コラム(中華芸能)

もっともっともーっと!愛とリスペクトと周星馳

 前回書いた『ミラクル7号』の感想に書ききれなかったので、もーちょっと。
『裸足の洪家拳』や『裸足のクンフーファイター』や『楚留香』の感想も早いところ書きたいとは思うんだけどね。

 なんか、人の入りがよくないんだって(泣)?『少林ラクロス』より100倍楽しいのに!
 いやまー実際、ワタシが観たときも平日夕方メンズデーという状況でお客3人だったわけなんですが…。
 まーねー、ライバルがいんぢい先生と翻版流星花園(しかも某航空会社割引@香港便とタイアップしてる…泣)だからってのも不利だけど、もーちょっと人が入ってもいいと思うし、ファミリー向けにもっとアピールしてもいいと思うんだぞ。ワタシもミスドでフルーツシューを買っては「ああ、また当たらなかった…」とガッカリしながら売り上げに貢献しているし、吹替版でも声優経験のない有名タレントなんか出ていないし、そこそこは面白いのだから、「うちの方は吹替版しかやらないから観ない」と言って避けている人も、是非観ましょうよ!

 確かに古くからの星仔迷や星仔作品が好きな人には、彼が完全に大陸にシフトしてしまったのが非常に物足らないというのもわかる(公開当時、香港の批評では「周星馳は死んだ」とまで書かれたらしいけど)。こてこての香港電影迷であるワタシからしても、アレが足りないとかコレが欲しいと言い出したらきりがない。『少林サッカー』や『カンフーハッスル』を抜かしても、90年代作品にあった魅力がどんどんなくなっているというのはよくわかる。…でも、それは彼の映画だけじゃなくて、現在の香港映画全般にも当てはまることではないのかな。数日前の新聞に、「香港人に『自分は中国人である』という意識が強まってきた」というような記事があったけど、それだけ時代が変化してしまったってことになるのか。

 でも、昔の星仔映画はよかった…なんて言っていられない。中国大陸はもとより、世界で勝負するのなら、星仔自身、こうするしかなかったのかという選択をしたんじゃないかと思うもの。そして、昔の“無厘頭”なネタを控えめにする一方で、過去の映画やマンガへの愛とリスペクトを前面に出すようになってきたのが、21世紀に入っての監督作品にそれが表れているんじゃないのだろうか。ちょっと昔の香港映画も好きだし、それに加えて『ドラえもん』や『キャプテン翼』に親しんだマンガ好きとしては、日本のポップカルチャーや世界の映画に敬愛をこめて映画つくりに挑む(この姿勢をオタクとも言う)星仔の姿勢にしびれてしまうのだ。オタクな同業種と言えばクエタラことクエンティン・タランティーノが真っ先にあがるけど、同じオタクでもクエタラと星仔のタイプは違うだろう。むしろ星仔は、この秋に自作の『20世紀少年』が映画化される、漫画家の浦沢直樹氏と似たタイプなんじゃないかと思う。…って異論あったらすみません。単に個人的な印象で言ってますので。

 とまぁ、全体的な感想はこのへんにして、細かいところをあれこれ。
○『少林サッカー』にも見られるボロ靴へのこだわりなんだが、後で感想を書く『裸足の洪家拳』と『裸足のクンフーファイター』もまた、靴にこだわっていたので、なんか通じるところがあるのだろうか、と思ったんだけど…。これ、香港レジェンドシネマでのもにかるさんのトークショーで話題にはならなかったかな?
○ティー親子が見入っていたテレビに映った宇宙人騒ぎレポートで、レポーターを演じていた妙に濃い存在のおじさんが気になっていた。エンドクレジットで確認したら、ここ最近の星仔作品から『狼たちの絆』『上海グランド』『kitchen』『SPIRIT』を撮ったヴェテラン、プーン・ハンサンさんだったらしい。初めてお顔を拝見しましたよ。
○星仔作品での音楽の使い方はなかなか面白い。オリジナルサントラを担当するレイモンド・ウォンが選曲しているかどうかは定かじゃないんだけど、クラシックを使ってみたり(『少林サッカー』ではグリーグの「ソルヴェイグの歌」をムイの場面でアレンジして使っていたのが印象的)、かと思えばコテコテの中華音楽をやったり。今回はナナちゃんとディッキーが踊りまくるボニーMの「Sunny」や、日本では「雨音はショパンの調べ」の題で知られるガゼボの「I like Chopin」が効果的に使われていたのがよい。このへんの曲、もしかして星仔が『E.T.』を観たころによく聴いていたんじゃないのかな?(「Sunny」はもうちょっと古い時代の曲だろうけど)

 この映画、香港電影迷やファミリー層だけじゃなく、もっといろんな人に観てもらいたいなぁ。『少林ラクロス』にガッカリした人とか、ナナちゃんかわいい♪とflash待ち受けをダウンロードしてこの映画の内容をよく知らない人とか、自分が不幸なのは社会のせいだと思っている人とか、子供の給食費を払えるのに払えない人とか、このほか具体的に書いたら各方面からお叱りを受けそうなのでこのへんにしておくけど、ホントにホントに観てもらいたいですよ。

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ケリー、恭喜恭喜!ほか。

 地震のご心配いただきまして、ありがとうございました。県央部はそれほど大きな被害はないのですが、まだ余震が続いています。

 しばらく記事が途切れていたのは別に地震で大変だったってわけじゃなく、単にネタ切れだったからです。ちょいとまとめて小ネタ書きます。
 まずはこれでしょう!なんともおめでたい!

  香港の人気歌手ケリー・チャンさん、十数年交際の男性と結婚(読売新聞) - Yahoo!ニュース.

 お相手は芸能人じゃない同い年の実業家さんだそうだけど、こんなに長いつき合いってことはデビュー前からってことだよね?
 「引退は考えていない」と言い切るのも潔し、なにはともあれおめでとう!

 あー、これをひとしきり祝った後、香港マスコミはきっと「次はトニカリついに結婚!」とか言うんだろーな、ってすでに言ってるか。
 個人的にはこそっと結婚、ってーのが望ましきなり。

Kelly
 ゴージャスなケリー。3年前くらいの画像かな。

 次はいまさら観たジミーさん@アースウォッチャー
NHKエコ祭りの日の夜に再放映されたこの番組、実は録画時間を間違えて前半がわかりません(泣)。
 でも、月周回衛星「かぐや」が写した“月から見た地球”を観て、ジミーさんが描き上げた絵本《寶寶不要哭》は相変わらずのジミーワールドでステキでしたよ。地球はよく“母なるガイヤ”と女性的に表現されるけど、宇宙から見れば赤ちゃんみたいだよね、という逆転の発想も、か弱き者に光を当て、慈しむような物語をつづる彼らしい発想。
 これ、絵本出しませんか?是非日本で出版しましょうよ!>N○K出版さん

 NHKつながりもう一つ。
 今夜11時からの『びっくり法律旅行社』は香港特集だそうです。
 内容紹介を見ると、うむむーな感じもちょっとしそうですが(ゲストの皆さんも個人的にえーと…だし)、とりあえずチェックします。トラベラーチェック!(児玉清さんふうに)

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で?って『ミラクル7号』の日本コピーじゃないけどさ。

 で?

