ゴッド・ギャンブラーⅢ(1991/香港)
このシリーズ、『賭聖』から『賭侠』まで、よくぞ続編をバンバン作ったよなぁって思ったもんだけど、とりあえずこれで打ち止めか。結構ノリノリで観られて楽しかった。3作付き合ってきてこれが一番楽しかったかな、なんてね。まぁ、それはノリが掴めたからってことだからだろうか。
賭聖として名を成し、豪邸に住む身分になった星(星仔)と達叔父(マンタ)。しかし、前作で星に負けた中国大陸の超能力者大軍が超能力者仲間を率いてリベンジを試みる。ボディガードのドラゴン(向華強)の助けを受け、逃げ出した星たちに大軍たちが襲いかかるが、超能力者たちの攻撃を受けた星は姿を消す。
目覚めた星が目にしたのは、馬を連れた女性(コン・リー)。彼はその女性にひとめぼれするが、自分がどこにいるかわからない。やがて星は自殺しようとした男を助けるが、その男は叔父そっくり。それもそのはず、男は星と達のご先祖、周大福(マンタ)だった。周曰く、ここは1937年の上海で、当時は上海を仕切っていた男許文強が刺された事件で大騒ぎになっていた。その騒ぎに巻き込まれる星と周だが、どさくさにまぎれて許を殺した男を仕留める。そして彼らは許の仲間丁力(レイ・ロイ)と出会い、彼に腕を見こまれて仲間になる。
許文強の葬儀で星は上海で初めて出会った女性と会うが、仙という名の彼女(コン・リー)は彼のことを覚えていない。実は彼女には5歳程度の知能しかない双子の妹夢がおり、星が会ったのは彼女のほうだった。
丁力のもとに日本軍のスパイ川島芳子が現れ、ギャンブル勝負を仕掛けて賭博場を占領しようと試みる。丁力は星に勝負を託すが、川島が放ったのはあの大軍だった。また、達叔父もタイムスリップに巻き込まれてこの世界に来ていた。一方、ドラゴンは星の持つ携帯電話から情報を得て、彼らを現代に戻すべく奮闘していた…。
なんかうまくまとめきれないなぁ。あまり長く書くとくどいのであらすじはこのへんで。
そういえばこの映画、題が「賭侠」なのにアンディ出てきません。ドラゴンはでるのに。
でもネタは『上海グランド』のもとネタでもある、ユンファとレイ・ロイ主演のTVドラマ『上海灘』なので、『上海グランド』を観ていればネタは結構わかりやすいかなって感じたのだった。だから楽しめたのかも。ついでに『上海灘』観たくなったし。(DVD-BOX出てるんだってねー。レンタルあったら今度借りてみようかな)
星仔は相変わらず面白い(いちいち説明するのもなんなのでパス)。心配してたコン・リーだけど、思ったほどバカ演技じゃなかったなぁ。でも張藝謀映画とか他のシリアスな中国映画での彼女しか知らない人はショック受けるかも(それはないって)。
あとは周が開店したファストフード点心店でのミュージカルシーンは楽しかったなー。後は思い出したらチョコチョコ書くとして、そんなとこかしらん。
とりあえず星仔映画は一旦おきます。次の星仔映画はコン・リーつながりで(笑)『詩人の大冒険』あたりを観る予定。
原題(英題):賭侠Ⅱ之上海灘賭聖(God of gamblers Back to Shanghai)
監督:ウォン・ジン 製作:向華強&向華勝
出演:チャウ・シンチー ン・マンタ コン・リー レイ・ロイ ヒョン・ワーキョン
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