『赤壁』の趙雲で胡軍にハマった人が、次に観るべき作品って何だ?
先日、ウーさん・金城くん・チーリンの3人が来日して『赤壁(レッドクリフ)part2』のプロモが展開された。3月下旬にはもう少し大規模なプロモがあるみたいなのだが、その時にはトニーを始めとしたほぼ…といわずに“赤壁オールスターズ”に登場してもらいたいもんである。
もちろん、昨年秋に来日しなかった趙雲こと胡軍にも今度は来てほしい。4年前の東京国際に出品された『長恨歌』で来日経験があるのだから(本人をこの目で見たしね)、決して日本嫌いってわけじゃないだろうに。
さて、トニー一筋(爆笑)のワタクシもとはしが珍しく胡軍の話をするのは、久々に『藍宇』を観たからである。
長年中華電影迷をやっているし、このblogも始めてもう5年が過ぎたのだけど、ここ5年間の電影観戦歴(なんだそりゃ)やその活動でイメージがガラッと変わった中華明星は数多い。いい方面に変わった人も多いし、その逆も然り(よぉ〇ぢ、オマエのことだよ)。そして、今回ネタにする胡軍もイメージがガラッと変わった一人なのはいうまでもない。
『藍宇』はああいう映画だし、以前も書いたのだけど、例のシーンを香港版VCDで観た時はとにかく衝撃だった。その衝撃は『色、戒』の台湾版と思わず見比べたいくらいの衝撃なのだが(こらこら)、これと『東宮西宮(インペリアル・パレス)』のおかげで、胡軍といえばついついゲイものに欠かせない、なんていう偏った認識を植えつけられてしまった。
そんなワタシが「わ、胡軍がゲイじゃない役をやってる!しかも秋生さんといい勝負だ、カッコいい!」と興奮し(ややオーバーだな)、彼に対する認識を改めさせてくれたのが『無間序曲』だった。台詞は吹替だったんだろうけど、いい味出していたもんなぁ。最期のシーンが強烈だったのもあわせて、今までのイメージを一掃してくれた。
さらに女性と絡んでもなかなか魅せてくれる人だと思わせたのが『長恨歌』なのだが、残念ながらDVDも出ていないんだっけ?劇場公開が無理でも、ソフト化を検討してもいいと思うんだけどなー。
ところで、昨年50億円の興入を得て洋画売上堂々の第2位となった『赤壁』を観た一般の観客の皆さんの中では、この作品で改めてトニーを知ってファンになった人も少なくないらしい。一般の映画ファンの間でも、トニーが8年前にカンヌで男優賞を受賞したアジアで2人目の俳優であり、香港だけにとどまらず中華圏の実力監督やスターと組んで話題作に出演するということくらいは承知なんだろうけど、やっぱり一般観客は洋画といえばハリウッド、スターといえばレオやブラピやジョニデだし、そもそもトニーはユンファやリンチェイのようなハリウッドスターになるつもりはないと言い切っているくらいだから、知名度なんて自分たちが思ったほどじゃないんだな、ということを改めて思った次第。
で、トニーはもちろんのこと、金城くんを除いた他の出演俳優さんに注目し、ファンになったという人も案外多いのかもしれない。そんな俳優たちの中で最もインパクトがあったのは、やっぱり駅貼りポスターにその勇姿が採用された胡軍だったのではなかろうか。トニーは出演作品が多いから、ファンになってDVDをレンタルで観まくって、いい役柄で「しゅてきしゅてきー(のだめ風に読んでください)」といったり、ベタなコメディをうっかり観て目を点にしちゃったりする楽しみがあるんだろうけど、さて胡軍に転んだ一般的な観客さんが彼が出ている他の作品も観たい、といってレンタル店に行ったら、まず見つかる作品って圧倒的に少ない。
そしたら、やっぱりオススメは『無間序曲』だと思うんだけど、どうだろうか。
趙雲のあとにいきなり『藍宇』はキッツイよねぇ…。
その人が腐女子でもない限り、ね。
ついでに、劉備様の尤勇さんにハマった人が次に観るべき映画は、断然『ブレイキングニュース』だと思う。カッコええもん、あの役どころは。
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コメント
(香港)映画でなければ、彼らの出演作はレンタル店でいくつも見つかります。その中には「ブレイキング・ニュース」や「無間序曲」など比較にならない、代表作と呼べるものもあると思います。「香港映画」でなければ、の話ですが。
投稿: 失礼ながら | 2009.02.11 00:09
確かに昔と比べて、今は大陸のドラマが日本にたくさん紹介されていますし、レンタルやBS・CSで観られるので、それを観ればいいのでしょう。ハマる手段としては大いに有効ですし、ゲストとして登場する香港映画に比べて、大陸の俳優さんの本領はそこで発揮されているのは十分承知しております。
ただ、この記事では「映画」を前提として述べた次第です。
人によっては、50話近く続く長いドラマより2時間で済む映画の方がいいという人もいます(自分自身がそうですし、ドラマと映画では作りも違いますから)。取り上げた作品自体の評価はとりあえず別にして、そういう考えで書きました。
偏った考えだと思われるかもしれませんが、こういう意見もあるとして、そこはどうかご理解ください。
投稿: もとはし | 2009.02.11 01:10
初めて書き込みします。香港を含め中華圏の映画を観た事がほとんどないのですが、三国志好きということもあって、先月やっと「レッドクリフPart1」を観てきました。
突っ込みどころも多々ありましたが、おおむね楽しめました。また、小生の一番好きな武将、趙雲を格好良く演じられていた胡軍氏に興味を持ち(何となく横山光輝氏の描いた三国志の「ドカベン趙雲」を髣髴とさせます)、他の出演作品も観てみようと色々調べてたら、貴ブログにたどり着きました次第です。
> 人によっては、50話近く続く長いドラマより2時間で済む映画の方がいいという人も
自分もどちらかといえばそうですね。ドラマの場合、都合で放映時間に観られず録画するものの、溜まったものを未だに観ていないのが多く、そのうち忘れるといったパターンに陥ってしまうこともあります。
というわけで、おすすめの「無限序曲」借りて観るつもりです。
(アッチ方面にいくとマズイので(苦笑)、「藍宇」を借りることはないと思います…)
投稿: 小薗 | 2009.02.15 18:52
> 「無限序曲」
ごめんなさい。「無間序曲」ですね。
失礼しました。
投稿: 小薗 | 2009.02.15 19:00
小薗さん、このささやかな記事が参考になれば幸いです。
『無間序曲』は『インファナル・アフェア』3部作の2作目ですが、時系列的には最初の話になりますので、1作目を観なくても大丈夫かと思います。(ただ、記事でも書いた通り、胡軍は途中退場してしまいますが…)。気に入っていただければ、1と3もお勧めいたします。男性の方なら『藍宇』はかなり厳しいですね。直接的な描写もあるので…。
胡軍は多方面に活躍していますが、10年以上前には日本で公演された中国版『ハムレット』に出演されていたそうで、ファンになるかどうかはともかく、その時に名前を知っていたかった…、という気分にもなりました。
ところで横山光輝版ははるか昔に読んだのですでに記憶が曖昧ですが、「ドカベン趙雲」と言われれば、確かにそうだったような気が…。
投稿: もとはし | 2009.02.15 22:10