 いったい何がしたいんだ、av○xよ…。

なんで三国志の孔明と周瑜がキューピーに?その名も孔ピー!周ピー!… - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ.

扇子とヒゲがチャームポイントの孔ピーと、凛々しい眉と帽子がポイントの周ピーは、知恵と勇気の友だちらしいが、重厚な歴史ドラマの前売り特典に、このラブリーなキャラクターを付けた配給会社の意図は謎だ。

 ホントに、謎すぎてあきれてしまふ。

 しかし、いくら現在の日本の映画興行形態がシネコンメインになってしまい、映画ファンを相手にするよりも一般の観客にアピールして勝負しなければいけないっていう、今の状態ってはたして映画そのものにとっていいことなんだろうか?
 映画ファンの立場としても、ワタシたちはあくまでも純粋に映画が観たい。特典なんかどうでもいい。だけど、逆に特典目当てで買って肝心の映画はパスってのもありうるんじゃないだろうか?それならその券タダでくれよ、って言いたくなるが(爆)。

 こういう話題づくりだけの仕掛け、やっぱり飽き飽きしてしまう。愛もリスペクトも感じられない姿勢は、映画のためにはならないよな。
 星仔映画だけではなく、『赤壁』にもっと愛とリスペクトを!もちろん香港映画にも愛とリスペクトを!と、世界の中心で叫びたいぞ(古いフレーズ御免)

 あと、『赤壁』といえば、この事故にも驚かされた。ああ…。

ジョン・ウー監督の最新作、撮影中にスタントマンが事故死(ロイター)

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愛とリスペクトと周星馳、ふたたび

 あちこちのblogで紹介されているいろんな星仔の動画@某ちうぶを見て、結構楽しんでおります。抜き打ち出演だった『花丸街市』とか、例の某格闘家乱入騒動を報道した香港(or台湾or大陸?)のエンタメニュース(ええ、日本人からしてもアレは侮辱でしょう)とかね。検索をかけるとかなりたくさんあるみたいだし、こ○ん星人乱入画像もまだ見ていないけどね。観たら腹立つだけかねー?

 そんな中、公式blogblogパーツが紹介されていたので、左側に貼ってみました。これはameblo以外でもオッケイのよう。
 手軽にナナちゃんと遊べるのが便利かな。
 ミスドとのタイアップ商品もあるそうで、これならわが街でも気軽に買えるなー。
○り○星人乱入よりこっちの方がずーっと嬉しい。

 あとはナナちゃんgoodsがどれだけ出回るか、だろうか。そのへんも是非、愛とリスペクトを!

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愛とリスペクトと周星馳。

 ネタとしてはすっかり出遅れてしまったけど、お約束なのでね。

 先頃星仔&徐嬌ちゃん親子が来日し、『ミラクル7号』日本公開記者会見を行ったとのことだけど、その会場がなんとお台場の日本科学未来館だったというのに驚かされた。あの日本初の宇宙飛行士モーリさんが館長を務められていることでも有名で、上京した時にも二度ばかり足を運んだこともあるでっかいミュージアムじゃないか!
 これは当館で現在開催中の「エイリアン展(世界巡回展で日本ではアジア初開催らしい)」に“長江7号(=ミラクル7号・ナナちゃん)”が顔を出している縁で、ということらしいけど、そのことに気づくのがもう少し早かったらよかったなぁ。そしたら、GWにお台場まで行ったんだけど。

 ところで『少林サッカー』以降、星仔の新作が日本でリアルタイムに公開されるようになって日本の報道でよく紹介されるのが、既存の作品に対する星仔のリスペクトぶり。小林足球では『キャプテン翼』&日本のスポ根マンガその他もろもろ、『カンフーハッスル』では過去のカンフー映画&武侠片にその他もろもろへのリスペクトがあるんだが、今回はスピルバーグの『E.T.』に加えてこれらしい。

チャウ監督「ドラえもん」を参考に製作(サンスポ)

 予告を観る限り、あとはえむあいつーとかもネタにありそうだけど、“アジアの爆笑王”の冠を頂いた星仔の作品が、既存の作品をどんどん盛り込んでも、決して安易なパクリには感じさせないんだよなーって思うことがよくある。
 それは小ネタの使い方が適度であり、なおかつ愛のあるパクリになっているからなのかなー。それゆえに、ああ星仔ってホンマにオタクだわ、でも愛とリスペクトが感じさせられるから許せるわ、と思うわけである。それは星仔だけじゃなく、『黒薔薇対黒薔薇』で香港映画の傑作をネタにして、ワンチャイシリーズから『デリカテッセン』までの小ネタを入れまくり、ついには出演したご当人に『ラ・マン 愛人』のパロディを演じさせたジェフ・ラウの映画作りにも通じるし、同じセンスのよさを感じさせられるところがある。さすがかつて一緒に仕事をした仲だねー。

 そういう面から星仔の映画を好きだと思えるし、その星仔に対して愛とリスペクトを抱いて映画を観ようと思っているんだけど、そんなことが感じられないのが、星仔映画に対する日本の扱いなんだよなー。くどいと思いながらも書くが、少林ラク…いや少林なんちゃらなんて彼に名前を出させた某電視台の自己満足で終わって、全然リスペクトがないもんね。『カンフーハッスル』イベントでの某格闘家乱入演出(参考としてこの記事)も然り。
 そして、今回は…そりゃ星仔も困惑するってば。(from eiga.com
 しかもマスコミよ、ゲストに対してイベントの趣旨に沿わない質問なんか投げるなよ、そりゃノーコメントに決まってんだろーが。いったい主役は誰だよ、星仔&徐嬌ちゃんだろ、ったくよぉー。
 星仔には愛とリスペクトを持った態度でのお出迎えだけでも充分なのだ。某電視台的ウケ狙い演出はいらないんだよーん。

 しかしあの子、まだこ〇ん星人とかなんとか言ってるのかー。てっきり〇り〇星は爆破されたから終了したかと思ったのに。キミも懲りんヤツだなー(爆)。

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香港映画を大画面で観たい!運動実施中

 香港レジェンド・シネマ・フェスティバルの公式サイトがオープンし、FREEMANさんのblogによれば、チケット発売も6月7日と決定。…やっぱりチケは争奪戦だろうか。観に行けるとしたら土日しかないもの。
 でも、ホントに東京は恵まれているよなぁ。こういう上映環境においては。

 最近、全国ロードショーになっているもの以外では、地元に香港映画が来なくなりました。おそらく、最後に来たのは、屈辱の日本語版のみ上映&1週間で打ち切りだった昨年5月の『龍虎門』くらいなもん…。来月ムービープラスで字幕版が放映されるので、そっちで観るつもりではあるんだけどね。
 さらに、わが地元では『ミラクル7号』blogもできてる)の上映が日本語版のみ…(泣)。
 なんなんだ、この地方格差は。この格差、うらむぞ政府(こらこら)。

