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2009年4月

愛とツッコミをかます赤壁之戦

 さすがにコナンくんは強かったねぇ。ま、しょーがないよね、これは。
 でも、あのワルメンカラスどもやイケメン〇ン〇ーどもも見事に撃破したか!やっぱり和製若手イケメンよりも、アジアの演技派&オッサン&イケメン連合軍の方が見てて楽しいよー、と超個人的暴言をぶちかましてみる。スマン。

 そんなわけで今日やっと吹替版も観たし、公開されて時もいいかげん経ったので、ネタバレ御免で言いたい『赤壁』小ネタ集。

 〇うちの職場の人たちは劇場で映画を観ない人が多いので、普段から映画話はあまりしないんだけど、職場によくやって来る高校生男子も観たというので、感想を聞いてみた。
 まず、2作通して観たAくん曰く、「ビミョーでしたね」…ちなみに彼は三国志愛好者。ま、そんなもんだよな。 
 前も書いたけど、正伝や演義、平話といくら違うからといってそこでブーブー言われてもどうしようもない。それいったらゲームの世界なんて超アレンジしまくりじゃないのよ。某三〇〇双とか、登場人物が全て美少女キャラに変身させられてたりとかさー。アタシゃそれ聞いてかえって萎えたよ…。それに日本のスーパー歌舞伎にだって「実は劉備は女だった!」って設定の演目があるんだよー。あまりにも正史・演義絶対主義すぎて、そこから派生した創作物にいちいち文句言ってたらきりがないよな。
「だからいくら違うといっても、その違いはクリエーターの理念の上で作られているから、あまり批判しないで、寛容な気持ちで考えた方がいいよ」と、不満気だった彼には言っておいた次第。
 しかしその後、三国無双でしか三国志を知らず、先日のTV放映を楽しく観たというゲーム好きの別の高校生男子Bくんと話をしたら、お互い中途半端なりに話が盛り上がってしまった。…いいのか、そんなんで>自分&Bくん。

 〇いろんな人の感想を読んで回っているけど、普段中華電影を観る機会がない人、フツーの映画ファン、三国志好きの人、各明星の迷、そして中華&香港電影迷でも意見はさまざま。…うん、それでいいような気がする。宣伝で感動などを強調されるよりも、賛否あわせていろんな意見があってこそ、健全になれるんだからね。
 ハリウッド的大作としてはよくできてはいるけど、それでいいのか?というと、そうでないわけで。大作がダメな人は、とことんダメなんだろうなぁ。でも、客観的に見れば、ウーさんのいうところの“世界電影”を目指すという試みは成功している。三国志について全く知らない人がこの映画で興味を持ってくれたなら、吉川英治版や横山光輝版に行くことだってできるんだから。吉川版や横山版、そしてNHKの人形劇にしろ、これらのヴァージョンだって正史や演義にはないアレンジを効かせたところはいっぱいあるのだから。 

 〇戦場を凛々しく駆け抜けるものの、妻には弱く、しかもあれだけほのめかせられておきながら妊娠には全く気づかない周瑜。
 …いいのか、そんなキャラで。でもトニーだからいいかぁ(大爆)。
 迷ゆえの大バカ発言、誠に申し訳ない。ホントに申し訳ない。海より深く申し訳ない。

 〇政略結婚を嫌い、戦場を駆け抜けて戦いの悲しさや虚しさを感じ取った尚香。
  でもさー、妙に孔明と仲がよかったよね(苦笑)。
  この展開だと、あの戦いの後で孫権が劉備んとこに彼女を嫁がせる時に、「行ってもいいわよ、孔明と遊べるしー♪」なんて尚香が言っちゃうんじゃないかって思うよ。
 あと、ついでにここで書くが、吹替版の孫叔材の声はなんであんなにマヌケくさかったんだろう。声優さんのチェックを忘れたけど、路線としては『少林足球』のジーチョンくんの吹き替えっぽい声だった。同じ人? 

 〇主役の皆さんだけでなく、脇役も大活躍するのが群像劇の魅力。
 いつもなら「トニーだけ観てればいいやー」なんていう失礼な鑑賞方法をとってしまうこともあるけど、これは脇の皆さんも面白いからどの場面も目が離せなかったよー。あー忙しかった。
 そんな個性派揃いの者どもの中で、趙雲に続いて大いに注目したのが魯粛。吹替版を観た時も、妙に魯粛が気になってしょうがなかったよ。
 先日TVで観た前編では最初のうちこそ精悍な面差しで凛々しく登場しながらも、状況がますます切迫してくると、孔明と周瑜があれこれ考え出す策や尚香のおてんばぶりに「大丈夫なのかよぉ…」という困り顔をするようになるし、後編では孔明に同席した藁舟であのように壊れるし(違う違う)。顔は全然似ていないけど、キャラの立ち位置的には、生瀬勝久さんがドラマで演じそうな役だよねーといわれて、妙に納得した次第。魯粛的な性格の人物、なんか『サラリーマンNEO』にも出てきそう。もちろんやるわけないと思うが(笑)。

 〇ところで、前回に続いて、今回も宣伝特番をことごとく見逃してます。公開直後の日曜の夕方に放映した特番ってウーさんのインタビューだけだったの?トニーが出ていたわけじゃないんだよね?竹中へーぞーちゃんとかえっくすじゃぱーんの人たちが出たんだよね?
 結果として観てからはこうやってあれこれ騒いでいるんだけど、この映画の宣伝攻略って一般の皆さんを対象にしていることもあって、どうもあまりのれなかったのよね…。
 この大ヒットのおかげで、一般の方にトニーを説明しやすくなったのはいいんだけどね。
 普段は売れるってことに否定的なスタンスを持っているんだけど、今回ばかりはそれも良しと思わなきゃ。たとえその売り方に頭を抱えたくなるとしても…。
 
 〇でも、これが大ヒットしたのなら、アンディの『三国志(外伝)』やケリーの『江山美人』、リンチェイ&アンディ&金城くんの『投名状』にも、もうちょっと注目が集まってもいいはずなのだが…。どれも単館上映だから、プロモの機会も多くないよね?うーむ。

 ○最後に、ものすごい蛇足話。
 今日吹替版を観た劇場(東宝系の非シネコン)で、上映前の予告にNHKのドラマを映画化した『ハゲタカ』をやっていたのだが(このドラマ、かなり好きでした。詳しくはここで書いてます)、この映画に登場する中国ファンドの名前が「ブルーウォール・パートナーズ」…。
 なんですかそれは。中国語に直すと「藍壁」ですか!ものすごい便乗に聞こえますよ!これでファンドマネージャーがトニーか張震だったらいうことないんですが(爆笑)!

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新宿事件公開記念、とりあえずGWになにかイー・トンシン作品。

 今年は、『赤壁』の年またぎ大ヒット&『エグザイル/絆(放・逐)』のお正月公開を受けて、ナイホイさんの『天使の瞳、野獣の街』、ウーさん製作の『ブラッドブラザーズ・天堂口』、アンディの『三国志(外伝とかつければいいのに…)』、ケリーの『エンプレス』、そして今週末公開の『新宿事件(本blogではこの表記で通します)』と、関東では香港(あるいは香港明星主演で中国との合作)映画の公開が多い。
 ヒットしているか否かはおいといても、この状況はかなりうらやましい。 とーほぐの地方都市では全国ロードショーの『赤壁』と『新宿事件』以外は、当然未公開。せめて『放・逐』ぐらいは上映してほしいよーと思い、劇場に行ったらせっせとリクエストを書いているんだけど、DVD発売前の上映っていうのは明らかになさそう(泣)。
 そんな感じで、今や地方での単館系香港映画上映は壊滅状態。いくら収益が見込まれないからとはいえ、そりゃひどいんじゃないの?といつもながらのことを言ってみるが、これ以上書いても虚しいだけか。

 ところで、GWはいつも帰省している。今年は家の用事があるのであまり頻繁に外出できないところもあるのだが、うまく時間を作れば、シネマート六本木のイー・トンシン映画祭が観られそう。予定と相談せねば。
 しかし、何を観よう?まさか《門徒》が『プロテージ』という題で字幕つきでやってくれるとは思わなかったんだが、せっかく字幕をつけてくれたのなら、VCDを持っていても観た方がいいのかな?と考え中。
 お金と体調的な問題ではしご鑑賞は厳しいんだけど、なんとか1作品は観たいもんだな。なにか観たら報告いたします。

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オスカーもいいけど、やっぱりパルムもね♪

 昨日、カンヌ映画祭のコンペ出品作が発表。
 昨年は中華圏からの出品が少なくて淋しかったけど、今年は李安さん、トーさん、ミンリャン、中国のロウ・イエ監督の最新作が出品。
 しかし、どうやら今年の出品作はボーダーレスがキーワードらしい。もにかるさんも記事にしていましたが、純粋な一国単独製作作品が非常に少なく、中華圏の監督作品もその例に漏れず、といった様子。日本映画のコンペ出品はないけど、『バベル』の菊地凛子小姐主演で東京が舞台のスペイン映画や、マギーが出演するクエタラの新作なんてーのがあるもんね。

 『ブロークバック』&『色、戒』でヴェネチアを制し、今やアジア人最高の監督となった感がある李安さんの新作《Taking Woodstock》は、再びアメリカを舞台にし、かの伝説的コンサートの秘話を描くといった作品みたい。中心になるのがゲイの男性なので、ブロークバック再びなのか?ま、李安さんはうますぎるから、たとえパルムが獲れなくても、決して作品自体は期待はずれにはならんでしょ。
 親分の作品はいろんなところで話題になっていた《復仇》。おお、初の海外資本!そして初の欧米人主演!トーさんがいかに法国の電影迷に好かれているかがよくわかるよ。
 ミンリャン&ロウ・イエ作品の詳細は、おいおいわかるんだろうけど(積極的に情報をつかまなくてすんません、単にやる気がないだけです)、両作品とも製作が法国資本。うーむ。興行面がよければ単独国製作も問題ないんだろうけど、作家性が強い監督だと、興行面を期待するとあれれれーって状態だから、自国で映画を作るのも限界に来ているのだろうか。ほら、世界的に大不況だし…って関係ないか。

