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2012年1月

寶島瀰漫飯包・墾丁再び編

「(ブランデーをあおる気分で)ワタシは日本を捨てた。もう戻る気はありません」

Yasagurebeach_1

「…オマエさ~、去年もここで同じこと言ってただろう?」
とつっこんでもらいたくてしょうがないワタクシです、どーもすいません(笑)。

 さて、すっかり我がやさぐれスポットと化した(こらこら)、台湾の国境の果て、墾丁。
今年もまた、やさぐれに来ましたよ。

Zhibenzhan

 12月26日、弟と共に知本站から高雄行きの南廻線に乗る。だいたい1時間ほど乗って、弟とあれこれ話しつつ、東部の海と山間の美しさを眺めているうちに、枋寮に到着。ここで職場に戻る彼と別れ、駅前の通りに出て墾丁快線バスを捕まえようとしたら、目の前で逃げられる。とあるお店の人に「バス停はあっちだよ」と教えてもらったら、学生さんみたいな人や西洋人パッカーがわんさといたからすぐわかった。そしてバスもすぐ来た。
 海側の座席に座り、夕陽が落ちるのを眺めながら、昨年も通った道をバスは1時間ほど走り、凱撒大飯店へ。今年も来たよ、また一人だけどね(笑)。

Lobby

 

ロビーラウンジ(写真7枚目)とコンシェルジュデスクの間にあるディスプレイ。もちろん、本物の玉。…多分ね。

 去年の部屋はこんなおステキなのだったが、今年はこんな部屋。

Ceasor_2011

 はい、Family Roomのシングルユースです(笑)。
でもこのバスタブ、使ってみたかったんだよねー。だからこれが取れて嬉しかった。ちなみに去年のHoneymoon Roomよりちょっと安かった。
なお、今回は館内にフリーwifiが設置されていたので、あいぽんも愛板も使いやすくて助かった。

 早速街に出て、ガイドにも載っていた傻大姊美食で晩餐。

Dinner

見よ、この排骨飯のボリューム。相変わらずすごいよなー。

そして、やさぐれビーチのバーで、ブランデーならぬこれを飲んで、暖かい強風を楽しんでいた。ブルーハワイならぬ、Blue Kending。

Bluekending

気持ちよく酔ってホテルに帰り、ニコのドラマ《大人物》を観て、酔いがさめてから鳳凰衛視電影台にて、北京語吹替の《狄仁杰之通天帝國》をお風呂に入りながら(!)観て、眠りについた次第。

12月27日。風が強く吹き付ける音で目覚めた。外は曇り。そしてにわか雨。
朝飯を食べに行って、そのままやさぐれビーチまで散歩。寒いせいもあって、さすがに泳いでいる人はいなかったよ。でも、こんなご家族を発見。

Yasagure_dogs

Yasagure_cats

やさぐれdogs and cats。

この日は國立海洋生物博物館(以下海生館)と恒春に行こうと思い、コンシェルジュに教えてもらった海生館行きの墾丁街車の停留所まで歩いて行ったら、すでにバスは出た後だった。昨年の教訓を生かし、さっさとタクシーを捕まえて向かうことにした。

海生館は恒春をちょっと過ぎた岬にある。水族館なら日本にもたくさんあるから、特に珍しいものじゃないのだろうけど、ワタシは普段行かないからね。せっかくだから見に行こうと思った次第。

ここは簡単に言ってしまえばフツーの水族館。でも、巨大水槽(写真2~4枚目)にはやっぱりテンションが上がるなあ。展示にカキの養殖や魚の競りが紹介されているのが珍しいと思ったりして。
先の写真でもわかるように、ここの名物はジンベエザメ。水槽に泳ぐ魚に見とれていたら、いきなり巨大な影がスッと横切った時には驚いたよ。温厚なサメだけあって、コバンザメを従えて優雅に泳いでいたなあ。

Aquarium_1

本来は、動くはずの歩道(笑)。

Aquarium_2

 難破船を模した水槽で食事タイム。ちょっと見えにくいが、中央奥のダイバーはクマノミの帽子をかぶっていた。かわいい♪

Aquarium_3

 早すぎてブレたアザラシ。

Aquarium_4

ペンギンも元気だった。今年は寒いからか?

