祝宴!シェフ上映会at盛岡かわとみどりのほしぞら映画祭

この秋から地元で始まった盛岡台湾Happy Project
先月のスタートイベントに続き、今月末からは県内の企業や関係団体、学校等が集まった公開イベントも開催されるそうです。
2018年夏から始まった花巻空港発着の国際便は残念ながら年内いっぱい運航休止ですが、運航再開の暁にはこの岩手県からも台湾を訪れる人が増えてくれることを願ってやみません。

D0ac2a2121934cc295ecae2a1e5013c2

さて、前回の記事でも書いたとおり、〈映画の力〉プロジェクトによる野外上映イベント「盛岡かわとみどりのほしぞら映画祭」にて、9月26日の夕方より『祝宴!シェフ』の上映会が開催されました。

C8c8673bba1042ddbc8795525cc2a3d5

会場は市内の老舗デパート、パルクアベニューカワトク(以下カワトク)の屋上。この屋上、かつてはテニスコート等で活用されていたそうです。上の写真の看板が夜にはネオンとして点灯するのですが、以前それを見て思い出したのが下の写真。

B66231a5294e47dbae476aca4fa2c085

はい、台湾電影迷にはお馴染み、『台北ストーリー』の一場面です。
当日は上映に配慮してなのか、点灯しなかったのが残念。点灯したらホントに似てるんですよー。

E140ffe7a4dc45be97a071f241ab6af2

映画の力PJでは8月に市内を流れる中津川の河川敷で『ストリート・オブ・ファイヤー』の野外上映会を実施しており(参考として岩手日報の記事をリンク)、それに続く第2弾の今回は、先月のイベントに続いて東家さん特製の祝宴弁当が提供されました。

35b5f1c671e04a76acc7e437dbeb502d 

D5027ed3dab2421fb927ee04102a673d 

メニューは映画を観た人ならよくわかるトマトの卵炒めとルーロー飯に、エビの豆苗炒め、シュウマイ、きゅうりの漬物、ピーナツとゴマの餅。これで焼きビーフンもあればもう最高でしたが、それ入れるといっぱいいっぱいですね(笑)。

 0019b74f6a4c4ac788a58b42c3156869

デザートの花生豆花はfu-daoさんご提供。 

 79525c35b855445d96b5aa0dd7a9e30c 

休憩時間にはふぉんさんの関東煮もふるまわれました。五香粉がきいてました~。

 89b88a9eca6e4ca88390abe20bc7aa9e 

当日は前日に台風から変わった温帯低気圧で朝から天気はすぐれず、雨も時折降っていたので夕方から夜にかけて気温が下がり、観客はそれぞれ上着や毛布を抱えての鑑賞となりました。いやあホントに寒かった。とにかく寒かったので、鑑賞中は思い切り笑い、ラストは歌ってました。もしできたらお馴染みのパフィーダンス(以前も貼ったのでお好きな方は『路』の記事へ)も踊りたかったわ。
来場者は約80名と予想以上の方が見えられたそうです。市内の映画ファンはもちろん、先に挙げたイベントから来場された方、屋上上映に注目してこられた方など来場のきっかけは様々だったようです。(こちらも新聞記事にリンク

そういえば、昨年の同じころに『藍色夏恋』の上映会を行っていたのでした。ちょうど中秋節前後の上映となるので、9月に台湾映画を上映できるのっていいですよね。これが今後の定番になってくれることを願うばかりです。(香港の映画も上映会で観たいけどね)

 Da547319f19d4e26903bdb937bc2add2

そういえば『祝宴!シェフ』は現在東京で開催中の台湾巨匠傑作選でも上映されているのですが、意外にも今回が傑作選初登場とのこと。しかも傑作選初上映に先駆けて盛岡で上映がかなったのは嬉しいです。傑作選上映ではさすがにお弁当も出ないしね。どうだどうだ、いいだろう。へっへっへっへー(ここは助っ人B風に読んでください)

なお、市内の次の上映会は、10月11日に盛岡市動物公園ZOOMOで行われるZOOMOハロウィンフェスでの映画祭です。詳細はこちらを。

 

| | コメント (0)

盛岡台湾Happy Project

厳しい残暑が過ぎ、長雨が短い秋を呼ぼうとしている季節が到来。
年度末台湾旅行のキャンセルから始まり、3月あたりから新型コロナウィルス感染拡大の影響のためイベントが次々と中止になったり、首都圏での感染拡大のために5月の連休とお盆も帰省できず、この夏は地元でただなんとなくぼうっとした休みを過ごしてしまいました。
東京ではこの春から延期していた台湾巨匠傑作選2020の上映が今月中旬から始まり、さらに東京国際映画祭東京フィルメックスがほぼ同時期に作品数を減らしながら開催することも決まったのですが、現時点で東京を始めとした首都圏での感染がまだ収まっていないことと、多くの人を相手にする職業上、参加するには感染リスクがまだ高いと判断したので、今年は両映画祭とも参加を見送ります。上映作品が有料オンライン配信されたら、それはそれで喜んで参加したいのですが、両映画祭ともフィジカルレベルでの開催とのことなので、それは期待できそうもないですね。特にフィルメックスはこのblogを始めた16年前からずっと参加し続けていたので、参加できないのは本当に残念です。

