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2010年1月

《獨臂刀》は『片腕ドラゴン』ではありません。

 最近更新がすっかりご無沙汰してますが、このまま『中華電影データブック』(fromもにかるさんblog記事)が届くまで更新しないってのもアレだなーと思ったので、この年明けから学習を再開した《香港電影類型論》ネタを久々に。

 いろんな都合上、隔週で勉強していることもあって、この本を1年で全部終わらせることはできないだろうなと思っていたのだが、本の大部分を占める羅[上/下]さんの論文のうち、もっとも長い張徹論の講読があと1回で終わるので、今年度の残りでは、これまでやってきた講読の総復習をしようということになった。
 「でも、せっかく映画論をやっているのだから、何か映画が観たいです。張徹について学んだのだから、観るのは《獨臂刀》にしましょうよ」とワタシが言うと、老師は「ああ、いいですよ」とのってくれた。

 映画自体は2月下旬に観ることが決まったからいいものの、はて、どうやってブツを準備しようか。とりあえず近所のレンタル店をあたってみて、それでなければ久々にオンラインレンタルを利用するか、あるいはあーまぁーぞぉーんで思い切って買うかという考えを持っている。

 しかし、ここまででワタシは大きな思い違いをしていた。それが明らかになったのが、Twitterで、この映画の邦題を『片腕ドラゴン』だとおもいこんでブツブツつぶやいていたことからだった。

「『片腕ドラゴン』を授業で観るとはスゴイよ!」と言われ、え、そんなにすごいの?えらいもん作ってんだなー張徹、なんて思ってつぶやき会話していたところ、「…もしかして張徹作品の《獨臂刀》のことを言ってるんだったら、それは『片腕必殺剣』なんじゃないの?」と指摘を受けた。

 …ええ、ご指摘の通りです。確かにそうでした。すみません<(_ _)>。  
ああ、自分はまだまだ修業が足りないなー、と思った次第なのであった。ちゃんちゃん。

 さて、今年度終わりに「香港類型電影之武侠篇」と張徹論のおさらいをすることもあるので、しばらく更新を止めていた《香港電影類型論》覚え書きも再開したいと思ってます。
 今まで書いた分もわけがわからんという指摘も受けたので、これも見直しながら、アップしていこうと思います(と自分のためにもしっかり予告しておこう)。

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『流転の王妃の昭和史』愛新覚羅 浩

 日中戦争のことを考えると、どうしてもきりがなくなってしまう。
 南京大虐殺(あえてこう言う)は実際どうだったのか。引き揚げ途中で置き去りにされた子供や女性たちはどうやって生き抜いたのか。満州国という国を作った軍部の思惑と、そこに希望を見出して移住人たちの気持ちはどんなだったのだろうか。そしてあの時、中国人と日本人は本当にお互い憎みあっていたのか。

 何が真実で、何が虚実なのか。それはあの戦争の時代に生き、戦争が起こした悲劇に巻き込まれた人々それぞれの思いがあるから、一言でいうことは難しいのだろう。それをワタシたちに直接教えてくれる人々も、だんだん少なくなっていく。
 映画にしろ書籍にしろ、戦争に関わる出来事について書かれたものが苦手で、あまり手に取ってこなかったのだが、歳を取ってやはり知らねばならないと思っていたことと、年末の旅行時、たまたま母親がワタシにくれたことがきっかけで、この本を読むことになった。

 ちなみにこの本、2003年にテレ朝系で放映されたドラマスペシャル『流転の王妃・最後の皇弟』の原作の一つとなっているそうだ。残念ながら未見。いや、いま観たいとも思わないが(苦笑)。

 筆者は旧侯爵家の令嬢にして、かつての清朝皇帝の一族だった愛新覚羅家に嫁いだ。こう簡単に説明できれば一番いいのだが、それが日中戦争時であり、その結婚だって自らが築いた「満州国」の皇帝の弟溥傑に嫁がせようとした軍部の策略からだから、話は簡単ではない。
 生涯のあらましはWikipediaに掲載されているとおりであり(氏名表記は結婚前の「嵯峨 浩」)、本の内容もそれに即しているのでパス。

