« 夏光乍洩香港避暑行第3天・21世紀の悲情城市と、3世紀の大戦と、旺角の大火と。 | トップページ | 夏光乍洩香港避暑行第5天・香港、何日我再来! »

夏光乍洩香港避暑行第4天・線路続きの離島に、晩夏の雨が降る

 2008年8月11日月曜日。
 滞在後半ともなると疲れが出るせいか、前日はいつ眠りに落ちたのかわからないくらいあっさり入眠し、気がついたら7時だった。泥のように寝ていたのね、ワタシ。
 テレビをつけてTVBのニュースを観たら、画面の端っこに出たお天気アイコンは雨。部屋の小さい窓から外をのぞいても雨。マジかよー。

 雨が降っても朝食は欠かせない。今日は滞在の度に行っている尖東の茶餐廳で食べたが、月曜の朝のラッシュアワーだったのでお店は大混雑。お客はほとんどビジネスマンかOLさんで、自分の席もOLさんと相席だった。この日の注文はトーストセット。ハムエッグにサラダがついていたのが珍しかった。中華圏で生野菜は貴重だわー。

 ここ数年、4泊滞在の時は半日~日帰りで行ける遠足をしているのだが(94年早春は西貢、昨年早春はマカオ)、今年は是非ランタオ島を1周したいと思っていた。
 いつも島の空港に着陸していると言ってもその裏側なんて行ったこともないし、『終極無間』に出てきた寶蓮寺に行ったこともなかったし。でも、島まではAELの他に東涌線でも行けるし、一度落下事故を起こしたとはいえ今は順調に運行されている昂坪360にも乗ってみたいし、西側にある港町の大澳が《哥哥的情人》の舞台になっているからなんていう軽い興味を持っていたのだ。
 予定では往復フェリーにしたかったのだが、この雨降りだし、さらに旺角に寄らなければいけない用事もできたので、行きは東涌線を使うことにした。

尖東からKCRで九龍塘→MTRで太子→ライ景で東涌線と乗り継ぐ。ラッシュのピークも過ぎて平日のゆるゆるモードになった車内で目立つのは、某ネズミーランドへ行く子供たちの集団。かつて某ネズミーランドの最寄を走るJRで都内まで通学した経験があるワタシとしては、なんか激しくデジャヴュを感じたりして(こらこら)。この遊園地の最寄駅は欣澳(サニーベイ)だが、隣のプラットフォームにはフッフーマウス(笑)の形をした窓がキュートな電車が止まっていた。…しかしこれを見ても、奥運会と同じくらい、ネズミーランドに興味の湧かないワタシ。
 東涌に着いたら雨は本降り。しかし、駅前がえらくきれいだなぁ。開通してまだ10年しか経っていないし、昂坪360もできたばかりだしね。そんなわけでいざ昂坪360へ。

2008_0812allphotos0037

 ゴンドラは最大10人乗り。ワタシはお一人様なので、必然的に後から乗った家族連れ5人と同じゴンドラにされた。10歳くらいのボクちゃんとティーンエイジのお兄ちゃん、お母さんと伯母さんとおばあちゃんといった構成。特に話し掛けたりはしなかったんだけど(意気地がなくてゴメンネ)、彼らをヒューマンウォッチングしてちょっと驚いたのは、ちっちゃなボクちゃんの第一言語が完全に北京語だったこと。お兄ちゃんが広東語と北京語のバイリンガルらしく、ボクに話し掛けるのに北京語、他の家族には広東語だったんだけど、オトナはみんなボクに広東語で話し掛けていたし、ボクはひとっことも広東語を話さなかった。…中国回帰11年。こういう子供たちが出てきたことに、驚くやら切なくなるやら。よく考えれば自分は北京語ができるから、ボクちゃんに話し掛けて家族とコミュニケーションを取ればよかったんだろうけど、やっぱり香港では広東語を聞きたいし、自分もなるべく広東語で話したいということを思えば、ねぇ。*タメイキ*

2008_0812allphotos0038

 ロープウェイの行程は思った以上に長い。これがスキーのゴンドラリフトなら飽き飽きして途中から飛び降りたくなるくらい(いや、そんなことした経験なんぞありません)。東涌湾の運河を越えて空港を見下ろし、山の間を分け入って右手に751mの弥勒山を見る。山の脇にはトレイルも確認。なんだか山岳トレーニングがしたくなるけど、別にワタシは山登りするわけじゃないぞ。

2008_0812allphotos0040

 昂坪に到着。向こうの方にあの仏像を発見。ありゃ確かにでかいわ。
駅の周りは中華な城下町風に整備されてオサレなフレンチレストランやら台湾料理店やら茶館やらが入ったちょっとしたモールやアトラクション施設(昂坪市集)になっている。さすが逞しきなり中華民族。新名所ができたらすぐさま観光地化する。これは台湾でも香港でも大陸でも同じってか…。あ、それは日本でも同じか。

2008_0812allphotos0041

 足元の水溜りを気にしつつ、あの長い階段を上る。観光客も多いので、みんながみんな、傘をさしたりカッパを着て階段を上る。いくら雨が降ろうとも、ここまできたなら登らなきゃ損だもんな。

