« 寶島逛逛書店(その3) | トップページ | 《大鬧天宮》(2014/香港) »

《天台》(2013/台湾)

 自分が忙しくなったこともあるのだが、どうも最近音楽方面にとんと疎くなってしまった。それは台湾ポップスだけでなく、洋楽でもJ-POPでもだ。
 ここ最近の台湾ポップスの動きとしては、五月天(Mayday)がアミューズに所属したこともあり、flumpoolとのコラボをしたり、来日ライヴも行っている。あと、連ドラの主題歌も決定してかなり勢いに載っている。この調子で日本での人気を定着させてね。大いに期待してるよん。
 また、盧廣仲(クラウド・ルー、通称おかっぱ)やSTAYCOOLも日本に進出し、J-WAVEなどを聴くとたまーにかかっている。そんなわけで台湾ポップスを日本で聴く機会は思ったより増えてきた。まあ、ウェザーガールズのように日本でも活動するアイドルグループもあるしね。ちゅーみ☆-(^ε^)←最近覚えた(笑)。

 で、本題。一応自分はジェイのファンということになってるらしいが、最近は新譜も買えてない。そういえばまだ観てないんだよ『ブラッド・ウェポン』。あと『パンダマン』も中断したまんまだ(アレは特撮ヒーローもののくせに、普通のドラマと同じ45分の尺で作ってるから、間延びした印象があるんだよなー>独り言)2月に何をトチ狂ったのかTVの地上波で『グリーン・ホーネット』が放映されて、まあ楽しくは観られたんだけど、SNSでは微妙な反応が多々見られた。まあねー、この人は俳優よりはやっぱり歌ってなんぼの人だからねーとは思ったけど、韓国人かと言われたのにはものすご~くがっかり。韓国系アメリカ人俳優でジョン・チョウという、ジェイに似た名前の人がいるから混同されやすいらしい。
 まあ、香港ポップスも最近低調だし、映画公開も地方では(強調)減っているからなあ…。

 そんなわけで去年ジェイファン方面でちょっと話題になったものの、その後あまり大きな広がりを見せず、日本公開も決まらなかったこの監督第2作《天台》には案の定注目しなかったのだが、なんとJALの機内上映に選ばれ、おまけに日本語字幕付きであったので、台北行きの便で観たのであった。

 時は古き良き時代、舞台は中華圏のどこかにある架空の都市・加利利(ジアリリ)市。高層ビルが立ち並ぶこの街では、ビルの屋上に下層市民のコミュニティがあり、その地区は「天台」と呼ばれていた。
 ポーさん(エリックとっつぁん)の漢方薬局で働くワックス(浪子膏/ジェイ)は、幼馴染のオデン(黒輪・柯有倫)、タマゴ(蛋花)、アランの4人の幼馴染といつも一緒につるんでいる。
天台と地上を行ったり来たりしてひっかき回してるワックスの心のアイドルは、天台に設置された大きなビルボードに「いる」大女優のシンアイ(李心艾)。彼にとっては手の届かない夢の恋人だが、ある日、地上で行われた撮影現場に紛れ込んでしまい、そこでシンアイと運命の出会いをしてしまう。彼女もまた、ワックスにひかれ、二人は急速に接近して、幸せな日々を送る。
 しかし、加利利の市民会長ライさん(シュエチー)のもとで仕事を得たオデンがしくじってしまい、ワックスは友情と恋愛のどちらかを選択しなければならなくなる…!



 監督第2作目はかなり難易度が高いと思われるミュージカル。
まあ、ジェイは音楽の申し子ですから(マジメに言ってます)、そんなに大変じゃなかったかもね。日本だと絶対失敗する、というか絶対無理ですもんねえ。ミュージカル嫌いも少なくないし。
 舞台設定はうまい。海港市とか光明市など、最近は架空の都市を設定して大陸でもうまく対応できるようになってる。実際ロケも台湾だけじゃなく、大陸でも行ったらしい。時代も具体的には設定してないようだけど、一目見て過去であるとわかる。それがいつなのかは人によってまちまちになるようにね。ワタシのイメージだと70年代。
 普通貧民街というと、町はずれやダウンタウンのビルの合間に設定されるが、ここではなんと屋上に設定されてるのも面白い。ビルの上の狭さがちょうど舞台のように見えて、ますますミュージカルには効果的。おもちゃ箱を詰め込んだようなデザインは、『アマルフィ』や『セデック・バレ』を手掛けた赤塚佳仁さん。最近は中華圏での活動が多いようです。
 そしてキャストも相変わらず豪華。仕事仲間や弟分たちからエリックとっつぁんに加え、今回はなんとあのシュエチーさんが大陸から登場。派手なシャツで胡散臭さ全開で、しかもしっかり馴染んでる。
 ヒロインのリー・シンアイ小姐は大抜擢、なのかな。たぶんこれで初めて名前を見たので。見る角度によってそれぞれ違ったいろんな女優さんの名が浮かぶのだが、誰にも似ていないってかんじかな。そして、柯有倫ってああそうか、アラン・コーか。…ドラマ観てないと、やっぱり覚えないなあ、台湾の若手は。

 とかなんとか長々と書いてきたけど、作品としてはまあ普通、かなあ。
明るく楽しいけど、特にこれ!という決めてがなかったので、日本公開は難しかったのかもね。ジェイの次回監督作は、はたしてどんなものをもってくるのだか。
 それで思い出したのだけど、香港国際映画祭の最中にtwitterでみかけたこの情報には大いに驚かされました。これ、どこまで本当なのかなあ。そして10年越しで続編撮るのか、イニDを…。

英題:The Rooftop
監督&脚本&出演:ジェイ・チョウ 製作:ウォン・ジーミン&ウィール・リュウ 撮影:リー・ピンビン 編集:ウェンダース・リー 美術:赤塚佳仁
出演:アラン・コー リー・シンアイ シュー・ファン ダントウ エリック・ツァン ワン・シュエチー デヴィッド・チャン

|

« 寶島逛逛書店(その3) | トップページ | 《大鬧天宮》(2014/香港) »

台湾映画」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14197/59441841

この記事へのトラックバック一覧です: 《天台》(2013/台湾):

« 寶島逛逛書店(その3) | トップページ | 《大鬧天宮》(2014/香港) »