春光乍洩香港親孝行(3日目)
3月28日。この日の早餐はホテル向かいの茶餐廳で三文治。お茶はもちろんミルクティー。父はコーヒーを所望。香港のコーヒーはミルク投入がデフォルトなのだが、父は平気そうだった。そういえば彼はブラック派じゃなかったっけ。
新聞を買ってまず驚かされたのが、1面にデカデカと載っていた、ロナチェンと阿Saの「ボクたち実は6年前に内緒で結婚してたんだけど、このたび離婚しちゃいました。ゴメンなさい」記者会見。なんか最近、香港へ行くたびにとんでもない芸能ニュースばかり起こるような気がする。去年は覚せい剤所持だったし、夏はのり○ー騒動だったし。
この日はとってもいい天気。ワタシは基本的に晴れ女なので、ここに来れば必ず1日は晴天に恵まれるのである。はっはっはっはっは。
絶好の遠出日よりなので、天水圍の屏山に行くことにした。…しかしその前に、《月満軒尼詩》の優先場が行われることを知ったので、時間的に行きやすいGH旺角でチケットを取ってから行くことにした。
しかーし、ここからが大変。旺角は東鐵線、天水圍は西鐵線。紅[石勘]でそのまま乗り換えればよかったのに、何をトチ狂ったのか九龍塘→太子→メイフーというややこしい乗り換えで行ってしまう。おまけにメイフーで一回外に出てしまい、せっかく買った父の天水圍までの切符が無駄に。融通が利かない娘でホントにすいません。
なんのかの言って天水圍に到着。屏山文物径は、『生きていく日々』でお馴染みのあの天水圍の団地街とはちょうど反対側にあたる地域。
ここは、新界を仕切っていた五大一族のひとつ、鄧一族の所有する建物をまるごと保存して、17年前に香港で最初に歴史的建造物の指定を受けた地域。これまではあまり日本のガイドに載らなかったために知名度が低かったのだけど、ここ数年ぼちぼちと紹介されるようになったのと、昨年の夏に開通したKCR西鐵で行けるようになったので、父のスケッチにいいんじゃないかなと思って訪れてみた。もともと名所古跡が好きなのもあるし、街中でスケッチブックを開くのも邪魔くさいもんね。(父が使っていたのはA5サイズ)
行ったのが日曜だったこともあり、バスで乗りつけた団体客の皆さんで賑わっている。うーむ、大陸のお客さん?と思ったら、聞こえてくるのは広東語。
もしかして広州の郷鎮の商店街の見学ツアー?(どーだか)
この地区で唯一の村にして、フツーに住居として使われていたという上璋園。
この塀の中に住居がある。
at楊候古廟。関公と天后と財神その他の皆さん。
上の写真の引いた図。
もとは警察だったという建物。屏山鄧族文物館。
フォトジェニックな風景、清暑軒へと抜ける廊下。
洪聖宮近くの売店の屋根の上にいた猫。これがこの旅唯一の猫写真ですみません。
入り口だけしか残っていない、述卿書室前廳。
ちなみに下の後ろ頭が、我が父上。
路地の奥に廟がある雰囲気。なかなかいい感じだ。
途中、文物館で父はスケッチしたけど、10分でギブアップ。もっとゆっくり描いてもよかったのになあ。
映画の時間も近づいてきたので、2時ころ天水圍を出発。乗り換えが煩わしいので、西鐡でホンハムまで行き、東鐡に乗り換えて旺角へ。新世紀広場にある大家楽で、麺を食べる。写真はワタシが食べた鴨米粉。
その後、GH旺角で《月満軒尼詩》を観る。父もワタシも大いに楽しんだ。
夕方、ホテルに戻ってひと休み。ちょうど日曜だったこともあって、お馴染みりえさんのジャパナビを初めて観て、その後は某大河ドラマを観る(笑。まさか香港に来てまで観ることになるとは、どんだけハマってんだよ自分…なんちて)。
観終わったら、ちょうど8時前。もしかしてこの時間にチムに行けば、シンフォニー・オブ・ライツを観られるのではないか?そう思って外に出る。
ホテルからプロムナードまでは、歩いて10分くらい。8時5分前くらいに出たため、たどり着いた時にはもう終わりに近かったのだが、ここは香港で最も観光名所っぽいところにして、ワタシもお気に入りのイベント(といっても一人じゃめったに来られないんだが)。でも、父は、この光のショーを大いに楽しんでくれたみたい。おー、すごいねー、と喜んでいたのが嬉しかった。
夕飯はチムの餐廳で、ガチョウ飯と白切鶏飯。久々に白い御飯だけど、長粒米なので父が不満そう。でもね、香港に来たら、やっぱりお米はこうでなきゃと思うのよ(笑)。
これが白切鶏飯。父がオーダー。
ガチョウ飯はワタシがオーダー。
締めはホテル近くの許留山で、マンゴープリンとココナツアイス(海底[オ労][ロ野]。去年の夏にも食べてるコレ)をテイクアウトし、半分こして食べた。
2日間とも夜更かししてしまったので、この日は2人とも12時前に就寝。
次の日はG.O.D.の文物館に行こうと決意していたのだけど…思わぬ展開になってしまったのであった。
待て次回!(なんて大げさな)
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