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『わたしの台南 「ほんとうの台湾」に出会う旅』一青 妙

 この年度末の春休みも、昨年に続けて台湾へ行ってきます。しかも今回のメインは台南。
 そんなわけで、昨年の台湾旅行前に読んだこの本を再読しております。

 歯科医で女優、そしてエッセイストとして多彩な活躍を見せる一青妙さんは、言うまでもなく一青窈小姐のお姉さん。お父上が台湾人、お母上が日本人で若いころに両者ともに死別しているということは、窈小姐の歌う「大家」「パパママ」でも歌詞でちょっとだけ触れられているので周知の事実かな。妙姉さんもご両親の面影を追ったエッセイを過去に2冊出しているとか。あ、すみません、まだ読んでいません。


↑この本はなんと日台合作で映画化されるそうですよ!

 そんな彼女が、幼少期を過ごした台北ではなく、 台南に魅かれてここ数年ずっと通い続けているのは、父方の家系である顔家が台湾史に大きく関わっているらしいというのが理由の一つというのに気を引かれました。台南はよく「台湾の京都」とも言われるけど、それは街並みや雰囲気だけが似ているというのではなく、台湾史を作った場所としての称号じゃないかと思ったからです。

 初めて台南に行ったのは、留学時代に同學と一緒に行った環島旅行で。
 同學の友人が台南出身ということで、そのご友人が昔通っていたというYWCAに泊めてもらって、市場を回ったり、赤崁樓や安平古堡を回ったことを思い出します。その後は南下して高雄に行ったんだけど、街としては高雄より台南の方が面白かったなと感じたのはその頃と変わってないかも。
 それから実に25年ぶり(‼︎)の昨年の再訪だったわけだが、街の面影はかなり変わっていたものの(当たり前)、昨年の旅行記にも書いたように自転車を走らせて街を回ると、日本統治時代の建物から古い家も上手にリノベートしていたり、最近の台湾のムーブメントであるアートに力を入れた街づくりがなされていたので、かなり興味を持ったのであった。
 これは本の中にも書かれていたけど、若い人が積極的にそれに関わっているようなので、やっぱり街づくりは面白くなきゃねーなどと思うのは、地元で街づくりが叫ばれてあれこれ試行錯誤しているのが最近妙に気になるからだったりします、ハイ。

 あとは、日本統治時代にまつわる話もあれこれ。いうまでもなく新渡戸もそうだし、八田與一も。文中では知られざる統治時代の先人も紹介され、統治時代の最後の台南市長・羽鳥又男や朱印船貿易後期に台南にやってきた浜田弥兵衛など、すいません知らなくてーな人々もいる。なお、台南市役所に新渡戸や八田與一の銅像を寄付したのは大手企業奇美実業の創立者許文龍氏だそうだけど、実は盛岡駅前にもその許文龍さんによる新渡戸像があります。これです。

 閑話休題。
 なーんて結構固いことは書いてますが、今回は長い滞在になるので、せっせと街中を回り、高雄や嘉義に遠足しつつ、地元の食べ物を楽しみたいですね。前回は蝦仁飯とサバヒー粥を食べ逃したので、これが楽しみで。本にもいろんなお店が紹介されているので、メモしてガイドに貼り付けつつ、せっせとプランニングしています。
 ああ、早く雪が溶けて春にならないかしらん。まあ、その前に年度末の激務があるんだけど。

 あと、ヤマサキ兄妹のこの台南本も、今度こそ読まないと。

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