なんかさ、争うくらいだったら愛し合うことが必要だよなー。
先週、『十面埋伏』こと『LOVERS』観てまいりました。感想は、うーむ、ネタバレで話したいとこがあるから、ちょっと待っててねん。
しかしふと気がついたんだけど、今年は張藝謀だけじゃなくて、王家衛と候孝賢の新作が同じ年に観ることができるという、中華電影好きにとっては嬉しきこと限りなしな年なんだよね。しかもこの3作品にはスタッフやキャストで日本人も加わっているし。
ところで、KEIさんのdrifting cloudsでも取り上げられていた下記の記事(オリジナルはゲンダイネット)、どー思います?
中国映画「LOVERS」のヒットでわかった韓流ブームの底の浅さ - livedoor ニュース
なんだかさぁーって感じだよねぇ。
確かにね、この中華趣味で前から韓国映画もけっこう好きなワタシも以前、現在の日本の韓流ブームってどーよ!ってー記事を書いて、韓流ブームに疑問を呈していたら、当の韓国明星たちも韓流ブームについて極めて冷静な分析をしてくれた(詳しくはもとはし的非中華日記In the groove for lifeのこの日記参照)ので、安心したもんだけど。
そう、前もちょっと書いたけど、現在の韓流ブームは特定の作品及び俳優たちがもてはやされるだけの騒ぎで、実は韓国映画は入っていないのだ。かつて4年前の『シュリ』を「韓流ブームのはしり」とかなんとか紹介した記事もあったけど、その頃は、この言葉はまだなかったはず。ゲンダイネットの記事を書いた記者さん、表面的なブームだけ見ていないか?って思うもんだよ。
しかし、その比較として取り上げられた「LOVERS」の紹介も、なんだかなぁーって感じなんだよね。このへんについては、今後「LOVERS」の感想を書くときにでも改めて触れたいと思うけど。
しかしなんだか、中華芸能コラムのエントリーは最近グチというか、ツッコミばっかだなー。疲れているからかなー(力なく笑ふ)。
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コメント
ゲンダイの記事はまったく脱力ものですね。
韓流ブームが面白くない記者が勢いで書いただけのようで。
ゲンダイ読者=冬ソナファンに嫌悪感を持っていそう、なので
リップサービスのつもりなのでしょうけど。
この記事に「LOVERS」出して欲しくないなあ。
そんなに絶賛されるほど練られたストーリーではないのだし。
この韓流ブーム、日本公開の韓国映画が爆発的に増えたのは
事実ですね。力がある作品が多いし、バラエティに富んでいるし
これからひとつのスタンダードになっていくのでは・・・
と思います。
投稿: honeymilk | 2004.09.08 00:59
トラックバックありがとうございます。
いちばん「底が浅い」のはこの記者の頭の中だと思いますよ。まったく。
私が心配なのは、ブームの終焉とともに良い作品でもなかなか公開されなくなってしまうのではということです、かつての香港映画のように。
投稿: KEI | 2004.09.08 23:58
honeymilkさん、KEIさん、コメントありがとうございました。
冬○ナにハマれないまま終わってしまったワタシのような人間にとって、韓流騒ぎを傍目で見ていると、もともと韓国映画を好きで観ていたのに何を今さら騒ぐんじゃい、という気にさせられたものでした。しかし、TVドラマの力って大きいんだなぁ。タダだし(苦笑)。
このまま韓国映画がスタンダードになってくないかとは思うのですが、それ以上に香港映画ももっと日本で観たいものですよ。
投稿: もとはし | 2004.09.09 22:47