« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

ファイヤーライン(1996/香港)

 ジョニーさん&銀河映像の映画には、いわゆる“お仕事もの”と呼べるジャンルがある、ような気がする。代表的なものは『PTU』。ナイホイさんの『アイ・イン・ザ・スカイ』もまた然り。今から12年前(!)に製作された『ファイヤーライン』も、銀河映像お仕事映画系列の一つといえるのかもしれないな。

 九龍北東部にある慈雲山消防署。香港で最年少のチーフ消防士(ラウチン)を擁するこの署は、署の食堂で発生した食中毒のために、弁当持参の新人消防士ホーイン(レイモンド)を除いた全員が救急病院に担ぎ込まれたり、ベテランのフォン署長がエレベーター事故で再起不能になるなど、いつも予測不可能のトラブルに巻き込まれることで、香港中の消防士から“悪運部署”と呼ばれていた。
 フォン署長の後任として、若きエリートの張文傑(中信)が配属される。完璧主義のチョンと、現場第一主義で向こう見ずなチーフはことあるごとに衝突するが、彼らの対立を横に、慈雲山署の面々は日々火災の消火やレスキュー活動に追われている。
 ある日、自殺騒ぎのために出動したチーフは、騒ぎを起こした当人が救急病院の医師アニー・チャン(カルメン)であることに気づく。食中毒とフォン署長の手術のために訪れた病院で彼をアニーを見かけていて、彼女が同僚の医師と恋愛上の揉め事を起こしているのに気づいたからだ。チーフはアニーをなんとか救い、彼女にほのかな感情を抱くようになるが、どうしても気持ちを打ち明けることができない。
 チーフだけでなく、他の隊員もプライベートでそれぞれの事情を抱えている。署長はかつての妻から他の男と再婚するから娘を引き取ってほしいと言われて苦悩する。既婚者のロー隊長(ルビー)は子作り目的のセックスを拒みたいのだが、自らの妊娠を知って動揺する。しかし後日、土中に生き埋めにされた赤ん坊のレスキューを担当したことで、彼女の気持ちに変化が訪れる。
 郊外の古い繊維工場で放火火災が発生した。最大級の大火事に、香港中の消防署に出動要請がかかる。工場内に閉じ込められた人々を救うために、チョン署長、チーフ、ロー、ホーイン他慈雲山署の6名が建物に侵入するが、大爆発が起きて彼ら自身が閉じ込められてしまう…!

 消防士を題材とした映画やドラマといえば、お馴染みの『バックドラフト』や韓国の『リベラ・メ』だったり、日本ではマンガをドラマ化した『め組の大吾』や『火消し屋小町』が思い浮かぶ。主人公は消防士なのに、まったく火事が出てこない『119』って映画もあったっけ。
 消防士たちの公私様々な事情や事件をつなぎ合わせて、クライマックスの大火災へとなだれこんでいくストーリーテリングは、やはりスペシャリストを主人公にしている米国ドラマ『ER』っぽい。後年の作品では一つの事件をじっくり描いているジョニーさんにしては、珍しい構成のような気が…と思ったけど、そうでもないか。無鉄砲な熱血漢、クールなエリート、無邪気な新人、仕事と夫婦生活の板ばさみに悩まされる女性隊員の4人による群像劇の形式もとっているので、それぞれ感情移入しやすくてよい。その物語展開があるからこそ、クライマックスで本物の火をふんだんに使った大火災のエピソードにドキドキしてしまう。確か『バックドラフト』の時にはすでに火災シーンでCGが使われていたと思ったけど、やはりCGの炎だと緊迫感が出ないよな。この場面でスタッフやキャストに火傷を負った人などいなかっただろうか?と心配になってしまうくらい迫力があった。

