コラム(中華芸能)

張芸謀×コーエン兄弟…かぁ。

 日本のみならず、中華芸能にも多大な影響を与えているはずの、米高積遜先生を悼みつつ、今日も小ネタ。

張芸謀さんの新作が、初のサスペンスという《三槍拍案驚奇》だというのは、あちこちの中華芸能系blogやニュースで知ってはいたのだが、それがまさかこーゆーネタだったと知ったのは、今日のeiga.comのニュースでだった。

チャン・イーモウ監督が、コーエン兄弟「ブラッド・シンプル」をリメイク

 ワタシもフツーの映画好きなので、コーエン兄弟は結構好き。お気に入りは『ファーゴ』や『オー・ブラザー!』の、ちょっとメジャー系。
 コーエン兄弟もオスカーのみならず、カンヌやヴェネチアの常連だけど、まさかイーモウがコーエン兄弟作品をリメイクするとは思わなんだよ。実は『ブラッド・シンプル』はまだ観ていないんだが、どーゆーふーに料理するんだか楽しみではある。
 しかし、香港でロケしてるってのに、なんでキャストは大陸俳優中心なんだらう…。ま、イーモウだから必然的にそうなるのだろうが。

 日本でももうすぐ公開される『コネクテッド』もそうだけど、最近は米国電影の中華圏リメイクが流行っているのだろうか?まぁ、両作品とも、fxxxingな某ディパ(苦笑)よりは、好みのリメイクになってくれるはず、だと思いたい。

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韋家輝さんインタビュー、日本語で読めるのは嬉しいが…。

 あまり更新がないのも何なので、拾ってきた記事をリンク。

 NYAFFに出品されている、トーさんの相方、ワイさんのインタビューがシネマトゥデイにあった。でも、見出しはこんなんだった…。

金城武も反町隆史も素晴らしい役者!それぞれの出演作の監督ワイ・カーファイが語る - シネマトゥデイ.

 金城くんはもともと中華電影で活躍しているから日本人俳優って印象はないんだけど、その後の人については…。
 映画専門サイトのインタビュー記事でも、香港電影迷もちゃんと読んでいるんだから、そのへんで引き付ける見出しにしてほしかったな。
 それとも、記者さんが香港映画に詳しくないと、こうなっちゃうのかな。

 映画専門サイトでも、もうちょっと濃い記事が読みたいと思う、今日この頃であった。と、暴言にならないうちに終わる。

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R.I.P.石堅さん。

 すでにあちこちの中華系blogに取り上げられていますが、大ベテランの石堅さんがお亡くなりになりました。96歳の大往生だったそうで。
 ちょうど今読んでいる『類型論』にも彼の名前が登場していたし(『黄飛鴻』の初期作に出演)、昨年観た『アゲイン』にも出演されていたので、ここでもご冥福をお祈りいたします。林尚義さんに続き、よく知っている人がなくなるのは何ともさびしい…。

 ところで、eiga.comの記事で紹介されたのですが、蘋果日報にはトニーのコメントが掲載されていたんですね。彼以外にもさまざまな俳優たちが哀悼の意を抱いているのでしょう。
 改めて、Rest In Peace.

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久々に気づいた中華っぽいネタ落ち穂拾い

 あまり更新しないのもなんだし、かといって『類型論』もまだまとまってないので、気づいたネタを拾ってコメントつけてみる。

 いきなり個人的な趣味から始めてすんません。
 台湾では今日から『少年手指虎』を公開しているそうっす。
 出演のお二人が台湾でプロモしてきたらしい。
 Yahoo!奇摩にアップされていたインタビューが結構笑えます。

 もにかるさんのblogで紹介されていた《保持電話》こと『コネクテッド』
 サイトを見にいったら、いきなり予告が流れた。そして笑った。
 あら~、予告編のナレーションが小山力也さんじゃないのよ!ノリがまるっきり某24じゃないの、と思ってはたと気がついた。
 そういえば力也さん、古天楽専門吹き替えだったっけ。調べたら『BAD BOYS』『OVER SUMMER』『天上の剣』そして『プロジェクトBB』でやっているそうです(参考はこちらのページ)。あと、アーロンもやってるんだ!あらあら。ジョジクル兄さんだけじゃなかったのね。
 ♪オレはぁ~、古天楽~、巻き込まれるぜ~と意味なく歌ってみる。

  本日の朝日新聞にこんな記事があった。

日韓中、合作TVドラマ構想 徐福伝説、原作は荒俣さん

 久々のアジアンコラボで、しかも荒俣さん原作だからファンタジックスペクタクルになるのかな、と思ったけど、徐福はちゃんと中国人俳優にやってほしいと思う次第。大韓明星の出演はほどほどでね(苦笑)。

 今日はかるくこんなところで。

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愛とツッコミをかます赤壁之戦

 さすがにコナンくんは強かったねぇ。ま、しょーがないよね、これは。
 でも、あのワルメンカラスどもやイケメン〇ン〇ーどもも見事に撃破したか!やっぱり和製若手イケメンよりも、アジアの演技派&オッサン&イケメン連合軍の方が見てて楽しいよー、と超個人的暴言をぶちかましてみる。スマン。

 そんなわけで今日やっと吹替版も観たし、公開されて時もいいかげん経ったので、ネタバレ御免で言いたい『赤壁』小ネタ集。

 〇うちの職場の人たちは劇場で映画を観ない人が多いので、普段から映画話はあまりしないんだけど、職場によくやって来る高校生男子も観たというので、感想を聞いてみた。
 まず、2作通して観たAくん曰く、「ビミョーでしたね」…ちなみに彼は三国志愛好者。ま、そんなもんだよな。 
 前も書いたけど、正伝や演義、平話といくら違うからといってそこでブーブー言われてもどうしようもない。それいったらゲームの世界なんて超アレンジしまくりじゃないのよ。某三〇〇双とか、登場人物が全て美少女キャラに変身させられてたりとかさー。アタシゃそれ聞いてかえって萎えたよ…。それに日本のスーパー歌舞伎にだって「実は劉備は女だった!」って設定の演目があるんだよー。あまりにも正史・演義絶対主義すぎて、そこから派生した創作物にいちいち文句言ってたらきりがないよな。
「だからいくら違うといっても、その違いはクリエーターの理念の上で作られているから、あまり批判しないで、寛容な気持ちで考えた方がいいよ」と、不満気だった彼には言っておいた次第。
 しかしその後、三国無双でしか三国志を知らず、先日のTV放映を楽しく観たというゲーム好きの別の高校生男子Bくんと話をしたら、お互い中途半端なりに話が盛り上がってしまった。…いいのか、そんなんで>自分&Bくん。

 〇いろんな人の感想を読んで回っているけど、普段中華電影を観る機会がない人、フツーの映画ファン、三国志好きの人、各明星の迷、そして中華&香港電影迷でも意見はさまざま。…うん、それでいいような気がする。宣伝で感動などを強調されるよりも、賛否あわせていろんな意見があってこそ、健全になれるんだからね。
 ハリウッド的大作としてはよくできてはいるけど、それでいいのか?というと、そうでないわけで。大作がダメな人は、とことんダメなんだろうなぁ。でも、客観的に見れば、ウーさんのいうところの“世界電影”を目指すという試みは成功している。三国志について全く知らない人がこの映画で興味を持ってくれたなら、吉川英治版や横山光輝版に行くことだってできるんだから。吉川版や横山版、そしてNHKの人形劇にしろ、これらのヴァージョンだって正史や演義にはないアレンジを効かせたところはいっぱいあるのだから。 

 〇戦場を凛々しく駆け抜けるものの、妻には弱く、しかもあれだけほのめかせられておきながら妊娠には全く気づかない周瑜。
 …いいのか、そんなキャラで。でもトニーだからいいかぁ(大爆)。
 迷ゆえの大バカ発言、誠に申し訳ない。ホントに申し訳ない。海より深く申し訳ない。

 〇政略結婚を嫌い、戦場を駆け抜けて戦いの悲しさや虚しさを感じ取った尚香。
  でもさー、妙に孔明と仲がよかったよね(苦笑)。
  この展開だと、あの戦いの後で孫権が劉備んとこに彼女を嫁がせる時に、「行ってもいいわよ、孔明と遊べるしー♪」なんて尚香が言っちゃうんじゃないかって思うよ。
 あと、ついでにここで書くが、吹替版の孫叔材の声はなんであんなにマヌケくさかったんだろう。声優さんのチェックを忘れたけど、路線としては『少林足球』のジーチョンくんの吹き替えっぽい声だった。同じ人? 

 〇主役の皆さんだけでなく、脇役も大活躍するのが群像劇の魅力。
 いつもなら「トニーだけ観てればいいやー」なんていう失礼な鑑賞方法をとってしまうこともあるけど、これは脇の皆さんも面白いからどの場面も目が離せなかったよー。あー忙しかった。
 そんな個性派揃いの者どもの中で、趙雲に続いて大いに注目したのが魯粛。吹替版を観た時も、妙に魯粛が気になってしょうがなかったよ。
 先日TVで観た前編では最初のうちこそ精悍な面差しで凛々しく登場しながらも、状況がますます切迫してくると、孔明と周瑜があれこれ考え出す策や尚香のおてんばぶりに「大丈夫なのかよぉ…」という困り顔をするようになるし、後編では孔明に同席した藁舟であのように壊れるし(違う違う)。顔は全然似ていないけど、キャラの立ち位置的には、生瀬勝久さんがドラマで演じそうな役だよねーといわれて、妙に納得した次第。魯粛的な性格の人物、なんか『サラリーマンNEO』にも出てきそう。もちろんやるわけないと思うが(笑)。

 〇ところで、前回に続いて、今回も宣伝特番をことごとく見逃してます。公開直後の日曜の夕方に放映した特番ってウーさんのインタビューだけだったの?トニーが出ていたわけじゃないんだよね?竹中へーぞーちゃんとかえっくすじゃぱーんの人たちが出たんだよね?
 結果として観てからはこうやってあれこれ騒いでいるんだけど、この映画の宣伝攻略って一般の皆さんを対象にしていることもあって、どうもあまりのれなかったのよね…。
 この大ヒットのおかげで、一般の方にトニーを説明しやすくなったのはいいんだけどね。
 普段は売れるってことに否定的なスタンスを持っているんだけど、今回ばかりはそれも良しと思わなきゃ。たとえその売り方に頭を抱えたくなるとしても…。
 
 〇でも、これが大ヒットしたのなら、アンディの『三国志(外伝)』やケリーの『江山美人』、リンチェイ&アンディ&金城くんの『投名状』にも、もうちょっと注目が集まってもいいはずなのだが…。どれも単館上映だから、プロモの機会も多くないよね?うーむ。

 ○最後に、ものすごい蛇足話。
 今日吹替版を観た劇場(東宝系の非シネコン)で、上映前の予告にNHKのドラマを映画化した『ハゲタカ』をやっていたのだが(このドラマ、かなり好きでした。詳しくはここで書いてます)、この映画に登場する中国ファンドの名前が「ブルーウォール・パートナーズ」…。
 なんですかそれは。中国語に直すと「藍壁」ですか!ものすごい便乗に聞こえますよ!これでファンドマネージャーがトニーか張震だったらいうことないんですが(爆笑)!

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いまさら感漂わせながら、梁朝偉対呉宇森対金城武@東京半島酒店を観る。

 どーも。最近性欲(!)や食欲より睡眠欲を優先させてます。
そろそろ中国語教室のレポートにも手をつけなきゃと思いつつ、年度末の仕事ラッシュも近づきつつあるので、出来ることからやっていかなきゃ。
 あ、“ひとり香港電影天堂inみちのく”はとりあえず春の部に続く。《天下無双》ネタも続き書かなきゃな。

 で、本題。
 今回の題名は要するに、「トニー&ウーさん&金城くんが出演した富士電視台のトーク番組『ボクらの時代』を今になってやっと観た」ということを示しています。くどいか。
 実はこの番組、チェックを忘れてリアルタイム鑑賞を逃してしまい、観なかったんだー残念、とフィルメックスツアーで言っていたら、親切にも友人MさんがDVDに落としてくださって、うわーありがとうー♪と喜んでいたら、喜ぶだけ喜んんだ後に今の今まで鑑賞を先延ばしにしていた、という情けない状態にありました。本当にすみません。

 感想。
 語っている内容は、怒涛の『赤壁』キャンペーンにて、各雑誌やメディアで話していたこととかぶることが多いし、知っていたことも多いんだけど、トニーと金城くんの馴れ初めが二人とも歌を歌っていたころってーのが…。ああ、これももう10年以上前なんだ。リアルタイムでの歌手トニー&金城を知らないのだけど(間に合わなかったのよー!)、なんだか懐かしく思える。

Tonytop_2004

 ↑これ、アイドルの頃の写真だよな。最初見た時は「中華男子版ジェーン・チャイルド(1990年に『Don't wanna fall in love』という曲をヒットさせた鼻チェーンピアスがトレードマークのカナダ人女性歌手)か、トニーよ!」と思った記憶がある。

 ウーさんが神職を目指していたというのは映画を観ているとなんとなくわかる。映画界入りして張徹監督のもとでどんなことをしていたかということも聞きたかったけど、そこまで話すと30分番組にゃならんか(苦笑)。
 それからトニーはあらゆる放送メディアで結婚話をしていたけど、プライベートを公にしない俳優(金城くんも基本的には私的事項を語らないよな)が多い中、そこまで話すってことは…やっぱり、嬉しかったってことだよな。って今さら当たり前のことを言ってすみません。でもそういえばカリーナって、日本の一般ピーポーにはほとんど知られていないよな?あ、いいのか、視聴対象はワタシみたいなトニー迷&映画好きだから。

 しかし、最初のうちは金城くんの北京語&日本語の切り替えや、トニー&ウーさんの北京語&広東語ちゃんぽんなトークが楽しめたけど、途中から吹き替えになっちゃったのが残念。なんせ金城くんまで吹き替えだもんな…。それでも、これだけ長い時間のトークを放映してくれたのだから、あれこれ要求するのは贅沢か。

 さて、part2のプロモはどう展開するんだか。
 でもワタシ、ある理由により地上波民放テレビを観たくないんだけどなぁ…。
 せめてNHKでプロモやってくれないかしら。NHKなら多少観る気になれるし(苦笑)。

 ちょっと待てよ自分、NHKって宣伝できないじゃん。…あ、そうだった。

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『赤壁』の趙雲で胡軍にハマった人が、次に観るべき作品って何だ?

 先日、ウーさん・金城くん・チーリンの3人が来日して『赤壁レッドクリフ)part2』のプロモが展開された。3月下旬にはもう少し大規模なプロモがあるみたいなのだが、その時にはトニーを始めとしたほぼ…といわずに“赤壁オールスターズ”に登場してもらいたいもんである。
 もちろん、昨年秋に来日しなかった趙雲こと胡軍にも今度は来てほしい。4年前の東京国際に出品された『長恨歌』で来日経験があるのだから(本人をこの目で見たしね)、決して日本嫌いってわけじゃないだろうに。

 さて、トニー一筋(爆笑)のワタクシもとはしが珍しく胡軍の話をするのは、久々に『藍宇』を観たからである。
 長年中華電影迷をやっているし、このblogも始めてもう5年が過ぎたのだけど、ここ5年間の電影観戦歴(なんだそりゃ)やその活動でイメージがガラッと変わった中華明星は数多い。いい方面に変わった人も多いし、その逆も然り(よぉ〇ぢ、オマエのことだよ)。そして、今回ネタにする胡軍もイメージがガラッと変わった一人なのはいうまでもない。

 『藍宇』はああいう映画だし、以前も書いたのだけど、例のシーンを香港版VCDで観た時はとにかく衝撃だった。その衝撃は『色、戒』の台湾版と思わず見比べたいくらいの衝撃なのだが(こらこら)、これと『東宮西宮(インペリアル・パレス)』のおかげで、胡軍といえばついついゲイものに欠かせない、なんていう偏った認識を植えつけられてしまった。
 そんなワタシが「わ、胡軍がゲイじゃない役をやってる!しかも秋生さんといい勝負だ、カッコいい!」と興奮し(ややオーバーだな)、彼に対する認識を改めさせてくれたのが『無間序曲』だった。台詞は吹替だったんだろうけど、いい味出していたもんなぁ。最期のシーンが強烈だったのもあわせて、今までのイメージを一掃してくれた。
 さらに女性と絡んでもなかなか魅せてくれる人だと思わせたのが『長恨歌』なのだが、残念ながらDVDも出ていないんだっけ?劇場公開が無理でも、ソフト化を検討してもいいと思うんだけどなー。

 ところで、昨年50億円の興入を得て洋画売上堂々の第2位となった『赤壁』を観た一般の観客の皆さんの中では、この作品で改めてトニーを知ってファンになった人も少なくないらしい。一般の映画ファンの間でも、トニーが8年前にカンヌで男優賞を受賞したアジアで2人目の俳優であり、香港だけにとどまらず中華圏の実力監督やスターと組んで話題作に出演するということくらいは承知なんだろうけど、やっぱり一般観客は洋画といえばハリウッド、スターといえばレオやブラピやジョニデだし、そもそもトニーはユンファやリンチェイのようなハリウッドスターになるつもりはないと言い切っているくらいだから、知名度なんて自分たちが思ったほどじゃないんだな、ということを改めて思った次第。
 
 で、トニーはもちろんのこと、金城くんを除いた他の出演俳優さんに注目し、ファンになったという人も案外多いのかもしれない。そんな俳優たちの中で最もインパクトがあったのは、やっぱり駅貼りポスターにその勇姿が採用された胡軍だったのではなかろうか。トニーは出演作品が多いから、ファンになってDVDをレンタルで観まくって、いい役柄で「しゅてきしゅてきー(のだめ風に読んでください)」といったり、ベタなコメディをうっかり観て目を点にしちゃったりする楽しみがあるんだろうけど、さて胡軍に転んだ一般的な観客さんが彼が出ている他の作品も観たい、といってレンタル店に行ったら、まず見つかる作品って圧倒的に少ない。

 そしたら、やっぱりオススメは『無間序曲』だと思うんだけど、どうだろうか。
 趙雲のあとにいきなり『藍宇』はキッツイよねぇ…。
 その人が腐女子でもない限り、ね。

 ついでに、劉備様の尤勇さんにハマった人が次に観るべき映画は、断然『ブレイキングニュース』だと思う。カッコええもん、あの役どころは。

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《天下無双》と《江山美人》(1959)その1・《江山美人》、そして黄梅戯について。

 旧正月特別企画と勝手に銘打ちながら(こらこら、そんなこといつ言った?)、全く構想を練らずに前回予告をした企画。とりあえず中国語教室で土台となる資料を読んだので、始めたいと思います。
 まー、こちとらアマチュアだし、偉そうに論文にするなんていうご身分でもないので(そもそもそんな体裁になんかできない)、調べたことをまとめてコメントするくらいにしておきます。

 さて、今回は《天下無双》の土台になっている、1959年の映画《江山美人》の概略について。
この映画は、中国大陸で製作された《天仙配》(1955)という映画のヒットを受けて、ショウブラザーズで企画された“黄梅戯電影”の第2作目にして大ヒットを飛ばし、監督である李翰祥の名声を高めたといわれている作品。

 で、この「黄梅戯」は、中国湖北省黄梅県をルーツに、安徽・湖北・江西へと伝来し、安徽省の安慶地区で盛んになったとされる地方演劇の一つ。京劇や越劇などの伝統的な劇と比べてその歴史は古く、20世紀初頭(だいたい中華民国成立前後くらい)に劇として成立したらしい。各地の民俗芸能や原語、民謡を取り入れ、農民たちにも気楽に演じることができるスタイルだったとか。
 その特徴は?とネットサーフィンして調べたら、んー、これといったものがつかみきれなかった。ただ、中国の文化遺産ともなっている京劇などに比べたら、グッとカジュアルな作りであり、柔軟性に富んだ中華ミュージカルの一種というものなのだろう。
 しかし《江山美人》の元ネタは、黄梅戯そのものではなく、京劇の《游龍劇縁》(名前が違うかも。後で訂正します)から来ているとか。あれれ。

 《江山美人》のヒット以来、香港や台湾で大量に製作された黄梅戯電影の特徴は、黄梅戯に映画の手法を積極的に取り入れ、劇中に使われる歌が流行となるようにして、親しみやすさを打ち出したことにあるらしい。映画の手法は演劇とは全然違う。フィルムに映しこむということから、演劇よりも制限がない。だから、自由に作れたってことか。そして、それらの映画は、故郷を離れて暮らす中国人たちに懐かしさを呼び込み、寂しさを解きほぐす効果もあったため、大ヒットしたとも言われているらしい。
 当時はあまりにも大ヒットしたために、ショウブラザーズでは「無片不黄梅(黄梅戯じゃない映画なんてない…と訳すべきか)」とまで言われたらしいというから、その当たりっぷりがすごかったってことになるのだろうか。
 そして、この黄梅戯スタイルを今に残したことが、賀歳片に時代劇が多いことの一つの理由になるのだろうか。

 なお、せんきちさんが以前書かれたエントリで知ったことだけど、実はこの映画は日本でも公開されたものの、結果としては…だったらしい。いやぁ、これは意外。といっても、日本では昔から中国語映画はぼちぼちと公開されていたというから、別に驚くことではないのか。

 この《江山美人》のストーリーなんだが、いくら原題が同じでも、ケリー主演の『エンプレス(江山美人)』と全く同じ、というわけではなく、宮廷を逃げ出すのが明の皇帝だけということと、その皇帝が自分の愛した娘を妊娠させてしまうこと、そしてラスト(あえて書かないが)以外は、ほとんど《天下無双》と一緒らしい。その違いだけで、あとはどこまで同じなのか?ということを知るべく、是非VCDを観て比べたいところだが…、前にも書いた通り持っておりません。
 というわけで次に香港に行ったとき、是非とも探して比べたいと思う次第です。つづく。

 とかなんとか書いてずっと放置しておくのも忍びないので、次は《天下無双》における王家衛作品へのちゃかし…もといリスペクトっぷりをまとめておこうかしらん。

 今回の参考文献&サイト
 nancixさんによる《天下無双》紹介
 せんきちさんの「箪笥のへそくり
 「越劇・黄梅戯・紅楼夢」での《江山美人》紹介 
 「第24届香港電影金像奨頒奨典禮特刊」より《中國電影一百年》 

Kinzo2005009

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《天下無双》と《江山美人》(1959)【予告】

 ああ、もうすぐ旧正月だねぇ。
 今年は日本で過ごすことになるけど、特にこれをやろう!って意識はないなぁ。
  湯圓が食べられるわけでなし、利是は…べつにいらんか。
 なんか香港じゃこのシーズン、待望の《赤壁(下)》に波兒波兒さかなの子(苦笑)をぶつけてきたとかで、きゃー〇ブ〇ったら露骨ぅー(こらこら!海外配給は違う会社だろ!)なんてうっかり暴言吐きそうに…あ、吐いてました。

 それはともかく、この旧正月シーズンは、おうちで賀歳片でも観て、気分に浸ろうかというわけで5年ぶりに観ました、《天下無双》

Chineseodyssey2002

 『レッドクリフ』の豪華キャスト+『恋する惑星』『2046』のウォン・カーウァイチーム=抱腹絶倒のミュージカルコメディ!?なーんてコピーをつけてソフト化してくれないだろうか、どこかのソフトメーカーさん。不況で苦しい今だからこそ、楽しくて笑える映画を観たいのよね。

 久々に観たら以前はわからなかった細かいネタがよくわかって、かなり笑えた。そーいえば張震とヴィッキーのカップルって、今や兄妹だよなーとか、長姫(フェイ)が一龍(トニー)のもとを去る時、やたらと帽子の周りに巻いたイヤマフ(上の写真参照)がずれまくってそれをいちいち治してたりとか、徒然亭曹操もとい草々(fromちりとてちん)まっつあおなボンバヘッドな張震のやさぐれ浪人姿とか(アフロ似合うな、張震)、いちいち回想録を持ちだす語り(この語りは葛民輝か?)とか、ウケまくってました。

 ところで、以前nancixさんに教えてもらった通り(感想リンク下部参照)、この映画は1959年に作られた李翰祥監督、林黛主演の黄梅戯電影《江山美人》がもとになっているとか。じつはまだVCDも入手してないんだけど、手元にあった金像奨特刊にこの映画のデータがあったので、それを読んでからまた映画を観て、いろいろ考えて書きたい次第。

 書きあげるのに少し時間がかかるだろうけど、一度こういうこともやってみたかったの。これだけじゃ資料は足りないから、あれこれネットで調べるかなぁ。とりあえず、この旧正月の期間中にアップ予定。と、調子に乗って予告して自分を追い詰めてみる。ははははは。

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ありがたーう!キネ旬の皆さん!

 年が明け、各国ではいよいよ映画賞のシーズンとなってくるわけだけど、日本で一番権威のある賞は、日本アカデミー賞…じゃなくて、キネマ旬報ベストテン。それが今日、発表された(from読売新聞)。
 去年は良質な(当然ながら金を儲けた、というわけではない)日本映画が多かったので、どうしても日本映画中心になってしまうのだけど、このベストテンでは外国映画も発表される。そこで発表されたベストテンが、次の通り。

【外国映画】

〈1〉ノーカントリー

〈2〉ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

〈3〉ダークナイト

〈4〉イントゥ・ザ・ワイルド、ラスト、コーション

〈6〉イースタン・プロミス

〈7〉その土曜日、7時58分

〈8〉エグザイル/絆

〈9〉つぐない

〈10〉チェチェンへ アレクサンドラの旅

 おお、『色、戒』が結構上位にある。実はもっと下かと思っていた。今年の外国映画はすごい作品も多かったからね(といっても、このベストテンの中では4作品しか観てないんだけどね)。
 しかし、注目すべきことは、なんといっても『放・逐』の8位でしょう!
 これまでキネ旬ベストテンに入った香港映画といえば、王家衛作品と無間道くらいだと思っていたので(ちなみに『悲情城市』は90年度のベストワン)、やっと親分が認識されたか、てーか今頃かよ、遅いよ!でも嬉しいよ!
 これがきっかけで、東京で来月公開される『天使の眼、野獣の街』などの銀河映像作品や《文雀》の日本公開、そして香港映画への再注目へとつながってくれれば嬉しいんだけどね。

 あとは“最低映画のベストテン”としてここ数年話題を呼んでいる、文春きいちご賞に『赤壁』がランクインしないことを祈る(笑)。
 part1って最初から言えよー!とか言われそうなんだもん。
 かつて『2046』や『無極』もランクインしたことあるしね(うんうん、入れたい理由はよくわかる)。

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今のうちに書いておきたい時事ネタ。

 次のうち、信じがたい事実はどれでしょう?

 1・美国次期大統領バラク・オバマとアンディ・ラウは同い年。

 2・美国次期大統領バラク・オバマとジャッキー・チュンは同い年。

 3・美国次期大統領バラク・オバマとフランシス・ンは同い年。

 …つまりみんな、同い年ってことよね。中華明星でも、探せばいっぱいいそうだな、この年代。
(実は1歳下の秋生さんと2歳下のリンチェイもオバマさんと同い年かと思ったが、違った。調べてよかった)

 単に書きたかっただけです、すんません。

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2008 funkin'for HONGKONG的電影奨&最印象的中華芸能新聞

 前回から間が開きましたが、例年通りに個人賞を。
あ、十大電影では番外にした『赤壁』は、個人賞で入れました。ごめん、ずるくて。
 なお、今年は中華芸能的に気になったニュースも多かったので、そっちについても5つほど印象的なニュースを挙げてみました。

最優秀主演男優賞 トニー・レオン 『ラスト、コーション』

 去年こんなこと言っていたので、今年は殿堂入りさせて、ジェイでも推そうかなと思ったんだけど、やっぱり『色、戒』の易先生の鬼気迫る演技はすごかった。ベッドシーンはどーでもいいが。
 しかし最近のトニー、常にベッドシーンを期待されてるような状態にあるのはなぜなんだ。別にこっちはベッドシーンに何の期待もしていないのに。

 最優秀主演女優賞 ユー・ナン 『トゥヤーの結婚』

 香港女優はやっぱり圧倒的に人材不足だなぁ…。
 でも、中国女優である余男小姐は意外にもフットワークが軽く、ハリウッドから台湾まで、いろんな映画に出ているようなので、今後は張静初に続いて香港映画にも本格的に進出してもらいたい。でもこうしちゃうと、ますます香港女優が育たないんだけどね…。

 最優秀助演男優賞 アンソニー・ウォン 『言えない秘密』 『陽もまた昇る』 『ハムナプトラ3』

 秋生さん、最近かなり働いてません?ハリウッド方面にも行き始めたり、ジョーと義理の親子の役を演じたり。上に挙げた3作品の中では、やっぱり『太陽常在升起』の♪美麗的ソ~ロ~河がよい。あれでかなりつかまれたし。

 最優秀助演女優賞 ジョアン・チェン 『ラスト、コーション』 『陽もまた昇る』

 あ、2年連続だ!すごいぞジョアンさん。
 ここまで来たら、オーストラリア&台湾合作の《意》も観たいんだけど、…日本公開は絶対無理なんだろうな。
 あと、彼女には香港で新作を監督してもらいたい気もするんだけど、誰か出資しません?なんちって。

 監督賞 アン・リー 『ラスト、コーション』
 
       アン・ホイ 『生きていく日々』

      ジョン・ウー 『レッドクリフ part1』

 …すみません、今回は監督を3人選出しました。
 どの監督も、新作が嬉しかったのでね。

 最優秀新人賞 シュー・チャオ 『ミラクル7号』

 しかし、中国は子役俳優も充実してるよねー(笑)。
 徐嬌小姐、今度はアンディ先生と共演だって?楽しそうだねぇ。

 今年の愛とツッコミで賞

 逆境にもめげず今後に期待したいで賞 タン・ウェイ 『ラスト、コーション』

 もう湯唯小姐、ホントにかわいそうだよなぁ。なんであんなにたたかれなきゃいけないんだか。現在撮影中の田壮壮監督の新作で、ジョー主演の《狼災記》は、最初は彼女がヒロイン候補だったけど、なんのかのあって最終的にはヒロインがマギーQになったと聞いたので、もったいないなぁ、これで復帰できればよかったのに、と思った次第。

 なんでそんなにカッコいいんで賞 フー・ジュン 『レッドクリフ part1』

 いやホント、これは中華電影はもちろん、非中華な人々もみな口をそろえて言ってましたよねぇ。男と知名度を上げたか、胡軍よ!part2での大活躍も楽しみだ!

