えーと、おわかりかと思いますが、タイトルの意味はこれです。
最近すっかり口癖になっちゃってます、ホントにすいません(涙)。
最近、民放よりもNHKをよく観ている。
現在、日曜夜に放映中の『坂の上の雲』では、今週から日清戦争が描かれている。
開国間もなく、軍隊をやっと養成したばかりの日本に対し、清国の北方艦隊が日本にやってきたところからそれが始まるのだが、当時は軍隊としての能力は清国の方が勝っていたのに、内乱などの国内情勢が自らの首を締め、国自体が弱体化してしまうことになったというのが、わずかな知識としてあること。
このドラマ、ともすると軍国主義称賛的にとられてしまう危険性もあるんだろうけど、これまで日清戦争を描いた映像作品をきちんと観てこなかった(特に日本側からの)こともあって、あくまで客観的な視点で描いてくれることを期待したりするのであった。
それに続いて観ていたのが、以前も書いた通りのNHKスペシャル『チャイナパワー』。
今回は残り2本の感想をざっくりと。ああ、やっと本題に入れるよ。
11月29日に放映された第2回は、中国資本のアフリカ進出。
以前、小香さんのお茶会でマラウイ黒プーアルを飲んだとき、当地には中国の企業が進出が目立っていることや、中国語の授業で老師と中国のナショナリズムについて話したときに(この時書いたことの続き)、「今の中国は、経済力にものをいわせて、アフリカの技術発展に力を貸していますからね」といっていたのがちょっと気になっていた。そういえばスーダンのダルフールで虐殺が起きた時、虐殺を命じた現政府を支援している中国を、西欧諸国は一斉に批判していたし、思った以上に中国がアフリカ諸国に進出しているのだということに改めて気づいたのであった。
番組では、比較的政情が安定しているエチオピアで、携帯電話のアンテナ設置を手がけている企業を中心に追っていた。いくら携帯が全世界的に普及してきたとはいえ、電波が圏外になるのは致し方なく、それ以前に電話も電気も通っていないところだってあるのだからしょうがないというのが、先進国の人間が考えるところであろう。しかし、自国の山間部でさえ圏外なところがたくさんありそうな中国が途上国を助けるために、まずはアンテナを立てる。それはもちろん、インフラの整備のためだとはわかっているけど、固定電話は引かないの?電気の供給はどうするの?なんて疑問も同時に浮かんできてしまって(って初歩的なツッコミで申しわけない)。
これはもちろん、いずれ世界の中でかの国が強大な力を持つために、これから大きな成長が期待されるアフリカ大陸の国々のバックアップを得たいからなのではないか、ということは予想できるだろう。もしかしたらそう遠くない未来、新たな南北対立が起こるのではないか?この状況を欧米諸国はどう見ているのだろうか。もちろん、日本もどう見ていて、どのように対策を考えているのだろうか。それもまた大いに気になったのであった。
そして、今週放映された第3回は、中国マネーの膨張。
中国マネーとか投資銀行とか聞くと、どーしても思い出してしまうのが、真山仁さんの小説『レッドゾーン』。これは、ワタシがここ数年かなりハマッていたドラマの原作にして、今年公開された劇場版の原作のひとつであるんだけど、実は読んでいません。しかも、シリーズ自体読まずにドラマにハマってました(苦笑)。でもまあ、せっかくのいい機会だから、ちゃんと本腰入れて最初から読んで、いずれはそこにたどりつこうかなと思った次第。
(…いつ読めるか分からないし、読んでもこっちには感想を書かないと思うが。ははは)
それはともかく、金がなければ生きていけないし、企業も海外に進出できない。そして映画だって作れない。これは当たり前のこと。
現在、外貨準備高がなんと204兆円だという中国は、昨年秋の世界経済危機で米国経済がすっかり弱体化してしまったことに目をつけ、投資銀行が海外の会社を次々に買収しているのは周知のとおり。もちろん、日本企業の買収も行っていて、成功例もいくつかある。
企業買収はここしばらくでも決して珍しいことじゃないけど、これが頻繁に行われるということは、富の配分が著しく偏っているというようなこと。かつては米国や日本が行ってきたこれに、いよいよ中国も手を出してきたということは、もうすでにかの国が社会主義ではなく、立派に資本主義になってしまったということか。
もともと華人(特に香港人や海外華僑)は自分たちが生きるために金を拠り所にしているため、金についての観念が日本人よりかなり強いのだろうけど、このケースはその観念があまりに強すぎるため、国策としてもかなり危険なんじゃないかと感じさせられる。今でこそ、大きなビジネスチャンスなのだろうけど、いずれこのバブルは確実に弾けるに違いない。
それが起こったとき、はたしてあの国はどうなってしまうのだろうか。
最後に、全3回を通して観た感想を。
実はワタシ、2年前から放映されていた「激流中国」シリーズを観ていなかった。いくら学生時代に中国文化を専攻していたとはいえ、中華圏の両岸三地では、圧倒的に香港や台湾に思い入れており、大陸はその政府の手段を始めとして、どうしても好きにはなれなかった。
ただ、そうであっても大陸の力は予想以上に強大化している。20年前、天安門事件で全世界の批判を浴びたあの時から、大陸がここまで来るとはワタシも想像できなかった。重苦しくダサいと感じていた中国映画の変化はもちろんのこと、いくら東側諸国が民主化しようとも、あの国はずっと共産主義で行くと思ったら、今の状況はすっかり資本主義じゃないか!と。
そんな感じになっている今だからなのか、ネット上では中国批判が盛んに行われるし、かの国でも、90年代から行ってきた「反日」もかんばしい。でも、もちろん自分でもお互いの欠点は承知であっても、よく知らないうちでの批判がひどすぎないか、と思うこともある。特に、同じ華人だからといって、台湾や香港も一緒くたにして批判するのは、あまりにも荒っぽすぎる。歴史的背景を知らずに言っているとしか思えないのである。
日本だって、アジア各国に大いなる誤解を受けているのだからお互い様なのだろうけど、そろそろ冷静に、客観的にかの国を捉えていくべきであるとワタシは考える。
だから、イー・トンシンさんやジョニーさんが香港で映画を作り続けることも、ピーターさんが大陸で大きなチャンスをつかもうとしていることも、その行く手を心配しながらも、引き続き見守っていかなきゃな、と思った次第。
と、いうふうに、強引に映画話に収めたところで、この記事はおしまい。
なお、本blogで述べられた意見はあくまでも個人的意見であり、政治的意図は特にありませんので、政治関係のコメントはお断りいたします。(すまん、予防線張ってしまった)
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