 キャストについて。…なんかオトコマエなんですけど、ラウチンが!彼によく似ている日本の某歌手よりハンサムに見えるんだけど、気のせいじゃないよね?そのオトコマエが炎に映える。かかかカッコいい…、としか言えない(笑)、いつものジョニー親分映画への賛辞を、今回はラウチンに与えたい。
 たしかラウチンと同い年のはずなのに、ここでは年上で上司を演じている中信さん。相変わらずの三角眉毛がキュートでいかにもな堅物エリートだけど、私服のセンスが全然エリートじゃねーぞ。ジャケットを羽織ったりしなくてもいいんだが、せめて半袖ワイシャツ(カラー可)か白いTシャツにしようよ、昔の彼女と会うときにはさ。
 カルメン、久々に観たなぁ…。華がないのは仕方ないか。それを言ったらルビーもなんだが。女性に華がないのは相変わらずなのね、親分。
 これがデビュー作だというひよっこ消防士を演じたレイモンドくん、父親が大好きな若者っぷりはなかなかかわいい。実際にこんな若者くんいそうだな。

 手に汗握ったり、大いに笑わされたり(一番の笑いどころはあの場面&雑務スタッフとしてクレジットされた林雪でしょ!)、ちょっとしんみりしてみたり。最近すっかりクールになってしまった親分だけど、こういう作品もまた作ってくれないかな、なんて思った。観られてよかったな。

原題&英題:十萬火急(Lifeline)
監督:ジョニー・トー 製作:モナ・フォン 脚本:ヤウ・ナイホイ
出演:ラウ・チンワン アレックス・フォン カルメン・リー ルビー・ウォン レイモンド・ウォン ラム・シュー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラウチンに始まり、星仔に終わった2日間

ラウチンに始まり、星仔に終わった2日間
 地下鉄各駅で見かけた『ミラクル7号』ポスター。
 隣でやってたけど、結局観られなかったなぁ。
 右下真ん中の“親子抱擁”ショットがよい。

 香港レジェンドシネマ、7作品鑑賞にて我的全日程終了。忙しかったけど楽しかった〜♪お会いできた皆さんもお疲れ様でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

香港レジェンド、1日目完走。

香港レジェンド、1日目完走。

 パンフレット表紙。マギーの下にいるのはなんだ?と思ったら、オイルマンかよ!

 朝早くの新幹線に乗り、10時に東京に着き、ホテルに荷物を預けて渋谷に向かい、無事にオープニングの『ファイヤーライン』から観ることができましたよ、香港レジェンド・シネマ・フェスティバル
 今まで劇場でショウブラザーズ作品を観たことがなかったのはもちろん、ジョニー親分や星仔の旧作も観てない作品ばかりだったので、やっぱり観にきてよかったです。時間の都合上、一番観たかった『熱血弁護士』が観られないのが残念だけど、FREEMANさん曰く、今回の上映作品は秋以降にキングレコードでDVDも発売されるようなので、それまで待つことにします。

 各作品の詳しい感想は月曜以降にぼちぼちとアップします。
 明日も早いから、もう寝なきゃなー。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

Feliz Cumpleanos,Tony!

 Sus expectativas de resultados futuros.

 本blog恒例となった世界の言葉でトニーの誕生日を祝う記事、今年は昨年の予告通りのスペイン語です。んじゃ踊りますか、マドリッドの恋人。

  Dancin_tony

 あー、これ久々だわー。止まっててもインパクトあるよなー。

 今週は『赤壁』の韓国プロモがあったそうで、そうか、中国プレミアより先に動くのね、日本じゃ秋だっていうのに…。なんて思ったのであるけど、まぁ、楽しみが先に伸びたってことで気長に待っておこうっと。
 その前に香港で観られることを期待したいしね♪

 もう香港に戻ってきているのかな。
 そして当日は賑やかに祝うのか、それともゆるゆる過ごすのかな。

 とにかく、毎年のことながら、トニーのご健康と仕事の充実を願ってやまないもとはしなのでした…。

 〆はおなじみの写真ですが、カンヌのインタビュー写真。from on.cc

Tony0520

| | コメント (0) | トラックバック (0)

この夏、香港への道は遠いのか(泣)?