 では続いて、今年の 最印象的中華芸能五大新聞を。
 十大ニュースじゃなくてすんません。
 各ニュースのリンクは、自分が書いた該当記事です。

 第5位 『赤壁』、日本でまさかの大ヒット(爆)

 eiga.comこのコラムによると、興収は最終的には50億円超えるみたいだけど、それでもやっとガリレオ先生に並ぶくらいなのか…。しかし、あそこまで宣伝攻撃をしたエイベには感謝せねばいけないのかもしれないけど、あの会社は嫌いだから、ちょっと複雑な心境。これについては別のところでも書きますね。

 第4位 台湾映画、新時代を迎える

 とかなんとか言いつつ、実際今年自分が観た台湾映画の新作は『言えない秘密』と『ビューティフル・クレイジー』だけなんだが(合作だけど『闘茶』もあったな)、これらの作品を観ると、ホウちゃんやミンリャンとは明らかに違いつつも、彼らの作品の裏に感じられる台湾的雰囲気を若手なりの軽やかさで出しているのがいい。
 ああ、『海角七号』の日本公開はないのかなぁ…。

 第3位 アン・ホイさん、福岡アジア文化賞大賞受賞

 確か、女性初の大賞受賞者でしたっけ。
 過去の大賞受賞者であるホウちゃんやイーモウに比べて、日本での彼女の知名度は高くないけど、『生きていく日々』を観て、現在の香港映画制作の厳しい状況の中でもなんとか頑張って映画を撮っていこうとするアンさんの前向きな姿を感じ、今後の作品に期待したいな、と思った次第。

 第2位 えぢの、えぢの大バカヤロー!

 もうさぁ、ガッカリだよ。
 別にゲーノー人だからセックスするなとは言わないし、写真を撮るのも合意の上だったんだろうけど、秘密の写真はちゃんと削除しておくべきだよ。もっとも、一番許せないのはそれを電脳上にばら撒いた奴らなんだけど、ネットモラルって全世界的に崩壊しているのね(泣)。
 これがなけりゃ、ジルは『梅蘭芳』で知名度を上げられたのに…。

 そして第1位は、やっぱりこれしかないだろう、うん!

 トニー&カリーナ、あまりにも長すぎた春に終止符を打ち、結婚!

 ホントに、どうか二人ともお幸せになってください。

 …ワタシの分まで(こらこらぁ!)

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相変わらずの愛と独断と偏見による、2008funkin'for HONGKONG的十大電影

 やっと、『初恋の想い出』の感想が書けた…。
 忙しかったから、これ書くのになぜか10日もかかってしまったよ。
 この作品をもって、ワタシの今年の中華電影はとりあえず見納め(『放・逐』がこっちでやってないのでね)。夏に香港で買ってきたVCDも実は全部観ていないんだけど、早いところまとめないと師走の忙しさに巻き込まれて何もできなくなってしまうので、毎年恒例のコレをやってしまいます。

 てなわけで愛と独断と偏見に満ちて、早いことで今年で5回目!となった、funkin'for HONGKONG的十大電影を発表しまーす♪
 なお、選定基準はこちらです。では、カウントダウン形式で10位から。

10・武侠怪盗英雄剣 楚留香

9・ファイヤーライン

 両方とも旧作ですが、『香港レジェンド・シネマフェスティバル』で観た貴重な作品。
『楚留香』は若々しいティ・ロン兄さんの伊達男っぷりと、「なんじゃこりゃあああ!」と思わず言ってしまいたくなるストーリー展開にやられた次第。ああ、これが往年のショウブラ武侠電影の醍醐味なのね。カルト映画は食指が動かんが、これなら観られるなぁ。
 『十萬火急』は現在の親分作品につながる見せ所満載で楽しく、ラウチン・中信さん・レイモンドくんのアンサンブルも魅力的。これを『つきせぬ想い』のすぐ後に観たら、多分ラウチンに惚れるんじゃないか…と思うがいかがなものか。

8・些細なこと

7・陽もまた昇る

 両作とも東京国際での鑑賞作品。
 もうすみません、ホーチョンに甘くて。さらにすいません、アートな映画に甘くて。
『破事兒』は未だに『出エジプト記』が観れないので、この短編集をどう評価していいのか迷っているんだけど、短時間でよくがんばってとったよ、偉いねってことで。
『太陽』は美術の美しさとメロディアスな音楽と魅力的なロケ地と実力派俳優の演技があれば、物語が破綻していてもいいのだ、という、まるでかつての王家衛のようなこと(これが彼の悪いところでもあるが)を平気でやりながら、それでいて姜文の個性が出ているってーのをつい評価しちゃいまして、ホントにすんません。

6・トゥヤーの結婚

 ダメダメで辛くてどうしようもなくて悲惨な状況を描いた物語なのに、思わずクスクス笑いを抑えきれないのはなぜだ。たくましく働く寡黙なトゥヤーにくらべ、彼女に恋する男たちの情けないことよ。
愛する人のいるいないに関わらず、働いてしっかり生きなきゃね、と思いを新たにした(なんか違う)。

5・言えない秘密

 香港映画以上に、地方で台湾映画を観る機会は少ない。もし無理してでも「台湾シネマコレクション」や「アジア海洋映画祭」を観に行っていたら、『遠い道のり』や『練習曲』や『海角七号』が上位に入っていたのかもしれない。でも、ジェイが初めて監督したこの作品からも、現在の台湾映画がいかに瑞々しさにあふれているのかが手にとるようにわかる。来年は先に挙げた3作品はもちろん、『DNAがアイラブユー』や『ミャオミャオ』などの旬の台湾映画が、日本で一般公開されてくれると嬉しい。

4・長江哀歌

 今年の中華電影は、ジャ・ジャンクーで幕を上げた。
 もちろん、初期作品の良さもわからないわけはないけど、不意に『男たちの挽歌』のあのテーマが流れてきた瞬間、反則だとわかっていても胸をグッとつかまれてしまったので。そして、彼が自分と同世代の人間であるということも、この映画を観てよくわかったのであった。
 それでも、1位にはできないんだけどね。ははは。

3・ラスト、コーション

 劇場で一般公開された中華電影では、これがトップ。
トニー主演だし、李安さんの作品だから、という贔屓はもちろんある。そして、非常に映画としても完璧である。しかーし、それでも何かが足りない。それはボカシが邪魔というわけじゃない。あまりに完璧すぎると、愛を注ぐのも難しく、それゆえか1番にはできない。
 こんなこともあるのね、なんて思った次第。

2・文雀

 すでに昨年『エグザイル』を1位にしているし、過去に『ブレイキングニュース』もトップにしたので、自分どんだけ親分作品贔屓にしとるんか、そろそろ別格にしたらどうか、という気もしたのだが、この『文雀』もたまらなくよかった。まさかあの『放・逐』の後にこーゆー作品を撮るのか!と驚いたし、これがまたいい話だしねぇ。
 だから日本でももーちょっと親分の知名度が上がってくれるとなおさら嬉しい。だから現在地元で『放・逐』が上映中の皆さん、是非劇場まで観に行ってヒットさせてください!

 そして今年の第1位は、まさかというかやっぱりというか、とにかくこれでした!

1・生きていく日々

 社会問題となっている地域を舞台に、無名&素人俳優のアンサンブルで綴られる、何も事件が起こらない物語。はっきりいって地味地味の極致なのに、これほどまで心をつかまれた映画はかなり久々。
 スターがいなくても、HD撮影でも、低予算でも、これは立派な香港映画。そう思わせてくれるのは、アン・ホイさんが市井の人々の暮らしに温かい目を向け、困難な経済状況でも人の暮らしはこれほどまでにいとおしいのだ、ということをさりげなく伝えてくれているからだ。人々の姿を温かく描くのも、香港映画の特性だからね。
 次回作となる、ヤムヤム&張静初主演のやや悲劇的な作品では、プロの俳優を用いて、同じ舞台でどこまでエモーショナルに描くことができるのか、ということに注目したい。

 ここまでが公式的な十大電影。個人賞等は次回記事にてアップ。
 最後に、おまけの番外編。

 今年の番外:レッドクリフ 

 完結していたら入れてあげたのにねー。だから感想も歯切れ悪いまま終わっちゃったよ。
 というわけで来年エントリー予定。これは前後編あわせて1作品として数えます。

 今年の次点:ミラクル7号

 楽しめたし、いい話ではあるんだけど、吹替版メインの公開形態と、本格的に星仔が大陸を目指したということで複雑な心境にさせられた作品。もうハチャメチャな星仔は戻ってこないのか?
 星仔よ、とりあえずハリウッド版『七龍球』のプロデューサーからは降りたほうがいいと思うぞ。そうでなくても、日本じゃ次に挙げる作品の評判でミソつけられているんだから…。
 
 そんなわけで今年初めて選んだ、最悪中華(もどき?)電影:少林少女

 謝れ、この映画のプロデューサーと監督は星仔と星仔迷と香港電影迷に謝れ!
 もうこの電視台製作の映画、もとい、このコンビの作品なんか二度と観ないぞ!

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「レスリーって、すごかったんだね!」

 これは、2週間前の連休に、新宿で『覇王別姫』を観た時、同じ回で観ていた若い(多分大学生くらい)お嬢さんが言っていたという言葉。

 そうだよなぁ、この映画、15年前の作品だから、大学生くらいだとほとんど知らないんだろうなぁ。
 その年月がいかに長かったかは、上映されたフィルムの傷みが物語っている。
 画面には傷が多く、つなぎや音声も途中で切れる。いろんな場所で、何度も何度も上映されてきたんだな…。

 ワタシはこの映画をビデオやTV放映でしか観たことがないので、劇場で観ること自体が初めてだった。
 ケイズシネマの画面はあまり大きくないけど、眺めるには十分。
 そこで繰り広げられる京劇の豪華絢爛さと、激動の20世紀に翻弄された蝶衣と小樓、菊仙の姿に改めて胸をつかまれた。

 今回注意して観たのは、今は丞相殿をやっている張豊毅と、『夜宴』の皇帝様こと葛優。
 丞相様、さすがに若いなぁ~(笑)。でも、改めて観たらなんとなく空気が読めていない(苦笑)マッチョぶりが気になるんだよね。
 しかし、葛優さんは変幻自在だよね。彼がここで演じた袁さんをほとんど忘れたまま、夜宴を観ていたんで、そのちょいワル皇帝っぷりに多少やられていたんだが、そうだそうだ、この人ってこういうエキセントリックな演技が得意だったんだ、といまさらながら思い出した。
 あと、印象的だったのは、デヴィッド・ウーがかなり目立ってたってことか?
 ワタシと友人たちの間では、デヴィッドといえばchannel[V]の呉曼(wu-man)だったので、ワタシ同様久々に観た友人曰く、「うわーwu-man、懐かしいって思っちゃった!」とのことだった。

 いずれ、ニュープリント版を作ってくれないだろうか。
 陳凱歌の新作『花の生涯・梅蘭芳』はかつての日本ヘラルド映画を母体にした角川映画で配給されるとのことだけど、『覇王別姫』の配給権を持っているのって、角川だっけ?それともかつてビデオを発売していたアスミック・エースの方?

 とにかく、どちらかの配給会社さん、ご検討の方よろしくお願いします。

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続・日本演劇界一の三国志マニア(多分)、『赤壁』を語る。

続・日本演劇界一の三国志マニア(多分)、『赤壁』を語る。
 連休中の横浜・東京&フィルメックスツアーや『文雀』の感想などを早いところ書きたいんだが、またまた赤壁ネタでほんとーにスマン。

 多分日本演劇界一の三国志マニアである三谷幸喜氏が、先日ご自身のラジオ番組で『赤壁』のことを語ったのは、以前も書いたけど、三谷さんがここでしゃべることは、だいたい、次の週あたりの朝日新聞連載エッセイ「三谷幸喜のありふれた生活」にとりあげられる。
 フィルメックスの後、同好の士の方から先週金曜夕刊のエッセイで『赤壁』について書いていたと教えてもらったので、帰盛してから土曜の朝刊をチェック。和田誠さんが描かれた周瑜&孔明のイラストを見つけたので、早速読んだ。和田さんのイラストは基本的に人物が点目で描かれるんだけど、トニーは二等辺三角形眉毛とM字型の口なのでよくわかる。しかも、やややつれ気味(笑)。金城くんはちと違うかな…。

 このエッセイでは、三谷さんはいかに周瑜を愛しているかを語ってくれている。
「モーツァルトに対するサリエリ的人物」という解釈はさすが演劇人だわ。そんな彼にとって『赤壁』のメインロールが周瑜であることは、非常に嬉しいことに違いないんだろうなぁ。

 しかし、さすがコメディの人であるが故か、喩えがいちいちおかしいよ。
 三国志の世界が映像化されたことを「初めてディズニーランドに行って、アニメでしか観たことのなかったミッキーマウスを肉眼で確認した時のような感動」というのもおかしいが、当初はユンファが周瑜を演じると聞いたときに「竹内力がポニョを演じるくらいの違和感」というのはどーよ(苦笑)。しかも三谷さん、ユンファを「ぽっちゃり型」と言っていたから、かなりの数の發仔迷を敵に回したぞー。でも彼、カッコよかったころのユンファはやっぱり知らないんだろうな。

 ところで、赤壁チームはpart2もプロモーション来日するんだろうけど、その時はどんなプロモを展開してくれるんだろうか。今回みたいななりふり構わぬ大量露出をしなくていいから、質のいいプロモを展開してほしいよ。
 で、提案なんだけど、もしもよければ、三谷さんとウーさん&トニーの対談なんてーのはいかがでしょうか?…って無理だよな?片や日本演劇界一の三国志マニア、こなたクランクインまで原著を読んだことがなかった香港人俳優…。話がかみ合う、のか?
 でも見てみたいー。

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ブタもおだてりゃ吹替版、ブー♪

 説明しよう!
 今回は、『レッドクリフ』日本語吹替版で周瑜の声を吹き替えている山ちゃんに敬意を表し、現在彼が最大5役をこなして大活躍しているこのアニメ番組の名台詞にちなんだタイトルなのである!

 …すみません、ほんとーにすみません、前振りからしょーもなくて。

 香港で観たときは、非北京語ネイティブ(つまりトニー&獅童)だけ吹き替えかと思ったし、AERAの金城くんインタビューで判断した限り、台湾上映時は彼本人の声だったみたいだけど、いろんな情報から判断したところによると、現在日本で上映されているヴァージョンはほぼ全員が吹き替えになっているようなので、この大陸で上映された版がすなわち国際版と判断した方がいいということなのだろうか?
 本人の声にこだわりを持って観るのが我々中華電影迷のポリシーみたいなもの(って決めつけるなよ)ではあるけど、全員吹き替えなら字幕で観るメリットってなんなんだ?さらに、今回の字幕はせっかく鈴木真理子さんが翻訳したのに某なっ〇が字幕担当なので省略も多く、確かに説明不足の感も否めない。残念なことだけど、いかにこの頃の合作系中華電影が大陸基準で作られているかがよくわかるってことだ。これもまたグローバリズム?

 何のかの言いつつこれで4回目の鑑賞になっちゃっているので、基本的に嫌いなエイベに儲けさせているのが辛いんだが、早く観に行かないと打ち切られそうな雰囲気もしたので、先週末に日本語吹替版を観に行った次第。…よく考えれば『少林サッカー』も『英雄』も『カンフーハッスル』も字幕版と吹替版を両方観ていたんだが、この頃は『イニD』『ミラクル7号』『カンフーダンク!』と吹替版オンリー上映が続いたので、字幕版への渇望から吹替版憎し(炎)モードになってしまっていただけである。
 成龍作品以外、これまでの中華電影の吹替に満足したことがないので、実は今回もあまり期待していなかった。むしろ、星仔がすっかり当たり役になった山ちゃんが、『ハードボイルド』のTV放映以来久々にトニーの吹き替えをやる(多分その時の放映を見逃している。ワタシがTVで観た時は松本保典さんが声をあてていた記憶があるので、おそらく2回目の放映を観ていたんだと思う)というので、山ちゃんのハマりっぷりを楽しむか、それ以外はメッタメタでもいいや、と半分投げやりな気分だった。

 吹替版が上映されていたのは、いつも行っているシネコンではなく、街の中心部にある東宝系の劇場。この劇場は土曜の20時以降、レイトショー割引があるので、それを狙って行った。しかし、せっかく1000円で観られるというのに、観客は10人もいなかったぞ。2週間前の金曜夜にシネコンで観たときは、満席ではなかったけど広い劇場がかなり埋まっていたぞ。やっぱり“映画は断然字幕で”という昔気質の映画ファンがまだまだ多いのかもしれないな、というより、夜遅く観に行ったから、吹替版の対象となる家族連れがいなかったってことも考えられるのだが。

 事前に「タレントの〇〇、『レッドクリフ』で声優初挑戦!」などというふざけた報道もなかったので、声優キャストは山ちゃんを始め、プロ中のプロが揃っているんだろうなと思ったのは言うまでもないのだが、その出来は予想以上だった。
 以下、吹替を担当した声優さん一覧。海外ドラマやTVの映画番組で吹替を担当している皆さんが勢揃いですよ。ワタシは海外ドラマをよく観るので名前を知っている声優さんも少なくないけど、名前は御存知なくても、この声はどこかで…という人ばかりじゃないかな。

 周瑜:山寺宏一
 孔明:東地宏樹
 曹操:磯部勉
 孫権:平田広明
 関羽:楠大典
 趙雲:佐久田修
 小喬:岡寛恵
 尚香:朴[王路]美
 甘興:中村獅童
 劉備:玄田哲章
 魯粛:大川透
 献帝:石田彰

吹替版の翻訳は鈴木さんではなく、香港映画の字幕も多く手がけている税田春介さん。監修は当然大東文化大の渡邉先生。
 もともと時代劇だから、演劇的な言い回しも違和感がないし、アンサンブルキャストだから、主人公が複数である『ER』などの感覚に近いものがある。ただ、それに慣れちゃっても、でっかいTVで洋画劇場をノーカットで観ている感覚に襲われてしまうのが玉の瑕(笑)。字幕では省略されたけど北京語ではしっかり言っている台詞もちゃんと訳してくれていたので、理解に苦しむことはなかった。
 ただ、呉に招かれた孔明を、周瑜や魯粛を始めとした高官の皆さんが「諸葛殿」と言っていたのがちょっと引っかかった。皆さん、確かに台詞でも「諸葛先生」とは言っていたけど、日本の三国志ものではどんなヴァージョンでも字の孔明で呼ばれているから、そっちでもよかったんじゃないかな。

 山ちゃんのトニーはかなり二枚目演技。
どーも山ちゃんというと、アニメの演技をあまり知らなくても、エディ・マーフィやクリス・タッカーのような暴走気味のお笑いキャラ吹替が強烈だし、二枚目なのにやってることは三枚目(しかも顔が笑っていないし)の星仔も見事にハマっていたので、笑っちゃわないかなーと多少心配はしていた。それはもちろん杞憂に終わり、うっかりうっとりしちゃいそうなくらい。それでも目の前に尚香が来るたび、「地球は危険だ、火星へ帰れ!」なんて言わないかなー、なんて思っちゃったけどー(笑)。個人的なベスト台詞は「チマキにされそう」でしょーか(爆)。
 これまでのトニーの声というと、『花様年華』や『英雄』の小杉十郎太さん、無間道三部作の山路和弘さんなどが挙げられるらしいけど、実際は『英雄』しか観たことがない。無間道シリーズはいつもテレ東で放映されるから、こっちでは絶対観られないもの。小杉さんも山路さんも、トニーの地の声からすれば異様に重たいし、山ちゃんの声も実際はトニーとは違う声質だけど、トニーの周瑜には軽さがあるので、山ちゃんで正解だと思ったよ。今後、《天下無双》や《行運超人》のようなトニーのおちゃらけ系が日本に入るのなら、是非吹き替えは山ちゃんでお願いしたいくらいです、って誉めすぎ?

 孔明は東地宏樹さん。ウィル・スミスや『無極』のドンゴン、最近はスーパーマンなどのヒーローキャラがハマリ役のよう(先々週の『スーパーマン リターンズ』観ちゃったもんで)。ただ、この声もまた金城くんとは合わない。これまた先日観た『十面埋伏』では、宮内敦士さんという方が声をあてていたけど、むしろそちらの方が金城くんの声に合わせようとしていた気がする。孔明は知的なキャラだから、若者っぽさより重さを出そうとしたのかもしれないけどね…。
 曹操は磯部さんでしたか。無間道だけではなく、イニDでも秋生さんの声でしたね。ベテランなので、聞いてて安心。同じく聞いてて安心だったのが、玄田さんの劉備。シュワルツェネッガーやスタローンの声の人であり、アニメ&映画の『トランスフォーマー』の司令官役。そうか、司令官キャラか。
 張震の孫権をあてた平田広明さんは、『ER』のカーターくんやジャック・スパロウでお馴染、と思ったら、彼もまた『トリック大作戦』で星仔の声をあててました。さらにウーさんつながりでは、TV放映時の『フェイス/オフ』で、極悪野郎キャスターのメガネの弟ポラックスの声もやってましたよ。
 個人的に好みだったのは、佐久田修さんがあてた趙雲。わーい好青年声だ~。そーいえばこの方も、ポラックスの声をやっていた記憶がある…(細かいこと覚えているな>自分)。
 女性陣は無難ではないでしょうか(こらこら)。ヴィッキーの声、今回は魏涼子さん(『英雄』のツーイーの声。あとなぜか星仔映画のヒロイン役が続いている)じゃなくて、『エンター・ザ・フェニックス』でカレンの声をやっていた朴[王路]美さんかぁ。低い声質が似ているので、てっきり今回も魏さんだと思ってたんだけどな。

 blogめぐりをしてみると、このキャストは結構好評らしい。中華電影系ではない一般的な金城くんファンの方や、アニメ&吹替ドラマ好きの方が多くご覧になっているみたいだけど、バリバリの中華電影迷が観ても違和感はないと思いますよ。
 とりあえず、トニー&ウーさん迷の義務として、part2も字幕版と吹替版を両方観ます(爆)。

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日本演劇界一の三国志マニア(多分)、『赤壁』を語る。

 すみません、また赤壁ネタで。

 最近は映画監督や俳優など、多方面に活躍されている脚本家・演出家の三谷幸喜さんは、実は三国志マニアでもある。
 三国志について語らせたら、多分日本演劇界一かもしれない。
 いや、ほかにいるかもしれないけど。

 そんな彼はJ-WAVEで清水ミチコさんと一緒に「Making Sense」(インターネットラジオbrandnew-Jでも聞けます♪)というレギュラー番組を持っていて、当然そこでも時々三国志について熱く語るんだけど、そんな彼に対して、ミッちゃんが非常に冷たい反応をするので(つまり全く関心がない)、いつも笑ってしまう。

 そんな調子だから、三谷さんは当然『赤壁』を観られるんだろうなー、でも忙しそうだからいつ観て話してくれるのだろうか?と思っていたんだけど、昨日の放送で、やっと話題に挙げてくれましたよ。
 しかも褒めてましたよ。当然熱烈に語ってましたよ。それに対してミッちゃんは相変わらずの冷たさで、やっぱり笑っちゃいましたよ。
 サイトで出だしの2分ほど視聴できますので(08.11.14放映分です)、気になる方はどーぞ。

 さらに彼は周瑜がお好きなのね、でも以前、横山光輝氏の『三国志』文庫版に寄せた解説では、非常にマイナーな登場人物をお気に入りに挙げていたような…なんて思ったけど、まぁいいや。

 ところで、三谷さんは件の映画を字幕で観たのだろうか、それとも吹き替え?トニー、もとい周瑜の声は周知の通り山ちゃんで、その山ちゃんは三谷作品の常連俳優でもあるから、もしかしたら吹き替え版を観ている可能性があるなー。

 おそらくpart2も観るのでしょうし、当分ラジオで熱烈に語ってくれそうな感じです。で、その度にミッちゃんは冷たくあしらうに違いないです、はい(笑)。

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決まりましたか、アンディ趙雲日本上陸。

 そろそろ『赤壁』ネタも一息つきたいな、と思ってお茶ネタやらチャイゴー感想やらを書きかけていたんだけど、先の記事でもネタにしたeiga.comでこの記事を見つけてビックリーw(゚o゚)w。

「レッドクリフ」だけじゃない!もうひとつの「三国志」映画が公開 : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

「三国志演義」の中でも最大の戦いといわれる“赤壁の戦い”をジョン・ウー監督が2部作で映画化した「レッドクリフ」の前編「レッドクリフ Part I」が今月1日から日本で公開され、早くも興収18億5000万円(11月10日現在)という大ヒットを記録しているが、そんな中、もう1本の「三国志」映画の公開が決定した。こちらのタイトルはそのものズバリ「三国志」。

 …あれ、『三国志 龍の復活』じゃないの?
これ、夏の香港旅行でVCDを買っていて、当然まだ観ていないんだけど、香港・中国に韓国が製作に加わっているのね。そんなわけで上記タイトルでぐぐっちゃうとトップに来るのが朝鮮日報のコレだったりするんだけど、ついでにレコチャイのこれもリンクしておこう。

 キネ旬11月上旬号で、すでに日本公開が決定とあったからやることは予想していたけど、そうか、《投名状》より先にやるのか。金城くん人気に乗じて、《投名状》の方を先に観たかったな、というのはあくまでも個人的意見であり、意見には個人差があります。

 しかし、アンディ版三国志には、いろいろ言いたいことや不安がある。
 まず、この兜…ありなのか?
 「なんでアンディとサモハンは帽子かぶっているんだろ?」と思ったよ、マジで。

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 そして、監督はダニエル・リー。言わずと知れた『星月童話』、そして『スターランナー』のあの人。
 …う、苦手だ、この監督。アクションは心配してないけど、ラブシーンがイマイチなんだよなー。
 ところでヒロインはマギーQなんだけど、最近ハリウッド方面で名前見ますねー。『燃えよ!ピンポン』(参考としてリンク)のそれってどーよ?的なヒロインをやったかと思えば、最近公開されたこの映画にも出演しているみたいで。でもハリウッドに行きっぱなしというわけじゃなく、ジョー&田壮壮の新作《狼災記》のヒロインにも選ばれたみたいだから、あっちとこっちを行ったり来たりなのか。

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ああそうですか、トニーったら○○に似てますか。

 祝『赤壁』2週連続観客動員数第一位。
 …と書きつつ、実はテンション低いです。
 だから上のフレーズも棒読みで読んでいただければ幸い。
 私事で申し訳ないけど、本業がかなり忙しいのでネタがないんです。

 さて、映画関連サイトでも話題になっているけど、eiga.comでこんなリアルタイム投票をやってます。もうチェックされた方も多いかな。
 しかし、この投票のQ3の選択肢…やや失笑気味の苦笑。
 確かに過去、「トニーは○○に似ている」というフレーズはあちこちで聞いてきたけど(注:○○にはいろんな男優さんの名前が入ります。これまでは役○さんとか○林○さんとか○島さんとか○○人さんの名前を聞いたことがあります)、こう言われちゃったら、女装と金髪のヅラは似合うのかとか、そもそもデカくないし腕毛はそんなにないよなとか、ペ○リナ○トで踊りまくるとかありえないよな、なんて思っちゃうじゃないか。

 忙しいとか言いつつ週末にしっかり2回観てきたんだけど、そろそろ日本語吹替版も観ようかと検討中。金城くんは残念ながら本人の声じゃないけど(声優さんの声は正直違和感あり、と先日『十面埋伏』をTVで観て思った)、トニーの吹替が星仔でお馴染山ちゃんというのに興味を持ったもんで。エディ・マーフィからおだてブタまでこなし、さらには俳優としても大活躍(こっちの方で認識してます)だけど、…当然二枚目(ブラピとか)路線なんだよね、山ちゃん?

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やればできる子じゃないの、a○exったら!(笑)

やればできる子じゃないの、a○exったら!(笑)
 本日の讀賣新聞朝刊より。
 最初からこのビジュアルでいけばよかったのにね。
 そして最初から素直に「Part1」っていえばよかったのに。
 ちなみに上面インタビューはへーぞーちゃんだった。何故に。

 ここしばらく、連続出張やら仕事で青春スーツ再装着したり(意味不明)で、新聞やテレビどころか、ネットサーフィンもろくにできない日々(特に今週始めは)を送っておりました。
 そんなわけで今さらながらの小ネタに愛とツッコミを。 

ケリー・チャンさんが結婚、実業家と16年の恋実らせ : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 すびばせん、かーなーり遅いネタだってことはわかっております。
でもやっぱり、これは祝いたいのよね。ケリーが日本で知名度を上げる前から付き合ってきたのなら、特に彼女のスキャンダルがあれこれ取り沙汰されることも少なかったのか。(ニコとちょっと噂になったってくらいか?)。旦那さんのアレックスさんは、いやー実業家だなってそのまんまな感じの人ですが、彼女との愛をずっと育んできたのだから、きっと幸せになってくれるでしょう。ケリーは今後も仕事を続けるというし、これからも楽しみ。
 その他にはジャンユーにBBちゃんが誕生したりと、上半期の暗い話題を吹き飛ばすがごとく、明るい話題が多いこのごろの香港芸能界。迷としても嬉しいね。

 この前の記事で『闘茶』のことを書いたのだが、観た日はちょうどタイミングよくえふすーコンサ@武道館。で、どーだったのだろうか、と改めて毎日のこの記事を見る。
 なるほど、コロシアムのようにマルチステージを組んだのか。それは賢い。楽しかったんだろうなぁ。いつか機会があったら行ってみてもいいかも。…ワタシのことだから、転ぶことはないと思うけどね(苦笑)。

 今さらのように舞台挨拶つき上映会@東京国際のプレゼントなんて告知するんなら、会場を一番広いスクリーンに設定しろよといいたくなった『赤壁』
 あ、水曜の『その時、歴史が動いた』観ましたよ。映画本篇がふんだんに使われてました。NHKでCMやる気かav○x、なんて思わず毒を吐きそうになったけど(もっともその他に、大陸で放映された三国志ドラマの映像も使われていた)、曹操・孫権・劉備の人生を変えた、それぞれの“その時”に焦点を当てた構成はコンパクトでよかった。
 今月のNHKは三国志づいていて、BS熱中夜話でも取り上げるらしい。掲示板も立ち上がっているけど、熱いわー。しかし、ゲームから入った人のなんて多いこと、と改めて思う次第。
 でもワタシは久々に人形劇が観たいです。どーか再放送してくださいまし。

 で、今週の水曜はNHKを観たおかげで『おーえる日本』は見逃した。てかこんなドラマが始まっていたことすら知らんかったよ。あ、でもこの時間、ケーブル経由で某ドラマを観ている時間だ。しかも来週はNHKBSでチャイゴーだし…(泣)。
 ま、縁があったら観ます。

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ウーさんとゆかいな仲間たち(笑)に愛とツッコミを。

 今朝は休みだったので珍しくワイドショーチェックを試みたんだけど、結局観られたのは花丸街市の金城孔明インタビューのみ…。くくく、悔しい。
 その後ウェブチェックもしたんだけど、出ていたのは映画系メディアくらいだったな。というわけで代表してここに。

新婚のトニー・レオン、製作費100億円の主役よりも獅童との卓球対決の方が怖い!? - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ.

