェリーは、19時半に上環のマカオフェリーターミナルに到着。
Google Mapsを見たら、西營盤にある華麗都會酒店(グランドシティホテル)までは歩いていけそうだったので、ひーひー言いながら海沿いの干諾道西を歩き、ヒーヒー言いながらキャリーを持ち上げて歩道橋を上った。

30分後にホテルに無事チェックイン。西營盤はこれまであまり行くことがない場所ではなかったけど、2年前にMRT港島線が香港大学まで延線し、ガイドブックにも紹介されることが増えてきたので、今回は九龍ではなく久々に島に泊まりますか、と予約したのでした。
ちなみに島に泊まるのは、あのマンダリンオリエンタル泊以来。つまり震災直前の6年ぶりか…。

部屋はオーシャンビュー。朝ホテルの窓から撮ってみた。ビルの隙間からだけど、ちゃんと見えるのは嬉しい。高い階だともっと眺めも良さそうだね。

お腹も空いたので、夜食を買いに外に出た。
正街の下り坂の方にあった茶餐廳で、香港では結構珍しい煎餃があったのでテイクアウト。結構時間がかかったけど、カリカリに焼きあがっててビールのお供には最高であった。好食♪

開けて3月27日。この日から本格的に始動。
まずはセブンイレブンで最新版の街道指南を購入。噂になってた1977年復刻版はさすがになかった。単独ページで載る地域もどんどん増加していくので、行かないところを眺めるのもまた楽しい。

早餐は正街にある翠苑にて。目玉焼きとハム入りのインスタントラーメンは香港の朝に欠かせない。日本じゃなかなか作らないしね(笑)

西營盤駅からMTRに乗り、尖沙咀で降りてまずは重慶大廈で両替。
当日は天気がよかったので、今までなかなか行けなかった南生圍に行くことにした。

『鐵三角』などのトーさんの映画や、後ほど感想を書く『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』などのロケで数多く使われている南生圍。尖東站から西線に乗って元朗まで行き、駅前にある大家樂單車行で自転車をレンタル。お腹も空いたので、持ってきていたブラウニーを午餐代わりに食べて、いざ出発。

駅から青山公路へ進み、入り口を最初間違えてしまったけど、戻って湿地帯のサイクリングコースをひたすら飛ばす。コースの前半は運河沿いに走るけど、後半はどこかで見たことがあるような森や並木道に入る。えーともしかしてそのへんになんか埋まってるんじゃないか?とかつい思っちゃいたくなる(笑)。

森を抜けると、複数の休憩処があった。
その横道を入っていくと、小さな川(山貝河)と渡し船が。6元で自転車を載せて渡してもらえた。向こう岸はもう住宅街で、2時間くらいで元朗駅まで戻ってこられた。

元朗から途中乗り換えて、次に向かったのは前回の宿泊地だった觀塘。
apmへ行って、許留山でや楊枝甘露をいただいた。
疲れて甘いものが欲しかったのでちょうどよかった。
しかし許留山、最近はフードメニューも出しているのかと気づいたが、頼む勇気がなかったのであった。



同じapmの片隅ではこんなイベントも。昨年を代表する邦画となったアニメ『この世界の片隅に』のミニ展示。香港では30日からの公開で、残念ながら観ることは叶わなかったのだけど、この展示はSNSで紹介されていたので、見に行こうと思っていたのだ。物語や設定資料の紹介、そして香港の漫画家による「私の愛する香港の片隅」などが展示されていて、ささやかながら愛らしい片隅であった。

次はapmから觀塘の片隅こと、裕民坊へ。
ここのマクドナルド(世界で一番売り上げが高かったという話を聞いたんだが果たして?)はすでに閉店し、入り口も閉鎖されている所も多い。4年前と同じように、屋上まで上がろうと頑張ってみたのだけど、時間も遅かったり体力も消耗していて今回は完登できず。うーむ、残念。

今度来る時、この建物がまだあることを願いながら、MTRに乗って港島へ向かう。
ちょうどりえさんのこんなtweetを見かけていたので、場所を調べて太古駅で降りた。

鰂魚涌はいつもトラムで通っていて、この表側(写真左奥のカーブになった建物)はよく見ていたが、この中が話題の「怪獣大廈」で、先の記事にも挙げたこのMVにも登場している新名所が中にあるとは全く思いもよらなかったね。

そして中に入ると、本当にフォトジェニックな風景であった。
6時頃に撮影したのだけど、曇ってしまったので、あまりきれいには撮れなかったねえ。こんな感じですが許してね。

 

帰りはトラムでのんびり、2時間位かけて帰った。
晩餐はananにも紹介されていた金沙冰室へ。
まずは熱檸檬茶。



そして、パンにカレーライスがライスごと詰められていると炭水化物満載な農夫一口包にしてみた。カレーはベーシックなチキンカレーなんだけど、ご飯と一緒に食べるからものすごく食べがいがあって完食が苦しい…。で、結局完食できなかったのでした。ちゃんちゃん。

こんな感じですごした香港2日目でした。つづくっ!