 北京奥運会?何それ?うまいのか?
 という勢いで件のイベントをスルーしたい今日この頃だけど、今年は久々に夏香港したい、と思っている。当然現地で『赤壁』を鑑賞し、東京より涼しいというから逃避行ならぬ逃避暑ツアーをもくろんでいるのだ。
 で、先月もにかるさんがサーチャージ値上げの関係で6月中に旅行を手配するのがベスト、とおっしゃっていたので、とりあえず某パッケージツアーに一人ツアーを予約してみたら…。

 知らなかった、一人分追加料金なんてバカバカしいものを取られるのね。
4泊5日がだめというので、3泊4日で押さえてもらったら、13万円ってどーゆーことよ。
とりあえず格安航空券をあたろうと思って一応押さえてもらうだけ押さえてもらった。

 そして、いつも利用している格安航空券サイトを見たら、うーん、最安で7万5千円か…。でも、8万円くらいなら希望する時間で取れるのか。とりあえずこれで聞いてみようかな。
 後はホテルが高くなってるのね(泣)。だいたいの予算は4泊5日で12万以内なんだけど、どう丈夫かしら。とりあえず今週勝負だ。

 もしホテル取れなかったら、現地で親の友人か知人に紹介してもらうかな…。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ケリー、恭喜恭喜!ほか。

 地震のご心配いただきまして、ありがとうございました。県央部はそれほど大きな被害はないのですが、まだ余震が続いています。

 しばらく記事が途切れていたのは別に地震で大変だったってわけじゃなく、単にネタ切れだったからです。ちょいとまとめて小ネタ書きます。
 まずはこれでしょう!なんともおめでたい!

  香港の人気歌手ケリー・チャンさん、十数年交際の男性と結婚(読売新聞) - Yahoo!ニュース.

 お相手は芸能人じゃない同い年の実業家さんだそうだけど、こんなに長いつき合いってことはデビュー前からってことだよね?
 「引退は考えていない」と言い切るのも潔し、なにはともあれおめでとう!

 あー、これをひとしきり祝った後、香港マスコミはきっと「次はトニカリついに結婚!」とか言うんだろーな、ってすでに言ってるか。
 個人的にはこそっと結婚、ってーのが望ましきなり。

Kelly
 ゴージャスなケリー。3年前くらいの画像かな。

 次はいまさら観たジミーさん@アースウォッチャー
NHKエコ祭りの日の夜に再放映されたこの番組、実は録画時間を間違えて前半がわかりません(泣)。
 でも、月周回衛星「かぐや」が写した“月から見た地球”を観て、ジミーさんが描き上げた絵本《寶寶不要哭》は相変わらずのジミーワールドでステキでしたよ。地球はよく“母なるガイヤ”と女性的に表現されるけど、宇宙から見れば赤ちゃんみたいだよね、という逆転の発想も、か弱き者に光を当て、慈しむような物語をつづる彼らしい発想。
 これ、絵本出しませんか?是非日本で出版しましょうよ!>N○K出版さん

 NHKつながりもう一つ。
 今夜11時からの『びっくり法律旅行社』は香港特集だそうです。
 内容紹介を見ると、うむむーな感じもちょっとしそうですが(ゲストの皆さんも個人的にえーと…だし)、とりあえずチェックします。トラベラーチェック!(児玉清さんふうに)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

龍虎門(2006/香港)