 こういうサイトだけじゃ足りないなぁと思ったところに、取材に行かれていたもにかるさんが記事をアップされていたので、それも併読。いつもありがとうございます、もにかるさん。
 結婚ネタが振られたのはMCからだったんだ、珍しい。日本俳優じゃ絶対ありえねー(笑)。
 前日のファンキーなTシャツから一転、ラフに結んだネクタイ姿で会見に挑んだトニーだけど、このネクタイかわいいなー。
 内容自体につっこむとしたらシドー君との卓球ネタだと思うんだが、…心配しなくてもいいんだぞー、あれは役作りだから!

 張震とチーリンの日本語はお約束だと思うけど、取材の男性陣は生チーリンにやられたりしなかっただろうか?
 で、さらにチーリンか張震が某朝○新聞出版のニュース雑誌の表紙を飾ったりしてくれないだろうか、と希望するワタシである。今年初めに湯唯小姐が表紙を飾っているから、実現しそうな気もするんだけど、選ばれるのはチーリンだろうな。

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ウーさんは大いに語り、トニーは微笑み大サービスす。

  奥運会を2日後に控え、あの“毒品ぎゃうざ”事件も新展開を迎えた今日この頃だが(どういう書き出しなんだ)、ただいま来日中のスタッフ&キャスト(当然日本から参加の彼も登場。明日のワイドショー&スポーツ紙の見出しが心配…泣)が『レッドクリフ』の記者会見に臨んだとのこと(とりあえず読売にリンク)。詳細とそれに関するツッコミは、明日書けるといいかな。

 さらに今朝は富士電視台の朝のワイドショーでウーさん&トニーの独占インタビューが放映されたので、仕事に行く前にしっかり鑑賞。
 いやぁ、独占インタビューって落ち着くなぁ。余計なタレントのゲストやどーでもいいコメントが入らなくて(笑)。もっとも、しゃべりまくるのは当然ウーさんで、トニーは妻帯者(記者会見でも当然聞かれたようで)になってもいつものほほ笑みは大サービスしてくれたわけだし、観た分にはまぁそれなりに満足。

 しかし、どーしてもツッコミたいことがある。
非公式的な場のせいか、トニーはアンフォーマルな服装で登場し、Tシャツを重ね着していたんだが、そのシャツの柄があまりにもファンキー(苦笑)すぎて言葉を失った…。
 あのシャツ、どのブランドなんだ?
 そして、妻帯者になっても私服のセンスが変わらないってーのはどーいうことだ?

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おめでとう。そして、これからも変わらずにいてね。

 ども、傷心旅行から帰ってきました…、って違うだろ自分!

 連休中に仙台を始め隣県の北の方を彷徨っていたわけなんだが、地震や土砂崩れに遭うこともなく、鈍行列車で行く趣味のゆるゆる旅を大いに楽しんだ次第。この旅行はあくまでも『ミラクル7号』字幕版を仙台で観ようという目的によるものであって、決してトニカリ結婚のショックによる傷心旅行じゃないのであしからず。

 件のイベントはnancixさんのところ始め、いろいろなところで記事を読ませていただきました。ロイターにまでちょこっとだけど取り上げられちゃったもんね。同じ頃日本では某韓流スターの婚約が報じられちゃってたけどさ、そんなことはどーでもいい。
 ホントに結婚できてよかったね、おめでとう、トニーとカリーナ。

 しかし、喜ぶ半面、考え込んじゃうことも多少あったりして。
 ま、地球の片隅で他人の結婚についてあれこれ言っちゃいけないんだけど、それでも考え込んでしまうのも迷の性(さが)ゆえか。

 パパラッチ対策としてブータンで挙式というのはホントに盲点だったけど、それでも地味婚にならず、予想通りの派手婚だったのは、やっぱり彼らも中国人なんだなぁ、と思った次第。李安先生の出世作『ウエディング・バンケット』の例を挙げるまでもなく、人生の区切りとなる儀式(ちなみに結婚と葬式が重なると“紅白喜事”と呼ばれて縁起がよいとされる)は思いっきり派手に、というのがデフォルトなのであって。『悲情城市』で描かれたささやかな神前結婚式などは、ホントに例外と考えていいんだろうな。
 もう20年近く付き合ってきたのに、役所に籍入れてお開きにするなんてことは、そうは問屋とカリーナが許さなかったってわけか(こらこら)。

 それから、年齢を重ねても、やっぱり派手じゃないと満足しなかったか。
というより、中華圏電影界に大きな信頼がおけるベテラン俳優と、実業家としても活躍するセレブ女優の結婚だから、盛大に祝わないと意味もないのか。まー、パンピーじゃなくてゲーノー人だから、自分の近辺と比べること自体がおかしいか。

 そして、一番に思ったのは、別に結婚という段階を踏まなくても、上手くやっていけたんじゃないかということ。ハリウッドでも、確かに最近はブランジェリーナやらトムクル&ケイティのような大型カップルが次々に結婚していったけど、ティム・ロビンスとスーザン・サランドンのカップルは、子供もいるのにもかかわらず未だに結婚していなくて20年一緒にいるっていうじゃないか。(あ、いや、これを聞いたのはずいぶん前の話だったんだけど、もしかして籍入れたのか?)
 だから、このまま結婚してもしなくてもいいじゃないかって思ったんだけど、やっぱり長年一緒にいるのならすべきものなのか、というコンサバ論に終わるのか…。

 あ、すまん。なんか愚痴っぽくないか?決して嫉妬しているわけじゃないんだよ、これでも。

 でもね、たとえ結婚したとしても、トニーには今までと変わらずに仕事をしてほしい。
 次は子供、なんて言われても、勝手知ったる他人のこと(なんじゃそりゃ)、特に期待はしていない。
 もちろん、ワタシだってトニーが結婚したことに失望して、もう迷辞めるなんてバカなこと言うほど子供じゃないんだから、変わらずに彼を応援していきたいもんだ。

 てなわけでトニー結婚についての感想終わり。これでも短くまとめました。

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祝賀偉仔和嘉玲的結婚快樂!

2046_tonycarina

我祝福[イ尓]們生活美満

我永遠支持偉仔和嘉玲

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トニーがブータンで結婚式やってる日に

トニーがブータンで結婚式やってる日に
 ワタシは傷心旅行に…ってーのは冗談で、宮城県北をふらふらしながら(笑)『ミラクル7号』字幕版を観に仙台へ行ってきた。東北唯一の上映館は、今までもちょくちょくお世話になってきた仙台フォーラム(ただし今週いっぱいで上映終了)。ここでワタシは『ファイティングラブ』『ワンナイト イン モンコック』を観ました。元盛岡フォーラムに勤務していて、香港映画サークルでもお世話になった支配人のHさんとも久々に再会し、ちょこちょことお話しできました♪
 ここでは今後、『インビジブル・ターゲット』『言えない秘密』も上映してくれるとのこと。予告も観られて嬉しかったぞ。両作とも、盛岡でもやってくれないかなぁ…。今度ちゃんとフォーラムさんにリクエストしようっと。ミラクルに続いて『カンフー・ダンク!』も日本語版上映でガッカリしちゃってるからなぁ。

 で、字幕版。…やっぱり広東語はいいよ!香港映画は広東語じゃなきゃ!
とはいうものの、本来のオリジナルは北京語版だというので、それでもこの映画が完璧じゃないというのにどーしても引っかかる。やっぱり香港でDVD(ナナちゃん付きの、まだあるだろうか?)買ってくるしかないのかな。
 ところでマギーは、日本語版も広東語版も女の子の声で吹き替えされていたけど、北京語版でもも吹き替えなのかな?あの男優さんが生声で演じていても、かえって面白さ倍増すると思うんだけどね。

 で、この日空に一番近い国で思った以上の“世紀の結婚”をした人に対するコメントはまた後で。って、こーゆー書き方するなよ自分。

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もっともっともーっと!愛とリスペクトと周星馳

 前回書いた『ミラクル7号』の感想に書ききれなかったので、もーちょっと。
『裸足の洪家拳』や『裸足のクンフーファイター』や『楚留香』の感想も早いところ書きたいとは思うんだけどね。

 なんか、人の入りがよくないんだって(泣)?『少林ラクロス』より100倍楽しいのに!
 いやまー実際、ワタシが観たときも平日夕方メンズデーという状況でお客3人だったわけなんですが…。
 まーねー、ライバルがいんぢい先生と翻版流星花園(しかも某航空会社割引@香港便とタイアップしてる…泣)だからってのも不利だけど、もーちょっと人が入ってもいいと思うし、ファミリー向けにもっとアピールしてもいいと思うんだぞ。ワタシもミスドでフルーツシューを買っては「ああ、また当たらなかった…」とガッカリしながら売り上げに貢献しているし、吹替版でも声優経験のない有名タレントなんか出ていないし、そこそこは面白いのだから、「うちの方は吹替版しかやらないから観ない」と言って避けている人も、是非観ましょうよ!

 確かに古くからの星仔迷や星仔作品が好きな人には、彼が完全に大陸にシフトしてしまったのが非常に物足らないというのもわかる(公開当時、香港の批評では「周星馳は死んだ」とまで書かれたらしいけど)。こてこての香港電影迷であるワタシからしても、アレが足りないとかコレが欲しいと言い出したらきりがない。『少林サッカー』や『カンフーハッスル』を抜かしても、90年代作品にあった魅力がどんどんなくなっているというのはよくわかる。…でも、それは彼の映画だけじゃなくて、現在の香港映画全般にも当てはまることではないのかな。数日前の新聞に、「香港人に『自分は中国人である』という意識が強まってきた」というような記事があったけど、それだけ時代が変化してしまったってことになるのか。

 でも、昔の星仔映画はよかった…なんて言っていられない。中国大陸はもとより、世界で勝負するのなら、星仔自身、こうするしかなかったのかという選択をしたんじゃないかと思うもの。そして、昔の“無厘頭”なネタを控えめにする一方で、過去の映画やマンガへの愛とリスペクトを前面に出すようになってきたのが、21世紀に入っての監督作品にそれが表れているんじゃないのだろうか。ちょっと昔の香港映画も好きだし、それに加えて『ドラえもん』や『キャプテン翼』に親しんだマンガ好きとしては、日本のポップカルチャーや世界の映画に敬愛をこめて映画つくりに挑む(この姿勢をオタクとも言う)星仔の姿勢にしびれてしまうのだ。オタクな同業種と言えばクエタラことクエンティン・タランティーノが真っ先にあがるけど、同じオタクでもクエタラと星仔のタイプは違うだろう。むしろ星仔は、この秋に自作の『20世紀少年』が映画化される、漫画家の浦沢直樹氏と似たタイプなんじゃないかと思う。…って異論あったらすみません。単に個人的な印象で言ってますので。

 とまぁ、全体的な感想はこのへんにして、細かいところをあれこれ。
○『少林サッカー』にも見られるボロ靴へのこだわりなんだが、後で感想を書く『裸足の洪家拳』と『裸足のクンフーファイター』もまた、靴にこだわっていたので、なんか通じるところがあるのだろうか、と思ったんだけど…。これ、香港レジェンドシネマでのもにかるさんのトークショーで話題にはならなかったかな?
○ティー親子が見入っていたテレビに映った宇宙人騒ぎレポートで、レポーターを演じていた妙に濃い存在のおじさんが気になっていた。エンドクレジットで確認したら、ここ最近の星仔作品から『狼たちの絆』『上海グランド』『kitchen』『SPIRIT』を撮ったヴェテラン、プーン・ハンサンさんだったらしい。初めてお顔を拝見しましたよ。
○星仔作品での音楽の使い方はなかなか面白い。オリジナルサントラを担当するレイモンド・ウォンが選曲しているかどうかは定かじゃないんだけど、クラシックを使ってみたり(『少林サッカー』ではグリーグの「ソルヴェイグの歌」をムイの場面でアレンジして使っていたのが印象的)、かと思えばコテコテの中華音楽をやったり。今回はナナちゃんとディッキーが踊りまくるボニーMの「Sunny」や、日本では「雨音はショパンの調べ」の題で知られるガゼボの「I like Chopin」が効果的に使われていたのがよい。このへんの曲、もしかして星仔が『E.T.』を観たころによく聴いていたんじゃないのかな?(「Sunny」はもうちょっと古い時代の曲だろうけど)

 この映画、香港電影迷やファミリー層だけじゃなく、もっといろんな人に観てもらいたいなぁ。『少林ラクロス』にガッカリした人とか、ナナちゃんかわいい♪とflash待ち受けをダウンロードしてこの映画の内容をよく知らない人とか、自分が不幸なのは社会のせいだと思っている人とか、子供の給食費を払えるのに払えない人とか、このほか具体的に書いたら各方面からお叱りを受けそうなのでこのへんにしておくけど、ホントにホントに観てもらいたいですよ。

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ケリー、恭喜恭喜!ほか。

 地震のご心配いただきまして、ありがとうございました。県央部はそれほど大きな被害はないのですが、まだ余震が続いています。

 しばらく記事が途切れていたのは別に地震で大変だったってわけじゃなく、単にネタ切れだったからです。ちょいとまとめて小ネタ書きます。
 まずはこれでしょう!なんともおめでたい!

  香港の人気歌手ケリー・チャンさん、十数年交際の男性と結婚(読売新聞) - Yahoo!ニュース.

 お相手は芸能人じゃない同い年の実業家さんだそうだけど、こんなに長いつき合いってことはデビュー前からってことだよね?
 「引退は考えていない」と言い切るのも潔し、なにはともあれおめでとう!

 あー、これをひとしきり祝った後、香港マスコミはきっと「次はトニカリついに結婚!」とか言うんだろーな、ってすでに言ってるか。
 個人的にはこそっと結婚、ってーのが望ましきなり。

Kelly
 ゴージャスなケリー。3年前くらいの画像かな。

 次はいまさら観たジミーさん@アースウォッチャー
NHKエコ祭りの日の夜に再放映されたこの番組、実は録画時間を間違えて前半がわかりません(泣)。
 でも、月周回衛星「かぐや」が写した“月から見た地球”を観て、ジミーさんが描き上げた絵本《寶寶不要哭》は相変わらずのジミーワールドでステキでしたよ。地球はよく“母なるガイヤ”と女性的に表現されるけど、宇宙から見れば赤ちゃんみたいだよね、という逆転の発想も、か弱き者に光を当て、慈しむような物語をつづる彼らしい発想。
 これ、絵本出しませんか?是非日本で出版しましょうよ!>N○K出版さん

 NHKつながりもう一つ。
 今夜11時からの『びっくり法律旅行社』は香港特集だそうです。
 内容紹介を見ると、うむむーな感じもちょっとしそうですが(ゲストの皆さんも個人的にえーと…だし)、とりあえずチェックします。トラベラーチェック!(児玉清さんふうに)

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で?って『ミラクル7号』の日本コピーじゃないけどさ。

 で?

 いったい何がしたいんだ、av○xよ…。

なんで三国志の孔明と周瑜がキューピーに?その名も孔ピー!周ピー!… - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ.

扇子とヒゲがチャームポイントの孔ピーと、凛々しい眉と帽子がポイントの周ピーは、知恵と勇気の友だちらしいが、重厚な歴史ドラマの前売り特典に、このラブリーなキャラクターを付けた配給会社の意図は謎だ。

 ホントに、謎すぎてあきれてしまふ。

 しかし、いくら現在の日本の映画興行形態がシネコンメインになってしまい、映画ファンを相手にするよりも一般の観客にアピールして勝負しなければいけないっていう、今の状態ってはたして映画そのものにとっていいことなんだろうか?
 映画ファンの立場としても、ワタシたちはあくまでも純粋に映画が観たい。特典なんかどうでもいい。だけど、逆に特典目当てで買って肝心の映画はパスってのもありうるんじゃないだろうか?それならその券タダでくれよ、って言いたくなるが(爆)。

 こういう話題づくりだけの仕掛け、やっぱり飽き飽きしてしまう。愛もリスペクトも感じられない姿勢は、映画のためにはならないよな。
 星仔映画だけではなく、『赤壁』にもっと愛とリスペクトを!もちろん香港映画にも愛とリスペクトを!と、世界の中心で叫びたいぞ(古いフレーズ御免)

 あと、『赤壁』といえば、この事故にも驚かされた。ああ…。

ジョン・ウー監督の最新作、撮影中にスタントマンが事故死(ロイター)

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愛とリスペクトと周星馳、ふたたび

 あちこちのblogで紹介されているいろんな星仔の動画@某ちうぶを見て、結構楽しんでおります。抜き打ち出演だった『花丸街市』とか、例の某格闘家乱入騒動を報道した香港(or台湾or大陸?)のエンタメニュース(ええ、日本人からしてもアレは侮辱でしょう)とかね。検索をかけるとかなりたくさんあるみたいだし、こ○ん星人乱入画像もまだ見ていないけどね。観たら腹立つだけかねー?

 そんな中、公式blogblogパーツが紹介されていたので、左側に貼ってみました。これはameblo以外でもオッケイのよう。
 手軽にナナちゃんと遊べるのが便利かな。
 ミスドとのタイアップ商品もあるそうで、これならわが街でも気軽に買えるなー。
○り○星人乱入よりこっちの方がずーっと嬉しい。

 あとはナナちゃんgoodsがどれだけ出回るか、だろうか。そのへんも是非、愛とリスペクトを!

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愛とリスペクトと周星馳。

 ネタとしてはすっかり出遅れてしまったけど、お約束なのでね。

 先頃星仔&徐嬌ちゃん親子が来日し、『ミラクル7号』日本公開記者会見を行ったとのことだけど、その会場がなんとお台場の日本科学未来館だったというのに驚かされた。あの日本初の宇宙飛行士モーリさんが館長を務められていることでも有名で、上京した時にも二度ばかり足を運んだこともあるでっかいミュージアムじゃないか!
 これは当館で現在開催中の「エイリアン展(世界巡回展で日本ではアジア初開催らしい)」に“長江7号(=ミラクル7号・ナナちゃん)”が顔を出している縁で、ということらしいけど、そのことに気づくのがもう少し早かったらよかったなぁ。そしたら、GWにお台場まで行ったんだけど。

 ところで『少林サッカー』以降、星仔の新作が日本でリアルタイムに公開されるようになって日本の報道でよく紹介されるのが、既存の作品に対する星仔のリスペクトぶり。小林足球では『キャプテン翼』&日本のスポ根マンガその他もろもろ、『カンフーハッスル』では過去のカンフー映画&武侠片にその他もろもろへのリスペクトがあるんだが、今回はスピルバーグの『E.T.』に加えてこれらしい。

チャウ監督「ドラえもん」を参考に製作(サンスポ)

 予告を観る限り、あとはえむあいつーとかもネタにありそうだけど、“アジアの爆笑王”の冠を頂いた星仔の作品が、既存の作品をどんどん盛り込んでも、決して安易なパクリには感じさせないんだよなーって思うことがよくある。
 それは小ネタの使い方が適度であり、なおかつ愛のあるパクリになっているからなのかなー。それゆえに、ああ星仔ってホンマにオタクだわ、でも愛とリスペクトが感じさせられるから許せるわ、と思うわけである。それは星仔だけじゃなく、『黒薔薇対黒薔薇』で香港映画の傑作をネタにして、ワンチャイシリーズから『デリカテッセン』までの小ネタを入れまくり、ついには出演したご当人に『ラ・マン 愛人』のパロディを演じさせたジェフ・ラウの映画作りにも通じるし、同じセンスのよさを感じさせられるところがある。さすがかつて一緒に仕事をした仲だねー。

 そういう面から星仔の映画を好きだと思えるし、その星仔に対して愛とリスペクトを抱いて映画を観ようと思っているんだけど、そんなことが感じられないのが、星仔映画に対する日本の扱いなんだよなー。くどいと思いながらも書くが、少林ラク…いや少林なんちゃらなんて彼に名前を出させた某電視台の自己満足で終わって、全然リスペクトがないもんね。『カンフーハッスル』イベントでの某格闘家乱入演出(参考としてこの記事)も然り。
 そして、今回は…そりゃ星仔も困惑するってば。(from eiga.com
 しかもマスコミよ、ゲストに対してイベントの趣旨に沿わない質問なんか投げるなよ、そりゃノーコメントに決まってんだろーが。いったい主役は誰だよ、星仔&徐嬌ちゃんだろ、ったくよぉー。
 星仔には愛とリスペクトを持った態度でのお出迎えだけでも充分なのだ。某電視台的ウケ狙い演出はいらないんだよーん。

 しかしあの子、まだこ〇ん星人とかなんとか言ってるのかー。てっきり〇り〇星は爆破されたから終了したかと思ったのに。キミも懲りんヤツだなー(爆)。

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香港映画を大画面で観たい!運動実施中

 香港レジェンド・シネマ・フェスティバルの公式サイトがオープンし、FREEMANさんのblogによれば、チケット発売も6月7日と決定。…やっぱりチケは争奪戦だろうか。観に行けるとしたら土日しかないもの。
 でも、ホントに東京は恵まれているよなぁ。こういう上映環境においては。

 最近、全国ロードショーになっているもの以外では、地元に香港映画が来なくなりました。おそらく、最後に来たのは、屈辱の日本語版のみ上映&1週間で打ち切りだった昨年5月の『龍虎門』くらいなもん…。来月ムービープラスで字幕版が放映されるので、そっちで観るつもりではあるんだけどね。
 さらに、わが地元では『ミラクル7号』blogもできてる)の上映が日本語版のみ…(泣)。
 なんなんだ、この地方格差は。この格差、うらむぞ政府(こらこら)。

 しかし、この格差というのもやっぱりシネコンが全国に浸透したからなのかね、とも思い、中華電影の買い付け値段が相変わらず高騰しているからなんだろうか。大韓電影もすっかり波が退いたけど、それに巻き込まれて香港映画も上映が減っていったってのはつらいっす。

 とりあえず、地元でやる映画は必ず地元の大スクリーンで観ます。レジェンドシネマも、今後DVDでしかお目にかかれないものならば、なんとか費用をやりくりして観に行きます。だから、各映画配給会社さん、今度ともども香港映画を買い付けて、なんとか日本の隅々でも劇場にかけられるようにしてくださいよ。全国のシネコンさんにもお願いします。これで香港映画を観てくれる人口を増やしてほしいもんですよ。

 いくらDVDが手軽だからと言って、大スクリーンで香港映画を観て大笑いする楽しみを知ってしまうと、小さい画面が物足りなくなってしまうんだもの…。

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チャリティは、簡単なようでいて実は難しい。

 ああ、もうすこし政府が早く動いてくれれば、そして軍部や地方政府に連携があれば、救えなかった命も助けられたのに…。四川の地震の報道を見たり聞いたりするたび、そんなことを考えてしまう。

 《豪門夜宴》のときにも書いたのだが、災害援助に関する香港芸能人のフットワークの軽さと団結力は本当にすごく、あちこちで紹介されているキャンペーンソング『承諾』を始め、来月1日に開催される大規模なチャリティーイベントなど、多くの活動が展開されている。
 もっとも、それらの動きが日本のメジャー系メディアで詳細に紹介される機会はほとんどなく、エンタメがらみのイベントも北京で開催されたもの(フェイが出演したアレ)がかろうじて朝日新聞で記事の一部として報道されたくらい。まぁ、あっちは首都だしな。

 そんななか、今朝の新聞サイトにこういう記事が。やっぱり世界の大哥だから、こんなに大々的に報道されるんだよな。

感動的な物語を…ジャッキー・チェンさん、地震テーマに映画構想 : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 こういう報道があれば、人によっては「人の不幸をネタに金儲けかよ…」なんて言う人がいるし、そう言いたい気持ちもわからないことはない。
 でも、俳優や歌手たちは、自分の仕事が苦しんでいる人々を勇気付けることになると自覚して、演技をしたり歌を歌っているわけだし、その活動と同時に義援金を出している人も多い。先に書いたような、香港芸能人のチャリティへの積極性を考えれば、成龍さんがこういうのには非常に納得がいくのである。

 あと、星仔のこの言い分(yahoo経由レコチャイ)だけど、常々韓流スターが日本の災害に対して「○○○○万」というようにわざわざ金額を提示して寄付を行ったという報道に疑問を持ったことがあることを思えば、金額だけじゃなくて名前の公表だけで十分というのにもうなずけるものもある。

 チャリティって一言で言っても、実は意外と難しいものだ…。
とにかく、まだ瓦礫の下にいる人々の、一刻も早い救助を願っている。

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地球は危険だ、火星へ帰れ!

 クライマックスのシンのこの台詞、やっぱり笑えるなぁ。

 少林なんちゃらの口直し第二弾、というわけで久々に『少林サッカー』を金曜ロードショーで観たよん。以前観たのはやはりTVでなんだが、2年前にドイツ足球世界杯便乗で放映されたときは、うちの方じゃネットがないテレ東系だったので、悔しかったのよね。
 今回は延長なし放映なので、かなり短くされるだろーなーと思ったら、富士電視台放映版で無残にカットされたファン&ハンの青年期が復活してましたねー(ムイのセクシーポーズも)。その分割を食ったのがシン&長兄の“少林拳サイコー♪”場面と二兄と空太り…もとい軽功の最初のちゅーheart01シーンだったのだが。その分2回目の四兄の写真ぱちりが生きていたからおかしい。
 カレン&セシ姉妹との対決、もしかして例の事件があったからカットされるんじゃないかと心配してたけど、これがないと次につなげられないのであったのは嬉しい。ヒゲ面でもかわいいよ、セシ。彼女をしっかり守ってやってね、ニコ。(こーゆーところでいうなよ)

 ところで、星仔の吹替といえば“もう(彼とは)他人とは思えない”とコメントされていた山ちゃん。blogの記事を拝見すると、『ミラクル7号』日本語吹替版のメンツは安心して聞いていられるプロの方が多いようですね。地元上映は字幕版もやってほしいよー。

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おおお親分、まぢっすか!

 久々の『挽歌』(はやいとこ2も観たいのだが暇が取れない…)、そしてキンキラキンを観て、気がつけばにわかにユンファ祭りしているこのごろ。
 そんなユンファ兄貴は、欧米電影でも着々と足場を固めつつあるようで、ちょうど金像のころにオーリーくん&リーアム・ニーソン先生とフレンチノワール映画『仁義』のリメイクに出ると聞き(参考はeiga.com)、ほほーおフランス映画とは、なかなかいいところ選んできたではないか、なんて思って記事を読んでいたのである。

 そして、今夜見たこの記事に大いに驚く。

オーランド・ブルーム主演の「仁義」、監督はジョニー・トーに! : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

 なななななななななななんですとぉー!>自分驚きすぎ。落ち着けオレ
 ついにジョニー親分、欧米進出ですよ!
ハリウッドじゃないってのがポイントだろーか。
なんでもこの映画、フランスと香港の合作になるみたいですね。ってそれはブルベリと同じじゃないですか。いいんですか親分?って聞くことじゃないか。

 しかし、ヒロインがまだ決まっていないそうで。
誰にするんだろう?すーちーとか?
これだけメンツがステキなら無理に女子を出さなくてもいいんじゃないの、野郎だけでもとってもホモソーシャルっぽいし、なんていう意見はごく一部なのかしらね。

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共通点は、胸かよっ!

 多忙のため、軽い記事で失礼。
キンキラキン試写会を紹介したこの記事、タイトルから思わずそう叫んでしまいました。

 出席された胸の大きな方(…ああ、なんかセクハラっぽい。スマン)には罪はないし、失礼かと思いましたが、やっぱりこの手のPRイベントはどーも(以下、以前と同じことの繰り返しになるので言うので省略)…。
 王様も王妃も第二皇子も来てないとはいえ、ねぇ…。
 いや、リア小姐は別にイヤじゃなかったんだが。

 久々の更新がボヤッキーな感じで申し訳ありませんわよ~。

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「香港で撮ってくれたらよかったのに」と思いつつ、ブルベリ香港キャストを考えてみる。

 まずは、結構正統派っぽいイメージキャスト。監督はメイベル・チャンかイー・トンシンで。

 エリザベス:スー・チー
 ジェレミー:ダニエル・ウー
 アーニー:ン・ジャンユー
 スー・リン:カリーナ・ラウ
 レスリー:カレン・モク

 次は、ピーターさんに監督してもらいたいイメージキャスト

 エリザベス:ヴィッキー・チャオ
 ジェレミー:レオン・ライ
 アーニー:ラウ・チンワン 
 スー・リン:ミシェル・リー
 レスリー:アニタ・ユン

 これはどうだ?アンドリューさんに監督してもらいたいイメージキャスト

 エリザベス:ジリアン・チョン
 ジェレミー:イーキン・チェン
 アーニー:アンディ・ラウ
 スー・リン:アニー・リウ
 レスリー:シャーリーン・チョイ

 最後に、「なんでオレがあんなスカしたヤツの作品をリメイクしなきゃいけないんだよ?」といわれること確実な、ジョニー親分に監督してもらいたいイメージキャスト

 エリザベス:チェリー・イン
 ジェレミー:ルイス・クー
 アーニー:サイモン・ヤム
 スー・リン:ケリー・リン
 レスリー:マギー・シュウ

 他にも考えたらいろいろできそうですが、とりあえずこんなとこで失礼します。
あとで追記する予定。

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『赤壁』、カンヌでは一部上映か…。

 昨日『死神の精度』読了しました。感想は書いたけど…ネタバレになるので大したこと書いてません(苦笑)。

 さて、 最近公式サイトで予告編が観られるようになった《赤壁(公開直前までは『レッドクリフ』と言いたくないワタクシ)》。ワールドプレミアはカンヌなのかな、と思いきや、ダイジェスト上映なのね。んであくまでも中華圏上映でワールドプレミアなのね。
 ちょっと淋しいような気もするけど、これもまた海賊版対策?なんて思ってしまうよ。考えすぎか。

レッドクリフがカンヌ映画祭でお披露目(日刊スポーツ)

 こういうイベント上映はカンヌのスケジュールに載りにくいので、調べるのは大変そう。でもまぁいいか、今年もカンヌ追っかけ決定だな。

 もちろん初秋に行われる予定のジャパンプレミアも楽しみだけど、いつも言っているが如く、お願いだからスポーツ紙&ワイドショー対策として話題の芸人やタレントを呼ぶのはできるだけやめてねー。スポーツ紙記者やワイドショー取材陣ももっと映画を勉強して、映画そのものを記事でしっかり紹介してよー、と、全然中華じゃないけどこの記事を読んで思った次第。

 スポーツ紙ついでに、このニュース(以上2つともスポーツ報知)にもびっくり。台湾スタッフだから心配してはいないけど、頼むから日本の映像化に倣って「全員片想い」前面アピールはこれまたできるだけやめてくれー。

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で、撮る場所は変わっても、やってることは基本的に同じじゃないなんてとかなんとか言っちゃったりなんかして~。

 さっきケーブルで、アニメの『キャッツ・アイ』をちょっとだけ観た。これ、大好きだったのよー。香港では『シティーハンター』が人気で、日本公開された成龍さんのほかにアンディ先生やアーロンもやってたよね、でも個人的には梅姐の泪おねえ、マギーの瞳おねえ、ユンれんれんの愛ちゃん、そして學友さんの俊夫なんてキャストでこっちのほうを香港映画で観たかったなぁ、なんて思った次第。

 …って、全然本文と関係ない前振りだなぁ。どーもすんません。

 先週の読売新聞に我らが俺様王家衛のインタビューが掲載。もちろん、話題はブルベリのことについて。
なんか、インタビューを読む限りでは、基本的に撮る場所と俳優陣の人種が変わっただけで、やってることは香港と何も変わっちゃいないってことかい。わかっちゃいるけど、ついついそう言いたくなるのよね。
 まぁ、今回の映画がどれだけうけるかは大いに気になるところであるねぇ。トニーやマギーや張震やフェイから、ノラ小姐やジュードやナタリーちゃんに代わってどんなメリット/デメリットがあるのだか、いったいどーなんだか。あ、でも、香港での受けはイマイチだったんだっけ(苦笑)?

