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2012年2月

春光乍洩、意外な密告者。

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 先週末から今週いっぱい、フォーラム盛岡『アクシデント』『密告・者』が1週間限定で上映されております。もちろん、観てまいりましたよ♪
…しかし、これなら2週連続で観たかったなあ。

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『意外』は土曜の夜にレイトショーで観たのだけど、観客が…。ちなみにそのうち自分以外は…(泣)。初見時はちょっと記憶が途切れてた?とは思ってたけど、実はそんなことなかったようだ。自分の思い違いだったか…。
 個人的に眼鏡ルイスは好物だけど、今回見直すとスーツのリッチーにひかれるなあ。初見は確かに不気味だと思ったけど、再見すると実にクールなビジネスマンでね。後は注目度の高かった「オヤジさん」ことフォン・ツイフォンにも大いに注目した次第。


 翌日のモーニングショーで、朋友と共に『密告者』を鑑賞。
こっちはお客さん多めで、女性の方もいた。嬉しい。ニコ、いいよねー。


 ところでこの2本を観て思い出すのは、ドラマから今度映画化される『外事警察』
音楽が梅林茂さんなので、放映時に「いやー、香港映画くさくていいぞー(笑)」とかなんとか騒いでおりました。ちなみに監督は『ハゲタカ』のドラマ版を手掛けている方といえばさらに納得していただけるかと。盗聴あり民間協力者による内偵ありと、通じることが多かったもんでね。
 この二つのうちどっちが好きかなー、と聞かれれば、やっぱり密告者かな。ちなみに朋友も同意見だった。やっぱり丸坊主ニコの熱演にはグッとくるし、今回の再見ではルンメイにひかれた。ちゃんとカッコイイ女性になっているのよね。この作品ではルンメイ以外にも陸毅がマフィアを演じているので、結構意外性に富んだキャストだよなーと改めて思った次第。もちろん、カイチーさんの壮絶な助演も印象的。

 そんなわけで、先月に続いての地元での中華三昧を、また大いに楽しんだのであった。

 さて、話変わって、今年の春で『ブエノスアイレス』の日本上映権が切れるそうです。
昨年、レスリーのメモリアル上映としてドリパスでも企画されてたけど、実施定員に達しなかったのと震災のために実現しなかったのが残念と思ってたら…。でも、4月1日をはさんでキネカ大森さんで特集上映がされるそうですよ。期間中にはゲストトークもあるらしいけど、あいにくこの週は年度替わりで行事がかち合って上京できないのよね…。
 そしてこの後、大阪や山口(レスリー作品の上映会を熱心に行っている映画館&グループさんがあるらしい)などで上映されて配給権が切れるんだけど、東北地方では上映がないんですって…(泣)。

 しょうがない、4月1日に自主上映会をするしかないかなあ。でもね、DVDじゃなくてビデオしか持ってないんだよ。それでもいいかなあ?
それなら同時上映は《東邪西毒 終極版》にしようかな?


ついでにこれも。

 これは北京プレミアのニュースだけど、香港上映についてはこちらの記事をご参照くださいませ。
しかしこれ、日本でも早くソフト化してくれないかしらん?

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亞洲電影祭之春天(国内編)

 ふー、やっとため込んでいた映画の感想を書き終わった…と思ったら、今週末からわが街では『アクシデント』『密告・者』の上映が始まっちゃうよ!まー、これは3年前と2年前のフィルメックスで観た作品だから、感想を書くとしても気がついたことをまとめて、って感じでエントリする予定だけどね。

 さて、長くてしんどい冬もそろそろ終わりを迎えようとしているけど(我が街はまだ雪景色だが、それはとりあえず置いておく)、来月からは春の映画祭が国内外ともにいろいろ始まる。国外の映画祭といえば、それはもちろん香港国際電影節。ついでに亞洲電影大奨&金像奨もノミネートが発表されている。それは別稿に譲るとして、この春は国内で行われる映画祭がえらいことになっててびっくりしている。

 まずは大阪アジアン映画祭。 なんせクロージングが《武侠》改め『捜査官X』なので、ド兄さんファンも金城くんファンもそりゃもう大騒ぎ。そしてラインナップはこんな感じ(これは特別招待)。香港映画祭が企画されているけど、意外と香港映画に文芸ものが多いのがポイントでしょうか。アクション&ノワール系は公開決まりやすいけど、こういうのはこないもんな。台湾映画も『星空』『LOVE』など、いい感じの作品が出ている。そうそう、『セデック・バレ』台湾版と同じ前後編で公開されるのも意義深い。

 実はこの映画祭、今年初めて参戦いたします(爆)。
諸事情あって(と言っても引っ越しなのだが)この春香港に行けないし、息抜きも兼ねてチケットを取ってみたのであった。とりあえず4作品観る予定だけど、もしかして1本増えるかも。 大阪自体ほとんど初めて(5年前に行った時は神戸メインだったので、ほとんど泊まっただけ状態だったし)だから、楽しみだわ。ちなみにクロージングは繁忙期なので、前半の週に参加するのだ。関西方面の皆様、どうかよろしく。