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春光乍洩單身修学旅行1・澳門編

 実に4年ぶりの香港に、春休みを利用して行ってきました。
前回の香港行きの後から広東語の勉強を再開し、昨年ひとまず修了したので、もっと勉強したかったけど、ここでやっぱりちゃんと広東語聞きたい、そしてなんとか喋ってきたい!と思ったのと、昨年度は仕事がかなり大変で凹んでいたので、ここはやっぱり行くしかないだろうと。しかも往路は深夜便で取っちゃったから、最初の1泊は10年ぶりに澳門行くかなー、ちょうど『2度めのマカオ』も観たことだし、ということで、思い切って行くことにした次第。

 3月24日夜、年度末最後の仕事を終えてキャリーバッグを持ち、盛岡から新幹線に乗って東京経由で羽田に向かう。往路深夜便は7年前にも経験しているけど、もう体力もあまりないし、実は体調も崩していたので、飛行機では寝ることに徹して出国してからトイレで楽な服に着替え、搭乗後はアイマスクして耳栓して機内食もスルーした。途中起きたりもしたが、何とか睡眠時間は確保。
5時ちょっと前に香港に到着し、トイレで着替えてここからマカオへ…と思ったらつまずいた。空港から直接マカオに入ろうと思ってフェリー乗り場に行ったところ、カウンターが開いておらず、ベンチで待ってる人々が鈴なり。そこでしばらく待っていたが、よく見たら一番速くて昼前出発だったので、これは一旦香港入りしてマカオフェリーターミナルから行った方がいいと判断。
7時前に入国してAELで香港島まで行き、よろよろしながらMTR乗り換えで上環に行き、8時半発のターボジェットに乗る。当日は土曜だったせいか、大陸からのご老人団体客が大量ご乗船されていて、もう大騒ぎで大変。 なんとか無事にマカオに着き、バスでセナド広場を過ぎたところで降り、本日の宿である新新酒店に荷物を預けた。
ここで時刻は10時過ぎ。チェックインは14時なので、それまで食べ歩きしながらセナド広場周辺をぶらぶら歩くことにした。


澳門上陸後最初に食べたのが、黄枝記の鮮蝦雲呑麵。
日本を発ってから何も食べてなかったので、五臓六腑に染み渡ったわ。



その後は歩いてカフェ・エ・ナタへ。ここはいつも大賑わい。なんとか席を確保して、この旅初のエッグタルトを熱檸檬茶とともにいただく。



裏にあったもう一つのカフェ、金船餅屋でもエッグタルトをテイクアウト。
これは食べ歩き用に。



聖ポール大聖堂を横に抜け、すっかり名所となった恋愛巷へ。
このアングルは、やっぱりイザベラを思い出すねー。



ここには恋愛電影館という映画ミュージアム&ミニシアターができたのだけど、まだ開館前だった。

雨も降って足場も悪かったけど、チェックインまで時間もたっぷりあったので、恋愛巷から前回も行ったリアルセナド(民政總署)や福隆新街を散策し、思い切って海の方まで歩くことにした。
↓こちら民生總署。



福隆新街。大手のお土産店である鉅記が複数出店していて、かつ土曜ということもあって大賑わい。一部緑に塗り替えられた一袋もあり、そこもまた悪くない雰囲気だった。



フェリーターミナルからの終点地にもなっている媽祖閣。
香港や台湾の天后廟と似ているようで異なるのは、山沿いに廟が作られているからか。上まで登ったけど、眺めは…まあ、昔はよかったんだろうなというような感じでした。

ここは媽閣廟から10分くらい歩いたところにあるリラウ広場の近辺。
そこからさらに歩くと、近年一般公開が始まった鄭家大屋に着きました。
コロニアル様式の建物もいいけど、中華式の重厚さもやはり好きである。
結婚式のアルバム等で使われるのかなー(当日は撮影なかったけど)