 ただいま“香港映画に愛とリスペクトを!”運動実施中のもとはしです。
 え、いつもだろ?…まーそーなんだけど。

 しかし、最近の日本における香港映画プロモーションは、なんか我々香港映画ファンを大事にしないで、パンピー受けを狙おうとして余計な飾りをつけすぎて失敗しているって気がしてならない。それを痛感したのが、この『龍虎門』(サウンドはオフにして見ることを推奨)日本公開時のプロモーション。
 『SPL』で凄まじいアクションを見せたド兄さんことドニー・イェンと、ウィルソン・イップ監督がふたたびコンビを組んで作ったのは、香港のマーベルコミックスといった具合の、黄玉郎による同名の超長編漫画を原作にしたアクションファンタジー。今から10年前に映画化された『風雲』や『中華英雄』の流れを汲む、カンフー&ワイヤーアクション&CGのミックスによる、正統的なバトルファンタジーなのに、なぜか日本では“ヤンクアクション”などというふざけたコピーをつけられ、邦題も限りなくヤン○ーくさい“かちこみ!”などという言葉が加えられ、単に決めポーズが似ているからと言って当時の人気お笑い芸人が吹替を担当するわ、イメージソングにゃ某ぬぎぬぎシンガーの従兄弟の既存曲が勝手に決められ、挙句の果てには吹替版メイン公開の悪しき前例まで作りやがった(その前にイニDもそうだったんだが、まだあれはいいほう。字幕版の公開も多少あったから…)。
 ちなみにこれ、地元でも上映されたんだけど、当然吹替版のみの公開で、やる気をなくして後回しにしていたら、2週間上映が1週間で打ち切られていたという憂き目にあった次第。
 ええ、当然“ダサい邦題に反対する会”(参考としてKEIさんのところのこの記事を)には喜んで参加いたします。

 タイガーこと王小虎(ニコ)は非力な人々や孤児に武道を授ける正義の武道家集団「龍虎門」の師範だった父親を持ち、自らも武術を体得して日々鍛錬している血気盛んな若者。ある日、とある食堂でヤクザのマーが持つ令牌を偶然入手してしまった彼は、マーの用心棒であるドラゴンこと王小龍(ドニー)と対決することになる。
 実はこの二人は兄弟であり、二人の母親が父と別れたことにより、離れ離れになってしまったのだ。母はドラゴンにいずれは龍虎門に戻るようにと、タイガーと揃いの札を彼に託していたが、ある日アパートの火事に母親が巻き込まれて命を落としてしまう。その場をマーに救われて以来、ドラゴンはマーとその娘シウリン(董潔)に仕えることになり、龍虎門で会得した技を出入りの場に使ってきていた。タイガーと再会し、龍虎門に戻りたいと思っても、罪なき人々を自らの手で殺めてきた過去を悔いた彼は、戻ることができないと思い込んでいた。
 現師範のタイガーの伯父(元華)の元には、ヌンチャク使いのターボこと石黒龍(ショーン)という若者が訪れ、龍虎門への入門を願っていた。タイガーは令牌を巡るいざこざの最中にターボと出会っていたが、それがきっかけで友情を育むことになる。師範との対決で自分の器の小ささを知り、己を悔いたターボもやがて入門を許され、共に鍛錬するようになる。
 マーは娘のためを思ってやばい稼業から身を引くことを決意し、令牌を暗黒組織羅刹教を率いる火雲邪神(声・古天楽)に返却した。彼の裏切りに激怒した火雲邪神はマーを暗殺させる。また、火雲邪神の養女ローザ(リー・シャオラン)はドラゴンと恋仲になっていたが、彼女の本心を知っただけでなく、恩人であるマーを守りきれなかったドラゴンは大きな衝撃を受け、精神的にも打撃を受ける。
 そして、ついに火雲邪神自らが龍虎門を襲撃する。その力は強大すぎてタイガーとターボは簡単に倒されてしまい、伯父もまた火雲邪神によって絶命させられる。満身創痍のタイガーとターボを介抱したシウリンは、彼らを救うために白雲山のケイ師(黄玉郎ご本人)を訪ねる。彼女の願いを受け入れたケイ師は、二人に厳しい試練を課し、火雲邪神を倒すための新しい技を授ける…。