 しかし、この格差というのもやっぱりシネコンが全国に浸透したからなのかね、とも思い、中華電影の買い付け値段が相変わらず高騰しているからなんだろうか。大韓電影もすっかり波が退いたけど、それに巻き込まれて香港映画も上映が減っていったってのはつらいっす。

 とりあえず、地元でやる映画は必ず地元の大スクリーンで観ます。レジェンドシネマも、今後DVDでしかお目にかかれないものならば、なんとか費用をやりくりして観に行きます。だから、各映画配給会社さん、今度ともども香港映画を買い付けて、なんとか日本の隅々でも劇場にかけられるようにしてくださいよ。全国のシネコンさんにもお願いします。これで香港映画を観てくれる人口を増やしてほしいもんですよ。

 いくらDVDが手軽だからと言って、大スクリーンで香港映画を観て大笑いする楽しみを知ってしまうと、小さい画面が物足りなくなってしまうんだもの…。

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チャリティは、簡単なようでいて実は難しい。

 ああ、もうすこし政府が早く動いてくれれば、そして軍部や地方政府に連携があれば、救えなかった命も助けられたのに…。四川の地震の報道を見たり聞いたりするたび、そんなことを考えてしまう。

 《豪門夜宴》のときにも書いたのだが、災害援助に関する香港芸能人のフットワークの軽さと団結力は本当にすごく、あちこちで紹介されているキャンペーンソング『承諾』を始め、来月1日に開催される大規模なチャリティーイベントなど、多くの活動が展開されている。
 もっとも、それらの動きが日本のメジャー系メディアで詳細に紹介される機会はほとんどなく、エンタメがらみのイベントも北京で開催されたもの(フェイが出演したアレ)がかろうじて朝日新聞で記事の一部として報道されたくらい。まぁ、あっちは首都だしな。

 そんななか、今朝の新聞サイトにこういう記事が。やっぱり世界の大哥だから、こんなに大々的に報道されるんだよな。

感動的な物語を…ジャッキー・チェンさん、地震テーマに映画構想 : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 こういう報道があれば、人によっては「人の不幸をネタに金儲けかよ…」なんて言う人がいるし、そう言いたい気持ちもわからないことはない。
 でも、俳優や歌手たちは、自分の仕事が苦しんでいる人々を勇気付けることになると自覚して、演技をしたり歌を歌っているわけだし、その活動と同時に義援金を出している人も多い。先に書いたような、香港芸能人のチャリティへの積極性を考えれば、成龍さんがこういうのには非常に納得がいくのである。

 あと、星仔のこの言い分(yahoo経由レコチャイ)だけど、常々韓流スターが日本の災害に対して「○○○○万」というようにわざわざ金額を提示して寄付を行ったという報道に疑問を持ったことがあることを思えば、金額だけじゃなくて名前の公表だけで十分というのにもうなずけるものもある。

 チャリティって一言で言っても、実は意外と難しいものだ…。
とにかく、まだ瓦礫の下にいる人々の、一刻も早い救助を願っている。

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地球は危険だ、火星へ帰れ!

 クライマックスのシンのこの台詞、やっぱり笑えるなぁ。

 少林なんちゃらの口直し第二弾、というわけで久々に『少林サッカー』を金曜ロードショーで観たよん。以前観たのはやはりTVでなんだが、2年前にドイツ足球世界杯便乗で放映されたときは、うちの方じゃネットがないテレ東系だったので、悔しかったのよね。
 今回は延長なし放映なので、かなり短くされるだろーなーと思ったら、富士電視台放映版で無残にカットされたファン&ハンの青年期が復活してましたねー(ムイのセクシーポーズも)。その分割を食ったのがシン&長兄の“少林拳サイコー♪”場面と二兄と空太り…もとい軽功の最初のちゅーheart01シーンだったのだが。その分2回目の四兄の写真ぱちりが生きていたからおかしい。
 カレン&セシ姉妹との対決、もしかして例の事件があったからカットされるんじゃないかと心配してたけど、これがないと次につなげられないのであったのは嬉しい。ヒゲ面でもかわいいよ、セシ。彼女をしっかり守ってやってね、ニコ。(こーゆーところでいうなよ)

 ところで、星仔の吹替といえば“もう(彼とは)他人とは思えない”とコメントされていた山ちゃん。blogの記事を拝見すると、『ミラクル7号』日本語吹替版のメンツは安心して聞いていられるプロの方が多いようですね。地元上映は字幕版もやってほしいよー。

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おおお親分、まぢっすか!

 久々の『挽歌』(はやいとこ2も観たいのだが暇が取れない…)、そしてキンキラキンを観て、気がつけばにわかにユンファ祭りしているこのごろ。
 そんなユンファ兄貴は、欧米電影でも着々と足場を固めつつあるようで、ちょうど金像のころにオーリーくん&リーアム・ニーソン先生とフレンチノワール映画『仁義』のリメイクに出ると聞き(参考はeiga.com)、ほほーおフランス映画とは、なかなかいいところ選んできたではないか、なんて思って記事を読んでいたのである。

 そして、今夜見たこの記事に大いに驚く。

オーランド・ブルーム主演の「仁義」、監督はジョニー・トーに! : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

 なななななななななななんですとぉー!>自分驚きすぎ。落ち着けオレ
 ついにジョニー親分、欧米進出ですよ!
ハリウッドじゃないってのがポイントだろーか。
なんでもこの映画、フランスと香港の合作になるみたいですね。ってそれはブルベリと同じじゃないですか。いいんですか親分?って聞くことじゃないか。

 しかし、ヒロインがまだ決まっていないそうで。
誰にするんだろう?すーちーとか?
これだけメンツがステキなら無理に女子を出さなくてもいいんじゃないの、野郎だけでもとってもホモソーシャルっぽいし、なんていう意見はごく一部なのかしらね。

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共通点は、胸かよっ!

 多忙のため、軽い記事で失礼。
キンキラキン試写会を紹介したこの記事、タイトルから思わずそう叫んでしまいました。

 出席された胸の大きな方(…ああ、なんかセクハラっぽい。スマン)には罪はないし、失礼かと思いましたが、やっぱりこの手のPRイベントはどーも(以下、以前と同じことの繰り返しになるので言うので省略)…。
 王様も王妃も第二皇子も来てないとはいえ、ねぇ…。
 いや、リア小姐は別にイヤじゃなかったんだが。

 久々の更新がボヤッキーな感じで申し訳ありませんわよ~。

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「香港で撮ってくれたらよかったのに」と思いつつ、ブルベリ香港キャストを考えてみる。