 そして、沖縄国際映画祭。 この映画祭では、これまで《戯王之王》 《大内密探霊霊狗》   が参加している。他に、日本公開が決定している『画皮』や2年前のTIFFで予告が流れた『李小龍』が上映されたというので、意外にも香港映画に力を入れている映画祭のようだ。
 今年は旧正月映画の《八星抱喜》が上映されるのでまたしてもド兄さんファンには我が世の春なのだろうけど、何よりも衝撃だったのが、ヴェネチア映画祭最優秀女優賞受賞作品のアン・ホイ監督最新作《桃姐》がここでジャパンプレミア上映されることだったのだ。「えーっ、なんでー!?」と思いっきり叫んでしまった。

 《戯王》の時にもちょっと書いたのだが、この映画祭、吉本興業が関わっているので、当然前面に出るのはこの事務所の芸人の皆さん。しかも、自作の映画が上映されちゃうので大張りきり。春分の日のワイドショーにいつも登場している印象がある。で、彼らが出ちゃうから、海外の作品なんて全然紹介されない。なんでだよー、それでも「國際」映画祭か?>こら、毒を吐くな自分。
 まあ、大阪に行くのも思い切ったけど、沖縄まではなかなか行けないよ。だから、バイヤーさんにたくさん行ってもらって、なんとか《桃姐》や他の作品を観てもらって日本公開を決めてほしいものである。何かの間違いでこの場末のblogを見ているバイヤーさん、どうかよろしくお願いします!

 他にも今年は香港電影の日本公開作品が続く。《狄仁杰之通天帝国》こと『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』、(感想を書きそびれていたから、日本公開が決まったのが嬉しい!ってそんなんでいいのかよオレ!)鐡三角監督の『トライアングル』(こらこら)、そして『ビーストストーカー/証人』。

 さて、このうちいくつが我がとーほぐまで来てくれるのだろうか…。

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新少林寺(2011/香港)

 昨年の今頃の香港旅行で、よく見かけていたのが坊主頭のアンディ、軍服姿のニコ、そしておっちゃんの成龍さん(笑)が描かれたこの『新少林寺』のラッピングバス。当時は絶賛公開中だった。この旅行では映画を観る暇はなく、ついでにバスの写真も撮れなかったのだけど、このメンツを揃えてベニーさんはどんな映画を作ったのだろう、とずっと思っていた。
 『少林寺』といえば、どーしても30年前のあの映画―リンチェイが名を成した作品を思い出させるのだろうけど、残念ながらワタシは観ていない。だから、少林寺映画についてあれこれ語る資格はない。しかも、本格的な少林寺映画を観るのはこれが初めて。まあねー、偏っているからしょうがないか。



(広東語版予告を見つけたので、今回はこれを)

 辛亥革命の翌年にあたる1912年。民主主義国家の中華民国が建国され、新しい時代が到来したというのに、中国各地では軍閥同士による内戦が多発し、国土は荒れ果てていた。
 少林寺を擁する嵩山では、軍閥の将軍候杰(アンディ)が猛威を振るっており、助けを求めて少林寺に逃げ込んだ敵の霍龍を撃ち殺し、淨能(呉京)、淨空(釋延能)、淨海(余少群)ら僧侶たちを侮辱する。
 極悪非道な候杰だが、彼はまた妻の顔夕(范冰冰)と一人娘の勝男(嶋田瑠那)をこよなく愛する家庭人でもある。同じ年代の息子がいる将軍の宋虎を義兄弟の契りを交わしたものの、彼を暗殺しようともくろんでいたのだが、家族総出で出かけた宋虎の息子との縁談の時に、腹心の部下曹蛮(ニコ)が彼を裏切り、刺客を放つ。その手に勝男がかかり、一家が命からがら駆け込んだ少林寺で僧たちに応急処置を施してもらうもむなしく、小さな娘は息を引き取った。そして失意の妻は夫の前から姿を消す。
 かつて自分が無礼を働いた少林寺に匿われたまま、何もかも失って茫然とする候杰。淨能たちも彼をどう扱っていいのかわからない。そんな中、候杰は厨房係の悟道(成龍さん)と出会う。修行僧になれずに少林寺に勤める彼や幼い僧たちと行動を共にすることで、候杰の心には今までの非道を悔み、罪を償いたいという気持ちが芽生え、出家を決意する。自ら剃髪して少林寺方丈(于海)に申し出た彼は、入門を許され、淨覚という新たな名前を授かる。
 淨能たちとも和解し、日々鍛錬に励み、街に出て救済活動に当たる淨覚。しかし、その穏やかな生活も長くは続かなかった。彼を追い出して将軍の座につき、西洋人と手を組んで遺跡の盗掘に民を借り出していた曹蛮が生存を知り、少林寺へ襲撃をかけようとしていたのだ…。