 日本では未だに『おくりびと』オスカー効果が続いているけど、あの作品は日本のメジャー映画会社が関わった単独国作品であっても、作家性が強い作品ではない。それゆえに、もしこれがカンヌに出品されたとしてもオスカーほど高く評価されるとは思わない。お好きな方には申し訳ないけどそう断言させてもらう。
 だけど、日本や中華圏の映画人が自国以外にパートナーを求めて映画を作り、世界に発信して評価されることだってやっぱり大切である。それがハリウッド作品じゃなければなおさらだ。そんでもって映画王国であるハリウッドを擁するアメリカでも、今年は『スラムドッグ』のような異文化の国を舞台にした合作が高く評価されたのだから、今、世界の映画界はボーダーレス化されてきているのね、と思った次第。

 日本の映画界ももっとボーダーレス化してもいいはずだよな、と思ったら、「ある視点」部門に、是枝監督がペ・ドゥナを主演に起用した作品が選ばれていたか。ま、いい傾向だ。韓流のおかげで大韓電影が苦手になっても、未だにペ・ドゥナは好きだし。あと、昨年監督週間に出品されて好評を博し、亜洲電影大奨で見事作品賞に選ばれた『トウキョウソナタ』も、厳密に言えば日本・オランダ・香港合作だったっけね。この流れがメジャー作品にきて成功するというのはありえなくても、是枝監督の新作で張震とジョーが共演したり、黒沢キヨシ監督の新作でなぜか一人だけ頑なに広東語でしゃべって通すトニーが登場するってのは、ありえない話じゃないかもしれんな(後者は多分ありえないかもしれんが)。

 そういえば、今年はすーちーが審査員を務めるんですよね。
 開会式のレッドカーペットで、どんなドレスを着てくれるかが楽しみだわ。

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少林拳さいこー、ほーいぇー♪ラクロスどうよー、どーかねぇー♪

 どーもー、聖なる酔っぱらいです~(アホ)。
 今日は久々の新人歓迎会があって、したたかに酔ってますー。

 いい気分で帰宅してTVをつけたら、あらまぁ、『少林足球』やってるじゃないですかー。
 山ちゃん星仔、山ちゃんトニーに負けず劣らずいい声だわー(そりゃ同一人物だから)。
 あれー、確か去年の5月に日テレで観た記憶があるぞー?放映のインターバル、早くない?

 ってちょっと待て、明日の同じ時間に少林ラクロスやるってか!
 あんだよ、よりによってあの○○映画を!このblogのみならず、昨年のいろんなところのワースト邦画に選ばれまくった、あの映画か!
 なめまくってんなー、富士電視台!今日やってるこっちの方が1万倍おもしれーに決まってんじゃねぇか!最初からわかってる勝負なのにねぇ。はっはっはっはっ。

 てーわけで、実際のかの映画を見逃した方、TVだったらタダなので、怖いもの見たさで観てやってください。そしてどんだけひどいか観て確かめてください。>あんまりな言い方だと思われそうだけど、ホントにそうなんだものー。
 ちなみにアタシは明日のこの時間、山ちゃんトニーか、杏ちゃんのNHKドラマを観ているつもりです(爆)。

 以上、酔っぱらいのたわごとでした♪

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(酔いざめの頭で追記)

 いくら酔っぱらっていたからって、ひどいこと書いているなー>自分。
 別に件の映画を観る必要はないよな、観たら視聴率カウントされちゃうし。
 てーわけで観なくてもいいです。>さらにもっとひどいことを書くなよ。 

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《楊過與小龍女》(1983/香港)

 香港旅行直後に途中まで書いてはいたんだけど、多忙につき完成できなかった映画の感想を今さらのようにアップ。追悼感想にするには時機を逸したなぁ…。スマソ。

 今回の旅行では、珍しく一般の劇場で映画を観なかった。
 ホテルの近くには劇場(新寶戯院)があったのだが、そこでかかっていたのが日本のAV女優も大量に出演している三級片《金瓶梅》、苦手なホラーの《短暫的生命》、そして《龍球エボリューション》と個人的にことごとく外れモンばかり。先に書いた『ハッピーフライト』や『おくりびと』もやっていたけど、いまさら香港で邦画を観るってのもどーかな、だし、機上で観た『スラムドッグ』も改めて日本語字幕で観たい。《新宿事件》や、ジジ・ライの引退作品となる《流浪者的世界盃》もこれからだったから、劇場で映画鑑賞するには谷間の時期だった。
 そんな感じで夜はホテルでTVを観ていたんだが、ATVを観ていたら、レスリーが若い頃に出演した《楊過與小龍女》のスポットが流れてきた。おお!これは観たことがない!土曜の夜に放映とのことだったので、これを観るために夜遊びせずまっすぐ帰ろう、ということになり、ホテルの部屋で酒盛りしながら鑑賞した。酒盛り鑑賞だったので、途中の記憶が曖昧なのはご容赦を(苦笑)。

 戦場跡でこそ泥をしていて暮らしていた孤児の楊過(レスリー)は、決闘があった現場で死体から金品をあさっていたところ、謎の老人歐陽峰と出会い、彼の弟子となって蝦蟇拳などを学ぶ。しかし、歐は何かを恐れて突然楊過の前から姿を消してしまう。頼る人がいなくなった楊過は、武術の達人・郭靖(陳観泰)とその家族に出会う。実は楊過の親は郭靖とは兄弟分で、彼は郭靖の義理の息子となり、全真教の一門に加わって修業に精を出す。
 楊過は郭靖の娘や一門の兄弟子たちに馬鹿にされ、いじめられる。彼の短気さが災いして正式な弟子と認められなかったが、ある日武闘試合に参加することが認められ、大いに張り切る。しかし、相手は犬猿の中の弟子。こてんぱんにやっつけられた彼は、歐陽峰から学んだ蝦蟇拳を繰り出そうとするが、その拳は全真教では禁じてとされている技だった。禁じ手を習得した彼を一門では危険視し、楊過はまたも天涯孤独となる。
 山中を彷徨う楊過は、一人の老女を助ける。その老女は洞穴で墓守をしており、小龍女(マリー・ジーン・レイマー)という武術を使う少女暮らしていた。楊過は彼女に弟子入りをする。小龍女にほのかな思いを抱きながら、自らを鍛錬していく楊過。
 小龍女の一派は全真教と対立しており、しばし彼女は一門と戦いを繰り返す。しかし、一門の一人が彼女に恋をしてしまった。何とかして思いを遂げたい彼は、ある日ミスをして気を失ってしまった小龍女を見つけ、彼女を犯してしまった。その後にやって来た楊過を見て、小龍女は師弟の誓いが破られたと彼を責め、破門にしてしまう…。

 金庸の大河武侠小説『射[周鳥]英雄伝』の続編『神[周鳥]飛侠』を原作とした、お馴染ショウブラザーズの武侠電影。ショウブラと聞くといやおうなく70年代のかほりがするけど(独断と偏見による暴言だというのは承知の助)、決してかなり昔に映画作りをやめたわけではないんだもんね。(90年代の星仔作品やトーさんの『ファイヤーライン』は製作というより、配給という形での参加か?)
 『射[周鳥]英雄伝』といえば当然《東邪西毒》。じっちゃんの歐陽峰も登場するので親しみがある。また、この『神[周鳥]剣侠』は、数年前になぜか日本でも、『コンドルヒーロー』という題名でアニメ化されていたように記憶している。BSデジタルで放映だったので、全部は観ていない。ヤホーでは来月末まで12話分無料配信しているらしい。wikiで調べたら香港との合作だったのね。

 この年、レスリー26歳。見事に小僧である。ひろみさん曰く、「かわいいんだけどそれだけで、エロさが全然ない」とのこと。同じ年にダニー・チャンと共演した青春映画『青春の光と影(失業生)』も公開されているんだよね。この映画ももう10年位前に観たかなぁ、こっちもかわいいんだけどかなり切ない役どころだったっけ…。
 それはともかく、かわいいというのはワタシも同感。もしかしてこの映画の出演者の中で一番かわいいかもしれない。楊過の相手役になる小龍女、いくら年上で師匠にあたるとはいえ、女優さんがあまりかわいいとは思えなかったのよねー、って多少の暴言を許して。しかしレスリー、古装片では年上っぽ女性に翻弄されてしまう役が似合うよ、ホント。

 レスリーのかわいさ以外に見どころといえば、陳観泰さん、谷峰さんなどの、ショウブラお馴染のアクションスターさんのアクション!はもちろんのこと、やっぱり唐突に登場してクライマックスをさらってしまう、あのでっかい神鳥ことコンドルくんだろう。でかい、でかいよキミ!しかも飛べんのか!そりゃ往年の東映特撮ドラマの悪役鳥怪人みたいないでたちだもんな!…ってたたたたたた、コンドルくんにつつかれたー!
 ぜいぜい、すまんよコンドルくん。でも確かにキミにはデジャヴュを感じる。『大英雄』に出ていたような気がする。出ていただろ?これぞ金庸つながりってわけか。さらにレスリーつながりだな。

 噂によると、しばらく映画製作をやめていたショウブラが、久々に映画製作を始めるらしい。ラインナップもすでに発表されているとのことだが、このコンドルくんもまた登場してくれればいいのに。ってさすがに今では、CGを駆使することになるから、あのまんま登場ってことにはならないんだろうな。はははははは。

 なんだか支離滅裂になりながらも、感想ここまで。

邦題:レスリー・チャンの神鳥英雄伝
監督:ホア・シャン 原作:金庸『神[周鳥]剣侠』 製作:モナ・フォン
出演:レスリー・チャン マリー・ジーン・レイマー チェン・クアンタイ クー・フェン

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記念すべき香港映画誕生1世紀の、今年の金像奨に思ふ。

 ここ2、3年は、RTHKのネットラジオ時間差中継を聴きながら、めっちゃ重いシナコムのリアルタイム更新を見て参加していた金像奨だけど、今年は睡眠時間を確保したかったのと、もにかるさんのblogがテキスト中継してくださっていたので(助かりました!&お疲れさまでしたm(_ _)m)、サイバー参加しませんでした。
 受賞作品に関わった皆様、そして受賞された皆様、本当におめでとうございます。