そんなふうに思いながら、地元の盛岡で観られる映画は観て、地元の経済に貢献する日々を送っていますが、そんな地元では、新型コロナウィルスの感染拡大をいち早く食い止めた台湾に学び、交流していこうという「盛岡台湾Happy Project」というプロジェクトがこの夏からスタートしました。インバウンド事業を実施してきた旅行代理店トラベルリンクや以前取り上げたFu-Daoをベースに日台関連事業のコーディネイトを行う岩台朋友会、県内の大学生で結成された団体「いわてとたいわん」等が立ち上げました。

このプロジェクトの公開スタートイベントが9月5日に行われ、参加してまいりました。

2c0c39bdc8484231aa25099663d115e8

6a7bce58adc0453db040fd0e555c9e9f

会場は老舗のそば屋、東家の大手先店。
当日限定で店内外には九份をイメージした赤いランタンが飾られ、盛岡なのに台湾気分。

A2b8cb4e8a324ae08f671365c48a6938

4127207339554bce9e2414bf7c22db18

未だに九份を「千と千尋…」のロケ地とか舞台とかいう人がいるらしいけど、決してそうじゃないからね!と久々に強く言ってみる。

C61e8f7f9c1f4cc6bd5f89f80ecc3e91

帰りがけにはきれいな明かりが見られました。ここを背景に写真を撮った方もおりましたよ。

このイベントのメインは台湾好きにはお馴染み、在台ジャーナリスト片倉佳史さんによるオンライン交流セミナー「台湾を知って岩手を考える〜知れば知るほど面白い隣国・台湾」。
これまでこの本この本を読んだり、かつては高校生による新渡戸稲造と台湾の研究に資料提供をしたり、つい最近まで野嶋剛さんの『なぜ台湾は新型コロナウィルスを防げたのか』を読んでいたこともあって、台湾の歴史も多少は知っているから聞いたことのある話がいっぱい出るのかな、などと思ってセミナーに臨んだのだけど…いやあ、初めて聞くことも多かったし、実に濃く内容も充実していてよかった。
岩手県には新渡戸稲造を始め、後藤新平や伊能嘉矩など、台湾にかかわりのある多くの先人がいます。特に新型コロナウィルスの防疫に関しては、後藤新平が台湾総督府民政長官を務めた時に疫病の発生に関して公衆衛生を徹底したことが現在まで伝わっているので、7月下旬まで感染確認者なしを続けてきた岩手としては、シンパシーを感じやすいのではないかと思います。

国民党政権末期に台湾留学して以来、ここ15年は弟が暮らしていることもあって台湾に通い続けていますが、なぜこんなにも台湾が好きなのか?ということについて考えると、やっぱりいろいろな思いがあるし、さらにいろいろな偶然が引き寄せてくれて、ここまで来たのではないかなと思います。もう一言でいうのは難しいですね。コミュニケーションツールとして中国語も続けてきてよかった。
ここ30年間の台湾に関する人々の反応も大きく、よい方に変わりました。観光で触れる人が多いのでしょうが、タピオカや九份は千と千尋云々が入り口であっても、台湾を訪れる岩手の人々が今後もっと増えて、今後佳き関係が築けることを願うばかりです。

さて、当日はいろいろなお楽しみがありました。

091ee7bd41494e52855993d570301c08

ウェルカムスイーツはマンゴー雪花冰。かき氷なんてしばらく食べてなかったなあ。

9e4415b7e40945ae85cf440c21dd9de4

こちらは東家さん特製の盛岡台湾弁当。左上から時計回りに、台湾風豚角煮、菜脯蛋、クラゲと胡瓜のサラダ、唐揚げ、おこわ、潤餅。上品だ…デザートはfu-daoの愛玉。

Bcf34e392360441da9f406b54889bf75

こちらは袋に入ったままですが、市内にある台湾居酒屋ふぉん特製の茶葉蛋。

今後は10月下旬にクロステラス盛岡で実施されるPRイベントが控えております。
このイベントにもしかしたら仕事がらみで関わりそうな予感がするので(詳しくは言えないが)秋の映画祭ロスはこれで埋め合わせできるかな、個人的には。

そうそう、映画といえば、もちろん映画による関連イベントもあるんですよ、嬉しいことに!

D0ac2a2121934cc295ecae2a1e5013c2

昨年『藍色夏恋』上映会を実施した〈映画の力〉プロジェクトによる「盛岡かわとみどりのほしぞら映画祭」で、なんとなんと『祝宴!シェフ』が野外上映されるのですよ!しかもお弁当付き!いやあこれはもう楽しみしかないわ。毎日パフィ姐さんのダンスを踊りながら、当日の晴天を願うばかりです。
(陳玉勳といえば、台湾ではもうすぐ新作の《消失的情人節》が上映されます。これも観たいなー。TIFFで上映されてしまうのだろうか…)

これまではいろいろと気がふさぐことが多かったけど、やっと岩手が台湾に追いついた!(こらこら)これを待っていたのだよーと思うと、今後の展開と未来の交流がとても楽しみになります。始まったばかりのプロジェクトですが、全力で応援していきますので、地元の皆様、それ以外の皆様もどうかよろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

絕不放棄 加油香港 #standwithhongkong

一番最近の海外旅行は、昨年3月の香港。
その時の旅のことは、noteマガジン自体は有料ですが、該当ページの試し読みの範囲を拡大しました)とZINEにまとめています。