 まずは、結構正統派っぽいイメージキャスト。監督はメイベル・チャンかイー・トンシンで。

 エリザベス:スー・チー
 ジェレミー:ダニエル・ウー
 アーニー:ン・ジャンユー
 スー・リン:カリーナ・ラウ
 レスリー:カレン・モク

 次は、ピーターさんに監督してもらいたいイメージキャスト

 エリザベス:ヴィッキー・チャオ
 ジェレミー:レオン・ライ
 アーニー:ラウ・チンワン 
 スー・リン:ミシェル・リー
 レスリー:アニタ・ユン

 これはどうだ?アンドリューさんに監督してもらいたいイメージキャスト

 エリザベス:ジリアン・チョン
 ジェレミー:イーキン・チェン
 アーニー:アンディ・ラウ
 スー・リン:アニー・リウ
 レスリー:シャーリーン・チョイ

 最後に、「なんでオレがあんなスカしたヤツの作品をリメイクしなきゃいけないんだよ?」といわれること確実な、ジョニー親分に監督してもらいたいイメージキャスト

 エリザベス:チェリー・イン
 ジェレミー:ルイス・クー
 アーニー:サイモン・ヤム
 スー・リン:ケリー・リン
 レスリー:マギー・シュウ

 他にも考えたらいろいろできそうですが、とりあえずこんなとこで失礼します。
あとで追記する予定。

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『赤壁』、カンヌでは一部上映か…。

 昨日『死神の精度』読了しました。感想は書いたけど…ネタバレになるので大したこと書いてません(苦笑)。

 さて、 最近公式サイトで予告編が観られるようになった《赤壁(公開直前までは『レッドクリフ』と言いたくないワタクシ)》。ワールドプレミアはカンヌなのかな、と思いきや、ダイジェスト上映なのね。んであくまでも中華圏上映でワールドプレミアなのね。
 ちょっと淋しいような気もするけど、これもまた海賊版対策?なんて思ってしまうよ。考えすぎか。

レッドクリフがカンヌ映画祭でお披露目(日刊スポーツ)

 こういうイベント上映はカンヌのスケジュールに載りにくいので、調べるのは大変そう。でもまぁいいか、今年もカンヌ追っかけ決定だな。

 もちろん初秋に行われる予定のジャパンプレミアも楽しみだけど、いつも言っているが如く、お願いだからスポーツ紙&ワイドショー対策として話題の芸人やタレントを呼ぶのはできるだけやめてねー。スポーツ紙記者やワイドショー取材陣ももっと映画を勉強して、映画そのものを記事でしっかり紹介してよー、と、全然中華じゃないけどこの記事を読んで思った次第。

 スポーツ紙ついでに、このニュース(以上2つともスポーツ報知)にもびっくり。台湾スタッフだから心配してはいないけど、頼むから日本の映像化に倣って「全員片想い」前面アピールはこれまたできるだけやめてくれー。

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で、撮る場所は変わっても、やってることは基本的に同じじゃないなんてとかなんとか言っちゃったりなんかして~。

 さっきケーブルで、アニメの『キャッツ・アイ』をちょっとだけ観た。これ、大好きだったのよー。香港では『シティーハンター』が人気で、日本公開された成龍さんのほかにアンディ先生やアーロンもやってたよね、でも個人的には梅姐の泪おねえ、マギーの瞳おねえ、ユンれんれんの愛ちゃん、そして學友さんの俊夫なんてキャストでこっちのほうを香港映画で観たかったなぁ、なんて思った次第。

 …って、全然本文と関係ない前振りだなぁ。どーもすんません。

 先週の読売新聞に我らが俺様王家衛のインタビューが掲載。もちろん、話題はブルベリのことについて。
なんか、インタビューを読む限りでは、基本的に撮る場所と俳優陣の人種が変わっただけで、やってることは香港と何も変わっちゃいないってことかい。わかっちゃいるけど、ついついそう言いたくなるのよね。
 まぁ、今回の映画がどれだけうけるかは大いに気になるところであるねぇ。トニーやマギーや張震やフェイから、ノラ小姐やジュードやナタリーちゃんに代わってどんなメリット/デメリットがあるのだか、いったいどーなんだか。あ、でも、香港での受けはイマイチだったんだっけ(苦笑)?

 そして、一番笑ったのは写真のキャプションにあったこのコメントだったんですが。

ブルーベリーパイを選んだのは、「アメリカで入った店で、一番人気のないケーキを頼んだら、出てきたから。あと、以前ノラに嫌いなパイはと聞いたら、ブルーベリーパイと言ってたし」と話す
…たとえ香港からアメリカに撮影場所を移して、やることはいつもと同じとは言えども、俳優に嫌がられるシチュエーションをわざわざ準備させるってーのも一緒ってこと?とかなんとか言っちゃったりなんかしてー♪←広川太一郎さんの語尾を使用し、氏を追悼しております。

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わはははは、ド兄(ドニー)さんが先か。

 来月『ブルベリ』が公開される王家衛が、次に準備しているという中国語映画が、李小龍の師匠で詠春拳の使い手、葉問の生涯を描くという《一代宗師》。主演は当然トニーで、当然例によって例のごとく準備は順調に遅れているわけなんだけど、それより先に動いたのがド兄さん&ウィルソンさんの『SPL』&『龍虎門』コンビでしたか。
 なんか、堂々とニュース打たれてましたが、信じていいんですよね?

 ブルース・リーのカンフーの師匠の伝記映画、製作決定! : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

 ド兄さんだったらカッコいいに決まってるんじゃないかと思うんだけど、後発になった《一代宗師》はいったいどう出るつもりなんだろうか?と心配しつつ、これは今度もフォローしていくとしますか。

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たとえフィクションであっても、いろんな物語とリンクしてくる。

 いよいよ第4コーナーを回った感がある『ラスト、コーション』全国上映。
うちの地域では今週金曜までの上映だけど、結局3回鑑賞となった。2回は地元で、そしてあと1回はもうしばらく上映が続きそうなシャンテ・シネで。
確かに気軽にリピートして観られる作品じゃないよな、これ。『2046』も2時間を越える映画だったけど、脳内自己編集という超能力(?)を駆使して2時間にまとめて観たから5回ほど観られた。けど、この作品の自己編集は厳しかった。オヤヂ系メディアであれこれ騒がれた(やでやで…)セックスシーンを脳内自己編集したいと思ってもどーしてもできないしね(苦笑)。
 
 そんなわけで、オヤヂ系巨大メディアの興味本位記事と誤解と偏見を解くために(ってそんな使命を勝手に帯びていたのか、この場末のblogが!?なった気すんなよ自分!)もとはしが勝手にやってきた『色、戒』キャンペーンもいよいよオーラス。そんなわけで、今日はこの映画を観て思い出していたいろんな作品をつれづれに。

 まずは、このおふざけ記事でも挙げた、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』。ヴァーホーヴェンといえばラジー賞常連(&堂々のトロフィー受賞者)で知られる“暴力とセックスの巨匠(爆)だけど、オランダに帰って撮ったこの映画は比較的まともであり、2年前のヴェネチア映画祭のコンペにも出品されたくらい。さらにヴァーホーヴェンは昨年のヴェネチアで審査員も務めたわけだが、時代もテーマもかぶるこの作品をどーゆーふーに評価したんだか一度聞いてみたいよ。

 1930~40年代の上海は、戦争の影を落としながらも物語の舞台としては非常に魅力的であるのはいうまでもない。ご存知『上海グランド』や『インディ・ジョーンズ2』でもこの時代の上海を描いている。そして、80年代にマンガ読みだった女子なら名前を聞いていると思われるのが、森川久美の上海2部作-『南京路に花吹雪』と『Shang-hai 1945』。『南京路』はちょうど「ダ・ヴィンチ」2月号の「シネマ ダ・ヴィンチ」でもネタにされていたけど、もう一度読み直したくなったなぁ。