 さて、恒例のツッコミ。
 結論から先に言うと、今年は現在の香港映画界を象徴するような作品が多く受賞したのではないでしょうか。そして、ノミネート数はやたらと多かった『赤壁』が、今年の米国オスカー同様にノミネートだけは多いのに受賞数が…なんて結果に終わらず、技術系メインだけどちゃんと最多受賞をしたのは、なんのかの言われても認められたからじゃないかと前向きに考えたいもんです。
 この受賞会場にエイベの社員がどんだけいたかは知らんけど、「レックリ通信」最新号では「香港フィルムアワード、最多5部門受賞!」とだけでもいいからちゃーんと書いておくこと>担当の方よろしく。岩代さんが会場に来られていなかったようなので、とても残念だったよ…。

 先に書いたように、作品賞は好きな『生きていく日々』に獲ってもらいたいと願っていたわけだけど、《葉問》の評判がずいぶんよかったので、もしかしたらこっちか?と密かに思っていた。結果は案の定だったわけで…。もしかしたら観られる機会あるかも?と思ってソフトを買ってこなかったんだけど、日本では観られるのか?そして、この受賞で《一代宗師》に課されたハードルがまた高くなったんじゃないのか?そのへんは大いに気になる次第である。

 先日読んだキネ旬では、HD撮影である『生きていく日々』はもともと金像奨のノミネート対象に当てはまらなかったらしいのだけど、その出来があの通りだったので、規定を変更してノミネートされたという経緯が紹介されていました。もしかして特例的なノミネートだったから、かえって作品賞への点数が低かったのか?なんて勘繰ってしまったりして(苦笑)。でも、アン・ホイさん、貴姐のパウ・ヘイチンさん、おばあちゃんのチャン・ライワンさんと、この映画を象徴するベテラン女性3人が揃って受賞したのは、誠にあっぱれ!ですよ。 
 男優賞は2人とも《証人》。下積みが長かったニック・チョンの受賞にも大納得。帰りの飛行機で《証人》を観ていたひろみさんは「ニックっていえば『決戦紫禁城』でのコミカルな役のイメージが強いから、シリアスな役やってるのにビックリだよー」と言ってたけど、ここまで来るにはいろいろ苦労したんだろうねぇ…。 
 新人賞はジュノ・リョンくんに獲ってもらいたかったが、やっぱりチャオチャオの男の子演技は強烈だったか…。アンディ先生との共演映画も撮っていたチャオチャオだけど、今後は香港映画界でどこまで活躍できるかな?
 技術系は先に述べたのでおいといて、主題歌賞は、作曲を担当した藤原いくろうさんが来られていたんですねー♪blogでご本人によるご報告がありました。いくろうさんファンの方にもうれしい受賞ですね。おめでとうございました。
 
 今年の金像は、題名にも書いたように香港映画1世紀の年らしく、地元で作った香港映画をきちんと評価し、映画界の未来に繋げようとしている作品が選ばれたんじゃないかと感じましたよ。昨年作品賞の『ウォーロード』や、今年ノミネートの『赤壁』は台詞も北京語で、香港ではなく大陸をメインとした中華圏に目を向けた作品だけど、そういう作品ばかりではやっぱりバランスも悪くなるし、ここ数年続いてきた大陸向き映画の製作も、いいことばかりじゃないということもわかってきたようだから、やっぱり地元に根を下ろした、しっかりした映画を評価して盛り上げねばという意向があるんじゃないかと勝手に思う次第なのである。これが今後の香港映画界にプラスに働いてくれればいいんだが、当の中国映画界では、今後も香港俳優を主演に迎えた大作の企画が続いているんだよねぇ…。何しろあちらも今年は建国60年だし、日本人としては複雑な気分にさせられるような映画もいくつか出てくるというしなぁ。それがどう影響してくるんだか。

 まぁ、あんまり悲観もせず、かといって楽観もほどほどに、今後も香港映画界を見守り続けますか。
 香港映画、加油~♪(某小姐様、決め台詞使わせていただきました)

〇最優秀作品賞
  《葉問》
     
〇最優秀監督賞
  アン・ホイ『生きていく日々』  

〇最優秀脚本賞
  呂筱華(生きていく日々)

〇最優秀主演男優賞
  ニック・チョン《証人》

〇最優秀主演女優賞
  パウ・ヘイチン(生きていく日々)

〇最優秀助演男優賞
  リウ・カイチー(証人)

〇最優秀助演女優賞
  チャン・ライワン(生きていく日々)

〇最優秀新人賞
  シュー・チャオ『ミラクル7号』

〇最優秀撮影賞
  アーサー・ウォン《畫皮》

〇最優秀編集賞
  ヤウ・チーワイ《保持通話(コネクテッド)》

〇最優秀美術デザイン賞
  ティン・イップ『レッドクリフ』

〇最優秀衣装デザイン賞
  ティン・イップ(レッドクリフ)

〇最優秀アクション指導賞
  サモ・ハン・キンポー他(葉問)

〇最優秀音響効果賞
  呉江他(レッドクリフ)

〇最優秀視覚効果賞
  クレイグ・ヘインズ(レッドクリフ)
  
〇最優秀音楽賞
  岩代太郎(レッドクリフ)
  
〇最優秀主題歌賞
  「畫心」byジェーン・チャン(畫皮)  

〇最優秀新人監督賞
  デレク・クォック(郭子健)《青苔》

〇最優秀アジア映画賞
  『戦場のレクイエム』(中国)

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祝赤壁興行成績初登場第一位

祝赤壁興行成績初登場第一位
というわけで、トニー大使様タンブラーにしてみた。
…って、以前もこういうことやってた自分。どんだけアホですか自分(笑)。
ちなみにお隣りは通販で買ったお茶水筒(詳しくはここで書いてます)。台湾製ざんす。

今日の朝日讀賣の夕刊にトニーのインタビューが載ったらしい。統合版だと朝日は明日、讀賣は月曜に載る記事なので、休み明けに職場で読めるのを楽しみにしよう。

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春光乍洩香港二人慰労会・なぜか日本で番外編(苦笑)

 ただいま、『ザ!鉄腕!DASH!!』鑑賞中。
 TOKIOの3人+α(関ジャニの子)が香港をうろうろしてます。
 実はこのロケ、ワタシたちが香港に行っている時にやってました。
 そう、雨降っていたんだよねー。この時は「ロケしている3人の中に絶対雨男がいるに違いない!長瀬だ長瀬だ!」と長瀬のせいにしていた。別に彼が嫌いなわけではないよ。

 お、グルメツアーに出た長瀬と関西ジャニの子はいきなりツェンワンの端記茶楼に行った。ここについては後ほど改めて。続いて行ったのが、なんと深水[土歩]だよ!このお店は知らなかったな。
 しかし、最後に彼らがトラムに乗るために聞いた人、どう考えても喋っている言葉は北京語なんすけど…。
 紹介されているお店はどれもローカル香港らしいね。でも私房菜は未経験。一度行ってみたい気はするぞ。

 うおー、明星ツアーに出た城島&達也、まずは油麻地の詠春拳の道場に行ってるよ!これって以前nancixさんが紹介されていたところ?と思ったら違うか。もちろん、葉問のことには一切触れていない。そんなもんか。
 あとは銅鑼湾にある店の成龍大哥叉焼を食べて(ここって以前どっかで紹介されてたよな…。行ったことはないが)、まぁそれはいいとしても、トリが北角にある元祖香港明星・陳美齢ご用達のスリッパ店って…。う~ん、トニーが『レッドクリフ』の主演を務め、ケリーが日本の広告に出るなど、いくら現役の香港明星が頑張っていても、未だに日本人にとっての香港明星って李小龍・成龍・陳美齢なのね…。これは毎度ながらしょうがないんだけどね。
 BGMは女子十二楽坊か、香港ロケならお馴染の『プロジェクトA』メインテーマ。これもお約束。でもオープニングは『功夫』のBGMだったような。
 でもね、これを観る前にTVつけていたら、日テレで新しく始まったバラエティ番組CMのBGMが、ジャン・ラムの『的士[多句]格(Fromハード・ビート)』だったの!このアルバム、結構気に入っていて未だによく聴いているから、日本のTVから流れてきたのには驚いたよ!



 もうひとつの香港ネタは「FRaU」5月号(月刊になったんだ…)香港・マカオ特集。
最近、女性誌も徐々に海外都市特集が復活しているなぁ。不況でも円高傾向だから、悪いことではないと思う。女子文化もいつまでも内向きじゃストレスたまるでしょ。
 しかし、やっぱり20代女子の雑誌だなぁ…、と思ったのが、特集全体の感想。ゴージャス志向にならざるを得なかった10年前のアタシだったらぎりぎりセーフ?
 あと、マンダリンオリエンタルに泊らなくても、香港は回れる(こらこら)。いや、アタシもいつかちゃんと泊まりたいが。
 それでもね、最近の流れに沿って茶餐廳や郊外のお店が紹介されているし(DASHでも取り上げられていた端記茶楼も。ここはホントによく紹介されている)、旅行記でも書いた鴻星のペンギン餃子(本記の方も訂正しておこう)や檀島&泰昌のエッグタルトも紹介されていたから、ワタシにあわない志向ってわけじゃないんだけどね。単にアタシがツッコミ入れたかっただけです。ごめんなさい、ひねくれてて。
 電影&明星ネタがないので、ちょっと薄いと思うんだけど、買って損はなかったかも。

 そうそう、この雑誌で撮りおろし写真(with柴咲幸小姐)を披露しているのは、一昨年に『さくらん』を持って香港國際電影節に臨んだカメラマンの蜷川実花さんですが、わが地元にある岩手県立美術館では、昨日から彼女の写真展が開催されてます。香港ネタに関係ないけど、とりあえずお知らせのみにて。
 『恋する惑星』で香港にハマったって、意外とフツーな理由ね、実花さん…。