2008_0812allphotos0043

 いざ登ってみると、階段は意外と狭く、大仏殿も『終極』で見たより狭い。まー、雨が降って傘を差して参拝している人が多いから、そう感じたのかもしれない。

2008_0812allphotos0050

2008_0812allphotos0044

2008_0812allphotos0047

 多分、方向的には深窟湾あたり。もしかしたら大澳寄りかも。

 全段登りきって靴はびしょ濡れ。早いところバスに乗って大澳に行って、できればそこでご飯でも食べるか、と思い。階段を下りる。昂坪から大澳へ行くバスは本数が多いのだが、次のバスは40分後。しょうがないので昂坪市集まで戻り、その一角にあった「満記甜品」(実は初めて入った)でマンゴーのクレープ包みを食べてヒマをつぶす。
 時間近くなったのでターミナルへ行くと、座席はすでに3分の1ほど埋まっていた。え、みんな同じルートなの?と地方指南を見たら、大澳には古廟や教会があり、少林武術文化中心もあるちょっとした名所らしく、それを目指していたのかな、と気づく。
 バスはガタガタと山間の道を降りていき、なかなかスリリング。規模は違うけどなんとなく岩手の峠を越えている気分になった。20分後に大澳に到着したが、雨脚は激しくなるばかり。フェリーのある梅窩に行くバスがちょうど1時間後だったので、その間歩けるところまで歩いた。
 街は乾物の匂いでいっぱい。そのせいか猫も多かった気がする。飲食街を抜けて運河沿いに歩き始めたが、その街並びに驚かされた。

2008_0812allphotos0053

 運河に沿って小屋みたいな家が立ち並ぶ姿に、TVで見たタイの運河みたいと思って橋を渡って歩き始めたが、よくみるとその家はみんな銀色のスチールで覆われている。失礼ながら開いている家の中をちらっと見ると、木造で簡素な作りになっていたのだが、こういう家を見たことがなかったのでとにかく驚いた。ほとんどの家が運河の脇に船を出していたので、おそらく漁師の家なのだろう。なんだか、人の生活に無断で踏み込んだような申し訳ない気分になり、家が切れたところで引き返した。
 実は、その運河の反対側には古廟があったりして、個人的にはそっちに行きたかったのだけど、雨がますますひどくなったので結局ギブアップ。あと、おそらく《哥哥的情人》のロケ地とは全く反対側を歩いてしまったこともあったので、いずれ天気のいい時に再訪しようと思い、バスターミナルに戻った。
 しかし、一難去ってまた一難。東涌行きのバスの後に来るはずの梅窩行きのバスが来ない。
周りの人の話していることは理解できなかったが、どーも件のバスが運休になったらしい。しょうがないので、20分後にきた東涌行きのバスで戻ったが、およそ50分ほどバスに揺られてしまうことになってしまい、濡れた靴を冷房で乾かしながら転寝するはめになった。雨脚が強くて外を見てもよく見えないしね。

 東涌から九龍で降り、ミニバスに乗って広東道で降りる。街中のチムも雨模様だ。
 時間は4時近かったけど、お腹が空いていたので遅い昼飯を榮華茶餐廳でとる。
 食べたのはこれ。河粉おいしかったー。外でエッグタルトも売っていたので、テイクアウトする。

2008_0812allphotos0055

 そして、買い物モード突入。まずは北京道のVCDショップでVCDを一気買い。観たかった《我要成名》を買い忘れ、さらにお目当ての『出エジプト記』がどうしても見つからなかったが、それはとりあえず夜の買い物で探すことにしてホテルに撤収。 

 ホテルで軽くお茶して休息し、濡れた靴の中に新聞紙をつっこみ、荷物を詰め替え着替えて持参したサンダルに履き替えて、5時半頃再び出発。今度は中環の陳意斎ふたたび。お菓子系のお土産ならやっぱりここだろうと思い、2日前に買えなかったものをいくつか買い足す。そしてチム経由で旺角へ。
 またまた(というより3日連続で)GH旺角&新世紀広場へ来たわけだが、この夜は《盗墓迷城3》を観た。これは原題が「The Mummy」で、邦題が『ハムナプトラ3』なのだが、ワタシはこのシリーズを初めて観た。なぜこれを観たのかは、別記事に書くことにしませう(笑)。
 ここでVCDやCDが探せないかと歩き回ったのだが、やっぱり品揃えが悪い(泣)。結局、VCDも置いてある書店で、台湾で発行された『赤壁』のムックを買うのがせいいっぱい(しかもVCDより高い。どういう金銭感覚なんだ)だった。ショッピングモールも万能にあらず。今回の滞在でそれを思い知った。

 映画の後はチムに戻って久々の糖朝(with 某小姐)。すでに10時を過ぎていて、日本では健康のために9時を過ぎたら絶対何も食べないでいるワタシでも、香港では異常に腹が減ることもあって、ここで軽く夜食を取る。食べたのはエビワンタンのスープと、タピオカとクワイの豆腐花。遅いのでこれだけで充分だし、日本で食べられないものをと考えてのチョイス。

2008_0812allphotos0058

 ホテルに戻ったらすでに12時。いよいよ明日は最終日。
 夕刻の出発だから、午前中はまだ余裕があるけれど、そこでできなかった買い物をしたいなと思っている。寝る前にキャリーバッグを軽くパッキングして、1時半頃就寝。

|

« 夏光乍洩香港避暑行第3天・21世紀の悲情城市と、3世紀の大戦と、旺角の大火と。 | トップページ | 夏光乍洩香港避暑行第5天・香港、何日我再来! »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14197/42232388

この記事へのトラックバック一覧です: 夏光乍洩香港避暑行第4天・線路続きの離島に、晩夏の雨が降る:

« 夏光乍洩香港避暑行第3天・21世紀の悲情城市と、3世紀の大戦と、旺角の大火と。 | トップページ | 夏光乍洩香港避暑行第5天・香港、何日我再来! »