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寶島浪漫逃亡錄(その2・台南編)

 3月27日。台中から1時間遅れで到着したので、外はもう真っ暗。
今回の宿である新朝代飯店(朝代大飯店とも。ダイナスティホテル)は、駅から歩いて5分くらいのところにある。るるぶにも掲載されているホテルで、フロントクラークさんは日本語ペラペラ。TVはNHKのBSと国際放送が両方入るので、おかげさまで翌日は『マッサン』の最終回が観られましたよ(こらこら)。部屋は古いけど、広かったし居心地良かったです。

 チェックインしたのは8時過ぎ。ホテルに入って荷物を下ろした時点でお腹がペコペコ。これはなにか食べないと保たないな-、でもガイドによく紹介されている花園夜市は金曜休みだったはず、それも遠いし…と思い、ロビーに降りてフロントクラークさんに「ご飯食べたいんだけど、どこかいい夜市ありませんか?」と聞くと、今夜は駅の反対側にある大東夜市がやっているので、タクシーで行くといいと勧められた。

 金曜の夜、それも9時前ということもあり、かなり本気を出した大混雑。でも夜市自体はそれほど規模は大きくなく、15分位でぐるっと回れるし、屋台街の席もそれほど埋まってなかった。ガッツリ食べると胃にもたれそうなので、肉圓と魚丸湯であっさり済ます。

 後は木瓜牛乳などを飲み喰いしたら結構満足。帰りのタクシーの運転手さんはおしゃべりな人だったので、國語であれこれ会話が弾んで楽しかった。

 3月28日、土曜日。天気は朝からかなりいい。
ホテルには朝食もついていたけど、今回はパスして外に食べに行くことに。
お目当ては台南のソウルフード、牛肉湯。『わたしの台南』でまず最初に紹介されているのがこの牛肉湯で、しかも歩いて行けるところに紹介されていた石精臼牛肉湯があった。

 大量の刻み牛肉が投入されただけのスープ。ああ、なんて潔い。しかも最初はところどころ赤みも残ってたりする。ああ、なんて新鮮。これにごはん1膳と生姜タレがついて120元。そしてこれだけで大満足。牛肉の味がシンプルなので、生姜タレにつけながら食べるとこれもまた良し。牛肉というとどうもつゆだく牛丼とか高級ステーキとか思い出せなくてあまり得意ではない(いや、それでも焼き肉は好きだぞ)のだが、こういう食べ方もあるのよね、そうよねえ。

 さすが南方、午前中から本気を出していい天気。一度ホテルに帰って荷物を整理し、9時半にチェックアウトして預ける。そして台湾で初のレンタサイクル利用!
 台南も台中と同じく、観光地が市内に点在している。ホテルは宿泊者なら無料で自転車を貸し出してくれることがわかったので、思い切って借りる。パスポートがデポジット代わりでした。

 台湾なので、当然Giantの自転車。
地元でもGiantのクロスバイクをよく見かけるけど、ママチャは日本でもあまり見ないかな。

 道路の右側を走りだすともう軽快、歩き疲れてヘトヘトになるよりずっといい。
 グイグイと自転車のペダルを踏み、まず足を運んだのが『祝宴!シェフ』のロケ地となった媽祖樓天后宮

パフィーこと愛鳳のお店がここ。カラフルな壁紙が変わってないのが嬉しい。

 写真を撮っていたら家主さんも出てきました。身のこなしが軽やかなふくよかオバちゃんではなくて、小柄なおばあちゃんでしたけど(笑)

 ここは王さんの牛肉麺店。元は居酒屋だったみたい。
 二千年の歴史を誇る王家の溜まり醤油の壺が目印。映画の中では壺が割れちゃって、10分の1に薄めたので二百年くらいなのだが、それでも伝説の味(笑)。

 最初のミッションをクリアしたので、台南のオサレエリア・神農街を流す。建築物のリノベートや興味深いお店もあったけど、寄り道してたら時間がかかるので次のお楽しみってことで。このあたりんもゲストハウスが充実しているとのことなので、次回は拠点にしたいなあ。

 街なかにグッと入ると、日本統治時代の建物が目立つ。消防署、土地銀行、國立文学館など、しっかりした作りの建物が多い。台北や台中も古い建物はリノベートして有効活用していた。

 同じ通りの角に立つのは、統治時代は台湾で二番目に規模が大きい百貨店だったという林百貨。台湾&台南ブランドを取り扱う総合セレクトショップとして昨年リニューアルしたということで行ってみた。