このように雨に降られながらあちこち歩いているうちに、チェックインの時間になったので再びホテルへ。夜行で来たし、午前中でかなり歩いたので疲れたし汗でベタベタにもなったので、シャワーを浴びて夕方まで寝ていたのでした。

晩餐はポルトガル料理かマカオ料理にしたいけど、10年前みたいな失敗はしたくないし、どこかイートインで食べられるところを…と思ってSNSで聞いてみたら、ザ・ヴェネチアンに手頃なイートインがあることがわかったので、ホテル前からバスに乗ってコタイ地区まで行く(ちなみにギャラクシーまでしか行かなかったので、そこで降りて10分ばかり歩きましたよ)
そういえば、10年前にはなかったんだよね、コタイという場所は…。

こちらがギャラクシー。『2度めのマカオ』で紹介されていたバー・貝隆飲み放題プランもひかれたけど、酒飲む気分じゃなかったのでパス。

こちらがヴェネチアン。フードコートにローカルなマカオ&ポルトガル料理店の新口岸葡國餐が出店していたので、ここで焗葡國雞を注文。骨付きチキンのポルトガル風シチューといえばいいのだろうか?骨が多いけど、辛さがなく食べやすかった。



デザートは別のお店で食べた木瓜冰糖雪耳。



食事の後はショッピングモールを散歩。ものすごく広いので大変だったけど、なかなか面白かった。コンサートホールの金光綜藝館近く(多分。この夏學友さんが演唱會やるらしい)ではよくわからん韓国アイドルのライヴを控えて若い女子がいっぱいいた。カジノはサラッと覗くだけ(後で母に話したら行ってやりたいって言ってたけど、さすがにこちらは貧乏トラベラーなもんでね)。
あと、広東語よりも普通話の方がよく聞こえたのが印象に残った。まあ、そういうことか、と。

腹も満たされたのでヴェネチアンを出て、またギャラクシーまで歩いてバスを捕まえ、ホテルに戻る。かなり歩いたし、疲れてもいたので早めに就寝。

3月26日日曜日、この日も天気はあまりよろしくなかった。
早餐はやっぱりお粥よね、ということでセナド広場の奥にある洪記へ。

朝7時頃の雨のセナド。観光名所とは思えないほど静かだった。

そんなわけで豬潤瘦肉粥。雨降りの中、屋台のテントに潜り込んで熱々を食べる嬉しさよ。

この日は昨日の夜よりもっと南に下り、コロアン地区を回ることにした。
タイパも行きたかったけど、まあ次の機会にでもと今回はパス。
ホテル近くからは直で行けるバスがなかったので、タクシーを拾って向かった。

コロニアル調で統一された建物がステキ。ザビエル教会もあれば譚公廟や天后廟もある中洋折衷感が面白い。調べたらホステルもあるようで、ここで宿泊というのもアリなのかな?

これは譚公廟にあった船の模型。

当日は日曜なので公共機関も休みだし、雨で人出も少なかった。晴れた日に来ればまた雰囲気が違うのだろうな、と思い、クルッと回ってバスターミナル周辺に戻り、お馴染み安德魯餅店でエッグタルトやブラウニーを買う。

アンドリューのエッグタルトという名で日本でもお馴染み。
先日地元にもイベント出店してくれたので買ったけど、やっぱり焼きたてが一番美味しい。

コロアンの桟橋。川の向こうは珠海。
ここから境界を越えるのではなく、市街地に船で行ければ便利かな。

だいたい一周りしたので、バスに乗ってセナド広場まで戻る。
これまで歩いたことがなかった山間の市街地をぶらぶらしつつ、openriceで午餐できそうな場所を探すと、新鴻發咖琲美食というお店を見つけたので、ここで豬扒包を食べた。
食べごたえある…。

相席は小さな男の子を連れた若いお母さんだった。思わずにっこり。
その後は盧廉若公園あたりをあれこれ散歩。
(下の写真は違うんだけどね。名前失念)

そこからモンテの砦まで歩けてしまったので、登って10年ぶりににこういうバカなことをやり(前回はこちら)、聖ポール天主堂側に抜けた。当たり前だが人は多かったわ。日曜だったしね。

セナド広場まで降りてきたので、さてお土産を買うか、と件の鉅記に入ったが、どこのお店も買い物客がすごすぎて、ゆっくり選べたものじゃない。それならと、10年前に来た時にはこっちの方が混雑していた咀香園餅店に入って(リンク先はタイパのお店)、エッグロールをいくつか買った。