 さーて、これから山ちゃんトニー(こらこら)を観ようっと♪

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《赤壁 決戦天下》(2009/中国・香港・日本・韓国)

 道頓堀矢船クルーズは別として、某エイベによる怒涛のプロモーション攻勢を冷静な目で見ていた(というより、年度初めで忙しく、いちいちチェックしているヒマなどなかった。キューピーに愛もないし)のだが、やっぱり初日に観たいぜ、アイドル都督周瑜くん(from nancixさん)の大活躍を!というわけで、香港慰労会延長戦(笑)として『レッドクリフ』を観戦。
 しかし、“‐未来への最終決戦‐”って余計な副題どうよ。そんなわけで記事のタイトルを昨年書いたこれと揃えて原題表記とした次第。

 アメリカ人のmy英会話教師が「Red Cliff観たいんだけど、中国語ダイアログに日本語字幕はきついよ~」と言ってたので、これ↑を勧めた。
 ヒルズあたりで在日欧米人のための英語字幕上映ってやらないのかなぁ?ガイジンの皆さんも入ると思うんだけど。

 結局劇場で観られなかったという我的漢語老師にもDVD鑑賞を薦めました。
あら、コレクターズエディションって意外と安いのね。でも買うなら2部作そろった方が断然お得か。

 物語のオリジナルがあまりにも有名で、結末は誰でも知っているというものであれば、その骨格を崩さずに、いかにクリエーターの特徴や解釈を織り込むかということが重要になる。例えば、先日雑誌連載が完結した浦沢直樹さんの『PLUTO』は、手塚治虫御大の偉大なオリジナルに自分のテイストやアイディアを盛り込んで、真っ向面から勝負を挑んでいる。長大な歴史書『三国志(含む演義・平話)』最大の見せ場である“赤壁の戦い”を、いかに見せていくか。有名なエピソードは押さえつつ、どうやってメッセージを盛り込んでいくか。それがウーさんの考えどころだったのだろう。
 確かに、香港や大陸、そして日本の一部三国迷に批判されたように、本来の三国志とはかけ離れてしまっているところもある。でも、それをいちいち指摘したらきりがない。そこで重箱の隅をつついていたら、じゃあこれまで香港や大陸で作られてきた伝記映画や実在の人物を主人公としたアクション映画はどうなんだと言いたいし、大河ドラマだって史実にこだわってたら、『篤姫』だってあそこまで盛り上がらなかっただろうと言いたい。
 これはあくまでも、ウーさんの三国志。自分のやりたいこととメッセージをつめこんで出来上がった作品なのだ。

 人物紹介をしながら、戦いに備えたのが前編とすれば、後編はしょっぱなから話が動き出す。
 そして我々はしょっぱなから笑ってしまった。尚香よ、いつからアナタは古代中華女子版イーサン・ハントになったんだ!しかもそのカッコ、『金枝玉葉』2部作のラム・ジーウィンかよ!敵陣で知り合ったサッカー選手(違う違う)孫叔材(後編のみ登場のイ冬大為。『スカイ・オブ・ラブ』でのジジの相手役)と出会う場面は「『少林サッカー』か!」とつっこみ、何も知らないおバカな…もとい愚直な叔材が肩車するたび、「ばれるじゃーん!これでもし気づかなかったら尚香は股間に蛍光棒でも入れてるってことか!」とヒヤヒヤしつつ、笑い転げていた。あまりに大笑いしていたせいか、周りのまじめな観客にはドンびきされていたようだよ、ワタシたち。
 いや、始終笑いぱなしってわけじゃございません。疫病で死んだ兵どもを対岸に送りつける曹操の非情さには悲しくなり、状況の悪化で撤退を余儀なくされた劉備軍の個性的な皆さんの退場には「ああ、劉備軍ひいきの皆さん、ホントにすまん…」と、こっちも無念に思いましたし。

 しかーし、いくら日本では金城くんが高く評価されたとしても、やっぱり後編は周瑜の独壇場でしたわねー。「風林火山だ!」と思わず声に出してしまったあの剣の舞(この場面のBGMのみ千住明さんにお願いしたいよ、なーんちって♪)、曹操から密命を帯びてやってきた旧友、蒋幹との宴会で見せるボケっぷり、小喬の妊娠に気づかなかった鈍感っぷり(警官633にも匹敵するな)、小喬を抱いた床で彼女のぬくもりを感じようとする姿に「《東邪西毒》のブリジットか?」とツッコミを入れ、冬至の出陣式にたくさん湯圓(これ、おいしいんだよねぇ。早く気づいていたら香港で食べておくんだった)をもらって、一気にかっ込む姿、そしてあの兜を跳ね飛ばされながら敵陣に切り込むクライマックスなど、思った以上にいっぱい見せどころがあって嬉しかったよ。
 …ああすまん申し訳ない、アタシ久々に壊れてるよ。
 どうかどうか、「これだからコイツはしょうがねーなー」と笑い者にしてくれよ。

 そんなトニー都督以外に活躍を楽しんだのは、先にも書いた尚香、相変わらずのカッコよさがやっぱりしびれる趙雲、死ぬかと思った!というところで死ななかったのに…、のカミカゼ甘興(命名byひろみさん)、そして孔明との絶妙なコンビネーションを見せてくれた魯粛(候勇)。
 予告にあった、くるくる、あれ~heart04のセクスィーシーン担当が尚香だったとは!と驚かされたし、いつものおだんご頭からはらりと落とした総髪&キャミソール(?)姿がキュート。あのおだんご頭は老けて見えてたので、なおさらかわいかったよ。私的メインヒロインは彼女に決定。…え?小喬?だれそれ?(暴言)
 趙雲は出番が少なくても、なんのかのいいつつイチローばりにおいしいところをさらうよなー(時事ネタ)。周瑜とのコンビネーションはまるでダブルライダーキックよ(どういう喩えだよ)。そしてあのハイジャンパーっぷりも決着への伏線になるとは。ウーさん、演出細かすぎ。
 魯粛はオリジナルでもおなじみのキャラだけど、あんなにいい味出してたっけ?前編もでいい具合だったけど、孔明とコンビを組むとどんどんボケがエスカレートするし。

 ああ、他にもいろいろあって、うまくまとめられないよ。
 でも、こんなに大はしゃぎしていても、撮影中の火災事故で亡くなったスタントマンさんには、彼の名のクレジットが出た時にしっかり心の中で黙とうしたのだった…。ウーさん映画に流れるテーマに従い、死んだ者に思いをはせ、挽歌を送らねば。
 それを結末語として、とりあえずこのへんで一区切り。 

邦題:レッドクリフpart2 ‐未来への最終決戦‐
製作&監督&脚本:ジョン・ウー 製作:テレンス・チャン アクション指導:コーリー・ユン 水上戦場面監督:パトリック・レオン 美術&衣装:ティン・イップ 音楽:岩代太郎 VFX:クレイグ・ヘイズ
出演:トニー・レオン 金城 武 チャン・チェン ヴィッキー・チャオ ユウ・ヨン フー・ジュン チャン・フォンイー バーサンジャプ ツァン・ジンシェン ホウ・ヨン 中村獅童 リン・チーリン チャン・サン トン・ターウェイ

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魚旦烏冬麺、んーこーい!

 香港旅行の余韻が冷めないうちに、アップしなきゃ。

 香港へ行ったその夜、NHKワールドをつけたらいきなり放映されていてビックリしたのが、RTHKと作った日港合作ドラマ『幸福のスープはいかが?』。HDD予約録画したので、帰国後まとめて観ましたよん。

 派遣労働者の哲也(成宮寛貴)は仕事を切られて何もかも嫌になる。泊まり込んだネットカフェでチャットしていたところ、香港に暮らす元彼女の理恵が猫の世話をしてほしいと言ってきたことから、哲也は有り金はたいて香港へ渡ることを決意。
 中環にある彼女のアパートに来てみると、そこに居合わせた香港女子にいきなり怒鳴られる。彼女、林美蘭(アニー・リウ)は日本語が話せるファッションデザイナーで、このアパートの大家にして階下の粥麺店「錦興記」の老主人(牛馬)の孫娘だった。
 美蘭のおじいちゃんはかつて評判の魚旦紛をつくることで評判だったが、2年前に脳卒中で倒れてからは作れなくなってしまった。おまけに店は再開発で3カ月後に取り壊しが決まっている。
 大好きなおじいちゃんを喜ばせたいと思った美蘭は、仕事をやめて魚旦紛を作ることを決める。彼女にひかれ始めた哲也も協力し、おじいちゃんの味を再現しようと試みる。しかし、その味は常連客たちには認められない。
 どうしたら、おいしいスープが作れるか?哲也にはひとつだけ打開策があった。そのヒントは彼の実家である讃岐うどん屋で、父親(塩見三省)が作るだしの味に隠されていた…。

 脚本は香港の脚本家が手がけているらしい。そのせいか、『星月童話』や『無問題』のように、せっかく日本人が香港まで行っておきながら、街本来の魅力を全然伝えていないというあんまりだよー!な出来にならずによかった。なによりも、茶餐廳の麺をテーマにしてくれたのが私的にタイムリー(笑)。
 日本男子と香港のオッちゃん&孫娘がうちとけるきっかけが仮面ライダーの変身ポーズってのもいいよね。「もうみんちゅーやん!」と喜ぶおじいちゃん、ポーズをとるとなぜか足が上がってしまう美蘭がかわいい。
 日本が舞台になる後編では、美蘭と哲也はどこで待ち合わせしてたんだとか、そんなにひょいひょい北海道や九州に行けるもんなのかと、思わずつっこみたくなる強引で突飛な展開もあるんだけど、それは気にすることではない。テーマはあくまでも、食と人間関係なので、重箱の隅をつついちゃいけないよね。
 おじいちゃんの故郷が大陸じゃなくて香港仔だったのが意外だったけど、あえてそうしたってことかな。おそらく、ここの船の上で生まれ育ち、激動の20世紀香港を生きてきた人なんだろうな。

 香港でも人気急上昇らしい(!じゃ、今日本でやっている『ド○ップ』も公開されるのか?)成宮くんはともかく、アニーは美人になったねぇ♪ワタシは『姐御』以来なんだけど、日本では『ブラックナイト』『軍鶏』、そして映画祭上映のみの『出エジプト記』でしか知られていないんだよね。後の3作品は観ていないのだが(ああ、『出エジプト記』観たいー、とまだ言う)、ずいぶんイメージが変わったんじゃないだろうか。
牛馬さんは久々のご出演(といっても『墨攻』以来か)じゃないかな?ホントにおじいちゃんとなっちゃったけど、飄々とした雰囲気は健在。元秋さんが前編のみの出演なのは残念。『功夫』での、ネグリジェ姿で怒鳴りまくる豚小屋砦のあの大家さんと同一人物と気づいた人は、電影迷以外で何人いるんだか。
 日本人メインキャストがたった3人で、哲也の元カノも香港人女優(多分)が演じていたのにあれ?と思ったけど、一番ビックリしたのが、美蘭の友人(彼氏?)役で1シーンに登場したのが、エドモンド・リョン(梁漢文)だったこと。うおー、久々に見たよエドモン!