 この物語の時代設定は『1911』のちょうど翌年。これまでの少林寺映画は隋や唐、清が舞台になっているものが多いらしい。もちろん、民国時代が舞台の作品もあるらしいけど、この時代に設定されたことで、時代のうねりも頭に入れながら楽しめた。確かに少林寺だけで観るとキツイと思う。先に書いた通り、ワタシは少林寺映画をまともに観てきていないからね。これは『孫文』にもつながるし、もっとさかのぼれば日本の幕末にも関連付けることができる。

 なにせ題名が「少林寺」なので、必然的に少林寺の修行僧たちにスポットが当たるのは当然だし、淨能・淨空・淨海の三坊主が真の主人公といえるのは確かかもしれない。三人兄弟のようにコントラストがはっきりしており、武術チャンピオンから俳優に転じた呉京(今回は悪役じゃないのがポイント高し)、実際に少林寺の弟子である釋延能(『功夫』の平井堅似の人夫!)、越劇出身の余少群(『梅蘭芳』やドラマ『蒼穹の昴』も印象的だった)という、身体能力の高い3人の大陸俳優が演じているので非常に説得力がある。これは非常に満足。
 それに加えて、先ほどの舞台設定と、主人公の候杰が悪から善へと目覚めた者であることがドラマ性をぐっと強める。悪役もヒーローも僧役もお得意なアンディだからこそ、この役どころだろうし、ちゃーんと演じきって見事なまでの「ザ☆スター・アンディ劇場」を展開させている。
 敵がニコというのも素晴らしい。それも美しき悪役。このところずっと辮髪やらスキンヘッドばっかり見てきたので、髪もある(ヒゲもだが)のがさらにうれしい。こういうところに香港明星を配置して盛り上げても、少林寺の場面から浮くことはないので、うまいつくりだと思う。
 あくまで特別出演なのに、案の定日本では前面に押し出されていた成龍さんの役どころは、まああれでオッケイでしょう。あと、今回はファンビンちゃんが悲惨な目に遭わなかったのでほっとした。

 もっとも、やっぱり面白く見たのは、ちゃんと少林寺映画のツボを押さえながらも、クライマックスではこれまたいつも通りの大爆発に持ち込んだベニーさんの力技(笑)。実際に少林寺が焼打ちされたのは1928年の軍閥の襲撃で、この時代にはなかったのらしいけど、監修を務めていてもそれを許した少林寺本山の心の広さには敬服する。阿弥陀佛~。

英題:Shaolin
製作&監督:ベニー・チャン 製作総指揮:アルバート・ヨン&ハン・サンピン 撮影:アンソニー・プーン 美術:ハイ・チョンマン アクション監督:ユン・ケイ&リー・チョンチー
出演:アンディ・ラウ ニコラス・ツェー ファン・ビンビン ウー・ジン ユイ・シャオチュン シー・イェンネン 嶋田瑠那 ホン・ヤンヤン ユエ・ハイ ジャッキー・チェン

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孔子の教え(2009/中国)

 つい最近、香港で起こった複数のある事件により、香港人が大陸人を批判し、一時期一触即発状態になったのだが、その火に油を注いだのが、この人の発言。この孔慶東教授、要するに毒舌タレントみたいな人らしいので、さすがに大陸人からもブーイングされているみたい。しかし、孔子の子孫を「自称」っていうのは…?いや、確かに孔子の子孫というのは今でもたくさん世界中にいて、9月28日の孔子節には、そのたくさんの子孫が一堂に集まる(と言っても一部なんだろうけど)とは聞くんだけど。「自称」じゃなくて、堂々と名乗ればいいのにねえ。

 という前ふりは時事ネタとしてどーでもいいとして、日本人にとっては古典の授業でおなじみ、そしてワタシも定期的に仕事でお世話になる(笑)『論語』の中心人物である孔子の生涯が映画になった。かつて香港でも《孔夫子》という題で映画化されたというので、これが初の映画化ではないらしいのだが、大陸では初めてで、しかも主演がユンファという点で力が入りまくっている。監督さんは「第5世代」の人で、日本でも特集上映で公開された『愛にかける橋』を撮った人か。ちなみにこれは未見。

