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指定型★バトン『中華電影』

In the groove for lifeのもとはしさん(つまり自分です、すみません)から、この年の瀬に『中華電影』指定型バトンを受け取りました。
中華電影を振り返るにはいい時期だし、ちょっとあれこれ考えながら書いてみましたよ。

ではまずルール紹介。

☆☆[指定型★バトン]のルール☆☆

◆廻してくれた人から貰った『指定』を『』の中に入れて答える事。

◆また、廻す時、その人に指定する事。

では、いってみませう。

◆最近思う『中華電影』

10年前だったら、中華電影といえば間違いなく香港映画のことを指していたんじゃないかな。台湾や大陸出身の明星も、香港映画に出て世界中に自分の出演する映画が上映されることが夢で、そのために必死で広東語を学んでいたりしたんじゃないかな。だけど、中国返還をはさんだこの10年で、中華電影の流れって思わぬ方向に展開してきたなぁ、って思うことがある。ほんの10年前まで中国政府に作品の映画祭出品を禁止されていたイーモウやカイコーが、今や中国娯楽映画の巨匠になっちゃったし、非香港人は吹替か言語習得するなど方法がなかった広東語オンリーの香港映画だって、ヴィッキーが北京語で問い、星仔が広東語で答えたり、きむらさんが延々と日本語でモノローグっちゃったりする多言語映画になってしまったもんな。
なんとなく、現在の中華電影だと、やはり巨額の製作費を投じられる中国映画がメインストリームになってしまったところがちょっと悲しいんだけど、香港映画だって決して死んでいるわけじゃないんだから、そのメインストリームに喧嘩売るくらいの心意気(そんなのはジョニー親分くらいかしらん?)を期待したいもんだわ。

◆この『中華電影』には感動…

とりあえず、製作国(地域)ごとに。

中国『覇王別姫』…観たのはかなり後になってからなんだけど、中国映画初のパルムドール受賞作であり、レスリーの渾身の演技が印象的であり、エンターテインメントと近代史を巧みに融合させた、中国映画史に名を残す傑作であり…。といろいろ理由を挙げていくときりがないけど、それまで観ていたのが土臭く、美しくなく、重々しい中国映画ばかりだったので、こういう作品が生まれたことに感動したのだ。…まーさー、その後のカイコーの迷走っぷりには思いっきり頭を抱えさせられたけどさ。

香港『無間道』三部作…4年前のクリスマスシーズンにこの映画を、土曜の夜で満員だったチムの某電影院の一番前の右端で、首を思いっきり反らしながら第1作を観たときには、こんなとんでもない三部作が出来上がるとは夢にも思っていなかったわけなのね。確かに日本じゃ一般の映画ファンに高く評価されてもそれ以外には受けなかったので大ヒットにはならなかったんだけど、この映画が『ディパーテッド』につながる重要な作品というのは多くの方々に認識してほしいし、決して邪険に扱ってほしくなかったりする。(特にリメイク作が公開されるとき、日本ではオリジナルが邪険に扱われるもんなー。『星に願いを。』の元ネタの『星願』も、『タイヨウのうた』の元ネタの『つきせぬ想い』も…)

台湾 ホウちゃん(候孝賢監督)の映画たち…すいません、個別の作品が挙げられなくて。向こうで暮らした経験があっても、台湾映画に関してはとにかく不勉強なんですよ。
『悲情城市』じゃなくてあえてホウちゃん映画というようにまとめたのは、彼の存在自体に感動ってことなんですわ(苦笑)。早いところ『百年恋歌』を観たいんだけど、その前に『恋恋風塵』と『海上花』を見直して、まだ観ていない『ミレニアム・マンボ』を観たいもんだわ。

◆直感的『中華電影』

一言で表わせば“勢い”かな。もとから勢いのある映画を得意とするのは香港、中華圏及びアジアの人材を次々に投入して大作を作り上げる中国、作品こそ小品が多いけど、若手アイドルやシンガーを次々と輩出し、映画界にも送り込んでくる台湾。そんなふうにそれぞれ勢いがある感じ。もちろん、これらを全部ひっくるめて“華流”と言いたい気もわかるけど、それぞれの地域には個性があるのだから、それを忘れちゃあ困る。なーんて偉そうに言ってみる。

◆この世に『中華電影』がなかったら

まー、それでもワタシは生きていると思う。でも、そのかわりに日本映画やハリウッド大作を愛するってこともおそらくない。娯楽は他にもいろいろあるからね。

以上、バトンでした。

◆次に回す人、5人(『指定』付きで)

『中華電影』の指定のまま、ここに置いておきます。引き継ぎたいといわれるお方はコメント欄に一言どうぞー。

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