 そして、イム・ホー監督と今はなき台湾の女性小説家三毛が張愛玲の半生をモデルにして作り上げた『レッドダスト』。『色、戒』や、佳芝のモデルとなった丁蘋如のことを知らずに観たので、漢奸との恋愛というテーマはかなり大胆だなとビックリしてしまったのだけど、佳芝の人物像は丁蘋如に張愛玲の若い頃をミックスして作り上げたといえば腑に落ちる次第。これも再見したいけど、日本語版DVDは出ていないんだっけ…日本公開されているんだから、是非字幕で観たいんだよね。

 あと、いろいろ探したらいろんな作品とのリンクもでてくるのではないかと思うんだけど(例えばオールドハリウッドのフィルムノワールとか)、とりあえずこんなところを思い出した次第。漢奸つながりなら『川島芳子』も挙げられそうなので、これも今度観ておくか。
 皆さんは、他にどんなものとリンクさせて観たのでしょうか?

 ところでこの映画、日本に先行して上映された米国では、ブロークバックに比べてそれほどヒットしなかったという。その原因は「米国人が複雑な20世紀アジア史をよく知らないから難しかったのかもしれない」とか言われていたけど、案外例によって例の如く、字幕を読むのが大変だったからじゃないのかっていう気もした。だってほら、無間道シリーズを知らずに平気で『ディバ』に作品賞与えちゃうアカデミーがある国だからねぇ、とかなんとか言って1年前の恨みをここで蒸し返すのであった。…ってこらこらぁ!

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嗚呼えぢよ、なんで…(大泣)

 以前、「この件についてはノーコメント」と書いたけど、やっぱりこういうことになってしまったら、書かずにはいられなくなった。いつものアタシなら「ったく、えぢの大バカ野郎!」と叫んで終わりにするところだが、この結末についてはいろいろ考え込んでしまったので…。

 個人的にレコチャイは信じていないってこともあり(だってそれってどーよ的記事があまりにも多すぎるんだもの。それがヤフーやニフやlivedoorに提供されて大々的に報道されてガッカリって経験もあるし)最初にこの事件がアップされた時、どーせレコチャイお得意のオーバーアクション気味な記事でしょ、なんて思ってスルーしていた。しかし、ここ1週間で「わいせつ画像流出事件」がやたらとニフのモバイル版サーチに引っかかるようになり、日本では決してメジャーじゃないジルやセシ、そしてえぢの名前もサーチに挙がるようになり、さらにはロイター発外電経由で週刊ポ○ト、フラッ○ュ、フラ○デーなどのスクープ系週刊誌にも取り上げられてしまったが(「香港のキ○タク」などという無知丸出しの見出しがいかにもだなー)、それもまた興味本位だけで書かれた『色、戒』記事(by文春)と同じレベルだろうと思ってなんとかスルーしていた。件の画像だってエロスパムでよくあるようなアイコラレベルのもんでしょ?首謀者逮捕とえぢ本人の長期謹慎で納まるんじゃないかと甘く見ていたんだけど、結局こうなってしまったのか…。

<写真流出><会見速報>衝撃!エディソン、写真の責任認め引退宣言!「全市民に謝る」―香港(Record China) - Yahoo!ニュース.

 日本芸能界ならヤクで逮捕されたりセクハラを働いても、人々がそれらを忘れた時にそいつらはすぐ復帰してしまうので、「なんて甘いんだ日本芸能界!だからなぁ…」とあきれること限りなしなのであるが、さすがは意外と保守的な香港、日本でこういう事件が起こったとき以上に厳しいことになってしまった。
 芸能人だから、多少のご乱行もあるっていうのは認める。パンピーと同じように物を食べてトイレ行ったりするとはいえども、やっぱり稼ぎの額は違うし、非常に特殊な世界に生きている人種であるからね。ヤクに汚染されているとか、黒社会とのつながりがあるとか(20年前くらいの香港芸能界ではしょっちゅうあった話だ。今でもないことはないか?)、単に表に出ないだけどそういう裏の面だってたくさんあるのだろうし。
 この手の事件はよくパパラッチが紙面に出して問題になるけど、今回はネットに流出してしまったというのでまた問題が大きかった。一番悪いのはこれを入手してネットに流した自称「キラ(こんなんでデスノかよ、安直だなー)」とその周辺だと思っているけど、えぢ自体も管理と認識が甘かったというのも大きいよなぁ。

 ワタシは決してえぢのファンじゃないけど、香港芸能迷を長年やってきているし、デビュー時から知っているってこともあるから、やんちゃだってわかっていてもちゃんと成長はするだろうと多少期待していた。実際、出ている映画も結構いいものがあったし、役者として自覚が出始めたなと思っていたからね。彼とよく比較された同い年のニコだってデビュー時はホントにやんちゃボンで、交通事故やらなんやらいろいろやってきたけど、その頃と比べたらここ数年はいい仕事していて、セシとの結婚でずいぶん落ち着いたよなと思ったもんな。
 だから、残念だと思っているし、この件が最近とみに元気のない香港芸能界をますます衰退させてしまうんじゃないかと思うととても悲しい。えぢやショーン以降の若手俳優が育っていないのは事実だし、それに輪をかけて女性芸能人も少ないからね…。二個とセシには離婚危機までとあるけど、パパラッチには苦しめられてきてお互い苦労している二人だからなんとかできない…のかなぁ?
 
 しかし、日本マスコミはこういうスキャンダルが起こるときしか香港芸能をとりあげない気がする。レスリーや梅姐のことを除けば、大々的に報じたのは9年前の成龍さん隠し子発覚以来じゃないか?そんでもって未だに香港スターは成龍さんだけとか思い込んでいないか?というのは大いなる偏見か。

 今回の件、とりあえずコメントはこんなところで。
 ええ、ワタシもうまく言葉にできなさそうで、これ以上何を言っていいんだかわからないので。当分日本の芸能ニュースを見るのも怖いなぁ。

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北京語使用者は、地方の言語が苦手らしい。または『色、戒』の言語状況について

 ジェイ演唱会ですっかり舞い上がっていましたが、それでも続いてます『ラスト、コーション』キャンペーン。
 ええ、某「週刊○春(この雑誌、昔は面白かったのに…)」のオヤヂ目線記事には決して負けませんし、今頃オヤヂ系週刊誌が色めき立っているえぢのあの事件にも目を向けさせないような記事にしますわよー!
 …ってそんな文才ないだろ自分。

 さて、今回は予告どおり、『色、戒』における言語状況なんぞについてちょこっと。 
 この映画は台湾&中国メインで作られているし、舞台も中国大陸なので、当然使用言語は“普通話(台湾では「國語」)”と呼ばれる北京語。日本で一般的に中国語といわれるのがこれだよね。だけど、この映画には北京語をメインにしながらも、いろんな種類の言語が飛び交っている。ちょっと北京語をかじった人間だったらよくわかると思う。
 まず、易太太が主として話すのは上海語。奥様たちの麻雀では発音がはっきりした北京語で話している印象だけど、親が上海出身の広東人である佳芝や、使用人と話す時は独特のしゃべり方になる。
 そして、広東人の佳芝は大陸の人間なので主として北京語を使うけど、しばらく香港で暮らしていたので広東語も多少話せる。作戦決行の合図を裕民たちに知らせる時は広東語を話していたっけね。彼女は大学にまで進学し、上海でも学校に通ったり教師をしていたようなので英語も話せ(もともとの希望は父親が住む英国に渡ることだったし)、日本語も多少なりともわかるような設定だったのだろう。裕民も広東人なので、香港人の曹に近づく時は広東語を話していた。(後に曹が裕民たちのところに押しかけたとき、彼は北京語を使っていたけどね)
 そして易先生だが、ずーっと聞いていると、彼だけは終始北京語で押し切っていたような気がする。太太と話す時も上海語じゃなかったもんな。易先生、一応上海出身って設定なんだっけ?