 読み始めてちょっと驚いたのが、溥傑氏との結婚が軍部によって仕組まれたものでありながら、浩さんは最終的に自らの意思で溥傑氏を愛そうとしたことであり、その想いに溥傑氏も答えてあげていたということである。政略結婚というと、どうしても愛がないゆえに夫婦間での亀裂が大きくなることが多い。彼らの兄夫婦にあたる、溥儀に嫁いだ婉容皇后をモデルにした小説『我が名はエリザベス』でもその悲惨さは描かれている(しかも、あの小説と同じように、この本でも溥儀が同性愛者であったという論述があった。やはり有名な事実だったのか。『ラストエンペラー』ではすっぱり切ってあったもんな)。
 また、今ほど国際結婚が一般的でなかった時代なのに、中国人(満州人)に嫁ぐことに抵抗を持っていなかったということにも驚かされる。それは浩さんたちの身分から来る余裕のもちかたからなのだろうけど、ここまで寛容であるとは思わなかった。

 結婚と満州での暮らし、日中戦争へ向かう不安、そして脱出と夫との別離…。
日中戦争で被害を受けた多くの人々と同じように、浩さんも激動の数年を生きた。
 しかし、帰国して夫の釈放を待つ間、彼女と溥傑氏の間に生まれた大学生の長女が心中事件で命を落とす。この「天城山心中」については初めて知ったのだが、この本を読む限りはどうしても相手側のストーカー行為の果てにある無理心中としか思えない。しかし、これまたwikipediaをたどると、その長女は中国にいた溥傑氏に対して、付き合っていたという男性への思いを綴っていた手紙を送っていたということもあったらしいので、一般的には後者の理由を根拠とした情死であるというようにいわれているらしい。
 …それであっても、命を落とすまでしなくても、なんて安易に考えてしまうのはいけないだろうか。

 日中戦争や、その前後の出来事について書かれたノンフィクションは数多く出版されている。満州に夢と希望を抱いて移民したものの、土地の悪条件に苦しみながら開拓していった農民の話から、浩さんのような満州国の上部と関わっていた人々、そして当の軍人の話まで多数だ。
 この戦争から激化していく第二次世界大戦が終わって今年で65年。その記憶は風化しつつあるのだろうが、近隣諸国のもめごとが起こると幽霊のように現れてくる。
 たとえ自分に経験がないといっても、戦争なんて起こらないでほしいし、やってはいけない。そんな気持ちになる。だから、今まで避けてきた戦争関係のノンフィクションにちょっと気をつけながら見て行こうかな、と思っている。

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ゆうばりに行きたしと思へど、ゆうばりはあまりにも遠し。

 なんか、前にも同じような題名で書いた覚えがあるな。

えー、今年で20周年を迎えるゆうばり国際ファンタスティック映画祭に、我らがジョニー・トー親分が来ることは以前の記事でも書いた次第。13日にこれがさらに14日に追加プログラムが発表されたときには、特にTwitterの中華な人々界隈では大騒ぎだったわけで、ワタシ自身もそれを聞いて「絶対行くー、次の日職場で特別行事あるけど行くー」とか舞い上がっちゃって、多少先走ったりしたのである。

 しかし、ちょっと待てよ。
いくら映画祭といえども、夕張は遠い。一度行ったことがあるのだが、それを思い出しても遠い。そして交通の便が悪い。さらに「黑社會2」は一度観ている。例のアレである。人に(以下略)。これを観るには2000円のスペシャルパスポートが必要とのことだが、それならば香港もの以外で他の作品も観ようか…と思ったら、時間が悪すぎる。
 そしてとどめは3月に渡港計画を立てているのと、この頃の浪費による資金不足。

 以上のことを根拠として、ワタクシはなくなく夕張行きを断念させていただきました。

 うわー、悔しいー。…でも、3年前のトニー単独来日@傷城のようなショックはなかったよ。だってトーさん、しょっちゅう来日してそうだしね(笑)。

 そんなこんななわけで、ゆうばりに行かれる皆様(北海道の方メインかな)、どうかトーさんにお会いしたらワタクシが宜しく言っていたとお伝え…って自分、知り合いなワケないだろうが(瀑)。

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『香港路線バスの旅』小柳 淳

 香港に通い始めた頃は、もうとにかく街歩きが楽しくて、チムや港島方面を何度も往復して、観光地を出ることなくひたすら歩き倒していた。
 ここ5、6年、つまりやっとのことで渡港回数が10回を越えたあたりから、繁華街以外の香港の楽しみを覚え、相変わらずそこまで歩いていったものだが、気がつけば1日の歩数は3万歩を超え、なおかつ年齢からくる体力の衰えにより、へたばってしまうことが目立ってきた。せっかく交通費が日本より安いんだから、きちんと使いこなして楽しめばいいのにとつっこまれそうだけど、実はちゃんとバスに乗れるようになったのがここ2、3年のことである。
 さらに最近、香港を舞台にした小説を同人で書き始めたのだが、そうなると街の見方を必然的に観光客から居住者のそれにせざるを得なくなる。庶民目線で書くのなら、庶民の交通手段を把握しなくては、と、「香港街道地方指南」を傍らに置くようになり、昨年夏の取材旅行でもバス(時々地下鉄)に乗ってあちこち回っていた。それにも限界がある。どーしよう?
 そんなときに見つけたのが、昨年秋に発行されて香港好きの間で話題になっていた、この本だった。