 時は春秋戦国時代。小国の魯にて仕官した40代の孔子(ユンファ)は、定公(ヤオ・ルー)に認められて国の政治を司る実力者となった。しかし、これまで国を治めてきた三桓の一派は、彼の政策に賛同しつつも、自分たちの立場が危うくなることを恐れて、孔子を追放する。
孔子は魯に妻子をおいて、放浪の旅に出るが、一番弟子の顔回(任泉)や質実剛健な子路など、多くの弟子たちが彼を慕って追いかけてきた。一行はかねてから招聘の要請があった衛に向けて旅立つ。
衛は君主・霊公によって治められていたが、実権を握っていたのは彼の若い妻・南子(周迅)で、謁見した孔子は彼女に誘惑されるが、それを頑なに拒み、近く衛に内乱が起こることを予見して国を離れる。ほどなくして、南子は暗殺された。
各国間での争いが激しくなる中、孔子たちはあちこちの国を渡り歩いて教義を説くが、どの国にも安住することはできなかった。そして、彼のいない魯は、かつて孔子の活躍によって同盟を結んだはずの斉に攻め入られ、彼を追い出した張本人である三桓の季孫斯(陳建斌)は、孔子の力を再び借りようと試みるのだが…。

うむ、まじめだ…。まじめすぎる。教科書のようにまじめだ。まー、確かに『論語』は教科書に載っているとはいえ、ね。
 哲学者でありながら長身で屈強な体格をしていたという孔子なので、体格のいいユンファが演じるのは適役なんだけどね。老年まで演じられるし、いい役どころではあるんだけども。それでもなんだかなあ、と思うのは、孔子の生涯がたとえドラマティックであっても、あまりにも淡々としすぎて映像にするにはきついんじゃないかということ。論語本文でよく登場する顔回や子路、子貢はわりとキャラが立っているみたいだし、映画本編でも個性を尊重して配役されているようだけど、どうもそれを生かし切れていない。もったいないなあ。
 もちろん、この弟子たちに重みを置いて、思いっきりエンターテインメントに徹することもできたんだろうけど、それをしようとは思わなかったのだろうな。フィクションの世界に孔子と弟子たちを遊ばせるには、孔子ご本人があまりにも偉大すぎるからかもしれない。子孫もたくさんいるから、批判も出そうだし。
 もったいないといえば、周迅演じる南子の扱いも、最初から大きく出たわりにはメインの絡みを見せた後にはあっさり退場となってしまう。登場人物が野郎ばっかりだし、孔子の妻子だけじゃ華が足りないというのもわかるけど、必要だったか?という気もするよ。

 あ、でもね、なんか文句ばっかり言ってるようだけど、この映画自体は否定してないよ。教科書的に作られているのだから、かえって古典の授業で論語を取り上げるのには役に立つんじゃないかなあ。だってさ、漢文の授業って辛いじゃない。白文を読まされて、それを書き下して、堅っ苦しい口語訳をして。中国語を学んだ今でこそ読むのは楽になったけど、アレは中高生には地獄だよ。だいたい春秋戦国時代なんて想像つかないだろうし。だから、古典の先生にはこれを観てもらって、この映画で描かれたエピソードがもし教材にあったら、その部分だけを生徒たちに見せて補助教材的に使うってのは、ありなんじゃないかな?

ま、ワタシも長く中国語を学んだとはいえ、漢文のエキスパートでは決してないし、だいたいにして論語もまともに読んだこともない。とりあえず、どっかの新書で現代語訳の論語でも読んで、もっかい勉強しなおすとするかねー。

原題:孔子
監督:フー・メイ 製作:ハン・サンピン&ジョン・シャム 脚本:チェン・ハン 撮影:ピーター・パウ 衣装デザイン:ハイ・チョンマン 音楽:チャオ・ジーピン
出演:チョウ・ユンファ ジョウ・シュン レン・チュアン カン・ジンミン ルー・イー

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レイン・オブ・アサシン(2010/中国・香港・台湾)

「えー、またしても安直な英題そのまんまの邦題かよー(泣)」と最初に思ったこの『レイン・オブ・アサシン』というタイトル。しかし、よく見たら「Reign of assassins(刺客たちの時代)」となっており、原題は《剣雨》。ああ、なるほどね、RainもReignも発音は同じか。それなら、このタイトルしかありえないよな、と納得した次第。


 明朝の時代、犯罪組織「黒石」が、インドから渡ってきた達磨大師のミイラを狙い、時の宰相張海端を暗殺した。黒石で最強の刺客細雨(ケリー)は海端の息子人鳳(郭暁冬)と戦って彼を倒したが、首領である転輪王(王學圻)の元には戻らず、奪ったミイラを持ったまま行方をくらます。
 細雨は、少林寺で修業した武芸家陸竹(李宗翰)と出会い、彼に武芸を学びながらやがて愛するようになる。しかし、二人はある日対立して戦うことになり、細雨は陸竹を殺してしまう。彼を失ったことで刺客の道から足を洗おうと決意した細雨は、腕利きの李医師を訪ね、顔を整形する。
 過去を捨て、名前も曾静(ミシェル)と変えた彼女は都へ行き、蔡夫人(鮑起静)から部屋を借り、布雑貨を売って生計を立て始める。過去は誰にも明かさず、質素で穏やかな生活を過ごす曾静。そんな彼女の前に、配達人の阿生(ウソン)という男が現れる。ハンサムだけどどうも不器用な阿生は曾静に恋をして、なんとか思いを伝えようとするが、どうもうまくいかない。そんな彼のアプローチに気付いた曾静は、自分から阿生に告白し、めでたく結婚することになる。ボンクラだが気のいい阿生との夫婦生活に、これまで得られなかった幸せを感じる曾静。
 しかし、彼女の知らないところでは、ミイラを奪われた転輪王が激しく怒っていた。彼は部下である“彩戯師”(レオン・ダイ)、うどん屋を営む雷彬(ショーン)、そして新郎一家を暗殺した“血まみれの花嫁”綻青(大S)という3人の刺客を放ち、曾静の首と彼女の持つミイラを狙うのであった…。