 しかし、ラストで哲也と美蘭が屋台で作る、日港合作の魚旦粉+讃岐うどんの「魚旦烏冬麺」…。
 ちょっと食べてみたい気がするな。河粉のあっさりスープも讃岐うどんに合いそうな感じだし。このスープ、もしかしたら秋田名物稲庭うどんにもあうかな?

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春光乍洩香港二人慰労会・まとめ

 では、今回のまとめを超個人的な視点から。買ったものリストもまとめます。

 初めて年度末に香港へ行ったのが今から10年前。その時は仕事で新しいことを始め、しんどくなってかなりストレスを溜めていたので、無性に行きたいと思っていたのだ。当時はまだ香港国際映画祭も4月からの開催で、旧正月映画の『ゴージャス』や『喜劇王』もロングランになっていた。天気もよくて、すっきりした気分になった。だけど、仕事をためこんでいると、なかなか春休みが取れない。だから、この時期には休みが取れても遊びに行くということが少なかった。

 今回は仕事がかなり早く終わらせられそうだったこと、2月に休みが取れなかったこと、そして今まで以上にかなりストレスをため込んでいたことが香港行きの直接の理由。でも、ハイシーズンでホテル代が高い。そのことをひろみさんに話したら、その話に乗ってもらえたのは嬉しかった。感謝してます、ホントに。
 ただ、昔と比べると体力が落ちてきているなー(苦笑)。今回もまた3万歩歩いてしまったけど、それはやっぱり要領の悪さ?今度はもっと効率よく街歩きできるように検討します。食欲も最初のうちは節制の影響があってちょっと食べただけでお腹いっぱいになっていたもんなぁ。そのうち調子がよくなってだんだん食べられるようになってきたけど。ええ、これで多少体重は増やせたけど、当然の如く体脂肪率が増えました。またお腹が出てきたよ…。そして、やっぱり香港型生活(つまり夜型)が復活しちゃってます。ああ、いつになったら朝型に戻れるのか…。

 今回、せっかく「牛下開飯」(詳しくはきたきつねさんの記事を)をチェックしたにもかかわらず、牛頭角下村を再訪できなかったのは残念。でも、昨年の夏にあの場所でささやかなひと時をすごせたのを、いい思い出にしよう。あとは、南Y島に行けなかったのもねー。しっかり歩いて鍛えられそうなところだったし、ユンファのふるさと訪問もしたかったので、これもまた行く機会を作りたいな。
 そんなこんなで相変わらず宿題の多い香港行き。今度はいつ行けるかな。やっぱりまた来年なのかな?これまで秋に行けてなかったから、いっそのこと秋の4連休にうまく行けないかなぁ。あ、それから連れてって希望もあるんだ、うちの家族から…(苦笑)。

 などとあれこれ思うところも多いけど、旅行記はここでいったん締めたいと思います。
 相方のひろみさんを始め、Sさん、nancixさん、浦川さん、そして香港人トニーファンの皆さん、大変お世話になりました!この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

 では、今回買ったものリスト。

○音楽関係

『最熱』『最紅』張國榮
 久々にレスリーものを買ってしまった…。旧盤に入っている曲も多いけど、そういえば『無心睡眠』は入っていなかったような気がする。いずれ、まとめて感想書きます。DVDに入っている昔の映像もゆっくり見よう。

『魔杰座』『龍戦騎士』周杰倫
 まだ日本版は出ていないよね?CDしか聴いていないけど、ジャケットワークなどを見ると、なんか特撮ものくさいぞ、相変わらず趣味バリバリだねーなんて思っちゃったよ。ああ、是非とも観たいよ、噂のパンダマン。

『H3M』陳奕迅
 実はジャケ買い。地下鉄のポスターでは、あの姿がイーソンだったとは思えなかった。え、香港でアルバムデビューした日本のR&Bシンガー?と思ったくらいだもん。でも、曲自体は相変わらずのイーソン節全開。

○電影関係

《香港電影血與骨》湯禎兆
《香港電影類型論》羅[上/下]、呉昊、卓伯棠

 以前も書いたけど、今年の中国語用テキストとして。簡体字の香港電影本もあったけど、内容がいまいちだったので繁体字の2冊にしてしまった。すみません先生。
《海角7号》
《証人》
《奪標》
《戯王之王》
《家有[喜喜]事2009》
《大捜査之女》

 評判のいい《葉問》、トーさん製作の《機動部隊》3部作、秀作の台湾映画たちにもひかれたけど、夏に買ったVCDがまだ残っていること、前回は重い作品ばっかり買ってしまったので、日本公開を待つか次回の購入に回し、軽いコメディが観たくなった次第。とりあえず今《戯王》を途中まで観ているので、まずはこの感想が書けるかな。地元で香港映画どころか、観たい映画の上映がことごとくスルーされているので(『赤壁』は除く)、観てフラストレーションを解消しよう。アンディの『三國』もこなさそうだし。

 こんな感じでネタを貯めてます。更新は観た(聴いた)次第になりそうだけど、ゆるゆるとマイペースでやっていきます。
 では、最後にアジア一ポップコーンの似合う46歳の写真をどうぞ。

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 これは旺角にて撮影。
 “アジア一ヘッドホンの似合う46歳”ののぼりもあったのだが、写真を撮り忘れた。うーん、残念。

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春光乍洩香港二人慰労会・3月31日

 携帯電話の起床アラームをうっかり日本時間のままにしていたので、4時半にジェイの「♪とうふーとうふー」で起こされてビビる。だから寝なおして6時に起きる。
 7時半にチェックアウトし、朝飯を買いに行く。開店時間の遅いパン屋が多い中、サンドイッチの屋台が出ていたので、ここでハム玉子サンドを買う。ペットボトル入りの豆乳にもひかれたけど、量が多くて空港で飲みきれる勇気がなくパス。
 タクシーを捕まえてAEL九龍駅まで行く。昨年秋にタクシー料金が改定されたらしく、メーターと請求料金が違って最初は焦ったけど、ひろみさんに「値上げしたみたいだよ」と言われて納得。値上げはしょうがない。
 やっぱりAELは速い。ゲートをくぐる前に朝食しようということで、端っこのパシフィックコーヒーで飲み物とドーナツを買い、さらに端っこのテーブルで買ったサンドイッチを食べる。ホテルで作ってきたタンブラーのお茶もここで空っぽにした。
 一息ついていよいよ出国。が、予想外の事件発生。荷物検査を受けるはめになってしまった。ボディチェックはオッケイだったものの、手荷物に入っていた金属製のコンパクトとタンブラー(プラスティックだったが)が探知機に反応してしまったのだ。今まで香港で引っかかることなんてなかったのに、ビックリよ~!今度からコンパクトを手荷物に入れるのはやめようっと。

 出国検査を受けてからブックスタンドで新聞2紙購入。前日のイベントがかなり大きく載っていたけど、東方ではなぜかセシリアの仕事復帰記事に便乗されていた。なんでや。搭乗口がかなり遠くて行くのが大変だった。先に新聞を買っておいてよかったぞ。
 帰り便も日本人客の方が多い。どこぞの会社の団体さんが大多数を占めていて、なぜかその団体の人に間違えられる我々。
 帰りの飛行機はさすがに早かった。食事もすぐ出たぞ。機内上映の《証人》と《奪標》は両方ともVCDを買っていたので、日本未公開のイギリス映画『ハッピー・ゴー・ラッキー』を観ることにしたが…途中で意識が途切れました。つまり寝ました。つまんなかったわけじゃないのに。ははははは。
 定刻通りに成田到着。荷物が出るのに多少待たされたけど、平日だったので到着ロビーはすんなり通れた。スカイライナーで上野まで出て、駅弁を買って新幹線で北へ。夜8時半、桜もまだ咲かない北国の駅に着き、二人はそれぞれの日常に戻っていったのであった。

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春光乍洩香港二人慰労会・3月30日

 前日は星光大道でトニー大使様の看板と一緒に撮ってもらって壊れていた自分だが、そのときには思いも寄らなかった展開が待ち受けていた翌日は、まさにこの旅一番のBig Day!

