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2011年12月

感謝台湾、再見寶島

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念願の微熱山丘のパイナップルケーキ。
焼きたては美味でした♪

1週間に渡るやさぐれツアー第2弾も今日が最終日。昨日は歩きすぎて脚が痛くて眠れず、今日は土産を買いすぎて大変です(汗)。

今回は実質上の島一周、さらに移動はバス・列車・新幹線に加えて国内線も利用とかなり派手に動きました。留学時以来の一周旅行だけど、ここまでは動けなかったなあ。
原住民の遺跡を見たり、再びやさぐれたり、猫をもふったりといろいろできたけど、まだしたりないことばかりかな(笑)。来年もいけるかどうかは未定。でも、ここはワタシの第2の故郷なので、また戻ってきたいなーと思うのである。

そんなわけで、現地からの更新は以上。
帰国して落ち着いたら、また旅の記録をまとめます。ではでは。

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まだまだ聖誕節気分な空港のツリー。

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艋舺に(意味もなく)散る

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今日は、艋舺に行ってきた。


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それから、永康街と師大街も。
猫カフェ「極簡」にも行ってきましたよ。


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そして、気がついたら3万歩以上歩いていたのでした…(笑)。
と、とりあえず写真のみアップで。詳細は後ほど。

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這些年,我們一起追的電影.

昨日の午前中までは墾丁で思いっきりやさぐれ、午後に台北に移動。両地とも暖かかったのが幸い。


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今回は某ビジネスホテルに投宿。

到着後、所用により士林に行ったのだけど、陽明戯院の上映作品ポスターにこれを発見。こりゃここで観ないといかんなあ、と思って鑑賞。いやー、楽しかった!これは日本語字幕で観たいなあ。
感想は帰国後。


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新しい夜市を見ようかと思ったけど、人が多くてしんどかったので、捷運に乗って寧夏街夜市で素食の米粉を食べた。うん、美味しかったよ。


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今日は今まで行ったことのないところを中心に、西側や公館の方を歩いてみる予定。猫カフェはまだあるのかなあ。
疲れないように歩きたい。


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これも観たいけど、北京語吹替だろうか…。

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墾丁・恒春やさぐれ一日遊

台東に比べたら暖かくはあるけど、風は強いはにわか雨もよく降る(そしてすぐやむ)恒春半島。

墾丁に来たら、やることは一つ。


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ビーチでひたすらやさぐれる…というのも去年やったので、今年はちゃんと観光することにした。
まずは、国立海洋生物博物館。


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これがかなり楽しめた。まるで『海洋天堂』。

お昼は恒春の市内へ。ここは『海角七号』のロケ地で有名だけど、


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撮ったのはここだけ(笑)。
まあ、あの映画に関しては、そんなにお(強制終了)。

しかし、ここで行き詰まった。
なぜなら、行こうと思っていた佳楽水行きのバスがなかったので。
仕方がないから観光タクシーをチャーター。
そして、行ったら雨も降ってきたよ(泣)。


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上は佳楽水、下はその近くにある砂浜、風吹沙。ただし、ここには降りられないのであった。

4時半過ぎにホテルに戻り、お茶。


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そして、ビーチに夕陽を見に行った。


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夜は夜市をブラブラと歩き、食べ歩きで済ませた次第。

今日は昼前にホテルを出発、4時頃に台北入り。夜はミッションで士林に行くので、ついでに新しい夜市も見てくるか。

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台東は晴れ、そして墾丁へ。

昨日は「ここは本当に南東部なのか?」というくらいの寒さだったのだけど、今日は午前中から太陽も出て、暖かくなった。というか暑くなった。


今日は、台東市内中心部にある鯉魚山公園を登り、

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市内を流れる’卑南渓のほとりを歩き、


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弟がお世話になっているパイワン族のお母さんのお家に遊びに行き、


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3時に台東を出発して、今年もまた墾丁へ向かった。

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去年はひたすらやさぐれてたけど、今年はちゃんと観光します。いや、もちろん、天気がよければビーチでやさぐれますけどね。