 次に、役者からのアプローチを。
 初の大陸映画(?)だった『英雄』では吹き替えだったトニーだけど、今回は全部自分で台詞をしゃべっていたので、今まで通訳の都合上北京語でインタビューする姿は見たことあっても(一番古い記憶は『ブエノス』の来日記者会見)、劇中で完全な北京語をしゃべるのはこれが初めてなんじゃないだろうか?ああ、台湾語が話せないからと耳の聞こえない設定になった『悲情城市』もすでに二十年近く前の話だし、同じホウちゃんの『海上花』ではホントは上海語を話さなければいけないところを、設定を広東から出向した役人という設定にしてもらって上海語なまりの広東語を話していたっていうこともかつてあったもんなぁ。
 中国人じゃないワタシがいうのも生意気なんだけど(爆)、劇中のトニーの北京語はきれいだったと思います。聞きやすかったしね。
 一番多言語を使いこなしていたのはなんといっても湯唯小姐。北京語・上海語・広東語・英語と4言語もしゃべっています。湯唯小姐は杭州出身とのことなので、もしかしたら多少上海語にちかい言語がしゃべれるのかな?なんて思ったんだけど、どの言語も難なくこなしていてよかった。話し方もナチュラルで、大陸女優さんにありがちなキンキンしたしゃべり(誰だとは言わない、あえて)じゃなかったのがまたよい。
 宏くんは承知の通りABC(中華系米国人)なので、当然北京語はレッスンしたんだろうけど、言い回しがいかにも昔の熱血青年みたいでちょっと微笑ましかった。まー、役どころが演劇青年だからね。彼の演じる裕民と佳芝の学友は香港や台湾の若手をそろえているけど、確かに台湾人的な北京語を話していた。まぁ、メインキャストに台湾出身の俳優がいないから、かえって耳についたのかな。

 ところで、なんでこんなことを考えたのかというと、実はそれはワタシに原因があるのでアルよ(笑)。
 ワタシは20年近く北京語を学んでいるんだけど、5年以上学んでいる今の中国語の先生(ハルピン出身)曰く、ワタシのしゃべる北京語は完全に南方系らしいとのこと。そりゃー台湾で北京語を学んだのだから南方系だってことは意識してはいるけど、やっぱり先生が大陸人だからかな、先生も自分の言葉にこだわっているみたいなんだ。まーねー、ワタシは南方系が好きだから別に無理やり修正するつもりは全然ないよ(苦笑)。
 でもワタシ、台湾人の北京語の特徴である「巻き舌がない」ことにはちょっと引っかかっているので、それはあえて意識して発音している。だから「我是(Wo shi)」はちゃんと「うぉーしー」と発音している。巻き舌のない「うぉーすー」という言葉を聞くと、一発で台湾人ってわかるからね。

 さて、翻って台湾出身の俳優さんはどうかって考えると、台湾映画やもともと台湾人って設定であれば、発音はナチュラルに話しているのも無理はない。だけど、そんな彼らが大陸の映画にでる場合はしっかり発音が直されているような印象を受けるのだ。ってそれは単にアタシの耳の聞こえ違い?
 ここでまたジェイの話になるのだが、彼の北京語(あ、國語か)はいかにも台湾人的な話し方だ。見事に巻き舌がない。それもあってかわいく思えるのかも(こらこら)。先日のコンサートで「ボクの発音ははっきりしないから…」なんていっていたのを聞くと、あーなんだ、自分の発音がよくないってちゃんとわかっているんだって理解したしね。《不能説的・秘密》は台湾が舞台(蛇足だが舞台の淡水はワタシが半年ほど住んでいた街だ)だから、発音には気を遣わなくていいのだろうけど、大陸映画であるきんきらりん、もとい『王妃の紋章』ではダイアログレッスンを受けたりしたのかな?って結局またジェイに話が戻ってしまったわ。

 軌道修正もこめて最後にこんなネタを。
 先週、中国語に「もし中国の方言を勉強しなければならないとしたら、先生はどうやって勉強しますか?」という質問をしたところ、「それなら上海語は絶対勉強しない。ワタシは上海語がキライだから。広東語はもう言葉が全然わからないけど、上海語よりまし」との答えが返ってきました。「なぜ上海語が嫌いなんですか?」と尋ねると、「だって上海語って大阪弁に似てません?きれいな言葉じゃないですよ」との答えが…。

 センセー、これで大阪人を敵に回した感があるんですが(爆)。

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コスモポリタン李安先生の、クールな視線

 李安(アン・リー)先生の作品は以前も書いた通り、中国語映画はデビュー作の『推手 プッシングハンズ』以外すべて、英語映画は『いつか晴れた日に』と『ブロークバック・マウンテン』のみ観ている。朝日新聞毎日新聞のアジア映画コラムのインタビューにあるように、90年代後半のようにすっかり英語映画に行ってしまうのではなく、今後は欧米と中華圏でそれぞれ映画作りをしていくという嬉しい話があったので、李安先生からますます目が離せない。いずれは『アイス・ストーム』に『楽園をください』(両方ともトビー・マクガイア出演作か)、そして公開時はスルーしてたけど、今になったらなにか深いテーマがあるんじゃないかと思えてきた『ハルク』もDVDでフォローするか。そーいえばワイズポリシーblogで「アン・リー・コレクション」なるDVDセットを見かけたけど、ちゃんと『ハルク』も入っているのか?(そりゃないだろ)