 赤壁2部作に続くウーさんの最新作として伝えられ、2年前のヴェネチア映画祭でも特別招待作品として上映されているが、実際にはプロデューサーであり、演出はほとんど台湾のスー・チャオピン(『愛情霊薬BTS』『シルク』)が務めているらしいので、ウーさんらしさってのは作品からはあまり感じない。ま、宣伝には偽りありだけど、こういう呼び込みは伝統的なものだからね(笑)。
 でも、ウーさんが手がける武侠モノって考えれば、これはかなり珍しい作品なのではないだろうか。赤壁は武侠モノじゃないし、助監督時代には張徹監督の下でいくつか関わってきているのだろうから、全く初めてじゃないんだろうけどね。

 武侠ものは物語が荒唐無稽であるってのは覚悟しているので、どーゆー展開になってもいいぞと思ってた。ミシェル姐がアクションも恋愛ものもこなせるのは、『臥虎蔵龍』でわかっていたので別にいい。久々に観たウソンがハンサムなのに途中までボンクラなのも構わない。大Sがせっかくのお色気要員なのに、脱ぎが中途半端だったり、妙に鉄輪王に迫りまくるのにも違和感は覚えない。だけど鉄輪王…。あんなに仰々しい犯罪組織を作っておきながら、オマエの願望がそんなのかよ!とツッコミたくなったのは、きっとワタシだけではないだろーなー。あ、阿生の正体はちょっと読めた感があったから、そこはつっこまないようにしていた(笑)。

 でも、なかなか良いお年頃のミシェル姐に恋物語を持っていくのも悪くはないよなあ。相手役がウソンなので若すぎるんちゃう?と思ったけど、意外と釣り合っていたもんね。
 ところで最近、ウォンビンやドンゴンなど、キャリアを重ねた大韓明星を再評価している。ウソンもその一人。ボンクラボンクラいいながらも、やっぱええ男だなーって思ったよ。昔の韓流ブームの時の彼らの扱われ方は、言い方は悪いけどひどかったと思うもの。今のブームも好きじゃないけど、歳を重ねるとさすがにいい男になるもんね。…それでも、惚れることは絶対ない。断言する。
 そうそう、それでもウソン以上によかったのはショーン&立忍さん。特に立忍さんのキレっぷりは最高だった。よっ、台湾の大魔術師!

 なんのかの言いつつも、ごっちゃ混ぜ感たっぷりな武侠電影が公開されたのも、ひとえにウーさんプロデュースのおかげかもね。今後は彼に本格的にキレまくった武侠電影の監督を期待してもいいかなー…とか言っちゃうのは、やっぱり危険かなー(苦笑)。 

原題:剣雨
製作:ジョン・ウー&テレンス・チャン 監督&脚本:スー・チャオピン アクション監督:スティーブン・トン・ワイ 衣装:ワダエミ 撮影:ホーレス・ウォン 音楽:ピーター・カム
出演:ミシェル・ヨー チョン・ウソン ワン・シュエチー バービー・スー ショーン・ユー レオン・ダイ パウ・ヘイチン グオ・シャオドン 

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《那些年,我們一起追的女孩》(2011/台湾)

 ちょうど台湾を旅していた頃、海峡を隔てた香港では、ある記録の更新が話題になり、年をまたぐ前に、驚くべき記録が生まれた。
これまで『カンフーハッスル』が持っていた香港地区の中華電影の興行収入記録を、なんと台湾映画に打ち破られたというものだ。制作・配給会社こそ大手(20世紀フォックス&ソニー)で、『流星花園』のアンジー・チャイ女史が製作総指揮を務めているが、キャストは無名、監督は台湾育ちの人気ネット作家。そんな派手なのか地味なのかよくわからないが(失礼)、台湾だけでなく香港の映画好きにも大いに支持されたのが、『あの頃、君を追いかけた』(リンク先は公式FB)であった。