台湾沿海の魚・サンゴ礁の世界・世界の海という3つのテーマ館を存分に楽しみ(といっても最後のは水槽より映像がメインだったのだが)、街車に乗って恒春に出る。お昼はどうしようかな、と中心街を歩いたら、前日食べそこなった池上便當のお店を見つけたので、寄って食べてみた。店内にイートインがあって、スープとお茶が飲み放題。ああ、これは懐かしいな。

Bento_1

Twitterに写真をアップしたら、「ごはんが見えない…」と言われた正宗池上便當。安いけど当然量は多い。すっかりお腹いっぱい。

 腹ごなしのために恒春の城内を歩いてみる。まずは海角七号でもお馴染みの西門から始まって、城壁をずっと歩いてみた。壁の上が歩道になっているのだ。雨が降ったりやんだり、突然晴れて虹も見えたりして。

Hengchun_1

 この北門から街の中心地へと横断して歩いたのだが、なぜかこの間、野良犬にずっと後をつけられた。頭をなでたりなんかしてないのに。なんでだ?ワタシは猫の方がずっと好きなのに。

Hengchun_3

 アンタになんか構ってられんのよワタシは、と言いつつ、道で出会った猫にシャッターを向けてパチリ。

 歩いていて思わず足が止まってしまった、学校のこの看板。南湾の岬には原発がある。もし地震で事故があったら、墾丁と恒春は確実にヤバいのだ。去年のこの頃は、こんな看板はなかっただろうに。切なくなったが、写真を撮った。

Hengchun_2

今度は東門へ。そこをくぐったらこんなカラオケ屋発見。やっぱり撮影から5年経ってるから、ブームも落ち着いたのかな…。

Hengchun_4

ラストは南門。これが一番立派。

Hengchun_5

 ひと廻りしてしまったので、さて次は佳楽水でも行くかと思ったら、うまい具合にタクシーがない。どうも観光タクシー(いわゆる白タク?)しかないようなので、運ちゃんと交渉してそこまで行ってもらい、ついでに風吹沙経由で墾丁まで行ってもらうことにした。お値段1000元。値切ればよかっただろうか。

Jialeshui

佳楽水は「南の野柳」ともいえそうな奇岩の名所。遊覧トラックに乗って奇岩を見て回ったけど、雨がガンガン降るわ寒いわで落ち着けなかったよ。だから写真もこれしか撮れなかった。さっさとタクシーに戻った途端に晴れちゃって、なんだかなーと思った次第。どうやら佳楽水に歓迎されてなかったみたいだ。

Fengchuisha

 

ここに来たら天気が持ち直した。でも風は強かった。

ちょっと早いと思ったけど、台湾の最南端のカーブを曲がってホテルに戻る。あ、その前に運ちゃんは鵝鑾鼻で香港人カップルを拾った。彼らが恒春に帰るというので、ついでに乗せていくようだ。いい商売だよな、運ちゃん。ちょっと広東語で話したりもした。

 ホテルに戻り、甘いものが食べたくなってケーキをテイクアウト。部屋に持ち帰って食べてのんびり。中途半端な時間に食べちゃったのでなかなかお腹も減らず、日が落ちた頃にやさぐれビーチを歩いた。

Yasagurebeach_2

Yasagure_beach3

やさぐれビーチバー。

 お腹もすかなかったので、晩餐は夜市で鹽酥雞&薯條を買ってつまんで済ませた。
そして、ゆるゆるとしながら2日目の夜を過ごした。

 最終日、12月28日の午前中は、ビーチを散歩するくらいですませた。
それでも十分な休息になったもんね。

Kending

 去年と今年、ここに2回こられたのは本当に贅沢だったと思うし、嬉しかった。
バリバリのリゾート地だし、一人じゃ移動に不便だけど、ゆっくりするもよし、観光するもよしだしね。もうちょっとアクティブだったら、この山にも登っただろうな。
まあでもいいや。また来ることもできるだろうし。やさぐれにね(笑)。

 そんなわけで、次回はいよいよ台北編。乞うご期待(大笑)!

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寶島撒潑飯包・台東編

2年連続となった年末台湾やさぐれツアー。
一番の目的は「探親」(笑)なのであるが、今年は前半の震災でしんどい思いをしたし、仕事も大量に増えたり、トラブルも多かったから旅でゆっくり休みたいなあ…と思ったことから決めた次第。もちろん香港も考えたのだけど、年末はまだ《大魔術師》の公開が始まっていなかったもんなあ。

年末の弟の予定を聞いたところ、12月24・25日と台東にいるから来ないかと返事があり、  前回も行って思う存分やさぐれた墾丁にも寄って、1週間駆け足で島を一周するツアーが決定。飛行機は行きが成田発桃園着、帰りが松山発羽田着。これは去年と逆パターンである。交通の便も考えて、ホテルやスケジュールも計画。そして、今回初めて行く台東は、台北からだと電車で5時間かかると聞いたので、国内の代理店を経由して、国内線の飛行機を手配してもらって行くことにした。 

