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そうだった、中華圏はあったかいご飯が一番だった。―『世界のお弁当』(服部直美)に思ふ。

 というわけで買って読みましたよ、『世界のお弁当』。



 表紙(上)は台湾のお弁当。
 ああ、この詰め合わせは花蓮から基隆に行った時の列車で食べた駅弁を思い出す…。ええ、もちろんおいしかったよ。また食べたい。
 ちなみに下はエジプトのターメイヤサンドとモロヘイヤスープね。

 今から約20年前(になるんだなぁ…。早い!)、台湾で留学生活を送っていた時のワタシは、ほとんど大学周辺の餐廳で食事を取っていた。寮には電熱調理器しかなく、当然料理もできないから、お弁当など作れるわけはなかった。だから、nancixさんが記事で書かれているのとほぼ同じような状態だったんだ。
 友人と一緒のときは餐廳で食べたけど、寮で宿題をしたいときや一人の時はよく外賣(口語北京語では「帯走/タイツォウ」と言う)して、発泡スチロールのお弁当箱に入れてもらっていた。でっかい排骨飯や炒飯の他、自分で食べる量も決められる自助餐(カフェテリア)でも持ち帰りできた。
 ご飯も日本のお米とは種類から全く違うし、冷めたらすぐ固くなってしまう。クリスマス後に我が留学班主催でパーティーイベントをした時、みんなでおにぎりを頑張って作ったけど、イベントが始まった昼ごろにはすっかり固くなっちゃったもんね。それでも食べられなかったものではなかったけど。

 この本を読んで、「中華圏の人々は冷めたご飯を嫌う」という文をたびたび見かけ、以上のような記憶を脳の奥から探し当てることができたので、ああそっか、やっぱあったかいご飯が一番か、と改めて思った次第。中華圏でお弁当派の人は昔ならアルミ製、今は電子レンジでチンできる耐熱容器を持ってきているらしいけど、やっぱり使い捨て容器が主流になっているのね。
 全世界的に見てきちんとお弁当を作るのはどうやら日本人くらいらしい。だから、お弁当の習慣が見られるのは、駅弁があって「弁當」がちゃんと中国語化している台湾、その台湾と同じように日本に統治されていたことがあり、初代の大統領が日系人だったパラオくらいらしい。あとは日系人が多く暮らすブラジルやハワイも、か。
 まぁでもね、この本では世界の定番ランチをお弁当化しているので、それを日本のお弁当に取り入れてユニヴァーサルな気分を味わえるからいいとするかな。

 あと、大陸のアルミお重、台湾の鉄道で取り扱っているこれまたアルミ製の丸型レトロ駅弁、そして華泰茶荘が取り扱い、最近では某有名通販でも似たようなものが登場した茶漉しつきエコ水筒など(これ、ちょっと興味あるんだけど、すでにタンブラーと水筒があるから買うのを迷っているんだよ…)の弁当&周辺グッズが紹介されていて、それがどれもかわいくて楽しい。
 そして、著者の服部さんが香港で出会った思い出深いお弁当とは、フィリピン人メイドさんが休日を中環で過ごす時に持って行くお弁当だったという。…なるほどね。そういえば日曜に見かけるメイドさんたちは、ピクニックのようにお弁当を広げて、歌ったり踊ったりしていたっけね。料理が人の心をつなぐというのはこういうことなのね、と思った次第。

 香港のメイドさん特製お弁当のレシピは残念ながらないけど、とりあえずワタシも台湾風お弁当の作成に挑戦…と、夕食の間に豚肉とゆで卵を八角で煮て明日のお弁当を下ごしらえしてみた。いやー今キッチンが八角のにおいでかなり中華ですよ。
 はたしてワタシの明日のお弁当の運命は!?(こらこら!)

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