 筆者には『香港路面電車の旅』の著書もある。一般的に言えば、いわゆる“乗りテツ”ですね(笑)。すみません。
 日本に比べて鉄道数は少ないものの、それをカバーする形で発達し、香港全市に交通網を張ったのがバス。狭い街ゆえ、よく渋滞に巻き込まれるけど、一度乗ると香港の街の様子がよくわかる。
 この本では、香港好きにはお馴染、城巴、新巴、九巴といった香港三大二階建てバスから、あまりに多すぎてどこに何が停まるのかわからない小巴(ミニバス)、あとは境界行きやネズミーランド行きのようなイレギュラーなバスまで、全部で30本のオススメ路線を紹介している。
 例えば、ネイザンロードを走る6Aはお馴染だが、いつも旺角周辺で降りてしまうので、終点まで行ったことがない。だけど、バスはライチーコックのほうまで走っていく。始発のチムから終点まで、実に丁寧に紹介されているので、今度行ったら終点まで乗りたいなあ…と思わせられる。
 チムや中環のターミナルに行き、見知らぬ地域の名が表示されているバスを見るたび、これはどういうところに行くのかなあ、と思うのだが、ワタシと同じような気持ちになった人は必ずこれを読んでいるんだろうな。
 最初のうちは、ここで紹介されている路線をそのまま走破してもいいけど、そのうち他の路線も乗ってみたくなることは確か。そんなふうにバスに乗って、自分なりの香港を発見できそうな気分だ。
 
 あと、個人的なことで申しわけないけど、次回の香港行きは家族と一緒に行く予定である。そのときにただありきたりの観光地を回るだけじゃ面白くないので、ここに出てきたバスに乗ってみたいと考えている。安上がりに観光できるしねー(笑)

 久々に香港への愛がわきたってきた1冊。こういう本ってありがたいわ。

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厳冬のトーさん祭り@ゆうばり

 つぶやく余裕があっても、記事は書けんのかと言われそうだけど、記事を書く余裕がないのは事実(笑)。
 でも、これについては書かなくちゃね。ゆうばりファンタのオフシアターコンペで我らがジョニー・トー親分が審査委員長をつとめることは。

 もにかるさんのblogでこのこと及び『エレクション2』ほか未公開香港映画の特別上映が決まったことを知って思わず狂喜乱舞。無理を押して行こうかなー、とちょっと動いてます。ただ、とーほぐからだとツアーは厳しいんだよね。個人でえっちらおっちら行くしかないか。

 以前も書いたけど、実はゆうばりファンタ未体験。
去年の秋に地元の映画祭で、ゆうばりの実行委員さんがシンポジウムに参加されて、いろいろ話を聞いてきたけど(日記blogのここに書いてますよー)、やっぱり面白そうな映画祭だよなと思ったのであった。

 今回、せっかく香港映画をまとめてやってくれるのなら、ちゃんと行きたいかなー。
いや、もちろん翌月の春休みには香港へ行きたいけど、何とかお金と暇をやりくりして、ちゃんと行けるようにしようっと。

 で、チケットが来週水曜発売?そりゃまた急な話で。
しかし『エレクション2』、一回観てるんだよなー。またあの人に(以下略)。

 ええ、チケ取り頑張ります、ハイ。
…というより、チケぴのページにはオープニング&クロージング&パーティー券のみしか発表されていなかった。もしかして当日のみか!

