« 寶島幸福茶舗・その2 | トップページ | 寶島幸福茶舗・その4 »

寶島幸福茶舗・その3

 3月28日(月)、橋頭への半日遠足から台南に戻り、つまみを買って6時くらいにホステルに戻ると、デスク脇のスペースに果物発見。管理人さんからの差し入れのフルーツでした。

 魯味を平らげた後にデザートとして一つ食べると、すっぱいけど食べごたえのある味。普段日本でも生のプラムは食べないだけ、こういうところで出会うフルーツは新鮮。

 それを食べていた頃、管理人さんからメッセンジャーで「差し入れあるよ」と連絡が。8時頃ホステルに来るというので、それまで一休み。差し入れを受け取ってから晩餐(というより夜食)に出ることにした。

 差し入れで頂いたのは、台湾のベーカリーで多く扱っている肉鬆(そぼろ)のパンとクリームパン。これらのパンは翌日、嘉義に行くときにおやつとして持って行って食べた。
 あとはフルーツ。上の写真でもわかるように、タッパーいっぱいのパパイヤとグァバのカットをいただきました。この日からゲストがワタシ一人だけだったこともあり、「キッチンは自由に使っていいからね」と言われたので、フルーツはキッチンの冷蔵庫に冷やして、必要な分だけ取り分けて部屋で食べたりしてました。

 「この近くの廟でお祭りやっているから見に行こう!」と誘われ、カメラを持って外へ。
 ホステルのある康樂街の周辺には多くの廟があり、そのうちの一つである南勢街の西羅殿という廟の前で劇が行われていました。

 なんか懐かしい。留学時、寮の前によく仮設の舞台が作られて、鬼月の終わりのお祭りで同じような劇がやっていたもんで。ええ、全然言葉はわかりません。だって台湾語だし(汗)。

 この廟の向かいにある風神廟

風神・雷神・雷母を祀る台湾唯一の廟で、清朝の時代に建てられたとか。
この地域一帯は通称「五條港」といい、清朝の頃は運河になっており、後年整地されてその後を道にしたと聞き、もしブラタモリで海外ロケがあれば、真っ先に台南が取り上げられそうだなーと思った次第。

 ↑なお、この廟には二つの大きな灯籠があったのだけど、そのうち一つが2月の地震で倒壊。街ナカで地震の被害をあまり見てなかったのでビックリしたけど、6月初めに無事修復完了したらしい。よかったよかった。

 こちらは1777年に建設された接官亭石坊。当時はこの横に公館があり、大陸から赴任した役人がここをくぐって府城入りしていたとか。

 晩餐は海安路沿いにあったフライのお店で。
魯味食べちゃってたので肉は頼まず、フライドポテトとしいたけ、そしてイカフライ。
油物ばっかり食べていたなあ。

 3月29日(火)朝の空気もだんだん熱を帯びてきている。
早餐を買いに行くついでに、昨年も見に行った馬祖樓天后宮まで散歩。
ホステルから3分くらいで行けるとこだった。

 あ『祝宴!シェフ』でお馴染み、パフィーのお店も健在でしたよ。

 この日は休みのお店が多かったので、外帯できるお店で蛋餅と豆漿、そして米糰を買い、ホステルで朝ドラ観ながら(ははは)食べました。

米糰の中身はこんな感じ。肉鬆と刻んだ漬物が入ってた。

さて、この日は待望の嘉義へ。
台南からは普通列車でだいたい1時間20分位。

 まずは、嘉義公園へ。ここはかつての嘉義神社の敷地にあって、社務所が博物館になっている嘉義市史蹟資料館をまず見学。嘉義はこれまた学生時代の環島旅行で阿里山に行くために一泊した以来で、もちろん街をちゃんと見て回るのは初めて。
 嘉義の歴史でも森林鉄道と林業については丁寧に紹介されていて、しっかり見た。統治時代の記録映像が参考になったね。日本語でナレーションされていたし。

 隣接地には市立球場。当然「いらっしゃいませー!」やってきました(笑)。
写真を載せてないけど、この向かいには嘉農の甲子園出場と準優勝を記念して建てられた(と言っても20年くらい前にらしい)記念碑があった。嘉義は台湾の野球の故郷でもあるんだよね。

 お次は檜意森活村(音が鳴るので注意)へ。駅に向かって歩いて行くと、街の中にかなり広い敷地を取って広がる渋い木造家屋群がいきなり現れる。ここは統治時代の営林局関連の施設があったところで、それらをリノベーションして現在は資料館や体験施設、ショップなどになっている。そして、近藤監督の自宅のロケ地でもある。

自宅として使われた家は現在嘉義KANO故事館になっている。
映画の小道具が飾られているのはもちろん、映画だけでなくマンガ版の紹介もされている。光のよく入る縁側は居心地がいい。近藤監督が書いていたポーズで写真を撮ってもらったりしたよ。

 この自転車見るだけで、すでに頭のなかに田園の真ん中の道を自転車で突っ走るアキラの姿が目に浮かび、脳内にサントラが流れてくる(笑)
手前のキャンパスバッグは売っていたけど、奥のナイロンバッグがいい味出してるわ。

 お腹もすいてきたので、圓環のある中山路を目指して再び歩く。
嘉義といえば雞肉飯が名物というので、嘉義噴水雞肉飯で遅い午餐をいただく。

七面鳥の肉を使っているので味わいは香港で食べる白切雞飯とも日本でも食べられる海南雞飯ともまた違う。いかにも台湾の味って感じでいい。
この日のスープはしらすとわかめでした。



噴水雞肉飯の店名のもととなった圓環の呉明捷像。
きゃー、アキラΣ(゚∀゚ノ)ノキャーとか言いながら、KANO本編にも登場する日向屋というお菓子屋さんが前身という新台湾餅舗に寄って、鳳梨酥や檸檬蛋糕(日本と同じレモンケーキ!)などお菓子をあれこれ買った。
4時過ぎてかなり疲れてきたので、早めに台南に戻ることにした。行きは普通列車だったけど、帰りは早く着く自強号に乗っちゃったよ。

 駅から歩いて、6時半くらいにホステルに到着。
ものすごく疲れていたけど、今夜は台南最後の夜、お酒でも飲みたいなあと思い、ふらふらと宿を出る。昨日に引き続き賑やかな西羅殿のお祭りや花火を眺め、神農街をしばらく歩いてから、セブンイレブンで台湾ビールを缶で2本買い、國華街で小巻米粉をテイクアウトし、ホステルの1階のキッチンで一人飲みしていた。

 この小巻米粉、イカリング入りの汁ビーフンなんだけど、『わたしの台南』には台南生まれの李安さんの大好物らしいと書かれていた。あっさりしてするっと食べられた。

疲れていたので酔いも結構早く回り、酔いざましに少し散歩してキッチンで寛いでいたら、管理人さんの旦那さんとお子さんがやってきて、この冬瓜茶をいただきました。
冬瓜茶は身体を冷やしてくれる作用があるそうで、冷え性体質のワタシにはあまり縁がないなと思ってたけど、酔いざましには実にちょうどいい飲み物でした。

名残惜しいと思ってゆるゆる過ごした春の夜。いよいよ明日は台北への移動。
そんなわけで、この旅行記はもう少し続きます。あとしばらくお付き合いを。

|

« 寶島幸福茶舗・その2 | トップページ | 寶島幸福茶舗・その4 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14197/63715342

この記事へのトラックバック一覧です: 寶島幸福茶舗・その3:

« 寶島幸福茶舗・その2 | トップページ | 寶島幸福茶舗・その4 »