魔幻厨房、ふたたび鑑賞♪
今週、わが街ではようやくと言うか遅いよー(泣)と言うかで『F4 Film Collection 2005 』が上映中。週末にジェリーの『マジックキッチン』とケンの『スカイ・オブ・ラブ』を観てきた。感想はそれぞれリンクをご参照のこと。
というわけで、今回は『魔幻厨房』つけたし感想。
いやー、大きな画面&日本語字幕で観られたのはうれしかったなぁ。小さなTV画面&中英字幕で観ると理解しずらい部分もあったし、クレジットでいろんな発見もあったし。
ただねぇ、F4映画祭なので言語は北京語。ジェリーの生声が北京語で聴けても、サミーやアンディの北京語吹替には複雑な気分。それはともかく、再見してこの映画のジェリーの役どころはそれほど嫌いじゃないな、と改めて思った次第。
あと、映画としてのまとまりはというと、せっかくのリー・チーガイさん香港映画復帰作なのに、これはイマイチかな、と残念に思うところもあった。
仕事も恋も!との意気込みは買うし、サミー&マギーQ&ニコラの女子三人組の行動や会話は『セックス・アンド・ザ・シティ』を手本にしたっていうけど、なんだか節操ないぞサミー!って改めて思ったし、サミーとジェリーの恋の盛り上がらせ方がちょっと遠慮気味(それはジェリー迷への配慮か?)なんて感じるところもあったので。
こんなふうに欠点はあるけど、決してキライな映画じゃない。なんといってもジェリーに対抗すべく?総動員された香港男星の皆さんの顔を見ているだけで楽しくなったし(主演クラスだけじゃなくて、ヴィンセントさんやリクチーさんもいたよね?)、楽しくオシャレなつくりなので、観ていてルンルーン♪(笑)としたくなる。
他に気づいたことをフラッシュで。
○アンディの役どころが元サミーの中学時代の家庭教師だったとは…。あと、ボウリング選手っていう設定は絶対本人のアイディアだったりして(笑)。あと、あの髪の短さには『終極』が思い出される…(『マッスルモンク』『終極』の後なんだよね、これ。じゃこれの後に撮った『江湖』のロン毛は部分的にカツラ?)
○ゲストの皆さんの役どころだとステ監督と秋生さんが一番おいしかった。特にステ監督、あれだけ微笑大サービスしておきながらいざとなって…ってーのは笑ったよ。
○ラ・チッタデッラ(感想エントリのnoeさんのコメントを参照)でのバンド演奏シーン、ピアノを弾いていたのはやはりメインテーマ作曲者のピアニスト榊原大ちゃんだった。(そーいえば大ちゃん、先の朝ドラ『ファイト』にも出演していたなー)あと、神楽坂の料亭での修羅場シーンに流れていた曲に聴き覚えが…と思ったら、梅林茂さん作曲の『居酒屋ゆうれい』のテーマを流用したみたい。
○パンフにロケ先が紹介されていた。香港では中環&上環を中心にロケしたみたい。これは『裏街の聖者』再び?あと、ホンハムにあるらしい『白宮氷室』は行ってみたいんだけど、今もあるのかな?
本日は残りの一つ、ヴァネの『スター・ランナー(少年阿虎)』をやっと鑑賞。この感想はまた後日ね。
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