 それはともかく『ラスト、コーション』話に戻る。
 普通、トニー出演作品だと、やはり迷の贔屓目ということもあって、ついつい過剰に感情移入して見入ってしまうのだが、この映画に限ってはそれがなかった。あんなにハマって観ていたのにもかかわらず!そして、気がついたことがある。物語は非常にメロドラマ的であるのに、その演出は全然ウェットじゃないのだ。それを感じたこともあるから、セックスシーンに色気がないと思ったのだろうし(いろんなところの感想を拾い読みすると殿方はそうでもないみたいだね。これは性差だ、しょーがない)、易先生や佳芝どころか、誰にも感情移入せずに、まるで神もとい李安先生の視点になり代わったかのように眺めていられたのかもしれない。
 アメリカで許されざる恋に落ちた男たちを描いた『ブロークバック』が彼じゃなきゃ撮れないと思わされたのは、米国以外の文化圏で幼少期を過ごしてあの国に腰を落ち着けることになった李安先生が、ハリウッドにとって完全に“異人”であったから撮れたんだ、と思ったことがあったのだが(リンク先の感想参照)、それは本人が“姉妹作”と言い切るこの映画でも言える。彼が台湾人であっても外省人であることから、国民党を追い出した中国共産党政府は彼に対して、もしかしたらあまりいい顔をしたくないんじゃないかなーなんて変に政治的な勘繰りをしたくなるんだけど(これに関してのツッコミはやめてねー)、彼は中国においても“異人”なのかも、と思っていたら、雑誌『すばる』に掲載された野崎歓先生によるインタビューでもそのことについて触れていたので、はっきり確信した次第。
 言い換えれば、李安先生はどこにおいても“異人”なのかもしれないけど、それは裏返せばコスモポリタンであるわけで、その視点が映画作りに生かされているんだと思ったのである。
 あとは、2000年以降の作品に見られるんだけど、大作はちゃんと大作として作り上げ、エンターテインメントに徹しているという点も特徴的かな。『ハルク』もきっとそうなんだろうし(推測で言うなよ)、ブロークバックも『色、戒』も立派なエンターテインメント映画よね、って乱暴すぎるかしら。

 そして忘れちゃいけないのが俳優の使い方。
李安監督作品でブレイクした若手俳優さんって、実は結構多くないか?
例えばケイト・ウィンスレット(いつか晴れた日に)、ヘタレの蜘蛛男ピーターくんことトビー・マクガイア(アイス・ストーム&楽園をください)、『初恋のきた道』とこれで知名度を上げたツーイー、実質上除隊後初の映画出演となった張震(以上臥虎蔵龍)、『トロイ』や『ミュンヘン』に出演したエリック・バナ(ハルク)、ブロークバックの主要キャスト4人全員(でもヒースの新作はもう見られない)…。
 もしかして李安さん、欧米人でも華人でも、若手(or無名)の才能を引き出すのには長けているんじゃないか?湯唯小姐や宏くんの好演を観るたび、なんだかそんな気がしてきた。だから今後彼らにも注目がもっと集まるのかもしれない。
 それに対して、ベテラン俳優には堅実さと同時にちょっとした意外性を求めるのかな?弁髪姿のユンファにカンフーを、ミシェル姐にはオトナの恋を、そしてトニーには中年の狡猾さと残忍さを。そしてみなさん、確実にその役柄を演じきっていらっしゃるので、ベテラン俳優には絶大な信頼を寄せているような印象。あちこちの感想を拾うと、今回のトニーは王家衛作品ほど個性を出していないという評も多少見受けられるので、そんなふうに思ったりするし、「別に易先生はトニーじゃなくても…」という声があったのも、なんとなくそんなことからなのかな。

 でも、確実にいえるのは、ブロークバックとこの映画で李安先生が欧米圏と中華圏の両方で十分な実力を発揮した映画を作り、さらに芸術性とエンターテインメントを両立させたスタイルを築いたってことかな。
 そんな彼は次に英語圏でまた映画を作ることになると思うのだけど、いったい何を作るのだろう。
以前、個人的には『ゲド戦記』のル=グウィンの書いた傑作SF『闇の左手』を映画化して是非SFに挑戦してほしいなんてここに書いたことがあるんだが、実はこれ、ただのSFじゃなくて、料理次第では先の2作品に通じる愛の物語に仕立てることができると考えているのだ。だけど、以前日本で映画化された『ゲド』がいくらヒットしようが内容としてはダメダメで、彼女はそれに激怒したということを聞いたから、もしかしたら簡単に映画化を承諾しないと思うし、ハリウッドもこの企画はやらんとは思うから、アタシの妄想だけで終わりそうだけどね(苦笑)。

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人のセックスにつっこむな

 もし、王佳芝(湯唯)と易先生(トニー)が違うとき、違う場所、違う立場で出会っていたとしても、二人はきっと愛し合っていただろう。では、もし佳芝がオランダ系ユダヤ人のレジスタンスで、易先生がゲシュタポのオランダ人だったら、佳芝はゲシュタポの易先生を色仕掛けで落とす使命を帯び、髪とすべての体毛をブロンドに染めて、エリスと名を変えて易先生に近づいて愛人にな…って、それは『ブラックブック』だろーが。
 気を取り直して。
 では、もし佳芝と易先生の出会った時代が、東西冷戦がそのまま続くパラレルワールドの近未来で、全身改造を施してあらゆるセックスの技法をたたき込まれた西側の諜報員となった佳芝が、東側の支配者に近い立場にいる易先生に近づくのに成功し、セックスの最中エクスタシーの極みに達した易先生の心臓めがけて、佳芝の両乳房に仕組まれたマシンガンが火を放…って、そりゃー『009ノ1』か!
 ふざけんのもいい加減にしろよ自分!

 と、マイナーにしてあまりにもマニアックなおふざけはさておき、2回観たのでやっとツッコめます、『ラスト、コーション』。この映画、香港映画に比べて上映時間が1時間近く長いのと、内容の重さからなかなかリピートできないってのが難点なんだよな。
 題名でおわかりのとおり、主としてセックスネタに関してつっこみますので、18歳以下と性的表現が苦手な方はこの先を読むのをご遠慮ください。もちろんエロトラバお断りだぜ。

〇初回鑑賞時はセックスシーンに対して「セックスなんて関係ない、セックスなんて関係ない、セックスなんて…(以下エンドレス)」と呪文を唱えていたわけだが、今回の呪文は、「腋毛腋毛腋毛乳毛乳毛乳毛腋毛乳毛腋毛腋毛…(以下エンドレス)」だった。あえて説明は避けたい。…あーっ、そこの人!泣くな怒るな!
〇無表情でセックスに励む易先生を見て、「そーいえばゴルゴ13もつまんなさそうにエッチするよな…」とふと思う。
〇色気がないとか、まるで戦いみたいだとか、こんなイカれたポーズで交わって本番とかいうわけねーだろとか、いつ観ても以上のようなことを考えてしまうセックスシーンだが、それと同時に「身体の硬いヤツはセックスすんな」とかいわれている気もちょっとする。…そんな気がするのはきっとワタシだけだな。

