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牡丹江と聞いて思い出すのは南拳だが

 そういえば『ドリアンドリアン』にも登場したか。
ワタシは冬の東北に行ったことがないので、凍る河というのを観たことがない。

 普段あまりテレビを観ないワタシだが、NHKの土曜ドラマはよく観ている。
 今期は国際的なテーマを含んだ作品が続いている感があるけど、昨日まで放映されていた『遥かなる絆』は、その牡丹江からとある日本人の人生が始まり、彼と娘がそこにたどりつくところで幕が引かれる。
 これは、あの『大地の子』以来14年ぶりにNHKが取り上げた、中国残留孤児をテーマにしたドラマ。放映当時、『大地の子』に夢中になったワタシは、これもちゃんと観た。
 

 お約束ですが、出してみる。

 かのドラマは原作が小説だったけど、これは日中国交回復前に自力で帰国したお父様を持つ城戸久枝さん(調べたら張震、ヴィッキー、すーちー、ジジと同い年!若い!)が、お父様の足跡と自らの中国留学を重ねて書かれたノンフィクションが原作となっているとか。
 …すみません、未読でした。

 こちらはお父様の幹さんが書かれた本。

 著者の久枝さん(演じるは中華圏に縁が深い鈴木杏ちゃん)は中国留学をきっかけに、残留孤児として青年期までを「孫玉福」という名で中国で過ごした父(グレゴリー・ウォン、加藤健一ほか)の足跡を追い、父を育ててくれた「中国のおばあちゃん」の一族と父の親友に出会う。ハルピンに暮らす人々から家族同然に歓待される一方で、大学では日本人ゆえに歴史認識等で同級の中国人学生から責められる。そんな両面を見ながら、彼女は父の育った国でこれまで知らなかった父の姿を改めて知り、自身も成長していく。
 このドラマの特色は、残留孤児の軌跡だけを追うのではなく、その子供たちの世代からも見つめていること。ともすれば感傷的になりがちなテーマを、こういう二つの面で追ってきたから、バランスよい出来になっていたと思う。
 『大地の子』の時とは違い、原作がノンフィクションだったし、おそらく登場人物もほとんどが実名で登場していたのだろうから、製作にはかなり気を遣っていたんじゃないだろうか。でも、“華流アイドル”とか言われながら演技は全く観たことがなかった胡兵の役どころは…なんかフィクションくさい気がするのは気のせい?
 ええ、ちゃんと原作読みます、読んだら後ほど感想書きます。

 杏ちゃんはいつもながらの熱演。中国語の発音も、最初はあやふや?に感じたけど、最終回では情感がこめられた長台詞も難なくこなしていて、実はホントに2年間留学してたでしょ?と思っちゃったくらい(微笑)。
 お父さんの幹さん/玉福は、合計4人の俳優(日中俳優各2人)が演じるというすごさ。青年期の玉福を演じたグレゴリーって、名前からして香港人だよなと思ったらその通りだった。それじゃTVB所属かなんかで、もしかして《學警狙撃》でlaughing哥と一緒に出ていたりしない?と思ったらそんなことはなく(ただ書きたかっただけ)、台湾ドラマで活躍していたそうだ。東京国際で上映された『一年の初め』に出ていたそうで、なんと映画化されていた『上海ベイビー』で天天役だったとは。(このサイトに詳細があったけど、ココを演じたのが金像奨助演女優賞を受賞している白霊小姐。しかしマドンナが松田聖子って、なんか違ーう!)

↑このジャケット、なんかウソつきー(苦笑)。

 毎日Jpのコラムでグレゴリーのインタビューがあったけど、それによると彼、どーやらトニーファンらしいよ。いつか共演できるといいね♪
 ワタシは彼の演技は初見なんだけど、なかなか初々しくてよかったざんす。日本に来たら学生服も着ちゃうし。そんな彼と恋に落ちて結婚するのがちりとてのエーコちゃんこと佐藤めぐみちゃんで、残念ながら1話しか出てこなかったんだけど、かわいいカップルでしたよ。

 あと、いろいろ思うことがあったんだけど、後ほど追記ということで。

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コメント

「遥かなる絆」実は録画したままでまだ見てないです・・・。
早く見たいけど。

>中国語の発音も、最初はあやふや?に感じたけど、
>最終回では情感がこめられた長台詞も難なくこなしていて

杏ちゃんのインタビューでは
撮影は順ぜんぜん番じゃないので、とりあえず、最終回むけに
かなり日本で中国語の練習をしていって
留学したての場面を撮る時はヘタな感じに調節してた、てな
ことを言ってました。
最初のほうは「誰が聞いてもヘタ」て感じの中国語をわざとしゃべってるんじゃないかと思います。

そして
まったくかんけーありませんが
いま「牡丹」といえば(?)玉三郎さまの「牡丹亭」!!!
「梅蘭芳」上映の頃に予告も見ましたがきのう映画館のロビーでもインタビューを流していました。
地元でもまもなく上映予定となってます。楽しみだ!

投稿: grace | 2009.05.28 23:42

↑撮影は順ぜんぜん番じゃないので ×

ぜんぜん 順番 じゃないので 

 でした。失礼~!!!

投稿: grace | 2009.05.28 23:44

ぐれ様、どもども。

 そうか、撮影は必ずしも順撮りとは限らないということを思い出しました。
そしたら杏ちゃん、ホントに恐ろしい子…!(苦笑)

 しかし『牡丹亭』はともかく、『梅蘭芳』までが当方では未上映です。やっぱり2000円特別上映ってーのがネックになってるとしか思えないよ、ぷー。

投稿: もとはし | 2009.05.31 22:20

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