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funkin'for HONGKONG的十大電影2009

 いつもなら旧年中にあげるのだけど、年末にいろいろあったので、年またぎでアップします。
 (しかも昨年観た《証人》の感想がまだ書けてないし…)
 昨年は、世界不況と邦画(大型有料TVドラマの増加ってどうよ)のメガヒットのあおりを受けただけにとどまらず、ワイズポリシーやムービーアイなど、中華系に強かったアート系配給会社の倒産もあって、日本で観られる中華電影の数が激減してしまったように思えた…(泣)。
 そんな淋しい状況の中でもなんとか決めてみた十大電影、長くならないようにさくっといってみます。

10 《大捜査之女》

 祝・サミー復帰!…というわりには次が続いていないのが残念。男同士の熱いドラマも好きだけど、頑張る香港女子の活躍をもっと観たいんですよー。そんなわけでサミー、今後も頼むよ。

9 プロテージ/偽りの絆

 『新宿事件』も問題作だったけど、衝撃度はこっちの作品のほうが上だった。やっぱり麻薬は恐ろしい。の○Pやら○塩先生やらはもちろんだけど、ヤクによるゲーノー人逮捕のたびにはしゃぎまくっているマスコミの連中も一緒に映画館に閉じ込めてこの映画をじっくりと見せてやりたいです。

8 《証人》

 まだ感想書いてませんが、ニックの不気味な熱演とニコの傷だらけ演技が強烈だった1作。金像の主演男優がニックにいったのは納得だけど、やっぱりここはダブル主役と見るべきでしょう! 
 
7 赤壁二部作

 作品自体に罪はない。でもエイベの宣伝のやり方が気にいらないの…。だからこんな位置に来てしまった。そして、やっぱり前後編まとめて3時間半~4時間くらい(もちろん途中休憩あり)で一気に観られるように編集してくれれば、中華電影史に名を残す名作となったのかもしれない…。

6 ウォーロード 男たちの誓い

 思い入れ自体は赤壁の方が強いのだが、プロデューサー&監督としてのピーターさんの大きな変化を実感してしまった作品として、こっちの方を評価。ああ、このまま彼は“中国のリュック・ベッソン(スピルバーグというより、こっちの方なんじゃないかと。プライベートは全然違うのだが)”と化してしまうのだろうか…。

5 《葉問》

 金像の作品賞が続きます。李小龍のお師匠としてのみ知られた詠春拳の葉問を正統派の民族英雄として描くんなら、どーしてもこういう作品にせざるを得ないのかなー。日本軍との対立もステロタイプな感じで、残念ではあるけど、これを観て、フォロワーとなってしまった《一代宗師》がどんな視点で同じ人物を描くのかが楽しみになった。決して同じ作風になるわけがないし、なんといってもあの王家衛だからね。

4 コネクテッド

 評判通りに面白かった!某ディパの高評価で辛酸をなめさせられた分(オーバーな!)、ハリウッドリメイクでも独自性を出してぐいぐい押し切る面白さを堪能。これがでっかい画面&日本語字幕で観られれば、もっと順位上がったんだけどなー、残念。でも、一部で言われた“意訳”が気になるので、DVDが出たらレンタルして見直そう。 

3 《東邪西毒:終極版》

 旧作だし、未だにこのヴァージョンが日本未公開で惜しいんだけど、やっぱり好きな作品なので。レスリーの不在で撮り直しができなかったのが残念だけど、約16年前の過酷な撮影で刻みつけられた俳優たち&スタッフの思いを、このブラッシュアップした版で新たに感じられたのが嬉しい。ワタシの好きな西洋片である『ブレードランナー』のディレクターズ&ファイナルカットを観た時と同じような気持ちになったのはいうまでもない。あの映画も長い年月を経て磨いていった作品だし。

2 意外

 今年はかなり多くの香港サスペンスアクション映画を観てきたけど、ソイ・チェン監督&トーさんという化学反応が産んだこの作品も面白かった。キャストもプロットも時間も適切で、ピタッと決めてくれたのが嬉しい。北角の風景もよかったし。 

1 《竊聽風雲》

 サスペンスアクション映画は好きだけど、今年は重々しい作品が実に多かった…。そんな中でも無間道脚本コンビとトンシンさんがタッグを組んだこの作品が強く印象に残ったのは、主人公3人の切羽詰った状況がぐっと胸にきたのと、金で運命を狂わされる恐ろしさを思い知ったからだったりする。ああ、やっぱり日本だけじゃなく、全世界的に「世道就是銭、銭帯来悲劇」なのだと思った次第。

 では、次に個人賞。こちらもサクッと。

 主演男優

 ルイス・クー 『コネクテッド』『意外』《大内密探霊霊狗》

 今年はもう完全に古天楽とニックの年としかいいようがないでしょう。こういういぶし銀の俳優が活躍してくれるのは個人的に嬉しい。もっとも香港映画界としては、若手スターが出てこない状況がじれったいのかもしれないけど。