 なんかねー、懐かしいっす。香港コミックが元になっているってこともあって、ノリとしては『風雲』や『中華英雄』を彷彿とさせるからね~。一見チンピラ風の美形キャラがどんどん登場するって面は古惑仔シリーズにも通じるけど、それらの作品よりこの原作の方が歴史が長いのだからそれもそうか。
 そういえば、今年は『風雲』が作られてちょうど10周年で、折りしもイーキン&アーロンのオリジナルキャストに加えてニコも出演するという続編(監督はパン兄弟。もしかして久々の非ホラー作品では?)も作られていることもあり、スタッフ&キャストも全然違うのに、ついつい比べている自分がいた。
 ドニーさんの本格アクションとニコたちのワイヤー&CGアクションを違和感なくミックスさせ、ウィリアムさんデザインによる、これまた『2046』チックな近未来香港をスクリーン上に構築して展開させる、まさにマンガじゃん!としかいえない世界観。香港映画におけるCG技術の進歩を大いに実感し、これならハリウッド版が賛否両論の『七龍球』も香港で映画化すべきだったんじゃないか?とぞ、思ふ。もちろん亀仙人はユンファのままで(笑)。
 マンガじゃん!といえば、『功夫』の梁小龍…じゃなくて火雲邪神。なぜか英語名シブミ。正体が日本人という設定だからか?しかしそのビジュアルは仮面にマントでどことなく特撮ドラマの悪役テイストなんすけど…。こりゃ、来年の仮○ライ○ーは是非香港を舞台にしてもらって、邪神さまにはそのラスボスに君臨していただかんと(冗談)。

 本来ならニコが主役であるべきなんだろうけど、彼をアクションで食いまくっていたドニーさん。正直、若者二人と並ぶとうーむ…って感じの若づ(こらこら!以下略)なんだが、それは相変わらずのオレ様アクションでカバーってことで。
 ニコは、前髪長めのビジュアルも☆印タンクトップもよく似合っているし、血気盛んでありながら龍虎門の若造どもをまとめ上げるリーダーシップもあって頼もしいんだけど、それ以外の個性が見えないのが残念(泣)。
 銀髪に左頬の傷って、ちょっとアレンジしたら某天才無免許外科医だよな、と思ったショーンのターボは和み担当(個人的意見)。…しかし、長髪が似合わないのか、それとも銀髪が、なのか?
 そのほか、意外と香港映画&広東語吹き替えにもなじむ董潔ちゃん(存在が花瓶なのはしょうがないのだが)、ちょっとだけの出番でも相変わらずの存在感だった元華さんは、見ていて嬉しかったのはいうまでもなし。

 気楽に観るには悪くない出来。でも、劇場で広東語で観たかったなぁ。そして、公開時に思いっきりツッコミしたかった。観る時機を逸したかなという気もあったけど、ちゃんと字幕版で放映してくれたムーピープラスには大いに感謝。

邦題(苦笑):かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
監督:ウィルソン・イップ 原作:黄玉郎 音楽:川井憲次 ビジュアルコンサルタント:ウィリアム・チャン アクション指導:ドニー・イェン
出演:ドニー・イェン ニコラス・ツェー ショーン・ユー トン・ジエ ユン・ワー リー・シャオラン ハワード・シッ ルイス・クー(声の出演)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

で?って『ミラクル7号』の日本コピーじゃないけどさ。

 で?

 いったい何がしたいんだ、av○xよ…。

なんで三国志の孔明と周瑜がキューピーに?その名も孔ピー!周ピー!… - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ.

扇子とヒゲがチャームポイントの孔ピーと、凛々しい眉と帽子がポイントの周ピーは、知恵と勇気の友だちらしいが、重厚な歴史ドラマの前売り特典に、このラブリーなキャラクターを付けた配給会社の意図は謎だ。

 ホントに、謎すぎてあきれてしまふ。

 しかし、いくら現在の日本の映画興行形態がシネコンメインになってしまい、映画ファンを相手にするよりも一般の観客にアピールして勝負しなければいけないっていう、今の状態ってはたして映画そのものにとっていいことなんだろうか?
 映画ファンの立場としても、ワタシたちはあくまでも純粋に映画が観たい。特典なんかどうでもいい。だけど、逆に特典目当てで買って肝心の映画はパスってのもありうるんじゃないだろうか?それならその券タダでくれよ、って言いたくなるが(爆)。

 こういう話題づくりだけの仕掛け、やっぱり飽き飽きしてしまう。愛もリスペクトも感じられない姿勢は、映画のためにはならないよな。
 星仔映画だけではなく、『赤壁』にもっと愛とリスペクトを!もちろん香港映画にも愛とリスペクトを!と、世界の中心で叫びたいぞ(古いフレーズ御免)