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おまけ。ニコ主演のドラマ《大人物》より。

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台東の聖誕節。

とりあえず、写真を幾つか。


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今日は昼まで郊外を回り、その後墾丁に電車で移動します。

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今日から台湾です。まだツアータイトル決めてません(こらこら)

時が経つのもあっという間で、今日は聖誕節前夜です。そして今年もワタクシは台湾へ行ってきます。

去年はやさぐれ旅でもあったのだけど、今年もそのテーマは多分続行。だっていろいろあったんだもの、震災も含めてだけど、自分自身にもね。それでも、やさぐれっぱなしでじっくり観光できなかったこともあったので、再び墾丁に行って、今度は恒春なども歩いてくるつもり。

そして、やっぱり台湾の皆様には感謝をしなければ。震災の時には本当にお世話になったもの。そんな気持ちをもって旅してきます。

そうそう、ただいま総統選のキャンペーン真っ最中なんだっけ?選挙の頃に行ったことがないので、どんなふうになってるのかも楽しみだったりする。とかなんとかいいつつ、今の政治状況をよくわかってないので、行きながら教えてもらうってのが大きいのだけど。(そういえば東アジアの政治に関心のある同僚が「総裁候補に女性がいるんだよなー」とかぼやいてたな。その発言がなんか偏見っぽかったのでテキトーに聞き流しておいたが)

ま、ここはエンタメ系なので政治云々のことはネタとしてしかあつかいませんし、それに対するコメントも控えます。だから突っ込まないでねー。

そんなわけで、いってきます。
ちなみに夕方発なので、まだのんびりしているのでした(笑)。
旅行中はこっちの更新もまめにやりますねー。

で、今回のツアータイトル、マジで何にしよう?「やさぐれながら感謝」を中国語でどういえばいいのだ?

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funkin'for HONGKONG的十大電影2011

 …いやもう、今年は洋画や邦画もだけど、ホントに映画を観られない年だった。
震災があったのが一番大きかったけど、本業でちょっとした事務局仕事を任されちゃったからねえ。それでもう疲労困憊しちゃって、買ってきたVCDも消化できてないし。東京や大阪ではやっと香港映画の劇場公開が復活しつつあるというのに、うちみたいな田舎にはまだまだその波はこない。いや、来ないで終わりそうな悪寒、もとい予感大。

 とはいえ、年明けには『新少林寺』『孔子の教え』が来る。だから希望はまだ捨てられないし、この冬は仕事さえ落ち着けば夜にVCDを観る時間もきっと取れるだろうから、映画を諦めたわけじゃございませんよ。そんなわけで、鑑賞本数は少ないものの、なんとか10本は見つくろったので、10位からカウントダウン行ってみませう。

 10 《跳出去》

  なんとこの映画、『ジャンプ ~上海ドリーム~』というタイトルで、iTunes storeにて販売&レンタル中。コロムビア映画だったからこそ、こういう形で公開できるのだろうけど、劇場にもかからず、DVDでも観られないのは惜しい気がする。ステ×星仔という中華電影界きっての悪ノリクリエイター(しかもイケメン。笑)がコンビを組んだ楽しい作品だからこそ、そう思ったのであった。

  9 出エジプト記

 今年はついにパン・ホーチョン作品が日本で初めて劇場公開された。それは大いに喜ばしいことなのだが、なんでそれがよりによって『ドリーム・ホーム』…(泣)。
 ま、この映画もサスペンスフルだったり見方によってはホラーっぽかったりもするんだけど、いくらドリームホームが受けたからって、頼むからホーチョンにホラーのオファーなんか送るのはやめてくれ。とりあえず新作《春嬌與志明》の公開は楽しみにしている。そして早く北京から香港へ戻っておいで、ホーチョンよぉ。