  1990年代、台湾の西側にある地方都市の彰化。ここにある中高一貫の私立共学校で、主人公のコートン(柯騰/コー・チェントン)は、親友の3人の男子学生と一緒に馬鹿騒ぎをして青春を謳歌していた。ある日、悪友と授業中にどれだけ早く自分を満足させられるか競っていたコートンは、大馬鹿なことにそれを担任に見つかってしまう。以前からコートンたちのやんちゃぶりに手を焼いていた担任は、クラスで一番優秀で真面目な女生徒佳宜(ミシェル・チェン)に、授業中でのコートンたちの監視役を命ずる。彼の後ろに席を換えた佳宜は、事あるごとに背中をペンで突っついてくるので、コートンは彼女が鬱陶しかった。
そんな日々が続いたある時、クラスで盗難事件が起こる。担任は、生徒の誰かが犯人だと言い、強制的に持ち物検査をさせようとするが、佳宜はそれに激しく反対する。それを見てとっさに彼女をかばうコートンたち。その一件以来、彼女と彼らの距離が縮まり、コートンと佳宜はお互いに思いを寄せるようになる。
しかし、高中の生活はあっという間にすぎてしまう。コートンの仲間たちはそれぞれの進路のためにバラバラになり、コートン自身は彰化にほど近い新竹の理系大学へ、佳宜は台湾の師範大学へと進学する。進学当初は電話のやりとりをして思いを確かめていた二人だが、だんだん気持ちがすれ違っていき…。

 と、あらすじを8割方まともに書いてみたが、実際はかなり笑える展開である。
なんせねえ、ティーンエイジャー男子の馬鹿っぽさ全開ですから。この年代の男子が3人そろえば、エロくなるのはお約束。エロくなるから、教室の一番後ろで○慰競争に興じちゃうのもお約束(こらこら!笑)。そして、自宅では裸族なのもお約束(これは『毎日かあさん』を思い出したなあ)。

 とは言っても、エロいシモネタ満載から楽しいわけじゃない。日本映画ではこれくらいのシモネタをやるのはクドカンや三池さんの映画くらいだけど(ドラマもそうだけどね)、シモネタはあくまでも映画の隠し味であって、本当は男子的な馬鹿さから見た恋愛と青春がテーマである(と思う)。中高生当時、付き合っていようとそうでなかろうと、こういう馬鹿な男子が恋をした瞬間というのをだれもが目にしていたんじゃないだろうかなあ。

 そんな男子を愛せるか否か、というのが女子の課題である(笑)。
佳宜の真面目さは、人によっては「いい子ぶってる」と思わせられるんだろうけど、当時、まさに「いい子ぶってる」と思われたワタシなので、なんだか気持はわかるのだ。だから、いきなりバカなことをやりだしてどん引きしちゃう気持ちもわかるのだ。少女マンガのような恋はやっぱりありえない。こっちこそが恋愛のリアルってもんよ(と、知ったかぶりしてみる)。

 思春期において、女子はえらく成長するもんだけど、男子はいつまでたっても馬鹿である。下手をすると成人しても馬鹿である。そんな姿勢に貫かれているから、いろんな人々の共感を呼び、台湾や香港で大ウケしたんじゃないかなー、なんて思ってみたりする。
 そんな感じでまとめてみたい。

 できれば、もう一度観たいなあ。TIFFで観られなかったので、日本語字幕じゃなかったのがちょっとマイナスだったし、けらけら笑って観たことだけど、なんせ一人貸し切り状態だったもんで。日本公開が難しいという話も聞くけど、セカチュー系ともケータイ小説系とも違う、リアルなアジアの青春映画は、意外とウケるんじゃないかとも思うんだけどねえ。もちろん、若者じゃなくて、昔若者だった人を対象にしてもいいんだからねえ。

英題:You are the apple of my eye
製作総指揮:アンジー・チャイ 監督&脚本:ギデンズ 編集:トゥー・ドゥーチー
出演:コー・チェントン ミシェル・チェン ハオ・シャオウェン

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台湾撒潑飯包・じっくり台北編

さーて、いよいよラストの台北編。

12月28日、墾丁発のバスは思ったより早く左営駅に着いたため、1時30分ごろ発の速達新幹線に乗れた。このスピードなら、ほとんど東京―仙台間じゃないか。
そして、腹も減っていたので、今回は売店でこんな弁当を買った。

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 八角形型の器がかわいいなー、と思ったが、やっぱり量は多かったのであった…。これを食べ、日本から持ってきた文庫本を読みながら、新幹線の旅を楽しんだ。

3時過ぎに台北着。そこからMTR淡水線に乗り、中山北路方面へ。今回は日本でもおなじみのホテルサンルート台北(燦路都飯店)に泊まった。ホテルの部屋は周知のとおり、日本のそれとほとんど変わらないのだが、朝食なしで意外と安かったのと、ここ数年の台北のホテルでどこも納得できるところがなかったので、冷やかし的に泊ることにした(笑)。