 主演女優

 該当者なし

 うわ!これは主演男優より由々しき事態かも。若手男優と香港で活躍できる女優の育成が今後の香港映画の課題じゃないか。大陸でとるからいいもーん♪的状態がこれから続くようじゃ、地元のエンタメがますますやせ細っちゃうよ。

 助演男優

 ニック・チョン 『コネクテッド』《証人》

 ニックさんも苦労人だよね。ワタシが初めて彼の名前を知ったのが、ほぼ10年前の《黒馬王子》で、初めて演技を見たのが、イーキン&アンディ先生の『決戦・紫禁城』だった。あの頃のニックさんって、学友さん似のコメディアン的な紹介がされていたけど、トーさん作品の常連と化してからはみるみるうちにそのイメージがなくなっちゃったもんな。遅咲き俳優の活躍はどこでも嬉しいので、今後の活躍も見逃せない。

 助演女優

 ヴィッキー・チャオ 赤壁二部作

 これまた贔屓目なところもあるけど、赤壁二部作のヒロインは絶対に彼女だと思う。まー、おキレイな部分が全部チーリンに行ったこともあったせいなのか、かえってのびのびとやっていたのかもしれないけどね。

 監督賞

 イー・トンシン 『プロテージ』『新宿事件』
 アラン・マック&フェリックス・チョン 《大捜査之女》《竊聽風雲》

 今年は親分作品が観られなかったので、かえってこれらの人々の作品が印象に残った。大陸にあえて背を向け、香港でしか撮れない社会的な映画を作って世界に問い掛ける姿勢は今後とも続けてほしい。そういう映画だって必要なんだけど、それがメインストリームになる今の香港映画って、もしかしたら…なのかもしれないが。

 スタッフ賞(アート系部門)

 岩代太郎 赤壁二部作

 スタッフ賞(アクション系部門)

 パトリック・レオン 赤壁二部作

 すみませんねー。これもやや贔屓目でしょうか。しかし岩代さん、赤壁の音楽やってかなり株が上がったのでは?そしてパトリックさんは、アクション監督よりも《戯王之王》みたいなお気楽映画の方が本筋なんだろうけど、ウーさんの盟友であの海上戦をやったひとと聞いてすごいと思ったもんで。

 特別賞 もっと幸せな役が見たいで賞

 チャン・ジンチュー 『プロテージ』《竊聽風雲》《証人》
  シュー・ジンレイ 『ウォーロード』
 
   
 もうね、いくら大陸の演技派女優だからってかわいそうな役ばっかりやらせるのはあまりにも酷なのでは?《証人》のジンチューをみてたら、香港映画人は彼女にコメディや恋愛ものをやらせたくないんじゃないかとまで思っちゃったもの。そういってもこの2人がコメディや恋愛ものを広東語で演じている姿を想像してもなんかピンとこないのが事実(笑)。

 というわけで以上です。
 では、今年は楽しい中華電影がたくさんみられることを祈りませうか…。

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恭喜新年、萬事如意!

  本来ならこれは、旧正月にアップすべきMVなんだろーけど、新年だからまーいーじゃん♪ってことで(笑)。北京語だしね。

 あけましておめでとうございます。今年も当blog&もとはしをよろしくお願いいたします。

 さて、昨年中に九州から帰還しましたが、旅疲れ&別のことに気をとられていたので、またしても中華度の薄い正月となってしまいました。関東にいても、結局『海角七号』も観に行けなかったものなー(地元公開が決まっているからいいんだけど)。

 昨年は、中華電影迷にとって日本公開される映画が少なく、残念だったという気持ちがあるのだけど、今年の公開本数もなんだか少なさそう…。トニーもいよいよ《一代宗師》の撮影に入ったとはいえ、これが観られるのもちょっと先になりそうだし。
 中華趣味のモチベーションを下げないためにも、せっせと手持ちのVCDや未見映画をDVDレンタルで探して観るようにしていかなきゃなのかな。そういえばまだ《証人》の感想を書いていない…。
 ええ、頑張ります。こういうことをしていかなければ、自分の興味や関心が続かないので。

 そうそう、九州旅行の最後の方から帰盛するまで、この本を読んでいました。
昨年中にアップできなかった十大電影と、《証人》の感想の次あたりに、アップしようと思います。


 
 当分はマイペースな更新になると思いますが、今後ともお付き合いしていただければ嬉しいです。

 …あ、いま気がついた。トニーって、今年は年男じゃないの!

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