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寶島幸福茶舗・その2

 3月27日は午後から郊外の新化へ。台南駅からは緑のバスに乗ってだいたい30分くらいで行けるところ。
 ここに行ったのは、統治時代の建物が多く残っていると紹介されていたからである。

 バスターミナルから降り、googleマップを頼りに探していたら、角を曲がったところに現れたレトロな町並みの商店街。すごいなあ、100年近く前(多分)の建物なのに、未だに現役で使えるなんて。台南も大戦末期は空襲を受けているので、多少損傷を受けている建物もあったらしいけど、ほとんどが現役で使えるというのがすごい。もちろんリノベーションはしているとは思うけどね。

 新化武徳殿。
 ここはかつて剣道場だった施設で無料公開されている。木造なので涼しい風がよく入ってきて、居心地がいい。外もかなり暑くなってきていたので、ついつい長居してしまった。

 新化出身で、50年代後半から台湾映画界で活躍し、37歳で亡くなった男優・歐威の記念館。李行監督作品に多く出演していたとか。『あひるを飼う家』は確か日本でも映画祭上映していたはず。

 暑かったので街歩きも1時間位で切り上げ、再びバスで台南駅へ。
お腹も空いたので、前回食べられなかった蝦仁飯を食べることに決め、駅から歩き始めた。たどり着いたのは矮仔成蝦仁飯

 小さくて食べやすい。時間も早かったからこれだけにしちゃったけど、テイクアウトしてもよかったかも(でもその時はものすごく腹が減っていた)

 そこからまた歩き、ホテルには6時頃到着。かなり疲れていたけど、もう少しなにか食べたいなと思い、ホテルにほど近いところにある阿江鱔魚で鱔魚米粉をいただく。

 鱔魚とはタウナギのこと。うなぎの代用品として食べられていたらしく『祝宴!シェフ』にて宴席料理バトルの決勝戦で作られていた料理ですが、本当に27秒で炒めるらしい。本来なら台南発祥の意麺で食べるのがいいらしいけど、お腹の具合を考えて米粉にした次第。でも味はまさにうなぎそのもので美味しかった。

 まだ行けるかな?と思い、國華街にある修安豆花の綜合豆花を。量は多いけど、全部入ったよー(笑)。でもここでお腹いっぱいになったので、ホステルに帰ってそのまま就寝。

 3月28日(月)は朝から晴れ。風は涼しいけど、陽光はまぶしくなりつつある。
 早餐は西門路まで歩いて(宿からだいだい15分くらいで行ける)、阿堂鹹粥で待望のサバヒー粥を。

 台湾南部と中国大陸でしか食べられないと言われるサバヒー。
サバに似ているからこんな名前になったとの一説があるらしいけど、特段似てるとは思わなかったりして。でも白身なのでさっぱりしていておいしい。
 今度は焼きサバヒーや揚げサバヒーも食べたい。

 宿に戻る途中でこれも買って食べました。洛神花茶と緑豆粉粿。

 さて、この日は台鐵で高雄の北にある橋頭へ行き、橋頭文創園区台湾糖業博物館を見てきました。
 1901年から2000年まで操業していた台湾を代表する製糖会社、台糖の工場をそのまま博物館化しているのだけど、もともとは統治時代に日本が創業を始めた会社(現在の三井製糖の流れをくむらしい)で、統治終了後に事業を引き継いだらしい。
で、なぜここに行ったかというと、新渡戸稲造縁の地だからです。

 新渡戸は農学者として台湾に渡って調査を行い、糖業品種改良の意見書を提出したことから、台湾糖業の父の一人となっているとのこと。台南に本社を置く企業グループ・奇美の許会長が作られた新渡戸の胸像がここにもあって、思わずニンマリ。

 敷地の真ん中にある当時の事務所はコロニアル建築。ベランダにある四角い小窓は意匠ではなく、反乱分子の襲撃に応戦できるよう作られた銃口構え場(という表現でいいのか?)だとか。
 そして大きな木造建築だった工場長の邸宅は、楊凡監督&ジョセフ主演の《涙王子》(2009年作品。nancixさんの昔のblogに詳しいご紹介がありました)のロケ地として使われたそうですよ。

 広い構内をてくてく歩いていたものの、昼過ぎてかなり暑くなり、ちょっと頭痛もしてきたので、日陰で休んで早めに退散することにした。橋頭駅まで再び歩き、台南市内に戻ってきたのは2時過ぎ。
 持って行った飲み物もなくなったので、駅前にあるCOMEBUYで珍珠奶茶を飲んだ。
 冷たさと甘さがちょうどよく、これで多少復活。

気力も体力も復活したので、再び歩き出す。この日は孔子廟方面に向かい、まずは草祭二手書店へ。

 2年前に台北書店ツアーをした時、台湾では新刊書が高価なため、二手書店がちゃんと商売として成り立っていると聞いたのだが、これらの二手書店も書店文化の中心にちゃんと入っており、台湾カルチャーの発信源となっているらしい。東京のオサレ古書店もそれにしっかり乗っかっていて、ZINEの輸入販売やイベントの相互参加等もしているとのこと。しかしそもそもの始まりはなんだったろうね?
 草祭は会員制をとっているらしいけど、「旅行者です。見学したいんですけどいいですか?」と店員さんに声を書けたら快諾してもらえ、書庫の奥まで入ることができた。でも、すみませんが写真はありませんよ。
 入り口はそれほど広くはないけど、書庫スペースはかなり広かった。奥に進むとまずは一部地下になったスペースに降りてから、上にあがるという面白い構成になっていた。地下は美術書や撮影マニュアルなどが並べられ、その上の文学棚も興味深かった。バリアフリーではないので気をつけて歩かなきゃいけないけど、長くいても飽きないつくり。

ここでは泉鏡花の日訳付きオリジナル短編集と、特製ポストカードを購入。

 このお店のお隣が、入り口幅わずか40センチのお馴染みの窄門珈琲
興味はあったけど、お腹もあまり減ってなかったので今回は入口の写真だけ。

 途中、昨日行った矮仔成蝦仁飯への行き方をおそらく台北からご夫婦に尋ねられて再び道聞かれマンになったりしたが、ゆるゆると歩いていき、管理人さんにオススメしてもらった正興街にたどり着いた。國華街の端っこの方にある小さな通りで、リノベカフェなども多くてかわいい通り。

 通りには店主さんを猫化したイラストの幕がかかっている。
 日本語が話せるおばあさんもいたんだけど、話しかけられず残念。
 そしてなぜか観光客らしい若いお嬢さんたちに「日本の方ですよね?一緒に写真を撮りましょう?」と言われたりする写真撮られマン(笑)。

 歩き疲れたし、お腹も空いたので、宿近くの上好魯味で鹵味を買う。唐揚げと鶏の足、レバーなど。30分位待たされたけど、正興街のお茶スタンドで買ったペットボトルの凍頂烏龍茶と一緒に宿に持ち帰って軽い夕飯にした。

この日はまだまだ続くけど、記事はここまで。その3に続く。

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