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冷静と情熱、もとい文化と商売のあいだ

 いよいよ週末から東京国際映画祭
今年のテーマはエコで、カーペットもグリーンになるのは以前から言われていた通り。
 久々の上京なので楽しみといえばもちろん楽しみなんだけど、不満もないわけではない。たとえばせっかくのオープニング作品なのに、なぜ『赤壁』はあんな狭い劇場でやるんだ、とかね。その他、言い出したら当然きりがない。今の体制になっては毎年、最初に国際に参加して10年が過ぎたけど、これでいいのかなぁ、と思うのである。
 自称「4大映画祭」とか言ってるけど、規模としてはカンヌやヴェネチアに全然追いついていないのは、かの3大映画祭に行ったことのない素人でもよく分かる。そんなときに読んだのが、朝日新聞のこの記事。

第21回東京国際映画祭、18日開幕 「4大映画祭」になれるか

 コメントされた方の意見は、さすがにプロだけあって、映画祭の問題点をうまくついている。元東大総長某氏(って誰だかわかるやん)のものすごい意見も、ある意味手段ではあるよな、とも思う。
 しかし、同じ記事の中にある今年のチェアマン(元エイベ、現ギャガ会長)の談話のラスト、これが気になったよ。

 「東京」が大きくなるには「世界の信頼感を醸成しなければ」と話す。「コンペのグランプリが必ずしも興行に結びついていない。受賞作が日本公開され、ビジネスになれば、おのずと作品も集まってくると思う」

 なんだよ、結局は儲け優先かよ(爆)。さすが元エイベ会長。←うわ、久々に暴言。

 ところで、河北新報サイトに掲載されている昨年の東京国際映画祭レポート(by齋藤敦子さん)を読んで、今まで知らなかったことを知った。映画祭を主催している団体は、文部科学省じゃなくて経済産業省の管轄下にあるのだという。つまり、政府は映画を芸術作品じゃなくて商品として扱っているってことか。それなら儲け優先に走りたくなるのもわかるし、作品上映前のコマーシャルにケイリンとかパチンコとかが入っていたってわけ?いや、昨年観た作品に「あなたと…合体したい…」などという台詞のある某アニメのパチンコCMがもれなくついていたのがなんとなく気になって。
 それなら映画祭以外でも、最近の新作映画(特にプロモーション)が妙に“商品”扱いを受けているような、という、今まで感じていた違和感も、もしかしてそれが原因なの?とちょっと納得した。

 こんなことをつらつらぼやいてみたけど、とりあえず始まるからには映画を楽しまなきゃ。 せめてティーチインが充実していて、いろいろ話が聞けるといいんだけどね。

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