期待していいのか、不安がるべきか…『さゆり』に思ふ。
最初聞いたときは、てっきりポシャったものとばかり思っていたのに、まさか、6,7年ほど前に上がっていた『さゆり』こと『メモワール・オブ・ゲイシャ』の企画が再始動するとは思わなかったぜ。そうかそうか、『ラストサムライ』成功したもんなー。映画界に怖いモンなしのクエタラ番長による究極の趣味の映画『キル・ビル』2部作は大ウケだったもんなー。ハリウッドの風は日本を始めとしたアジアに吹いとるんだなー、ネタ切れなんだなーホント(^_^;)。でも《無間道》リメイクはなんとかしてくれんかなー、だからオリジナルを上映しろよなー。なーんて暴言を吐きまくっていたワタシだったんだが、下記の記事を始めとしてあちこちのサイトやblogにて主要キャストを聞いて思いっきりツッコミポーズとりましたわよ。
渡辺謙さん、米映画「さゆり」出演へ 役所さんも調整中 asahi.com : オフタイム : 映画
役所広司ハリウッドデビュー 「ゲイシャ」で渡辺謙と共演(fromスポーツ報知)
なんで!なんでヒロインのさゆりがチャン・ツーイーなんだ?狸姫だけでも充分じゃないか!しかも脇を固めるのがまずいぢめ役にコン・リーだと!なんで張藝謀つながりの二人を争わせる?んでヒロインの味方にミシェル・ヨー姐さん?《臥虎蔵龍》か?しかし中華女優ばっかでいいのかなぁ、なんて思っていたら謙さんと役所さんも主演?しかも二人ともツーイーと絡む役?そうか、演技派若手俳優ジョーの次は謙&役所の国際派シブ系男優か、ツーイーよ…。しかし、君はおいしすぎる(私情丸出しコメント)。ま、この二人のほかに元祖日本の国際派女優工藤夕貴嬢(実はもとはし、彼女はちょっと苦手(^_^;)とかスタンリーさんの映画に出ても相変わらずマイペースだった桃井かおり姐さんなど出るそーなので、そのへんでカバーされるのはいいかと期待しつつ、それでもやっぱ不安には違いないのだよ(なんか矛盾した物言いだわ…)。
ま、いっか。心配したって始まらんし。しっかり頼むよ、ロブ・マーシャル監督!
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コメント
こんにちは。私も不安ですこのキャスティング。
っていうか皆英語で喋るんですよね。中国と日本とアメリカがちゃんぽんになった芸者の話。。想像つかない。。
投稿: こっぺ | 2004.08.24 14:36
なんといってもハリウッドなので、英語台詞だからいいかと考えてこーゆーキャスティングになったのでしょうか…。なんか、中華民族が英語しゃべりまくって違和感を感じまくった『ラストエンペラー』をつい思い出してしまいました。アメリカ側キャストも気になるものです。
ハリウッドの映画を観ていると中華系俳優が日本人役を演じるのは珍しくないようで、最近では『キル・ビル』のルーシー・リューや『X-MEN2』のケリー・フーが日本人を演じてました。んじゃ逆に日系人俳優が中国人を演じている映画となると、中華系アメリカ人作家エイミ・タンのベストセラーが原作の『ジョイ・ラック・クラブ』で日系人のタムリン・トミタが中華系女性を演じていたなー、なんて今思い出しました。
投稿: もとはし | 2004.08.24 23:39
なんちゃって日本にならなければいいですね。ラスト・サムライもなんちゃってなところはありましたけど、衣装や小物がちゃんとなってたのでよかったなと思ってるんですけど。キルビルは日本おたくのタラちゃんだから安心して見れたし。
ジョイ・ラック・クラブ、つい最近みたんですよ。いい映画でした。私はカリフォルニアに住んでるのですが、タムリン・トミタは時々テレビで見かけます。雰囲気が少し変わって、シャープな美人になってます。
投稿: こっぺ | 2004.08.25 00:38
なんと、こっぺさんはカリフォルニア在住でしたか!
ご当地での中華芸能の浸透度はいかがなものでしょうか?
いま『ジョイ・ラック・クラブ』で思い出しましたが、ハリウッドの中華系女優といえばこの映画で主演していたミン・ナ(・ウェン)もいましたっけね。
投稿: もとはし | 2004.08.27 23:40