ありがたーう!キネ旬の皆さん!
年が明け、各国ではいよいよ映画賞のシーズンとなってくるわけだけど、日本で一番権威のある賞は、日本アカデミー賞…じゃなくて、キネマ旬報ベストテン。それが今日、発表された(from読売新聞)。
去年は良質な(当然ながら金を儲けた、というわけではない)日本映画が多かったので、どうしても日本映画中心になってしまうのだけど、このベストテンでは外国映画も発表される。そこで発表されたベストテンが、次の通り。
【外国映画】
〈1〉ノーカントリー
〈2〉ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
〈3〉ダークナイト
〈4〉イントゥ・ザ・ワイルド、ラスト、コーション
〈6〉イースタン・プロミス
〈7〉その土曜日、7時58分
〈8〉エグザイル/絆
〈9〉つぐない
〈10〉チェチェンへ アレクサンドラの旅
おお、『色、戒』が結構上位にある。実はもっと下かと思っていた。今年の外国映画はすごい作品も多かったからね(といっても、このベストテンの中では4作品しか観てないんだけどね)。
しかし、注目すべきことは、なんといっても『放・逐』の8位でしょう!
これまでキネ旬ベストテンに入った香港映画といえば、王家衛作品と無間道くらいだと思っていたので(ちなみに『悲情城市』は90年度のベストワン)、やっと親分が認識されたか、てーか今頃かよ、遅いよ!でも嬉しいよ!
これがきっかけで、東京で来月公開される『天使の眼、野獣の街』などの銀河映像作品や《文雀》の日本公開、そして香港映画への再注目へとつながってくれれば嬉しいんだけどね。
あとは“最低映画のベストテン”としてここ数年話題を呼んでいる、文春きいちご賞に『赤壁』がランクインしないことを祈る(笑)。
part1って最初から言えよー!とか言われそうなんだもん。
かつて『2046』や『無極』もランクインしたことあるしね(うんうん、入れたい理由はよくわかる)。
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コメント
八戸の沖野です。今年も頑張って広東語映画普及のために地道に努力していきましょう。
さて、16~18日と東京出張だったので「エグザイル/絆」を遅ればせながら新宿で見てきました。いやぁ~銃撃戦が美しかった! ガン・アクションに関してはジョン・ウー監督を遥かに凌いでますね。満足満足。
出演者の中では個人的にロイ・チョンが好きです。
投稿: 沖野 雅之 | 2009.01.19 16:48
沖野様、同じ志を持つ東北の香港電影迷として、今後ともお互い頑張りましょう。
盛岡では今月末から『胡蝶飛』が上映されます。3月か4月くらいに『放・逐』が上映されれば嬉しいけど、来月仙台の上映に行っちゃおうかしら。今度映画館に行った時には、アンケートで上映希望を出さなくちゃ。祈・仙台でのヒット。
この映画の銃撃戦はこれまでのトーさん作品の中では一番美しいのではないのでしょうか?もう1回観て、また堪能したいです。
ロイのキャラってホモソーシャル(ホモセクシュアルじゃなくて)ばりばりですよね。誰もがよくてワタシは選べないー(苦笑)。
投稿: もとはし | 2009.01.19 20:18