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『台南 「日本」に出会える街』一青 妙

新年快樂   萬事如意

 昨年は劇場で中華電影をそれほど観ていなかったこともあり、あまり更新できませんでした。
今年は劇場のみならず、ソフトやTV放映等で未見作を押さえつつ、できるだけ劇場で観られるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 とりあえず、近日中には年末に観た『ストームブレイカーズ・妖魔大戦(万万没想到)』の感想を書きますね。

 で、年明け初の記事は台湾ネタです。

 相変わらず続く書籍界での台湾ブーム。
一時期の猫も杓子も的「おいしーい、かわいーい、ほっこりー」なトーンはだんだん鳴りを潜めているようだけど、それでも先月はHanakoやCREAで特集が組まれたりで、まだまだこの流れは終わらない感じ。
 そんな中、昨年は東海岸をとりあげた『わたしの台湾・東海岸』を出版した妙姉さんこと一青妙さんがもう1冊出した台南本を読みました。


 前著『わたしの台南』から発展し、見どころの多い台南の中でも、日本統治時代に建てられて、リノベートされた建物を中心に、かなりディープに紹介されているおもしろい本。新潮社の美術グラフ「とんぼの本」のシリーズの1冊なので、建築メインになるのは納得できる。
 雑誌の台南特集でも取り上げられるリノベカフェももちろんあるけど、國華街と西門路に挟まれた西市場や、現地でもパンフレットをもらった昭和天皇が皇太子の時に行幸したルートなど、面白い話が多い。中でも目を引いたのが、新渡戸稲造が関わり、ワタシ自身も昨年足を運んだ台糖の糖業博物館も含む台南に多く残る製糖工場跡と、安平にもある塩田跡。ここはそれぞれ統治時代に発展した産業であるので、これらを回るだけでも南部の産業もわかるのかもしれないなあ。
 もちろん、八田與一の功績は欠かせない。あとはやはり昨年行った新化のさらに先にあるマンゴーの名産地・玉井(統治時代最後の漢人による大規模武装蜂起抗日反乱と言われるタバニー事件があった場所でもある)も紹介されていたのがよかった。

 おいしさや可愛さを求めるのはもちろんアリだけど、もっとつっこんだ旅をしたいと思うのなら、こういう旅も面白い。ここ最近、職場で新渡戸や後藤新平などの岩手の先人と台湾との関わりを調べる機会が増えてきたので、これらを参考にして歴史をたどって行きたいものである。

 そうそう、その調べ物も兼ねて、来月11ヵ月ぶりに台南へ行ってきます。
書店や古書店、図書館で資料を探しながら、まだ行ってない面白い場所へ行くのが楽しみです。あーでも一応旧正月シーズンにかかっているから、《健忘村》《52Hz, I Love You》も観られたらいいんだけど。

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