寶島撒潑茶樓―ワタシは日本を捨てた、もう戻る気はありません(笑)・高雄編
考えれば、実に6年ぶりの台湾行き。
というのも、以前行った時とほぼ同じ理由で渡台することになった。つまり、弟がまた台湾で働き始めているのである。こことかここで書いたので、繰り返さない。
12月28日朝、実家から羽田に向かう。
今回は行きが羽田→松山、帰りが桃園→成田の変則フライト。ちなみに羽田発より成田発の方が安い。フライトはこれまた6年ぶりの長榮航空。
羽田の国際線は、2年前の夏香港を始め、意外にも利用回数が多かった(羽田発台北経由でロンドンに行ったこともある)のだけど、新しいターミナルになってからはもちろん初利用。11月のフィルメックスツアーで見学していたので、行く分には楽だった。
朝10時45分発の便だったので、チェックイン後は早めに出国。思ったより広くないのでバテることはない。搭乗案内が来たので乗り込んだところ、お隣は小学生の男の子。どうやら一人での旅行だったらしい。旅馴れた感じである。
しかし、いつまで経っても離陸準備に入らない。機内アナウンスによると、機体にトラブルがあり、復旧次第離陸準備に入るとのこと。1時間経っても飛び立つ雰囲気はない。隣の男の子は手荷物を持って別の便に乗り換えていった。
結局、メンテに時間がかかるとのことで、乗客は手荷物を持って全員降ろされた。クーポン券を渡されて昼食をとる。一部の人は苛立っていただろうけど、学生時代にLAで同じ状態にあったことがあるので、これは楽しむしかないなーと思って、免税店周りや弟のネットブックでwifi接続できるかどうかトライしていた。
結局、2時半に飛び立てることになってほっとする。
LAでは1日たっても直らなかったので、空港周辺のホテルにただで泊まった事態に陥っていたのだが、そんなことにならずによかった。でも、台北乗り換えで移動する人もいたらしく、そういう人は大変だったんだろうなあ。
機内ではTIFFで上映された『台北カフェストーリー』を観た。感想は別記事にて。
台北・松山空港に着いたのは、現地時間午後6時過ぎ。
このまま台北に留まれたらよかったのだが、本当は昼に到着したらすぐに高雄に行き、夕陽に染まる愛河のほとりを歩いて六合夜市を食べ歩きするつもりで、1日目は高雄に宿を予約していた。だから、すぐに高雄に向かわねばならない。
初めてだったので松山近辺をじっくり歩きたかったけど、それは次回まわしとして、MRTに飛び乗って、ラッシュアワーにもまれながら台北車站へ。さらに若者がたむろする地下街を抜けて、これまた初体験のHSRこと高鐡に乗り込んだ。
平日の夕方ということで、自由席は簡単に取れた。席もあいている。
しかし、乗り込む前に何も買わなかったので腹は減りまくり、茶葉の入った水筒も空にしたので喉も渇きまくり、そして3G電波は安定せずにハラハラしまくり。幸いだったのが、停車駅数が少ない列車に乗ったため、なんと1時間半で高雄に近い左營車站で降り、これまた初体験となる高雄MRTに乗って、市街地を目指す。
そういえばここで書くけど、6年前に台北に行ったときは、MRTは香港と同じ磁気カード式だったのに、台北も高雄もチケットはトークン式になっていた…。これってコストとかそういう関係だからかしらん。この形式はドイツと一緒とか、後で弟に聞いたんだけど。
閑話休題。9時過ぎに高雄市街につき、1日目の宿・大益商旅(T Hotel)に到着。デザインが凝ったブティックホテルで、iPodスピーカーなんかあって面白かった。いろんな部屋があるようで興味深い。シャワーブースとバスが別置されているのは、台北のホテルの最近の傾向かな?
すぐ近くに南華夜市があったので、ここで担仔麺を食べ、薯球と洛神花茶と緑豆豆花をテイクアウトして、緯來日本台で龍馬を観ながら(笑)、久々の屋台小吃を楽しんだ。
12月29日、ホテルでバイキングの朝食を取った後、ちょっと散歩へ。
中華路まで出て、セブンイレブンでWifi接続を試みたが、これまたうまくいかず(これは後ほど解決)。いったんホテルに戻って荷物を持ち、前日歩けなかった愛河のほとりに向かって2時間ほど歩く。
まず行ったのは、玫瑰聖母堂。ワタシはクリスチャンじゃないけど、学生時代に暮らした淡水には教会があったし、西洋式建築には興味があるので、ふらふらと見に行った。
その後は愛河のほとりを歩く。ああ、昨日早く高雄についていたら、ここのライトアップが見られたんだけどね。
さらに、そのほとりに高雄電影図書館を発見。
しかし、残念なことに閉館時間だったので、中を見ることができず。うーむ、残念。
悔しいので柱にある明星たちの写真を撮ったが、これまたうまく撮れず。
よく考えれば、この旅ではある意味で映画に縁がなかったのよねえ。
うまく撮れなかったと言いつつも、一応載せる。
2番目は60~70年代台湾明星、3番目は70年代香港明星。
チェックアウト時間が迫っていたので、台湾銀行で両替をしてホテルに戻る。
そして荷物をピックアップし、成り行き上この旅の主目的となってしまった墾丁に向かうべく、高雄車站を目指したのであった。
そんなわけで、高雄編は以上。次回はもちろん墾丁編アルよ。
蛇足:実は高雄を訪ねるのは、学生時代以来なので実に約20年ぶり(!!)
その時も経由地的にバタバタと訪れたので、どうもこの街ではゆっくりできないのがワタシの運命らしい(笑)。
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