〇実は先週の金曜、やはりR-18指定で話題になったフランス映画『レディ・チャタレー』を観てきたのだが、かつて日本でわいせつ裁判が起こったことでも有名な原作だけに、劇中ではセックスシーンの他、全裸で森を走り回るというかなり大胆な場面もあった。だけど、それでもこの映画のぼかしはたった2回だけなんだよ!チャタレー夫人と不倫する森番の脚の間も具体的に形が見えるのに、それでもぼかしてないんだよ?それを考えれば6ヵ所のぼかしは多すぎるし、やっぱりやらしいよなー。…台湾版DVD買おうかな(こそっと言う)。
〇もひとつチャタレー。李安先生は女性を描くのが上手いので(これについては後ほど別記事で)、衣装はもちろん佳芝の下着姿も興味深く見たけど、チャタレーはフランス人女性監督が作っていたので、こっちでもチャタレー夫人の衣装や下着に興味を持ってみていた。時代設定としては20年くらいの差があるんだけど、'20年代英国と'40年代中国はガーターベルトや下着に共通性があるなーと思っていた。で、佳芝の下着って、ガーターにフレアパンツかボディスーツ?最初はガーターの下にフレアパンツかと思っていたんだが、易先生がクロッチ部分のボタンをぱちんと外していたのであれ?と思った次第で。なんかヘンなところに注目してるかな。

 …はー、疲れた。セックスネタは続けると確実にアタクシの品格を疑われそうなので(そんなものもとからないだろ)、今後は封印いたしますが、もしかして思い出したらまたちょこっと書きます、ってこらぁ!
 最後に、ワタシが劇場で遭遇したビックリネタで締めたいと思います。

 先日2回目を観に行った時、ワタシの後方で、オープニングから小声でずーっとおしゃべりしている二人組がいた。漏れ聞こえる声が日本語じゃなかったので、ああ、おおかた中国系のカップルなのかな、映画館のしゃべりは香港で慣れているし、日本語じゃないから気にしないわと思っていたけど、付近に座っていた客は明らかに迷惑そうにしていたっけ。
 上映が終わってその声のした方に目を向けると、アフリカンの若いカップルが腰を上げて席を離れようとしていた。…キミたちか、ずーっとくっちゃべっていたのは?とワタシは心の中で呟いた。しかし、疑問に思った。キミたち、なぜ英語字幕もない非英語圏映画であるこの映画を選んだのだ?ちゃんと内容わかったのか?同じ映画館でやっていた『米国黒社会』や『首切り理容師さん』じゃなくて、なぜこれを選んだのだ?まさかあの映画のセッ(以下略)

 ま、人のセックスは笑うどころか、つっこむもんじゃねーな。ははははははははは…(乾いた笑いがエンドレス)

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恭喜發財 萬事如意 我不喜歓 風評被害

 さーて、旧正月ですね!今年もよろしくお願いいたします(苦笑)。
香港では星仔の『ミラクル7号(長江七号)』が上映され、そのライバルがジェイ主演の台湾映画『カンフーダンク』だそうで、この連休で香港に行けばきっと賑やかなんだろうなー。去年の連休に行った時はまだ旧正月前だったから、街は賑やかでも映画的には賑やかじゃなかったんだよね。

 で、最近中国関係話といえばすっかり薬物ギョーザ報道一色になってしまった。
ワタシは冷凍食品が好きじゃないので(一回あけても絶対使い切らないので非効率的。それにおいしくない)ここ1年間で買ったことがないし、問題の会社が製造した製品もないんだけど、中毒被害を受けた人はホントに気の毒だ。
 しかし、報道面で引っかかることがある。まだ真相も明らかになっていないのに、いろんなマイナス情報を流しすぎて中国が悪いということを強調しすぎてないか?別に自分が中華趣味だから中国の肩を持つなんてことじゃないわけだが(現に中国に対する嫌な思い出や経験はたくさんある)、それでもここ数年、中国に対するマイナス報道が増えてきていて、冗談であってもパンピーの会話に「中国から来たヤツはスパイだ」とか「ニセモノをよこすに違いない」なんてーのを聞くと非常にガッカリする。
 そのマイナスイメージは、諸悪の根源がある会社の輸出食品だけなのに、中国というだけで全てが悪いという方向に大きく向かってしまう。それで一番打撃を受けるのが、日本でマジメに暮らしている華僑や留学生の皆さんだ。現に中華街ではこういうことが起こっているという。

「すべての点心、国内で製造」…横浜中華街が懸命アピール : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

手作りの味PR 7日から「春節祭」 神戸・南京町(神戸新聞)

…中華街には罪はないのに、なんでそうなるんだろう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというのは悲しい。

 15年以上前、大学で国際事情の勉強をしていた頃のワタシは、21世紀に日本はアジアのリーダーとなり、中国や周辺アジア諸国と経済でも文化でも友好的な関係を結んでいくと思っていた。社会人になって香港映画にハマり、再び中華圏に興味を持ち始めて中華趣味となったわけだが、決して中国萬歳主義なんかじゃない。だから批判することはあるけど、中華街から客足が遠のき、点心が売れなくなっているのは明らかにあの事件とは話が違う。中華街も茶館も中華趣味の憩いの場だから、元気をなくさないでほしいし、報道を受け取る消費者側も冷静になってほしいと感じる。

 あと、こういう記事(毎日新聞)も見て、「いくらなんでもこーゆー誤訳はないよねー(怒)」と、今日の中国語講座でネタにして、老師とあれこれ話し合った。老師には「本当にごめんなさい」なんて謝られてしまったけど、こういう事件で両国間の感情が悪くなってしまうのはホントに悲しい。
 言い合いになることなく、なんとか意見を一致させてうまくまとめたけど、一番の諸悪の根源は、冷凍食品をここまでポピュラーにしてしまった日本の社会じょ(以下略)
失礼しました。

 …めでたい新年なのに、こんな話題でホントすんません。だってワタシは点心が好き、そして風評被害が大嫌いなんだもの。
 あ、それからあの写真流出事件については、あえてノーコメントといたします。

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易先生のフルネームってなんだろう。

 土曜に『ラスト、コーション』を観に行った時は、年配カップルの他には男性一人客が目立つなーなんて書いたのだが、この映画を男性二人で観に行ったという強者(!!)の話を聞いた時、思わず「おいおい、これは男二人で観に行く映画か?」と思わず苦笑してしまった次第。…実家の皆さんすんません、ネタにさせていただきました。
 昨日発表された全国観客動員数では圏外だったらしいけど、それでも別にガッカリはしていないよ。でも、都市部で入りが順調でもうちのようなローカルが弱いというから、来週の動員数にも貢献しなきゃ。今週末は待望のレイトショー上映もあるし、体調を整えてじっくり観ようっと。(多分「会社帰りに観たいのになぜ夕方上映しかないの?」という勤め人映画ファンの同志から映画館側に意見があったのかもね。うちの映画館は1週目からレイトショーがつかないと、昼間&夕方上映オンリーになるから、時間をやりくりするのに大変なのだ)

 さて、飽きるまで続ける『色、戒』感想キャンペーン、今回はキャラクター&俳優陣への感想を。
まずは易先生。彼のモデルが汪清衛(兆銘)政権の特務機関「ジェスフィールド76号」を指揮していた丁黙邨であるけど、これについてはパンフ始めいろんなところで述べられているのでパス。
 映画に先立って読んだ原作ではねずみ男…もといねずみ顔の男として易先生が描写されているのだが、さすがに原作そのままじゃー映画にはできんわな。(そーいえば『ブロークバック』の原作でも、イニスはあまりいい男として描写されていなかったという)
 で、易先生を演じるトニーに対して、全体的に感じた一言。