  8 香港四重奏二部作

 個人的なことを書いちゃうけど、来年夏までは香港に行けなさそうなんだよね。仕事が立て込んでいたり、引越しの計画をしているので。香港熱が落ちているわけじゃないけど、行けないとモチベーションが確実に下がりそう。そんな時に観るのなら、これくらいのショートフィルムがちょうどいいかもしれない。
 で、これまたどーでもいい個人的なことなんだけど、もしⅡの方に日本人監督を起用するならば、是枝裕和監督にお願いしたかった次第。即興演出で10分くらい、香港の一般の人々を使った物語を作ってくれそう。まあ、アピチャッポンみたいなのには(強制終了)。 

  7 海洋天堂

 涙よりも優しさを、悲しみよりも思いやりを。そんなことを言ってくれているような、ステキな小品。リンチェイ自らが出演を懇願しただけあって、そんじょそこらの泣ける映画と一緒にしちゃいけない。人間関係で苛立つことが多かったこのごろ、これをもう一度見直してもいいかなと思った次第。

  6 奪命金

 うう、これももう一度観たいよぉ。…だってあのときは(以下省略)。
 それはともかく、心配なのは、もしこの映画の日本公開が決まっても、フィルメックスで上映された香港映画は盛岡まで来たためしがないというジンクスがあるために、やってくれても来てくれるかどうかという保証がないのである。ああ、未だに恨んでいますよ、《放・逐》をやってくれなかったことにはね。

  5 モンガに散る

 このタイトルにはやっぱり許せないものがあるのだが、海角七号が消化不良であっても、こちらで大いに満足したからよしとする。鮮烈で痛くて苦い、戒厳令末期の80年代台北。そこはワタシの知らない世界だっただけに(もしかして先に留学した先輩は体験したのかもしれないけどね)、そこにたたずむイーサンの姿も共に刻み込まれた。

  4 台北の朝、僕は恋をする

 とかなんとか上で熱弁をふるっておきながら、同じ台湾映画でも実はこっちの方が好きだったりする。夜の街が持つミラクルさに、ギュッと掴まれちゃったもんでね。こうして日本公開作品を観ると、台湾映画も魅力的な作品が多いから、もっと日本で上映してほしいもんだ。TIFFで評判だった『あの頃、君を追いかけた』、青春ものであっても、若者向け限定じゃなくても十分売れると思うよ。だからさー、日本上映を決めようよ、どこかの配給会社さ
んさ。

  3 イップ・マン 葉問

  2 イップ・マン 序章

 ええ、はい、このへんはもう説明しなくてもいいんじゃないかって気もしますし、いろいろと後述します。そして、《一代宗師》にはこれに負けて欲しくないと思ってます、はい。

  1 孫文の義士団

 …まあ、今年観た映画の量と質を考えれば、これがぶっちぎりの1位になっちゃいましたわね。昨年のベスト10にいれなくて本当によかった(葉問入れちゃったけど、気にしないで。笑)大河ドラマ+超絶アクション、2時間15分があっという間の娯楽作。某辛亥革命よりも、これを全国一斉ロードショーにしてほしかったよ、ホントに!

 では、毎年恒例の個人賞へ。

 

主演男優賞:ドニー・イェン(孫文の義士団、葉問2部作)

 もう今年は完全に「イヤー・オブ・ザ・ド兄さん」だったよねえ。映画館でよく会う先輩同僚が職場でド兄さんの話をしていたのには驚かされたもの。『処刑剣』まで来たのには驚きましたよ。《精武風雲》がこっちまで来るかどうかはわからないけど、せめて《武侠》の日本公開決定の暁には、こっちまで来てほしい…。

 

主演女優賞:アンバー・クオ(台北の朝、僕は恋をする)

 作品自体の出来もよかったけど、やっぱりアンバーちゃんはかわいかった。もうこれだけで主演女優賞決めちゃいました。いいんです、独断と偏見で(笑)。

 

助演男優賞:ウェン・ジャン(海洋天堂)

 新人賞にしてもいいかなーと思ったけど、年齢的な面と、今後の活躍も期待できそうなので、この賞を。やっぱり名前がユニークだ、文章くん。

 