 そして、一番笑ったのは写真のキャプションにあったこのコメントだったんですが。

ブルーベリーパイを選んだのは、「アメリカで入った店で、一番人気のないケーキを頼んだら、出てきたから。あと、以前ノラに嫌いなパイはと聞いたら、ブルーベリーパイと言ってたし」と話す
…たとえ香港からアメリカに撮影場所を移して、やることはいつもと同じとは言えども、俳優に嫌がられるシチュエーションをわざわざ準備させるってーのも一緒ってこと?とかなんとか言っちゃったりなんかしてー♪←広川太一郎さんの語尾を使用し、氏を追悼しております。

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わはははは、ド兄(ドニー)さんが先か。

 来月『ブルベリ』が公開される王家衛が、次に準備しているという中国語映画が、李小龍の師匠で詠春拳の使い手、葉問の生涯を描くという《一代宗師》。主演は当然トニーで、当然例によって例のごとく準備は順調に遅れているわけなんだけど、それより先に動いたのがド兄さん&ウィルソンさんの『SPL』&『龍虎門』コンビでしたか。
 なんか、堂々とニュース打たれてましたが、信じていいんですよね?

 ブルース・リーのカンフーの師匠の伝記映画、製作決定! : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

 ド兄さんだったらカッコいいに決まってるんじゃないかと思うんだけど、後発になった《一代宗師》はいったいどう出るつもりなんだろうか?と心配しつつ、これは今度もフォローしていくとしますか。

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たとえフィクションであっても、いろんな物語とリンクしてくる。

 いよいよ第4コーナーを回った感がある『ラスト、コーション』全国上映。
うちの地域では今週金曜までの上映だけど、結局3回鑑賞となった。2回は地元で、そしてあと1回はもうしばらく上映が続きそうなシャンテ・シネで。
確かに気軽にリピートして観られる作品じゃないよな、これ。『2046』も2時間を越える映画だったけど、脳内自己編集という超能力(?)を駆使して2時間にまとめて観たから5回ほど観られた。けど、この作品の自己編集は厳しかった。オヤヂ系メディアであれこれ騒がれた(やでやで…)セックスシーンを脳内自己編集したいと思ってもどーしてもできないしね(苦笑)。
 
 そんなわけで、オヤヂ系巨大メディアの興味本位記事と誤解と偏見を解くために(ってそんな使命を勝手に帯びていたのか、この場末のblogが!?なった気すんなよ自分!)もとはしが勝手にやってきた『色、戒』キャンペーンもいよいよオーラス。そんなわけで、今日はこの映画を観て思い出していたいろんな作品をつれづれに。

 まずは、このおふざけ記事でも挙げた、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』。ヴァーホーヴェンといえばラジー賞常連(&堂々のトロフィー受賞者)で知られる“暴力とセックスの巨匠(爆)だけど、オランダに帰って撮ったこの映画は比較的まともであり、2年前のヴェネチア映画祭のコンペにも出品されたくらい。さらにヴァーホーヴェンは昨年のヴェネチアで審査員も務めたわけだが、時代もテーマもかぶるこの作品をどーゆーふーに評価したんだか一度聞いてみたいよ。

 1930~40年代の上海は、戦争の影を落としながらも物語の舞台としては非常に魅力的であるのはいうまでもない。ご存知『上海グランド』や『インディ・ジョーンズ2』でもこの時代の上海を描いている。そして、80年代にマンガ読みだった女子なら名前を聞いていると思われるのが、森川久美の上海2部作-『南京路に花吹雪』と『Shang-hai 1945』。『南京路』はちょうど「ダ・ヴィンチ」2月号の「シネマ ダ・ヴィンチ」でもネタにされていたけど、もう一度読み直したくなったなぁ。

 そして、イム・ホー監督と今はなき台湾の女性小説家三毛が張愛玲の半生をモデルにして作り上げた『レッドダスト』。『色、戒』や、佳芝のモデルとなった丁蘋如のことを知らずに観たので、漢奸との恋愛というテーマはかなり大胆だなとビックリしてしまったのだけど、佳芝の人物像は丁蘋如に張愛玲の若い頃をミックスして作り上げたといえば腑に落ちる次第。これも再見したいけど、日本語版DVDは出ていないんだっけ…日本公開されているんだから、是非字幕で観たいんだよね。

 あと、いろいろ探したらいろんな作品とのリンクもでてくるのではないかと思うんだけど(例えばオールドハリウッドのフィルムノワールとか)、とりあえずこんなところを思い出した次第。漢奸つながりなら『川島芳子』も挙げられそうなので、これも今度観ておくか。
 皆さんは、他にどんなものとリンクさせて観たのでしょうか?

 ところでこの映画、日本に先行して上映された米国では、ブロークバックに比べてそれほどヒットしなかったという。その原因は「米国人が複雑な20世紀アジア史をよく知らないから難しかったのかもしれない」とか言われていたけど、案外例によって例の如く、字幕を読むのが大変だったからじゃないのかっていう気もした。だってほら、無間道シリーズを知らずに平気で『ディバ』に作品賞与えちゃうアカデミーがある国だからねぇ、とかなんとか言って1年前の恨みをここで蒸し返すのであった。…ってこらこらぁ!

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嗚呼えぢよ、なんで…(大泣)

 以前、「この件についてはノーコメント」と書いたけど、やっぱりこういうことになってしまったら、書かずにはいられなくなった。いつものアタシなら「ったく、えぢの大バカ野郎!」と叫んで終わりにするところだが、この結末についてはいろいろ考え込んでしまったので…。

 個人的にレコチャイは信じていないってこともあり(だってそれってどーよ的記事があまりにも多すぎるんだもの。それがヤフーやニフやlivedoorに提供されて大々的に報道されてガッカリって経験もあるし)最初にこの事件がアップされた時、どーせレコチャイお得意のオーバーアクション気味な記事でしょ、なんて思ってスルーしていた。しかし、ここ1週間で「わいせつ画像流出事件」がやたらとニフのモバイル版サーチに引っかかるようになり、日本では決してメジャーじゃないジルやセシ、そしてえぢの名前もサーチに挙がるようになり、さらにはロイター発外電経由で週刊ポ○ト、フラッ○ュ、フラ○デーなどのスクープ系週刊誌にも取り上げられてしまったが(「香港のキ○タク」などという無知丸出しの見出しがいかにもだなー)、それもまた興味本位だけで書かれた『色、戒』記事(by文春)と同じレベルだろうと思ってなんとかスルーしていた。件の画像だってエロスパムでよくあるようなアイコラレベルのもんでしょ?首謀者逮捕とえぢ本人の長期謹慎で納まるんじゃないかと甘く見ていたんだけど、結局こうなってしまったのか…。

<写真流出><会見速報>衝撃!エディソン、写真の責任認め引退宣言!「全市民に謝る」―香港(Record China) - Yahoo!ニュース.

 日本芸能界ならヤクで逮捕されたりセクハラを働いても、人々がそれらを忘れた時にそいつらはすぐ復帰してしまうので、「なんて甘いんだ日本芸能界!だからなぁ…」とあきれること限りなしなのであるが、さすがは意外と保守的な香港、日本でこういう事件が起こったとき以上に厳しいことになってしまった。
 芸能人だから、多少のご乱行もあるっていうのは認める。パンピーと同じように物を食べてトイレ行ったりするとはいえども、やっぱり稼ぎの額は違うし、非常に特殊な世界に生きている人種であるからね。ヤクに汚染されているとか、黒社会とのつながりがあるとか(20年前くらいの香港芸能界ではしょっちゅうあった話だ。今でもないことはないか?)、単に表に出ないだけどそういう裏の面だってたくさんあるのだろうし。
 この手の事件はよくパパラッチが紙面に出して問題になるけど、今回はネットに流出してしまったというのでまた問題が大きかった。一番悪いのはこれを入手してネットに流した自称「キラ(こんなんでデスノかよ、安直だなー)」とその周辺だと思っているけど、えぢ自体も管理と認識が甘かったというのも大きいよなぁ。

 ワタシは決してえぢのファンじゃないけど、香港芸能迷を長年やってきているし、デビュー時から知っているってこともあるから、やんちゃだってわかっていてもちゃんと成長はするだろうと多少期待していた。実際、出ている映画も結構いいものがあったし、役者として自覚が出始めたなと思っていたからね。彼とよく比較された同い年のニコだってデビュー時はホントにやんちゃボンで、交通事故やらなんやらいろいろやってきたけど、その頃と比べたらここ数年はいい仕事していて、セシとの結婚でずいぶん落ち着いたよなと思ったもんな。
 だから、残念だと思っているし、この件が最近とみに元気のない香港芸能界をますます衰退させてしまうんじゃないかと思うととても悲しい。えぢやショーン以降の若手俳優が育っていないのは事実だし、それに輪をかけて女性芸能人も少ないからね…。二個とセシには離婚危機までとあるけど、パパラッチには苦しめられてきてお互い苦労している二人だからなんとかできない…のかなぁ?
 
 しかし、日本マスコミはこういうスキャンダルが起こるときしか香港芸能をとりあげない気がする。レスリーや梅姐のことを除けば、大々的に報じたのは9年前の成龍さん隠し子発覚以来じゃないか?そんでもって未だに香港スターは成龍さんだけとか思い込んでいないか?というのは大いなる偏見か。

 今回の件、とりあえずコメントはこんなところで。
 ええ、ワタシもうまく言葉にできなさそうで、これ以上何を言っていいんだかわからないので。当分日本の芸能ニュースを見るのも怖いなぁ。

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北京語使用者は、地方の言語が苦手らしい。または『色、戒』の言語状況について

 ジェイ演唱会ですっかり舞い上がっていましたが、それでも続いてます『ラスト、コーション』キャンペーン。
 ええ、某「週刊○春(この雑誌、昔は面白かったのに…)」のオヤヂ目線記事には決して負けませんし、今頃オヤヂ系週刊誌が色めき立っているえぢのあの事件にも目を向けさせないような記事にしますわよー!
 …ってそんな文才ないだろ自分。

 さて、今回は予告どおり、『色、戒』における言語状況なんぞについてちょこっと。 
 この映画は台湾&中国メインで作られているし、舞台も中国大陸なので、当然使用言語は“普通話(台湾では「國語」)”と呼ばれる北京語。日本で一般的に中国語といわれるのがこれだよね。だけど、この映画には北京語をメインにしながらも、いろんな種類の言語が飛び交っている。ちょっと北京語をかじった人間だったらよくわかると思う。
 まず、易太太が主として話すのは上海語。奥様たちの麻雀では発音がはっきりした北京語で話している印象だけど、親が上海出身の広東人である佳芝や、使用人と話す時は独特のしゃべり方になる。
 そして、広東人の佳芝は大陸の人間なので主として北京語を使うけど、しばらく香港で暮らしていたので広東語も多少話せる。作戦決行の合図を裕民たちに知らせる時は広東語を話していたっけね。彼女は大学にまで進学し、上海でも学校に通ったり教師をしていたようなので英語も話せ(もともとの希望は父親が住む英国に渡ることだったし)、日本語も多少なりともわかるような設定だったのだろう。裕民も広東人なので、香港人の曹に近づく時は広東語を話していた。(後に曹が裕民たちのところに押しかけたとき、彼は北京語を使っていたけどね)
 そして易先生だが、ずーっと聞いていると、彼だけは終始北京語で押し切っていたような気がする。太太と話す時も上海語じゃなかったもんな。易先生、一応上海出身って設定なんだっけ?

 次に、役者からのアプローチを。
 初の大陸映画(?)だった『英雄』では吹き替えだったトニーだけど、今回は全部自分で台詞をしゃべっていたので、今まで通訳の都合上北京語でインタビューする姿は見たことあっても(一番古い記憶は『ブエノス』の来日記者会見)、劇中で完全な北京語をしゃべるのはこれが初めてなんじゃないだろうか?ああ、台湾語が話せないからと耳の聞こえない設定になった『悲情城市』もすでに二十年近く前の話だし、同じホウちゃんの『海上花』ではホントは上海語を話さなければいけないところを、設定を広東から出向した役人という設定にしてもらって上海語なまりの広東語を話していたっていうこともかつてあったもんなぁ。
 中国人じゃないワタシがいうのも生意気なんだけど(爆)、劇中のトニーの北京語はきれいだったと思います。聞きやすかったしね。
 一番多言語を使いこなしていたのはなんといっても湯唯小姐。北京語・上海語・広東語・英語と4言語もしゃべっています。湯唯小姐は杭州出身とのことなので、もしかしたら多少上海語にちかい言語がしゃべれるのかな?なんて思ったんだけど、どの言語も難なくこなしていてよかった。話し方もナチュラルで、大陸女優さんにありがちなキンキンしたしゃべり(誰だとは言わない、あえて)じゃなかったのがまたよい。
 宏くんは承知の通りABC(中華系米国人)なので、当然北京語はレッスンしたんだろうけど、言い回しがいかにも昔の熱血青年みたいでちょっと微笑ましかった。まー、役どころが演劇青年だからね。彼の演じる裕民と佳芝の学友は香港や台湾の若手をそろえているけど、確かに台湾人的な北京語を話していた。まぁ、メインキャストに台湾出身の俳優がいないから、かえって耳についたのかな。

 ところで、なんでこんなことを考えたのかというと、実はそれはワタシに原因があるのでアルよ(笑)。
 ワタシは20年近く北京語を学んでいるんだけど、5年以上学んでいる今の中国語の先生(ハルピン出身)曰く、ワタシのしゃべる北京語は完全に南方系らしいとのこと。そりゃー台湾で北京語を学んだのだから南方系だってことは意識してはいるけど、やっぱり先生が大陸人だからかな、先生も自分の言葉にこだわっているみたいなんだ。まーねー、ワタシは南方系が好きだから別に無理やり修正するつもりは全然ないよ(苦笑)。
 でもワタシ、台湾人の北京語の特徴である「巻き舌がない」ことにはちょっと引っかかっているので、それはあえて意識して発音している。だから「我是(Wo shi)」はちゃんと「うぉーしー」と発音している。巻き舌のない「うぉーすー」という言葉を聞くと、一発で台湾人ってわかるからね。

 さて、翻って台湾出身の俳優さんはどうかって考えると、台湾映画やもともと台湾人って設定であれば、発音はナチュラルに話しているのも無理はない。だけど、そんな彼らが大陸の映画にでる場合はしっかり発音が直されているような印象を受けるのだ。ってそれは単にアタシの耳の聞こえ違い?
 ここでまたジェイの話になるのだが、彼の北京語(あ、國語か)はいかにも台湾人的な話し方だ。見事に巻き舌がない。それもあってかわいく思えるのかも(こらこら)。先日のコンサートで「ボクの発音ははっきりしないから…」なんていっていたのを聞くと、あーなんだ、自分の発音がよくないってちゃんとわかっているんだって理解したしね。《不能説的・秘密》は台湾が舞台(蛇足だが舞台の淡水はワタシが半年ほど住んでいた街だ)だから、発音には気を遣わなくていいのだろうけど、大陸映画であるきんきらりん、もとい『王妃の紋章』ではダイアログレッスンを受けたりしたのかな?って結局またジェイに話が戻ってしまったわ。

 軌道修正もこめて最後にこんなネタを。
 先週、中国語に「もし中国の方言を勉強しなければならないとしたら、先生はどうやって勉強しますか?」という質問をしたところ、「それなら上海語は絶対勉強しない。ワタシは上海語がキライだから。広東語はもう言葉が全然わからないけど、上海語よりまし」との答えが返ってきました。「なぜ上海語が嫌いなんですか?」と尋ねると、「だって上海語って大阪弁に似てません?きれいな言葉じゃないですよ」との答えが…。

 センセー、これで大阪人を敵に回した感があるんですが(爆)。

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コスモポリタン李安先生の、クールな視線

 李安(アン・リー)先生の作品は以前も書いた通り、中国語映画はデビュー作の『推手 プッシングハンズ』以外すべて、英語映画は『いつか晴れた日に』と『ブロークバック・マウンテン』のみ観ている。朝日新聞毎日新聞のアジア映画コラムのインタビューにあるように、90年代後半のようにすっかり英語映画に行ってしまうのではなく、今後は欧米と中華圏でそれぞれ映画作りをしていくという嬉しい話があったので、李安先生からますます目が離せない。いずれは『アイス・ストーム』に『楽園をください』(両方ともトビー・マクガイア出演作か)、そして公開時はスルーしてたけど、今になったらなにか深いテーマがあるんじゃないかと思えてきた『ハルク』もDVDでフォローするか。そーいえばワイズポリシーblogで「アン・リー・コレクション」なるDVDセットを見かけたけど、ちゃんと『ハルク』も入っているのか?(そりゃないだろ)

 それはともかく『ラスト、コーション』話に戻る。
 普通、トニー出演作品だと、やはり迷の贔屓目ということもあって、ついつい過剰に感情移入して見入ってしまうのだが、この映画に限ってはそれがなかった。あんなにハマって観ていたのにもかかわらず!そして、気がついたことがある。物語は非常にメロドラマ的であるのに、その演出は全然ウェットじゃないのだ。それを感じたこともあるから、セックスシーンに色気がないと思ったのだろうし(いろんなところの感想を拾い読みすると殿方はそうでもないみたいだね。これは性差だ、しょーがない)、易先生や佳芝どころか、誰にも感情移入せずに、まるで神もとい李安先生の視点になり代わったかのように眺めていられたのかもしれない。
 アメリカで許されざる恋に落ちた男たちを描いた『ブロークバック』が彼じゃなきゃ撮れないと思わされたのは、米国以外の文化圏で幼少期を過ごしてあの国に腰を落ち着けることになった李安先生が、ハリウッドにとって完全に“異人”であったから撮れたんだ、と思ったことがあったのだが(リンク先の感想参照)、それは本人が“姉妹作”と言い切るこの映画でも言える。彼が台湾人であっても外省人であることから、国民党を追い出した中国共産党政府は彼に対して、もしかしたらあまりいい顔をしたくないんじゃないかなーなんて変に政治的な勘繰りをしたくなるんだけど(これに関してのツッコミはやめてねー)、彼は中国においても“異人”なのかも、と思っていたら、雑誌『すばる』に掲載された野崎歓先生によるインタビューでもそのことについて触れていたので、はっきり確信した次第。
 言い換えれば、李安先生はどこにおいても“異人”なのかもしれないけど、それは裏返せばコスモポリタンであるわけで、その視点が映画作りに生かされているんだと思ったのである。
 あとは、2000年以降の作品に見られるんだけど、大作はちゃんと大作として作り上げ、エンターテインメントに徹しているという点も特徴的かな。『ハルク』もきっとそうなんだろうし(推測で言うなよ)、ブロークバックも『色、戒』も立派なエンターテインメント映画よね、って乱暴すぎるかしら。

 そして忘れちゃいけないのが俳優の使い方。
李安監督作品でブレイクした若手俳優さんって、実は結構多くないか?
例えばケイト・ウィンスレット(いつか晴れた日に)、ヘタレの蜘蛛男ピーターくんことトビー・マクガイア(アイス・ストーム&楽園をください)、『初恋のきた道』とこれで知名度を上げたツーイー、実質上除隊後初の映画出演となった張震(以上臥虎蔵龍)、『トロイ』や『ミュンヘン』に出演したエリック・バナ(ハルク)、ブロークバックの主要キャスト4人全員(でもヒースの新作はもう見られない)…。
 もしかして李安さん、欧米人でも華人でも、若手(or無名)の才能を引き出すのには長けているんじゃないか?湯唯小姐や宏くんの好演を観るたび、なんだかそんな気がしてきた。だから今後彼らにも注目がもっと集まるのかもしれない。
 それに対して、ベテラン俳優には堅実さと同時にちょっとした意外性を求めるのかな?弁髪姿のユンファにカンフーを、ミシェル姐にはオトナの恋を、そしてトニーには中年の狡猾さと残忍さを。そしてみなさん、確実にその役柄を演じきっていらっしゃるので、ベテラン俳優には絶大な信頼を寄せているような印象。あちこちの感想を拾うと、今回のトニーは王家衛作品ほど個性を出していないという評も多少見受けられるので、そんなふうに思ったりするし、「別に易先生はトニーじゃなくても…」という声があったのも、なんとなくそんなことからなのかな。

 でも、確実にいえるのは、ブロークバックとこの映画で李安先生が欧米圏と中華圏の両方で十分な実力を発揮した映画を作り、さらに芸術性とエンターテインメントを両立させたスタイルを築いたってことかな。
 そんな彼は次に英語圏でまた映画を作ることになると思うのだけど、いったい何を作るのだろう。
以前、個人的には『ゲド戦記』のル=グウィンの書いた傑作SF『闇の左手』を映画化して是非SFに挑戦してほしいなんてここに書いたことがあるんだが、実はこれ、ただのSFじゃなくて、料理次第では先の2作品に通じる愛の物語に仕立てることができると考えているのだ。だけど、以前日本で映画化された『ゲド』がいくらヒットしようが内容としてはダメダメで、彼女はそれに激怒したということを聞いたから、もしかしたら簡単に映画化を承諾しないと思うし、ハリウッドもこの企画はやらんとは思うから、アタシの妄想だけで終わりそうだけどね(苦笑)。

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人のセックスにつっこむな

 もし、王佳芝(湯唯)と易先生(トニー)が違うとき、違う場所、違う立場で出会っていたとしても、二人はきっと愛し合っていただろう。では、もし佳芝がオランダ系ユダヤ人のレジスタンスで、易先生がゲシュタポのオランダ人だったら、佳芝はゲシュタポの易先生を色仕掛けで落とす使命を帯び、髪とすべての体毛をブロンドに染めて、エリスと名を変えて易先生に近づいて愛人にな…って、それは『ブラックブック』だろーが。
 気を取り直して。
 では、もし佳芝と易先生の出会った時代が、東西冷戦がそのまま続くパラレルワールドの近未来で、全身改造を施してあらゆるセックスの技法をたたき込まれた西側の諜報員となった佳芝が、東側の支配者に近い立場にいる易先生に近づくのに成功し、セックスの最中エクスタシーの極みに達した易先生の心臓めがけて、佳芝の両乳房に仕組まれたマシンガンが火を放…って、そりゃー『009ノ1』か!
 ふざけんのもいい加減にしろよ自分!

 と、マイナーにしてあまりにもマニアックなおふざけはさておき、2回観たのでやっとツッコめます、『ラスト、コーション』。この映画、香港映画に比べて上映時間が1時間近く長いのと、内容の重さからなかなかリピートできないってのが難点なんだよな。
 題名でおわかりのとおり、主としてセックスネタに関してつっこみますので、18歳以下と性的表現が苦手な方はこの先を読むのをご遠慮ください。もちろんエロトラバお断りだぜ。

〇初回鑑賞時はセックスシーンに対して「セックスなんて関係ない、セックスなんて関係ない、セックスなんて…(以下エンドレス)」と呪文を唱えていたわけだが、今回の呪文は、「腋毛腋毛腋毛乳毛乳毛乳毛腋毛乳毛腋毛腋毛…(以下エンドレス)」だった。あえて説明は避けたい。…あーっ、そこの人!泣くな怒るな!
〇無表情でセックスに励む易先生を見て、「そーいえばゴルゴ13もつまんなさそうにエッチするよな…」とふと思う。
〇色気がないとか、まるで戦いみたいだとか、こんなイカれたポーズで交わって本番とかいうわけねーだろとか、いつ観ても以上のようなことを考えてしまうセックスシーンだが、それと同時に「身体の硬いヤツはセックスすんな」とかいわれている気もちょっとする。…そんな気がするのはきっとワタシだけだな。

〇実は先週の金曜、やはりR-18指定で話題になったフランス映画『レディ・チャタレー』を観てきたのだが、かつて日本でわいせつ裁判が起こったことでも有名な原作だけに、劇中ではセックスシーンの他、全裸で森を走り回るというかなり大胆な場面もあった。だけど、それでもこの映画のぼかしはたった2回だけなんだよ!チャタレー夫人と不倫する森番の脚の間も具体的に形が見えるのに、それでもぼかしてないんだよ?それを考えれば6ヵ所のぼかしは多すぎるし、やっぱりやらしいよなー。…台湾版DVD買おうかな(こそっと言う)。
〇もひとつチャタレー。李安先生は女性を描くのが上手いので(これについては後ほど別記事で)、衣装はもちろん佳芝の下着姿も興味深く見たけど、チャタレーはフランス人女性監督が作っていたので、こっちでもチャタレー夫人の衣装や下着に興味を持ってみていた。時代設定としては20年くらいの差があるんだけど、'20年代英国と'40年代中国はガーターベルトや下着に共通性があるなーと思っていた。で、佳芝の下着って、ガーターにフレアパンツかボディスーツ?最初はガーターの下にフレアパンツかと思っていたんだが、易先生がクロッチ部分のボタンをぱちんと外していたのであれ?と思った次第で。なんかヘンなところに注目してるかな。

 …はー、疲れた。セックスネタは続けると確実にアタクシの品格を疑われそうなので(そんなものもとからないだろ)、今後は封印いたしますが、もしかして思い出したらまたちょこっと書きます、ってこらぁ!
 最後に、ワタシが劇場で遭遇したビックリネタで締めたいと思います。

 先日2回目を観に行った時、ワタシの後方で、オープニングから小声でずーっとおしゃべりしている二人組がいた。漏れ聞こえる声が日本語じゃなかったので、ああ、おおかた中国系のカップルなのかな、映画館のしゃべりは香港で慣れているし、日本語じゃないから気にしないわと思っていたけど、付近に座っていた客は明らかに迷惑そうにしていたっけ。
 上映が終わってその声のした方に目を向けると、アフリカンの若いカップルが腰を上げて席を離れようとしていた。…キミたちか、ずーっとくっちゃべっていたのは?とワタシは心の中で呟いた。しかし、疑問に思った。キミたち、なぜ英語字幕もない非英語圏映画であるこの映画を選んだのだ?ちゃんと内容わかったのか?同じ映画館でやっていた『米国黒社会』や『首切り理容師さん』じゃなくて、なぜこれを選んだのだ?まさかあの映画のセッ(以下略)

 ま、人のセックスは笑うどころか、つっこむもんじゃねーな。ははははははははは…(乾いた笑いがエンドレス)

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恭喜發財 萬事如意 我不喜歓 風評被害

 さーて、旧正月ですね!今年もよろしくお願いいたします(苦笑)。
香港では星仔の『ミラクル7号(長江七号)』が上映され、そのライバルがジェイ主演の台湾映画『カンフーダンク』だそうで、この連休で香港に行けばきっと賑やかなんだろうなー。去年の連休に行った時はまだ旧正月前だったから、街は賑やかでも映画的には賑やかじゃなかったんだよね。

 で、最近中国関係話といえばすっかり薬物ギョーザ報道一色になってしまった。
ワタシは冷凍食品が好きじゃないので(一回あけても絶対使い切らないので非効率的。それにおいしくない)ここ1年間で買ったことがないし、問題の会社が製造した製品もないんだけど、中毒被害を受けた人はホントに気の毒だ。
 しかし、報道面で引っかかることがある。まだ真相も明らかになっていないのに、いろんなマイナス情報を流しすぎて中国が悪いということを強調しすぎてないか?別に自分が中華趣味だから中国の肩を持つなんてことじゃないわけだが(現に中国に対する嫌な思い出や経験はたくさんある)、それでもここ数年、中国に対するマイナス報道が増えてきていて、冗談であってもパンピーの会話に「中国から来たヤツはスパイだ」とか「ニセモノをよこすに違いない」なんてーのを聞くと非常にガッカリする。
 そのマイナスイメージは、諸悪の根源がある会社の輸出食品だけなのに、中国というだけで全てが悪いという方向に大きく向かってしまう。それで一番打撃を受けるのが、日本でマジメに暮らしている華僑や留学生の皆さんだ。現に中華街ではこういうことが起こっているという。

「すべての点心、国内で製造」…横浜中華街が懸命アピール : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

手作りの味PR 7日から「春節祭」 神戸・南京町(神戸新聞)

…中華街には罪はないのに、なんでそうなるんだろう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというのは悲しい。

 15年以上前、大学で国際事情の勉強をしていた頃のワタシは、21世紀に日本はアジアのリーダーとなり、中国や周辺アジア諸国と経済でも文化でも友好的な関係を結んでいくと思っていた。社会人になって香港映画にハマり、再び中華圏に興味を持ち始めて中華趣味となったわけだが、決して中国萬歳主義なんかじゃない。だから批判することはあるけど、中華街から客足が遠のき、点心が売れなくなっているのは明らかにあの事件とは話が違う。中華街も茶館も中華趣味の憩いの場だから、元気をなくさないでほしいし、報道を受け取る消費者側も冷静になってほしいと感じる。

 あと、こういう記事(毎日新聞)も見て、「いくらなんでもこーゆー誤訳はないよねー(怒)」と、今日の中国語講座でネタにして、老師とあれこれ話し合った。老師には「本当にごめんなさい」なんて謝られてしまったけど、こういう事件で両国間の感情が悪くなってしまうのはホントに悲しい。
 言い合いになることなく、なんとか意見を一致させてうまくまとめたけど、一番の諸悪の根源は、冷凍食品をここまでポピュラーにしてしまった日本の社会じょ(以下略)
失礼しました。

 …めでたい新年なのに、こんな話題でホントすんません。だってワタシは点心が好き、そして風評被害が大嫌いなんだもの。
 あ、それからあの写真流出事件については、あえてノーコメントといたします。

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易先生のフルネームってなんだろう。

 土曜に『ラスト、コーション』を観に行った時は、年配カップルの他には男性一人客が目立つなーなんて書いたのだが、この映画を男性二人で観に行ったという強者(!!)の話を聞いた時、思わず「おいおい、これは男二人で観に行く映画か?」と思わず苦笑してしまった次第。…実家の皆さんすんません、ネタにさせていただきました。
 昨日発表された全国観客動員数では圏外だったらしいけど、それでも別にガッカリはしていないよ。でも、都市部で入りが順調でもうちのようなローカルが弱いというから、来週の動員数にも貢献しなきゃ。今週末は待望のレイトショー上映もあるし、体調を整えてじっくり観ようっと。(多分「会社帰りに観たいのになぜ夕方上映しかないの?」という勤め人映画ファンの同志から映画館側に意見があったのかもね。うちの映画館は1週目からレイトショーがつかないと、昼間&夕方上映オンリーになるから、時間をやりくりするのに大変なのだ)