ちょっとだけ休んでから、士林へ出発。最近新たな夜市ができたことで話題になっていた士林だが、決してこれじゃなく、あるミッションを帯びていたのだった。
ワタシが留学している頃に母が来台し、この士林で売っていた「士林名刀」の包丁を買ったところ、彼女はこれがすっかり気に入ってしまったのだ。以来、ワタシや弟が渡台した時には買ってこいと言われてたし、自分自身で行った時も買ってきているようである。で、今回買ってくるように頼まれたので、淡水線に乗ってかなり久しぶりに言ってみた次第。

で、行ったらこうだった。

Mingdao


なんと、改装のため休業だったのでアルよ。
別の包丁店が営業していて、必死にアピールしていたけど、やはり慣れた店じゃないと不安だよな。

うーむ、この後どうしよう、これは新しい夜市を見に行くしかないのか、と思って道を歩いていると、一番賑やかな陽明戯院にたどり着いた。なにげなくポスターを眺めていたら、なんとあの映画がまだやっているではないですか、《那些年,我們一起追的女孩》!時間もたっぷりあったし、ついに観てしまったよ。
感想は別記事にて。

映画館を出たら、すでに真っ暗。士林夜市はいよいよもって盛り上がってきたけど、ここで何か食べるのにはどうも体力が足りない(笑)。…そうか、それならば別のところに行こう。では、ちょっと南下した寧夏街なんてどうだろう?と思い、MTRに飛び乗った。

台北には数多の屋台があるが、ここに来たのは初めて。小さい夜市だけど、人はたくさんいる。
それでもお腹は空かないので、素食屋台で什錦米粉を食べ、葱餅を買ってホテルに戻り、ビールで一杯やった。

Zongping


12月29日。曇り空だけど、そんなに寒くない。
朝食屋台を求めて外に出たところ、同じような道をたどった日本人女性二人組がいた。この人たちもきっとよく来台しているんだろうな、と思ってお粥を買ってホテルに持って帰った。

Taipeicat

 この日は、前回は行けなかった西門町と萬華、そして師大路のネコカフェに行くことにした。まずは萬華、すなわち艋舺に向かう。
いかがわしさ全開の華西街を歩けるのも朝のうちだけ。それでも独特の雰囲気を感じながら歩いた。そして、『モンガに散る』の雰囲気を求めて彷徨い歩き、それっぽいところをパチリ。そして、いい雰囲気のクロネコを見つけて、モデルになってもらった。

Mengjiacat

 さて、それじゃちょっと歩いて西門町へ行こうかね、としばし道をいったところに、なんだかいい雰囲気の煉瓦造りの街並みを発見。

Popiliao

ここは剝皮寮というところで、かつての街並みを保存した景観地区らしい。テーマとしては、20世紀後半の台湾レトロ。ちょうど日本の昭和レトロとかぶる印象。
この建物の一角を使って「モンガ」のロケが行われていたらしく、セット公開や衣装展があったのだけど、最初に行った時は結婚式の写真撮影中だったため、ちゃんと見られなかった。そんなわけで、後でもう一度行ったのである(笑)。

Mengjia_3

Mengjia_4

Mengjia_5


元に戻って、次は西門町。

Ximending


ここでは特に何もせず、単に街歩きしただけなんだが、お土産用の中華袋を買いたくて、あれこれリサーチした。
そして、映画館の近くの誠品書店で一休み。

Jaynico


昼頃になったので、永康街に行ってみる。
しかし、鼎泰豊はいつ行っても混んでいるなあ。

Fucheng


お昼は、府城台南小厨の坦仔麺と蝦肉丸。食べやすい量であった。

最近注目されている街としてガイドに紹介されていた永康街だけど、ちょっと歩くだけで精いっぱいだったかな?そんなわけですぐ萬華に引き返し、モンガの衣装&ロケ展示を見直した次第。

龍山寺まで歩き、今度はMRTで公館方面へ。
実は学生時代から、この近辺には全く行ったことがなかったのだ。珍しいことなんだけど(笑)。
台湾大学や師範大学など、複数の大学が集まっているこの師大路は猫で有名になり、猫ウォッチャーのイラストレーターさんが開いた猫カフェ「極簡」もあるというので、喜んで行った次第。

Nekocafe_2

Nekocafe_3

Nekocafe_1

Nekocafe


すやすや眠る大猫さんをもふりつつ、お店で一番かわいいと思った猫にかまったり、写真を撮ろうとしたのだが、どうも失敗続き。しまいにはかみつかれそうになってしまった。ごめんね。夕方だと猫たちもどうもおねむ状態なので、無理に起こされたり構われるのを嫌がるんだろうな。
オレンジティーを飲んで2時間ばかりゆっくりしてたら、あっという間に陽が落ちてしまった。脚も疲れてきたので、賑わってきた師大夜市を冷やかしつつ、頂好(香港でいうところの惠康wellcome)に入って同僚に頼まれていた魯肉の缶詰をまとめ買いしたり、西門町で某ネズミ柄の中華袋(ライセンスありの正規品)を買い、MRTで7時半ごろホテルに戻った。この時点で歩数は2万6千歩を超えていた。それじゃ、疲れるわけだわ。