助演女優賞:グイ・ルンメイ(海洋天堂)

 ルンメイのはかなさはいろいろ応用が効く感じがする。『密告・者』の彼女は痛々しくも魅力的だったけど、この映画の彼女のちょっとさびしげな感じもまたよかった。結局好きなんだな、ルンメイが(笑)。

 

新人賞:トー・ユーハン(葉問2部作、香港四重奏、1911
      イーサン・ルアン(モンガに散る)

 今年は男優の当たり年でもあったかな。香港でも大陸でも着実にキャリアを積んでいるので、早いところ当たり役が観てみたい杜宇航、そういえば高良健吾くんにも雰囲気が似ているような(この映画限定だろうか?)イーサン、文章くんとあわせて、今後が楽しみ。

 

監督賞:ニウ・チェンザー(モンガに散る)

 そして最後が監督賞。あははは、豆導(でよかったっけ、愛称?)でしたね。ユニクロのモデルにもなってしまう監督、いつでもイケイケでいてくださいませ。

 とまあ、こんな感じにまとまりました。はい、来年は頑張って中華電影を観ることにします。VCD未見の山も崩していかないと、きりがないもんね。

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台湾に感謝しながら、今年もやさぐれに行こう(笑)

 時の経つのは早いもんで、あっという間に12月になってしまった。去年の今頃、6年ぶりに台湾行くんだよーとはしゃいでいたっけ。それがあって香港へも行って、そして3月11日…。

 その1週間後に台湾で行われたチャリティーイベント《相信希望Fight&Smile》 をネットで観て、台湾の皆さんが日本に想いを寄せてくれるのに驚きながら、今年の年末も台湾に行こう、そして会った皆さんに感謝の思いを伝えようと思った次第。そしてついでにまたやさぐれようと思ったのであった(笑)。

 そんなわけで今回のルートは、まず台北に1泊して翌日朝に初の国内線利用で台東に飛び、そこから西に移動して2年連続で墾丁、後半はお約束の台北といった具合。台東では原住民のお祭りを見てきます。
 墾丁に行くのは当然「ワタシは日本を捨てた(以下略)」と言いに行く…だけじゃなくて、ちゃんと観光して、リゾートを満喫してストレスを解消するのが目的。今回は恒春に行ってきます。
 そして台北。いつもは新しくてオサレな東區に行っちゃうのだけど、今回は久々に萬華や西門町に行き、実は今までなかなか行けなかった公館周辺も回る予定。交通の便がいいところのホテルを取れたので、MRTを乗り回してあちこち行く予定。

 去年は休んだり、弟と会うのがメインだったからあまり歩けなかったけど、今回はしっかり回って、楽しんでくるつもり。今からガイドブック見てあれこれ計画立ててます。当分香港に行けない事もあって、その分まで楽しまなきゃねー。今回の旅も初体験も多くなりそうだし。

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サンザシの樹の下で(2010/中国)

 『奪命金』の時に書いたが、ある個人(だいたい監督)をブランド化したり、得意ジャンルで決めつけるのがどーもダメになってきている。トーさんだったら「ノワール」、ウーさんだったら「バイオレンス」、王家衛だったら「遅筆」…じゃなかった「オサレ」って感じで。
 で、これがイーモウだったら「初恋」とか「純真」とか「美少女」。…そう、代表としてあげられるのが『初恋のきた道』。…えーと、すいません、いい映画だと思うけど、好きじゃありません、イーモウ作品としては。それよりも、2000年代の大味な大作乱発でかえって親近感増したんだけど、こんなワタシはやっぱおかしいかね。早いところ『女と銃と荒野の麺屋』を観たいんだけど、やっぱり来ないかなあ…。

 で、『サンザシの樹の下で』である。
 この路線は、もう言うまでもなく初恋路線ですよねえ。もうそれ自体で構えちゃってすいません。そんな気分で観ちゃってたので邪念ありまくりな感想になりそうですいません、と先に謝っておきますよ。