 さて、飽きるまで続ける『色、戒』感想キャンペーン、今回はキャラクター&俳優陣への感想を。
まずは易先生。彼のモデルが汪清衛(兆銘)政権の特務機関「ジェスフィールド76号」を指揮していた丁黙邨であるけど、これについてはパンフ始めいろんなところで述べられているのでパス。
 映画に先立って読んだ原作ではねずみ男…もといねずみ顔の男として易先生が描写されているのだが、さすがに原作そのままじゃー映画にはできんわな。(そーいえば『ブロークバック』の原作でも、イニスはあまりいい男として描写されていなかったという)
 で、易先生を演じるトニーに対して、全体的に感じた一言。

…怖い。

 やってることがというよりも、全身にまとう雰囲気が悪夢に出てきそうなくらい怖い。佳芝に対する最初の性的虐待(あれは間違いなくそうだろう)のくだりまでは、どんな服を着ていても危険な雰囲気をぷんぷんさせていてとにかく怖い。しかし、佳芝に「私は誰も信じていない」と吐露し、彼女に溺れていくようになると変化が見えてくる。色によって戒が解かれたってわけだな。
 それでも、終幕ではその愛が彼女の任務のためだったとわかっても、易先生は色を選ばず、自らの戒を選んだ。これは恋愛映画としてみれば確かに残酷であるけど、当然の選択でしょう。おそらく易先生はこの時点で、漢奸である自分が無事に寿命をまっとうできないという覚悟もあっただろうし、もし彼女を救ってもこの時代だから逃げ場所はないと思っていたのかもしれない。

 いくらトニーが演じているとはいえ、感情移入がしにくい複雑なキャラクターだ(セックスシーンは全体的に無表情だしな)。確かにこんな役を演じてしまったら、心身ともに疲労困憊してしまうよ。観ているこっちも大変だったんだから。念のためにいえば、この「怖い」という言葉には、ワタシなりの多少の贔屓も入っているので誤解なきよう。

 お次、日本ではトニーより露出が多い(それも仕方がないんだが)湯唯小姐。
最初ワイズポリシーマガジンで写真を見た時、池脇千鶴嬢のお姉さんみたいだなーと思ったのだが、どーもそれがアタマの中にこびりついちゃって、ちーちゃん的表情を見つけては「やっぱりー」などと一人で楽しんでいた。アホかワタシは。国内外でいろんな人に非難されること間違いなし(冗談)。
 …でもね、この役、ツーイーじゃなくて彼女でホントに正解でした(爆)。
もちろん、すでに名声を博した女優さんが次の段階に進むために演じるためには非常に魅力的だと思うんだけど、ツーイーではちょっと不安かもなー、そして物足りないなーと思ったのよ。湯唯小姐は映画初主演とはいえどもずぶの新人というわけじゃないらしいけど、初映画で女性の一番美しい時を予想以上に魅力的に演じきってくれたことを素直に称賛したい。
 「中国的新世代性感偶像(漢字は当て字です)」とか言われても、彼女には今後はいろんな役どころに挑戦してもらいたいなぁ。ベタなコメディでもいいし、香港に来てくれてもいいし。ハリウッド?行かないほうがいいよ。

 忘れちゃいけない宏くん、彼が演じた裕民だって重要人物なのは間違いない。
裕民は中国のプロパガンダ抗日映画では確実に主役となりえた熱血漢なのだが、原作ではもっと思慮深いカリスマ的リーダーと読み取ったんだけど、実はそっちの方が誤解だったんだな。宏くんはミュージシャンとしても清潔感あふれるキャラなので、それに合わせて好演していた。
 で、映画での裕民のキャラクターは、実は易先生や佳芝以上に色と戒に翻弄された人物じゃないかと思い当たった。愛国心に満ちあふれて国を救おうとしても、あまりに若すぎるボンボン。抗日運動にかまけて女を知らず、動揺のあまり曹をめった刺しにし、やっと自分が佳芝を愛していると知ったとき、彼女は心身ともに成長し、ある意味で自分を超えられてしまった…。最後の任務に赴く佳芝に彼がキスしたのには、正義に自分の心身的成熟が追いつかなかった彼の歯がゆい気持ちがこめられていたのだろうし、それまで裕民が彼女への思いを見せるという場面が入っていないだけに、そうなんじゃないかという気もちが強くなる。裕民たちのグループはこれまで様々な媒体で描かれてきたレジスタンスの中では非常に幼い集団としてかかれていて、仲間内でセックスすらないというのがちょっと引っかかったんだが、実際に情熱だけで突き進んで潰れていったグループもあるのかもしれないな。 
 もちろん、ラストに二人で顔を見合わせる場面も印象的。

 ちなみに宏くんの演技を見るのはこれが初めてざんす。彼は李安先生を尊敬するとあって、充実した仕事だったんだろうなってことが、彼の演技を見ていて伝わってくる。トレードマーク(?)のたくましい二の腕披露サービスもあるしね。

 他に印象的だったのは、重厚な存在感を示したジョアンさんの易太太、重慶のレジスタンスの親玉呉を演じ、個人的に久しぶりに顔を見た台湾の中堅俳優トゥオ・ツォンホア、意外なところで見かけてビックリのルンルン演じた梁。佳芝と裕民の仲間で、佳芝の最初の男となった彼だけど、せめて「嶺南大学」の校名入りランニングを脱いでからちゃんと全裸でセックスしろよ。見ているこっちも萎えるよキミ。

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李安先生の野望は続くよどこまでも(笑)

 大雪に見舞われたとーほぐの地方都市から、東京で行われた『ラスト、コーション』ジャパンプレミアのことを思っているワタシは、案の定抽選に外れました。
 ああ、もし当たったら去年香港で作ったシルクのチャイナドレスを着てマンダリンオリエンタルに足を運ぶ予定だったのに!ちょっとだけでもセレブぶりっ子したかったのに!(おいおい)
 某姉妹を筆頭としてワイドショーの賑やかし目的だけで呼ばれる名前だけのセレブなんて呼ばなくていいんだから、この映画を心から観たいと思っている一般人をもっとたくさん招待しようよ!ついでにイめ(以下いろんな人に顰蹙買われそうなので強制省略)
 まぁ、トニー来られないって言うからねぇ…。また例によって例の如く、直前君面目躍如だな(ってわけわからない表現だね)。

 とと、いつもながらの調子のりまくりな暴言、大変失礼いたしました。m(_ _)m

 公開が近づいて再び新聞や雑誌に取り上げる機会が多くなってきましたが、朝日新聞の下記の記事は興味深く読ませていただきましたよー。

国と心の分裂、重ねる 映画「ラスト、コーション」

 この文章で目を引いたのは次のようなもの。

男同士の性愛を描き、06年の米アカデミー監督賞を受けた「ブロークバック・マウンテン」とこの作品は、ともに「不可能な愛を求める」姉妹作という。

 「『ブロークバック~』は、失楽園に戻りたい男たちの愛に満ちた天国編。『ラスト~』は、男女の愛の汚さも描く地獄編」

 3年前にヴェネチアで金獅子賞を受賞した『ブロークバック』と、この『色、戒』は姉妹作のようなもの、と前から李安さんは言っていたのだけど、このインタビューでなるほど、と思ったしだい。ちなみに李安さんは来日してすぐ『ブロークバック』の主演俳優、ヒース・レジャーの訃報を聞いたとのこと。(fromワイズポリシー公式ブログ)ヒースの死については別に書いたけど、ここでも改めて、彼のご冥福をお祈りいたします…。

 話を元に戻して、記事は次のような言葉で締められている。

 米国で活躍する一方で、台湾や中国を舞台にした映画も撮り続けるという。

 「ハリウッドで感性や資金面での栄養を得て、中国語で撮る映画をリッチにする。中国の文化を温め直して発見したものを、今度はハリウッドで生かす。その繰り返しの中で成長したい」

 ははは、頼もしいというか野望満々というか…(苦笑)。でも、中華圏とハリウッドの両地で撮ることで、お互いの映画界にないものを補完していけるってことか。
 個人的には、次回ハリウッドで作るのなら、この2作を継承したような壮大なSF作品なんか撮ってもらいたいもんですが(『ゲド戦記』のル・グウィンのもう一つの代表作、『闇の左手』なんてどーだろうか>以上独り言)、今後の李安さんの動向からも目が離せないな。

 さて、もうとっくに終わったころだと思うけど、ジャパンプレミアは盛り上がったのかなぁ…。

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メロディはきれいなんだけど…。

 たった今、ラジオを聴いていたら中くんの『夜想曲』が流れました。

 ああ、きれいなメロディに、いつもながらのきれいな歌声だなぁ…。
 でも、歌詞が違うんだよなぁ…。
 男女の濃密な恋愛を描いた映画のイメージソングにしては、前向きすぎてきれい過ぎるんだよなぁ。かといって某ケンちゃんが『アイのルケーチ』で歌ったようなのをイメージソングにしてもどうかと思うんだけど。

 ファンの人、決して彼を批判しているわけじゃないから、どうか許してね。

 あ、おかげさまで、わが街でも『ラスト、コーション』の上映が決まりました。
 全国公開と同じく、2月2日から4週間限定公開です。
 せっせと通いたいと思います。

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2007 funkin'for HONGKONG的電影奨・個人賞の部

 十大電影のお次は個人賞。

 なお、今年からセレクトを変えました。だって、各5人にすると、いつも同じメンバーが選ばれるんですもの。そんなわけで今年からは俳優部門から4人、製作部門から3人(組)、新人賞1人、その他愛とツッコミで賞というのをもうけてコメントを残したい人を2人選んでみました。ちなみに個人的好みはなるべく廃して選んでいるつもりですが、どうなるんやら。

最優秀主演男優賞 アーロン・クォック『父子』

 …すみません、トニーじゃありません。あるいはトニーじゃなくてすみません。御贔屓俳優なので殿堂入りさせようかと思ったのだけど、来年があるのでそれ次第ってことで。
 もともとワイルドな味わいを持った彼だけど、『ディバージェンス』とこれでの鬼気迫る演技でギラギラした俳優魂を披露。今後この路線が続くかもしれないけど(それ以外も見たいぞ)、甘さがあったアイドルのイメージを振り切ったのは見事。

最優秀主演女優賞 カレン・モク《童夢奇縁》

 これも趣味ですね。というより、普段観ている映画がオトコくさい作品ばかりなので、あまり女優のイメージが残らなくて。これもまた「カレンもそういう歳なんだなぁ…。お母さん役を演じるなんて」なんて感慨深く観てしまったわ(苦笑)。歌手活動と並行しているのであまり映画に出てくれなくなったのだけど、日本でもある程度名前は知られているんだから、なにかいい作品にでてほしいなぁ。一度トニーとちゃんとした共演をしてほしいって思うんだけど、いろんな事情でダメなのかな?(かなり昔に一度共演しているのは知っているけど、観たことはないんですよ)  

最優秀助演男優賞 チャン・チェン『天堂口』

 いやー、映画自体はどーよ?って気分になったけど、この映画の張震はホントにクールだった。
『呉清源』でも思ったけど、現代的な青年のわりには、クラシックな衣裳がよく似合うんだよね。彦祖とは確かにルックスやキャラがかぶると思うけど、この映画では二人が並んでもちゃんと違いがわかったぞ。もう10年近いつき合いだからかね。

最優秀助演女優賞 ジョアン・チェン『ジャスミンの花開く』

 助演はすーちー@傷城かケイト・チョイかどうしようかと迷ったけど、主演のツーイーを食う勢いで圧倒的な存在感を見せた陳沖さんに。まだハリウッドでもボチボチと活動しているんだろうけど(『オータム・イン・ニューヨーク』の監督だもんね)、中華圏への帰還も嬉しい。中華圏と世界の映画界の繋ぎ役として頑張ってほしいな。

最優秀監督賞 パトリック・タム『父子』

 祝、御復活!そしてその復活作がただでさえよかったので素直に決定。
今後はコンスタントに映画を作ってもらいたいけど…難しいかな。

最優秀美術系製作賞 アンドリュー・ラウ&ライ・イウファイ『傷だらけの男たち』

 いつものメンツですが、あの撮影はさすがと思ったので。ちなみに美術系製作とは、非アクション系映画での撮影・美術・衣裳・音楽をまとめたものです。

最優秀アクション系製作賞 スティーブン・トン・ワイ『墨攻』

 美術系に対してアクション系は、読んで字の如くアクション映画での製作で印象的だったもの。もちろんアクション指導も入る、ってことで、今回はリアルで重々しいアクションを降り付けたトン・ワイさんに一票。…そろそろ舞踊系アクションに飽きがきているので(苦笑)。

最優秀新人賞 ジェイシー・チェン『男兒本色』 『早熟』

 『父子』のン・キントーくんも忘れがたいけど、今後の期待も込めてジェイシーに一票。もしかして《新宿事件》にも顔を出すのかな?もーちょっと日本でも名を売っておこうよ。だから『早熟』を一般公開してほしいのよー。

 以下、愛とツッコミで賞。これはどうしても一言いいたい人に対し、無理やりに賞を与えてあれこれ言いまくるという、書いている自分は非常に自己満足的で、それ以外には非常に迷惑という賞である。今年はこの二人を選んでみたアルよ。

そろそろ次段階に行ってほしいで賞 チャン・ツーイー『女帝』『ジャスミンの花開く』

 ファン・ビンビンや林志玲、湯唯小姐などの中国&台湾の新星女優もようやっと日本に紹介されるようになったものの、いまだにアジアンビューティーといえば彼女。しかし、その取り上げられ方もそろそろきつくなってきてるんじゃないの?旧作の『茉莉花』はよかったけど、『夜宴』のあれはいかにも張藝謀映画の劣化コピーじゃないのよー。彼女にはそろそろ次のステップに進んでもらって、小娘から脱皮を図ってもらいたいわ。そんな彼女のハリウッドでの次回作は、『七人の侍』リメイク版での女子侍役らしいけど…だからそーゆー役は(以下オチのないツッコミが延々と続くので略)。

来年の活躍も期待したいで賞 チョン・シウファイ『マッド探偵』 『放・逐』 『アイ・イン・ザ・スカイ』 『誘拐ゲーム』

 わずか1ヵ月間にこれらの映画を立て続けに観たせいか、顔ははっきりわからなくとも、その存在ははっきりと認識しました、シウファイさん。えーと、『大事件』での大陸から来てリッチーくんと仲よくなる殺し屋さんでしたっけ。ってそれはユウ・ヨンじゃなかったっけ?

 以上の結果を持ちまして、今年の2007funkin'for HONGKONG的電影奨をお開きにしたいと思います。なお、毎年のことながら受賞者&受賞作品には何も送りませんのであしからず(当たり前だってば)。

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愛とツッコミと独断と偏見で人の迷惑顧みず、今年もやります2007funkin'for HONGKONG的電影奨

 はい、あれこれ言わずに今年も始めます。
 まずは私的十大中華電影。

10 呉清源 極みの棋譜

 なんか初っ端から「えー」と言われちゃいそうですみません。
ワタシは映画にはもちろん娯楽を求めているけど、この映画みたいに、伝記映画としては説明不足でとりとめもないと言われても、大画面のスクリーンにビシッとした構図で撮られた生真面目で精神的なイメージを大切にする映画も好きなんです、ハイ。この映画、来年早々に地元でも上映されるけど、そのときはどういう気持ちで捉えられるのだか。

9 男兒本色

 10位がアート系だから、バランスをとるわけではないんだけど、9位にはコテコテのアクション映画を。今年はベニーさんの前作に当たる『プロジェクトBB』も上映されて、さすが大御所&古天楽主演だけあって、手堅くウェルメイドなアクションコメディにはなっていて、それと比べればこっちはかなり乱暴な感もあるんだけど、それでもやっぱり若い力と勢いのほうを評価したいなってことで。

8 雲南の少女 ルオマの初恋

 個人的に拾い物映画。地元でもクリスマスウィークに1週間上映してくれるので、今年の映画納めとして観ます。
 雲南の少数民族とか、都会から来た青年との恋とか、彼女の素朴な願いとか、映画的にちょっと狙ってるかな?って感じられるところは多少あるのかもしれないけど、決してアマアマではなく、かと言って悲劇にならずに希望を持たせたラストも好感が持てるし、なんといってもルオマを演じた李敏小姐の凛とした感じがよいじゃないですか。

7 マッド探偵

 ジョニー親分&ワイさんの“香港の藤子不二雄”コンビ復活作。
突拍子もない設定に新影帝ラウチンの怪演に加え、その他のキャストも強烈な印象を残し、混乱したままの頭で観ても充分楽しめた作品。全体的に陰惨で無情を感じるのに、どことなくユーモアが目立ったのは、やっぱりワイさん的な持ち味なのか。 

6 アイ・イン・ザ・スカイ

 ジョニー組が続きます。
地味な物語をサスペンスたっぷりに語るのは師匠譲りかな、ナイホイさん。
ヤムヤム炎の復活には、評価分かれそうだよなー。来年の各映画賞(特に金像)ではどう評価されるのかな?

5 クレイジー・ストーン

 意外だ。これが意外にも上位に来てしまった。
ダサいのに、カッコ悪いのに、コテコテの中国映画なのに!(って偏見かよ)
でもさすがは大プロデューサー様アンディ先生が絡んでいることもあるし、やはりコメディだった『モンゴリアン・ピンポン』から進歩したニン・ハオ監督の手腕が見事だったってことか。機会があったらまた観たいな。

4 傷だらけの男たち

 自分やっぱりどうしても甘くなっちゃうよなぁ、トニー作品には。
さすがに1位にはするまいって思ったし、日本側配給のイメージソング全面出しまくりのプロモーションや泣く泣く断念したトニー平日緊急来日&緊急舞台挨拶など個人的につらかったことも多かったのになぁ…。ああ、大甘でこの位置に落ち着けちゃったけど、やっぱりa〇exなんて大っキライだー!

3 早熟

 これ、多分去年上映してくれれば、確実に『イザベラ』『四大天王』と争ってました。
旧作なのにこの位置においたのは、是非とも一般公開してほしいからですよ。『恋空』やらのうすっぺらーいケータイ小説映画でオンオン泣いてるジョシコーセー(&この映画で儲けた原作者と製作テレビ局の人たちとその他もろもろ)の首根っこひっ捕まえて拉致して、3日間くらい映画館に閉じ込めてこの映画を強制的に見せて洗脳してやりたいくらい一般公開希望してます。さすがにこれを実行に移する勇気はないにしても、そんな気持ちになるくらい強く一般公開希望。

2 父子

 ああ、やっぱり観たかったよ、ホーチョンの『出エジプト記』。だけど国際スタッフの陰謀かなんか知らんが、ワタシはチケを取り逃した…。そのかわりに観たのがこの映画なんだけど、確かに観てよかった。…でも未だに『出エジプト記』を観られなかったのが悲しい。って愚痴で終わるのか(泣)。

1 放・逐

…すみません、ホントに堅すぎる1位ですみません。やっぱりどうしてもこれを1位にせざるをえません。それだけカッコよかったんですもの。久々に爽快な気分になった親分映画だったもんなぁ。

 以上です。次は個人賞部門をアップ予定。

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宣伝担当さん、映画のイメージ商売は避けようよぉ。

 エイベの中華芸能参入(でもあくまで予定は未定。詳しくはこの記事)に心穏やかじゃないので、是非ともこれは杞憂で終わってほしいと願っているんだけど、別に日本人歌手が中華圏に進出することに反対はしていない。台湾にもレーベルのあるソニーは、日本のアーティストを招いて台北でちょくちょくジョイントライブをやっているし、昨年4月に宏くんと一緒に元ちとせ小姐がステージに立った時には、「ああ、いいよなぁ…」って素直に思った。
 こういう歌手同士のジョイントなら問題はないんだけど、“フォーフォーの悲劇”や傷城のぴんちーぷーみたいな日本だけの主題歌差し替えってなると話は別だ。歌手のファンと映画のファンは全く別物だし、一般の人々の気をひくためにおまけをつける売り方はスマートじゃない。それはイメージソングというのでも、劇中に流れる/流れないを別にしても同じことはいえると思うのね。
 どうして映画の内容自体で売りにかけないのかしら?不思議だわ。

 そんなこともあって、今朝知ったこのニュースには頭を抱えてしまったのよ。

中(あたり)でアタれ!ベネチア映画祭金獅子賞日本版:芸能:スポーツ報知.

歌手の中(あたり)孝介(27)が、今年のベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した映画「ラスト、コーション」(来年公開)の日本版イメージソングを歌うことが9日、分かった。タイトルは「夜想曲 noctune」で、主人公の男女の揺れ動く気持ちを表現したバラード。同映画のアン・リー監督(53)が中の歌声にほれ込んでの起用だ。

 映画「ブロークバック・マウンテン」(2005年)でアジア人初のアカデミー賞監督賞を受賞したアン監督が、新作のイメージソングに中を指名した。

 ベネチアで金獅子賞に輝いた「ラスト、コーション」は来年のアカデミー賞も有力視される話題作。中は昨年11月、日本に先駆けフルアルバム「触動心弦」を中国、香港、台湾限定で発売し、台湾チャートで1位を獲得している。

 あのぉ、中孝介くん、アタシはそこそこ好きなんですよ。
 ライヴに行ったり、アルバムを買うほどのファンってわけじゃないけど、いま観ているNHKドラマでステキな主題歌を歌っていたり、デビュー曲『それぞれに』がいつも聞いているラジオ番組のエンディングテーマになっていたり、しかもその曲をアンディ先生がカバーしていらっしゃったり(ああ、あのマッシュアップミックスをもう一度聞きたい!)、中華圏先行(しかもオリジナル)でフルアルバムを出したり、さらに台湾映画《海角七号》(台湾で年末公開予定とのこと)にも出演したりと、日本だけじゃなくて中華圏にも目に向けた活動をしているので、好感を持っているんです。

 でも、そんなアタシでもこのニュースには力が抜けました…。
いくら個人的に好きなアーティストとはいえ、ワタシ以外のトニー迷、李安さん迷、宏くん迷など他の人にとっては「ええーっ!なにそれぇー!!」って思われるのは予想できるんだもの。最悪、そのブーイングで彼のイメージが悪くなっちゃったら悲しいし…って妄想しすぎでスマン。

 ついついそんな余計な心配をしてしまうニュースだけど、やっぱり声を大にしていいたい。毎度言っていることだけど。

映画宣伝担当さーん、映画はその映画自体を純粋に売りましょうよ。

 いくら今は『検事クリューコーヘイ』とか『昭和三十年代東京のどっかの夕方』とかの日本映画が当たっていて、他の映画も一生懸命売り込まないと話題にならないからと言い訳されても、映画自体がよければそれなりに入るんですから。
 だって『ブロークバック』には日本独自イメージソングなんてなかったじゃん。

 ところで問題の記事中には「来年のアカデミー賞も有力視」云々と書いてあるけど、確か「台湾映画」と認められなかったから外国語映画賞ノミネートは落ちたんじゃ…ってそれ以外の賞を狙うつもりか(苦笑)。

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あの企業の参入に、香港映画の運命やいかに?

 東京国際の感想は、まだ『女人本色』と総括が残っているんだけど、週末に飛び込んだこの話題に驚いたので、ちょっと中断。

エイベックスが香港映画会社の株取得(日刊スポーツ)

レイモンド・チョウ氏が引退…ブルース・リー“育ての親”(スポーツ報知)

 かなり衝撃的なニュースでした。
 ええ、バブル期における、ソニーのコロンビア買収や松下のユニバーサル買収(のちに売却)などのジャパンマネーのハリウッド買占め以上の(こらこら)。
 最初はエイベ自体がゴールデンハーベスト(以下GH)を買収したのかと思って「うぞー!いやだー!!」と驚いた。だが、記事をよく読んでみると、エイベグループの中国傘下にあるエンタメプロダクション橙天娯楽(所属俳優は梁家輝、夏雨くんなど大陸俳優としては結構いい面々)がGHの最大株主になったことで、直接の買収ではないと知ったものの、いずれはエイベが買収する気満々なんかじゃないか、と一通りの心配をしてしまうわけで。

 すでに映画製作から撤退し、今はシネコン経営や配給(この冬香港で観た《生日快楽》を配給していて、えーロゴ変わっちゃったんだーとひそかに残念に思った記憶あり)を執り行っているGHだが、橙天の株取得によって果たして不死鳥のごとく蘇るのか、というより、先にも書いたようにこれを足がかりにしてエイベが香港や大陸娯楽に進出してかつての日本でやってたようにブイブイ言わせるのかと思うと、かなりゲンナリ。
 おそらく今後、GHの名作映画(いいやつばっかりだもんなー)はエイベの映像ソフトで最発売されるのだろうけど、エイベといえば日本でブイブイ言わせていることはおいても(いっぱいツッコミしたいがここで書くことじゃない)、イニDや傷城のプロモに歯がゆい思いをした過去もあるし、《赤壁》でも、先頃この会社の芸能部に移籍した中華方面への進出に熱心な某歌舞伎俳優(スマンこんな長い説明で)が出演すると聞いて、ただでさえ頭を抱えている。
 今後は、ぴんちーぷー小姐以外に、この会社所属のアーティストやタレントがプロモや製作映画にどんどん出てくるのかと思うと、なんかなぁ…。 

 以下は完全に独り言。話半分に読んでください。
 これならまだ10年前にGHに出資して共同で映画を製作していたり、香港明星の日本でのマネージメントを手がけていた(金城くんも一時期所属していた)“藝神集団”ことアミューズのやり方のほうがよかった(今は大韓方面でそれをやっているんだっけ?いや、詳しくは知らないんだけど、以前ここにドンゴンが所属していると聞いて驚いたので)。
 おーい、フクヤマくんや南方総明星楽団(笑)や色情画像楽団(なんだその嘘中国名は)は香港や大陸で人気ないのか?
 2本の香港映画で主演を張った靖子ちゃんの後輩、ふかっちゃんやジュリちゃんはどうだ?あと、最近この事務所は特撮ドラマの主演もかなり輩出してるから、若手俳優くんを香港のワイヤーワーク&ノースタントアクションでちょこっと鍛えてやってもいいと思うんだぞー(無理か?苦笑)。
 そーいえばケリーの日本側マネージメントは未だにここなのか?

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中華ミュージカルラッシュの中、こ、これは!?

   香港映画はさっぱり来ないのだけど(こらこら)、来年の春は中華ミュージカルラッシュの様子。
 先日、主演のケリーのけがによる降板でどうなるの?と思いきや、代役がなんと張恵妹(A-Mei)と聞き驚くやら喜ぶやらの『トゥーランドット』。もしかしてA-Meiは本格的に日本に紹介されるんじゃないの?公演は春休みというので、なんとか休みを取って観にいけないかなぁ…。
 また、同時期にステファン・クラーク作、ディック・リー音楽による『Forbidden City ミュージカル西太后』も上演されるとのことで、かけもちしなきゃ観られないなぁ、なんて嬉しい悲鳴(笑)。

 で、ダメ押しにこれなんだが…。

asahi.com:ヒガシ初女形で同性愛貫く - 日刊スポーツ芸能ニュース - 文化・芸能.

 香港でも音楽劇として上映されていたよね、『覇王別姫』。
 確か2年前に文化中心でポスターが貼ってあったアレの翻訳版か?
 しかし、ヒガシの蝶衣って、なんとなく、ええっとぉ…、
 あえてコメントしないほうが賢明かしら?

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セックスと罠とモーションピクチャー

 タイトルは今をときめくスティーブン“オーシャンズ”ソダーバーグのデビュー作(&パルムドール受賞作品)からひねってみた。…ってかなり意味不明。このタイトルだけでエロトラバスパムがバンバンきそう…(苦笑)。

 地元新聞の岩手日報10月2日夕刊「映画プラス」にて、《色、戒》の記事が登場。まだ日本公開の正式日も決まっていないというのに、やることがすごく大胆だな共同通信よ!あ、でも日本配給のワイズポリシーを通しているのか、それならわかるぞ。

 見出しは「必然性ある性描写 『ラスト―』リー監督 わな、そして愛に」
…はー、そうですか。やっぱり日本でも紹介にあたっての視点はそこなんですね。この見出しについては、「政治的な使命を忘れるほどの心情の変化を表現するには、過激な性描写が避けられなかった」と文中で受けていて、つべこべ言っても話はそっちにいっちゃうのね、と改めて思った次第。
 しかし、この記事がwebにないのが残念。共同通信の47NEWSにもなくてねぇ。とりあえずちょっとしか紹介できませんが、共同通信の記事が配信される地方紙には確実に掲載されているはずですので、興味のある方は地元図書館にてバックナンバーの検索をお願いします。(岩手日報のほか、北海道新聞、河北新報、茨城新聞、千葉日報、神奈川新聞、埼玉新聞、京都新聞、神戸新聞、西日本新聞等にあたってみればありそうです)

 もうひとつ、こんな記事も見つけたけど…、うーむ、あまりコメントしたくない(苦笑)。スマン。 

「ラスト、コーション」のトニー・レオン、全裸大胆ラブシーンへの挑戦に後悔?―香港(Record China). 