 1階はお茶やお菓子などの定番だけど、ドキュメンタリー『無米楽』で知られる後壁のお米(パッケージに花布使用)に目が行った。しかしここで買ったら重くなるからと泣く泣く我慢。2階はアパレル、3階が雑貨、4階がカフェ&紙もの雑貨&骨董品(だったかな)5階が飲食店という構成で、ここでは台北の印花樂謹製ランチョンマット&竹製カトラリーセットを購入。

 お昼前だけど果物が食べたくなったので、莉莉水果店にて。
梅粉をつけて食べるのは定番。 久々に蓮霧が食べられたのが嬉しかったわ。

 その他いろいろ回りたかったけど、午後は安平に行きたかったので他の町廻りは次回までの楽しみにすることに。午餐は赤崁樓の隣にある度小月で擔仔麺をいただく。

デザートは無名豆花の傳統豆花。

   いい風に吹かれながらホテルに戻り、自転車を返却。
 フロントで安平への行き方を聞くと、駅前発のバスなら1時間、タクシーなら30分と言われた。タクシーを勧められたけど、まあ時間もあるし悠々カードもあるし、ってことでバスに乗ったが、いやーこれが待ち時間も長いし、市街地をぐるっと回るので確かに1時間かかる。町並みを見られて楽しんでたけど、タクシーも日本ほど高くないからなあ。

 2時半くらいに安平到着。ここは初台湾の時に来ていたので、砦を見る前に周囲を散策することに。まずは橋を渡って夕遊出張所へ。ここは昔の塩の専売所を利用した資料館。誕生日ごとの塩などがあった。

てなわけで、ワタシ&ジェイシー(笑)の誕生日の塩

 その後、海まで歩いてみたが、これが近くに見えてかなり遠い。案の定、30分ほど延々と歩くことになりましたよ、はい。全く、毎度毎度一体何やってるのでしょうかね自分。これなら最初からバスに乗って終点まで行けばよかったのに(笑)。

オフシーズンで土曜の夕方。やさぐれるにはあまりにも寂しい。
これじゃ「ワタシは日本を捨てた」とか言ってビールあおるのも虚しい。

 帰りは行きとは違う道を通ることにした。住宅街を突っ切り、レンタサイクルステーションを横目に見て、砦の砲台跡で一休み。
 昔来た時にはまだ整備されていたらしい、東興洋行に立ち寄る。オランダ領時代にドイツ領事館だったという建物。売店で売られているのは当然ドイツビールっぽかったので、いつか夜に行って飲むってのもアリかもね。
 そしてかなり久しぶりの安平古堡。かつてのゼーランディア城。あまり変わってない印象だけど、重みのある造りが好きだ。

 グルグルと歩いていたらあっという間に5時。城の脇の細道を抜けたら通りに出たので、そこからタクシーを拾うかバスに乗るかして、結局時間がよかったのでバスにしたのだが…これは選択ミスだった。行きと路線の違うバスではあったけど、ホテルにほど近い赤崁樓からは市内をぐるっと回るコースに入ってしまい、結局タイムロスで駅についたのが6時半。これはやっぱりタクシーに乗るか、ホテル近くで降りて多少の距離でも歩くべきだった、と後悔した。

 ホテルでキャリーとリュックをピックアップし、ヒーヒー言いながら駅に着いたのが7時前。ここからはTRAで30分かけて沙崙まで行き、接続しているTHSRで一路台北へ。しかし、THSRの駅の駅弁店が閉まっていたのが惜しかった。まあ東北新幹線でも夜遅いと駅弁の販売は終了するけど、まさかもうなかったとはねえ…。
 で、車内販売でチーズパンを買い、前日もらったヨーグルトドリンクとともに、またしても寂しい晩餐をいただいたのであった…。

 この後、台北駅には9時50分頃に到着したのだが、再びとんでもない試練が襲いかかったのであった!それは次の記事に続く。

 まあ、それはともかく、1泊2日のダイジェスト滞在だった台南、実はかなり気に入りました。一青妙姐さんと共に台南ブームの火付け役となったヤマサキ兄妹台南本は未読で、地元のブックイベントに出品されていたマチオモイ帖でやっと捕捉したのだけど、やっぱり早いうちに読んでおくべきだったかも-(泣)と思ったのは言うまでもない。

 今度台湾に行くときは、ここを拠点にして南部をじっくり回りたいです。神農街のゲストハウスに連泊して、ブックカフェやギャラリーを回ったり、日帰りで嘉義や高雄に行ったりね。桃園からだと乗り換えがあってもそれほど苦じゃなさそうだし、帰り1泊台北でも悪くないよな。できればこっちが冬の時に行きたいもんです。

 次は台北編。これで旅行記はラストになります。

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