ホテルへの帰り道に貢茶に寄り(そういえば春水堂は見かけなかったな…)三兄弟奶茶という、タピオカ&仙草&プリン入りのミルクティーをテイクアウト。すでにチェックアウトしていたので、荷物を引き取ってキャリーを詰め替え、教えてもらったバス停からフェリーターミナルヘ。混んでいたので予定より遅い18時発のフェリーで香港へ向かった。

10年ぶりに行った澳門だけど、前回は日帰りだったしセナド周辺しか歩いてなかったので、新しくできたコタイや小さな港街だったコロアンに行けたのは面白かった。それでもごく一部しか回れなかったので、また近いうちに1泊か2泊くらいで行きたい。今回は天気が悪かったのが残念だったしね。

そんなわけで、次回からは香港編です。

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【お知らせ】最近のネタを備忘録的に上げつつ、そろそろ復活します。

ああすみませんすみません、また1か月以上間を開けてしまいました。

さて、最初にこの休み期間に話題になってたMVネタなどを備忘録的に。
ここしばらく話題になっている五月天のMVには、ワタクシも注目いたしました。
まさかこんなウルトラなネタでくるとは!
「少年漂流記(少年他的奇幻漂流/Life of Planet)」自体も好きな曲だったので、かなりぐっときましたよ。現在人生無限公司ツアーで中華圏各都市を回っている五月天だけど、来年初頭あたり東京ツアーを追加して、円谷プロ協力によるステージングなんてものが実現しないかしらん。

もうひとつはこれ。MONDO GROSSOのアルバムで、満島ひかりちゃんがヴォーカルを取る歌のMVがこれでびっくりですよ。
この春の旅で行ってきたところがバンバン登場するので、もう楽しくて楽しくてしょうがないのでした。

さて、文フリも終わり(新刊は無事刊行できましたが、都合により通販はまだ行いません)、いろいろネタも溜まりつつあるので、そろそろ復活します。
まずは春の澳門&香港旅行記を作成せねば。現在澳門旅行記執筆中です。

上の写真は市ヶ谷と代官山に相次いでオープンし、今度関西進出も果たす香港式茶餐廳・華記。2か月連続でここにも行ってきたし、夏休みには都内に相次いでオープンした港式&台式甜品店にも足を運び、記事を書きたいです。

あと、これは春の香港で楽しく観てきた、香港映画次世代の希望の星ベイビージョン・チョイくん主演のキョンシー映画《救殭清道夫》。この映画がなんと、『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』という邦題で日本公開が決定しましたよ。日本初公開はシネマカリテのカリコレでだそうですが、その後全国順次上映もあるようなので、こっちまで来るように呪って…じゃなかった願っておきます。

そうそう、上映といえば、まだ感想を書いていない(5月の連休に鑑賞済)『イップ・マン 継承』は、我が街では9月上旬上映です。ああ、スルーされなくてよかったよ…。



このマナーCMが今市内の劇場でも流れています。ああ、嬉しい…。
映画の感想も9月くらいまでには全て書きたいと思います。頑張ります。

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『浪漫的逃亡 遊日非流行指南』五月天阿信

昨年から参加している文学フリマにて、ここ数年の台南旅行をまとめたZINEを製作&頒布しているけど、ワタシはもともとネットを始める前から所属していた同人サークルで旅行記や留学記をまとめてもらった経験があるので、それを思い出しながら製作している。
近年は同人界隈以外でもZINE製作が盛んで、しかもオサレでレイアウトが素敵なものが多い。そんなステキZINEをギャラリーや文フリ会場で見てしまうと、字と写真時々イラストでしか勝負できない自分はセンスの無さにしばし打ちのめされるが、ダサいといわれようが作りたいものは作りたいんだ、と決意して作っている。とか言いつつも、仕事の合間に書いたり製作するしかなく、その仕事も近年はかなり忙しくなっているので、毎回間に合わせみたいになってしまうので反省している。
今年はたたき台の旅行記も早く書けたし、地元で台湾映画もまとめて上映してくれるので、旅と映画の二本立てで作るかなと思案中。

さて、前置きはこのへんにして本題。
先日の武道館ライヴでやっと五月天に落ちた(ははは^^;)ワタクシですが、2年前の初武道館前決定の報を聞いた頃に、台北でこの阿信の日本旅行エッセイを買ってきました。先の記事にも書いた通り、当時は仕事とバッティングしたので上京を泣く泣く諦めたのだけど、その代わりにと思って購入。拾い読みはしていたけど、ライヴから台南旅行を経、ZINE作成の参考にと思って再読したので、やっと感想書けます。

