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寶島浪漫逃亡錄(その1・台中編)

 今回の台湾旅行記のタイトルは、この夏日本武道館2daysを決めた五月天のフロントマン、阿信が2008年に出した日本旅行エッセイ『浪漫的逃亡 遊日非流行指南』にちなみました。

この本も今読んでますので、旅行記と映画の感想の後に記事にしますね。

 13ヶ月ぶりの台湾行き。
当初は昨年と同じ2月下旬に行こうと思っていたのだけど、その時期はちょうど旧正月。これじゃホテルも高そうだし、人も多そうだなとギブアップ。昨年秋、相変わらず台湾中部の山の中で働いてる弟に「いつまでそっちにいるの?」とメッセージを送ったら、「来年4月以降もいるよ」と返信があったので、それじゃ春休みが長く取れるから3月下旬に行くわ!と決意。休みを見たら6日取れる勘定だったので、台北だけでなく久々に台中と台南も行くか、そして東京に寄りたくないから東北の空港から経由便で行けるのを探したら、仙台発成田経由のANAが予約でき、前半1泊ずつ台中と台南に泊まることにした。台中も台南も見どころが点在しているので、半日または1日で回れるプランを立て、行けなかったところは次回に南部中心で回るときに取っておくことにした。

 なお、参考図書は以下のものに加えて、一青妙さんの最新エッセイ『わたしの台南』。(これも後日記事にします)。

 3月26日、晴れ。昼前に仙台空港に着き、成田便のチェックインをする。
 仙台からはエバー航空とANAの共同運行で台湾直行便が飛んでいて、もう15年以上前に香港映画サークルの有志で行ったことがあるんだけど、いつかまた直行便で行きたいわねえ…。
 荷物をチェックインしたら、成田で預け換えることなくそのまま桃園まで運んでくれるとのこと。ありがたい。

 仙台から成田までは飛行時間50分なので、あっという間に到着。乗り継ぎ時間は2時間。荷物を下ろす手間もないので、何もなければ到着ロビーに降りずにそのまま出国検査に行けるのだけど、海外用wifiルータの受け取りを成田指定にしていたので、一度到着ロビーに出て出発ロビーに回り、受け取ってから出国。
 しかし夕方に近かったこともありか、年度末だったせいか、出国検査は激混み。ここでどっと疲れてやる気を失うわ、バゲージタグを落とすわといろいろあり、さらに飛行機の離陸にも異常に時間がかかり、やっと飛んだ時にはホッとしたものだった。

 到着は夜9時過ぎ。実はここからも入国が長かった。ええ、大陸から来た団体の皆さまと同じ時間帯の到着になって、遅い時間帯なのにえらく待たされたんですよ。きー。まあ、おソロの帽子をかぶった一昔前の日本の団体旅行のようなおぢさんたちとか、キャピキャピした若者たちとかいろいろいて、見てて面白かったけどね。
 荷物受け取りも一番最後、ドッと疲れたので、台中へは新幹線(高鐵、THSR)で向かうことにした次第。空港からTHSRの桃園駅までバスで行き乗り込むと、だいたい50分で台中に到着。THSRの駅は基本的には郊外にあるので、最初はバスで市街地に向かおうと思ったけど、該当するバスがない。ふらふらとさまよっていたら、台鐵(TRA)の新烏日駅が接続していたのに気づいたので、TRAに乗り換えて街まで向かう。
 20分ほど乗り、台中駅に着いたのは11時半。駅のすぐ目の前にある達欣商務精品飯店(プラザホテル)にチェックインし、荷物を整理してさっさと寝た。

 3月27日、曇のち雨。寝た時間が遅かったのに、6時前に目が醒めてしまった。
外に出て早點を食べてもよかったのだが、いろいろ考えてホテルの自助早餐に。

その後、ホテル近くのセブン-イレブンに買い出し。このCMのお茶を買いましたよ。

台中に来た目的は以下の3つ。

1・彩虹眷村の壁画を見たい

2・春水堂の本店に行きたい

3・宮原眼科のアイスクリームを食べて日出の鳳梨酥を買いたい


これがコンプリートできればよしと思ってスケジューリング。
そんなわけでまずは一番遠い彩虹眷村にタクシーで向かう。

 ここは、映画『一万年愛してる』(申し訳ないが未見)のロケで使われたことで有名になったそうだが、『祝宴!シェフ』の劇中で描かれた壁画がここにインスパイアされたといったことを聞いたので、行くことにしたのだった。



これは台湾で買ったDVDの特典より。左のイラストね。



彩虹眷村を紹介した台北のリトルプレス。

 香港から渡ってきた国民党の軍人だったおじいさんが描いた壁画がかなりキッチュで楽しい。これ、知人のイラストレーターさんの絵に似てるなー、とか、これはハナミズキか!とか面白がりながら眺めて回った。

これが通称ハナミズキ(笑)。百年好きな人と一緒になれますように〜♪

これはアンディです。誰がなんと言おうと劉徳華です(笑)