 月曜の街はどこにいても通常モード。ホテル近くには学校が2つあったので、制服姿の中高生もよく見かける。
 天気は悪くないものの、風が寒かったので朝ご飯は茶餐庁で温かいものを食べることにする。そこで選んだのはあ~らよ、出前一丁!朝からインスタントラーメンってフツーは考えつかないよね、とひろみさん。3種類のトッピングが選べたので、ハム・レタス・目玉焼きにしてもらった。
 ふ~む、どうやらスープは添付のものをそのまま使っている感じ。レタスは軽めにゆでたのかな、苦さがなかった。これなら日本の出前一丁でも真似できそうだ。…ただ、これを毎朝のご飯にしていたら、確実に栄養不足でイライラすると思うが(笑)。

 今日も遅め出発だったので、午前中はホテルである程度荷物をパッキング。二人とも夜に《東邪西毒:終極版》を観るので、帰るのがかなり遅くなると思われたからだ。
 11時にホテルを出て、待ち合わせ時間まで書店めぐり。
 実はチムの駅に広告があった男性雑誌『MR』が特別号で明星勢揃いだったので、二人とも欲しくなったのだ。でも、ずいぶん前に出ていたらしく、雑誌スタンドでは全滅。じゃあ書店は?ということで、佐敦とチムのミラマーの中に移転した商務印書館をめぐった。
 …結論として、雑誌は見つけられなかったのだが、佐敦店の1階の文具コーナーでマクダルグッズを見つけ、ちっちゃなお子さんのお土産にいいよね、となって購入。周り損ばかりじゃなくてよかったわ。

 1時半に天后で待ち合わせて、北角電気道の「祥利冰室」へ。別記事のコメントでも書いたけど、冰室は初体験。時代を感じさせる外観と内装、使いこまれたプラスティックのお皿、常連らしいおっちゃんたちで賑わう店内、いい味出してるわー。注文した法蘭西多士のアマアマ感もよかった。また食べたいぞ。
 天后も全く初めての街だったのだが、いい具合に商店街が並んでいて、海南鶏飯のチェーン店にパン屋、モノによってはダイ〇ーより使えると思った日常品店「日本城」、ここしばらくの間香港でも急激に増えているというオーガニックフード専門店など、軒先をのぞくだけでもかなり楽しい。しかし、やっぱり有機野菜は高いのね…。

 トラムに乗って(これまた久々に乗った)今度は金鐘へ。今年の映画祭で特集上映が組まれている、徐克さんの「電影工作社」25年記念展がagnes b.のギャラリーで行われているというので、連れて行ってもらったのだ。…しかし、閉まっていた。そこで周辺を歩きながら(agnes b.の近くに一度行ってみたいと思っていたスパ・ロクシタンを発見!今度予約して行ってみよっと)、金鐘駅構内のステキなふかふかベンチで一休み。

 勘のいい方はお気づきかと思いますが、実はこの日はずっとnancixさんとご一緒してました。さらにこの日、初めて浦川とめさんともお会いしました。この場を借りて厚く御礼申し上げます、と文章途中でいきなりすみません。

 4時にギャラリーが開く。ああ、さすがアニエスは香港でもオサレだなー、と当たり前のことを思ふ。白い内装のギャラリーの中には映画のポスターが飾られ、映画の主題歌が視聴できるコーナーや『男たちの挽歌』の台本、本物の金像トロフィーに『七剣』で実際に使われた剣も展示。『蜀山』は韓国版や日本版のポスターが飾られていたけど、「イーキン・チェン」や「チャン・ツーイー」が「イlキン・チエン」「チヤン・ツlイl」になっているなど誤植がものすごい(苦笑)。でもこれ、日本でDVD化された時のタイトルが『天上の剣』、でもこのポスターは『レジエンド・オブ・ズl』(笑)となっていたので、おそらく香港側が日本プロモーション向けに作ったものだったんだろうな。
 普段日本では見る機会が少ないオリジナルポスターでは、『挽歌』や『チャイゴー』、『ワンチャイ』などのシリーズ作品の統一感がいい。チャイゴーは登場人物が増えていくたびに、まるで曼荼羅のようにキャラクターが配置されていて面白い。ワンチャイはリンチェイがメインのポスターもいいけど、登場人物達が浜辺でピクニックして寛いでいる姿をあしらったポスターがかわいい。これはさすがに日本じゃ紹介されてなかったよね?
 モニターで流されていたのは『上海ブルース』の予告(参考としてnancixさんの記事を)。電影工作室製作の80年代の作品(シリーズもの以外)は『北京オペラブルース』しか観ていないので、これもいずれは観たいなぁ。

 オサレ空間で電影工作室の仕事っぷりを確認した後は、いよいよ《東邪西毒:終極版》。この後のものすごい展開は以前書いたので省略。とりあえず写真をいくつかアップ。

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正面を撮れなかったチャーリー。ドレスはピンク。

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思いっきり後ろ向きの王家衛、そしてウィリー・チャンさん。

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6人衆、揃い踏み~heart01

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乾杯の直前。左にいるマスコットキャラの爆花(デザインbyジャン・ラム)は着ぐるみ化するとやっぱり妙だ。

 開始予定時間を大幅に過ぎ、映画が終わったのは9時半。翌日のことも考えたけど、nancixさんたちと夜食を食べに行くことにしていたので、今回二度目の糖朝に行く。時間も考えながら、ワンタンスープなど軽く食べられるものをオーダーした。ちなみにこの日通されたのは2階席。こっちは初めて入ったよ。
 同席した香港人トニー迷の方は北京語もできたので、ちょこちょことお話しした。しかし、今やもうフツーの香港人とも北京語で話をしても大丈夫なんだ…。今までは街でも、広東語がわからなくなったら英語に切り替えて話をしてたけど、今度はもーちょっと北京語を使うようにしようかな。
 短い時間の中、日港混成チームはいろいろとお話したけど、亜洲電影大奨話が一番面白かった。そうか、モックンはやっぱりいい人だったのね、ということを実感。そして、やはり日本から参加していた某ノミネート者が香港ではかなりハンサムだったという事実に、その彼を普段からなめてかかっていたワタシとひろみさんは驚愕したのであった(って、かなり誇張した書き方で失礼。だってホントにびっくりしたんだもの、写真を見せてもらったら)。スマン〇〇〇〇、やればできる子だったのね、キミは。←さあ誰のことだ?

 ホテルに帰ったのは12時前。翌日は7時30分にチェックアウトすることを確認して荷物を再パッキング。朝使うものだけ残して全て収納し、興奮を引きずったまま2人とも1時に床についた。

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春光乍洩香港二人慰労会・3月29日

 香港滞在も後半戦。
 今日は午後から夏にもお会いした日本語教師Sさんと飲茶するので、遅め出発にした。疲れもたまってきているからね。
 朝食は茶餐廳でモーニング。ワタシは千切りハム入りオムレツセットを注文。パンつきだったのだが、来たのはバターがちょっとしか塗っていない耳なし角切りパン。このそっけなさが好きだ。そーいえばこの旅では、実はパイナップルパンを食べていないのよね。

 ホテルに戻ってテレビをつけたら、ボウケンジャーがやっていた。やっぱりこっちも日曜の朝は特撮ドラマかー(笑)。でも仮面ライダーは土曜の昼放映なんだよね。
 お茶を入れながらTVを観てまったり過ごしてたら、日本で観たことがない『ホタルノヒカリ』まで観てしまったよ。ちょうど映画館では『開心直航(ハッピーフライト)』も上映が始まっていたので、なんだか綾瀬はるか祭り状態だったよ(ハッピー~は観てないけど)。

 『ホタル』を観終わってから出発。今日もバスでチムに出る。
天気予報では雨マークが出ていたが、空は明るめで降る気配も見えない。
Sさんとの待ち合わせは2時だったので、星光大道でトニー看板撮りまくり。この写真の他には、こんな感じに撮りまくり。

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 芸術館の壁にあったデカトニー大使。

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自らの手形の前に立つトニー大使。

 ええ、もちろんトニー大使(看板)とのツーショットは撮ってもらいましたが、この場に出すのは控えます。壊れてますので>自分

 手形といえば、モニターでリヨンの手形調印の模様を放映していたので、そういえばリヨンを始めとして、新しく加わった人たちの手形の写真を撮ってなかったな、というわけでこっちも写真撮りまくり。

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 リヨン。大陸旅行客に一番ウケていた。さすが大陸出身。

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 えあろん国王様。くっきりした手だね。

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そういえば、撮っていなかった気がしたので學友さん。

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そしたらアンディ先生も載せて四大天王コンプリートさせなきゃでしょ。

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指が長いなぁ、ラウちん。

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手の置き位置が個性的な秋生さん。

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復活してくれて嬉しいよ、セシリア!

 また、レスリーのパネル展も始まっていたけど、展示パネル数が少なかったので、全部写真に撮ってきた。熱心に見ていた人は、やっぱり迷の方だったのかしら?キャプションなしでどうぞ。
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 フラッシュで光ってたり、写りが悪くてすみませんです。ちょうど逆光の時間帯だったので。

 時間になったのでSさんとの待ち合わせ場所に。
中環で飲茶しようということになり、ウィンダムストリートにある鴻星海鮮酒家に行くことになった。ここは日本にもお店がある有名な海鮮レストランだけど、中環店は休日の飲茶が割引になるとのこと。
 こんなものを食べてました。

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 上右はペンギン餃子。かわいかった。

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 ウサギマシュマロ。ココナッツでコーティングされている。
 Sさんによると、これはほかの店にもあるけどここが一番おいしいとのこと。

 この後、夕方の中環を登り歩く。
ヒルサイドエスカレーター脇の食器店(激安だった)を紹介してもらったり、有名な蘭芳園に連れてってもらったり(しかしめっちゃ混みだったので入店は断念)、泰昌餅店と檀島のエッグタルトを買い、檀島でお茶して3人であれこれおしゃべり。
 Sさんは映画だけじゃなくドラマもよく観ていているというので、金曜日に30%の視聴率を稼いで完結したTVBのドラマ《學警狙撃》について聞いてみたら、ちょうど仕事とかち合っていて観ていなかったとのこと。このドラマ、新聞やコンビニの雑誌で名前がよく載っていて、マイケル・ツェー演じる登場人物Laughing哥が評判になっていたみたいだったので、気になっていたのよ。 

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 左が檀島、右が泰昌。泰昌の方が好みだったかな。これはひろみさんも同意見。
泰昌の揚げドーナツも歯ごたえが軽くておいしかった。

 日も暮れたので、引き上げることにする。Sさんとは三度香港での再会を約束して中環で別れ、スターフェリーでチムに戻る。
 ここからは我的お買い物タイム。HMVと海防道のDVDショップでCDとVCDを買いまくったが、今回もまた『出エジプト記』は買えなかった(泣)。何を買ったかはまた後日別記事にて。
 またまたバスで旺角まで戻り、夕飯は小籠包と麺の専門店「上海坊」で、小籠包と排骨麺を注文。排骨麺のお椀が大きそうだったので、ひとつ頼んでシェアしたんだが、意外に少量だったので、もうひとつ頼んでもよかったかな。でもここの名物らしい焼飯を頼むには、お腹がパンパンだったよ(笑)。

