春光乍洩香港親孝行(最終日&まとめ)
3月30日。旅の疲れがついに出たのか、起床は7時45分。父もこの時間までぐっすりだった。
帰国日であるが、チェックアウトは12時だし、それまでチムを散歩したり、お土産を買い足そうと思っていたから、なんだかもったいないことをしてしまった感じ。
3日目の夜に歩いたっきりだった星光大道に父を連れて行く前に、尖東で朝飯を食べようと思ったのだが、入る道を間違えてお目当ての店にたどり着けず。うろうろしていたら新装開業したハイアットの裏手にあった香港仔魚蛋粉のお店で早餐がやっていたので、ここで車仔麺を食べる。父曰く、2日目の方がおいしかったとのこと。
その後、ハイアットでトイレを借りて(ツアーパッケージでもそんなに高くないようなので、いつか泊まってみたいねえ)、訊號山公園の脇を通り抜けて新世界中心から星光大道へ。今まで3回泊まってお世話になった新世界萬麗酒店は、この春で結業。地図を見る限り、今後はオフィスビルとショッピングモール、そしてホテルの部屋を生かした高級アパートメントとして営業していくみたい。大陸のお金持ちなビジネスマンの利用が増えるのかなあ。
ヴィクトリア湾やトニー大使(父が並んで写真を撮った。大使の看板を見て、「この人、オレとそんなに身長変わらないんだなあ…」と言っていたんだが、はたしてどーだか)の写真を撮ったり、手形の解説をしながら芸術館から尖東までのんびり歩く。父がDFSに行きたいと言ったので、久々にチャイナケムのピークギャレリアに寄る。ここで父はチョコ好きの母へのお土産にペニンシュラのショコラを買ったのだが、ペニンシュラ以外でも売っていたのは知らなかったなあ。
ホテルに帰る前に、パークホテルの下の皇后餅店で、クッキーやヌガーを買い込む。(後日談。恒例の中国茶会にクッキーを持っていったら好評で嬉しかった)
12時ちょうどにチェックアウト。九龍駅行きのシャトルバスが停まるパークホテル前まで行くと、当然道は混みこみ。「ホントに来るの?停まれるの?」と父は例の如く心配したが、「こういう場合は路地の真ん中に停まるんだよ」と解説。事実、バスはそうやって停まった。
九龍駅でインタウンチェックイン。2時40分までに登場ゲートまで来るようにと言われたので、それまでエレメンツで昼食の買い出し。高級スーパーのthreesixtyでパンを買ったけど、よく考えたら皇后飯店でパイナップルパンを買った方がよかったかも。最近香港でパイナップルパンにありつけていなかったので。
空港に着き、父にパシフィックコーヒーでコーヒーを買ってもらい、隅っこのテーブルでこっそりパンを食べる。空港のフードコートの高さは前々から気になっていたから、今度からパシフィックコーヒーを活用しなきゃな。もちろんここはお茶もジュースもあるんだから。
過去2回、手荷物検査で引っかかったため、今回は水筒と携帯電話、そしてiPodを別にして受けたら1回でパス。二度あることは三度ある、というのは避けたかったもん。
飛行機は定時にテイクオフ。帰りの便は、日本語字幕がつきで嬉しい《竊聴風雲》を観た。
着陸体制に入る直前、お隣の人越しに窓をのぞくと、銀色に輝く満月が雲の上に浮いていた。この日の月は月に二度ある満月、つまりブルームーン。今年の1月に続いて二度目という、なんともレアな月。とても美しかった。
午後8時20分頃、成田へと着陸。その後、親子は家路を目指したのであった。
わが家族のうち、これまで香港へ行ったことがなかったのは父だけだった。母は25年以上前に会社の旅行でここを訪れており、弟も大陸留学の合間に、ビザ申請の目的で香港から大陸南部に入っている(この時の彼は私の旅行に便乗していた。無間道が大ヒットしていた時のことである)
ワタシは思い立ったら一人でも行ってしまえるけど、父はなかなか旅行に行かない。だから以前より母から、「いつかお父さんを香港に連れて行ってやりなさい」と言われていた。それを言われた頃、ワタシは、「自分のオタクっぷりに呆れられそうだし、お金に余裕がないもんなあ…」と、それに前向きではなかったんだけど、父が退職し、ワタシも多少余裕が出てきたので、今までさんざん迷惑をかけてきたお詫びもかねて、父を旅行に誘ったのだった。
そのわりには、いつも通りの旅になったような感じだけど、これでもかなり考えてプランを練ったし、涙をのんで諦めたプランも数多い。そして慌しさに追われ、買い逃したものも多数あったし…(一番惜しかったのは「雲南白葯」が買えなかったこと。足が痛かったのでタイガーバームプラスターと白花油を買うのが精いっぱいだった)。
父は「オマエと一緒に旅行ができて楽しかった」と言ってくれた。でも、実際はどうだったかなー?引っ張り回しちゃったな―って気持ちが強いもんで。でも、こういう機会は最初で最後になりそうな感もあるので、楽しかったと言ってもらえた分、嬉しい。
さて、次に香港に行けるのはいつかなあ。また夏になるのか、あるいは来年の冬か春か。しかし、次回の中華圏旅行は6年ぶりの台湾になる可能性も出てきたぞ。はたしてどうなる!
というわけで香港旅行記は以上。次回は香港で観た映画の感想か、香港で買ったものご紹介の予定。
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