2008年に発行され、第8版記念の新装版(だと思う。14年の時点で44刷。1回の刷数が日本ほど多くないのだろうね)で購入。
1999年の五月天デビュー前から大学の研修旅行で、デビュー後はレコーディング(2012年に営業を終了した河口湖の一口坂スタジオを利用していた様子)やライヴで、もちろんプライベートでも度々日本を訪れている阿信が、学生時代の専攻だった建築を中心に、90年代後半から2000年代中盤までの約10年間、東京近郊・京都・大阪・奈良などを回って見たこと・考えたことをまとめたこのエッセイでは、自らの旅を「非流行」と呼んでいる。日本で流行している場所に行ったり、流行りのアイテムを買ったり食べたりだけではなく、自らの興味・関心の赴くままの旅をしよう、というコンセプトらしい。
写真もこの10年間で撮りためたものをふんだんに使っているので、日本の街並みや変化もよく分かる。

東京編は明治神宮から始まり、代々木室内競技場や新都庁、表参道ヒルズなどの日本を代表する建築家たちの代表的な建物を紹介する。「新都庁は実は変形合体ロボ」ってネタまで盛り込みつつ(全世界的に有名なネタだよね)、丹下健三や安藤忠雄の仕事を紹介する。表参道ヒルズは建設前の同潤会アパートの写真と比較していて、ああ、そうだったよなあと思い出させてくれる効果もあり。
ここで好きなのは東京国立博物館。東博は近年TVドラマのロケで外観や内部が使われたりするのでそのへんお馴染みだけど、ページ数も多く、谷口吉郎・吉生と二代にわたる建築家の手によるものと紹介されているのがよかった。
もうなくなってしまったさいたま副都心のジョン・レノン・ミュージアムも彼の聖地。そう言えば行かないままだったな…。

左がカバーを外した本体。右のカバー裏が阿信のピンナップになってる。

後半の関西編はテーマがもっと広がる。
「東京が台北なら京都は台南、そして大阪は高雄」で始まり、大阪のカラフルな商店街の写真も並ぶ。そこに混じって目を引いたのは、阿信自らが描く火の鳥。とくればもうお約束の、宝塚の手塚治虫記念館。子供の頃は漫画家になりたかったけど、その夢は叶わなかった、でも『火の鳥』に出会って心打たれたというような始まりから(すいません不完全で)、茨木春日丘教会(安藤忠雄設計の光の教会)や奈良の写真美術館などを訪問。その間に好きな日本文学の話も挿入される(山本文緒の「プラナリア」と村上春樹)。
京都では和菓子作り体験や金閣寺炎上事件などに思いを馳せながら、修学旅行的なスポットを紹介し、最後にたどり着いた鴨川で、再び学生時代のことを振り返る。

エッセイ部分はわりとフィーリングで読んじゃってるので内容はあまり詳細に紹介できないのだけど(自らの学習のためにいつか翻訳しようかな)、自ら率いるstay real studioが手がけるブックデザインもいい感じ。スクラップブッキングをそのまま見せてもらっているようで、見るだけでも楽しい。旅行記を作る上ではかなり参考になるなあと眺めているのでした。

ワタシも香港や台湾に行き始めてもう長くなっている。行く理由としてはまあいろいろあるけど、決して流行りだから行っているわけじゃない。もちろん食欲もあるし注目のスポットも行くけど、基本的には自分の興味の赴くままに歩いている。もちろん、映画も観たいしね。そんな気持ちを持つと、この本での日本の旅の仕方に共感する。
昔読んだ哈日杏子嬢の日本大好きエッセイでは、「なんでそこまで日本大好きって言えるの?」と大いに戸惑ったのだが、流行りだからというわけでなく、日本が旅行先として最適で、そこで面白いものに出会えたり、大いなる刺激を受けられるからなのかなあとしばらく前から思うようになった。スタンス的には要するに一緒、って考えてもいいのかな。

阿信同様、いままでもこれからも「浪漫的逃亡」で香港や台湾に行くことになるのでしょう。てなわけでここしばらくの台湾旅行記のタイトルにこの本の題名を拝借し、今年作るZINEにもそのまま使うことにしたのでした。とちゃっかりしていてすみません。許してね>五迷の皆様。そんなわけで今年の台湾旅行話エントリはここで一区切り。

実は現在、澳門&香港旅行を控えているのですが、その間にもZINEの構想を練ることになるでしょう(^_^;)。はい、頑張ります。

↓おまけです。武道館ライヴはやっぱり楽しかったねー。

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