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今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。なお、本blogは相変わらず花巻-台湾間の国際線定期便の就航を願っています。

 さて、今年最後の更新がこの記事です。
 ここ数年、更新が滞っており、特に今年は初めて1か月も記事を書かなかった月もあったりして、大丈夫だろうかと心配しましたが、今年観た映画の感想は全部書けてホッとしております。
 来年初頭は、地元で上映される中華電影も『ドラゴン・ブレイド』くらいしかないので(『ヘリオス』は来るとしてもかなり待たないとダメでしょう)、今年観た映画の総括は毎年恒例の十大電影の時にではお話しましょう。

 で、今回はまたしても我が地元岩手と台湾を結ぶ完全俺得記事です。
 岩手日報によると、来年のチャーター便の成果次第では、早くとも再来年に就航とのことです。ああ、ワタシもチャーター便に一度乗ってみたいわ…でも、就航時期っていつも繁忙期なんですけど。それなら有給もらって思い切って週末にでも行ってみるか?

 まあそれはともかく。昨年創刊された「秋刀魚」という台湾の日本旅行&文化雑誌があるのですが、この秋に盛岡特集号が発行されました。

 この夏、地元リトルプレスのてくりやわんこそばの東家に取材が入ったと聞き、どんな特集になるのかなーと楽しみにしてました。そんなわけで我が師匠経由で台湾から送ってもらいました。
 歴史的建造物と独自の食べ物(先に挙げたわんこそばの他、平壌式をアレンジした冷麺、中華や韓国のものとはまた違うじゃじゃ麺、全国区になってしまって嬉しいやら困るやらの福田パン)など個性が強い盛岡の名物や行事、民芸品などをバランスよく取り上げてくれていて、翻訳したらそのまま日本のガイドにも使えそう(笑)。まあ、盛岡ゆかりの偉人紹介で石川啄木と金田一京助のイラストが入れ替わっていたり、これまた全国的に有名なさわや書店じゃなくて大型チェーン書店の盛岡TSUTAYAが紹介されているのは地元本好きにはなんか解せなかったり(台湾人は代官山蔦屋書店が好きそうだもんな、誠品書店に似てるから)、いろいろツッコミたいのだが、まあそれは許す。あはははは。
 そうそう、盛岡ゆかりの偉人といえば新渡戸稲造がいますが、以前この本の感想でも書いた通り、台湾にも縁の深い人。今年は地元で台湾時代の稲造をめぐるドキュメンタリーも作られました。ついでに、「映画監督・大友啓史が旅する『新渡戸稲造の青春』展」という企画展が、今月20日まで地元の記念館で開催されていました。詳しくはこちらの記事を。

 おっと、閑話休題。この秋刀魚みたいな感じで日本でも台湾の文化が紹介されたらいいのにねーと思っていたら、雑誌Penの別冊Pen+で、台湾カルチャークルーズなる特集号が発売されました。これが思った以上の充実度で、かなり楽しめる保存版特集であった。永瀬と張震がインタビューで登場しているのが嬉しいのだが、カワイイ好き女子に人気のフォトグラファー川島小鳥氏の話題の写真集はまだ見たことないです、すいませんね。
 そう、最近の台湾観光ブームはカワイイ系で語られることが多いから、なんだかくすぐったいカンジがするんですよ。もう若くないのもあったり、あまりカワイイ連発されても、なんだかなーって感じがしてね。アートや建築なら男の人にも勧められるし、書店文化の充実もあって文学や歴史にも目が向けられれば、映画にだって結びつくしね。

 文化といえば、先のフィルメックスの記事にも書いた通り、今年は台湾文化センターのリニューアルによって、日本への台湾文学の紹介が活発化したのも嬉しい。昨年から文学を中心とした台湾カルチャーを案内するサイト「もっと台湾」も開設されたしね。
過去にここでも『蛋白質ガール』とか朱天文さんの短篇集ジミーの絵本などの感想を書いてきたけど、書籍カテゴリをざっと眺めたら、10年くらい台湾の小説は途切れていたなあ。
 それを考えたら、今年に入ってからの台湾文学と日本における台湾小説の登場は本当に充実したものであった。なにせ、我が盛岡に近い紫波町の出版社、桜出版からも、20年前にベストセラーとなった「塩田児女」シリーズ第1弾の『明月』(蔡素芬)が刊行されたくらい。先月、盛岡で講座があったので参加してきたのでした。参考としてこれ
なお、シリーズ第2弾の『オリーブの樹』も桜出版より刊行されたそうです。これも来年あたり読みますね。
参考として、先頃朝日新聞に掲載された著者のインタビュー記事を。

 その他、今年はリアルタイムでのベストセラー作家、呉明益の短篇集『歩道橋の魔術師』や、芥川賞を獲った某芸人と同時に直木賞を受賞した台湾出身の東山彰良さんの『流』、そして文庫化された吉田修一さんの『路』など、ホントにいろんな台湾小説が読めて嬉しかったですよ。



 で、嬉しかったのはいいんだけど、映画の感想を優先していたので、本の感想は全然書けませんでした。すみませぬ。
 まあ、来年初頭はあまり映画の感想もないと思うので、手元にある中華ネタの小説やエッセイを再読して、改めて感想アップします。ということを予告しておきます。後は台湾旅行も計画していますしね。
 本業も忙しくなってきて、なかなか大変なこの頃ですが、13年目も張り切って行きたいと思います。
 では、祝大家生活愉快,平平安安!
 一足お先に、良いお年を~(^^)/~~~

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