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いまさらながら、今年の金像奨の結果に思ふ。

 いやー、あっという間に6月ですねー。先月の連休は天気が悪かったけど、実家近くのシネコンで『捜査官X』、唯一の晴天だった先週の土曜に六本木に繰り出して『台北カフェ・ストーリー』を観てきました。余裕があれば『王朝の陰謀』も観たかったんだけど、都合により断念。あと『女ドラゴン(後略)』も…。
 2作品とも感想は書けたんだけど、3月に観た《川島芳子》と『運命の子』の感想も早いところ書かなきゃ。とかなんとか言いつつ、今日はこれまた遅いタイミングで金像奨をネタにするのでした(笑)。いや、毎年書いているからね。

 4月15日、今年も香港電影金像奨の授賞式が挙行されました。
この時期に合わせて渡港して、レッドカーペットやTVの生中継を現地で観られた方も多いようです。ああ、いと羨まし。
 受賞結果については、今年ももにかるさんのblogに掲載されていますので、こちらでは感想をはじめどーでもいいこと(笑)をあれこれ書きます。

 昨年のヴェネチア映画祭で最優秀女優賞に輝いたアン・ホイさんの最新作《桃姐》が本命視され、主要賞を独占したのは予想通り。普通はその予想が固いとつまらないのだけど、やはり主演女優賞に輝いたヴェテラン、ディニー・イップさんの熱演や作品の現地での反響を考えれば、今回は当然の結果だと思いましたよ。
 そして、今年の秋にはなんと日本公開も決定しているとかで、非常に喜ばしいものです。

 で、この作品に主演した我らがザ☆スター、アンディ先生が三度目の主演男優賞を得たわけだが、彼のこれまでの受賞作が『暗戦』そして『マッスルモンク』と、考えてみればトーさん作品での受賞ばかりだってことに気がついた。ここ数年は『王朝の陰謀』のようなアクション作品ばかりが目立ったので(もちろんそれ以外の作品もあるけどね)、今回の映画プロデューサー役はその点では異色に見えるのかもしれない。でも、こういう役どころで受賞できたのは本当に喜ばしいよなあ。
 実は本音を言えば、主演男優賞はラウちんに獲ってほしかった。すでに《我要成名》で受賞しているので、無冠の帝王は返上しているのだけど、『奪命金』の愚直なチンピラはよかったからね。でも前作とは全く違う役回りの『盗聴犯』(なんとこれも日本公開決定)こと《竊聽風雲2》でもノミネートされていたので、票が割れちゃったのだろうな。
『奪命金』といえば、この作品からは助演俳優がアベック受賞。「清楚明白!」のおばさんと、悲惨な運命をたどるあのおじさんです。…ってよくかんがえれば、今年の金像の俳優賞ってみんな高年齢なのな。香港も少子高齢化なのか…うーむ。

 技術系&アクション系は《龍門飛甲》対『捜査官X』かな?と思ったら、意外にも前者の圧勝だった。これは前作の『王朝の陰謀』から、本格的に徐克さんが復活しだしたってことだろうか?
 そして、新人監督賞は大阪アジアン映画祭で上映された『ビッグ・ブルー・レイク』のツァイ・ツイシャン監督。おめでとう!もちろん、今年から両岸製作作品を対象とした華語作品賞(後で訂正)の第1回受賞作に選ばれた『あの夏、君を追いかけた』の受賞だって喜ばしい。これも一般公開されないかなー、日本語字幕で観たいんだよなー。

《桃姐》や『盗聴犯』だけじゃなく、どうも《龍門飛甲》も日本公開が決まったらしく、金像で話題になった作品が例年より早く日本で観られることになるのはとっても嬉しい。
 さらに今年の前半は香港映画の一般公開が多いらしい。「らしい」というのは、どれもまだ地方まで来ないから、伝聞調で書くしかないのである。
 いや、好評だってのは分かっている。4月下旬から上映が始まった捜査官も観に行った限りではそんな感じだし、王朝も初日だった先週末は好発進だっていうからね。頼むよー、なんとかわが街で上映できるくらいに動員数を伸ばしてくれよ~。特に王朝!

 だけど…、最近とみに思うことがある。
捜査官にしろ王朝にしろ、最近日本にやってくる香港映画のプロモーションについてだ。
そのことを考えると、思わずこう言いたくなるのだ。

「そんなプロモで大丈夫か?」

 これで「大丈夫だ、問題ない。」なんて相手に言われたら、めちゃくちゃ毒を吐きそうになるけど、いくらアクション映画ばかりが輸入されているとはいえ、その日本向けのプロモーションが「ある層」だけに向けられているように感じるのだ。
 それについては、言いたいこともいっぱいあるので、日を改めてじっくり書きたいと思います。あまりいい気分になれないから、ホントは気が乗らないんだけど、スタンダードにされたくないから、アマチュアの立場でエラそうで生意気なことを言わせてくださいね。
 でもさあ、もっと堂々と売ればいいのに…。だって、この春東京で上映された上記の作品たち、未だに我が街での上映が決まっていないんだよー。このままDVD化されちゃうのかなあ。勘弁してほしいなあ…。

 とやっぱり愚痴っぽく終わってしまって、申し訳ない。
 今後の予告。なんとか『運命の子』の感想が書き上がりそうなので、これは近日中に。
 あと、この前上京した時に香港電影天堂2012で『プリズン・オン・ファイアー2』を観たので、これの感想もね。

 

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