傑克船長 祝[イ尓]好運!
中華電影以外の映画はあまりDVDを揃えないワタシだが、それでも何本かは例外がある。
その例外に当たるのが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作。
非常にいまさら感漂うのだが、今年の誕生日でやっと三部作のDVDがコンプリートできたので、やっと観られたのである。そんなわけで感想。
実はかなり早い時期にDVDで1を観ていて、あー面白いじゃないの♪って思っていたんだが、多忙につき(というより中華電影の追っかけで精いっぱい)2と3を劇場で観ることができなかった。3にユンファが出ると聞いたとき、なんで2を観ておかなかったのよーとちょい後悔したこともあり、DVDでまとめてみることを決意したのである。はっはっはっはっは(なぜ笑う)。
でも、2から観てホントによかった。だって話がつながっているんだもの。いきなり3から観るのは確かに無謀だ。あ、前2作のアバウトな感想はこちらとこちらを参照あれ。
前作のラストで怪物クラーケンに飲み込まれ、宿敵デイヴィ・ジョーンズ(以下恐怖タコ船長)の支配する“海の墓場”に連れていかれてしまったカリブのイカれた海賊、ジャック・スパロウ。タコ船長と結託した東インド会社が海を恐怖で支配し、人々は海賊の時代が終わることを予感していた。
それは当の海賊たちにも危機感を抱かせ、世界の海賊長たちに招集がかかった。しかし、カリブの海賊長たるジャックは海にいない。そこで前作でジャックを策略に巻き込んだエリザベス・スワンと、彼女にわだかまりを持っていたウィル・ターナーが、彼が閉じ込められているという海域の海図を持っている、東シナ海の海賊長に会いに行くことになる。
ユンファ演じるこの東シナ海の海賊・嘯風(サオ・フェン)のモデルは、香港でもおなじみの中国人海賊・張保仔だというけど、ちょっと調べるとそうじゃないという説もあるようで、ちょいと迷う。でも、彼とおなじ9人の海賊長の一人であるミストレス(マダム)・チンにもモデルがいるようで(鄭一の妻、石陽らしい。FromWikipedia)、そのへんあてにしてもいいのかな。
さすが海賊だけあって、いかついキャラクター造型しているなぁ。しかもアジトはシンガポールのサウナって(笑)。もちろんエンターテインメントだから、多少の誇張は承知だけど、初登場の場面はなかなか楽しかった。ジャックとの絡みはちょこっとだけだったけど、もうずっと見ていたかったねぇ。あと、二人のツーショットを見て、ジョニデとならんでもユンファってやっぱりでかいんだ、と改めて思った次第。
しかし、ジャックもそうなんだけど、なんで海賊ってーのはすぐホイホイと裏切るんだか(苦笑)。この嘯風もあっさりと人をだまして、エリザベスをさらっちゃうんだよね。ま、その「誰が敵で誰が味方か」のわからなさもまた、このシリーズの魅力だもんね。
エリザベスをさらった後の掛け合いもまた面白い。広東語でなんか詩を詠んでるし(nancixさんの記事によると、この詩は李白らしい)、単なるエロハゲおやぢ(こらこら!)じゃない伊達男っぷりも感じる。こーゆーとこ、やっぱりユンファだよなぁって思う。
その後、よんどころない事情で嘯風は退場せざるを得ず、エリザベスが彼の遺志を継いで海賊長になってしまうのだが、彼女はちゃんと中華テイストの海賊コスチュームを着て海賊の評議会に登場。その配慮、よしとしよう。なんちって。
特典映像のNGシーンも、ユンファはなかなかおちゃめ。エリザベスに“海賊長の印”を渡そうとしてうっかり自分のひげをもぎ取り、「オレの自慢のひげがー!」とか言ってるし。
ユンファ単独のインタビューも収められていて(北京語でしゃべってたけど)、楽しんで撮影に参加してたんだろうなぁってことがうかがえる。ウィルことオーリーがかなり興奮してユンファを激賞していたけど、次も共演のチャンスがあってよかったね。あ、でもまだ撮影には入ってないんだっけ。トーさんのあの作品は。
これまでハリウッドでは“海賊映画は当たらない”というジンクスがあり、それもこのシリーズのヒットでみごと吹き飛ばされたとのことだが、そういえばあまり海賊映画って観たことがないなぁ。小説やマンガではスウェーデンのルーネル・ヨンソンによる『小さなバイキング』とか(これね、これ)、ゴムゴムのルフィくん(あえて検索除け)とかあるけど、日本映画でも海賊ものは少ないような気がする。でも、香港映画ではちゃんと張保仔を主役にした映画もあるんだけど、これは今の今になって初めて知った。ホントもの知らずですんましぇん。今度チェックします。
さらに香港には張保仔にまつわる史跡もあるというので、これも今度香港に行ったら足を運んでみようかな、と思った次第。
とにかく、やっと観られてよかったよ、パイレーツ・オブ・イーストチャイナ(違う)。
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