 戻ってからはエッグタルトを食べ、先にもちょっと書いた通り、TVBでトーク番組《星星同学會》を観た。
ゲストはサモハン&元秋さん&コーリー・ユン監督の“元家班”同級生。字幕もあって理解もしやすかったけど、サモハンが一人でしゃべりすぎだったかなぁ。サンドラも銭嘉楽も他の二人に平等に話を振ってあげればよかったのにね、司会うまくないよね、なんて言いあって、観終わってそのまま寝た。

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春光乍洩香港二人慰労会・3月28日

 朝はホテル付近の茶餐廳で早餐。サンドイッチ食べました。バターがついてなかった気がしたんだけど、別に不便は感じなかったよ。
 長洲島に行くことに決めて、10時にホテル出発。今回はちゃんと乗り場を確かめてバスに乗ってチムへ。昨年は乗れなかったスターフェリーに久々に乗る。しかし、いつの間にトークン式になったのだろう。さらに土日は割増料金、そして同じ航路で料金が違うのはなぜだ。

 離島行きフェリーは高速船を選ぶ。あまり遅い船だと船酔いしてしまうからだ。
フェリーは以前マカオに行った時のと同じ型で快適だったけど、端っこに座っていたので冷房が利きすぎて寒すぎ。起きているとしんどいので寝ていくことにした。 
 35分で島に到着。時間はちょうどお昼ごろ。フェリーの中は寒かったのに、外は暖かい、というかやや暑い。土曜日ということもあって、香港人も多い。ひろみさんの提案で、反対側の東湾に出ることにした。

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 しかし、ここでトラブル発生。ひろみさんの携帯カメラにトラブルが起こり、ワタシのデジカメの電源がなくなった(泣)。だから島の写真は東湾のビーチを撮ったこの写真だけ。

 この東湾をしばらく歩いたが、お腹もすいてきたので長洲華威酒店のあたりで折り返して、フェリー近くのレストラン街に向かう。いい加減疲れていたので、最初に声をかけてきたおばちゃんのところの海鮮レストランに決め、ゆでエビと中華白菜のにんにく炒め、そして白飯2人前を注文。パラソルの下、漁船の多く泊まる湾を見ていると、5年前の秋に家族で行った台湾・野柳の漁港のレストランを思い出すなぁ。
 しかし、白飯が来ない。なかなか来ない。前日と同じく、「コメ、コメ、米をくれー!」と叫ぶワタクシたち。30分ほど待っても出ず、我々の後に来た人たちの方に先に飯が行ったので、おばちゃんを呼んで「ご飯を一緒に頼んだのに、まだ来てないよー」と言った。どうやら忘れられていたよう。
 帰りの高速船まで時間があったので、ターミナルの反対側を歩く。今回は張保仔洞に行けなかったけど、今度行った時にはぜひ足を運びたいかな。

 中環に着いたら買い物するつもりだったが、その前に甜品食べたいね、ということで、ifcの中にある満記へ。ひろみさんはマンゴーパンケーキを頼んだが、ワタシはドリアンパンケーキを注文し、タピオカ焼きプリンをシェアした。ひろみさんがドリアンが苦手というので、これはシェアしなかったのだが…、うん、この味は一回確認したら5年くらい食べなくていいかも、と思った次第。

春光乍洩香港二人慰労会

 その後はここしばらく行っている陳意斎へ。ここで頼まれた鳳凰巻を缶で買う。ホテルで食べたいと思っていたけど、袋入りが売っていなかったのが残念。後はH&Mや上海灘をひやかしつつ、MTRで旺角まで戻る。
 2日連続歩きまくって疲れていたことや、レスリーの《楊過與小龍女》を観たいこともあり、夜食はテイクアウトの鵞鳥飯とインスタントラーメン、そしてビールとダイヤモンドブラックで酒盛り。TVBの《勁歌金曲》を初めて観て『ミュージックフェア』みたいだなーと思い、ツッコミ入れながらレスリーの映画を観て(感想は後ほど別記事にて)、チム・ソイマン主演の《戯王之王》をラスト30分だけ観てあとは寝た。

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春光乍洩香港二人慰労会・3月27日

 朝食は[豆支]油街にある粥麺店で。ワタシはいつも頼んでしまう皮蛋痩肉粥をオーダー。ここで粥にかかせない油條を2本頼んだのだが、あらかじめ油條の大きさを確かめるのを忘れたため、大量の油條がテーブルにやってきてしまった…。ああ、もったいないけど残しちゃったよ。

春光乍洩香港二人慰労会・3月27日

天気が怪しく、寒く感じたので離島行きを諦め、近場を歩くことに決定。
まずは初上陸となる深水[土歩]へ。「超域音響」がのぞければいいかな、と思いきや、ひろみさんが持ってきた「地球の歩き方(またの名を迷い方)」には、しっかりこの街の紹介が載っていた。やるなぁ、地球の歩き方よ。
 11時ごろホテルを出て、MTRで深水[土歩]に向かう。A2出口を出たらすぐ、電気部品店が多い鴨寮街にぶつかり、気分はすでに無間道。…しかし、うっかり逆側の歩道を歩いてしまったためにお店を見つけられず。慌てて反対側にわたったところ、お目当ての店が見つかった。でも、看板の色が違う。おまけに、開店が遅い。ということで、内部見学までには至らず。うーん、残念。

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 もうちょっと歩こうか、というわけで、洋服の屋台が多い北河街、手芸部品が多い南昌街、おもちゃや鞄の問屋街となっている福華街を歩く。屋台の合間には古い茶餐廳や果物店、肉屋などもあり、庶民の生活を感じられるのが嬉しい。ここに住むのも悪くないだろうけど、やっぱり今じゃ房費は高いかな…。もし自分がモノ作りモードに入っていたら、手芸部品を買いまくっていたのだが、そういうモードじゃなかったので、あれこれ歩いて楽しんだ次第。日本人ともすれ違ったのだが、やっぱり観光客が来るようになってきているのかな?

 昼食を食べるにはまだ早い感じもしたので、次は九龍城に行くことにした。ここからの直通バスを見つけられなかったので、MTRで九龍塘まで行き、そこからミニバスで行くことに。しかし、九龍塘に着いてからが一苦労。バスターミナルと反対の出口に出てしまったため、又一村のフェスティバルウォークをあちこち彷徨うはめになってしまったのだ。ああ、ここでムダな歩数を増やしてしまったよ…。 
 なんとかしてバスターミナルへたどり着く。しかし、5年来ない間に立派なターミナルができたのねー。学校やラブホ街(!)をすり抜けながら、ミニバスは九龍城のリーガル・オリエンタルホテルまで行く。このホテルは日本のツアーパッケージでよく使われるらしいけど、交通の便がバスとミニバスしかないことを考えれば、ちょっと使い勝手が悪そうかなぁ…。
 九龍城といえばやっぱりここでしょ!というわけで、かつての九龍城寨の跡地に立つ九龍城寨公園に行ってみる。九龍城寨といえばあまりにも有名かつ説明不要であり、映画では《省港旗兵》にも登場しているというし、90年代初めまで王家衛がここに事務所を構えていたという噂も聞いたことがあるが、結局ワタシはそれを見ることもなかった。

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往年の九龍城寨の模型。

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イラストは日本の方

 そういう曰くつきの場所なのに、公園にはその歴史が感じられない。ものすごく薄い。中国庭園の作りも、台湾や大陸でよく見る作りなので目新しくない。事務所の奥にはこの場所の歴史が掲示されていたけど、いま、この場所自体からそれがわからない。「かつては塩田だったとか、日本軍に占領されていたとか、ものすごく歴史のある場所なのに、ここでその歴史が全然感じられないってどーゆーこと?」と、ひろみさんが嘆いていた。
 そういうガッカリ感を抱きながら昼飯を食べに行く。選んだのは「旅」にも紹介されていた黄明記。
 お店に入ると、店主らしいおばちゃんが魚旦のミックスとワンタン麺を勧めてくれたので、それをオーダー。魚旦ミックスは河粉、ワンタン麺は香港麺を使っていた。量もちょうどよく、非常に満足。
 昼飯の後はやっぱり甜品?ということで、かの有名な合成糖水まで歩いて、暖かい甜品をいただく。木耳や梨、シーココナツ等の入った甜品をこれまたおいしくいただく。しかし、主食より甜品の方が高いってーのは…(苦笑)。

 このへんで雨が激しくなり、靴も濡れてきた。疲れてきたので一旦ホテルまで戻ろう、ということになり、旺角行きのミニバスを捕まえて戻る。時間は午後4時。
 ここでホテルに戻る前に、持ってくるのを忘れてしまったスリッパの代わりになるようなものが欲しくなり、女人街をのぞいた。履ければ何でもいいと思ったが、うっかりビーズつき中華スリッパが欲しいなんて言っちゃったもんだからさあ大変。値段を聞いたら160ドルと言われ、「そんじゃ高い。100ドルなら買う」などとはからずも値下げ交渉しちゃって、成り行きで買うことになった。ホントにただのスリッパでよかったんだけどなー。後日、別のお店で20ドルのスリッパを見つけ、こーゆーのでよかったのに、と思った。その分ホテルの部屋でしっかり使って、ちゃんと持って帰ったからいいんだけどね。

 夕方は油麻地とチムへ。ここでバスを使おうと思ったのだが、お目当てのバス停が見つけられず、又ムダに歩数を増やしながら歩いてしまう。中国語の授業で使いたい映画評論本を探すために、まずはお馴染のKubrikに行くが、特設コーナーがあってもいい本がない。その次に廟街近くの中華書局をのぞいたら、こっちの方が充実していた。レスリーや梅姐の追悼本にも心ひかれたけど、以前オススメしてもらった映画コラム本《香港電影血與骨》と、10年以上前に出版されていた《香港電影類型論》を購入。
 ベストセラーコーナーには日本小説の翻訳もいつもながら充実。おお、東野圭吾や伊坂幸太郎がある♪しかし、なんで恋空なんて翻訳されるの?などと言っていたら、この夏映画化される手塚治虫御大の禁断の問題作『MW』の翻訳版を見つけて悶絶(爆)。ああ、この作品の映画版キャストには文句があるけど、香港で映画化したら是非とも主人公をレスリーに演じてもらいたかったよ…。