 文革中期、1970年代初頭の中国。下放された高校生静秋(周冬雨)は、住み込んだ村長(李雪健)宅で「老三」と呼ばれて家族同然に扱われている孫(ショーン・ドウ)と出会う。二人はお互いに惹かれあうようになり、静秋の下放期間が終わっても、孫は彼女の住む町まで会いに来ていた。
 しかし、静秋の両親は反革命分子として扱われ、父親は投獄され、母親(シー・メイチュアン)は労働改造を受けていた。高校卒業後、静秋も高校を卒業して、やっとのことで教職を得て、母親や弟達を支えるために働いていたのだが、母親に迷惑をかけたくないので、こっそりと逢い引きをしていた。それもつかの間、やがては母親にその恋を知られることとなる。母親は孫に娘と付き合わないでほしいと頼み、彼はそれを受け入れる。しかし、静秋の思いは募るばかり。思い切って下放先の村に行ったのであるが、そこで孫が入院したことを知る…。

 観終わって思った。「これは中国のセカチューか?」と思ったら、公式サイトのイントロダクションにそう書いてあった。…いずこも同じなのね、若者が好むのは。いや、アジア人だからこそのメンタリティなのかもしれないけど。

 なんかねー、文革がバックグラウンドにあるので、必然的に重くなるのはわかるのだけど、昔のイーモウならもっとへヴィにやるんじゃないかなって思ったので、その頃と比べて文革の扱いが軽くないか?というのが。いや、重くても困るんだけどね。文革の扱いは大陸でもデリケートになってしまうから、どうしてもこうなってしまうのかしら。気になったのはそんなところ。

 ヒロインの周冬雨ちゃんは、わりと癖のある感じの少女。というか薄倖顔ですね。※意見には個人差があります。イーモウ映画のヒロインはみんな癖があるけど、その中で一番好きなのは童潔だったりする…あ、でもイーモウと組んだのはこれ1作だけだったか。
 ところでイーモウ映画で起用されるスター以外の男どもは、若ければ若いほどええ男度が下がっていくような気がするのだが(オッサンなら姜文や孫紅雷など、ええ味出した系がわんさかおるのに)、今回のショーン・ドウくん(大陸生まれだがカナダ育ちなので英語名を持っているらしい)が珍しくあかぬけてて、それなりにええ男でビックリした。しかし、ええ男なのであんな仕打ちを受け…って以下強制終了だな。

 ま、久々に観たイーモウ映画だけど、先に書いたような大味で好き勝手やってる彼が好きな身としては、誰にでも(特に良心的な映画ファン?)好まれそうなこの路線は、はっきりいっても言わなくても物足りないのであった。さて、次回作は初の欧米人主演、そして南京事件をテーマにした作品だけど、はたしてどういう出来になるもんだろうか。楽しみ半分不安半分。

原題(&英題):山楂樹之戀(Under the hawthorn tree)
監督:チャン・イーモウ 製作:ビル・コン 脚本:イン・リーチュアン 撮影:チャオ・シャオティン
出演:チョウ・ドンユイ ショーン・ドウ シー・メイチュアン リー・シュエチエン 

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奪命金(2011/香港)

 ヴェネチア映画祭を皮切りに、現在世界各地の映画祭をサーキットしている我らがジョニー・トー親分の最新作《奪命金》。 珍しく女性ヴォーカルをフィーチャーした予告編(この記事にのっけてます)では、なんとなくあらすじが読みとりにくかった。まあ、いつものトーさんとはきっと違うのだろうな、という感じはしたし、クロージング後の公式上映で流れたトーさんの直撮りメッセージでも「アプローチを変えてます」的なことは言っていたからね。 