 一回りして門口に戻ると、アイアンマンのマスクをかぶった妙に派手な出で立ちの兄ちゃんがギターを抱えて立っており、リッチーの「對面的女孩看過來」を歌っていた。
 彼はここの専属パフォーマー、彩虹戦士。
 ツーショット撮ってもらったよ。一人でいたのにひと目で日本人だと見破られたけど(笑)

 待っててもらったタクシーに再び乗り、今度は新市街地の精明一路へ。
 台中は台鐡の駅周辺が旧市街地、それをぐるっと囲むように新市街地ができている。ショッピングエリアになっているのはもちろん新市街地だけど、移動が大変じゃないのかなー?と思うのは自分がガイジン旅行客ゆえか。

 ここには日本にも進出した春水堂の1号店があるとのことで、足を運んでみた。
 お店には「人文茶館」という名前が付いている。ここでじっくり本を読んだりできるのね。彩虹眷村にいた頃から雨脚が強くなってきたので、雨宿りも兼ねてしばし滞在。この時点ではお腹が減ってなかったので、鐵觀音珍珠奶茶をホットでいただく。しかしホットだとタピオカは小さくなるのか…いや、熱くて溶けているわけではないんだがね。

 雨も上がってきたので、新市街地を散策…というか、後のミッションがもう一つだけだったので、何か面白い建物でもあったら入ろうかと歩き出した。しかし、あまりにもあてどなく歩いたので、かなり疲れた。おまけに昼食も危うく食べ損なうところだった。
 どんなところへ行ったかというと、こんなところである。

 台中の誠品書店の裏手にある勤美術館。建物がオシャレだったのでここで何か見るかと思ったら、まだ開館してなかった…。開館を待ってたら時間がなくなるので泣く泣くパスし、ここから国立美術館まで続く緑地の草悟道を歩く。しかしこの道がかなり長い(全長3.6㎞)。当然疲れる。だから国立美術館に着いた時は入る気力もなく、駅行きのバス停を見つけてそのまま乗ってしまった。さらにここでもうひとつ失敗したのは、台北で買った悠遊カード(リンク先下の方)を持っていたのにもかかわらず、「カードない」と言ってバスに乗ったことだった。思った以上に使えたんだよなあ、悠遊カード。

 そんなわけで2時半頃駅に戻り、どこかで午餐できるところを探したら、お馴染み(といっても台湾で入るのはこれが初めて)の三商巧福を発見したので、ここで牛肉麺を食べることにした。しかし冷房ガンガンなところに座っちゃったのでキツかった。これでアイスクリームを食べられるのか?と心配になる。

 幸いに空腹は満たされ、アイスを食べる余裕もできたので、宮原眼科へと向かう。SNSでゆっくり座りたいのなら、同じお店が開いている台中市第四信用合作社がオススメと言われたので、人ごみでごった返す宮原眼科をスルーして合作社に向かう。



 ディスプレイしてあった巨大マンゴーアイスに最初はひかれたものの、あまりにもでかいのでこれは食えんとひるんでいたら、スタッフさんが「一人で食べるならこれがいい 」と、佛跳牆を勧めてくれた。あ、これはスープではなく、壺に入ったトライフル風パフェね。 ベースはチーズケーキ(試食させてもらった)とぶどうのアイス。それにスイカやメロンやキウイやイチゴなどのフルーツ、スクエアカットのスポンジケーキ、さらに焼きバナナがトッピングでかなり豪華。冷たいから食べきれるかな?と心配したけど、なんとか完食。美味しかったー\(//∇//)\

 その後は日出のブースでパイナップルケーキを買い(新製品らしい米鳳梨酥も食べてみたかった…)、2階のカフェをのぞいたり、ついでに混み混みだった宮原眼科の中も少しのぞいたりして、ささやかな台中滞在の締めとした。
 しかしアイスクリーム美味しかったなあ。今度は食べるだけ目的で寄ろうかしら(こらこら)

 次の目的地、台南も駅前のホテルを取ったので、移動は台鐡にした。時間がかかるけど、嘉義駅にも止まるし、夕方ののんびり旅もいいよなあ。運良く5時前発の自強号の指定席が取れ、キャリーを載せるのを手伝ってもらって出発。金曜の夕方ということもあってか、列車内は混雑。指定持ってない人も多くいたな。

 ところが、1時間ほど進んだあたりで、突然ガタガタと音が床下で鳴り始め、しばらく進んでストップ。もしかして線路に置石?しばらく運転手さんや車掌さんたちが外に出て点検をしていた。しばらくして窓の外には、担架を持った人が…って人身事故か⁉︎情報も入らずに途方にくれるばかり。
 結局、人身ではなかったらしい。列車は68分遅れで動き出し、予定では午後7時前に着くはずだったのに、結局8時過ぎに台南に着いたのであった。

 鉄道会社からは遅延のお詫びで、嘉義を過ぎたあたりでペットボトルのドリンクとパンが配られた。電車の遅延なんて旅していれば結構あるし慣れっこだけど、ここまでサービスしてくれるとは思わなかったなあ、ともらった牛乳パンをかじったものだった。

というわけで、台南編へ続く。

あ、文中に入れ忘れたけど、これは台中駅です。

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