  De3f03bab0a749bf81106b5f4a177d22

この旅の直後である昨年6月、香港では逃亡犯条例改正案の完全撤回や普通選挙の実現等「五大要求」を掲げたデモ運動が始まり、それに対して政府側が警察を動員して厳しく取り締まるようになりました。
前者は昨年秋に完全撤回はされましたが、普通選挙の実現や2014年のデモ(雨傘運動)から行われた警察による強制排除、すなわち警察の過剰な暴力を検証する独立調査委員会の設置やデモ参加者の逮捕取り消し、デモの暴動認定などには応えられていません。
そして昨年暮れからの新型コロナウィルス感染拡大により、国境の封鎖や経済活動の停止が起こる中でデモ活動は禁止。オンライン上に活動の舞台を移す中、今年5月の全人代で中国共産党が香港へ国家安全法を導入することを決定して香港自治へ介入。1997年から2047年までの50年間保証されるはずだった一国二制度が事実上終了、ということになりました。
7月以降は公共図書館で民主運動に関わる書籍の撤去、立法会議会の一年延期など、追いきれなくなってくるほどのニュースが毎日報道されてくるのですが(まとめとして日経の香港デモヘッドラインをリンク)昨日は蘋果日報の創業者の黎智英と民主活動家の周庭(以下アグネス)の逮捕という衝撃的なニュースが入ってきて絶句し、SNSでニュースを追うのが辛くなってしまいました。

5e0e0cef30614dcc9e26019dab90630b

この一連の動きを見て、SNSである人は「香港終わった」と言うが、そんな言い草は香港人にとっても、香港にとっても失礼です。
確かに23年前の英国からの返還がきっかけで変わったのは事実ですが、返還されても言語も街並みもいきなりは変わりませんでした。ワタシは返還直後から香港に通いつつけていますが、当初は楽観視していて、中国大陸にはいい影響を与えていくのではないかと思っていました。
しかし、思えば97年後半のアジア経済危機、02年末~03年のSARS流行、その年からのCEPAの締結による香港と中国の間における様々な協定など、変化の節目はたくさんありましたし、その間の経済発展による中国大陸の変化もすさまじいものでした。しかも中共は政策を全く変えず、指導者が替わるごとに締め付けも厳しくなっています。そこまで考えは及びませんでした。

11983c79e8374de096186fa81ec4975d

しかし、7月に入ってからの中国共産党の介入はあまりにも度を越しています。その前からチベットやウイグルでの人権侵害行為が伝えられていることもあり、政府の強権を安易に発動しすぎていると見えるのです。新型コロナウィルスの感染拡大をバックにしてまで行うことではないし、31年前の天安門事件もまだ記憶に残る中、国内の民主活動家や銅鑼湾書店の店員たちも取り締まってきたことも考えれば、黎さんやアグネス、そして香港で活動してきた民主活動家たちが危機にさらされることは、人権の侵害と共に民主主義を冒涜しています。

804ed726a2514bd5b66b34ff95819193

香港で生まれ、香港で民主と自由を得て生きてきた人たちが、苦しめられるのを見るのは嫌です。
ワタシの好きな香港が、政治的に変わってしまうのがとても嫌です。
これまで中共が頑なに民主化を拒んできたことを念頭においても、自由と民主がこのように奪われていくのを黙ってみていたくないです。

F96afb554e634a87a78d4e15de90ff98

香港のことは香港の人たちに任せたい。ずっとそう思っています。
でも、こうやって上からの力で押さえつけられるのは、彼らも望むことではないはずです。
だから、香港人の未来は中共でなく、香港人自らが作れるように、ワタシは今後ももこれから香港で暮らして、香港で生きる人々を応援していきます。
Stand with Hong Kong.

うまくまとめられなくてすみません。
今後もSNSでは特に言及しませんが、常にこういうスタンスですので、今後ともよろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

うちから一番近い台湾

今年始め、うちの近くに台湾がやってきました。
 B74d316ed46d448ca21c81e03d61df37

市内で中国語教師や通訳として活動されている台湾出身の方が、岩手大学の近くに開店した台湾カフェ&バー「fu-dao」です。
取り扱う飲み物からインテリアまで台湾に特化したお店です。これが実に徹底されていて見事です。

484f0ff41f66482eb3bd94459f44d562 

お茶は9種類提供。お茶菓子が付きます。
現在のお勧めは921台湾中部地震からの復興のために作られたという陳年凍頂煙仔茶だそうです。  

08feb722eea14f88bb7b018284851c06

フードメニューもいろいろあります。これは官材板。

13444febdef046b1b53b7bb75218e403

お約束ですが蘿蔔糕。
この他鹽酥雞や刈包などもあります。

78c807d35bc64c97ad71efcdcc4f28a0

ビールもドリンクもオール台湾。
この写真にはないけど、台湾のクラフトビールSUNMAIやウィスキーのKAVALANも扱ってます。

4c916cecb9a14bd1a8e52461dab27930

先日、久々に黒松沙士もいただきました。
いやー、相変わらず薬っぽい味であった…。


5b68b8fbae9e454b87b8fbc5e520af68

こちらは3人以上の予約メニューである火鍋。
つみれは台湾で使われているのと同じ。タロイモも食べられます。味付けはクミン。

9f8045f46f974f278bd7b98fff4464f6  
この豆花は仙草入り。

D9d1d4ad5c094f658d996a4bd9cb7f39

最近は台湾の食材を使ったオリジナルメニューも出しています。
こちらはルーローピザ。名前の通り滷肉のピザトーストです。
これ、結構イケます。この他、擂茶と麻糬を合わせた客家麻糬吐司というメニューも。