 しかし、この記事の配信元であるRecordChina、最近妙にブイブイ言わせているなぁ(こらこら)…はははははと意味なく笑ってみる。

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愛と復讐は後回しにして、腹が減ったらさっさと飯を食おう。

またまた『傷城』裏感想です。今回もネタバレ全開で、ふざけたこともかなり書きます。

○劉夫妻の設定が富裕層ということもあってか、ロケは香港島のみだったのかなぁ。そういえば九龍の下町の雰囲気があまりないって感じたなぁ。黄と陳(もちろん殺された方の)のアジトは鯉魚門(当初の設定では西貢だったらしい)で、周氏のハイソ(成金ともいう?)な自宅はピーク。そういえば中腹にメイタワーが見えていたよね。
○ところで、こういう映画でもあってもついつい注目してしまうのが食事。レストランでの食事シーンより自宅や病院で飯を食うシーンばっかり印象的なんだけど。最初の方では正煕が淑珍に(薬を盛った)食事を作り、建邦&チョイさんを交えた食事はテイクアウト(スープのみ正煕の手作り)。クライマックス直前では細鳳が淑珍の看護をする正煕にお弁当を持っていってあげたりする。結構手料理系の出番が多いような…そうでもないか?家ご飯は男性が作る場合が多いというのは、香港も大陸も一緒みたいだな。日本の男性もそうなってほしいけど、香港のように職住近接じゃなければ難しいのかな?
○オープニングから何度も登場するのが、ソーホーのランドマークにしてすっかり御馴染のバー、Staunton's。2月の香港行きにて、ここでお酒飲んでおいてよかったー(苦笑)。しかし、ここは2回行ったけど、両方行っても西洋人しかお客さんがいなかったぞ。今度は二階に上がって、下戸の友人と「酒がなぜうまいか知っているか?飲みにくいからだ」と再現をやろう。もちろんアタシが正煕で(こらこら)。
○何度も登場する場所といえば病院。あれは『愛と死の間で』ニューポリでも出てこなかったか?(エンドタイトルで名前をチェックしておこう)
○車がトヨタ&レクサスでパソがVAIO、オーディオ類がパナソニックと、日系(合弁?)企業の提供が意外と多い。でも衣裳はアルマーニなのね(笑)。 
○細鳳が働いてるバーは確かに“世界杯”ですよね。世界林ってーのはやっぱりどうかと。それならせめて“ワールドパブ”って名前にしてほしいとも思ったけど、もしかして字幕数にひっかかるのですか、鈴木さん(広東語映画の翻訳といえばこの方)&松浦さん(英語映画の字幕をよく担当される方)!
○イラストレーターだったらしいレイチェルが描いた絵が残されている建邦のアパートメント。友人曰く「ちょっと不気味」なゴシック系イラストが印象的だけど、あれを手がけたのはもしかして、スタジオがすーちーのアパートとして登場したBlue Hydrantの壁面イラストを手がけた方でしょうか?香港アートに詳しくないので…(^_^;)
○チャッピー演じるホラ吹きチョイが「シェリーに浮気がばれそうで…」という場面、そのシェリーを脳内で勝手にキャスティングしたら、案の定クリスタル・ティンになりました(爆)。
○名前は今まで聞いたことがあるのに顔を知らなかったのが、ティ・ロンの息子さんであるショーン・タム(譚俊彦)。今回やっと顔が確認できました。冒頭で正煕が指揮する捜査チームに入っている若手刑事くんですね!逆に凶悪犯の黎は、顔を見る限りではてっきりトニー・ホーだと思っていたんだが全然違った。

 そうそう、今日のフジサンケイ・ビジネスアイ(ただし本紙のみ)にてアンドリューさんのインタビューがありました。…でも、結構間違い多いです(笑)。監督作は今のところ年イチペースで途切れていないんだけど、何が“5年ぶり”なの?来日が?トニーとのコンビが?…違うよね?

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各紙によって、記事の主語が違えばこんなに印象が違うとは!

 どうもこんにちは。もとはし“とーほぐの田舎もん”たかこです。←自虐モード全開
行けなかった傷城ジャパンプレミアネタを求めて、今朝は珍しくめざましチェックしたのですが、TVをつけたのが出勤間近の7時台だったので、やってるニュースも誠意大将軍とかオキナちゃんとかのゴシップもんばっか。ネット回りもしたけど、そーかー、昨日はブイスリャー製作発表もあったのか。
 そんな中で見つけたのが下記の記事。

 金城武が仕事前の飲酒を告白! - シネマニュース : nikkansports.com.

 この見出しどーよと思うけど、とりあえずキャスト中心記事だから許す(笑)。
 これが報知だとぴんちーぷー主体スポニチもだ。ぶー。
 …ううう、記事の主語が違うだけで、受ける印象がこんなに違うのはなぜだ。これぞまさしくメディアリテラシーを学ばねばいけないってことか(だんだんわけのわからんことを口走るようになっている自分)。
 どっちの記事が好印象かって問われれば、すぐわかるでしょって言うけど、これでトニーが来ていたら、真っ先にトニーが主語の見出しに目が行っちゃうんだよね。そりゃしょーがねーな、迷だから。

 そんなふうにぼやきつつも、傷城日本公開まであと2日なのである…。
 読売新聞のストリーミングサイトG+映像では、昨日の映像が観られる様子(要WMP最新版。うちのWin98には入れられないので観られませーん)。

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AERAを読みながら、アンドリューさんの10年を思う。

 先月學友ツアーで遊びまくったので、しばらくおとなしくしてろという香港芸能の神(いるのか?)からの警告か、はたまたとーほぐの田舎もんは田舎でおとなしくしてろと複数の抽選元に嫌われたのか、トニーは来なくても行きたかった傷城プレミアに全部外れ。ややヤケクソ気分で臨時の仕事を引き受けていた本日午後、出入りの書店さんが職場に持ってきてくれました、我らがアンドリュー・ラウ監督のどアップが表紙を飾るAERAを。曲がったメガネがいい味出しております(ええ、誉めております)。

 …しかし、巻頭の「person in focus」は物足りないかな。カメラマン出身だけど今でも監督作で撮影を担当していることはもちろん、せめて王家衛の初期作『いますぐ抱きしめたい』と『恋する惑星』ブリジット&金城くんin重慶大厦編の撮影を担当していたことくらい書いていてほしかったな。「撮影助手」だとニュアンスが全然違うもの(編集部にご意見メール送ろうかしら)。
 あと、彼の監督作は『古惑仔』シリーズからすでに日本でかなりの本数が劇場公開されているから、それにも触れてほしかったなぁ。そーいえばインファが初めて日本に紹介された時、アンドリューさんの紹介は『恋する惑星』の(カメラマン)だったと記憶しているからね。
 さらに、プロフィールの作品欄が淋しすぎる…。えーと『デイジー』って何だったっけ?と大ボケして韓流マニアに殺意を抱かせるアタクシ(ウソウソ。ちなみに感想はこっちを参考のこと)。アンドリューさんといえば『古惑仔』シリーズ(全6作)と『風雲』と『中華英雄』の香港マンガ原作映画群は欠かせないし、それがなくともリヨン&瀬戸朝香小姐の『バレット・オブ・ラブ』入れとかなきゃだよー。でもそこまではやりすぎか。

 彼のここ10年の監督作も全部観ているわけじゃないし(だいたい『バレット』を観ていない)、大きなことは言えないけど、思えば彼の名を初めて知った10年前、まさかトニーと一緒に映画を撮って、それがハリウッドリメイクされて…なんてことは全然思わなかったよ。
 ディパはオスカーを獲ったことで、米国の皆さんも改めてオリジナルを観てくれて評価してくれたことが嬉しいと謙虚に語ってくれているけど、日本ではどーかなー?(荒れることで有名な某サイトの投稿レビューでも一部だけ「オリジナル大したことない」なんて書き込みもあったからなー。まーあそこは信用していないけど)
 それでも、ディパを観てオリジナルが気になってみた人も日本にはいないわけじゃないだろうし、やはりディパのオリジナルを作ったチームの新作ってことでこれを観てくれる一般映画ファンの方だっていてくれるに違いないって思っているのだ。

 そんなわけで皆さん、どうかひとつ!『傷だらけの男たち』をよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
 ちなみに田舎もんのワタシは、地元で初日夕方に初鑑賞予定です。

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港台二導演・劉偉強さんと楊徳昌さんの話。

 今朝の朝日新聞社会面を職場で見た時、かなり驚いたのは言うまでもない。

 まずは今週の『AERA』の表紙に登場したアンドリュー・ラウ監督。香港人の映画監督としては2002年10月7日号の(なぜ詳しく覚えているのかというと手もとにあるから)ウーさん以来ではないか?あとはイーモウも10年以上前に登場済。
 思えばちょうど10年前、この雑誌の表紙を飾っていたのが成龍さんに金城くんにユンれんれんにトニーにアンディにカレンにレスリー…とそうそうたる面々の香港明星たち。香港ブームが去ったその後は、サムやフェイやりよんやサミーやケリーも登場していたっけ。
 ここ数年のAERAは某ぺ様を始めとする大韓明星ばっかりかと思えば、ジェイやジェリーも登場し、賑々しいんだけど誰か香港関係の人も…と残念に思ったのは確か。そうそう、実は王家衛も確かまだ登場していないはず。彼は姉妹誌の週刊朝日の表紙になったことはあるんだけどねー。
 詳しい感想は読んでから改めて記事にするけど(多分明日以降)、それに加えて近いうちに「アンドリューさん作品で振り返る香港返還後の香港映画10年」なんてーことをやってみたいです。そういえば10年前、彼はまだ『古惑仔』シリーズを監督していたんだよね。

 次に、同じ監督でも台湾出身のエドワード・ヤン監督の名前を久々に目にした…と思ったら、そこはお悔やみ欄だった(涙)。
 
 台湾の映画監督、エドワード・ヤンさん死去(朝日新聞)

 ヤンちゃんこと楊徳昌監督は、ホウちゃん(候孝賢)、ミンリャン(蔡明亮)とともに、80年代後半から始まった“台湾ニューウェーブ”を支えた一人であり、この3人はまさに台湾新電影鉄三角と呼ぶべき存在だったと思う。李安さんは90年デビューだし、最初からアメリカを拠点にして映画作りをしていたから、この3人とは明らかに違うのよね。(ヤンちゃんもアメリカで映画制作を学び、実際に住んでいたのだが、デビュー時は台湾を拠点にしていた)
 ヤンちゃんの80年代作品は『恐怖分子』しか観ていないんだけど、当時15歳だった張震のデビュー作『[牛古]嶺街少年殺人事件』、チェン・シャンチーがキュートなOLを演じていた悩める台湾青年の群像劇『エドワード・ヤンの恋愛時代』、張震&ルンルン(クー・ユールン)コンビにあのヴィルジニー・ルドワイヤンが絡む『カップルズ』、呉念眞さんとイッセー尾形さんのやり取りが印象的だった『ヤンヤン 夏の思い出』など、どれも好きだった。
 『ヤンヤン』のあとにぱったり名前を聞かなくなったけど、どうもガンで闘病中らしい…ということは3、4年前から噂で聞いていた。かなり心配していたのだが、2年前にカンヌのシネフォンダシオン&短編作品の審査委員長として久々に顔を観たときには嬉しくもあったんだけど、松田優作似だと思っていたクールな容貌がずいぶん変わっていて、髪がすっかり白くなっていたのに驚いたもんだった。やっぱり闘病していたんだって思ったもの。そして、それが個人的には最後になってしまったか…。
 カンヌで監督賞を受賞した時、同じ年に男優賞を受賞したトニーと一緒に映画を作りたいという意志も見せていたそうだけど、それももう永遠に実現しないのか…。さらに自らもマンガを描き、自分のプロダクションに『鉄腕アトム』にちなんだ「原子電影(Atom Films)」という名前をつけていたくらい熱烈な手塚治虫ファンだったことでも有名なヤンちゃん、同じ手塚御大好きとしては、何か手塚作品を映画化してほしかったなぁ(『七色いんこ』や『ミッドナイト』あたりなら台湾に舞台を移しても無問題かも)。今頃天国では、御大と一緒に楽しくマンガ話で盛り上がっているのでしょうか。しかし、59歳はあまりにも若すぎる!

 ヤンちゃんのご冥福を、心からお祈りしております…。そして今年の東京国際(『[牛古]嶺街』で受賞歴あり)で彼の追悼特集を組んでくれたら、可能な限り観たいと思います。

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タケちゃんよ、軍師の前に死神か。

 いきなり話題が非中華で申し訳ございませんが、ただいま伊坂幸太郎を集中して読んでおります。読んだ作品の感想は日記blogに書いているけど、面白いですー。と、ここで語るわけにはいかないので、本題へ。

金城武が「死に神」で6年ぶりに邦画復帰 - シネマニュース : nikkansports.com.

死神の精度
死神の精度
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.28
伊坂 幸太郎著
文芸春秋 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。

 この『死神の精度』はまだ読んでいないんだけど、これに金城くんがでると聞いて大いに驚きましたよ。実は先日某方面からこの映画のロケが密かに(というか堂々と?)行われていて、金城くんの姿が目撃されていると聞いてまして。まだ中国入りしていなかったのね(^_^;)。
 まだまだ撮影が続いているみたいなので、きっと水曜日のプレミアまでやっているんだろうな。その後『赤壁』に入るんだろうけど、バテないかしら?

 ところで同じく4日にはアンドリューさんも参加されるらしいけど、彼のハリウッドデビュー作『消えた天使』も来月公開なんですよね。そのへんのプロモもまとめてやるんだろうか?

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梁朝偉先生誕辰四十五年、香港回帰十載電影界大型晩会、そして香港返還十年。

  今年の北京(正確に言えば河北省か)は日本と同じくめっちゃ暑いんだろうなぁ…。《赤壁》撮影中に熱射病で倒れたりお亡くなりになる人が出ないことを祈りますよ、ウーさん。そして、前の記事でも書いたけど、今年の誕生日は北京なのね、トニー先生…。
 さて、親愛なる同好の士の皆さんは、トニー先生のお誕生日を存分に祝われたでしょうか?

@nifty:NEWS@nifty:香港返還10周年の祝典、チャン・ツィイーら100名近いスターが集結―北京市(Record China).

 今年はちょうど香港返還(大陸側から見れば回帰)10年で、しかも来週末にはきずしろこと『傷だらけの男たち』日本上映開始ってこともあり、トニーの誕生日でもある日には、10年前の思い出から、月曜日に北京で行われた《香港回帰十載電影界大型晩会》からなんやらと香港に思いをめぐらすことかぎりなしな一日だった。今週は日本の各紙でも国際欄で香港返還10年を検証するシリーズ連載が掲載されていたり、紀平さんの『銀幕閑話』(at毎日新聞)に傷城と香港返還を絡めたコラムがあったり、さらに朝日新聞のアジア欄には、かつて90年代前半に『ハードボイルド』を始め、何作かの香港映画に出演した芋たこなんきんの健次郎さんこと國村隼さんが香港映画への思いを語っていて、興味深く読んだ次第。(そうそう、これがあったからこそ、ダンディな國村さんの動向が気になったこともあったっけ。河瀬監督の『萌の朱雀』でもお父さん役で出演していたような)香港での日々を語り、映画界の復活を信じると好意的なコメントに結んでいたけど、國村さん、数年前に香港で撮っていたって…。何だったんですかー?
 それはともかく、衰退した(と思われている)香港映画を救ったのは、やっぱり2004年1月に施行されたCEPAがきっかけなのかなぁ。確かに中国&香港合作がこの頃から増え、興行的にも成功(それも大陸で)してきているので、続々と超大作が製作されているもんな。しかし、そのへんの大作も…なものがあるのもまた事実であり、大陸側としては「香港のスタッフ&キャストと一緒に働けてラッキー!我々が香港映画を救ったんだ!」とかなった気していて、いずれは完…ってこれ以上言ったら暴言かしら?まー、もちろん香港側にも意地はあるんだろうし(何のだ?)、アンドリュー&アラン組やジョニー親分のようにあくまで香港にこだわって映画を作る面々も健在だけど、以前はそういう映画ほど日本でもそれなりに認められたとしても、最近は全く注目されず…(泣)だもんな。
これってやっぱりシネコンの全国普及により、大規模な(儲け優先とも言う?)映画ばかりがかかってしまい、特定の映画を偏愛する映画ファンを蔑ろにしている(って自分でもひどいことを言っているよなぁ!)ことが原因になっているのかしら?無間道三部作も日本に来たときは「ハリウッドリメイク決定!」が煽り文句だったし、当のリメイクはあんなん(超暴言)でオスカー作品賞獲っているし、宣伝材料もこれでいいのかよって思うことがある。まー、拡大公開に愛をこめるには忙しすぎる公開スケジュールだってーのは充分わかっているけどさ。

 まー、いつもながらの愚痴はこんなところにして、それでもワタシはこれからも香港映画の動向に期待を失わないのは確か。だから大手映画会社さん、香港単独で作られる作品にもっと注目してください、成龍作品ばかりじゃなくて。そして我々はもちろん、一般ピーポーにも充分アピールするような適切なプロモーションをお願いします。儲けは二の次でいいんですから。

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で、《黄金甲》の邦題がどうなるか、勝手に予測する

 前回の《夜宴》のことは、以前の読売新聞に載っていたこの記事からツッこみたくなったのだけど、 そんなわけで次の話はライバル作品でこれまた公開が決まっている《黄金甲》へ。
 これ、まだ邦題が決まっていないようだけど、配給はあの“フォーフォーの悲劇(こらこら!)”で御馴染ワー○ーなので、この映画会社お気に入りの日本オリジナル英単語邦題(前例:『LOVERS』『SPIRIT』)になることが確実っぽい。だから今から文句を言わないために勝手に邦題予想。こちらの予想は次の3本。

 ○原作が『雷雨』なので『THUNDER(雷)』。
 ○悲劇的な運命の物語なので『DESTINY(運命)』。もちろんユンファ兄貴の『グリーン・デスティニー』に便乗(苦笑)。
 ○架空の王朝の物語なので『DYNASTY(王朝)』。うわー、なんか80年代の米国テレビドラマみたい(爆)。

 さーて、どれに決まるかなぁ。○ーナーさんよろしきゅー(^_-)-☆なーんて。

…とかなんとかいいつつも、これって邦題考えるの難しそうなんだよねー>黄金甲

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そうか、題名は『じょてい・エンペラー』と読むのか…。

連休前半最終日、実家から徒歩35分で行ける一番近いTOHOシネマズ(今年3月オープン)にて、『バベル』を観てきた(感想は非中華日記にて)。そこでもらってきたのがフリーペーパーのTOHOシネマズマガジンと『女帝[エンペラー](夜宴)』のチラシ。
…しかし、女帝と書いて「エンペラー」と読ませるのって、中高生の英語テストで誤解答を誘導しないのか?どこか○○っぽいぞG○G○宣伝部よ、とツッコミたいワタクシ。

で、件の『バベル』も同じ配給のせいか、上映前に流れたのが『夜宴』の予告。
…んー、なんでツーイーと葛優さんしか映さないんだ!彦祖は?周迅は?
と思った次第。

 この『夜宴(あえて“女帝”と書かず)』、いくら原作が『ハムレット』とはいえ、結局ウリはそれとツーイー(のヌード吹き替え)だけっていうのはなんか悲しくないか?それじゃ《黄金甲》の立場は?
…ただ幸いなことに、一部スポーツ紙で報道されたユー○ン様のイメージソングはこれっぽっちも流れませんでしたよ。そこは安心するか。(TVではガンガンかかるんだろうけどさ)あと、題名の読み方が『女帝』と書いて無理やり“エンペラー”と読ませなかったことに安心しましたよ。

 しかし○AG○さん、かつてはあんなに熱心に香港&中華映画を売ってくださったのに、某企業と手を組んでからはガラッと変わっちゃいましたね(泣)。
いや、それは宣伝側が違うからとつっこまれてもしょうがないとしても、これといい『龍虎門』のあれといい、なんか、一般ファンへのアピールに躍起になってホントのファンにそっぽ向かれるような宣伝が続いていると感じるのは気のせいでしょうか。
 今は邦画大手と洋画大手が儲けているから、独立系洋画配給が厳しいというし、メジャー系邦画がガッポガッポ儲けてい陰で、中華映画が全然儲かっていないという事実が悲しすぎる…。7月の『傷城(傷だらけの男たち)』と秋以降の《黄金甲》ではどう展開するんだか。傷城はすでに日本版イメージソングがあのぴんちーぷー小姐ってことで頭抱えてますけどね、だー。

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フェニックスへの道、再び開く!

えー、ご当地同好の士&語学教室でお世話になっているHさんのご好意により、『エンター・ザ・フェニックス』を日本語字幕&吹替の両方で観ることができましたの。この映画の初見は3年前の台湾旅行、でもその時は北京語吹替だったから、ちゃーんと観たのは2年前の5月(あ!約2年前か)。

当時の感想を観ると、結構意味を取り間違えて書いているところも多いなぁ(笑)。ルイ(そうか!なんかただ者じゃないと思ったら演じてたのはチャン・ワイミンか!)は決して敵対心を抱いていたわけじゃなくて、義侠心をもって洪一(今さらユン・ピョウと気づいてスマソ)と結びついていたのか、そーかそーか。
チャウってジュリーに横恋慕してたと思ったけど、実際そうじゃなかったか。
あと、ゲスト出演の面々もサミー(赤義堂襲名パーティーで借り切ったレストランのフロアスタッフ)、ニコ(チャウの手下の手下で、サムにう〇このタトゥーを入れられる)、やっと見つけたサム(ジョージにモーションをかけるゲイ)の他、如花ことレイ・キンヤン(マッサージボーイのデイヴィッド)、ティン・カイマン(チャウの放った刺客)もいたのねー。でもリー・リクチーが見つけられなかったわ(^_^;)。

本編を一通り観た後、一応吹替版でも観直した(笑。いや、来月うちの街でも上映が決まった愛と哀しみの『龍虎門』吹替版に免疫をつけるため)。
彦の声はニューポリ日本語版と同じ三木眞一郎さん、ステの声は『The Snows』と同じ置鮎龍太郎さんか。この映画の彦はゲイ役だから、三木さんはやっぱり彦にふさわしい声優?(こらこらー!詳しくは上記リンクのニューポリ感想にて)渋ーい置鮎さんの声はステにしてはやっぱり多少違和感が…。でも『トランサー』の松田悟志くんの声でもステにしては涼しすぎるんだよねー。
あ、チャッピーの声はもしかしてイニDの時と同じ人(中村大樹さん)?同じ人といえば、ユン・ピョウもかつての成龍映画日本語版同様古谷徹さん。…声若過ぎ!
カレンの声は朴ロミさん。あー『ERⅩ』でサンディ・ニュートンが演じたカーター君の恋人ケムをやった人か。わりとあっていると思った。ニコの声は…あれ?浪川くんでも荻野くんでもない?誰?それとも聞き間違い?
それから、吹替版ってもしかしたら原語版台本ほぼ直訳に近い?ずいぶんギャグが細かいんだもの。字幕だと情報が字数で限られてしまうもんね。

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星仔よ、ところで新作の進行具合はどないなんだ?

…ってタイトルからいきなり暴言ですんません。
以下のニュースを知って思わずこう言っちゃったもんで。

柴咲コウ 映画「少林少女」で1年間カンフー修行:芸能:スポーツ報知.

そりゃーまーアタクシはアジアンコラボ積極的推進派ですし、柴咲コウ小姐のヨゴレ役も厭わない(バトロワの極悪女子中学生とか最近ではどろろとか)女優根性には彼女の映画を観るたびにいつも感心させられていますけど、製作が富士電視台、監督が踊るなんちゃらの人と聞いて萎えたのは気のせいでしょうか?

『少林足球』は好きな映画だし、10年前の日本における香港ブームでも星仔作品に光が当たらなかった頃を知る香港電影迷としては、この映画でやっと星仔が日本でも知名度を上げられたってことは非常に喜ばしいことであるんだけど…、逆に暴言を吐けばなんだよ富士電視台が絡むんじゃ、まるっきりバラエティノリになるのかよーって気分ですよ。確かに富士が好きそうなノリだもんなー、『少林足球』って。
それと同時に、一般的には妙に今さら感が漂いそうな予感がするのはなぜー?

まーそれでもいいか。某インスパイヤアフェア無間輪舞曲のような(笑)パクリではなくて、ちゃーんと星仔に許可を取っているんだし、星仔組のジーチョン君やカイマンさんも参加するっていうし(ところで「ティン・カイ・マン」って表記は限りなくアホっぽいからやめてほしーい…)。やるんだったら愛とリスペクトを持ってやってほしいよ、頼むぜ亀○さん&○広さん!
…って一応期待をかけとくけど、本音を言えば早く星仔本人のちゃんとした新作が観たいし、コウ小姐も香港で星仔の新作に出てもらって、ガンガンと鍛えられてほしいってことなんだが(爆)。

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大変な事件なのに、なぜか日本ではマスコミの話題になっていないことなど。

新年度1回目の中国語クラス開始前、語学教室のラウンジで2年前の『CHAI』(終極キャンペーンでトニー&アンディが登場した号)をめくりながら、先生はワタシに「劉徳華は今大変なことになっていますねー」と話しかけた。
うわっ、あの事件、もしかして在日華人の間でもかなり話題になっているの?いや、単にワタシが中華芸能好きだから先生が話題を振ってきたのか?ということで、このことについて、ワタシは語学教室のクラスメイトに概略を説明した次第。
詳しくはnancixさんのblogで取り上げられています。日本で出た報道記事はこれ↓が一番わかりやすいかな。

【北京春秋】溶けゆく?中国人 ラウに恋し、父親自殺…|Sankei WEB.

以下はこれを受けての、ワタシと先生の会話。

先生「この女の子はホントにおかしいですよねー。…日本でもこんなことする人はいるんですか?
もと「追っかけもここまでひどくはありませんよ。ただ20年ほど前に女性アイドルが自殺した時、ファンが後追い自殺したってことがあるくらいかな。4年前のレスリーのとき、後追いした人っていませんでしたよね?(追記:やっぱり後追いはいたそうです。でも日本では…だよね)彼のファンは落ち着いているなって思いましたよ」
先生「しかし、劉徳華ってどこがいいんでしょうねぇ?ワタシは彼があんまり好きじゃないです。何がいったいすごいんですか?それならワタシは成龍のほうが好きです。アクションすごいでしょう?」
もと「先生、成龍さん好きだったんですか?それはちょっと意外ですよ(先生、もしかしてあまりに大衆的な明星はお好きじゃないのかしら?と思ったりする)」

この事件に関しては、先生のように「あの子の考えがおかしい」と思うのが、彼に限らず一般の中国人の考えだろうし、ワタシも先生に同意するんだけど、この「追っかけ」があそこまでひどくなったのも、彼女らを支援し、逆に利用された大陸マスコミが関わっているからかなーと思う次第。

もうひとつ気になった中華芸能系トラブルは、日本でも国際欄に小さく登場したけどレイニー・ヤンのこの騒ぎ(from毎日新聞)。
…不可解なのは、なぜ4年前のバラエティ番組のたわごとがここまで顰蹙を買われたか、ということ。それは日本と中国の国民性の違いか、チャン・ツーミン体制下で行われてきたという反日教育が浸透した結果か。反日に関する言論統制で過去の戯言がとばっちりを受けたというのが強いかな?
これ以上書くとヤバい話になっていくので打ち止めするけど(だからこの件にかかわる批判もノーサンキューです)、あの“天安門事件”前後から中国大陸に注目せざるを得なかった自分からすれば、最近の大陸で沸き起こる芸能系事件のあれこれや、今年ブームにしようと目論んでいる?南京大虐殺(すみません、あえてこれを使っています。これに関する批判もノーサンキューです)関連映画など、とにかくギスギスした話題が多いのに、それってなんだかなぁ…ってやるせない気分になってしまうざんす
ああ、健さんの『単騎、千里を走る。』のように、まごころがギスギスした関係を変えるような心持でいたいんだけどねー。実はワタシも正直言って大陸政府の信念については好みではなく、やってることがスマートじゃないと思っちゃうから好きになれないところも多少あるってのもあるんだけど。自分やっぱり中国語学習者だから、擁護ももちろん、ある程度ツッコミ入れてやらんといかんかもなーって思うところもあるもんで。

そんな大陸と距離を近づけている香港映画界。いとも簡単に“香港映画は死んだ”とはいわせたくないけど…どうなるのかなぁ。
と思いつつ、気がつけば金像奨まであと3日であるのだった…。

あ、繰り返しますが、本blogは芸能&文化系blogであるので、この記事に対する政治的コメントは申し訳ありませんがノーサンキューです。

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くどいようだが、“香港映画は死んだ”なんて絶対言わせないぜ、金像奨よ!

このビジュアルを見ると、金像が間近ってことを感じるよなぁと思う次第。

Kinzo2007
ほー、今年は白シャツ×ジーンズのカジュアルですか。
左からユンファ、イザベラ、アーロン、アンジェリカ、トニー、レネ、ラウチン、リンチェイ、テレサ。誰かいないかってのはおわかりの通りコン・リー姐。
んー、トニーは一昨年の「体育教師のコスプレ(零食皇后さま談)」のような衣裳じゃないからまぁ許せるとしても、個人的には去年の皆さんのようなブラックフォーマルの方が好みだわ。
女子の皆さんではアンジェリカがかわいいな。ラウチンが妙に気のいいおっちゃんモードなのもなんか気になる…。坊主対決では個人的にアーロンに勝利か(笑)。

今年もまた新浪網で特集ページが組まれているけど、ヘッドラインにある「香港映画は死んだ」的なノミネート評を書いたこのblog記事が妙に気になる…。最多ノミネートが《黄金甲》だったから、それを受けての批評なんだろうけど、後で読んで感想でも書くか。新浪網ってページが重いから読み込みも読むのも大変なんだよね。

それはともかく、これはやっぱり香港の映画賞なんだし、某オスカーで無間道リメイク作品が作品賞を受けているのだから、やっぱりそんなことは言わせたくないし、当日はドッカーンと香港映画ばっかの受賞結果になってくれればそんなこと言わなくてもすむのさ
そんなわけで、4月15日が楽しみざんす。
ところで、また新浪網によると、授賞式では某韓流明星がプレゼンターを務めるらしい。このへんで話題になるのって、すっげーうっとーしーんだけど…。

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春に香港エンタメエキスポなら、秋に日本コンフェスってか?

毎日もにかるさんの香港レポートを楽しみにしている今日この頃。
今年の香港国際映画祭香港エンターテインメントエキスポは、ヒデキ感激がIFPIのイベントにスペシャルゲストで登場したり(これは日本で紹介されたのかな?)、中谷美紀ちゃんがアジアンフィルムアワードの初代影后になったり(asahi.com)、『さくらん』や『蒼き狼』が上映されて蜷川美花監督の広東語挨拶(を間違って聞いた記事はこれだ)やチンギス反町&大プロデューサー様リユニオン(以上日刊スポーツ)など、多少ツッコミたくなるけど日本がらみで注目されているのはそれなりに嬉しい。
さらに、アニメ『ブラック・ジャック』や映画『ブラックキス』を監督したヴィジュアリストの手塚眞さんちょうど今香港入りされているとかで、彼のお父様の迷である(笑)ワタシも「あー眞さんまで香港なんて!うらやましい!アタシも明日から香港行きたい!(でも無理)とかなんとか言っている始末(爆)。

そんなこんなで、香港を中心に中華圏のエンターテインメントが百花繚乱している今、東京でもこの話題が持ち上がって来ていたりする。

asahi.com:JAPANコンテンツ結集 映画もアニメも…秋にフェス-文化芸能.