 あと、『赤壁』といえば、この事故にも驚かされた。ああ…。

ジョン・ウー監督の最新作、撮影中にスタントマンが事故死(ロイター)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

愛とリスペクトと周星馳、ふたたび

 あちこちのblogで紹介されているいろんな星仔の動画@某ちうぶを見て、結構楽しんでおります。抜き打ち出演だった『花丸街市』とか、例の某格闘家乱入騒動を報道した香港(or台湾or大陸?)のエンタメニュース(ええ、日本人からしてもアレは侮辱でしょう)とかね。検索をかけるとかなりたくさんあるみたいだし、こ○ん星人乱入画像もまだ見ていないけどね。観たら腹立つだけかねー?

 そんな中、公式blogblogパーツが紹介されていたので、左側に貼ってみました。これはameblo以外でもオッケイのよう。
 手軽にナナちゃんと遊べるのが便利かな。
 ミスドとのタイアップ商品もあるそうで、これならわが街でも気軽に買えるなー。
○り○星人乱入よりこっちの方がずーっと嬉しい。

 あとはナナちゃんgoodsがどれだけ出回るか、だろうか。そのへんも是非、愛とリスペクトを!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

真昼ノ星空(2004/日本)

 それは見果てぬ夢、かなわぬ想いとしての比喩なのだろうか。
観終わってから『真昼ノ星空』という題名を考えたら、そんなことが思い浮かんだ。

 リャンソン(宏)は台湾人の殺し屋。
 敵対組織のナンバーワンを暗殺するという仕事を終えて沖縄に潜伏しているリャンソンだが、昼は模型ヒコーキを作るか市営プールに通うかして時間を過ごし、夜は必ず料理を作ってきちんと食べるというルーティンワークのような毎日を過ごしていた。そんな彼は毎日コインランドリーであう30代半ばの美しい女性由起子(鈴木京香)の存在が気になりだし、ほのかな思いを寄せる。偶然にも彼女が弁当屋に勤めていることを知ったリャンソンは、彼女をつけるようになり、なんとか知り合いになってデートの約束を取り付ける。しかし、彼の思いは由起子には通じなかった。彼女は別れた男性のことが忘れられなかったのだ。
 リャンソンが由起子を見つめているように、プールで監視員のアルバイトをしている少女サキ(香椎由宇)もまたリャンソンを見つめていた。台北の兄貴分に呼び戻されることになったリャンソンは、サキに由起子への手紙を託すが、その手紙が由起子の元に渡ることはなかった…。

 くすんだ感じの沖縄の風景。闇のコントラストがくっきりした夜の画面。同じ一人の夜であっても、リャンソンの夜は満ち足りていて、由起子の夜は孤独である。そんな二人がすごし、夕食を取ることになる一緒の夜は、闇夜の中にあっても幸せに満ちている…はずだった。しかし、その幸せはリャンソンだけが感じ、由起子は悲しみから立ち直れない。由起子の孤独を我が身のように感じ、一緒に暮らす妄想まで膨らませるほど、まっすぐに由起子を愛する彼だが、その思いは潰えてしまう。しかし、彼は決してその恋を諦めない。いつか聞いた「世界一高い山の上では、真昼でも星空が見える」という話を胸に、由起子と再びめぐりあうことを夢見ている。それが、真昼の星空を見ることと同様に難しくて、決してかなえられない恋であっても…。

 テーマやアウトラインそのもので、もろに王家衛の影響を受けているなーということが丸わかりである。
 しかし、それが決して王家衛の劣化コピーに思えないのは、日本とは全く違う風景の沖縄を舞台にしながらも、往年の日本映画に多用される基本ワンシーンワンカットを守っていること、やや引いた位置で固定されたカメラワーク、台詞も音楽も必要最小限であること、そして、コスモポリタンな宏くんといかにも日本的な京香ちゃんというキャスティングの妙が上手くスパイスになっているからではないだろうか。
 台詞も少ないし、場面転換も省略が多いので、一歩間違えたらわかりにくいのかもしれないけども、それは同じ夜を別の場所で過ごすリャンソンと由起子の姿を交互に映したり、サキがリャンソンに惹かれていく様子を、彼女に好意を寄せる同年代の少女との絡みの変化から描くことできちんと説明してくれている。今時の日本映画には珍しく、映像で物語を語らせることに重きをおいている映画とみていいかな。
 ただ、由起子の哀しみの原因は予想されることであったけども、そのへんはどこかとってつけたような感じもあったと思うのは気のせいかな。それを語るにはリャンソンの側にウェイトを置きすぎたのか、あるいはスケジュールの都合かって思わされたりもして。ま、それ以上書くと余計なこと言っちゃいそうだからやめとこっと。