 金のいざこざで男が隣人を刺した事件に直行した刑事チョン(リッチー)。なんとかことを収めて署に戻ろうとすると、妻のコニー(マイオリー・フー)が新しいアパートを買うと連絡してきたため、渋々出かけていく。
 一方、とある銀行。金融商品営業担当のテレサ(デニス)は意地悪な上司(ステファニー・チェー)にハッパをかけられ、リスクの高い投資信託商品を売ることになる。彼女は最初の顧客のチェンおばさんを説得してなんとか商品を売りつけた。その後にやってきた高利貸しのチョンさんは何か焦っているような感じで口座の解約を申し出た。しかし、彼は全財産の半分を持って去って行った。携帯電話を置き忘れていたのに気づいたテレサは急いで彼の後を追うが、駐車場にたどり着いた彼女が見たものは、車の中で血まみれになって死んでいるチョンだった…。
 そして、黒社会で誕生会の集金などのカネ回り関係を引き受けているチンピラのパウ(ラウちん)。昔気質で気のいい彼は仲間の金のトラブルを手伝ってやることになったのだが…。

 なんかあらすじを書いているだけでわけがわかんなくなっているのだが、それは観てから1週間経ってしまっているからってこともあるのだが、もっと簡単な要約をすれば、主要登場人物が金に翻弄されているってことにつきる。うーむ、世の中は金だ。金が悲劇を生む…ってまたそのセリフかよ、オレ。
 ついこの間まで経済には疎かったのに、そんなワタシが「世の中は金だー!」とかなんとか叫び出したのは、明らかにこのシリーズをネタにしたドラマにハマったわけなんですけど、2年前、この小説を映画化したものを観た2カ月後に、香港で《竊聽風雲》を観たところ、改めて、香港が日本以上に庶民と金の距離が近いということを感じさせられたものであった…と、当たり前のことを言ってしまって非常にスマン。

 庶民の生活と世界経済は直結している。それは香港でなくても日本も同じ。だけど香港人の金に対する考え方は、日本より切実である。それは今まで作られた香港映画にも常に描かれてきた。『ラブソング』でもそうだったしね。非常に危うい基盤の上に立っている彼らが頼れるのはやはりカネであるから、なんだろうな。それでもエンターテインメントの材料としては興味深い。《竊聽風雲》も事件の背景には株式があったわけだしね。だから、多少理解不足があったとはいえ、ワタシは楽しんで観た次第。
 キャストも安心して見られる方々ばかり。林雪やヤムヤムが出ていなくても、どこかにいそうな感じがある。今回は初参加という人も少なくなかったんじゃないかな?そして一番意外で面白かったのがテレ(笑)。

 確かに、この映画にバイオレンスはないし、人はあまり死なないし(おいおい)、ノワールものではない。でも、トーさんは決してノワールだけの人ではない。ワイ・カーファイとのコンビで見せるクレイジーなコメディも魅力だし、《文雀》のクラシックで洗練されたストーリーテリングもいい。もちろん、全てがいいわけじゃなくて、多少アレな作品だってある(なんだかは言わないけど)から、トーさんだからなんでもいいってわけじゃない。
 なんで急にこんなことを言いだしたかというと、最近トーさんが人気があるのはわかるけど、なんだかそれがノワールだからという決めつけだったり、彼の名前がブランド化してしまっているように感じたからだ。香港電影迷だけでなく、コアな映画ファンにも名前が知られるようになったのは嬉しいんだけど、それでもまだまだ知名度は低いよなって感じがして。それはこういう見方があるんじゃないかって気がしたからだ。

 できれば、いや、この映画は絶対日本で一般公開してほしい。そして、配給&宣伝してくれる側には、トーさんは決してノワールだけの人じゃないわけということを紹介してほしいと思うのだ。
 …と、ここまで書いてふと気付いたのだが、そういえばうちの街って、今までフィルメックスで上映されてから一般公開が決まった香港映画って1本も上映されてなかった気がする。ああ、もうその時点でダメじゃんかよー(泣)。

英題:Life without principle
監督:ジョニー・トー
出演:ラウ・チンワン リッチー・レン デニス・ホー マイオリー・ウー チョン・シウファイ ン・チーホン テレンス・イン

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