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続・路~台湾エクスプレス~(+香港ネタふたつ)

前の記事の最初の方で、「グイ・ルンメイ…もとい波瑠」と書いたのだけど、まずはこの話から。

波瑠は出てきた頃から「なんかルンメイに似てるなー」と思っていたら、朝ドラのヒロインに選ばれて一気に知名度が上がりました。サバサバ感のあるルックスとアルトの声がよくて割と好きなんですが、映画よりもドラマで見る機会が多いですね。出演作で好きなのは朝ドラの『あさが来た』と『未解決の女 警視庁文書捜査官』
清潔さのあるショートカットがトレードマークで、それもあってルンメイに似ているのかと思ったりもしたのですが、今回はロングヘア。その前に主演していたドラマでミディアムにしていたようなので、そのまま伸ばしたのだろうけど、まさかショートにしなかったのは、切るとますますルンメイに似るから…とかいうのは思い込み過ぎでしょうかね、ははは。

さて、前回の記事から間をおいてしまいましたが、全話観終わっての感想は、あの話を3話で書くのはやはり無理があったということと、あそこまで恋愛推しにしなくてもいいのに、ということでした。これは前に書いたのとあまり変わりませんね。
脚本の田渕久美子さんが「確かに短いと思ったが、コロナの流行が拡大する前に撮影終われたので」というようなことをblogで言われていたけど、それはタイミングや結果であって、本当ならもっとじっくりと書いて撮ってほしかったですね。最終回に開通の遅れと無事故を目指した試験走行が描かれたけど、ここに繋がるまでの流れはもう少しあって良かったなあ。
そこを早く済ませちゃったからなのか、春香と人豪の話が妙に目につきやすかったのかもしれない。二人の再会は2話後半でも良かったし、早々とやっちゃったからか、その後の春香と繁之(大東駿介)の別れ方がうまくいってないようにも見えたし(原作ではもっと深刻であったけど、あまり引きずらずに決着つけていた感が)あと、春香はずっと人豪のことを「エリック」と言っていたけど、最後くらいは「人豪(レンハオ)」と呼んでほしかった。阿志と美青(吳玳昀。彼女も李梓誠と同じく新人)の恋は逆にじっくり観たかったんですけどね。

なんか文句ばかり言ってますが、そんな中でも良かったのが葉山さんと中野さんこと呂さんの友情と、一度は手を引いた高鐵開通の危機に戻ってきたレスター王の件。日本の高度経済成長を支えてきた葉山さんの人生は日本の20世紀後半の現代史とも重なるけど、18歳までを過ごした台湾に戻って生涯を閉じたことと、彼との決裂した友情を修復し、医師として彼を看取った呂さんの姿にはいろいろと意味が感じられてグッときた。レスターの存在には劇中でもあった「台湾の誇り」を象徴するようなところもあるし、現場へのカムバックはこれこそ土曜ドラマの醍醐味!という感じだったね。
また、エンディングの疾走する高鐵をはじめ、劇中の高鐵走行の場面はとても良くて、どこで撮ったのだろう?と思ったら、撮影スーパーバイザーには台湾の撮り鉄さんが協力していたそうで(詳細はこの記事)これは素晴らしいです。日本の鉄道ファンにも注目されるかな。

ところで自分が商社への就職活動をしなかったので、全くわからないままだったのだけど、ダイアログが英語ばかりで、前半は中国語が全く出ないのを不思議に思っていた。特に春香はあれだけ台湾に通っていたのに、あまり中国語を話さないなあと。それもそのはずで、多国籍事業ゆえ、ビジネスでは専ら英語でやりとりをしていたからこれでいいと、台鐵の建設に関わられていた方から教えてもらって納得しました。

観終わったばかりの頃は文句ぼっかり言ってましたが、NHKとしては初めての日台合作だし、これまで日中合作のドラマが多く作られてきたことを考えた時、NHKでは政治的に無理かなと思っていた『路』がこうしてドラマ化された意義は大きかったと思います。今後も続いてくれたらと思います。台北経済新聞によると、視聴率もよかったそうですし。
でも恋愛ものよりはもう少し見ごたえのあるものがいいかな。台湾ドラマ=若手俳優主演の恋愛ものor日本マンガ原作という公式が今も有効かどうかはわからないけど、近年は社会派ドラマやサスペンスが配信で紹介されているようですから。

感想は以上ですが、次の2つはいろいろと関連しつつも香港ネタになっているおまけです。ついでにつけておきます。

(おまけその1)ドラマの音楽を担当した清塚さんが手がけたネスカフェ香港のCM貼っておきます。日本のアニメスタジオが製作。



(おまけその2)NHKは日中合作ドラマが多いと書いたけど(『大地の子』など。先の台北経済新聞にあった「NHK同時間帯ドラマ歴代視聴率2位」の1位は多分これじゃないかな?)、11年位前の土曜ドラマ『遥かなる絆』では、『恋の紫煙』『レイジー・ヘイジー・クレイジー』グレゴリー・ウォンが出てたことを思い出した。
現在香港の民主運動についても積極的に発言している彼、どうかご無事で、と思ってしまうよ。

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