『グランド・マスター』日本公開まで、あと2週間。
大変御無沙汰しております。
レスリーメモリアルの残り1本と、ライジング・ドラゴンの感想をなかなか書けぬまま、気がつけば連休も終わり、カンヌ映画祭までも始まってしまいました。今年はカリーナ主演作が「ある視点」部門に出品されたということで、旦那さん(笑)は彼女に随行するそうですよ。
その後帰国して、来日するという喜ばしい知らせもあってなにより。
そう、あと2週間待てば、やっと日本で観られるのですよ、《一代宗師》こと『グランド・マスター(と、あえて「・」付きの邦題で書く)』が!ああ、思い起こせば半年前の去年11月、香港&大陸では年末公開決定との報を聞いて喜びまくり、無理を押してクリスマスの香港行きをブッキングしたというのに、12月に入っても完成の知らせを聞かず、結局プレミアが年を越し、滞在時に観ることができないと分かったときはすっごく悔しかったよ…(詳細はここに)。その後、香港電影仲間の皆様が次々に渡港して鑑賞し、SNS上にアップされた鑑賞報告を観るたびに、ちくそーあーもー早く観たいよ一代宗師!とやさぐれてたものの、2月中旬から劇場で予告が流れ出したのを観ては、待ち遠しくてしょうがなかったもの。
でもねー、この連休明けから始まったプロモーションには、はっきり言ってガッカリしましたよ。ワイドショー放映狙いで芸人を呼んだイベントに、主としてTVCM用に流される、いわゆる「イメージソング」。なんだよ、まったく新味がないどころか、全員がアーティストや芸人のファンではない映画ファンにとってはこういうプロモは全然愛も感じないし、逆にオマエそんなに売りたくないのか?って思っちゃうじゃないかよ!!!その問題のPVも貼るぞ。
良くも悪くもネットで話題にしてもらうことでプロモにしようとかいう考えがあるのかもしれないけど、王家衛作品ってやっぱりプロモが難しいと思うんだ。今回こそネタがカンフーではあるけど、それはあくまでもネタであって、中身は通常進行であるってことは観てなくても重々承知なんだから、あまり変な方向にやらず、かといってカンフー推しでも恋愛押しでもなくて、一般の皆様に観てもらいたいという興味を持たせるのが理想なんだけどな。まあ、それは、我々ファンやbloggerが地道にフォローしていかねばならないってことなんだろうか?とか言いつつ、今頃動くなよって怒られそうですみません、なんですが(笑)。
まあ、一応twitterでは「非公式サポーター」を名乗っているので、非公式は非公式なりにアクションは起こします。そんなわけでまずはリアルにこの映画と王家衛を布教すべく、ある計画を進行中。それはまた後ほど紹介します。
それでも、この夏に東京&大阪で行われる王家衛フェスティバルは喜ばしいですねー。ソフト再発売のタイミングなので遅くなったのはしょうがないけど、『グランド・マスター』を観た若い世代が王家衛という監督と、彼のほかの作品にも興味を示してくれて、足を運んでもらえたらとっても嬉しいもんですよ。
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