まー、香港がエンタメなら日本はアニメを中心としたコンテンツという戦略は、決して間違ってはいないよなぁ。でも、忘れてほしくないのは、国際映画祭というのは自国の作品を海外に積極的にアピールする絶好の場所というだけではなく、その国に住む映画ファンが、普段なかなか観る機会のない他国の映画をじっくり観ることができる場所という意味もあるってことだね。
そんなわけで、今年も来年も、そしてコンフェスが2週間と短くなっても、「アジアの風」部門の続行を強く望む次第。

と、この記事は短めに終わります。
東京国際を含む今年のコンフェスの詳細が詳しく決まったら、またじっくりツッこむわー(爆)。

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桜前線に乗って、蔡明亮が街にやってくる。

…と言っても、本人は来ないんだけどね。

桜前線に乗って、蔡明亮が街にやってくる。

ああ、急いで撮ったので暗くなってしまった。フラッシュたけばよかったか。

仕事での修羅場も終わり、月曜から1週間の春休み。しかし、家族の義務を果たすため、こっちはしばらくお休みになります。その前にいくつか話題を。

もとはし行きつけの映画館「盛岡フォーラム」にて、来月桜が咲く頃に、蔡明亮特集が行われます。正直驚いております。なぜ今頃?って。
いや、決してイヤなわけじゃないんだけど(そういえばいずれ書こうと思うけど、ミンリャン映画ってワタシにとっては「イヤなんだけどどうしても話したくてしょうがない映画」を撮るという位置にあるのだ)、もちろんちゃーんと観ますよ。『楽日』のラストの暗闇の余韻を、劇場のふかふかの椅子にカラダを埋め、じっくり味わいたいもんね。
でも本音を言えば、以前も書いたけど、同じ台湾映画でもこれより『靴恋』や『夢遊ハワイ』や『深海』、そして同じプレノンアッシュ配給のホウちゃん作品『百年恋歌』が観たい…。でも無理かしら。

そうそう、劇場で観る純粋香港映画にもすっかりご無沙汰な今日この頃だけど、〇ンキーでベッタベタなプロモーション手段が香港電影迷に大ブーイングされている『龍虎門』、公式サイトでチェックしたらうちの街でもやるみたいです。でも悔しいことに日本語吹替版のみ…。G〇〇Aよ、いくら『イニD』を地方では日本語吹替版上映のみにしてそこそこ当てたから、それに倣っていいのか?って暴言吐いてしまったよ。まーねー、文句もとい感想は公開されたらにするから、その時にゆっくり書くつもりだけどね。
しかし日本語版イメージソング!ディージェーオヅマの従兄弟のバンドのあの曲なんかより、もっとベタに「♪オレの話を聞けっ!」にした方がよかったんじゃねーの?

まーいいや、『プロジェクトBB』上映決定で、やっと地元で古天楽の顔が拝めるだけいいと思わねばな(…それも悲しいが)。

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最近の中華電影ネタにいろいろ思ったこと。

香港旅行記もとりあえず一区切りついたので、通常モードに入りました。
今回の旅行で買い込んだVCD&DVDの感想は、ゆるゆると観てアップしていきます(年度末につき忙しくなるのでね…)。

発表が香港行き前後とかち合ったので、ウーさん待望の中華圏復帰第1作《赤壁》のことについてはあえて書かなかったんだけど、香港の新聞でその話題を読み、その後中華芸能系blogの記事を追っかけ読みした時には、「ウーさん、ずいぶん強気だよなー(いや、相方のテレンスさんがか?)」と思ったものだった。
しかし、やっぱり大作にはゴタゴタがつきもののようで、すでにもにかるさんnancixさん書かれているように、当初から諸葛亮孔明に予定されていたトニーが降板したようですね。理由については諸説あるけど、“のめりこみ型”俳優であるトニーの性格としては、やはり大作だった《色・戒》クランクアップから間もないのに、今すぐ孔明を演じるにはあまりにも準備時間がなかったんじゃないかという説が一番有力かも。これははっきりいって、しょうがないとしかいいようがないよね。後にも書くけど、最近は映画製作も大作があまりにも増えて、かつての香港映画みたいにて何本も掛け持ちして撮るには大変だものね。澤東がふっかけたギャラがどーのこーのとか、掛け持ちするには年齢がうんたらとかいうどーでもいいデマちゃんたちはきっぱりさっぱり聞き流しておきましょ(爆)。
…もっとも、個人的なベスト三国志が人形美術家川本喜八郎さんの手がけたNHK人形劇だったもとはしとしては、いくら自分が中華芸能にどっぶり浸かっていて、いくら敬愛するウーさんがこれを映像化するのが悲願だったといわれても、トニーが演じる孔明を想像して、川本さんが作り上げた色気ある孔明と比べると…だし。(おいおいなにいってるんだよ自分!人間と人形を比べるなよ!)
ま、ユンファ兄貴を始めとするその他のキャストも豪華だし、今まで中華圏や日本で繰り返し映像化されてきたこの歴史物語が、ウーさんの手によってどのように新たな展開を見せてくれるかは、大いに楽しみにしたいもんです。

しかし、この《赤壁》や《色・戒》を始め、最近はホントに中華圏大作の製作が多い!
日本映画が日本国内(での興収だけ?)で好調なように、中華電影も中華圏(といっても大陸だけの興収?)で好調だし、イーモウやカイコーの他にウーさんや李安さんがハリウッドや世界の映画界で地位を築いたこともあってかなり強気になっているのかな?もちろんそれはそれで悪いことじゃないんだけど…。
ぶっちゃけ(死語)本音を言えば、注目をもっと香港映画側にひきつけてほしいような気がするのよねー。今や香港映画は『無間道』リメイク版のオスカー受賞という前代未聞の快挙(?)によってリメイクで儲けるハリウッドの格好の餌食(語弊があるか?)になりつつあり、非常に複雑な思いを抱いているんだけど、やっぱり香港映画には頑張ってほしいんですよ。長い低迷期からやっと復調して、量より質を重んじるストーリー重視の作品も増えてきたし(それに軽々しく追随する王晶映画みたいなのも相変わらずあるし)、かつての四大天王たちが演技派になってくれたしといろいろプラスに働きそうな点も出ているみたいだから。最大の課題は若手俳優の育成だけど、それはじっくり取り組んでもらわんと、かなぁ。でも香港人若手女優が全くいないっていうのは問題だぞ!

…あ、若手といえば思い出した。
香港滞在中に、ニコ&ショーン&ジェイシーの新作《男児本色》の撮影が新聞で話題になっていたけど、あれは夏休み公開なのかな?
それから、水野美紀ちゃんがディランもこみちと組む日港合作映画が、往年の女子アクション映画『さそり』のリメイクっていうのはどういうものなんだろう?(オリジナルは観たことがないけど、おそらくクエタラが好き系な映画だよね?)
さらにその手の日港合作映画の出演が多く、ミスワールド日本代表に選ばれて話題になり、リヨン谷原の後釜として来年度の中国語会話に出演する白田久子さんってどーゆー女優さんだか全然知らないんだけど、樋口明日嘉ちゃんみたいに本腰入れて香港映画界に入り込んでいるのとは違うんだよね?
というようなネタはおいおい追っかけていくか。

以上、さんざん書き散らしましたがこのへんで。
ところで《赤壁》を降板したトニーの次回作っていったい何だ?
初の英語映画『My Blueberry Night』を撮り終えた家衛がいくらか自由になったからって、まさかいきなり《葉問傳(一代宗師)》が動き出すとかいうわけじゃないのか?ふーむ。
(澤東では別の企画が動くみたいだね。全く関係ないけど張震の囲碁映画《呉清源》もやっと完成したみたいだし)

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いつもの成龍さんも観たいけど、古天樂の活躍も見たい(爆)!

TBS系で『たった一度の雪』が放映された夜、テレ朝で成龍さんのハリウッド映画『タキシード』を観た。
これは、成龍さんが初めてスピルバーグ(以下スピ)の率いるドリームワークスと組んだ作品なんだけど…、おいおいスピちゃんよぉ、キミはホントに成龍さんをリスペクトしとるのかいな!(注・念のために言うがスピのほうが年上のはずだ)と頭を抱えたくなってしまった。
憧れの女性にプロポーズもできないドジな中華系のタクシードライバーが大富豪の運転手にリクルート、しかもその大富豪はスパイもやっていて、トラブルに巻き込まれて重傷を負った彼の替わりに、万能タキシードを着て大活躍!…って、これが日本の特撮ドラマであってもなんじゃそりゃってツッコミしたくなるストーリーだったぞ。この作品についてはかの野崎歓先生も『香港映画の街角』で厳しいことをおっしゃってましたけど、要するにアメリカ人は成龍さんやユンファの本当の魅力はもちろんのこと、無間道に始まる香港映画諸作品の底力を全くわかっていないってことですね。昨日も書いたけど、《無間道風雲》がオスカーの脚色賞と監督賞と作品賞を受賞したことを知り、つくづくそう思いましたよ。

暴言はこのへんにして、4月に公開される『プロジェクトBB(英題:Rob-B-Hood)』。
金像奨候補史上最年少新人となったMatthew Medvedev(マテュー・メドヴェデヴ…ってロシア人かい)くんが話題…のはずだけど、ああそうですか、日本では米国製賀歳片(?)の『キャノンボール』以来26年ぶり、そして香港映画では初共演となる成龍&マイケル・ホイ兄さんの方が話題ですか。はあ。いや、それがイヤだというわけじゃないですが、今の映画鑑賞層の若者のうちどれくらい、マイケル・ホイさんをご存知の方がいるのでしょうか。ちなみにアタシは未だに『Mr.Boo!』シリーズを観ていません。ラウチンの物真似だけでもう大笑いしております(爆)。
あと、公式サイトで観た予告編が…。いや、内海賢二さんのナレーションは懐かしさたんまりですが、「ジャッキー悪役に挑戦!」じゃなくて単にたまたま泥棒が主役になったってだけでしょ?そしてキャリア10年の古天楽が「期待の新人」って…。カンヌのレッドカーペットを歩いた経験もあるのに。代表作として挙げられていた『エレクション』で。
そして、さらに悲しむべき事態は、2年前のニューポリと同じ形式の中規模公開なので、案の定地元での公開が2ヶ月くらい遅れそうだってことですね。よろよろ。
うう、それでもいいや。きっと古天楽は大活躍してくれると思うから、ニューポリのニコと同じくらいに!

ところでもとはし、アンタいつから古天楽ファンになったの?(by暗黒もとはし)

…えー、全然ファンじゃないよぉ。だって黒いから(こらこら!!)

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かくして、無間地獄に堕ちもせずに残された屍どもの群れが勝利した。

…なーんか、インファ好きとしても日本人映画ファンとしても、ものすごーーーーく納得がいかない今年のオスカーの結果でした。

アカデミー作品賞「ディパーテッド」に 「硫黄島」逃す(asahi.com)

作品賞は「ディパーテッド」。香港映画「インファナル・アフェア」をリメークした作品で、マーティン・スコセッシ監督は過去5回、逃してきた監督賞を、ようやく受賞した。

いくら中華電影迷とはいえども、ワタシはやっぱり日本人だし、今のハリウッド大作にはこれっぽっちの魅力を感じないので、今年の作品賞ノミネートには日本人キャスト&日本語セリフを起用した『硫黄島からの手紙』(同じ日本ものでも、去年の『SAYURI』が遥か昔のことに思へる…)や多言語起用&多地域舞台の『バベル』が選ばれたのにはホントに素直に喜びましたよ。日本ではほとんど無名だった菊地凛子ちゃんがこれで助演女優賞を獲ることはない(まだ若い俳優さんなんだからもっと活躍しようよ!)とはいえ、単一的グローバリズムの悪魔の棲む牙城のようなハリウッドで、日本を比較的正しく捉えた作品や世界情勢に目を配った作品が生まれたのは米国人にも我々にも異文化理解のためになることだし。
つーか暴言覚悟で言えば、『ディパ』以外何が獲っても大いに嬉しかったのよ、要するに!

しかーし…こういう結果なんだから、昨年のオスカーで、李安さんがアジア人初の監督賞を得ながら、作品としての『ブロークバック』自体は同性愛者が主人公だからと関係者に露骨に嫌われて(としか思えない)作品賞を落とした悔しさを思い出し、やっぱ米国映画人ってとことん保守的だわ、って思った次第ですよ。
でもさ、『ディパ』ってインディーズじゃなくて大ヒットしたハリウッド映画じゃん、だからアメリカ的にはいいじゃん、いいじゃん、すげーじゃん(爆)ってパンピー映画好きの方には言われるかもしれない。
ああ、そうだね。確かにあの映画は久々のハリウッド作品だもんね。そりゃ喜ばしいねー(以上棒読み)。
でも忘れちゃいけない、あの映画はオリジナルなんかじゃなくてあくまでも香港映画のリメイクだ。しかも脚色賞も受賞だ。
つまり、もともと国際的に普遍的なテーマを秘めたアジア映画史上に残るオリジナルをそのまま見せず、米国(&米国好きの国)向けにかなりわかりやすく翻訳して約2時間半に伸ばし、全編に下品な言葉と流血と死体の山をちりばめた作品が今年のオスカーを制するという、つまりは国際色豊かなノミネート傾向に思いっきり逆行した結果となったってことだな。
というわけでゴタゴタ言わず、史上最大の暴言を叫ばせてくれ。

おーい映画芸術科学アカデミー会!こんな“ご褒美受賞”になるならどーして2年前『アビエイター』&スコに作品&監督賞をやらなかったんだ!
それで今年はイーストウッド&『硫黄島』に賞をやればよかったんだ!(注・もちろん2年前のイーストウッド作品も素晴らしいことはいうまでもない、念のために)

ああ、スコに罪はないとはいえなんか彼を許せない自分がいるぅぅ。
もっとあれこれいいたいけど、後日NHKBSで放映される授賞式総集編を観た後、改めてここじゃなくて非中華日記でゆっくりグチります(おいおい)。

あ、それでも最後に提案。香港電影金像奨協会は、是非とも今年の金像のプレゼンターにスコを呼びなさい。そしてアンドリュー&アランコンビと並ばせるんだ。どーだろうか。

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今年もまた、香港電影金像奨ノミネートにあれこれ思ふ。

いつの間にか金像奨のノミネートが発表されていました。今年は旧正月も遅いけど、それで復活祭も遅いらしく、4月15日に行われるのね…。ああ、もちろん観になんて行けないのはいうまでもない。ノミネートから授賞式まで今年は特に間があいているような気がする。待ちくたびれないかなぁ。

それはともかく、ノミネートにいつもながらの愛とツッコミを。
なお、全ノミネートリストはいつもお世話になっているもにかるさんのblog記事をご参照くださいまし。

今回意外だったというか、これも時代の流れと思うべきかというか、ビックリしたのは中国映画の《黄金甲》がかなり多くノミネートされていたこと(14部門)。イーモウ作品では『英雄』がノミネートされていても『十面埋伏』が確かアジア映画賞候補止まりだったような気がしたのでね(ちなみに前作の『単騎、千里を走る。』もアジア映画賞にノミネート。一応日中合作なのに、中国作品としてのエントリーなのはなぜ?)。あと、フォーフォーも主要賞に入っていた(8部門ノミネート)のにビックリ。
それに対抗するのが東京国際映画祭最優秀アジア映画賞&芸術貢献賞受賞作『父子』(10部門)にジョニー親分の2作。昨年は『エレクション』が主要部門を受賞したこともあって、今年はあまり評価されないような気がするんだけど、《放・逐》は面白いんだよね…?そういえば《傷城》が脚本賞にはあっても作品賞に入っていない。これって映画の出来がアレってこと?
監督賞はフォーフォーと『墨攻』が交替しただけで、あとは作品賞と同じ。ジョニーさんが2年連続ってのはありえないので、これはやっぱり17年ぶりのパトリック・タム監督が本命、初のアクション大作に挑んだジェイコブさんが対抗かな。

俳優賞。主演男優賞は金馬との2冠を目指すアーロン、2年ぶりノミネートのトニー、ずいぶん久々に登場のユンファ、これまた久々のリンチェイ、無冠の帝王脱出できるか?のラウチンと賑々しい。本命はもちろんトニー!…って言いたいけど、このメンツならアーロンに獲ってもらいたいかな。同好の士の皆様を裏切るようで申し訳ありませんが(苦笑)。
主演女優賞は…うーん、ビミョーというか、若手対ベテラン、または中華圏三岸(正確に言えば四岸?)対決の様相?香港のベテラン女優テレサ姐、中国電影の女帝コン・リー姐、台湾の中堅女優(というより歌手)レネ、シンガポール(orマレーシア?)出身のホラーの女王アンジェリカに香港のじゃじゃ馬イザベラと、バックボーンは多彩なんだけど…なんか、うーんって感じ。ヒイキはイザベラちゃんだけど、彼女は芸能界干され事件がまだ記憶に新しいからなぁ…。結果は無難にテレサ姐さんかな?
助演男優賞…、なんか、国際のときに観た人が大絶賛していた『父子』の子役、ン・キントーくんで決まり(もちろん新人賞とダブル受賞で)のような気がするのは、気のせいだろうか?しかし張家輝はわかるとして、ヤムヤムも助演だったのか。うーむ。ジェイとリウイエくんも…あともうちょっとノミネートを重ねないとかね。助演女優はもっとわからん。昨年の主演女優賞周迅小姐が助演に入っているけど、これまた連続受賞はありえなさそうだし。

技術系ではハイ・チョンマンさんが《黄金甲》でオスカーと同時に衣装賞にノミネート。中国大作映画の美術スタッフとしておなじみのティン・イップさん、フォ・ティンシャオさんも美術&衣装系でノミネート。あ、ウィリアムさんがいないじゃないの…。『どろろ』も話題のチン・シウトンさんは《黄金甲》のアクション指導をしたのね。
そして、毎回個人的に注目している音楽系ノミネートでは、去年のベルリンに続く受賞を期待したい『イザベラ』のピーターさん、アンドリュー&アラン組映画には欠かせない陳光榮(別名コンフォート・チャン)さんの地元勢が、中国音楽界の大家タン・ドゥン先生と、今やすっかりアジア映画に欠かせない音楽家となってしまった梅林&川井両氏を迎え撃つ!うおー、コイツは見もの、いや聴きものだぜ!
主題歌賞の聴きどころはやっぱジェイ対ジェイ(爆)?『菊花台』もフォーフォーもどっちも好きだけど、ダークホースでAliveが受賞したら、『四大天王』のエピソードに大いなるオチがついて楽しいかもー!
『四大天王』といえば、彦祖が新人監督賞候補になっているけど、去年のステ監督も獲れなかったから、受賞は難しそう…。しかし、第1回新人監督賞のパン・ホーチョン、その次に受賞のウォン・ジンポーがコンスタントに作品を作っているのに、昨年受賞のケネス・ビィの名前を聞かないのは、華人とはいえやっぱりシンガポールの監督さんだからかしら…。

そして、やはりこれも言っておきたい、アジア映画賞ノミネーション。
昨年が中国の『ココシリ』、一昨年が韓国の『オールド・ボーイ』だったので今年は日本映画かな♪なんて思っていたら…よりによってなんでデスノよ、日本からのノミネートが(笑)。いや、香港で大ヒットってのもわかるし、別にイヤだってわけじゃないけど、他にノミネートに値する作品あったじゃないのよーって思って。このメンツから考えると、やっぱ『グエムル』か『三峡好人』か?うーむ、なんかそれもなぁ…。

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堕落した者にあって、死者にはないもの。

今BSで、途中からだけど『NYPD15分署』を観ている。ラストは電話がかかってきていたので、ユンファが〇まみれで〇〇しながら〇〇〇〇場面は見逃したんだが(すごい伏字失礼)
この映画の原題は“The Corruptor(堕落した者)”。ユンファが演じるNY市警15分署初の華人刑事チェンと、『ディパーテッド』で見事アカデミー賞助演男優賞候補にノミネートされた(苦笑)ディグナムことマーク・ウォルバーグ(以下マーキー・マーク)演じる白人刑事ウォレスが衝突しながらも友情を深め、華人マフィアが絡む連続殺人事件に立ち向かう物語。

いやー、マーキー・マークが若いなぁ(爆)。張り切ってガンガン脱いでくれるし。
ユンファはこれがハリウッド進出2作目だったっけ?華人マフィアとつながりのある“悪徳警官”役なので、意識して体重を増やしてふてぶてしい感じを出したというのを公開当初聞いた気がするんだけど。しかし、『リプレイスメントキラー』から『バレットモンク』まで、ハリウッドのユンファ主演作はどうもなぁ…って作品が多い中でも、これは比較的いい出来の作品だと思う。贔屓目かしらん(苦笑)。ネタが社会派なんだよねー。多民族国家アメリカの闇を描いているってこともあって。機会があったら、DVDを借りて見直そうか。

で、この映画をチョコチョコと観ながら感じたのは、『ディパ』にはないものがこの映画にはあるなぁと思ったのである。それはオリジナルにあって、リメイクですっかり消えてしまったものなんだけど。
それは何か。
ホモソーシャル的な男たちのつながりである。

以前『男たちの絆、アジア映画』の感想2本(これこれね)でも書いたけど、アジア映画(特に香港ノワールと日本で呼ばれる映画群)では、男女の恋愛沙汰よりも同じ集団に属する、または立場を異にする男たち同志の繋がりが強調され、濃密に描かれる傾向にある。それがホモソーシャル的なつながりであり、それが腐女子な皆様(非腐女子も)の興味を大いにそそる要素となっていたりする。

男たちの絆、アジア映画
四方田 犬彦編 / 斉藤 綾子編
平凡社 (2004.5)
通常2-3日以内に発送します。

この『15分署』では、それらのアジア映画ほど濃密ではないけど、チェンとウォレスが反発しながらも絆を強めていき、師弟関係(偶然にも武侠小説的!)を築いていき、チェンが銃弾に倒れたあとはウォレスが彼の意志を継ぐだろうということを匂わせて劇終となる(と思った)。このへんがとっても中華電影的なので、比較的馴染みやすかったのかな、なんて思った次第。まー欠点を言えばいっぱいあるわけで、ハリウッド製中華明星電影にしつこくついてくるヒップホップがホントにうっとおしいとか、殺戮シーンが身も蓋もないとかあるけど、それは敢えて目をつぶるか。

そう、『ディパ』に欠けていると感じたのは、ビリーとコリン、そして彼らと繋がる男ども(コステロおやぢ、ドゥーハン、ディグナム)とのホモソーシャルなつながりがないこと。つまり人間関係があまりにも希薄なんだって思ったんだよ。『無間道』三部作が面白いのは人間同士の駆け引きであって、決してアイディア一発だけじゃないんだけどなぁ…。そのへん、アメリカ側の脚色者はわからなかったのかなぁ?そしてスコちゃん、アンタもホントはこれを撮りたくなかったとか言ってたけど、(参考はこれ)、ホントはちゃんと取り組めばそのへんのくだりも描けないこともないのに、そーゆー気持ちだったからついついおざなりにしちゃったんじゃないの?なんてツッコミたくなったし、無間道迷としてはホントに悔しいんだけど、オリジナル側の人々はそのへんどー思っているのかしらん?

しかし、某サイトの投稿レビューを見ると、意見は見事に真っ二つですねー。これがきっかけでオリジナルの知名度が上がってくれれば嬉しいにこしたことないけど、ね。

こんな感じで、『ディパ』に対する意見はこれで打ち止めにしたいと思います。
今週末からは『墨攻』も始まるから、頭を切り替えなくちゃねー。

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旧正月前だからか、なんかいいのがないなぁ…香港映画。

香港へ行ったなら、たとえ友人と一緒でも映画は何か観たい!と思い、Yahoo!電影をチェックしているんだが…。

観たいのがほとんどないぞぉ、おい!(大泣)
洋画の『ブラッド・ダイアモンド』や『バベル』は日本でも観られるもんなぁ。あと今頃やっているのか、和製『つきせぬ想い』…。(こらこら!)
でもユーザーレビューでは高評価だし、解説にも『つきせぬ』のリメイクと一言も書いていないのが気になる。

2週間後に行くわけだから、当然スケジュールも変わっていると思うんだけど、もしやっていたら、とりあえず《生日快楽》を観ようかな。
《黄金甲》も九龍で1館、新界で2館やっているけど、どの館ももうすでに1日1回上映なので、これはおとなしく日本公開を待つしかないな。

もちろん、日本未公開作品のDVDも買いたいのだが、ここ2年間の作品では何がいいかなぁ。《早熟》や《放・逐》が欲しいと思ったけど、今年日本公開が予定されているとも聞くし。《我要成名》はもちろん買うよん♪
ちなみに観たのでは『イザベラ』&『四大天王』が絶対欲しい。

そこでこの記事を偶然目にしてしまった香港電影迷の同好の士の皆様!これが面白いよとかこれを観て是非つっこんでもらいたいと思う作品があったらコメント欄にて教えていただきませんか?(但しドラマは除く。持って帰るのが大変なので)
採用された方にはお土産…はありませんが、必ず観て感想を書きますので。
…すみません、ホントに他力本願でm(_ _)m。

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♪It's Infernal Affairs, It's Infernal Affairs….

タイトルはSly & The Family Stone『Family Affair』の替え歌になっているのですが、マニアックでどーもすんませんm(__)m。ただやりたかっただけなの。

それはともかく、いやぁ、ついに観ましたよ『ディパーテッド』
眉毛ハリセンボン(Fromシャークテイル)…もといマーティン・スコセッシ(以下スコ)の監督作品、なに観ていたかなぁと調べたら、『ケープ・フィアー』『クンドゥン』、そしてリバイバルで『ラスト・ワルツ』を観ていましたよー。出演作品なら、ゴッホを演じたアキラ黒澤の『夢』と、ロバート・レッドフォードの『クイズ・ショウ』を観ているぞ。なーんだ、代表作の『タクシー・ドライバー』や『レイジング・ブル』観ていないもんなぁと思っていたら、意外と縁あるんじゃないのよスコちゃんと

で、以下本編の感想。くどくなるのもアレだし、ネタバレもまたアレなので箇条書きで。

〇製作に一応メディアアジアも協力しているのか。そのわりにアランさん&フェリックスさんの“無間道産みの親”コンビの名前がエンドクレジットの中盤に出るのはなぜだ
〇《無間道》1作目にあたる筋に入るまでが長すぎる。そこまで説明しなくともいいと思うのだが。
〇フランシス・コステロ(ニコルソンおぢさん)、すげーエ〇おやぢ。こいつしゃべる公衆猥褻罪だよ(笑)。
〇ビリー(レオ)とコリン(ジミーちゃんもといマット)って州警察の所属なんだ。市警との関係はいわゆる“本庁と所轄”みたいなもんか。
マデリンちゃん、華がねぇよ…。おまけに老け顔だから、もともと童顔のビリーはともかく、コリンと並んでも彼女の方が年上に見えるのはなぜだ
〇キョンがいない。んでディグナム(マーキー・マーク…って昔の名前か)の使い方は…あれでいいのかよぉ(泣)。
コステロよぉ、取引ヤクだけでいーじゃん。アジア向けに無理やり広東語を話す蛇頭みたいな自称中国政府の奴らとのマイクロプロセッサー取引なんかセッティングしなくても…。
〇そして、これが一番言いたいこと。
警察もマフィアもファッ〇ンフ〇ッキンばっか言ってんじゃねえよ!
思わず言った数を数えたくなっちまったじゃねえかぁ!(3分に1回は確実に言っていたよなぁ。300回くらい言った?)あとコック〇ッカーとか〇ロウ〇ョブとか卑語オンパレードだったよなぁ、これだからハ(以下略)

…あ、でも、一つ見直したことがある。
レオが意外にもよかったのよ。もちろん本家ヤンには敵わないのはいうまでもないんだけど(ええ、ひいきの引き倒しってことは充分にわかっていますって!)、未だに10年前のロミジュリとか豪華客船沈没映画でのアイドルっぷりが強烈で「オマエなんてアイドルのくせに!」なーんてずっと思っていただけに、いつの間にかオトナのオトコになってくれたし、頑張っていたのはよくわかったからね。ま、いつものことながら誉めても惚れないのはいうまでもないぞ。わはははは。
オスカー獲れるといいね、『ブラッド・ダイアモンド』で(苦笑)。
あと、監督賞はスコちゃんじゃなくて『バベル』のイニャリトゥ監督に獲ってほしいでーす(爆)。

で、結局あっち(オリジナル)とこっちとではどっちがよかったの?と問われれば…。いわなくてもわかるよね。だから言わない。
でも最後にもう一度言わせて。

だからオマエらぁ、フ〇ッキンファッ〇ン言い過ぎじゃ!←これはしょうがないんだって、警察とマフィアの話なんだから。>セルフツッコミ

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動くアンディ先生を見ましたよん。

…と言っても昨日行われた『墨攻』のジャパンプレミアに行ったわけじゃなくて、日テレ系CSの G+映像 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)スターの御姿を拝見したんだけどね(笑)。あ、要WMPです。

《刺馬》の撮影で頭を剃ったと聞いたから、てっきりスキンヘッドだと思ったんだけど、見てみると『終極無間』での刈り込み頭より少し短いって感じかなぁ。…と思ったらそんなことはなく、かなり短かったわ!なんか高校球児みたいに短くて清々しいわー。ははは。
アンさんって実はあまり大きくないんじゃないかと思ったけど(実物を見たことないんで何ともいえないけどね)それでもアンディよりは背が高いか。しかし、ジェイコブさんが意外と小さかったのね…。

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米国から無間道風雲が上陸するのと同じ日、香港からの黒社会抗争も幕を開ける。

えー、なんとも物騒なタイトルですが、要するに《無間道風雲》ことアメリカン・インファナル・アフェア『ディパーテッド』と、ジョニー親分渾身の作品『エレクション』の公開日が、東京では一緒らしいってことをこのblog独特の表現で説明したものです。まぁ、オリジナルを愛する人間としては、この《無間道風雲》の扱いに非常に困るものだし、観る前にあれこれ文句をつけたら面白さも半減すると思うので、ブツを観てからあれこれ言います>って結局なんか言うのかよ、自分よ。
しかし、《傷城》のリメイク権も、いまソフトバンクのケータイでしゃべくりまくっている某プロデューサー俳優がまた狙っているってー噂を聞いたのですが…。たのむ某ブ○ピ、どうかやめてくれ!だからと言って某T○Sに正式に買われて『インスパイア・アフェア 無間輪舞曲』のU氏プロデュースのもと、日曜劇場でドラマ化されるってのも勘弁してほしいんだが(泣)。

それはともかく『黒社会』の話題。
先日の毎日新聞ウェブサイトにて、ジョニー親分のインタビューを発見。プロモーションがフィルメックスの時期とかぶった(!)せいか、え?今頃出たの?感がなんとなく…。いや、今頃の露出で間違いないんだけど。インタビュー内容は、わりとオーソドックスで当たり障りのないものだったけど、全国紙でのインタビューをあまり受けていないような親分なので、ある意味貴重なんじゃないでせうか。

この冬はお正月映画がまだまだ強いこともあって、第2弾映画の紹介もあまり見かけないんだけど、先日立ち読みした雑誌(誌名失念、スマン)の映画評でこの『黒社会』が紹介されていた。けっこうダークな紹介の仕方だな、と思ったら、ダークな米国独立系電影(デヴィッド・リンチ作品等)の評論で有名なT氏の文章だった…。あ、そういえばこの方、『終極無間』のパンフにも批評を寄せておられたっけなぁ。

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ああカイコーよ、どこへ行くと思ったら日本に来るのか。

昨日、リヨン谷原の中国語会話をボヨーと観ていたら、陳凱歌監督がインタビューに登場していた。なんでも去年の夏、東大の刈間文俊教授が北京を訪れてロングインタビューしたそうで、TVとラジオ(金&土で放送される応用編)で連動されるようです。機会があったらラジオの方も聴いてみようかな。

それで思い出したんだけど、カイコーったら来年度日本でちょこっとだけ教えるんですねー。うらやましいわー>立命館の学生さんたち



asahi.com:陳凱歌監督、立命館大客員教授に?-?映画?-?文化芸能.