35e4cc8c3c2746139b80bda366890a1a

お店のオリジナルグッズはもちろん、台湾雑貨も多数揃っております。

ここしばらく、台湾フードのお店が東京や主要都市部に開店するたび、うらやましく思って上京時にはせっせと通ったものです。
でも、ここまで徹底してオール台湾にこだわったお店がまさか地元にできるとは。そりゃもう通うでしょ!
お客さんも台湾好きな方から実際に住んでいた方までいらっしゃるようです。
店主さんいわく、このお店を盛岡や岩手と台湾をつなぐ情報発信と交流の場にしたいとのことで、今後はイベントも行いたいとのことです。

現在、花巻ー桃園便も運航休止中で、今度いつ台湾に行けるのかという状況が続いていますが、それまではこのお店でお茶を飲みながら台湾の話をしたり、台湾料理レシピ本を参考にして料理を作って次の旅に行ける機会をうかがっています。

ホント、はやく台湾に自由に行けるようになるといいねえ…。

| | コメント (0)

続・路~台湾エクスプレス~(+香港ネタふたつ)

前の記事の最初の方で、「グイ・ルンメイ…もとい波瑠」と書いたのだけど、まずはこの話から。

波瑠は出てきた頃から「なんかルンメイに似てるなー」と思っていたら、朝ドラのヒロインに選ばれて一気に知名度が上がりました。サバサバ感のあるルックスとアルトの声がよくて割と好きなんですが、映画よりもドラマで見る機会が多いですね。出演作で好きなのは朝ドラの『あさが来た』と『未解決の女 警視庁文書捜査官』
清潔さのあるショートカットがトレードマークで、それもあってルンメイに似ているのかと思ったりもしたのですが、今回はロングヘア。その前に主演していたドラマでミディアムにしていたようなので、そのまま伸ばしたのだろうけど、まさかショートにしなかったのは、切るとますますルンメイに似るから…とかいうのは思い込み過ぎでしょうかね、ははは。

さて、前回の記事から間をおいてしまいましたが、全話観終わっての感想は、あの話を3話で書くのはやはり無理があったということと、あそこまで恋愛推しにしなくてもいいのに、ということでした。これは前に書いたのとあまり変わりませんね。
脚本の田渕久美子さんが「確かに短いと思ったが、コロナの流行が拡大する前に撮影終われたので」というようなことをblogで言われていたけど、それはタイミングや結果であって、本当ならもっとじっくりと書いて撮ってほしかったですね。最終回に開通の遅れと無事故を目指した試験走行が描かれたけど、ここに繋がるまでの流れはもう少しあって良かったなあ。
そこを早く済ませちゃったからなのか、春香と人豪の話が妙に目につきやすかったのかもしれない。二人の再会は2話後半でも良かったし、早々とやっちゃったからか、その後の春香と繁之(大東駿介)の別れ方がうまくいってないようにも見えたし(原作ではもっと深刻であったけど、あまり引きずらずに決着つけていた感が)あと、春香はずっと人豪のことを「エリック」と言っていたけど、最後くらいは「人豪(レンハオ)」と呼んでほしかった。阿志と美青(吳玳昀。彼女も李梓誠と同じく新人)の恋は逆にじっくり観たかったんですけどね。

なんか文句ばかり言ってますが、そんな中でも良かったのが葉山さんと中野さんこと呂さんの友情と、一度は手を引いた高鐵開通の危機に戻ってきたレスター王の件。日本の高度経済成長を支えてきた葉山さんの人生は日本の20世紀後半の現代史とも重なるけど、18歳までを過ごした台湾に戻って生涯を閉じたことと、彼との決裂した友情を修復し、医師として彼を看取った呂さんの姿にはいろいろと意味が感じられてグッときた。レスターの存在には劇中でもあった「台湾の誇り」を象徴するようなところもあるし、現場へのカムバックはこれこそ土曜ドラマの醍醐味!という感じだったね。
また、エンディングの疾走する高鐵をはじめ、劇中の高鐵走行の場面はとても良くて、どこで撮ったのだろう?と思ったら、撮影スーパーバイザーには台湾の撮り鉄さんが協力していたそうで(詳細はこの記事)これは素晴らしいです。日本の鉄道ファンにも注目されるかな。

ところで自分が商社への就職活動をしなかったので、全くわからないままだったのだけど、ダイアログが英語ばかりで、前半は中国語が全く出ないのを不思議に思っていた。特に春香はあれだけ台湾に通っていたのに、あまり中国語を話さないなあと。それもそのはずで、多国籍事業ゆえ、ビジネスでは専ら英語でやりとりをしていたからこれでいいと、台鐵の建設に関わられていた方から教えてもらって納得しました。

観終わったばかりの頃は文句ぼっかり言ってましたが、NHKとしては初めての日台合作だし、これまで日中合作のドラマが多く作られてきたことを考えた時、NHKでは政治的に無理かなと思っていた『路』がこうしてドラマ化された意義は大きかったと思います。今後も続いてくれたらと思います。台北経済新聞によると、視聴率もよかったそうですし。
でも恋愛ものよりはもう少し見ごたえのあるものがいいかな。台湾ドラマ=若手俳優主演の恋愛ものor日本マンガ原作という公式が今も有効かどうかはわからないけど、近年は社会派ドラマやサスペンスが配信で紹介されているようですから。

感想は以上ですが、次の2つはいろいろと関連しつつも香港ネタになっているおまけです。ついでにつけておきます。

(おまけその1)ドラマの音楽を担当した清塚さんが手がけたネスカフェ香港のCM貼っておきます。日本のアニメスタジオが製作。



(おまけその2)NHKは日中合作ドラマが多いと書いたけど(『大地の子』など。先の台北経済新聞にあった「NHK同時間帯ドラマ歴代視聴率2位」の1位は多分これじゃないかな?)、11年位前の土曜ドラマ『遥かなる絆』では、『恋の紫煙』『レイジー・ヘイジー・クレイジー』グレゴリー・ウォンが出てたことを思い出した。
現在香港の民主運動についても積極的に発言している彼、どうかご無事で、と思ってしまうよ。

| | コメント (0)