 これが2作目の日本映画出演となる宏くん。ワタシは『色、戒』が初見だったのだけど、あの役どころもこれも彼らしい感じ。組織に所属する殺し屋でありながら自分の思いに忠実であり、初めて恋をした青年の喜びを上手く表現している。日本語の使い方も悪くない。
 京香ちゃんはお得意の役どころだから、これまた文句はつけられないかな。しかし、ワンピースを着て夜の街を歩く場面がまるで『花様年華』のマギーのようだったんだけど、これはパクリですかそれともオマージュですか監督?
 ジョーの嫁…もとい香椎由宇小姐は、これが映画デビュー作。ハイティーン女子のぶっきらぼうさや残酷さをよく体現しているのは、本人も当時ハイティーンだったから、なんだろうな。

 シンプルでよくできている恋愛ものだと思うけど、派手でスキャンダラスで宣伝にカネをかけまくっているものがウケるという、昨今の日本映画の状況を考えてみると、あまりにも地味すぎるのはいうまでもない。でも、地味であっても、アジアンコラボとしては合格点だと思う。

監督&脚本:中川陽介
出演:鈴木京香 ワン・リーホン 香椎由宇

| | コメント (0) | トラックバック (0)

我決定去香港伝説的電影節。

 昨日からチケット販売が始まった香港レジェンド・シネマ・フェスティバル
ええ、やっぱり大画面で映画が観たいです。
だから、チケぴに並びました。
希望の作品、なんとか取れました。

 初日&2日目に、ほとんど強行軍状態で7本観ることになりました(苦笑)。

 しかし、一番人気は『ファイアーライン』でしたか…いや、無事に取れましたけど。

 というわけで、なんのかの言いつつも3週間後の週末に上京します。

 当日ご覧になられる同好の士の皆様、一緒に楽しみましょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

愛とリスペクトと周星馳。

 ネタとしてはすっかり出遅れてしまったけど、お約束なのでね。

 先頃星仔&徐嬌ちゃん親子が来日し、『ミラクル7号』日本公開記者会見を行ったとのことだけど、その会場がなんとお台場の日本科学未来館だったというのに驚かされた。あの日本初の宇宙飛行士モーリさんが館長を務められていることでも有名で、上京した時にも二度ばかり足を運んだこともあるでっかいミュージアムじゃないか!
 これは当館で現在開催中の「エイリアン展(世界巡回展で日本ではアジア初開催らしい)」に“長江7号(=ミラクル7号・ナナちゃん)”が顔を出している縁で、ということらしいけど、そのことに気づくのがもう少し早かったらよかったなぁ。そしたら、GWにお台場まで行ったんだけど。

 ところで『少林サッカー』以降、星仔の新作が日本でリアルタイムに公開されるようになって日本の報道でよく紹介されるのが、既存の作品に対する星仔のリスペクトぶり。小林足球では『キャプテン翼』&日本のスポ根マンガその他もろもろ、『カンフーハッスル』では過去のカンフー映画&武侠片にその他もろもろへのリスペクトがあるんだが、今回はスピルバーグの『E.T.』に加えてこれらしい。

チャウ監督「ドラえもん」を参考に製作(サンスポ)