 ここからバスを捕まえ、チムまで行く。
 HMVと行きつけのDVDショップで買いたい作品をチェック。リージョンオールのDVDも復活しつつあるけど、やっぱり『出エジプト記』はリージョン3のままか…と今回も諦める。
 お腹も減ってきたので夕飯に。ワタシたちは二人とも同じ広東道の並びにある怡園粥麺小厨がお気に入りで、チムに来るたびにここで食べていたのだが、去年店じまいしてしまったので、糖朝に行くことにした。二人だけだからすぐ通してもらえたが、リニューアルされた店内と竹の割り箸に、ひろみさんはガッカリしていた。確かに昔はちゃんとした箸を使っていたもんね。
 ひろみさんは麺、ご飯が食べたかったワタシは油菜と腸粉をおかずに白飯を頼み、マンゴープリンもオーダーしたが、さっさとでるのがマンゴープリン、そしておかず類。麺も時間はかかったけど、なんでよりによって白飯が遅いんだ。確かに中華では最後に飯類が出るものだが…。おかげでワタシは「コメコメ、米をくれー!」とブツブツ言っていた。

 帰りはモスクの前からバスに乗ったが、[豆支]油街で止まらない路線に乗ったので、またまた歩くことになった。そんなこんなで歩数計はオーバー3万歩だった。そして、食べたものはしっかり消化していたのであった…。

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春光乍洩香港二人慰労会・3月26日

 3年ぶりの春香港。2年前の2月に行った時(ここからここまで参照)もすでに春といえば春だったのだが、香港の春はやっぱりイベントの多い時期を指すのだろう。それに、東北の寒さと仕事のストレスで心と身体がかなり参っていたので、暖かいところに行きたくてしょうがなかった。

 今回は10年近い付き合いになる地元の影迷Hさんことひろみさんと一緒。彼女とは9年前に『東京攻略』の頃に一緒に行ったことがあったのだが、それ以降は東京で映画祭ツアーに一緒に行くくらい。久々の香港行き計画を彼女に話したところ、のってくれたので一緒に行くことにした。すでに香港明星迷からは抜けてしまったというけど、あまり濃すぎる旅路で、退かれないように気をつけなきゃねー(笑)。

 午前8時に出発。前日の夜に積もった雪が溶けていない。寒い。東京も寒いというので、ちょっと心配。上野からスカイライナーに乗り換えて成田へ。天気がいいのでホッとする。
 飛行機は午後3時台発のキャセイ。時期柄か、香港人より日本人旅行客の方が多い。映画はフォーフォーこと『SPIRIT』(エンドタイトルは当然ジェイの曲)と、日本ではこれから上映の『スラムドッグ$ミリオネア』を途中まで観る。フォーフォーは一度観ていたからということもあって、途中で寝てしまったよ。ハッと気づいたら霍元甲の家族が殺されていて失意の彼が川に流されていた場面だった。
 機内食は早めに出たけど、主食+パン+フルーツ+チョコレートと軽め。アイスクリームサービスもなし。経費節減なのか?

 飛行機は定刻に香港に到着したものの、着陸は厚い雲を突っ切ったため、ランディングまで結構揺れた。荷物を受け取って空港を出たのは、だいたい8時くらい。ついたら夕食でも、と思ったけど、疲れ気味だから重いものは食べられなさそう。
 今回のホテルは旺角の仕徳福酒店(スタンフォード)。前回の夏の旅行で通りかかった時に気になったので予約したのだが、実は初めて旺角に泊まることになる。いつも泊まっているチムとはまた雰囲気も違うのかしらねー。でも、近くにAELのシャトルバス停留所がないため、A21のバスで向かう。…しかーし、乗ったバスには電光表示もなければアナウンスもない。ネイザンロードに入ったあたりが確か旺角だったかも、と思って降りたら、かなり手前で降りて大失敗。二人はそのままキャリーを引いて、20分近くネイザンロードを歩くことになる。[豆支]油街に入るとすぐ女人街にぶつかり、人の多さに驚く。なんとかホテルにたどり着いた時には、9時を過ぎていた。

 夜食より水分が欲しいかな、ということで、近くの許留山でマンゴーとイチゴのスムージーをテイクアウトし、セブンイレブンでミネラルウォーターを買う。テレビで天気予報をチェックしたところ、翌日はちょっと雨模様。2日目に離島に行こうと計画していたのだけど、こりゃ近場を歩いた方がいいね、ということで深水[土歩]と九龍城に行くことに決定。疲れたので就寝は12時。

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旗靡かず 風無し 揺らぐは人の心なり

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 まずは旅行記よりも先に、やはりこれを書いておかなければね。4月1日だし。
 この記事の続きになります。

 3月30日、香港国際映画祭にて上映された、『楽園の瑕』のファイナルカット版とでもいうべき、《東邪西毒:終極版》を観た。チケット発売当日に即ソールドアウトと聞いていたので、観るのを諦めていたのだけど、運よくチケットを分けていただいたので、わーい♪香港国際映画祭に初参加だ~、と嬉しくなった。
 しかも上映前にはプレミアイベントもあるとは。イベントには入れなくても、入り待ちくらいはいいよね、というわけで文化中心入口の特設ステージの前にあった柵の前で、必死に身を乗り出していたのだが、香港人トニー迷の皆様と合流したら、いつの間にか会場の中に入っていたわけで…(苦笑)。

 なぜかステージのほぼ前に陣取ってしまったワタクシ。いいのか、こんなところにいて。ただの日本のとーほぐから来たお地味なトニー迷だというのに。周りの香港人は正装、アタクシはくたびれたパーカーにジーンズ。正装でと言いながらも実は頓着しなくてもいいってどーよ。これが香港国際映画祭クオリティらしいとか。
 スクリーンでは予告編が流され、会場に響くBGMは耳慣れたものとはちょっと違うアレンジ。ほー、これが馬友友先生が手がけたという新音楽か。
 さらに近くにいた上品な初老の女性がトニーママ、トニーによく似た目もとのすらっとした女性がトニー妹だと知りかなりビックリ。こんなところで梁家の皆様と同席できるとは!妹さんの近くには旦那様もいたようですが、これまたステキな方でした。しかし妹さん、えらく若く見えたのですが、聞けばお兄様とは一つしか違わないとのこと。兄妹そろって見た目が若いのか、梁家は!
 待つことだいたい40分くらい、会場のむこうがざわめきだし、いよいよゲストがレッドカーペット・アライビング。うわっ、王家衛でかっ!奥方はライブで見てもかわいらしい。うわ―ブリジットブリジット、初めて観たよ!チャーリー、頭ちっちゃい!

 そしてそして、トニカリ来たー!

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 ごめん!カリーナが切れた!胸しか映ってない!スマン!

 ゲストが一度文化中心の中に入ってすぐ、ステージの映像が変わった。
予告編映像が流され、レスリーに贈る香港&大陸の映画人のコメントが流される。さすがに全部は把握できなかったが、一番印象的なのがリヨンの「真、善、美」。
 続いてビデオメッセージも流された。レスリーゆかりの人々がメッセージを寄せ、デビュー間もないころに彼と音楽電影で共演したセシリアは、なんと息子ちゃんのルーカスくんと登場。初めて見たルーカスくん、額がパパによく似ているよ。ビデオメッセージのラストを締めくくったのはウーさん。彼のメッセージもまた、胸にしみた。そして、最後には文化中心入口に飾られた「In Memory of Leslie Cheung」の字が大写しになった。

 いよいよゲストの登場。登壇したのは王家衛、ブリジット、トニカリ、チャーリー、そして久々に王家衛組として登場のアンドリューさん。アンドリューさん、痩せたねぇ~。最初誰だかわからなかったよ。
 夢中になって写真を撮りまくっていたので、コメントはほとんど聞きとれず。詳しくはご一緒したnancixさんの記事をご参照くださいませ。

 映画は、オリジナルより4分ほど短くなっている。でも、短くなってはいても、濃度は全く変わらない。むしろ、深くなっている印象。翌日の蘋果日報に、原版と終極版の比較が掲載されていたので、以下に書き出してみる。

・ブリジット演じる慕容兄妹を象徴する水影の揺らめき、桃の花の林など、イメージカットの追加
・冒頭とラストにあったアクションシーンが大幅にカット。また、黄薬師と無名の剣士、洪七とその妻の場面が少し短くなっている。
・慕容兄妹は燕国人という設定なので、登場人物の大多数を占める中原の人間とは言葉が違う。ゆえにブリジットは北京語で台詞を話していたが、オリジナルでは広東語に吹き替えたとか。終極版では元に戻し、北京語のセリフを生かした。
・デジタル技術による色彩の調節
・馬友友による音楽を新録し、もとの音楽と併用。
・オープニング&エンドクレジットを一新。

 もともと、王家衛は10年前にこの映画を新編集しようとしたらしいが、97年の経済危機で受けたダメージがあまりにも大きく、未編集のオリジナルフィルムの傷みもひどかったとのこと。そして、ようやく着手しようと思った矢先にレスリーが亡くなり、新編集よりもオリジナルの修復をすることを決断した、と新聞にあった。
 もし、その新編集版が実現していたら、どんな作品がワタシたちの前に現れていたのだろうか。それもまた、観てみたかった。

 会場では、レスリー迷のみなさんが多く集まっていた。
そして、彼の姿に惜しみない拍手を送っていた。
 ほんの少し前までは、彼はここにいたのに、もういないんだ…。 

 レスリー迷でははいワタシだけど、やっぱり彼の不在は心にずしっと来てしまうなぁ。
 そんな思いをかみしめる、6回目の4月1日だった。

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