中国の陳凱歌(チェン・カイコー)監督を、京都市の立命館大が、今春新設する映像学部に客員教授として招く。就任は4月1日付。

彼はNYで教えた経験(その時にデュラン・デュランのPVも作ったんだっけ)もあるので、まー心配はしていないんだけど、どんなことをやるんだろーなー。カイコーの講座、受けてみたいけど、もうすでに大学生じゃないし、といっても今の仕事は簡単にやめられないし(笑)。

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新春の中華ネタに思ふ。

年明けそうそうグチるのもアレなので、なるべく控えめにしながらあれこれ書こうと思います。

昨年に続いて新年合併号で“華流特集”を組んだ『AERA』
これまでさんざん韓流&ぺ様を大フィーチャーし続けたこの雑誌も、今年は韓流の波が退くと察したのか、記事に無理やりな韓流こじつけはなかったものの(ただ後のレギュラーページでは『クローサー』ですーちーの彼氏を演じた大韓俳優ソンちゃんのインタビューを掲載)、どーも韓流(特にぺ様)特集ほど熱がこもっていないように思えるのはこっちの気のせいか…。まー、韓流の熱病にうなされるようなブームにならなくていいです。でも台湾ドラマはなんか観てみたいなぁ。F4主演作品以外で面白い台湾ドラマってあります?>お詳しい方に質問。
この特集では“華流度深層意識テスト”なる簡単なチェックがあったのだけど(詳しくは省略)、ワタシは合計14点で「ハマる素質充分」でした。…でも中華趣味人間にはあまり意味ないチェックだなぁ(爆)。
ちなみに“華流明星映画”では、今月うちの街で田中麗奈ちゃん&ボーリンの『暗いところで待ち合わせ』が上映されるので、それを観ます。もちろん感想はこっちに書くからねー(^_^)。ボーリンはイザベラちゃんと共演の『バグ・ミー・テンダー(虫不知)』にも出ていたのか!それならいずれ観る機会を作らねば。

○今年は元旦からシネコンに出かけては映画を観ていたのだが、行ったのが松竹系シネコンのMOVIXと、松竹系映画も上映する独立系地元シネコンだったこともあって、松竹とキュービカル(コムストック&キネティック等が合併)の共同配給による『墨攻』のビジュアル-つまり5分刈りヒゲ面アンディ先生の姿-がどこに行ってもあった。キュービカルは無間道三部作を配給してアジア映画に強くなったせいか、宣伝にかなり力を入れているなぁ。ギャガさんがやっているような新聞形式プロモの『墨攻新聞』も面白いけど、まさか美術展とのコラボまでやるとは!うう、帰省している間に観ておけばよかったよん…。

○ところでアジア映画配給といえば、なーんか某av○xが触手伸ばしているんですよね…。この会社が製作に加わった『きずしろ(あえてひらがな書き)』がすでに日本版主題歌(byぴんちーぷー小姐)まで決まっていて、一応この夏日本公開を目指しているらしいという情報に続き、2年後公開予定のウーさん10年以上ぶりの中国語映画『赤壁(の戦い)』の配給権(製作権もか?)まで獲ったことをMSN毎日新聞サイト経由で年末に知って、ちょっと頭を抱えた次第。ええ、これに関しては後でゆっくりとあれこれ言おうと思います。

○最後に我的近況。2月の連休を使って友人と香港&マカオ行きを決定したのであるが、某J○Bにフリーツアーで申し込んだところ、ホテルの空きが確定しなくてただいま返事待ちざんす…。これなら、個人旅行サイトで中級クラスホテルのツインを押さえて、ネットで一緒に格安航空券を2人分申し込んだ方がお得かしらん。

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指定型★バトン『中華電影』

In the groove for lifeのもとはしさん(つまり自分です、すみません)から、この年の瀬に『中華電影』指定型バトンを受け取りました。
中華電影を振り返るにはいい時期だし、ちょっとあれこれ考えながら書いてみましたよ。

ではまずルール紹介。

☆☆[指定型★バトン]のルール☆☆

◆廻してくれた人から貰った『指定』を『』の中に入れて答える事。

◆また、廻す時、その人に指定する事。

では、いってみませう。

◆最近思う『中華電影』

10年前だったら、中華電影といえば間違いなく香港映画のことを指していたんじゃないかな。台湾や大陸出身の明星も、香港映画に出て世界中に自分の出演する映画が上映されることが夢で、そのために必死で広東語を学んでいたりしたんじゃないかな。だけど、中国返還をはさんだこの10年で、中華電影の流れって思わぬ方向に展開してきたなぁ、って思うことがある。ほんの10年前まで中国政府に作品の映画祭出品を禁止されていたイーモウやカイコーが、今や中国娯楽映画の巨匠になっちゃったし、非香港人は吹替か言語習得するなど方法がなかった広東語オンリーの香港映画だって、ヴィッキーが北京語で問い、星仔が広東語で答えたり、きむらさんが延々と日本語でモノローグっちゃったりする多言語映画になってしまったもんな。
なんとなく、現在の中華電影だと、やはり巨額の製作費を投じられる中国映画がメインストリームになってしまったところがちょっと悲しいんだけど、香港映画だって決して死んでいるわけじゃないんだから、そのメインストリームに喧嘩売るくらいの心意気(そんなのはジョニー親分くらいかしらん?)を期待したいもんだわ。

◆この『中華電影』には感動…

とりあえず、製作国(地域)ごとに。

中国『覇王別姫』…観たのはかなり後になってからなんだけど、中国映画初のパルムドール受賞作であり、レスリーの渾身の演技が印象的であり、エンターテインメントと近代史を巧みに融合させた、中国映画史に名を残す傑作であり…。といろいろ理由を挙げていくときりがないけど、それまで観ていたのが土臭く、美しくなく、重々しい中国映画ばかりだったので、こういう作品が生まれたことに感動したのだ。…まーさー、その後のカイコーの迷走っぷりには思いっきり頭を抱えさせられたけどさ。

香港『無間道』三部作…4年前のクリスマスシーズンにこの映画を、土曜の夜で満員だったチムの某電影院の一番前の右端で、首を思いっきり反らしながら第1作を観たときには、こんなとんでもない三部作が出来上がるとは夢にも思っていなかったわけなのね。確かに日本じゃ一般の映画ファンに高く評価されてもそれ以外には受けなかったので大ヒットにはならなかったんだけど、この映画が『ディパーテッド』につながる重要な作品というのは多くの方々に認識してほしいし、決して邪険に扱ってほしくなかったりする。(特にリメイク作が公開されるとき、日本ではオリジナルが邪険に扱われるもんなー。『星に願いを。』の元ネタの『星願』も、『タイヨウのうた』の元ネタの『つきせぬ想い』も…)

台湾 ホウちゃん(候孝賢監督)の映画たち…すいません、個別の作品が挙げられなくて。向こうで暮らした経験があっても、台湾映画に関してはとにかく不勉強なんですよ。
『悲情城市』じゃなくてあえてホウちゃん映画というようにまとめたのは、彼の存在自体に感動ってことなんですわ(苦笑)。早いところ『百年恋歌』を観たいんだけど、その前に『恋恋風塵』と『海上花』を見直して、まだ観ていない『ミレニアム・マンボ』を観たいもんだわ。

◆直感的『中華電影』

一言で表わせば“勢い”かな。もとから勢いのある映画を得意とするのは香港、中華圏及びアジアの人材を次々に投入して大作を作り上げる中国、作品こそ小品が多いけど、若手アイドルやシンガーを次々と輩出し、映画界にも送り込んでくる台湾。そんなふうにそれぞれ勢いがある感じ。もちろん、これらを全部ひっくるめて“華流”と言いたい気もわかるけど、それぞれの地域には個性があるのだから、それを忘れちゃあ困る。なーんて偉そうに言ってみる。

◆この世に『中華電影』がなかったら

まー、それでもワタシは生きていると思う。でも、そのかわりに日本映画やハリウッド大作を愛するってこともおそらくない。娯楽は他にもいろいろあるからね。

以上、バトンでした。

◆次に回す人、5人(『指定』付きで)

『中華電影』の指定のまま、ここに置いておきます。引き継ぎたいといわれるお方はコメント欄に一言どうぞー。

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2006 funkin'for HONGKONG的電影奨(笑)個人奨の部。

では、作品賞に続いて独断と偏見に満ちた個人奨を発表いたします。
なお、今年はかなりの数の劇場映画を見落としたり、すでに観ている作品が公開されたりしているので、受賞者(といっても相変わらず何も出ない)の出演作品のうち、今年日本で劇場公開されながらも観られなかった作品を( )内に記述しておきます。ちなみに出演作品を全て挙げていますので一部は主演&助演ごっちゃになっていますが、一番先に名前を挙げた作品で評価していますので、そのへんご理解を(苦笑)。

五大主演男優

サイモン・ヤム『エレクション』 『エレクション2』 (『SPL』)
ルイス・クー『エレクション』 『エレクション2』『忘れえぬ想い』 (『柔道龍虎房』 『恋するブラジャー大作戦(仮)』)
ラウ・チンワン『忘れえぬ想い』(『恋するブラジャー大作戦(仮)』)
チャップマン・トー『イザベラ』(『エンター・ザ・フェニックス』)
レオン・カーファイ『エレクション』(『柔道龍虎房』)

うわー、5人中3人が『黒社会』関係者だよー、えーん怖いよー(こらこら!アホか>自分)。
その中においてラウチン&チャッピーの存在が妙に爽やかなんですが(笑)。ラウチンはもともとあのへんの役どころはけっこう得意だから安心して観られたけど、チャッピーの渋い演技はおちゃらけな彼しか知らないこともあって、とっても新鮮でした。金像で主演ノミネートされるといいね、チャッピー!

五大主演女優

セシリア・チャン『忘れえぬ想い』『PROMISE』
スーチン・カオワー『おばさんのポストモダン生活』
イザベラ・リョン『イザベラ』(『The EYE 3』)
ジョウ・シュン『ウィンターソング』
スー・チー《北京樂與路》 『ソウル攻略』(『百年恋歌』)

この中で一番おいしいのはやっぱりセシリア?(笑)傾城が選んだのは無歓だったのか…って、こーんな話題日本のパンピーマスコミでは全く取り上げられなかったもんね。
カオワーさんは大ベテランですが、『おばさん』での演技のふり幅はものすごかった…。映画の内容は別にしてそこに敬意を払った次第。あの映画の結末に苦さを感じたので、次回作には『たまもえ!(検索避けのためひらがなにしていますが、来年早々公開の映画のことです)』中国リメイク版なんてどーだろうか?(それじゃ旦那の浮気相手にはこれまた大ベテランの劉暁慶なんていいだろうなー。派手な人だけど)

五大助演男優

ニコラス・ツェー『PROMISE』(『エンター・ザ・フェニックス』)
チョウ・ユンファ『おばさんのポストモダン生活』
アンソニー・ウォン『マクダル パイナップルパン王子』『イザベラ』(『愛と死の間で』 『ドラゴン・プロジェクト』)
ジャッキー・チュン『ウィンターソング』『四大天王』
ニック・チョン『エレクション』『エレクション2』

助演男優には悩みましたねー。いいと思った人がたくさんいたもんで。ニコもある意味おいしい役だと思います。あれだけ光っていたんだから、日本プロモにも連れてきてほしかったよ、ドンの代わりに(暴言)。ユンファはご祝儀チョイスですー(笑)。祝、中華電影界に復帰ってことで(でも来年は『カリブの海賊3』があるぞ)。

五大助演女優

マギー・シュウ『エレクション』
サンドラ・ン『マクダル パイナップルパン王子』『ウィンターソング』
ジョシー・ホー『イザベラ』(『ドラゴン・プロジェクト』)
ジョアン・チェン『胡同のひまわり』
チェン・ホン『PROMISE』

助演女優は逆に人がいなくて大いに悩んだ…。かなり無理やりなチョイスで失礼します。コメントもしずらい…。

製作者賞

大プロデューサー様ことアンディ・ラウ先生(『マクダル パイナップルパン王子』『愛と死の間で』『靴に恋する人魚』他FFCファーストカット全作品)
ALIVEの皆さん『四大天王』
ピーター・カム『イザベラ』『ウィンターソング』

今年は製作者賞としてまとめてみました。ジョニー親分とかホーチョンとかウィリアムさんとかドイル兄さんは黙っていても毎年出てくるので、今年は中華電影界で印象的な仕事をしてくれた製作者を讃えます。
まずは大プロデューサー様アンディ先生。ここに挙げた作品自体は去年観たので繰り返さないけど、今年はプロデューサーとしての側面を見せることが強かったんじゃないかと思う。しかしアンディ、ずいぶんビッグになったよなぁ。やっていることは相変わらずなところも多少あるけど(笑)。いやー、ちょっと前まで「哀愁の鼻血野郎」とか、「ロン毛・チンピラ・出血の3点セット演技」とか「出血大サービス過ぎる行動」とかバカにしていた(うわー、ファンの皆さんほんとにすみません!許してください!)のに、ここ2、3年の活躍ですっかり見直しちゃったもの。
彦祖・テレ・連凱・コンロイのALIVEの4人にはホントに偉いといいたい。香港芸能界も日本ほど肥大してないから、こういう企画も通るってものかな。映画界はもちろんだけど、今後の香港芸能界のよりよき進歩を願いたい。
そしてピーター・カムさん…。『イザベラ』を観て、そしてそこに流れる音楽を聴いて、この人が現在の香港サントラ界で間違いなくトップレベルだということを確認した次第。まーねー、ヘナヘナな音でたまらなくベタな香港サントラもあれはあれで捨てがたいけど、やっぱり時代は流れているわけだし、世界に出したい作品なら、梅林さんや川井憲次さん、久石譲さんに音楽を任せるのもわかるよー。ワタシも彼らの音楽は好きだし。でも、自分のとこでいいアレンジャーを出さないと、やっぱり問題だもんね。

新人賞

イザベラ・リョン『イザベラ』
ダニエル・ウー監督『四大天王』

イザベラちゃんは謹慎も解けたということで、今後の活躍&日本へのプロモ来日@『イザベラ』に期待しつつチョイス。でも彼女、今年の香港観光協会キャンペーンのキャラクターだったんだってね。
彦祖監督にも、今後なにか映画を撮ってもらいたいと期待しております。監督としての先輩にステがいるし、ニコも経験者だから、《恋愛起義》みたいなささやかなオムニバス映画を3人で撮るってもありではないか。

以上が今年の個人的電影奨です。
ま、こんな感じですわ。皆さんが観た今年のベスト中華電影はなんでしょうか?

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2006 funkin'for HONGKONG的十大中華電影

さてさて、今年も一昨年昨年に続き、年に一度のオレ様企画(笑)、もとはし的中華電影ベストテン「funkin'for HONGKONG的十大中華電影」の発表を行わせていただきます!
なお、選択した映画の基準は毎度ながら以下の通り。

○今年、世界のどこかの劇場で上映またはテレビ放映、またはDVD化された映画。製作年度不問。
○もとはしが今年初めて鑑賞し、かつこのblogで感想を書いた映画。
○思い入れはもちろんだが、作品自体の出来や客観的な観点(一般客にもウケるか、など)でチョイス。

なんかだんだん基準にハズレ気味なところもありますが、まあ気にすんな(こらこら)。では、カウントダウンしてみますー。

10位 《北京樂與路》

ベストテン唯一の未公開&VCD鑑賞作品。出来がけっこういいだけに、これが劇場公開されなかったのはなんだか残念。日本語字幕DVDの一日も早い発売を願う。

9位 僕の恋、彼の秘密

これまた唯一ランクインの台湾映画。華流ブームのわりには、台湾映画が全国公開されないのはなぜなんでしょうか?『深海 blue Cha-Cha』観たかったなぁ…。

8位 ディバージェンス 運命の交差点

去年はランクインしなかったけど、今年本上映を観て改めて面白いと思ったのでランクイン。アーロンはホントに役者開眼したなぁ…と改めて思った。《父子》も早いところ観たいぞ!

7位 ウィンターソング

よく考えれば、これが地元でもちゃんとロードショー公開された唯一の香港映画なんだが…、なんか違うよなぁと思ったのはダイアローグが全部北京語だったからか。ああ、地元のでっかいスクリーンで広東語のチャキチャキッとした響きを聞きたいよーん。でも、學友さんの歌はやっぱり素晴らしかった。

6位 マクダル パイナップルパン王子

おそらく、洋邦中華不問で今年一番泣いた映画がこれ。まさかブタに、そして香港アニメに泣かされるとは!…ああ、恐るべしマクダルよ。

5位 ココシリ

唯一ランクインの中国映画。普段あまり観ることのないチベット族の暮らしを中国映画で描いた意義は意外と大きいと思う。
しかし今年はやたらと中国映画を劇場で観た。それってやっぱりソニーやワーナーが中華圏映画のバックアップをしてきた成果だろうか。香港映画にもそれを…とちょっと思ったこともあるけど、よく考えれば米国の援助を受けて米国好みにされるのもなぁ、と気づいて考え直した次第。

4位 忘れえぬ想い

日本公開された香港映画では実質上これが第1位。恋人の死を乗り越えようと華奢な身体に鞭打つセシの痛々しい前向きさ(ヘンな表現だなー)と、彼女に向き合うラウチンの無骨な優しさが胸を打ちました。同じ号泣系でも日本や韓国のそれとは違い、明るさを感じさせる幕切れだったのもポイント高し。
ところで、今年はシネマートがオープンして『ディバージェンス』『ドラゴン・プロジェクト』『エンター・ザ・フェニックス』が、年明けにはシアターNで『ブレイキングニュース』とこの映画、キネカでは久々に『柔道龍虎房』&『恋するブラジャー大作戦(仮)』、歌舞伎町で『SPL』、シャンテで『愛と死の間で』、イメージフォーラムで『姉御』など、単館系での香港映画上映が多かったんだけど、昨年までの東京国際&フィルメックスで大いに楽しんだ『ブレイキング』『柔道』『ドラプロ』『愛と死』『SPL』を劇場でもう一度楽しむチャンスがなかったのが辛かった…。韓流はかなり下火にはなってきているけど、やっぱり日本パンピー電影迷にとっては、いまだに「香港映画は終わった」ものなのかしら(大泣)。

3位 エレクション

はい、そんなわけでベスト3は全て映画祭上映作品になってしまいました。『黒社会二部作』は2本あわせて1作品だけど、作品的にはこっちの方が好み(やっぱり『2』はあの人○ミ○○攻撃がエグくて…)。ヤクザの跡目争いという非常にドメスティックかつ特殊な設定なのに、そこで展開される裏工作や激しい拷問や血で血を争う暴力の連鎖などは、舞台を別の国のマフィアや大企業や政府の争いなどに変えても充分起こりえそうな展開。ドメスティックでありながらテーマはとってもグローバルだよなーと感じたのであった。ジョニー親分の崇拝者が多いのはやっぱり納得だなー。

2位 四大天王

いま思い出しても笑いが止まらなくなる、久々に痛快な映画。こりゃまるで香港芸能界を相手に、詐欺師彦祖と愉快な仲間達(こらこら)が仕掛けたコンゲームって感じでしたな!同じものは二度と出来ないことを承知で作ったのもある種の計算か。一般電影迷の方にも評判よかったのも嬉しかったですー。

そして、栄えある第1位は!

1位 イザベラ

ええ、やっぱりこれが来ちゃいましたよ。あはははは。ここまで絶賛して、もし本上映が決まったらどうなるんだって感じですが。
《大丈夫》や《AV》みたいな、どちらかといえば高校生男子っぽいのり(?)の映画が得意なホーチョンと、やはり高校生男子っぽいコメディ演技を得意とするチャッピーが本気になると、オトナの心の琴線に触れてしみじーみと感動できるステキな映画を作れるんだという新鮮な驚きを感じましたので。ええ、これは一般の方にも観てもらいたいです。是非とも日本公開してもらいたいです。イザベラちゃんの謹慎もそろそろ解けそうなので、安心してプロモにも呼べるでしょうから。
やっぱりただものじゃないわ、この美肌監督は。今後ともその美肌を保つような映画を作ってくださいまし(ってわけわからんこと言ってるぞ>自分)

次点は『PROMISE(無極)』と『SPIRIT(フォーフォー)』。『無極』はせっかく大将軍こと真田さんとニコの熱演がよかったのに、なんかカイコーの迷走しまくりな演出(!)がホントにもったいなくて、迷走した挙句にロケ地の自然破壊してるんじゃねーよー、と吠えてしまったりして(爆)。フォーフォーはリンチェイ入魂の演技と彼の思いに答えたジェイの渾身の一曲、そしてそれを彩る梅林さんのスコアの融合があったら確実にベスト10入りしたのに、日本の劇場公開時にはああいう悲劇が起こったので…。なんかねー、今後もあの手の悲劇はかなりありそうなので、そのへんホントになんとかしてくれよ配給会社さん、って気持ちでいっぱいですよ。

では、次の記事は独断と偏見で決めた個別部門をアップしますー。

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【架空対談】この冬の中華電影を、観ないで斬る!(その3・《天行者》&勝手な総括編)

もとはし:さて、しんがりは《天行者》。
…すみません、実はよく調べていませんm(_ _)m。イーキン&ステ主演の古惑仔ものということしか知らず…。監督は《神経侠侶》や『君を見つけた25時』のジェームズ・ユエンさんで、ジェームズさん作品の常連でもある(笑)中信さんも出演されているのですね。こんな知識だけで語ってしまいます。迷の皆様お許しくださいまし。

暗黒もとはし:ねーねー、前回の話にも関連するんだけど、イーキンは中国のドラマでなんとフォーフォー、もとい霍元甲を演じるから、頭を丸めたんだって?リンチェイには敵わないけど、イーキンのフォーフォーはけっこうイカすんじゃないかと思う。

しかし面白いというか、不思議なのは、清朝を舞台にしたドラマや映画に中華明星が出る場合は、必ず頭を丸めなきゃいけないってことだよね。あの辮髪カツラは髪があるとうまくかぶれないらしいけど、ほんのちょっとの役どころでも頭を丸める中華明星は偉い。日本でも時代劇で浪人を演じる時に、カツラだと違和感があるからって地毛を伸ばして一部だけでも結う男優も出てきたとはいえ、ここまで思い切ることはしないもんね…。

さらに最近の中華電影では清朝が舞台の作品が大流行で、《刺馬》の主演キャストは全員頭を丸めるらしい。リンチェイだけでなく、アンディも金城くんも。うーむ、アンディはともかく、スキンヘッドのカネピロは想像できんから、中華電影に全く興味がない日本人カネピロしか知らん人にはショックかもねぇ。

…あのぉー、人のことは言えないんですけど暗黒さん、《天行者》の話に戻りたいんですが。

ごめんごめん(オマエも乗ったくせに)。光頭話はここで打ち止めよう。

90年代前半、黒社会の若きギャング“古惑仔”を当たり役としてブレイクし、その後はマンガ原作の『風雲』や『中華英雄』に出たり、『東京攻略』やTwinsと組んだアクションコメディに出ていたイーキンが久々に黒社会ものに出演、というのが呼びなんだろうけど…。

正直、もう古惑仔の季節も過ぎ去ったんじゃないかなぁ、ってーのが無きにしも非ずなんじゃない?なんといっても最近の香港映画で黒社会ものといえば、ジョニー親分のあの2部作があまりにも衝撃的だったわけだし。

コメディでもなさそうだから、なおさら心配。まぁ、2月に香港へ行ったときにはDVDかVCDを買って観ておこうと思っています。
…以上、こんな感じかな?

じゃ、総括総括。

あいよ。ここ4,5年の傾向かどうかはわからないん だけど、ちょうど4年前の『無間道』の頃から、クリスマスシーズンに大作が上映されるようになってきた感じがするよね。このときは『英雄』もやっていたこともあって、中国映画がエンタメ大作を作り始めた頃と重なるんだけど。そして、かならず翌年の金像に絡んでくる…。3年前の『終極無間』、2年前の『カンフーハッスル』、去年の『ウィンターソング』と、クリスマスの大作映画はみんな金像にノミネートされたでしょ?

そう言われれば…。でも『功夫』と『如果・愛』は純粋香港映画とはいえないんじゃないの?

それを言ったらそうなんだけどね…。でもアンドリュー&アランの“基本映画”チームは、キャストに中国人を交えても、あくまで香港で作ることにこだわって、見事に香港映画としての質が高い大作を作るじゃないの。あ、イニDは例外だけど。あとはジェイコブさんやスタンリーさんのように、大陸資本&ロケで映画を作る香港人監督さんも増えてきたけど、これもいい方向に捉えたらいいんじゃないかな?彼らがまた香港で映画を撮ってくれるかどうかは本人たちの意思次第だけど、これが世界的評価につながってくれればいいもの。

まー、アート系好きならそう受け止めてしまうんだろうけど、やっぱり香港映画って娯楽じゃない。今は成龍さんが頑張っているとはいえ、彼が演技派に転向したら、その娯楽傾向がなくなってしまって、ますます「香港映画は終わった」っていわれちゃうに決まっているんだよ。そうならないように、他の監督もキャストも頑張っているとはいえ、まだまだ日本やその他の国では…。

ねぇ、それ言うのは、もうやめようよ。もちろん、黄金の80年代はもう帰ってこないし。でも、香港映画は決して死んではいないわけであって、だんだん新たな動きが出てきつつあるんじゃないかってことは自覚した方がいいんじゃないかな。そうやって、前向きに考えながら冬の中華電影に…といっても、クリスマスに地元に行けないのは、やっぱり悲しいわー!(大泣)

ホラ泣かない泣かない、『墨攻』はすぐ日本でも観られるし、《傷城》と《黄金甲》も絶対日本に来るってば…。

…となぜか分身の暗黒もとはしに慰められながら、バカ対談は終了します。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
次回更新からは通常通り、もとはし一人に戻ります。

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【架空対談】この冬の中華電影を、観ないで斬る!(その2・時代劇編)

もとはし:対談に入る前に、ちょっと確認しておきましょうか。まず、ピーター・チャン製作&イー・トンシン監督、アンディ、古天樂、そして彦祖主演の《門徒》(protage)は旧正月映画のようですね。ピーターさんプロデュースだから製作はアプローズですね。

暗黒もとはし:ピーターさんはこのところ活躍しているね。次は時代劇の《刺馬》も控えているし。やーっぱパパになって生活を支えるんだから、ガンガン稼がなきゃって心境なのかしらん?

…それはどーだか。だってサンドラもまだ女優続けるんでしょ?キミみたいに毒吐きながら。

あ、ちょっと、アタシとサンドラ姐を同列にしないでよ、ひどーい。そんなこといわずに本題入ろうよぉ。

そーだな、自分で自分をいじめても何にもならんからね。さて、今回は時代劇編ってーことで、ネタはもちろん《墨攻》&《黄金甲》。

じゃー最初は《墨攻》ね。

これは合作ってこともあって、今回ネタにしている4本の映画のうち、一番早く日本で観られる作品。前々から言われているように、第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞者・酒見賢一の同名小説を、森秀樹がアレンジを加えてマンガ化した作品の映画化。酒見氏の原作小説も久々に増刷がかかったみたいだけど、ノベライズも近日発売されるらしい。実は小説もまだ手に入れていないんだけど、いっそのことマンガを読んだ方が早いのかなーって気もしてきた。文庫化もされていたはずだ。

しかし知らなかったよー。あのマンガが香港で評判だったなんて。確かに香港や台湾では日本のマンガもタイムロスなく読めるんだけど、人気がある日本マンガっていえばシティーハンターとかドラゴンボールとかスラムダンクみたいに、日本の人気と同期してるものばっかりだもの。

酒見氏はデビュー作の『後宮小説』や、孔子を描いた長編小説でも知られるように、エンターテインメント系中華小説が得意な方だけど、こういう中華ものを書いている日本人作家の原作マンガだから、興味深かったんじゃないかなー。

ねー、堅い話はこのへんにしない?また長くなるよ。

わかった。キャストは渋いよねー。アンディ主演というとどーしてもアイドル映画かって思ってしまうんだけど、主人公の革離は本来スキンヘッドのオッサンなので、今回はシブ路線だね。それにさらに拍車をかけて渋いのが、かつて韓国映画がアート系映画館でしかかからなかった時代からずーっと活躍している大ベテラン、アン・ソンギ先生だから。

あー、アンさん!いいよねぇー。韓流スターはどーでもいいけどアンさんは別。日本映画『眠る男』ではタイトルロールの“眠る男”で、ずーっと寝ながら演技していたんだもんねー。あれはすごいと思ったよ。…あと一人、若手大韓俳優が出ているらしいけど、我々的にはパスでいいよね?どーせ一部女性週刊誌で大騒ぎするだろうからわざわざ取り上げる必要なーし。

お、久々に毒舌。でもワタシももちろんパス。そうそう、久々にニッキー・ウーが見られるのにも注目だよ。ここ5,6年名前を聞いていなかったから、もう懐かしくって。台湾俳優も張震やルンルンはもう中堅で、今はもうF4周辺やディランもこみちやボーリンの若手世代にシフトしちゃったもんねぇ。

…なんかF4の先輩格的存在のわりには、日本向けPRでは全然名前が挙がってきていないらしいけどねぇ、ニッキー。ところでエイダとの仲はどーなってるんだか。

あ、それアタシも思った。あと、スタッフでは監督が『流星』のジェイコブ・チャンさん、音楽が『七剣』に続いて中華電影登板の川井憲次さんに注目。ジェイコブさんは文芸派だから、こういうのは珍しいよね。だから興味がある。川井憲次さんは人気あるねぇ。やっぱり『攻殻機動隊』など、海外で人気の日本アニメのサントラで注目された方だからかな。

川井さんの音楽目当てで観に来る人も多そう。新春第2弾全国公開であの方の時代劇映画と同じチェーンでかかるから、我々のところみたいな地方都市でも見られるのが嬉しいねぇ。

そうだねぇ。ただ文句をつけるとしたらアンディの北京語が吹き替えということくらいか…?

そりゃー前回もアタシが言ったじゃん。はい次。

よし、《黄金甲》ね。最近年1ペースで映画を作っていて絶好調すぎるイーモウの時代劇大作第3弾。今回は久々の中華時代劇主演になるユンファと、その息子にジェイという予想外なキャスティングが注目。…ところでジェイよ、重荷じゃないかその役どころは。いや確かに黄金甲は重そうだが、ってそういう話じゃないか。

なにわけのわからんことを言っておる。そのほかにつっこめるのがあるじゃない。ほらぁ、元祖らぶらぶ邪念の