路~台湾エクスプレス

いろいろあって、なんと今年初のblogです。
TIFFからここまでの約半年間、本当にいろいろなことがあったのですが(恒例の年度末台湾がアレのせいで潰されたことも含む)、その間は映画も観たり音楽も聴いたりしていました。なかなか長文が書けなくなってきているのはしんどいですね。
その件は近いうちに別記事で話すとして、久々の更新は今観ているドラマの話をします。以前感想を上げた、吉田修一さんの『路』が日台合作の『路~台湾エクスプレス~』としてドラマ化されました。しかも当時希望として言ってた土曜ドラマでの枠で。
とはいえ、主演は石原さとみとジョセフ・チャンではなくて、グイ・ルンメイ…もとい波瑠と、元飛輪海のアーロンですけど。(どうも自分がアーロンと聞くと、後ろにクォックとつけたくなるのを台湾ドラマファン方面には許してほしい)

 

動画は台湾公視から。NHKのプレマップそのままかな。

脚本は『篤姫』や『江』の田淵久美子さん、音楽は『コウノドリ』の清塚信也さん。連続3回で、台湾でも1時間の時差で同日放映。
現時点では2話まで放映、いよいよ来週が最終回なんですが…これ、展開がかなり速いんですよ。ただでさえ濃密な物語なのに、こんなにスピーディーでいいのか?せっかくの土ドラ枠だから、50分×6回くらいでもよかった気がしますよ。あと、原作では特に気にならず、むしろ爽やかなアクセントとして好感は持っていた春香(波瑠)と人豪(アーロン)の交流が、幾分恋愛感情強めに描かれているのはちょっとなんだかなあ感を多少抱かせてしまうんですが。いやむしろ恋愛話いらんだろとまで思ってしまってるんだが。
NHKの土ドラといえば、2000年代の『ハゲタカ』から近年の『フェイクニュース』『サギデカ』まで、良質な社会派エンターテインメントで知られるけど、こういう枠で放映しているからこそ、THSR開通までの長い道のりをむしろ丁寧に描いてくれてもよかったのよーと。まあ、原作の感想でも書きましたが、吉田さん自身はこの小説を恋愛小説として描いたということですが、まあそれでもねえ…。
恋愛といえば、湾生の葉山さん(高橋長英)と彼の旧台北高校時代の同級生中野さんこと呂さん(楊烈)との話も、葉山さんの奥さんである曜子さん(岩本多代)をめぐる学生時代の話でまとめちゃっていたので、あれ、もっといろいろあったよね?と思ったのですが。そういえば今回のドラマ化を前に読み返すようなことがなかったので、いろいろうろ覚えではありますが。
THSR建設プロジェクトのコーディネーターである安西さんはARATAこと井浦新が演じていて、商社マンにして新幹線オタク(なので交渉の場面ではかなりこだわりが強い)という割といい味付けがなされているのだけど、これからどんどん苦しんでいくんだろうなと思うとワクワ…いやそんなことを言ってはいけないか。

日本側の話はこんな風にツッコミ入れながら観てますが、原作でも一番好きだった高雄組のエピソードも思ったよりちゃんと作ってくれているので、台湾語が聞こえてくるたびにニコニコしてしまいますね。陳威志を演じる李梓誠くんは、映画やネトフリのドラマ等の出演は過去にあるけど、これが連ドラ初出演とのこと。(twiiterinstagramあり)台湾キャストではレスター・王(苗字はカタカナ表記じゃないんだ…)役の梁正群と楊烈さんがなんかどこかで見たような気がする…と思っていたら、二人とも歌手でした。梁正群さんは『靴に恋する人魚』にも出てたらしい。
そしてこの人を忘れちゃいけない、台湾のお母ちゃんまたは台湾の藤山直美ことオレたちの林美秀!


そう、『祝宴!シェフ』の!《健忘村》の!『ゴッドスピード』の!五月天のPVにも出てた林美秀!
しかも日本語まで話してくれる!いやー嬉しい嬉しい、彼女が出てくるともう頬が緩んじゃう。

そんな感じで、まだ全話通しで観てないので、こんな感想くらいしか書けませんが、来週の最終回を観て、思うところがあればまた別記事か追記でもしたいとも思います。本編中のダイアログのことについても書きたいし。

| | コメント (0)

【32ndTIFF2019】『チェリー・レイン7番地』ほか観た映画の感想

7fa01004c4e64a6eb6442eda80d8c4c5

今年も映画祭の秋がやってまいりました。
まずは、先ごろ参加してきました第32回東京国際映画祭で観た映画の感想を。
今年は観たい作品が2日間にまとまっていたので、悩まずにチケットが取れました。

『チェリー・レイン7番地』

36fe862a55004d63bde54487a250e59f

『美少年の恋』『華の愛・遊園驚夢』(TIFF出品作)の楊凡(ヨン・ファン)監督の新作はなんとアニメーション。先ごろのヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門に選出され、最優秀脚本賞を獲得。1964年に台湾から香港へ移住してきた監督の自伝的要素も入っていて、60年代香港を舞台に繰り広げられる、家庭教師のバイトをする香港大学の青年(アレックス・ラム)とバイト先の女子高校生(ヴィッキー・チャオ)、そしてその母親(シルヴィア・チャン)との三角関係を描くヨン・ファンらしい耽美的な作品。

