旅行・地域

春光乍洩單身修学旅行完結編・香港編3

3月29日、香港滞在もあと1日半。
この日の早餐は、openriceで調べた叁去壹という點心粉麺飯のお店で、腸粉と焼賣をいただいた。前日の反省を生かし、二件だけにした。焼賣を饅頭系點心にしたら、確実にお腹が膨れそうではあるか。

早餐の後は、軽く西環を散歩。ここは崇真會救恩堂

前半は遠出メインだったので、今回は日中のうちに近場で回れるところは回ってしまうことにした。でも、あまり行かないところを先に行きたいと思い、まずは香港大学に行った。
実は初めてではなく、二度目の旅行の時に足を運んでいるはずなんだけど、当時は決して気軽に行けるところではなかった。でも大学までMRTも開通したので、行ってみた。

校舎が高台に沿って建てられているので、アップダウンはなかなか激しい。
ここは図書館横だが、アピール文を読むと大学の自治が何かよく分かる。このような自由が奪われないことを願うばかり。雰囲気のいい本館で暫し休憩。(参考として地図

ランラン・ショウ・タワー(!)の一角にあるビジターセンター。
ここでキャンパスグッズをいろいろ販売。

次は中環まで戻って、最近の香港ガイドでは必ず取り上げられる新スポット、PMQへ。

SOHOまで足を運ぶことはめったにないのだが、旧警察官舎のことはなんとなく憶えていた。
行った時間が早かったこともあり、まだ営業を開始していないお店も多かったが、香港アートの発信基地だけあって、古い建物内に点在するオブジェや雑貨屋台を見て回るのは楽しかった。
ここでは老舗の劉裕發茶荘が経営する工夫茶舎に寄り、Chocolate Rainコラボパッケージの普洱茶を購入。後はJBLのサウンドブースで無間道ごっこ(違)もしてきた。

あ、無間道といえば!と言うわけで、昼に深水埗へ移動。

午餐は劉森記麵家の蝦子撈麵。澳門でも名物として紹介されているけど、食べてこられなかったのでこちらでリベンジ。
その後は坤記に寄って、食べ歩き用に砵仔糕を購入。

日本はもちろん、台湾でも食べられないこのふるふるの感触が大好き。
写真には写ってないけど、黒糖味のも美味しかった。

雨がパラパラ降るのを気にしながらしばし散歩し、尖沙咀に戻って映画の座席を押さえ、美麗都大廈に移転したJenny Bakeryでお使いした。重慶大廈にあった頃はかなり長い行列ができていて、それに並ぶのが嫌で買わなくなったのだけど、人気が一段落したようなので割とすぐ買えた。お使いついでに職場土産にも買ったのでした。

映画は夜の回の席を取ったので、重い荷物を置きたくて一度帰ることにしたが、その前にここに寄らないと、とプロムナード改修&再開発により尖東に移転中の星光花園に足を運んだ。




天上天下麥兜(マクダル)独尊…なんちって



撮影中。李小龍像も梅姐像ももちろん一緒に引っ越し中。
ちなみにこの時期は梅姐の特集展示がされていました。

歩道の手形もこのように仮展示。改修後どのように変化するのか楽しみ。だけど、開設されて20年も立ってないのに、もう改修というのは…とちょっと疑問に思ったのも確か。そもそもプロムナード自体が老朽化していたというのもあるのかな。

ホテルに帰って荷物を降ろし、再び尖沙咀のthe oneへ。
観た映画はこれ!《救殭清道夫》こと『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』。



これは後ほど感想を書きますね。楽しかった~。



映画が終わって外に出ると、ちょうどsymphony of lightsの時間。相変わらず人で一杯のチムだけど、久々に香港島ハーバーサイドのビルの光の点呼を楽しみ、いい春の夜風に吹かれてた。もちろん帰りはスターフェリーで。

香港最後の晩餐は、鏞記の燒鵝飯をテイクアウトし、コンビニでブルーガールビールと源記で燉蛋(たまごプリン)を買ってホテルでゆっくりいただいた。

3月30日、ついに最終日。香港らしい曇り空で、もちろん名残惜しさを感じてる。
帰りの飛行機は夕方発、チェックアウトは12時なので、最後の悪あがきとして朝の尖沙咀を散歩することに決定。荷造りは夜にしちゃったので、早餐を取ってそのまま渡ることにした。



この旅最後の早餐は、再び金沙冰室で通粉のセット。
朝飲むのはだいたいミルクティー。



4年前にはなかった観覧車を横に見ながらスターフェリーターミナルへ。

チムに着いて、まだショップ開店前だった1881ヘリテージ(ホテルは5月末で閉館…もったいないけど高級すぎたのかな)やペニンシュラなど、あまり遠くに行かない範囲でブラブラと歩く。なにせほとんどお店は開いてなかったからね。

暦の関係か、珍しく3月スタートじゃなかった香港国際電影節は、文化中心にポスターが展示され、プログラムは配布されていた。
今年の電影大使はご覧の通り古天楽。黒い…のは仕様ですから仕方がない(笑)。



香港エンターテインメントエキスポの巨大ポスターもあった。こちらの大使は黎明。

最終日にいわゆる香港らしいところを歩けて満足しちゃったので、11時前には西營盤に戻ってきた。でもホテルに戻る前にもう少し買い物がしたくなって、惠康に寄ってクノールの鶏粉、リプトンのインスタントミルクティーやお茶のディーバッグなどを買い出して、キャリーバッグの隙間に詰めた。準備もできたのでチェックアウトし、西營盤からMTRで中環に向かい、AELでインタウンチェックイン。お昼は今まで一度も行ったことがなかったあの添好運に並び、名物の叉焼包と桂花と枸杞のゼリーをテイクアウト。向かいの天仁茗茶で珍珠奶茶も買い、空港の隅っこ(パシフィックコーヒーの近くのイートインスペースで…といえばわかる方にはわかるよね)で食べた。これで結構満足。



それから出国し、おみやげを買いつつ搭乗を待ち、定時発のANAで復路は成田へ。運行にもトラブルなく定時に到着し、無事に帰国したのでした。

4年半ぶりの香港は、今まで行ったことのない場所やもう一度行きたかったところにも行け、短い期間でも思いっきり楽しんだけど、それでも行けなかった間に香港で起こったあれこれの事件を街のあちこちで十分感じさせてくれた。
澳門から香港に移動する日が例の行政長官選挙の日で、結果は言わずもがな。それから3か月の返還20年をはさみ、民主派への大陸の締め付けが厳しくなっているのは、報道でも追ってきた。初めて香港に行ってからちょうど20年にもなるので、この間の変化は旅行客であってもよくわかるし、特に大陸の現政権になってからの約束破りも厭わぬような処置の仕方は外国人であっても不安にさせられる。
この話題に関しては『十年』の感想と合わせたほうがいいので後で述べるけど、たとえ香港が中国の一都市になって、街の略称も「港」ではなくなぜか「香」と書かれるようになっても(この表現すんごくイラッとするんだけどなんで?「港」の略称って正式じゃないの?)、いい意味での猥雑さと、それが産み出すパワフルさは奪ってほしくない。普通話じゃなくて広東語を学んでまで香港に行くのは、そのパワフルさが大いに刺激になるからだ。
香港映画を愛し、そこから香港という街に魅了された身として、ここは単なる観光地ではなく、今では街そのものを愛おしく感じているし、インスピレーションをもらえる場所としても尊く思ってる。物価も高くなっているし、諸事情で以前ほどの頻度で行くことも難しくなっているけど、今度は来年の夏から再来年の春の間に行きたい。てか、『モンスター・ハント2』の上映に合わせて行きたいなあ。

そうそう、今回の旅行記は「修学旅行」とは銘打ってるけど、これで広東語も普通話も勉強やめるわけではないですよ―。今はどちらもお休みしているけど、仕事が楽になったらまた復帰します。
そんなわけで、かなり時間もかかりましたが、春の香港旅行記はこれにて締めます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次からは今年観てきた映画の感想を、思い出せるだけ書いていきますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春光乍洩單身修学旅行3・香港編2

3月28日、香港3日目。
もともとあまり体調がよくないのに、1日1万5千歩以上歩いてしまっているのだが、疲れは確実に身体に出るので、左側の首筋から肩が痛い。それでも休んでいられない。
天気もよかったので、この日は大澳に行くことにした。
早餐はケネディタウンにある飲茶店、新興食家。朝3時から営業する地元の人気店だそうで、8時前に行ったらものすごい混雑。おじちゃんおばちゃんの間に入って普洱茶を頼み、自力で点心の籠を取りに行きましたよ。

注文したのは叉焼包に名物のカスタードまん、写真を撮り忘れたけど蝦餃。

写真を見てもわかるように、結構ブツも大きかったが、なんとか完食。しかし三件は量が多く、お腹パンパン。テイクアウトも可能だったので、カスタードまんと叉焼包は1つずつ持ち帰って遠足に持っていけばよかったかな。そんなわけで、午餐過ぎまで何も食べなかったのであった。とほほ。

行きはMTRで行き、帰りは少し歩いてトラムで。ちょっと歩くと海が見えるのがいいな。
ところでこの海、ヴィクトリア湾の一部だと思いこんでいたのだが、今街道地方指南見たら、ベルチャー湾という名前がついていたのであった(笑)。

一度ホテルに戻ってから、10時過ぎに出発。中環でランタオ島東側の梅窩までフェリーで行き、そこからバスでガタガタと30分くらい走って大澳に到着。以前行った時は9年前の夏で、雨に降られてゆっくりできる状態じゃなかったが、この日はピーカンで、日焼け確実な晴天であった。

まずは湾に長く張り出した海廊を歩き(この写真から左の陸地側は、塩田になっているらしい)、中心地に戻って半島沿いの石仔埗街を歩く。

港町だからか、にゃんこが多い。でもカメラを向けたら、プイッとそっぽ向かれた(^_^;)

石仔埗街の一番端っこの山の上には、大澳文物酒店がある。かつての警察署の官舎をリノベして開業した、香港唯一のユネスコ認定ホテルだとか。部屋までは見られなかったけど、コロニアル様式の建築とガラス張りのレストランは雰囲気がいいし、屋外のベンチでもゆっくりできそう…と一応書くけど、当日は海風がえらく強くて吹き飛ばされそうになって大変であったのよ。
空港にも近いので、旅の最初か最後に1泊ってのもいいかな?と宿泊費を確かめたら…あ、やっぱりいいお値段ねー(^_^;)。

再び中心街に戻り、今度は新基橋を渡って棚屋の間を歩く。
以前訪ねたときと違う印象を受けたのは、天気がよかったのと家々にまだ春聯などが貼ってあったからかな。しばらく天気がよかったせいか、運河の水は少なかったなあ。

以前は行けなかった楊侯古廟までたどり着いた。
大きな旗がたくさん立っていて、強い風にたなびいている。この廟の向こう側に建設中の長い橋が見えたのだが、あれが噂の港珠澳大橋か…って写真撮ってなくてすみません。

ようやく小腹も空いてきた。手軽につまめる小食として、魚丸と雞蛋餅をいただいた。

帰りは東涌までバスで出てMTRで香港島へ。途中、中環にあるニコがオーナーを務めるクッキーショップ鋒味に寄って、茶餐廳クッキーなどを購入。

オーナーは不在でしたが(笑)、立て看はあった。

ホテルに戻ってまずは一休み。夜は映画に行こうか飲みに行こうかあれこれ考えたのだけど、まだ余裕もあるので中環へ飲みに行くことにした。

行ったのはSOHOにあるクラフトビールのお店、何蘭正
たくさん飲んでしまうとヘロヘロになるので、とりあえず一杯ってことで。
選んだのは香港製造のクラフトビール、CityBrew(城醸)のin the mood for spring saison。ちょっと花様年華っぽい名前が気になって、気持ちよく春の酔いを感じておりました。つまみはフレンチフライと枝豆。英語でもedamameっていうのはホントだったのねー。



飲んだ後はやはり甜品が欲しくなったので、ずっと行きたいと思っていた香港最古の糖水舗、源記甜品専家へ。ホテルにも近いのが実にありがたい。8時過ぎてもえらく混んでいるお店で、さすが老舗。ここでは看板メニューの桑寄生蓮子茶を注文。優しい味で疲れが取れるようだった。

あっという間に旅も折り返し。ここ2日とも遠出したので、次の日こそはいつも行ってる場所に行き、映画も観たいと思ってさっさと寝たのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春光乍洩單身修学旅行2・香港編1

18時発の澳門からのフェリーは、19時半に上環のマカオフェリーターミナルに到着。
Google Mapsを見たら、西營盤にある華麗都會酒店(グランドシティホテル)までは歩いていけそうだったので、ひーひー言いながら海沿いの干諾道西を歩き、ヒーヒー言いながらキャリーを持ち上げて歩道橋を上った。

30分後にホテルに無事チェックイン。西營盤はこれまであまり行くことがない場所ではなかったけど、2年前にMRT港島線が香港大学まで延線し、ガイドブックにも紹介されることが増えてきたので、今回は九龍ではなく久々に島に泊まりますか、と予約したのでした。
ちなみに島に泊まるのは、あのマンダリンオリエンタル泊以来。つまり震災直前の6年ぶりか…。

