疾風迅雷 風林火山 二週連続赤壁祭り
今年の春節は2月5日。というわけで今はまだ、中華圏的には寅年の年末。
旧正月の終わりごろに香港に行くことになったので、その残り香を楽しんできたいなーと思うのであった。車公廟にお参りでも行こうかな。
さて、日本ではすっかり正月気分が抜けたけど、この時期に放映してくれるなんてまるで旧正月気分じゃないのよ、と思わせられたのが、説明不要のウーさん映画『赤壁(レッドクリフ)』前後編一挙放映@日曜洋画劇場。普段はこの手の映画番組は観ないのだが(最近某日テレの映画番組を観てすっごくガッカリしたことがあったし)、Twitterで「赤壁やるよー」というつぶやきが増え始め、それが中華系だけじゃなく一般の方々からも「観たいねー、そんで一緒に騒ぎたいねー」という声が目立ってきたので、久々に観ようかな、と思った次第。
そして、みんなのつぶやきを共有できるように、放映日ごとのハッシュタグを「#rc_0116」と「#rc_0123」の二種類作り、タイムラインで告知して使ってもらうことにした。ホントは #redcliff にするつもりだったのだが、海外ですでに使われていたので諦めた次第。
1月16日の前編はすでにTV放映されたこともあり、なおかつ当日は仙台に遠出していたので、あまり参加できないだろうなと思って、帰りの新幹線の中でタグをのぞいていたのだけど、それでもえらい盛り上がり。中華もの好き、歴史好き、各キャラ&俳優のファン、ちょっと腐な方など、いろんな人が入り混じって大騒ぎしていた。前半の見せ場である趙雲の単騎千里行では「趙雲△(さんかっけー)!」、周喩大都督登場場面は「きゃー、とにおさーん(twitter上でのトニーの愛称)」そして彼と小喬のベッドシーンでは「この場面、絶対いらないよねー」ってな感じで。特に最後は同意見多数だったのが嬉しかった(大笑)。あと、タグ上では小喬(チーリン)より尚香(ヴィッキー)を支持する人が多かったのが嬉しかった。
1月23日の後編は地上波初放映、琴のセッション場面がまるごと切られたり、都督殿の風林火山の舞いの冒頭部がCMでカットされたりとやや不満はあったけど、この日は冒頭から観られたので楽しかった。この日のハイライトは孔明&魯粛の矢集めに決戦前の湯圓の場面、その他いろいろ(省略にてすまん。個人的には尚香のセクスィー場面も入れたいのだが)。
湯圓は台湾旅行でも食べてきたけど、ちょうど旧暦の冬至も近かったということで、実際に作ってみました。白玉粉(ここではミツカンのもち粉を使用)を水で練って丸め、生姜湯に入れるだけ。ほら簡単。
そして怒涛の「バイオレンスの詩人ジョン・ウーのの本領発揮場面」に突入したのだが、改めて観るとやっぱり壮絶で悲惨だよなーと思った次第。翌日、やはり放送を観ていた主任が「メインキャラ以外全員死んでるんだもんなー」と言ってたけど、まさに悲惨だよなあと。
全編を通して多かったつぶやきは、やっぱりたびたび出てくる孔明と都督殿のお互いに見つめあうアップの場面でしょうか。この場面になるたびに「顔ちけーよ!」とみんながつぶやく(笑)。「もうチューしちゃえよ」ってのもあったねえ、ははは。
この映画がお好きな方は、だいたい同じ場面にツッコミを入れるということがわかって、嬉しゅうございました。
普段なかなかTVでは中華電影は放映されない(それもトニー出演作だともっと機会が減る)けど、好きな映画を知っている人たちや知らない人たちと一緒に観るのはとっても楽しかった。
劇場で映画を観る時には、なかなかこんなふうには騒げない。だけど、TV放映でネットと連動させれば、こんなふうに観ることができる。こういうことはこれまでもきっと掲示板系でもやったのだろうけど、鳥がさえずるように限られた字数であれこれ騒いで観られる楽しさは、Twitterの方に軍配を上げてもいいのかもね。
あー、でもいくら楽しいからといって、最近こっちで長文が書けなくなってきているので、Twitterにかまけてばっかにならないように気をつけまーす。
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