Ed8192c30bdd4aa7845783b6d01424a9

  1967年香港の風景も空気も再現するにはもうアニメという手法を使うのしかないのだろう。広東語・普通話・上海語が入り混じるダイアログ、愛欲と自由と古今東西の名作も入り混じるムード、シルヴィアさんやヴィッキーからフルーツ・チャン監督に至るまでの豪華声優陣はとても贅沢。
質問はアニメに詳しい方々から多く発せられていた。(今年は話題を呼んだ世界のアニメ映画の一般公開も多かったし、実際にアニメーターさんが多く参加されていた様子)キャラは3Dで作って2D化するという手法を使ったらしいけど、こういうのはあまりないのだろうか?楊凡さん、「アニメはよく知らないし、アニメファンにもアート映画ファンにも観てもらえないような作品」と言われていたけど、これはなかなか面白い挑戦だと思いますよ。完成まで7年かかったとか。

そして、発掘した『美少年の恋』のプレスシートにサインを頂いたのでした。
『遊園驚夢』のパンフや《涙王子》のソフトジャケットを持参していた方もおられました。

Fe06208adf29417fa328acba7aa92177

今見ると、なかなか感慨深いものを覚えるこのビジュアル。
彦祖ことダニエル・ウーはハリウッドで活躍中、ステことスティーブン・フォンは映画監督としても順調だし、なんといってもこの映画で初共演したすーちーと夫婦になったというのが一番大きい…。
楊凡さんにこのプレスを見せたら「おお…」と驚かれていましたよ。

『ファストフード店の住人たち』

Dc6c342028a6497aae8bb7c416c95475


アジアの未来部門に出品されたこの映画は、TIFFがワールドプレミア。
主演のアーロン・クォックとミリアム・ヨンは初日のレッドカーペットとプレミア上映にはそろって参加。
2度目の上映にはアーロンとこの作品が監督デビューとなるウォン・シンファン(広東語の発音だとシンファンよりヒンファンの方が近いようですが…)がゲストで参加しました。

77e65f6942c64308993f7accc465dfcb

24時間営業のファストフード店にたむろする訳ありの人々と、彼らの困りごとを解決すべく奔走する元投資コンサルタントのホームレス(アーロン)と彼の友人であるカラオケバーの歌手(ミリアム)の物語。このアジアの未来部門を中心にTIFFレポートを書かれている翻訳家・映画評論家の斎藤敦子さんのblog「新・シネマに包まれて」でも触れられています。

C1e2fa2e570742daa786be4d1ba0faae

今年一番楽しみにしていたのがこの映画。これまでTIFFでは『父子』 『プロジェクト・グーテンベルク』とアーロン主演作が上映されているけど、ゲストとしてのTIFF参加は意外にもこれが初めてとのこと。
香港では2006年からマックの24時間営業が始まったが、世界で初めてそれをやったのは日本だったという記事も着想のヒントとなったとか。深夜のファストフード店に集まる人々のささやかな連帯感は微笑ましいけど苦難を乗り越えられても貧困は希望を砕く。
最近、ヴォネガットの言う「親切は愛にも勝る」という言葉を何かにつけて思い出すのだが、転落して一文無しになった博(アーロン)が仲間の世話を焼いてはどうしようもないところまで追い込まれてしまうのにも、その言葉は重なった。あとどこか「幸福な王子」的なものも覚えたかな。
ウォン・シンファン監督は新人ではあるけど、助監督などで現場の長い方とのこと。日本でも公開された『誰がための日々』これから公開の『淪落の人』に連なる香港社会派電影系列と見てよさそう。貧困問題はいずれにもある。どうか希望が持てるような世界であってほしい。

『ひとつの太陽』

A257b0cac3504ad0823301dad9b48040

『失魂』 『ゴッドスピード』の鐘孟宏(チョン・モンホン)監督の新作で、今年のTIFFでは唯一の台湾映画。
台湾での上映開始日と映画祭が重なったとのことで、モンホンさんの来日はなし。残念だった…。
罪を犯して逮捕される次男と、彼を拒絶する父親。そして長男は思いもよらぬ行動へ…と途中まで観ていて、これは台湾版『葛城事件』だなと思った。父と息子たちの葛藤とそこで起こる悲劇はよく似てはいるけど、ディテールやキャラの性格はもちろん違う。こちらは後半は意外な展開を見せるし、同じモチーフでも作り手が違うと全く変わる。
残酷な一方、ユーモアもあるし、過ちを犯した人間への受容も描かれている。とっ散らかっているという感想も見かけたけど、ラストには衝撃を受けてもどこか希望は少し感じる作りになっているのは受け入れやすい。


『ある妊婦の秘密の日記』

32950711c517409186dcdc5a9340e02c

『レイジー・ヘイジー・クレイジー』で衝撃のデビューを飾ったジョディ・ロック監督の第2作のテーマは「妊娠」。

5cb263b19e664bb78a16670f4abf69bd

これもワールドプレミア上映で、フォ

 

フォトセッションでは製作のジャクリーン・リウさんや、このたび日本に拠点を移して映画製作を行う撮影のジャムくんも大集合。

82ef5ed3efa842ecbb140be09f5e0916

周りから過剰な期待をかけられる一方で、妊娠なんかしたくない!出来たら堕ろす!という毒づきから始まるダダ・チャン演じる香港女子の一大妊娠記。日本でも仕事を持つ者の妊娠と子育てで大きな問題があるだけに、ここまでサポートしてもらえるのはうらやましいと思った。
劇中にはルイス・チョン演じる男性の妊婦アドバイザーが登場し、主人公夫婦の周りにやたらと出没。妊娠アドバイザーは実在する職業らしいけど、男性はいないらしい(当たり前か)
面白かったのが、妊娠した妻を持つ夫たちによるパパクラブ。オヤジの会とは似て異なるし、以前ネットに回ってきて話題になっていたメキシコのウィチョル族に伝えられるアステカ法出産(出産時に妻が痛みを感じた時、夫の睾丸に結びつけたロープを引っ張ると以下かいてて痛いので略)がネタになってるのはさすがである。
パパクラブのメンバーには、これまたSNSで話題になった、平成ライダー全変身ポーズを決められる男子・豆腐くん(しかも台詞は一応全部日本語。発音不明瞭なのはまあしょうがない)がいて笑った笑った。妊婦あるあるが詰まっている作品。今回も楽しい作品で気持ちよく笑ってTIFF収めをしました。

次の映画祭は今月23日から行われる東京フィルメックス
ワタシはミディ・ジー監督の新作『ニーナ・ウー』と、いまだに「マギーの元旦那」呼ばわりしてしまうオリヴィエ・アサイヤスによるホウ・シャオシェンのドキュメンタリー『HHH』そしてそのホウちゃんとトニーが再びタッグを組んだ『フラワーズ・オブ・シャンハイ』のデジタルリマスター版を観に行きます。

| | コメント (0)

【ご報告】『藍色夏恋』デジタルリマスター版盛岡上映会

先の記事でもご案内いたしましたが、9月25日に岩手県盛岡市のおでってホール(プラザおでって内)にて、映画『藍色夏恋』盛岡上映会が行われました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

542fc877a3f24063ad0777a3e2de9827

主催の〈映画の力〉プロジェクトは、盛岡市内で映画上映のサポートやイベント、ロケ協力を行っている団体。盛岡出身の大友啓史監督の同期生を中心として結成された任意団体で、以前このblogでも取り上げた、大友さんと谷垣健治さんのトークショー&アクションワークショップも開催しています。ご縁がありまして、ワタシもイベントや上映会のお手伝いをしております。

この上映会のことを知ったのは、8月末の某ドキュメンタリー映画上映会の時。そこでティザーフライヤーをいただいて、思わず「えーっ、これやるんですか!それじゃ上映会のお手伝いしますよ!台湾映画の上映ってあまりないから、リーフレット作ってもいいですか?」とPJの人に申し出たのだけど、打ち合わせに参加したらあれよあれよといろいろ決まり、気が付いたらなぜかアフタートークに登壇して、台湾映画のあれこれについて話すことになってしまったのですよ、あはははは…。(実は前回と今回のポスターの写真にしっかり名前が記載されていたのですが、あえて言及しませんでした)
アフタートークで一緒にお話ししたのは、この夏最年少(25歳)で盛岡市議会議員に当選したいわてレインボーマーチ代表の加藤麻衣さん。映画にかかわる話として(ここではあえてネタバレにしませんが)、LGBTをめぐる状況とレインボーマーチのお話をされました。共感するところも大きく、有意義なトークでした。そんなわけでワタシも10月12日に盛岡市内で実施されるプライドパレードに参加を決めちゃいました>実は去年も参加して歩いていました
783caef3b35f4899b9fc1569da436f59
当日のお振舞いその1は、市内の渋いコーヒーショップ。漸進社さんよりご提供の台湾コーヒー、阿里山・雛築園のスマトラティピカ。
コーヒー飲めない身としては羨ましい…と言いながらやっぱり台湾茶を飲んでしまうのは言うまでもない。すみません。

Bc0ae04151384513babdb5816b75a11d

お振舞いその2はおそらく盛岡初のパイナップルケーキ!市内のひだまりカフェさん謹製(ただし非売品)です。
中の餡はパイナップルはもちろん台湾と同じく冬瓜も使用。コーティングにパルメザンチーズを使っているのもなかなかよし。

8598d2de73e1409b8a51673d80907dd3
当日配布のフライヤーより。左がレインボーマーチ、右が上映会のために作った台湾映画のしおり。おすすめの台湾青春映画、巨匠の青春映画、そして台湾のLGBTQ映画を紹介しました。

97c6fef0b0974dc7b91b7c3a621a3c8d
こちらは先週まで台湾を旅行されていた方が持参された豚のランタン。LEDランプ付きでもちろんピカピカ光ります。

トークは30分を2人で分け合う形だったので、何をしゃべろうか考えた挙句、いきなり台湾の歴史からニューシネマの誕生、そして台湾の青春映画やLGBT映画についてざっくり話す構成にし、あとはしおり見てねーということにしました。あれでよかったかなーと思いつつ、いくらかカットしたもののだいたい話したいことは話せたので良しとします。

今回は小規模の上映会ではありましたが、人生初トークも緊張せずに話せたのでとりあえずよかったです。
次に地元で台湾や香港の映画が上映されるのはいつになるかわからないけど、その機会があったら、また何かやりたいと思います。
いや、またトークしたいというわけではありませんが(笑)。

来場された皆様、ありがとうございました。
そして上映に携わった皆様と麻衣さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。

☆後ほどnoteの方にも、上映会レポートの別ヴァージョン記事をUPいたします。

| | コメント (0)