部屋はオーシャンビュー。朝ホテルの窓から撮ってみた。ビルの隙間からだけど、ちゃんと見えるのは嬉しい。高い階だともっと眺めも良さそうだね。

お腹も空いたので、夜食を買いに外に出た。
正街の下り坂の方にあった茶餐廳で、香港では結構珍しい煎餃があったのでテイクアウト。結構時間がかかったけど、カリカリに焼きあがっててビールのお供には最高であった。好食♪

開けて3月27日。この日から本格的に始動。
まずはセブンイレブンで最新版の街道指南を購入。噂になってた1977年復刻版はさすがになかった。単独ページで載る地域もどんどん増加していくので、行かないところを眺めるのもまた楽しい。

早餐は正街にある翠苑にて。目玉焼きとハム入りのインスタントラーメンは香港の朝に欠かせない。日本じゃなかなか作らないしね(笑)

西營盤駅からMTRに乗り、尖沙咀で降りてまずは重慶大廈で両替。
当日は天気がよかったので、今までなかなか行けなかった南生圍に行くことにした。

『鐵三角』などのトーさんの映画や、後ほど感想を書く『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』などのロケで数多く使われている南生圍。尖東站から西線に乗って元朗まで行き、駅前にある大家樂單車行で自転車をレンタル。お腹も空いたので、持ってきていたブラウニーを午餐代わりに食べて、いざ出発。

駅から青山公路へ進み、入り口を最初間違えてしまったけど、戻って湿地帯のサイクリングコースをひたすら飛ばす。コースの前半は運河沿いに走るけど、後半はどこかで見たことがあるような森や並木道に入る。えーともしかしてそのへんになんか埋まってるんじゃないか?とかつい思っちゃいたくなる(笑)。

森を抜けると、複数の休憩処があった。
その横道を入っていくと、小さな川(山貝河)と渡し船が。6元で自転車を載せて渡してもらえた。向こう岸はもう住宅街で、2時間くらいで元朗駅まで戻ってこられた。

元朗から途中乗り換えて、次に向かったのは前回の宿泊地だった觀塘。
apmへ行って、許留山でや楊枝甘露をいただいた。
疲れて甘いものが欲しかったのでちょうどよかった。
しかし許留山、最近はフードメニューも出しているのかと気づいたが、頼む勇気がなかったのであった。



同じapmの片隅ではこんなイベントも。昨年を代表する邦画となったアニメ『この世界の片隅に』のミニ展示。香港では30日からの公開で、残念ながら観ることは叶わなかったのだけど、この展示はSNSで紹介されていたので、見に行こうと思っていたのだ。物語や設定資料の紹介、そして香港の漫画家による「私の愛する香港の片隅」などが展示されていて、ささやかながら愛らしい片隅であった。

次はapmから觀塘の片隅こと、裕民坊へ。
ここのマクドナルド(世界で一番売り上げが高かったという話を聞いたんだが果たして?)はすでに閉店し、入り口も閉鎖されている所も多い。4年前と同じように、屋上まで上がろうと頑張ってみたのだけど、時間も遅かったり体力も消耗していて今回は完登できず。うーむ、残念。

今度来る時、この建物がまだあることを願いながら、MTRに乗って港島へ向かう。
ちょうどりえさんのこんなtweetを見かけていたので、場所を調べて太古駅で降りた。

鰂魚涌はいつもトラムで通っていて、この表側(写真左奥のカーブになった建物)はよく見ていたが、この中が話題の「怪獣大廈」で、先の記事にも挙げたこのMVにも登場している新名所が中にあるとは全く思いもよらなかったね。

そして中に入ると、本当にフォトジェニックな風景であった。
6時頃に撮影したのだけど、曇ってしまったので、あまりきれいには撮れなかったねえ。こんな感じですが許してね。

 

帰りはトラムでのんびり、2時間位かけて帰った。
晩餐はananにも紹介されていた金沙冰室へ。
まずは熱檸檬茶。



そして、パンにカレーライスがライスごと詰められていると炭水化物満載な農夫一口包にしてみた。カレーはベーシックなチキンカレーなんだけど、ご飯と一緒に食べるからものすごく食べがいがあって完食が苦しい…。で、結局完食できなかったのでした。ちゃんちゃん。

こんな感じですごした香港2日目でした。つづくっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春光乍洩單身修学旅行1・澳門編

 実に4年ぶりの香港に、春休みを利用して行ってきました。
前回の香港行きの後から広東語の勉強を再開し、昨年ひとまず修了したので、もっと勉強したかったけど、ここでやっぱりちゃんと広東語聞きたい、そしてなんとか喋ってきたい!と思ったのと、昨年度は仕事がかなり大変で凹んでいたので、ここはやっぱり行くしかないだろうと。しかも往路は深夜便で取っちゃったから、最初の1泊は10年ぶりに澳門行くかなー、ちょうど『2度めのマカオ』も観たことだし、ということで、思い切って行くことにした次第。

 3月24日夜、年度末最後の仕事を終えてキャリーバッグを持ち、盛岡から新幹線に乗って東京経由で羽田に向かう。往路深夜便は7年前にも経験しているけど、もう体力もあまりないし、実は体調も崩していたので、飛行機では寝ることに徹して出国してからトイレで楽な服に着替え、搭乗後はアイマスクして耳栓して機内食もスルーした。途中起きたりもしたが、何とか睡眠時間は確保。
5時ちょっと前に香港に到着し、トイレで着替えてここからマカオへ…と思ったらつまずいた。空港から直接マカオに入ろうと思ってフェリー乗り場に行ったところ、カウンターが開いておらず、ベンチで待ってる人々が鈴なり。そこでしばらく待っていたが、よく見たら一番速くて昼前出発だったので、これは一旦香港入りしてマカオフェリーターミナルから行った方がいいと判断。
7時前に入国してAELで香港島まで行き、よろよろしながらMTR乗り換えで上環に行き、8時半発のターボジェットに乗る。当日は土曜だったせいか、大陸からのご老人団体客が大量ご乗船されていて、もう大騒ぎで大変。 なんとか無事にマカオに着き、バスでセナド広場を過ぎたところで降り、本日の宿である新新酒店に荷物を預けた。
ここで時刻は10時過ぎ。チェックインは14時なので、それまで食べ歩きしながらセナド広場周辺をぶらぶら歩くことにした。


澳門上陸後最初に食べたのが、黄枝記の鮮蝦雲呑麵。
日本を発ってから何も食べてなかったので、五臓六腑に染み渡ったわ。



その後は歩いてカフェ・エ・ナタへ。ここはいつも大賑わい。なんとか席を確保して、この旅初のエッグタルトを熱檸檬茶とともにいただく。



裏にあったもう一つのカフェ、金船餅屋でもエッグタルトをテイクアウト。
これは食べ歩き用に。



聖ポール大聖堂を横に抜け、すっかり名所となった恋愛巷へ。
このアングルは、やっぱりイザベラを思い出すねー。



ここには恋愛電影館という映画ミュージアム&ミニシアターができたのだけど、まだ開館前だった。

雨も降って足場も悪かったけど、チェックインまで時間もたっぷりあったので、恋愛巷から前回も行ったリアルセナド(民政總署)や福隆新街を散策し、思い切って海の方まで歩くことにした。
↓こちら民生總署。



福隆新街。大手のお土産店である鉅記が複数出店していて、かつ土曜ということもあって大賑わい。一部緑に塗り替えられた一袋もあり、そこもまた悪くない雰囲気だった。



フェリーターミナルからの終点地にもなっている媽祖閣。
香港や台湾の天后廟と似ているようで異なるのは、山沿いに廟が作られているからか。上まで登ったけど、眺めは…まあ、昔はよかったんだろうなというような感じでした。

ここは媽閣廟から10分くらい歩いたところにあるリラウ広場の近辺。
そこからさらに歩くと、近年一般公開が始まった鄭家大屋に着きました。
コロニアル様式の建物もいいけど、中華式の重厚さもやはり好きである。
結婚式のアルバム等で使われるのかなー(当日は撮影なかったけど)

このように雨に降られながらあちこち歩いているうちに、チェックインの時間になったので再びホテルへ。夜行で来たし、午前中でかなり歩いたので疲れたし汗でベタベタにもなったので、シャワーを浴びて夕方まで寝ていたのでした。

晩餐はポルトガル料理かマカオ料理にしたいけど、10年前みたいな失敗はしたくないし、どこかイートインで食べられるところを…と思ってSNSで聞いてみたら、ザ・ヴェネチアンに手頃なイートインがあることがわかったので、ホテル前からバスに乗ってコタイ地区まで行く(ちなみにギャラクシーまでしか行かなかったので、そこで降りて10分ばかり歩きましたよ)
そういえば、10年前にはなかったんだよね、コタイという場所は…。

こちらがギャラクシー。『2度めのマカオ』で紹介されていたバー・貝隆飲み放題プランもひかれたけど、酒飲む気分じゃなかったのでパス。

こちらがヴェネチアン。フードコートにローカルなマカオ&ポルトガル料理店の新口岸葡國餐が出店していたので、ここで焗葡國雞を注文。骨付きチキンのポルトガル風シチューといえばいいのだろうか?骨が多いけど、辛さがなく食べやすかった。



デザートは別のお店で食べた木瓜冰糖雪耳。



食事の後はショッピングモールを散歩。ものすごく広いので大変だったけど、なかなか面白かった。コンサートホールの金光綜藝館近く(多分。この夏學友さんが演唱會やるらしい)ではよくわからん韓国アイドルのライヴを控えて若い女子がいっぱいいた。カジノはサラッと覗くだけ(後で母に話したら行ってやりたいって言ってたけど、さすがにこちらは貧乏トラベラーなもんでね)。
あと、広東語よりも普通話の方がよく聞こえたのが印象に残った。まあ、そういうことか、と。

腹も満たされたのでヴェネチアンを出て、またギャラクシーまで歩いてバスを捕まえ、ホテルに戻る。かなり歩いたし、疲れてもいたので早めに就寝。

3月26日日曜日、この日も天気はあまりよろしくなかった。
早餐はやっぱりお粥よね、ということでセナド広場の奥にある洪記へ。

朝7時頃の雨のセナド。観光名所とは思えないほど静かだった。

そんなわけで豬潤瘦肉粥。雨降りの中、屋台のテントに潜り込んで熱々を食べる嬉しさよ。

この日は昨日の夜よりもっと南に下り、コロアン地区を回ることにした。
タイパも行きたかったけど、まあ次の機会にでもと今回はパス。
ホテル近くからは直で行けるバスがなかったので、タクシーを拾って向かった。

コロニアル調で統一された建物がステキ。ザビエル教会もあれば譚公廟や天后廟もある中洋折衷感が面白い。調べたらホステルもあるようで、ここで宿泊というのもアリなのかな?

これは譚公廟にあった船の模型。

当日は日曜なので公共機関も休みだし、雨で人出も少なかった。晴れた日に来ればまた雰囲気が違うのだろうな、と思い、クルッと回ってバスターミナル周辺に戻り、お馴染み安德魯餅店でエッグタルトやブラウニーを買う。

アンドリューのエッグタルトという名で日本でもお馴染み。
先日地元にもイベント出店してくれたので買ったけど、やっぱり焼きたてが一番美味しい。

コロアンの桟橋。川の向こうは珠海。
ここから境界を越えるのではなく、市街地に船で行ければ便利かな。

だいたい一周りしたので、バスに乗ってセナド広場まで戻る。
これまで歩いたことがなかった山間の市街地をぶらぶらしつつ、openriceで午餐できそうな場所を探すと、新鴻發咖琲美食というお店を見つけたので、ここで豬扒包を食べた。
食べごたえある…。

相席は小さな男の子を連れた若いお母さんだった。思わずにっこり。
その後は盧廉若公園あたりをあれこれ散歩。
(下の写真は違うんだけどね。名前失念)

そこからモンテの砦まで歩けてしまったので、登って10年ぶりににこういうバカなことをやり(前回はこちら)、聖ポール天主堂側に抜けた。当たり前だが人は多かったわ。日曜だったしね。

セナド広場まで降りてきたので、さてお土産を買うか、と件の鉅記に入ったが、どこのお店も買い物客がすごすぎて、ゆっくり選べたものじゃない。それならと、10年前に来た時にはこっちの方が混雑していた咀香園餅店に入って(リンク先はタイパのお店)、エッグロールをいくつか買った。

ホテルへの帰り道に貢茶に寄り(そういえば春水堂は見かけなかったな…)三兄弟奶茶という、タピオカ&仙草&プリン入りのミルクティーをテイクアウト。すでにチェックアウトしていたので、荷物を引き取ってキャリーを詰め替え、教えてもらったバス停からフェリーターミナルヘ。混んでいたので予定より遅い18時発のフェリーで香港へ向かった。

10年ぶりに行った澳門だけど、前回は日帰りだったしセナド周辺しか歩いてなかったので、新しくできたコタイや小さな港街だったコロアンに行けたのは面白かった。それでもごく一部しか回れなかったので、また近いうちに1泊か2泊くらいで行きたい。今回は天気が悪かったのが残念だったしね。

そんなわけで、次回からは香港編です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お知らせ】最近のネタを備忘録的に上げつつ、そろそろ復活します。

ああすみませんすみません、また1か月以上間を開けてしまいました。

さて、最初にこの休み期間に話題になってたMVネタなどを備忘録的に。
ここしばらく話題になっている五月天のMVには、ワタクシも注目いたしました。
まさかこんなウルトラなネタでくるとは!
「少年漂流記(少年他的奇幻漂流/Life of Planet)」自体も好きな曲だったので、かなりぐっときましたよ。現在人生無限公司ツアーで中華圏各都市を回っている五月天だけど、来年初頭あたり東京ツアーを追加して、円谷プロ協力によるステージングなんてものが実現しないかしらん。

もうひとつはこれ。MONDO GROSSOのアルバムで、満島ひかりちゃんがヴォーカルを取る歌のMVがこれでびっくりですよ。
この春の旅で行ってきたところがバンバン登場するので、もう楽しくて楽しくてしょうがないのでした。

さて、文フリも終わり(新刊は無事刊行できましたが、都合により通販はまだ行いません)、いろいろネタも溜まりつつあるので、そろそろ復活します。
まずは春の澳門&香港旅行記を作成せねば。現在澳門旅行記執筆中です。

上の写真は市ヶ谷と代官山に相次いでオープンし、今度関西進出も果たす香港式茶餐廳・華記。2か月連続でここにも行ってきたし、夏休みには都内に相次いでオープンした港式&台式甜品店にも足を運び、記事を書きたいです。

あと、これは春の香港で楽しく観てきた、香港映画次世代の希望の星ベイビージョン・チョイくん主演のキョンシー映画《救殭清道夫》。この映画がなんと、『霊幻道士 こちらキョンシー退治局』という邦題で日本公開が決定しましたよ。日本初公開はシネマカリテのカリコレでだそうですが、その後全国順次上映もあるようなので、こっちまで来るように呪って…じゃなかった願っておきます。

そうそう、上映といえば、まだ感想を書いていない(5月の連休に鑑賞済)『イップ・マン 継承』は、我が街では9月上旬上映です。ああ、スルーされなくてよかったよ…。



このマナーCMが今市内の劇場でも流れています。ああ、嬉しい…。
映画の感想も9月くらいまでには全て書きたいと思います。頑張ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『浪漫的逃亡 遊日非流行指南』五月天阿信

昨年から参加している文学フリマにて、ここ数年の台南旅行をまとめたZINEを製作&頒布しているけど、ワタシはもともとネットを始める前から所属していた同人サークルで旅行記や留学記をまとめてもらった経験があるので、それを思い出しながら製作している。
近年は同人界隈以外でもZINE製作が盛んで、しかもオサレでレイアウトが素敵なものが多い。そんなステキZINEをギャラリーや文フリ会場で見てしまうと、字と写真時々イラストでしか勝負できない自分はセンスの無さにしばし打ちのめされるが、ダサいといわれようが作りたいものは作りたいんだ、と決意して作っている。とか言いつつも、仕事の合間に書いたり製作するしかなく、その仕事も近年はかなり忙しくなっているので、毎回間に合わせみたいになってしまうので反省している。
今年はたたき台の旅行記も早く書けたし、地元で台湾映画もまとめて上映してくれるので、旅と映画の二本立てで作るかなと思案中。

さて、前置きはこのへんにして本題。
先日の武道館ライヴでやっと五月天に落ちた(ははは^^;)ワタクシですが、2年前の初武道館前決定の報を聞いた頃に、台北でこの阿信の日本旅行エッセイを買ってきました。先の記事にも書いた通り、当時は仕事とバッティングしたので上京を泣く泣く諦めたのだけど、その代わりにと思って購入。拾い読みはしていたけど、ライヴから台南旅行を経、ZINE作成の参考にと思って再読したので、やっと感想書けます。

2008年に発行され、第8版記念の新装版(だと思う。14年の時点で44刷。1回の刷数が日本ほど多くないのだろうね)で購入。
1999年の五月天デビュー前から大学の研修旅行で、デビュー後はレコーディング(2012年に営業を終了した河口湖の一口坂スタジオを利用していた様子)やライヴで、もちろんプライベートでも度々日本を訪れている阿信が、学生時代の専攻だった建築を中心に、90年代後半から2000年代中盤までの約10年間、東京近郊・京都・大阪・奈良などを回って見たこと・考えたことをまとめたこのエッセイでは、自らの旅を「非流行」と呼んでいる。日本で流行している場所に行ったり、流行りのアイテムを買ったり食べたりだけではなく、自らの興味・関心の赴くままの旅をしよう、というコンセプトらしい。
写真もこの10年間で撮りためたものをふんだんに使っているので、日本の街並みや変化もよく分かる。

東京編は明治神宮から始まり、代々木室内競技場や新都庁、表参道ヒルズなどの日本を代表する建築家たちの代表的な建物を紹介する。「新都庁は実は変形合体ロボ」ってネタまで盛り込みつつ(全世界的に有名なネタだよね)、丹下健三や安藤忠雄の仕事を紹介する。表参道ヒルズは建設前の同潤会アパートの写真と比較していて、ああ、そうだったよなあと思い出させてくれる効果もあり。
ここで好きなのは東京国立博物館。東博は近年TVドラマのロケで外観や内部が使われたりするのでそのへんお馴染みだけど、ページ数も多く、谷口吉郎・吉生と二代にわたる建築家の手によるものと紹介されているのがよかった。
もうなくなってしまったさいたま副都心のジョン・レノン・ミュージアムも彼の聖地。そう言えば行かないままだったな…。

左がカバーを外した本体。右のカバー裏が阿信のピンナップになってる。

後半の関西編はテーマがもっと広がる。
「東京が台北なら京都は台南、そして大阪は高雄」で始まり、大阪のカラフルな商店街の写真も並ぶ。そこに混じって目を引いたのは、阿信自らが描く火の鳥。とくればもうお約束の、宝塚の手塚治虫記念館。子供の頃は漫画家になりたかったけど、その夢は叶わなかった、でも『火の鳥』に出会って心打たれたというような始まりから(すいません不完全で)、茨木春日丘教会(安藤忠雄設計の光の教会)や奈良の写真美術館などを訪問。その間に好きな日本文学の話も挿入される(山本文緒の「プラナリア」と村上春樹)。
京都では和菓子作り体験や金閣寺炎上事件などに思いを馳せながら、修学旅行的なスポットを紹介し、最後にたどり着いた鴨川で、再び学生時代のことを振り返る。

エッセイ部分はわりとフィーリングで読んじゃってるので内容はあまり詳細に紹介できないのだけど(自らの学習のためにいつか翻訳しようかな)、自ら率いるstay real studioが手がけるブックデザインもいい感じ。スクラップブッキングをそのまま見せてもらっているようで、見るだけでも楽しい。旅行記を作る上ではかなり参考になるなあと眺めているのでした。

ワタシも香港や台湾に行き始めてもう長くなっている。行く理由としてはまあいろいろあるけど、決して流行りだから行っているわけじゃない。もちろん食欲もあるし注目のスポットも行くけど、基本的には自分の興味の赴くままに歩いている。もちろん、映画も観たいしね。そんな気持ちを持つと、この本での日本の旅の仕方に共感する。
昔読んだ哈日杏子嬢の日本大好きエッセイでは、「なんでそこまで日本大好きって言えるの?」と大いに戸惑ったのだが、流行りだからというわけでなく、日本が旅行先として最適で、そこで面白いものに出会えたり、大いなる刺激を受けられるからなのかなあとしばらく前から思うようになった。スタンス的には要するに一緒、って考えてもいいのかな。

阿信同様、いままでもこれからも「浪漫的逃亡」で香港や台湾に行くことになるのでしょう。てなわけでここしばらくの台湾旅行記のタイトルにこの本の題名を拝借し、今年作るZINEにもそのまま使うことにしたのでした。とちゃっかりしていてすみません。許してね>五迷の皆様。そんなわけで今年の台湾旅行話エントリはここで一区切り。

実は現在、澳門&香港旅行を控えているのですが、その間にもZINEの構想を練ることになるでしょう(^_^;)。はい、頑張ります。

↓おまけです。武道館ライヴはやっぱり楽しかったねー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

寶島浪漫的逃亡:台南遊之二&台北電影散歩

まずはサービス。
駅前成功路のレンタカーショップにいた五月天の皆さん。

これ撮るの大変だったよー。
どーしても陰になってしまったのだよ。瑪莎ごめん。

2月13日。あっという間の台南最終日&台北移動日。
夕方近くまで遊んでから夜までに移動するか、それとも通常通りチェックアウトして台北で映画を観ようかとあれこれ調べると、台湾賀歳片の《健忘村》と奇跡的に上映が残っていた《擺渡人》が台北の同じ映画館で続けて観られることがわかったので、昼に台南を出ることに決めた。レンタサイクルも朝10時まで使えるとのことで、これはもう朝から使い倒さねば。
というわけで朝もはよから自転車をこぎ、昨年に続いて今年も虱目魚粥を食べに行った。


2日連続で虱目魚食べたけど、普段から魚不足だったから無問題。むしろここじゃなければ食べられないからなあ。
食後はそのまま自転車を走らせ、府前路から市政府へ向かう。

府前路と金華路の交差点にあったパチンコ屋。パチンコ屋って…。しかもこの漢字読めない。すまん。

しかし市政府は大きかった。写真を撮るのを忘れたんだが、かなり大きい建物だった。ちょうど職員出勤時間だったので頼市長でも待ち伏せしようと思ったが、さすがに大人げないので止めた。

用事を済ませた後、自転車を返すにはまだ時間があったので、市政府の手前にあった運河に沿って軽くポタリング。走っているうちに、どこかで見たことのある橋と立派な木を発見。

おお、この樹はもしかして、『祝宴!シェフ』で小婉と如海がいい雰囲気になっていた「愛を語る樹」ではないですか。


そして、「魚」という字の形の魚がいっぱいいそうな運河にかかる新臨安橋。

運河を渡り、再びマチナカへ。ちょうど昨年泊まってすっかり気に入った(でも今年は既に部屋が埋まっていて予約できなかった)宿の近くの康樂街を通ったので、我が心のご近所となった風神廟にお参り。

昨年の地震の影響はまだあるみたい。今度行った時には修復されているといいな。

こちらは西羅殿。旧正月の仮殿(でいいのかな)がまだありました。

10時前に駅に戻り、自転車を返して預けていた免許証を引き取る。思ったより安かったしかなり活用できたけど、今度は宿に自転車がない場合は公共レンタルのt-bikeを試してみたいなあ。

チェックアウトまでまだ時間があったので、もうしばらくお散歩。
宿の裏手に、老舗菓子店の萬川號餅舗があったので、ここで肉包とパイナップルケーキを購入。

肉包は小さい方を買った。
大きいのには玉子が入っているそうで、そっちでもよかったかな。



包子や水晶餃も売っているけど、やっぱり老舗の中華菓子店。
鳳梨酥は箱入りでも売っていたけど、とりあえず一つだけ。



ちょっとわかりにくいけど、台湾島の形をしている。昨年行った嘉義の新台湾餅舗にも同じような鳳梨酥があった。

さて、ここでタイムアップ。まだまだ足りないことはあるけど、それは今度のお楽しみ。
涙をのんで、荷物をしょって台鐵台南駅へ。



じゃあね、鄭成功。またここに帰ってくるよ。

高鐵台南駅では少し待ち時間があり、ここで初めて駅弁を買う。
お茶は街歩き中に寄った老店・雙全紅茶の紅茶。

お茶といえば、高鐵のセブンイレブンでこんなお茶を見つけたので購入。
安平にある徳記洋行が作った中国茶、TAIT TEA



ちょうどよい飲みごたえでよかったです。また買おうっと。

12時台後半の高鐵に乗り、台北に着いたのは午後3時。人混みをかき分けて、2つ目の宿である皇家飯店にチェックイン。予定の時刻より早かったけど、部屋が空いているといわれたのですぐ荷物を入れた。しかしフロントのすぐ横だったからまあビックリ。出やすかったのはよかったけどね。

休む間もなく再び駅に向かい、今度はMRTで中山へ。ここ数年必ず足を運んでいるけど、映画のはしごができるのが、この地区にある老舗デパート・欣欣百貨公司のシネコン欣欣秀泰影城だった。



こちらがチケット。
映画の感想は後ほど書くとして、開いている時間には、近くの光點台北に今年も行っていろいろ遊んだり、珈琲時光で晩餐したりしてました。



インフォメーションの上にいた隠娘。去年はなかった気がしたなあ。
反対側には海上花。



そして売店で見つけて衝動買いしたのがこのトートバッグ!



ホウちゃん作品のイラストがとても(特に『ミレニアム・マンボ』のすーちーが!)かわいい。
最近多い2wayタイプなので、斜めがけもできるタイプ。中ポケットもついてるのでいい。早速使ってます。

映画を観終わって宿に帰るともう12時。朝早い出発なので、さっさと寝た。

翌日は最終日。朝食をパスして6時半にホテルをチェックアウト。
今年はいつも台北から桃園に行く時に利用している國光客運ターミナルが移転していたので、場所を聞いてから台北駅まで歩いて行く。



ここに去年の秋まで國光バスターミナルがあった。
何度か改装していたが、基本的に中は古かった。留学時代からここを利用しては遠距離バスで南部へ行っていたので、非常に馴染みがあった場所。去年までは健在だっただけに、あっけなさを感じたなあ…。

台北駅の東側(中山北路側)に移ったターミナルからバスに乗り込み、高速に乗って桃園へ。すでに桃園空港まで行くMRTは開通していたのだけど、試運転状態だったし朝早くは動いていなかったようなので、いつもながらの國光を利用。桃園MRTは台北と空港、そして空港と高鐵桃園も結んでいるので、桃園から高鐵に行くには結構便利になってるみたい。そしたら、台南や高雄から直で桃園入りできるんだよね。いつか復路に夕方の桃園発が取れたら、台南から桃園入りしたいもんだ。

8時に空港について速やかにチェックイン。大混雑をかき分けて出国し、職場やらもろもろへお土産を購入し、朝食代わりに萬川號の鳳梨酥を食べていたら搭乗開始。



おっと、その前に空港のドラッグストアでやっと念慈菴ののど飴買えた。
香港でもおなじみのマレーシア原産のど飴。数週間前にインフルエンザにかかり、喉が異常に痛かったので、この旅でどうしても買いたかったのだ。でもWatsonsに寄る暇なんて全然なかったなあ…。

飛行機は定時に桃園を発って、14時前に入国。それからしばらく空港内で暇をつぶして、夕方発の仙台便に乗り継いで、家路に向かったのであった。

ここ数年通って、すっかり台南が気に入ってしまったので、おそらく来年も行くと思う(笑)。今年は久々に地元が厳しい寒さだったので、温度差なんかどんなもんかといろいろ心配だったが、朝晩は涼しくても全然無問題。ここ数年の反省を活かし、近場は自転車で回れたので、夜も昨年ほどヘトヘトにならず済んだのは幸い。自転車を返す時「市政府まで行ったよ」と店員さんに言ったら、「もうちょっと行けば安平だからかなり乗ったんだ、すごいね」と言われましたよ。今度は本気で安平サイクリングしようかな、あそこも周りがいありそうだし。

今年は駅に近く、林百貨まで歩いていける比較的便利な宿がとれたのはいいけど、去年泊まった康樂街のほうがやはり街としては楽しかったかな。廟が集まり、リノベされたお店が多く集まる雰囲気の良さは居心地がいいし、先にも書いたようにまさに「心のご近所」と化したわけであって。次回はまたこの辺りに投宿して、自転車で街をポタリングしたいものである。
そしてそろそろ墾丁も恋しくなってきましたよ。ああ、昼間っからブランデーあおってやさぐれたいよ、ホントに…。来年の春休みは、桃園発着で墾丁&台南に逃亡しようかな。

というわけで、今年の台南逃亡記はこれにて完結。
なお、こちらに加筆したものを今年もZINEとして製作し、6月の文フリに出品する予定です。

それからもうひとつ。
思うところあって、この春休みには香港と、10年ぶりにマカオにも行ってまいります。
我ながら無茶しましたが、それまで映画の感想書いたり、本業の方も何とかしっかり収めてまいります。頑張るわー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

寶島浪漫的逃亡:台南遊之一

 2月4日の五月天武道館ライヴの興奮冷めやらぬまま、あっという間に1週間が過ぎて台湾へ旅立つ日がやってきた。
 今回は諸事情につき短期決戦的日程。出発は2年前の春と同じ仙台から。荷物はなるべく機内持ち込み手荷物のみとし、スムーズに移動できるようにとあれこれ考えつつ、iPhoneに買ったばかりの「自伝」を入れて旅の準備をした。

 あ、今回の旅行記のタイトルは2年前とほぼ一緒ですが、特に続編ってわけでもないです。いや、もうここ数年続いているからずーっとシリーズみたいなもんですが。

 朝発の飛行機を取ったので、空港近くの名取のホテルに前泊し、2月11日の朝二番のアクセス線でいざ空港へ。土曜で祝日ということもあってかなり混雑し、ギリギリセーフで保安検査場を抜けて搭乗。1時間後には成田に着き、ボストンバッグを抱えてアクセス特急に飛び乗って一路羽田へ。ええ、そうなんです。成田までは行ってくれる仙台便も、さすがに羽田までは飛んでくれないのです。そのために、乗り継ぎは世にも珍しい電車移動となりました(笑)。



機内食はチキンを選択。

 出国してから軽食を取り、12時40分発の便に搭乗。機内でゆったり過ごしてほぼ定刻の4時前に松山に到着。入国もすんなりいき、4時にはMRTに乗れた。台北駅でちょうどいい時間のTHSRに乗車して一路南下。明るい時間に乗れるのは多分初めてじゃないかな?五月天を聴きながら暗くなるまでずっと外を眺めていた。

手持ちの飲み物も切れたので、温かいお茶を買った。温かいどころか熱かったけどね

 高鐵台南には6時半頃到着し、乗換待ちを経て台鐵台南駅に着いたのは夜の7時半。今年も弟と待ち合わせて、タクシーで宿まで向かった。

 今回の宿は駅に近い衛民街にある1967時尚私人會館。脇道を入った広場の一角にあり、同じ敷地にリノベカフェの鹿早茶屋がある。部屋はなんとロフト。昨年泊まった宿より部屋が狭く暗いのが気になるが、黄色に塗られた壁はオサレで、アンティーク風に仕上げたインテリアが可愛らしい。しかも部屋に洗濯機がそれぞれついているのがありがたい(と言っても使わなかったけどね)。



 お腹が空いてしょうがなかったので、9時頃外に出てどこか開いている店を探したが、めぼしいところが見つからず。結局閉店間近の素食店・清祺素食點心部で素食の小籠包を食べた。

 翌日は近所の早點で蛋餅と豆漿を買ってホテルに持ち帰って食べ(写真取るの忘れてた)、自転車を借りに駅前のレンタルバイク店・接蓮行車業機車出租へ。弟は最近パシフィックの折りたたみ自転車を買い、それを持ってきてたので「あー、折りたたみいいなあ」と思ったもんだった。24時間貸出で300元だったので、弟の携帯番号を借りて自転車をレンタル。しかーし、借りた自転車の椅子が高かったのでちょっと走りづらく、結局弟とトレードして折りたたみに乗って市内を走った。



これです(折りたたみ時の写真しか撮れなかった)
調べたら日本で買うと9万円するとか。でもこれは便利だった。

 昨年回らなかったところに行こうと思い、まずは『台南』で紹介されていた西市場へ。
まだ早い時間だったからほとんどお店は開いてなかったけど、迪化街を小さくしたような市場の雰囲気と、古い建物がいい感じ。入口近くには日本でも有名な佳佳西市場旅店もあり、1階のショップにあったユニークなデザインのドレスを眺めた。

調べてみると1泊9,000円台くらいらしい。民宿が3,000~5,000円台なので相場的にはお高いけど、一度泊まってみたい気はする。

昔の市場の建物。

 昼に近くなったので何か食べる?ということになり、SNSで紹介されていた正宗銀波雞蛋布丁へ。一番近いマチナカのお店は撮影禁止と聞いて?だったのだが、行ってみて納得。「2個ある?」と聞いてすぐに出してもらい、その場で食べたけど、後から来た人たちにはみんな「売り切れ」と店主さんが断っていた。日曜日だったこともありプリンの大量注文が多かったようで、早い時間に残るは僅かな数だったらしい。たまごプリンの名にふさわしく濃厚で固めがうまかったです。今度来た時には持ち帰ってお皿に開けて食べたいプリンでした。最後の2個にありつけたのみならず、さらにラッキーなこともあったんだけど、それはこちらを。

 お茶ついでに午餐にする?と思いついて、昨年は正面の写真を撮っただけの窄門咖啡へ。狭い入り口は相変わらずだけど、去年と違うのは「ここでむやみに写真を撮らないで」という貼り紙があったことか。あー。
 ミールメニューにサバヒーの蒲焼というのがあったので、注文してみた。

 

柔らかい味の白身魚に蒲焼タレがよくあって、うなぎより美味しいわーとよく味わったのだけど、残念だったのがご飯。もともと台湾白飯は硬めに炊かれているけど、それに加えてパサパサで量も多かったのでちょいとキツかった。てなわけで少し残しました。すいません。
 午餐後、昨年は通りかかっただけだった全美戯院へ。
向かいの壁に貼ってあった李安さんのポスターは撤去されていたけど、相変わらずいい味出していたポスターでした。天気もよかったので、看板絵師さんが屋外作業されていました。他の観光客と話し込んでいたので、写真撮ってもらえなかったのが残念。



ここで一度宿に戻ると、宿の周りは観光客でいっぱい。皆さん、鹿早茶屋とアンティーク食器を売る餐桌上的鹿早を見に来たらしい。我々も鹿早茶屋でお茶をいただきました。アフタヌーンティーセットをいただこうかとも思ったけど、結構おなかがいっぱいになりそうだったのでやめましたよ。


この建物が餐桌上的鹿早。こちらも昔のカフェをリノベした物件。

 夕方になったので、弟を送りに駅まで行って自転車を返し、駅で別れた後借りたサドルの高い自転車でふらふらしつつ宿まで戻る。本当はこのまま正興街まで行きたかったのだが、ライトがないのに気づいて置き、タクシーを拾って行った。

この日の晩餐はこれ。福榮小吃店で餛飩意麺をいただきました。
意麺食べごたえがあったー。
その後は正興街の拾参で名物のマカロンを買い、國華街の屋台を見て回って噂のうんこ焼きを買ったりとブラブラと。

そして林百貨でお買い物などしてまたふらふらと歩き、途中のコンビニで台湾ビールのハニービールを買い、宿に戻って1日の反省会をしたのであった。

というわけで続く。次回ももうちょっと台南遊。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【2016ZINE新刊】『寶島幸福茶舗』ZINE version

 ご無沙汰しております。そしてお待たせいたしました。
今年のZINE『寶島幸福茶舗』完成いたしました。

 予告した通り、昨年と今年で旅した台南について綴ったフォト&エッセイ集です。
blog記事をたたき台にして本文は書き下ろし、blog未掲載の写真も少しあります。
今月開催された第1回文学フリマ岩手で頒布開始しました。

仕様/W148×H210㎜(A5)
28p(表紙カラー、中面モノクロ&カラー)
中綴じ
価格:450円(送料込)



 当日のブースはこんなかんじ。また、こちらにレポート書いてみました。

 また、文フリ合わせで、2年前に製作した『廿一世紀香港電影欣賞指南』も多少の改訂(2016年版前言・後言で『ミッドナイト・アフター』の紹介を追加)を加えて、再発行いたしました。

仕様/W148×H210㎜(A5)
24p(表紙カラー、中面モノクロ)
中綴じ
価格:350円(送料込)

 さらに、昨年製作した『我愛寶島』も愛猫篇・環島篇・日與夜篇も、僅かですがまだ在庫あります。こちらは完売後は再発行いたしませんので、ご了承ください。

【販売方法・お問い合わせ
1・twitterの@bs_yasagure(販売サークル「書局やさぐれ」のアカウントです)をフォローの上DMをお送りください。
2・下のコメントフォームに問い合わせ内容を入力ください。メールアドレスは必須です。
3・funkin4hk☆(@にしてください)gmail.comまでお願いいたします>ただ、こちらからのお返事は遅れる可能性がありますので、1か2でのお問い合わせのほうが確実です。

 なお、来年の6月に第2回文フリ岩手の開催が決定しております。
来年のZINEはこちらに合わせて発行予定。
内容は検討中ですが、旅行記続編は出す予定です。
後は「文学」フリマなので、以前から書いていた某シリーズもそろそろ復活させようかなーと(^_^;)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

寶島幸福茶舗【おまけ&告知】

 旅行記自体は前回の記事で完結しましたが、今回は番外編ということで。
まずは買ったお土産を幾つか。

 オークラの鳳梨酥の箱。
デザインがステキなので、食べた後に取っておいてます。

林百貨で購入した無米楽のお米。
「米どころに住んでるのになんで米買うんだよ」とつっこまれるかしらん(笑)
これはクックドゥのアジアン鶏飯と一緒に炊きこんで美味しく召し上がりました。

すっかり台湾土産の新たな定番となったヌガー。
これも林百貨で買った安平のヌガーです。

これは全然台湾じゃないか(笑)東南アジアでよく使われている蝦醬。
ちょうどTLで蝦醬で鶏手羽先&手羽元を漬け込んだ料理が流行っていて、思わず買っちゃったのでした。においはかなり強烈だけど、美味しく焼けますよ。

嘉義の新台湾餅舗で買ったのは台湾型の鳳梨酥。
これをオークラのヌガーと一緒に中国茶会に持って行っていただきました。

 今回は割と写真多めに掲載したのですが、文章との兼ね合いで載せることができなかったのも多々ありました。これもいずれはなにか形にしたいと思っています。

 さて、ここしばらくは年に一度のzine発行を恒例としていますが、昨年は以前の旅行の写真を自ら製本した写真集を作りました。
 今年は、この旅行記と昨年の台南滞在記をもとにしてzineを作成します。
 初販売は来たる9月4日(日)に開催される文学フリマ岩手です!
 結構なボリュームになると思いますが、相変わらずのコピー手製本で作りますのでどうなることやら。これから以前の記事や資料をひっくり返し、写真もここに載せなかったもの中心に選択して、この夏いっぱいかけて執筆いたします。はい、頑張ります。

 いやー、言っちゃった。
これはもう後には引き下がれないぞー。あはははははははは。

 とは言え、このblogも出来る限り更新いたします。
今後のアップ予定は、4月に不忍ブックストリートで開催された台湾トークのレポートと、『台湾新電影時代』『山河ノスタルジア』の感想ですよー。
これもなるべく今月中に上げる予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