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特攻!BAD BOYS(2000/香港)

 春のイーキン祭り(笑)第2弾は、前回の『幻影特攻』に続いて再びSF映画(それほど大掛かりではないけど)。
 そこでふと思った。なぜイーキンってSF的設定の映画に多く出るんだろうか?たまたま感想を書く時点でそういう作品が並んでしまっただけなのだろうけど。…んでジェネティックってなんやねん?遺伝子改造人間?サイボーグとはどー違うの?いきなり何でこんなことを?まぁ、これについてはまた後で。

 素肌に上着を直接重ねたイケてる(大笑)二人、キング(イーキン)とジャック(古天楽)。この二人にキングの妹クイーン(クリスティ)を加えた3人が特攻野郎Bチーム…もとい、私立探偵ユニット“BAD BOY”。そんな彼らの元に入った2件の依頼。一つは台湾の実業家(台湾の映画監督クー・イーション)から、元台湾女子陸上界のエースだったヤン・チン(すーちー)の捜索、もう一つはマカオの青年(久々!トントンことダニエル・チャン)から、突然姿を消した彼の恋人シャドウ(すーちー)の捜索を。そんな中、キングは街でなぞの美女イレブン(すーちー)に出会い、恋に落ちるが、彼女とヤン・チン、そしてシャドウは全く同じ顔をしていた!この3人に秘められた恐るべき秘密の核心にBAD BOY達は迫っていくが、イレブンの前には黒幕である日本人坂本太郎(日本語が話せるせいか日本人役が多いマーク)が現れて彼女を拉致する。イレブン救出に向かい、坂本の工場に乗り込んだキングとジャックが見たのは、イレブンと同じ顔をした女性たちが保管されたカプセルだった…。

 そう、ネタはクローニングなのだ。詳細にネタをばらすと坂本と日本企業が企んだのは、ヤン・チンのDNAを利用したクローン人間開発計画。ここで素朴にツッコミ!坂本は最高のクローン人間(これが先に挙げたジェネティックでもある。この言葉自体は海外ドラマ『ダークエンジェル』にも登場するね)を作ったというが、そんなに作ってなにすんねん?まぁ、アテネ五輪に日本代表として出場させて世界新記録更新を連発させて金メダルを独占させる…ってことで得になるか?それから、クローン羊ドリーでさえ成長はフツーの羊と変わらなかったと思ったが、どうやればそんなにすぐに20歳ほどの娘さんに成長させることができるんだ?SF好きだからってわけじゃないけど、ついついそんなことを考えてしまったよ。そのあたりの背景がしっかりしてればもうちょっと面白くなったんじゃないかと思うんだけど、そーゆーのを求めちゃいけないかな?

 イーキンは…う~ん、役柄的になんだか自信満々なキャラだったなぁ。違和感あるかなという気もするんだけど、まーたまにはいいか。古天楽はいつもより薄め(笑)。この二人のコンビは結構バランスいいんじゃないかな(それでもイーキンは小春とのコンビが一番いいが)。あと、すーちーファンにたまらないのではないでしょうか、イレブンの役回りは。それから工場にいたすーちーず11(笑)もかなりすごかった。偉いわすーちー。…誰?一人お持ち帰りしたいって言ってるのは?ゲスト出演の皆様(ヴィンセントさんや今は亡きブラッキーさん、ジジ・ライちゃんなど一部古惑な面々)にはわらかせていただきました。

原題:BAD BOY特攻(for bad boy only)
監督/イップ・ワイマン 
出演/イーキン・チェン ルイス・クー スー・チー クリスティ・ヨン マーク・チェン

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