【ZINE】『閱讀之旅』販売ほか、いろいろお知らせ

逃亡犯条例改正案への反対から始まった、香港のデモや政府への抗議行動が100日続いている現在、その行方が非常に気になるところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この夏はワタクシ自身もいろいろありまして、更新もまたまた間があいてしまい、またお知らせ記事になってしまって申し訳ございません。

6cd6ed88814b425d9e795b40bbf52807

6月9日に岩手県盛岡市で開催された第4回文学フリマ岩手にて、最新ZINE『閱讀之旅2019之雙城故事』の初売を行いました。
ご購入頂いた皆様には厚く御礼申し上げます。
文中でも香港の現在に少し触れていたので、少しタイムリーな本になったかと思います。
続けて、7月13・14日に行われた浜藤古本市と7月20日の石巻一箱古本市、9月8日のブックハンターセンダイでも販売いたしました。

7f13260e1c69442cb1d1ac5f97dcd465 

↑ブックハンターセンダイでの販売の様子。

ZINEは新刊始めバックナンバーも今月末までに通販部のページに在庫をUPしておきますので、ご希望の方はしばらくお待ちください。

C4cc398a8e7a4e6cb6e6d7bad23fe681
また、今年も盛岡市のアートギャラリーCygで開催されたART BOOK TERMINAL TOHOKU 2019にて、昨年製作した『寶島電影院』(詳細はこちらにて)をフランス装で仕立て、ボーナストラックのエッセイをつけて出品いたしました。この特装版のために書き下ろしたエッセイ「『ただの夏』と『台北暮色』」をnoteで公開しています。
こちらも昨年出品した『寶島幸福茶舗+寶島浪漫的逃亡』特装版と共にCygのオンラインショップで販売予定です。

今後もZINE製作は続けていきますが、実は来年は少し本格的な本を作る予定です。といっても商業出版ではなくあくまでも同人としての出版ですが。現在編集中で、早ければ来年5月くらいに発行できるように目指しております。お楽しみに。

70320963_1778005629010738_39144789092062 

さらに、直近&地域限定のお知らせになって申し訳ございませんが、地元の盛岡市で『藍色夏恋』のデジタルリマスター版上映会が今月25日(って実はもう明後日ですね)が開催されます。会場はプラザおでってです。詳細は上記画像とこちらのページから。(2003年日本公開のオリジナル版の感想をこちらにはっておきますね。ちなみに完全ネタバレです)
当日はいわてレインボーマーチ代表の盛岡市議会議員・加藤麻衣さんをゲストに迎えたトークイベントもあります。

来月からは映画祭シーズンを迎えます。また近いうちに更新いたしますね。

| | コメント (0)

誘拐捜査・九龍猟奇殺人事件【未公開映画の感想】

これまで観てきた2年分の映画のうち、tweetはしたけど、独立した記事が書けなかったものをまとめてUPします。
まずはタイトルの2作。2017年くらいから、WOWOWで未公開中華電影の放映も目立つようになってきたので、よく観ていました。

『誘拐捜査』


中国で実際に起こった俳優誘拐事件を基にした映画。監督は成龍さん主演の中国映画を多く手がけるディン・シェン。
香港の映画スター吾先生誘拐をめぐる警察と犯人、そして吾先生と誘拐犯との駆け引き。成龍さん出演作を手がけてる監督さんだと思うけど、ポリストレジェンドをさらにリアルに寄せたような感じだったな。実際に誘拐された俳優さんも出演し、刑事役リウ・イエの上司役で出演していた。
吾先生は香港スターだけど大陸出身であっと驚く背景を背負っているのだけど、それゆえにもしかして…という期待をさせてしまうのはあえてなのか?親友の北京在住の実業家が林雪ってのは美味しい。『ブレイドマスター』の王千源はなかなか曲者。でも本来は《健忘村》のようなコメディ演技のほうが得意分野らしい。
派手ではなく、あえてリアルさで見せたのは好感度高いし、これならシネマート系の中華祭りでやってもよかった気はするんだけど、それでやるには華が足りなかったかもしれないな。でも、ドラマとしてしっかりした作品だったので、観てて安心した。北京の元宵節の風景もいい。

『九龍猟奇殺人事件/踏血尋梅』



少女の殺人事件から見えてくる、人間の孤独と哀しみを描いた映画だった。憧れの香港で夢を叶えられず落ちていく少女と、幼い頃に事故で母親を失い、失意のまま成長した男が出会ったことで起こった悲劇は確かに猟奇的だが、お互い何かを求めていたと見ると印象が変わる。
主演はアーロンだけど、決して派手じゃないし、むしろ彼の役どころは狂言回し的。渦中の男女を演じる白只(マイケル・ニン。『宵闇真珠』にも出演)と春夏(『シェッド・スキン・パパ』のジェシー・リー)が本当に熱演で、アクションよりリアリティを求めた映画のトーンともマッチしていた。グロい場面や台詞もあるけど、それほど気持ち悪くはならなかった。TVで観たからだろうか?うーむ。
撮影にドイル兄、あとウィリアム叔父さんの名前も見たので、映像的にも見ごたえある。いい映画なんだけど、派手でもなくむしろ地味な展開なので一般公開はキツかったんだろうな。ただTLによると、WOWOW放映版は98分の短縮版で、120分のディレクターズカット版があるらしい。これも観たい。
当事者の王佳梅(ジェシー)は湖南省生まれという設定で、広東語も割とすんなりしゃべりつつ時々キッツい湖南訛りで喋るというキャラで、普通話話さないのは珍しいなと思ったのだけど、ある場面でしゃべっていたのは意味があるのかな?と思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«【ZINE新刊】『閱讀之旅2019之雙城故事』