冬光乍洩香港聖誕節2012(その3)
12月26日。この日の香港はボクシングデイのためお休みだけど、面白いことがいろいろあって最も楽しかった日。
朝はもうすぐ取り壊しになる裕民坊まで歩き、佳餚坊餐廳という24時間営業の餐廳で通粉(マカロニ)の早餐。ここは朝の点心も注文できるので、翌日も行った。
ここでtwitterから「裕民坊はうまくいけば屋上に上がれるよ」と教えてもらったので、餐廳の隣の入り口から入って上がってみた。建物は7階だてだけど、階段が低いのでそれほど疲れない。途中の階にそれぞれ電灯がついていたので、まだ人が住んでいるのかと思えば、どうもそうじゃなかった様子。
屋上に出てみると、まさに香港映画の世界が広がっていた。
ここは昨年きたきつねさんがblogで紹介されていて、香港に行かれたベテランの影迷の皆さんも足を運んでいるという。建物自体はお店の立ち退きも進んでいて、もう今年中にはなくなってしまいそうである。5年前と4年前の夏に行った牛頭角下邨も、もう更地になっているのだろうな。
かなり興奮して写真を撮りまくり、これで満足して終了してもいいかな?とか思ったが、やっぱり今まで行ったことがない赤柱など、香港島の裏側も今行かなきゃいつ行くんだ?と思ったので、昼前にMTRに乗って中環へ行き、例によって迷いながら、公益広場の赤柱行きバスターミナルへ。
その途中で出会った《一代宗師》バスだ!おお、マネーショット!(違)
赤柱まではバスで30分。天気はかなりよく、浜辺を歩くにはちょうどいい。重いブーツをはいてきたのをやや後悔。ここはレスリー作品のロケが多かったそうだ。そういえばあの星げ…と言おうとしたが我慢我慢。
ここには確かジェニーベーカリーの本店があるはず、とiPhoneで検索して行ってみたところ、完全に閉店してるんじゃないかー、そんなら中環に行く!とガッカリ。
お腹も空いたけど、混み混みのここで食べる気は起こらないなというわけで、レパルスベイに移動した。行くのは実に15年ぶり。
ザ・レパルスベイに行き、2階のレストランで贅沢にアフタヌーンティーでも、と思ったらあいにく夜まで貸切。その下の階にあるアジアンレストラン・スパイスは営業していたので、ここで思い切ってフォーを注文して食べてしまった。結構いいお値段でしたよ。
その後は海岸に下りて散策。風も強かったから、同じアジアの海岸でも墾丁みたいにやさぐれることはできなかったなあ(笑)。
フィルタかけてるけど、こんなにどんよりはしてなかった。ちょっと絵になると思ったので。
なんかテコンドー部らしき人々が演武していた。
ここにくるとやっぱり写真を撮ってしまうのが天后廟。昔行った時より像が増えたような気がするんだけど…。
だんだん暗くなってきたけど、ついでに香港仔にも行く。と行ってもジャンボには行きませんでした。埠頭を散歩した程度。埠頭に停泊していた海鮮料理を振る舞う船に、鎖につながれてにゃーにゃー鳴いている猫がいて、ちょっとかわいそうに思ったな。まあ、放したら大変なことになりそうだかから、仕方がないんだけどね。
日が暮れたころ、薄扶林を通るバスに乗って中環へ戻る。車内モニターで流れた《一代宗師》の予告に興奮しつつ、見る機会が少ない景色を眺めたよ。
中環に来たので、ジェニーの中環店に行ってみたけどすでに閉店。これは明日尖沙咀店に行かなきゃダメかと思いつつ、弟から単そう茶を頼まれていたので、尖沙咀から中環に移転していた茶芸楽園へ。もう閉店に近かったけど、烏龍茶に近い味わいの単そうと、桂花単そうをいただき、両方買う。一つ不満だったのは、以前チムのお店ではOKだった量り売りがダメだったこと。2つ買って割引してもらったけど(前者の単そうが賞味期限切れだったのもあったし。まあお茶は賞味期限が切れても美味しく飲めるからね)、 お茶って値段が高い割には使い切れない場合って多いからね(まあワタシは毎日飲んでいるから使い切るけど)。
ここですっかり疲れてしまったワタシ。晩餐をどうしようか考えたところ、せっかく中環にいるし、ホテルの無料ミニバーにビールがあるので、前回も利用した鏞記の金牌燒鵝飯に皮蛋をつけてテイクアウト。実は皮蛋につける生姜も売っていたのだが、一緒に買うの忘れちゃったよー。MTRで牛頭角まで行き、ホテルに戻って青島ビールとスーパードライを開けて気持ちよく酒盛りした。
(おまけ)地下鉄内にあった《一代宗師》広告、トニー葉問ヴァージョン!
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