12月24日。夕方発の便だったため、昼過ぎに実家を出発。昨年帰りに乗ったアクセス特急で成田に向かう。速くて快適。
ANAカウンターでチェックインして、あらかじめ注文していたWIFIルータ(twitterでお勧めされたので今回はレンタルした。前回は弟のネットブックを持って行ったが、今回はiPadを持参)を受け取り、早めに出国検査へ。

Pearlmilk

搭乗ゲート近くカフェテリアの珍珠奶茶。

Meal1

機内食。この冬からグレードアップしたらしい。

飛行機は予定より遅れて6時過ぎに離陸、桃園には9時過ぎに着陸。台北までは國光號。iPhoneのマップを見ながら、どこを走っているかチェックした。

Taipeihotel

台北駅前で降ろされ、1泊目の宿である大名商務會館に着いたのは11時過ぎ。ここは駅の真ん前にあるK−Mallの19階に入っている。日本人旅行者の多いリーズナブルなビジネスホテルだが、実はうっかり朝食を頼んでしまった。翌日8時20分発の飛行機に乗るのに、朝食時間は7時から。しかも裏手のロイヤルホスト。クロークのおじさんには「7時になったらすぐ行って、帯走すればいいよ」と言われたけど、それでも間に合わなさそうな気がしてなくなく諦めた次第。

12月25日、6時半にチェックアウトして、駅前でタクシーを拾う。国内線カウンターでチェックインし、改めて松山空港内を散策。

Takeshi

金城くん@ビエラ。日本でもこの広告ならよかったのに(笑)。

Browncoffee

お腹が空いたので保安検査をさっさと済ませ、小さなターミナル内にあったブラウンコーヒーでサンドイッチのセットを買った。Mr.ブラウンも、この季節はクリスマス仕様。

Matsuyama

乗ったのはこの飛行機。所要時間約50分。

Lishan

フライト中。写真じゃわかりにくいけど、山頂が雪で覆われている。
といっても、手前は雲だけどね。

 9時10分に台東着。ロビーで弟と待ち合わせし、彼の友人(パイワン族の子)の運転する車で台東新站で翌日の列車の指定券をとり、市内観光に出かけた。
 まず行ったのが、台湾南部一のコメどころ、池上。
 ここは鉄道の駅で売られる駅弁「池上飯包」が名物。そこで行ってみたのが池上飯包文化故事館(写真一番上)。

Ikegami

 往年の台湾映画のポスターがあり、映画館を模した一角。
日本なら昭和レトロになるけど、台湾ならなんていうのかな、民国60年代レトロかな?

 ここでは米の収穫や飯包(これが弁当。「便當」とも書くが、池上ではこれが多い)の具についての紹介が、上のようなレトロ趣味のディスプレイの中にある。小学校を模したスペースもあった。ここは遠足や観光のレクチャーで使うのだろうな。
 しかし、ここではその名物である飯包は食べなかった。同行者二人がすでに腹ごしらえしていたからというのもあるが、後に恒春や高鐡で便當を食べて、なぜ二人が食べなかったのかよーくわかった。…それはまた次の記事で。

 その後は同じ市内の大坡池(その名の通り池のある公園。写真2番目)を回り、客家文化館に行く。文字通り、客家族の民俗を紹介した資料館なのだが、弟が前日見たという卑南(プユマ)族の青年の祭り、猴祭を紹介した藁人形があった。タイミングが良く、台湾の少数民族の文化をテーマに藁人形を創作している作家の個展が行われていたらしい。

Sarumatsuri

 卑南族の成人式でもある猴祭。昔はホントに生け捕ったサルを刺殺する儀式をしていたそうだが、さすがに今はそれができず、サルをかたどった人形をつかっているそうだ。

 まだまだ日は落ちないので、池上の隣町にある關山親水公園にも行ったが、…ここは入園料をとるわりにはフツーのでっかい公園だったのにがっかり。
 そして、夕方になって駅の近くにある卑南文化公園へ。ここで前日、猴祭がおこなわれたらしい。復元遺跡を回り、発掘現場をそのまま残した國立台湾史前文化博物館の分館を興味深く見る。これを先に見てから翌日本館に行こうと思ったのだが…休館日だったのであった(泣)。(写真3番目は公園の高台からの眺め)

 公園を回ったら日が暮れてきたので、市内に戻ってホテル探し。久々に飛び込みになったが、ガイドブックにもよく載っている東之郷大飯店に投宿。
 夕飯は弟とその朋友がよく利用しているというピザ店に連れて行ってもらった。市内の國中でALTをしている米国人英語教師が経営する店だそうで、全て手作り。クリスピー記事で美味でした。フォカッチャもうまかった。

Pizza

 その後は、旧站近辺に広がるアートマーケット、鐡花村へ。ここは台東のアマチュアアートの梁山泊で、週末は手作り雑貨やオーガニックフード、無農薬野菜等を売る市集(マーケット)が開催されている。まずは近隣のカフェ、萬富でお茶を。

Wonderful

ここでモロッコミントティーをいただき、体を温めてから外へ。アマチュアバンドのライブをしばし聴く。↓この女の子がつじあやのの「風になる」を北京語カバーで歌っていたよ。

Tiehuazun

弟曰く、台湾はアマチュア層が非常に厚いため、センスのいいアートが次々と生まれているとのこと。そこから考えたのは、台湾の人たちは審美眼があるんじゃないかなということ。考えたら、哈日族や大韓ドラマなど、アジアのポップカルチャーブームの起点は全て台湾だった。そう考えると何もかも納得した。
旧站まで歩くと、大学のブラスバンドがジブリ作品のメドレーを奏でていた(写真4番目)。編曲がうまくて聴き惚れたわ。そして弟とホテルに戻る。

 

翌日、12月26日の早餐は市内で一番賑わっている早點店「早點大王」で饅頭と肉包をテイクアウト。
10時に彼の朋友が到着したので、チェックアウトして、鯉魚山公園に登る(写真は最初の3枚)。前日は南部のくせに寒くて寒くて、レザージャケットが脱げなかったのに、一転して晴天。大汗をかきながら山に登り、ジャケットを脱いで風にあたった。

Leiyushan

 その後は市内を流れる卑南大渓へ。渓谷自体は大きくて、月世界のように荒涼とした景色が見られるとか(写真5番目)。乾期だったのか、川の水は少ない。それでも3年前の夏の大雨の時は、この川も氾濫したそうだ。

 台東旅行もいよいよ大詰め。最後に弟がお世話になっているパイワン族のママの家に行く(写真6番目。わんこはママ宅の犬)。ここで家庭料理も御馳走になる。

Lunch_1

豚肉とクコの実のスープ。

Lunch_2

ジャガイモのきんぴら。

Lunch_3

ちまき、というよりおこわ。

このママさんがとても素敵な方で、また来てじっくりお話を聞きたくなった。そうするためには、ワタシも弟みたいにフィールドワークでもしなければいけないのだろうか。>いや、また遊びに行きたいってことです。はい。

 初めて来た台東は、1日目が寒かったのをのぞけば、結構快適な街だったと思う。少数民族文化をじっくり見る暇がなくて残念だったけど、やっぱり一番興味を持ったのは鐡花村を始めとしたアートシーン。日本語の資料も充実しているので、中国語ができない人でも触れやすいんじゃないかなーと思う。昨年行った華山1914創意文化園区@台北も面白かったもの。
 そんなわけで、アート好きな方には非常にお勧めな台東の旅であった。

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新年恭喜 萬事如意!

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微熱山丘のグリーティングカード。

無事、台湾から帰還しましたが、ここ2日はさすがに疲れが出ました。
昨年はいろいろなことがありすぎて、中華趣味がやや薄めでしたが、台北で念願の《 那些年》を観られたので、いい幕切れとなりました。今年もたくさんの中華電影が観られることを願います。

さて、今日はこれを見に行きました。

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『香港四重奏Ⅱ』の「上河圖」の元ネタの元ネタである(笑)ホンモノの上河圖が、この展示会で国外初公開。故宮なら北京より台北の方がモノとして好きなんだけど、これを見せてくれるのなら、行ってもいいかなーと思って、入るまで2時間、ブツを見るまでさらに2時間20分並んで、お目当ての品を見た次第。
これと一緒に、上海万博で公開された「デジタル上河圖」も公開してくれたらもっと楽しかったのに、と思った次第。…いや、もちろんホンモノはよかったですよ、語弊があるように聞こえるけどね(笑)。

お客は門外不出や限定公開という言葉の響きに弱い日本人の他に、中国人の姿も目立ってたな。北京でも滅多に公開されない品物だからかな。一番最近の公開は9年前の上海だったらしいし。

もちろん、これ以外のブツも堪能。
宝物は台北の方がいいと思うのは変わらないけど、皇帝の礼服などはあまり見たことがないから、じっくりと見たよ。乾隆帝のコレクターっぷりがよくわかる絵もあり、これはこれで良さがある。

こんなわけで、台湾行きに続いて中華趣味を満喫した新年2日目であった。
あ、台湾旅行記録は帰盛してから、《那些年》の感想と一緒にまとめて書きますね。

では、今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m。

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