さて、ご飯は食べたいけど、あまり歩きたくない。迪化街に行くのには遠いよな、とガイドをめくったら、一駅先の大橋頭・延平北路に夜市があるのを発見。ここで軽く食べて、なにか持ち帰ってくるかと外出した。

Tangyuan

大晦日も近いからと、このでっかい湯圓をほおばっていたら、外がなんだか騒がしくなり、にぎやかなお客さんが入ってきて、全員にティッシュを配った。こんなのだ。

Election

 なんと、台湾の選挙活動に初接近遭遇。最初に入ってきたのはウグイス嬢さんで、彼女がティッシュを配り始めてから、この候補者ご当人が入ってきて、一人一人に投票よろしくね、みたいなことを言ってて握手を求めていた。ほー、でもワタシは選挙権ないし、そもそも「ガイジン」だから握手求められても困るなー、と思ったら、候補者の人もワタシが日本人であることを一目見てわかったらしく、コニチワー、とだけ言って去っていった。…うむ、やっぱり無理矢理でも握手させてもらえばよかっただろうか(笑)?

Douhua

近くのお店で芋頭と粉圓の豆花を買ってホテルに戻り、お茶を入れてゆっくり食べる。その後TVを観ながら買ってきた中華袋にお土産類を入れ、キャリーバッグもつめなおして帰国の準備をしながら、最後の夜を過ごした。

最終日、12月30日は朝から雨。こんなに降られたら、朝から遊びたいという気力が失せる。
そんなわけで、午前中は買い物だけで済ますことにした。と言っても、微熱山丘へ行くだけだ。

朝食は中山北路を渡って路地裏に入ったところに、蛋餅と豆漿を売っている店を見つけたので、買って帯走してきた。ああ、これぞ懐かしの留学時代の我が早餐の定番。

Danping

微熱山丘は10時開店だけど、開店前に並んでいる人がいると聞いたので、9時にホテルを出た。行きはバスを使って歩いてみる。

Sunnyhills_1

開店20分前に到着して、ワタシを含めて4人待ち。

Sunnyhills_3

この時点でもう旧正月の休業予定が出ていた。はやっ。

10時になり、お店の中に入ると、かなりモダンな作りで素敵だった。これフツーに住居でもいいよなあ。
友人へのお土産を中心に買い込み、試食をいただく。いやー、暖かくて美味しかったわ。

Sunnyhills_2


お客さんは市民の皆さんも多ければ、日本人旅行客も何組かいた。台湾人の女の子でもキャリーを持っていた子がいたから、どこかに行く時のお土産でもするのかな?

たくさん買い込んだので手荷物が重くなった。帰りはタクシーを捕まえてホテルまで戻り、12時のチェックアウトまであれこれ悩みながら、キャリーバッグと中華袋にお土産や荷物を詰め込んだ。

ホテルからは直線距離で行けるけど、荷物が多いので再びタクシーを捕まえて松山空港へ。ただ、エアチケを発券してもらえても、荷物のチェックインがまだだったので、キャリーバックと中華袋をコインロッカー(そんなに安くない)に放り込んで、空港内で最後の午餐。魯肉飯をいただいた。

Lurouffan



時間になったのでキャリーを預け、すぐに出国審査へ。松山は羽田より狭いので、すぐに行けてしまう。仙台空港くらいの規模かなあ。免税店やお土産店で家族や職場のお土産を買いまくったら、あっという間に中華袋がパンパンに。これをなんとかしてCAさんに機内に積んでもらい、羽田への帰途へとついたのであった…。

ここ2年の台湾旅行は、初めて行ったところも多く、学生時代のことも多少思い出したりして、懐かしさもあれば、ワタシだけの楽しみもあった。
でも、旅をするのにやっぱり1週間くらいは時間がほしいかな。台北も面白くなってくるけど、地方都市もそれなりに楽しいもの。
タクシーの運ちゃんに「日本のどこから来たの?」と言われるたびに「岩手」と答えると、彼らは心配そうな顔になった。「でも大丈夫、うちは内陸の方だったからね」と言って心配させないようにしたけど、こんなちょっとしたことでも嬉しいかな。

ワタシがいた頃と、今の台湾もガラッと変わってしまったけど、それでもここはやっぱり、我が故郷のうちの一つ。この“やさぐれツアー”もこれでとりあえず一区切りつけるけど、また近いうちに行きたいなあ。台東のママさんにもまたお会いしたいもんね。

でも、今年は何とか時間を見つけて、香港へも行きたいよ。今、トニーの最新作《大魔術師》が香港で絶賛上映中だけど、これを最速で観られないのは残念だもんなあ…。

そんなわけで、長くなりましたが、台湾旅行レポートは以上。更新が遅れ気味で申し訳ありませんでした。

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