 予告を観る限り、あとはえむあいつーとかもネタにありそうだけど、“アジアの爆笑王”の冠を頂いた星仔の作品が、既存の作品をどんどん盛り込んでも、決して安易なパクリには感じさせないんだよなーって思うことがよくある。
 それは小ネタの使い方が適度であり、なおかつ愛のあるパクリになっているからなのかなー。それゆえに、ああ星仔ってホンマにオタクだわ、でも愛とリスペクトが感じさせられるから許せるわ、と思うわけである。それは星仔だけじゃなく、『黒薔薇対黒薔薇』で香港映画の傑作をネタにして、ワンチャイシリーズから『デリカテッセン』までの小ネタを入れまくり、ついには出演したご当人に『ラ・マン 愛人』のパロディを演じさせたジェフ・ラウの映画作りにも通じるし、同じセンスのよさを感じさせられるところがある。さすがかつて一緒に仕事をした仲だねー。

 そういう面から星仔の映画を好きだと思えるし、その星仔に対して愛とリスペクトを抱いて映画を観ようと思っているんだけど、そんなことが感じられないのが、星仔映画に対する日本の扱いなんだよなー。くどいと思いながらも書くが、少林ラク…いや少林なんちゃらなんて彼に名前を出させた某電視台の自己満足で終わって、全然リスペクトがないもんね。『カンフーハッスル』イベントでの某格闘家乱入演出(参考としてこの記事)も然り。
 そして、今回は…そりゃ星仔も困惑するってば。(from eiga.com
 しかもマスコミよ、ゲストに対してイベントの趣旨に沿わない質問なんか投げるなよ、そりゃノーコメントに決まってんだろーが。いったい主役は誰だよ、星仔&徐嬌ちゃんだろ、ったくよぉー。
 星仔には愛とリスペクトを持った態度でのお出迎えだけでも充分なのだ。某電視台的ウケ狙い演出はいらないんだよーん。

 しかしあの子、まだこ〇ん星人とかなんとか言ってるのかー。てっきり〇り〇星は爆破されたから終了したかと思ったのに。キミも懲りんヤツだなー(爆)。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

張愛玲at朝日新聞

 最近の中国関係の話題は地震一色であるのはいうまでもないのだが(シャロン姐さんの例の発言についてはあえて触れず)、今朝、職場で新聞整理をしていた時、朝日新聞で毎週火曜に掲載されている「週刊アジア」欄で「アイリーン・チャン」の名前と華やかなチャイナブラウスを着こなした張愛玲の写真が目についた。編集委員の外岡英俊さんによる「歴史を歩く」の特集記事だ。これは会員制サイト「アスパラクラブ」で記事が読めるらしい。新聞講読会員じゃないので読めないしリンクもできない(アサPのケチー)。
 …これ、『色、戒』公開にあわせて取り上げてくれればよかったのにー。

 以前書いたことの繰り返しになって申し訳ないけど、ワタシが張愛玲の名前を知ったのは10年くらい前。台湾留学時に公開されていた『レッドダスト』のヒロインのモデルであり、『傾城の恋』の原作者であることはすでに紹介されてはいたし、台湾の書店に入ればその名前はよく見かけたのだから、名前だけは知っていたわけである。なぜか作品が日本に入ってこなかったのが不思議だったのだが、この記事を読んでなんとなく合点がいったような気がする。恋愛小説家としてよりも、反共小説を書いた作家としての評価が高くて、日本に紹介されることが少なかったってことなのかもしれないな。
 日本で知られる中国人作家というと魯迅だったり巴金だったり、あるいはうんと文学方面に行けば莫言だったりするので(莫言、『酒国』は持っているんだけど、どーも読めないのよ…)、なんかなー、もっとエンタメでもいいんだけどなーと思ったところに金庸が紹介されたので、それはそれでありがたかったりするんだけど、欧米の小説家に比べれば、あまり紹介されないのも残念だよなって気がする。
 金庸は香港の武侠片や大陸ドラマの紹介とともに知名度も上がっていったのだけど、張愛玲も旧作の映画と関連付けて紹介されないかなー。さすがに自分もプロの翻訳家じゃないので翻訳出版ってのも無理だから、せめて原書で読みたい気もするけど、大変なんだよなー。(まだ『倒数第二個女朋友』も読み終わっていないし)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »