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2008年2月

わはははは、ド兄(ドニー)さんが先か。

 来月『ブルベリ』が公開される王家衛が、次に準備しているという中国語映画が、李小龍の師匠で詠春拳の使い手、葉問の生涯を描くという《一代宗師》。主演は当然トニーで、当然例によって例のごとく準備は順調に遅れているわけなんだけど、それより先に動いたのがド兄さん&ウィルソンさんの『SPL』&『龍虎門』コンビでしたか。
 なんか、堂々とニュース打たれてましたが、信じていいんですよね?

 ブルース・リーのカンフーの師匠の伝記映画、製作決定! : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com.

 ド兄さんだったらカッコいいに決まってるんじゃないかと思うんだけど、後発になった《一代宗師》はいったいどう出るつもりなんだろうか?と心配しつつ、これは今度もフォローしていくとしますか。

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中華なチキンスープを作ってみたい。

 薬物入りギョーザの件、まだまだ解決は遠いのかなぁ…。
風評被害的なものもあるんだろうけど、これのせいでやっぱり中華が不人気になっているのが気になる。今日、仕事が行事のために午後早くに終わり、街に出たので久々に中国茶館に入ったら、フードメニューにエビピラフやらドライカレーなんかがあって、いったいどうしたの、中国茶館でこんなものを!これってもうすぐこ(縁起でもないので以下略)と思ったんだけど、これをやるのも無理はないか、点心メニューが売れていないのかと思えば、なんとなくしょうがないとせつなきことかぎりなし。

 そんな感じで例の写真事件と合わせて、中華趣味には切ない今日この頃。このまま心と一緒に体まで冷え込んで風邪を引いたらしんどいなぁ、と心配をしていたときに、某NHKのTV雑誌で見つけたのが、台湾出身のジュディ・オングさんが作るチキンスープのレシピ。これ、来週日曜に放送される『食彩浪漫』 で紹介されるんですって。
チキンスープといえば、よく映画にも出てくるし、明星の皆さんの話題にも上りますよねー。これは各家庭でレシピがいろいろあるみたいだけど、なんか気になってしょうがなかったのよね。チキン一羽を丸々使うのは独り身にはきついけど、骨付きの足などで代用できるかな。棗と竜眼は八宝茶に入っているので代用できるかも。

 放映当日は休日出勤なので録画しようと思うけど、来週以降はなんとか暇ができそうなので作ってみようかな。できたら写真と一緒にここで報告いたします♪

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たとえフィクションであっても、いろんな物語とリンクしてくる。

 いよいよ第4コーナーを回った感がある『ラスト、コーション』全国上映。
うちの地域では今週金曜までの上映だけど、結局3回鑑賞となった。2回は地元で、そしてあと1回はもうしばらく上映が続きそうなシャンテ・シネで。
確かに気軽にリピートして観られる作品じゃないよな、これ。『2046』も2時間を越える映画だったけど、脳内自己編集という超能力(?)を駆使して2時間にまとめて観たから5回ほど観られた。けど、この作品の自己編集は厳しかった。オヤヂ系メディアであれこれ騒がれた(やでやで…)セックスシーンを脳内自己編集したいと思ってもどーしてもできないしね(苦笑)。
 
 そんなわけで、オヤヂ系巨大メディアの興味本位記事と誤解と偏見を解くために(ってそんな使命を勝手に帯びていたのか、この場末のblogが!?なった気すんなよ自分!)もとはしが勝手にやってきた『色、戒』キャンペーンもいよいよオーラス。そんなわけで、今日はこの映画を観て思い出していたいろんな作品をつれづれに。

 まずは、このおふざけ記事でも挙げた、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』。ヴァーホーヴェンといえばラジー賞常連(&堂々のトロフィー受賞者)で知られる“暴力とセックスの巨匠(爆)だけど、オランダに帰って撮ったこの映画は比較的まともであり、2年前のヴェネチア映画祭のコンペにも出品されたくらい。さらにヴァーホーヴェンは昨年のヴェネチアで審査員も務めたわけだが、時代もテーマもかぶるこの作品をどーゆーふーに評価したんだか一度聞いてみたいよ。

 1930~40年代の上海は、戦争の影を落としながらも物語の舞台としては非常に魅力的であるのはいうまでもない。ご存知『上海グランド』や『インディ・ジョーンズ2』でもこの時代の上海を描いている。そして、80年代にマンガ読みだった女子なら名前を聞いていると思われるのが、森川久美の上海2部作-『南京路に花吹雪』と『Shang-hai 1945』。『南京路』はちょうど「ダ・ヴィンチ」2月号の「シネマ ダ・ヴィンチ」でもネタにされていたけど、もう一度読み直したくなったなぁ。

 そして、イム・ホー監督と今はなき台湾の女性小説家三毛が張愛玲の半生をモデルにして作り上げた『レッドダスト』。『色、戒』や、佳芝のモデルとなった丁蘋如のことを知らずに観たので、漢奸との恋愛というテーマはかなり大胆だなとビックリしてしまったのだけど、佳芝の人物像は丁蘋如に張愛玲の若い頃をミックスして作り上げたといえば腑に落ちる次第。これも再見したいけど、日本語版DVDは出ていないんだっけ…日本公開されているんだから、是非字幕で観たいんだよね。

 あと、いろいろ探したらいろんな作品とのリンクもでてくるのではないかと思うんだけど(例えばオールドハリウッドのフィルムノワールとか)、とりあえずこんなところを思い出した次第。漢奸つながりなら『川島芳子』も挙げられそうなので、これも今度観ておくか。
 皆さんは、他にどんなものとリンクさせて観たのでしょうか?

 ところでこの映画、日本に先行して上映された米国では、ブロークバックに比べてそれほどヒットしなかったという。その原因は「米国人が複雑な20世紀アジア史をよく知らないから難しかったのかもしれない」とか言われていたけど、案外例によって例の如く、字幕を読むのが大変だったからじゃないのかっていう気もした。だってほら、無間道シリーズを知らずに平気で『ディバ』に作品賞与えちゃうアカデミーがある国だからねぇ、とかなんとか言って1年前の恨みをここで蒸し返すのであった。…ってこらこらぁ!

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いまさらと言われそうだが、親分inベルリン

 なんだかいつまでもえぢネタをトップにするのも悔しいし、いろんな騒ぎですっかり出す時期を逸していたベルリンネタでもしますか。

 というわけで親分すみません、忘れていたわけじゃないんですよ!

 ジョニー・トー親分の《文雀》が、現地時間11日にベルリン映画祭で上映されたそうです。(とりあえずサーチナへリンク)上映に臨んだのは親分の他、ヤムヤムとケリー・リン。…オトコ臭くなくて残念。
 結果は…まー受賞なしだったんだけど、参加することに意義があるっていうもんよね。

Berlin2008_1

ご機嫌なスリーショット。

Berlin2008_2

これまたご機嫌な親分。

Berlin2008_3

キューピーヘアのスタイリングもくっきり、ヤムヤム。

Berlin2008_4

野郎ばっかもいいけど、やっぱり華がないとね。

 そーいえば今年の審査員にすーちーがいたとか、昨年の金熊賞受賞作品『トゥヤーの結婚』が東京で今日から公開とか、ベルリンネタも結構中華多めだな。しかし、どれもこれも取りこぼしてスマンって感じ。
 ってなんとなくやる気のないエントリにて失礼。

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嗚呼えぢよ、なんで…(大泣)

 以前、「この件についてはノーコメント」と書いたけど、やっぱりこういうことになってしまったら、書かずにはいられなくなった。いつものアタシなら「ったく、えぢの大バカ野郎!」と叫んで終わりにするところだが、この結末についてはいろいろ考え込んでしまったので…。

 個人的にレコチャイは信じていないってこともあり(だってそれってどーよ的記事があまりにも多すぎるんだもの。それがヤフーやニフやlivedoorに提供されて大々的に報道されてガッカリって経験もあるし)最初にこの事件がアップされた時、どーせレコチャイお得意のオーバーアクション気味な記事でしょ、なんて思ってスルーしていた。しかし、ここ1週間で「わいせつ画像流出事件」がやたらとニフのモバイル版サーチに引っかかるようになり、日本では決してメジャーじゃないジルやセシ、そしてえぢの名前もサーチに挙がるようになり、さらにはロイター発外電経由で週刊ポ○ト、フラッ○ュ、フラ○デーなどのスクープ系週刊誌にも取り上げられてしまったが(「香港のキ○タク」などという無知丸出しの見出しがいかにもだなー)、それもまた興味本位だけで書かれた『色、戒』記事(by文春)と同じレベルだろうと思ってなんとかスルーしていた。件の画像だってエロスパムでよくあるようなアイコラレベルのもんでしょ?首謀者逮捕とえぢ本人の長期謹慎で納まるんじゃないかと甘く見ていたんだけど、結局こうなってしまったのか…。

<写真流出><会見速報>衝撃!エディソン、写真の責任認め引退宣言!「全市民に謝る」―香港(Record China) - Yahoo!ニュース.

 日本芸能界ならヤクで逮捕されたりセクハラを働いても、人々がそれらを忘れた時にそいつらはすぐ復帰してしまうので、「なんて甘いんだ日本芸能界!だからなぁ…」とあきれること限りなしなのであるが、さすがは意外と保守的な香港、日本でこういう事件が起こったとき以上に厳しいことになってしまった。
 芸能人だから、多少のご乱行もあるっていうのは認める。パンピーと同じように物を食べてトイレ行ったりするとはいえども、やっぱり稼ぎの額は違うし、非常に特殊な世界に生きている人種であるからね。ヤクに汚染されているとか、黒社会とのつながりがあるとか(20年前くらいの香港芸能界ではしょっちゅうあった話だ。今でもないことはないか?)、単に表に出ないだけどそういう裏の面だってたくさんあるのだろうし。
 この手の事件はよくパパラッチが紙面に出して問題になるけど、今回はネットに流出してしまったというのでまた問題が大きかった。一番悪いのはこれを入手してネットに流した自称「キラ(こんなんでデスノかよ、安直だなー)」とその周辺だと思っているけど、えぢ自体も管理と認識が甘かったというのも大きいよなぁ。

 ワタシは決してえぢのファンじゃないけど、香港芸能迷を長年やってきているし、デビュー時から知っているってこともあるから、やんちゃだってわかっていてもちゃんと成長はするだろうと多少期待していた。実際、出ている映画も結構いいものがあったし、役者として自覚が出始めたなと思っていたからね。彼とよく比較された同い年のニコだってデビュー時はホントにやんちゃボンで、交通事故やらなんやらいろいろやってきたけど、その頃と比べたらここ数年はいい仕事していて、セシとの結婚でずいぶん落ち着いたよなと思ったもんな。
 だから、残念だと思っているし、この件が最近とみに元気のない香港芸能界をますます衰退させてしまうんじゃないかと思うととても悲しい。えぢやショーン以降の若手俳優が育っていないのは事実だし、それに輪をかけて女性芸能人も少ないからね…。二個とセシには離婚危機までとあるけど、パパラッチには苦しめられてきてお互い苦労している二人だからなんとかできない…のかなぁ?
 
 しかし、日本マスコミはこういうスキャンダルが起こるときしか香港芸能をとりあげない気がする。レスリーや梅姐のことを除けば、大々的に報じたのは9年前の成龍さん隠し子発覚以来じゃないか?そんでもって未だに香港スターは成龍さんだけとか思い込んでいないか?というのは大いなる偏見か。

 今回の件、とりあえずコメントはこんなところで。
 ええ、ワタシもうまく言葉にできなさそうで、これ以上何を言っていいんだかわからないので。当分日本の芸能ニュースを見るのも怖いなぁ。

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北京語使用者は、地方の言語が苦手らしい。または『色、戒』の言語状況について

 ジェイ演唱会ですっかり舞い上がっていましたが、それでも続いてます『ラスト、コーション』キャンペーン。
 ええ、某「週刊○春(この雑誌、昔は面白かったのに…)」のオヤヂ目線記事には決して負けませんし、今頃オヤヂ系週刊誌が色めき立っているえぢのあの事件にも目を向けさせないような記事にしますわよー!
 …ってそんな文才ないだろ自分。

 さて、今回は予告どおり、『色、戒』における言語状況なんぞについてちょこっと。 
 この映画は台湾&中国メインで作られているし、舞台も中国大陸なので、当然使用言語は“普通話(台湾では「國語」)”と呼ばれる北京語。日本で一般的に中国語といわれるのがこれだよね。だけど、この映画には北京語をメインにしながらも、いろんな種類の言語が飛び交っている。ちょっと北京語をかじった人間だったらよくわかると思う。
 まず、易太太が主として話すのは上海語。奥様たちの麻雀では発音がはっきりした北京語で話している印象だけど、親が上海出身の広東人である佳芝や、使用人と話す時は独特のしゃべり方になる。
 そして、広東人の佳芝は大陸の人間なので主として北京語を使うけど、しばらく香港で暮らしていたので広東語も多少話せる。作戦決行の合図を裕民たちに知らせる時は広東語を話していたっけね。彼女は大学にまで進学し、上海でも学校に通ったり教師をしていたようなので英語も話せ(もともとの希望は父親が住む英国に渡ることだったし)、日本語も多少なりともわかるような設定だったのだろう。裕民も広東人なので、香港人の曹に近づく時は広東語を話していた。(後に曹が裕民たちのところに押しかけたとき、彼は北京語を使っていたけどね)
 そして易先生だが、ずーっと聞いていると、彼だけは終始北京語で押し切っていたような気がする。太太と話す時も上海語じゃなかったもんな。易先生、一応上海出身って設定なんだっけ?

 次に、役者からのアプローチを。
 初の大陸映画(?)だった『英雄』では吹き替えだったトニーだけど、今回は全部自分で台詞をしゃべっていたので、今まで通訳の都合上北京語でインタビューする姿は見たことあっても(一番古い記憶は『ブエノス』の来日記者会見)、劇中で完全な北京語をしゃべるのはこれが初めてなんじゃないだろうか?ああ、台湾語が話せないからと耳の聞こえない設定になった『悲情城市』もすでに二十年近く前の話だし、同じホウちゃんの『海上花』ではホントは上海語を話さなければいけないところを、設定を広東から出向した役人という設定にしてもらって上海語なまりの広東語を話していたっていうこともかつてあったもんなぁ。
 中国人じゃないワタシがいうのも生意気なんだけど(爆)、劇中のトニーの北京語はきれいだったと思います。聞きやすかったしね。
 一番多言語を使いこなしていたのはなんといっても湯唯小姐。北京語・上海語・広東語・英語と4言語もしゃべっています。湯唯小姐は杭州出身とのことなので、もしかしたら多少上海語にちかい言語がしゃべれるのかな?なんて思ったんだけど、どの言語も難なくこなしていてよかった。話し方もナチュラルで、大陸女優さんにありがちなキンキンしたしゃべり(誰だとは言わない、あえて)じゃなかったのがまたよい。
 宏くんは承知の通りABC(中華系米国人)なので、当然北京語はレッスンしたんだろうけど、言い回しがいかにも昔の熱血青年みたいでちょっと微笑ましかった。まー、役どころが演劇青年だからね。彼の演じる裕民と佳芝の学友は香港や台湾の若手をそろえているけど、確かに台湾人的な北京語を話していた。まぁ、メインキャストに台湾出身の俳優がいないから、かえって耳についたのかな。

 ところで、なんでこんなことを考えたのかというと、実はそれはワタシに原因があるのでアルよ(笑)。
 ワタシは20年近く北京語を学んでいるんだけど、5年以上学んでいる今の中国語の先生(ハルピン出身)曰く、ワタシのしゃべる北京語は完全に南方系らしいとのこと。そりゃー台湾で北京語を学んだのだから南方系だってことは意識してはいるけど、やっぱり先生が大陸人だからかな、先生も自分の言葉にこだわっているみたいなんだ。まーねー、ワタシは南方系が好きだから別に無理やり修正するつもりは全然ないよ(苦笑)。
 でもワタシ、台湾人の北京語の特徴である「巻き舌がない」ことにはちょっと引っかかっているので、それはあえて意識して発音している。だから「我是(Wo shi)」はちゃんと「うぉーしー」と発音している。巻き舌のない「うぉーすー」という言葉を聞くと、一発で台湾人ってわかるからね。

 さて、翻って台湾出身の俳優さんはどうかって考えると、台湾映画やもともと台湾人って設定であれば、発音はナチュラルに話しているのも無理はない。だけど、そんな彼らが大陸の映画にでる場合はしっかり発音が直されているような印象を受けるのだ。ってそれは単にアタシの耳の聞こえ違い?
 ここでまたジェイの話になるのだが、彼の北京語(あ、國語か)はいかにも台湾人的な話し方だ。見事に巻き舌がない。それもあってかわいく思えるのかも(こらこら)。先日のコンサートで「ボクの発音ははっきりしないから…」なんていっていたのを聞くと、あーなんだ、自分の発音がよくないってちゃんとわかっているんだって理解したしね。《不能説的・秘密》は台湾が舞台(蛇足だが舞台の淡水はワタシが半年ほど住んでいた街だ)だから、発音には気を遣わなくていいのだろうけど、大陸映画であるきんきらりん、もとい『王妃の紋章』ではダイアログレッスンを受けたりしたのかな?って結局またジェイに話が戻ってしまったわ。

 軌道修正もこめて最後にこんなネタを。
 先週、中国語に「もし中国の方言を勉強しなければならないとしたら、先生はどうやって勉強しますか?」という質問をしたところ、「それなら上海語は絶対勉強しない。ワタシは上海語がキライだから。広東語はもう言葉が全然わからないけど、上海語よりまし」との答えが返ってきました。「なぜ上海語が嫌いなんですか?」と尋ねると、「だって上海語って大阪弁に似てません?きれいな言葉じゃないですよ」との答えが…。

 センセー、これで大阪人を敵に回した感があるんですが(爆)。

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もーちょっとだけ周杰倫世界巡迴2008日本演唱会at日本武道館

 學友さんのときも宏くんのときもそうだったんだけど、中華明星の演唱会ってすっごく後引くんだよねぇ。
きんきらきーんでゴージャスなショー形式であっても、日本では御馴染のシンプルなワンマンライブ形式であっても(これは學友さんも宏くんも経験済み。歌唱力に定評のある明星に多い)、観た後には2、3日くらい魂持って行かれちゃってるもの、アタクシ。
 そんなわけでまだまだ続けます、ジェイ演唱会話。前回の記事で書き落としたりしていることも多いしね。

 昨日、パンピーの友人から「TVで武道館ライブの映像観たよ、ド派手だねー」とメールが来た。主催がTBSだったから『朝ズバッ!』でやったのかな?日曜は東京マラソンを始め、“裏街男孩”ライヴや某韓流明星イベント(何しにきたの?)などがあったので、ワイドショーではスルーされると思ったのよ。ちゃんとチェックしておけばよかったかな。ところで放映されたのはどの部分だろ?やっぱりオープニング?
 あと、やっぱりリア小姐は来ていたのね(レコチャイ情報ですまん)。杏ちゃんはどうだろう?“演歌の心を持つギタリスト”マーティ・フリードマンは?
 
 前回コンサの後に出した『依然范特西』&『我很忙』をメインにしていたので、全体的にHIPHOP色は抑え目で、明るくポップでバラエティ豊かな構成になっていた感じ。そーいえば衣裳もB-BOY系はなかったような?コスプレは、とりあえず『黄金甲』と『夜的第七章』くらいかな。今回のコンサでもオチる人は多数出てるんじゃないかと思うけどどーかしらん?うふふ。

 武道館は広いけど、あまり極端に行き過ぎると観づらい席も多少あるのかな?中に入ると、香港コロシアムを縦につぶして広げたような感じだった。でも、さすがにマルチステージにはできないのね。(注:ワタシは紅館でのコンサートは未体験。しかし、フォーフォーDVD収録の香港コンサやレスリー演唱会VCDでマルチステージのコンサートができることを確認したので。…あれ?'05年の香港コンサはもしかしてマルチじゃない?)

 今回はほぼ全曲に渡って日本語字幕が挿入。學友さんの時にも一部の歌で日本語字幕が使われた。この字幕、あると助かるといえば助かるけど、なくてもいいのかな?という気も多少あったりする。まー中国語がわかる人間なら中国語字幕でいいんだろうけど、それでもやっぱり偏りが出るか。あと、字幕はおそらくパワーポインタのでっかい版(ってなんか他に適切な言葉があるんじゃないか?)のようなもので出していたんだろうけど、スタッフは出すタイミングに苦労させられたんじゃないかしら。

 ところで、日本一般メディアにおけるジェイの枕詞って“台湾長者番付№1の歌手”っていうのが多くてそれが妙に引っかかる。確かに彼の中華圏における人気やCDの売り上げがすごいのは事実だけど、ただ単に台湾の人気アーティストって紹介だけじゃダメなの?
 そして、せっかく『イニD』で主題歌まで歌って日本デビューを華々しく飾ったのに字幕版公開は大都市圏だけ(全国的に吹替版公開メインで主題歌はとりぷるえーに差し替え。さらにこの吹替版メイン上映が悪しき前例となり、『龍虎門』や『軍鶏』がこの形式で公開…というのは別の話になるか)、さらにリンチェイの頼みで作り上げ、2年前のコンサートで会場を大いに沸かせたフォーフォーは、『SPIRIT』日本公開にあたってまたも屈辱の差し替え…と、マイナスなことばかり続いてしまったので、なんで日本で彼の知名度をそんなに上げたくないのかってガッカリさせられていた。
 だから、今回のコンサートやその1カ月前の『ぴあ』の特集は本当に嬉しかった。ワタシはジェイに関してはそんなに情報を持っていないし、ファンサイトさんもたまーにのぞく程度なんだけど、改めて記事を読み直すと、ぴあではホントに丁寧に取材していたよなって思ったもんでね。だから、今年はいよいよ日本でも本格的にジェイの知名度が上がってほしいって思うのよ。春はキンキラキン、夏は武侠バスケ(こらこら)の公開があるし、確かにキンキラキンが映画的にアレだかどーだかと聞いても(こないだの記者会見では『毒云々の質問はやめてください』ってお達しが来たらしいし)、タイミング悪くも(?)5月に少林ラクロス(日本版)が上映されてしまうという心配はあるけど、なんとか日本でジェイがブレイクしてほしいと本当に願っているのよ。
 いつまでも韓流なんていってられないし(再上陸の予感あるからなー)、中華圏の一地域である中国に今逆風が吹いちゃって厳しいとは思うけど、今年はジェイにとって飛躍の年になってもらいたいと思うんですよ、ホントにね。

 と、以上のように言っているワタシですが、あくまでもこれでもトニー迷です。ええ、基本は絶対外しませんよー。
 てーか、トニー主演映画の主題歌をジェイに歌ってもらえば一番いいのか?って贅沢なリクエストでホントすんません(爆)。

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周杰倫世界巡迴2008日本演唱会

このコンサート、正式にはこーゆータイトルです。

周杰倫世界巡迴2008日本演唱会「でもそんなの関係ねぇ」

…嘘でーす(爆)。

asahi.com:ジェイ・チョウ台湾男性初の武道館ライブ - 日刊スポーツ芸能ニュース - 文化・芸能.

 武道館は初体験(9年前のフェイ演唱会@武道館には行っていないので)。
1日目の席は2階のかなり上の方だったので、せりまでしっかり見えて興味深かったけど、舞台下手にかかっていた黒い垂れ幕に邪魔されて、バックバンドや中央スクリーンがよく見えなかった。うう残念。もし1日目だけだったら悔しかったよなぁ。
 開演までの時間には定期的にジェイのCDやEnjoyChina(レスリー&サンディの『From now on』のPVが流れて嬉しかったー)、なんとこの夏日本公開が決定した『カンフーダンク!(大灌籃)』のCMが流れている。…しかし、コピーの「メガすげぇ!!!!!」ってどーよ。

 舞台構成やらなんやらは、KEIさんの香港演唱会の記事を読んでいたのであらかじめ承知していたけど、初っ端からコスプレですかお兄さん!
歌こそ『黄金甲』で、バックダンサーズも例によって例の如くキンキラキンだけど、コスプレ衣裳はやっぱり戦隊シリーズの悪の王子テイスト(と言うのはいかにもワタシらしいな)なのね。さらに頭の高い位置につけたエクステはポニーテールかい。オープニングからはハードロックテイストの『無双』『最後的戦役』が続くけど、すぐさま衣裳チェンジしたらやっぱりどことなく仮面ライダー(ただし仮面なしのポニーテールつき)風味。シルバーのシャツが全然シャツに見えないのよ、遠くからだと。
 『Secret』でクールダウンしたら最初のMC。日本語一生懸命しゃべっててかわいいなぁ。でもそんなの関係ねぇ(爆)。

 Tシャツにスリーブレスジャケット(パーカー?)に着替えた次のパートではバグパイプによるスコティッシュダンスあり、クラウンたちとの絡みあり(麦芽糖)カントリーダンスあり(もちろん牛仔很忙)とポップなステージ。中でも一番ツボだったのはなんといっても“おばあちゃんとお母さんに捧げた曲”『聴媽媽的話』。曲自体もともと好きだったのもあるけど、歌詞に名前が出てくるご本人たちが映像ゲストで登場!往年の香港芸能迷大狂喜間違いなし!たはーっ、まさかここでユンファのHIPHOPスタイルが見られるとは!しかも思いのほか似合っているよ發仔!本人50歳過ぎてんのに!ハリウッドではあんなにHIPHOPが似合わないのに!さらに輪をかけて驚くのが學友さん(キャップにジャージ)によるサビ熱唱!ジェイ、グッジョブ!
 ストリングスの演奏に続いてジェイの真骨頂、ピアノ弾き語り。ああ麗しい。ここからはバラードをピアノメインで熱唱。
日本独自のお楽しみは、ナカシマミカ小姐の『雪の華』カバー。ちょっと高音が厳しかったかな?と初日では思ったけど、季節的にも音楽的にチョイスとしては悪くないっすね。むしろミカ小姐よりいいくらい(やや暴言失礼)。同じく日本独自のお楽しみ「ももたろさん」は、1日目は『聴媽媽的話』の前で、2日目はここで登場。ジェイを語るのに「ももたろさん」はもう欠かせない…ってこらこら。『安静』は人気の曲だけあって、いい雰囲気でした。
 ピアノパート後半は、宇豪@南拳媽媽主演のヘンなショートフィルム(監督はジェイか?)から御馴染の宇豪&ジェイの超絶ピアノ連弾、そして二人のラップ(歌詞に笑ったー。このときは日本語字幕があってありがたいと思ったよ)とお約束大炸裂。前回から連弾がパワーアップしてるけど、次やるときは何を弾くんだ?ラフマか?(笑)

 チェン・ミン姐さん(豪華すぎる!)の二胡演奏による『千里之外』で幕を開けたのは中華楽曲パート。だから白のソフト帽にフォーマルスーツ仕立てのカンフースーツ姿。これ似合ってたー。『青花瓷』は「ボクは発音があまりよくないけど、この曲ではしっかり発音して歌っているから両親の評判もいいんだ」と言っていたので、注意深く聴いてみたら確かに意識して歌っているってことがよくわかる。ところで、ジェイのしゃべり方を聞いてふと『色、戒』における多言語の状況を思い出したんだけど、それは書くと長くなるので、また後日『色、戒』ネタで書きますわ。
 しっとりとした曲から一転して、このパートのラストはファンキーな『本草綱目』。ラップでは弾頭が登場し、ゾンビ風キョンシー(?)ダンサーとはじけまくる。
 中盤はおまちかね(ってワタシだけ?)の南拳媽媽オンステージ(^_^)。ああ、相変わらずみんなかわいいなぁ。弾頭は髪伸ばしたのか。で張傑はまたいつもの如く片目が髪に隠れた“不機嫌な要潤”っぷり(苦笑)。Laraちゃんは背が伸びたのかな?4人ともMCも日本語で一生懸命しゃべるし、張傑はミスチル(じゃなくてコブクロらしい。すまんアタシはこのへんに疎い。スガシカオなら一発でわかるのに…)を弾き語って熱唱するし、「日本の女の子はかわいいでーす」と手に書いたカンペを見ていう宇豪に、「いや、キミの方がずっとかわいいよ」と思わず心の中で呟いた次第。
 でもね…実はまだ新譜を買ってなくて最初の曲がわからない。すまん宇豪よ、せっかく「オレはアルバムを出したー!」って歌ってくれたのに。

 後半は『夜的第七章』で始まるゴージャス&セクシー(?)系ステージ。曲にあわせてヴィクトリア朝ロンドンを意識したデカダンな雰囲気。
この曲の女性パートは当然Laraちゃんが歌っていたが、元気いっぱいの彼女なので歌い上げは見事でもアダルトさが足りないような。自分のステージ直後の出番だから仕方ないのかもしれないけど、ドレスかロングスカートで登場してくれたらもっと雰囲気作れたかな。
 『夜曲』では椅子を使いこなし、セクシーな女性ダンサーと絡む。んーでも、このヘンの演出はやっぱりレスリーや學友さんと比べたら、いや比べちゃいけないのはわかっているけどまだまだ青いかな?ああ、頑張ってるねーと見守ってました。若い迷の皆さん、厳しくてごめんなさいね。
 ビッグバンドをお休みし、南拳の野郎3人組&ギタリスト&ドラマーと小規模に演奏するパートは、リラックスしていていい感じでした。『忍者』や『ヌンチャク』のバンドヴァージョンはなんとなく欧米ロック的印象。同じ日にドームで公演していた“裏街男孩”にも負けとらんぞキミたち(こらこら)。

 『七里香』などを情感たっぷりに歌い上げた終盤から、『イニD』の映像で始まるアンコールは最高のはじけっぷり!津軽三味線には驚かされましたよ!2年前の○○に続いて今年はザンちゃんか!と(わかる人にしかわからないネタで失礼します)。
ハチャメチャな歌詞で面白く、なおかつ歌いやすい『周大侠』では「豆腐ーとうふー、功夫ーコンフー!」と歌いまくり(初日の日本語字幕で「腕前ー腕前ー」とあったのは誤訳か。ちゃんと直してあったのは偉い)、イントロの太鼓を聴くだけで2年前のいろんな思い出が甦るフォーフォーでは渾身の一撃とばかりに蛍光棒を振り上げてフォーフォーフォフォーフォーフォフォーフォー!と吠えまくり、オーラスの『ヌンチャク』も必死にフーフーハーヒーしてましたよん。

 はたして日本語字幕は必要だったかな?むしろ漢字字幕でいいんだけど…とか(そういえば2日目は確かに中華圏のお客が心なしか多かった感じ…)、2日目の最初の方で声がちょっと出ていなかったので調子悪かったのかな?とか、ああまた席を移動して写真撮影してるヤツがいるよ(これは1日目)とか、多少思うところはあるんだけど、ステージとしては前回よりも遥かによかったし、着実にエンターテイナーとしての成長が見られて嬉しかったよ、ジェイ。何よりもその楽しさは、1日目に歌いまくった自分の喉が、日曜の朝につぶれかかっていたっていう身体の反応でしっかり現れていたからな。
 ジェイ、ホントにありがとね。前にもまして楽しかったよー。君はどうだった?

「でもそんなの関係ねぇー」…こらこら(爆)。

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豆腐ーとうふー、功夫ーコンフー、フーフーハーヒー、フーフーハーヒー

…御覧の通り、今月2度目(実際はもっと)の使い物にならない状態に陥っております。大丈夫か自分、ちゃんと盛岡まで帰れるのか?

ええ、今日も思う存分楽しみました。ありがとね、ジェイ!落ち着いたらゆっくりツッコミ入れるよ(苦笑)。

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杰倫很忙,我也很忙,但非常高興。

 いやー、楽しかったよ!周杰倫世界巡回日本演唱会!
 席が2階スタンドのわりには立たずに観られる場所だったので、座ったまま蛍光棒振りまくりーの歌いーの叫びーのしてました。
 内容を書くと明日観る人がガッカリしちゃいそうなので(でも全体構成は香港演唱会とほぼ同じだと思われる)、詳細は月曜以降に書きますが、感想はもう一言、楽しかったです!南拳の連中も元気そうでなにより♪(実は新譜をまだ入手もしていないんだが)

 明日は朝もはよからシャンテで『色、戒』を観てクラクラし(苦笑)、昼の武道館も観ます。席は1階南西スタンド(今日は2階南東スタンド)なので、見え方もまた違うかな?

 今日観られた方、お疲れさまでした。明日観られる方、一緒に楽しみましょう!

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今日はジェイ演唱会だぜ、イーハー!

なんか最近、妙に日本で例の写真流出の件が騒がしくなって、検索ワードにえぢやらジルやらセシの名を見るようになったり、某○春のいまさらな記事に呆れて失笑する日々だけど、ついにやってきましたジェイ演唱会!蛍光棒も2本持ったし、踊れるカッコしてきたし、新幹線の中では、当然ジェイの曲聴きまくり。これしか言えないけど、ホントにホントに楽しみ♪
待ってろよ武道館、待ってろよジェイ!
イーハー!

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コスモポリタン李安先生の、クールな視線

 李安(アン・リー)先生の作品は以前も書いた通り、中国語映画はデビュー作の『推手 プッシングハンズ』以外すべて、英語映画は『いつか晴れた日に』と『ブロークバック・マウンテン』のみ観ている。朝日新聞毎日新聞のアジア映画コラムのインタビューにあるように、90年代後半のようにすっかり英語映画に行ってしまうのではなく、今後は欧米と中華圏でそれぞれ映画作りをしていくという嬉しい話があったので、李安先生からますます目が離せない。いずれは『アイス・ストーム』に『楽園をください』(両方ともトビー・マクガイア出演作か)、そして公開時はスルーしてたけど、今になったらなにか深いテーマがあるんじゃないかと思えてきた『ハルク』もDVDでフォローするか。そーいえばワイズポリシーblogで「アン・リー・コレクション」なるDVDセットを見かけたけど、ちゃんと『ハルク』も入っているのか?(そりゃないだろ)

 それはともかく『ラスト、コーション』話に戻る。
 普通、トニー出演作品だと、やはり迷の贔屓目ということもあって、ついつい過剰に感情移入して見入ってしまうのだが、この映画に限ってはそれがなかった。あんなにハマって観ていたのにもかかわらず!そして、気がついたことがある。物語は非常にメロドラマ的であるのに、その演出は全然ウェットじゃないのだ。それを感じたこともあるから、セックスシーンに色気がないと思ったのだろうし(いろんなところの感想を拾い読みすると殿方はそうでもないみたいだね。これは性差だ、しょーがない)、易先生や佳芝どころか、誰にも感情移入せずに、まるで神もとい李安先生の視点になり代わったかのように眺めていられたのかもしれない。
 アメリカで許されざる恋に落ちた男たちを描いた『ブロークバック』が彼じゃなきゃ撮れないと思わされたのは、米国以外の文化圏で幼少期を過ごしてあの国に腰を落ち着けることになった李安先生が、ハリウッドにとって完全に“異人”であったから撮れたんだ、と思ったことがあったのだが(リンク先の感想参照)、それは本人が“姉妹作”と言い切るこの映画でも言える。彼が台湾人であっても外省人であることから、国民党を追い出した中国共産党政府は彼に対して、もしかしたらあまりいい顔をしたくないんじゃないかなーなんて変に政治的な勘繰りをしたくなるんだけど(これに関してのツッコミはやめてねー)、彼は中国においても“異人”なのかも、と思っていたら、雑誌『すばる』に掲載された野崎歓先生によるインタビューでもそのことについて触れていたので、はっきり確信した次第。
 言い換えれば、李安先生はどこにおいても“異人”なのかもしれないけど、それは裏返せばコスモポリタンであるわけで、その視点が映画作りに生かされているんだと思ったのである。
 あとは、2000年以降の作品に見られるんだけど、大作はちゃんと大作として作り上げ、エンターテインメントに徹しているという点も特徴的かな。『ハルク』もきっとそうなんだろうし(推測で言うなよ)、ブロークバックも『色、戒』も立派なエンターテインメント映画よね、って乱暴すぎるかしら。

 そして忘れちゃいけないのが俳優の使い方。
李安監督作品でブレイクした若手俳優さんって、実は結構多くないか?
例えばケイト・ウィンスレット(いつか晴れた日に)、ヘタレの蜘蛛男ピーターくんことトビー・マクガイア(アイス・ストーム&楽園をください)、『初恋のきた道』とこれで知名度を上げたツーイー、実質上除隊後初の映画出演となった張震(以上臥虎蔵龍)、『トロイ』や『ミュンヘン』に出演したエリック・バナ(ハルク)、ブロークバックの主要キャスト4人全員(でもヒースの新作はもう見られない)…。
 もしかして李安さん、欧米人でも華人でも、若手(or無名)の才能を引き出すのには長けているんじゃないか?湯唯小姐や宏くんの好演を観るたび、なんだかそんな気がしてきた。だから今後彼らにも注目がもっと集まるのかもしれない。
 それに対して、ベテラン俳優には堅実さと同時にちょっとした意外性を求めるのかな?弁髪姿のユンファにカンフーを、ミシェル姐にはオトナの恋を、そしてトニーには中年の狡猾さと残忍さを。そしてみなさん、確実にその役柄を演じきっていらっしゃるので、ベテラン俳優には絶大な信頼を寄せているような印象。あちこちの感想を拾うと、今回のトニーは王家衛作品ほど個性を出していないという評も多少見受けられるので、そんなふうに思ったりするし、「別に易先生はトニーじゃなくても…」という声があったのも、なんとなくそんなことからなのかな。

 でも、確実にいえるのは、ブロークバックとこの映画で李安先生が欧米圏と中華圏の両方で十分な実力を発揮した映画を作り、さらに芸術性とエンターテインメントを両立させたスタイルを築いたってことかな。
 そんな彼は次に英語圏でまた映画を作ることになると思うのだけど、いったい何を作るのだろう。
以前、個人的には『ゲド戦記』のル=グウィンの書いた傑作SF『闇の左手』を映画化して是非SFに挑戦してほしいなんてここに書いたことがあるんだが、実はこれ、ただのSFじゃなくて、料理次第では先の2作品に通じる愛の物語に仕立てることができると考えているのだ。だけど、以前日本で映画化された『ゲド』がいくらヒットしようが内容としてはダメダメで、彼女はそれに激怒したということを聞いたから、もしかしたら簡単に映画化を承諾しないと思うし、ハリウッドもこの企画はやらんとは思うから、アタシの妄想だけで終わりそうだけどね(苦笑)。

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旧正月でも、ジェイはとっても忙しい。

 どうもどうも、ジェイ&宏特集のぴあを友人に見せたところ、「ジェイってマツケン(もちろんサンバじゃないほう)に似てない?」と言われてしまい、全体的にガッカリしているもとはしです。お断りいたしますが、マツケンはキライじゃないです。我が友にも罪はありません。ガッカリしたワタシが悪いのです。

 それはともかく、今週末はいよいよジェイ演唱会♪連休明けから当日まで、移動時にはiPodでジェイの曲を聴きまくって武道館2daysにひかえなくちゃ、とかなんとか思っていたら、一足先に来日していたのか、それも4月にやっと公開される張藝謀監督作品『王妃の紋章』プロモのために!しかも昨日が記者会見だったのか!

 リア・ディゾン、本気ラブラブモード?(シネマトゥデイ)

リア・ディゾン「前からファンです」ジェイ・チョウに花束(ヨミウリオンライン)

 えー、いいともは都合により観ておりませんが(出番ちょっとだったんだって?)、今朝は余裕があったので、ズームイン!は7時台のみ観ました。…てーか出てるのイーモウだけじゃん。もしかしてジェイはその前に出ちゃったとか?なお、めざましは観てません。もしかしてそっちに出たの?

 なお、記者会見のゲストはリア・ディゾン小姐だったとか。まー、中華の血が流れているというリア小姐がジェイの迷でもあっても不自然ではないし、彼女がネットアイドルだった頃は台湾でも名前が知られていたというから、特に文句はないなぁ。イニDの時の杉本彩兄貴よりはずっといい選択だろう。主題歌も『菊花台』そのままでいくみたいだし、日本版イメージソングもなさそうなので、“フォーフォーの悲劇”再びじゃなくて安心。やればできる子じゃないの某兄弟!なぜそれを2年前にやらないの?

 そんなことはおいといても、あれこれいいつつもこの金ぴか映画(おいおい)が楽しみであるのは間違いない。
 ところでリア小姐は今週末武道館に行くの?(って聞くなよ)

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人のセックスにつっこむな

 もし、王佳芝(湯唯)と易先生(トニー)が違うとき、違う場所、違う立場で出会っていたとしても、二人はきっと愛し合っていただろう。では、もし佳芝がオランダ系ユダヤ人のレジスタンスで、易先生がゲシュタポのオランダ人だったら、佳芝はゲシュタポの易先生を色仕掛けで落とす使命を帯び、髪とすべての体毛をブロンドに染めて、エリスと名を変えて易先生に近づいて愛人にな…って、それは『ブラックブック』だろーが。
 気を取り直して。
 では、もし佳芝と易先生の出会った時代が、東西冷戦がそのまま続くパラレルワールドの近未来で、全身改造を施してあらゆるセックスの技法をたたき込まれた西側の諜報員となった佳芝が、東側の支配者に近い立場にいる易先生に近づくのに成功し、セックスの最中エクスタシーの極みに達した易先生の心臓めがけて、佳芝の両乳房に仕組まれたマシンガンが火を放…って、そりゃー『009ノ1』か!
 ふざけんのもいい加減にしろよ自分!

 と、マイナーにしてあまりにもマニアックなおふざけはさておき、2回観たのでやっとツッコめます、『ラスト、コーション』。この映画、香港映画に比べて上映時間が1時間近く長いのと、内容の重さからなかなかリピートできないってのが難点なんだよな。
 題名でおわかりのとおり、主としてセックスネタに関してつっこみますので、18歳以下と性的表現が苦手な方はこの先を読むのをご遠慮ください。もちろんエロトラバお断りだぜ。

〇初回鑑賞時はセックスシーンに対して「セックスなんて関係ない、セックスなんて関係ない、セックスなんて…(以下エンドレス)」と呪文を唱えていたわけだが、今回の呪文は、「腋毛腋毛腋毛乳毛乳毛乳毛腋毛乳毛腋毛腋毛…(以下エンドレス)」だった。あえて説明は避けたい。…あーっ、そこの人!泣くな怒るな!
〇無表情でセックスに励む易先生を見て、「そーいえばゴルゴ13もつまんなさそうにエッチするよな…」とふと思う。
〇色気がないとか、まるで戦いみたいだとか、こんなイカれたポーズで交わって本番とかいうわけねーだろとか、いつ観ても以上のようなことを考えてしまうセックスシーンだが、それと同時に「身体の硬いヤツはセックスすんな」とかいわれている気もちょっとする。…そんな気がするのはきっとワタシだけだな。

〇実は先週の金曜、やはりR-18指定で話題になったフランス映画『レディ・チャタレー』を観てきたのだが、かつて日本でわいせつ裁判が起こったことでも有名な原作だけに、劇中ではセックスシーンの他、全裸で森を走り回るというかなり大胆な場面もあった。だけど、それでもこの映画のぼかしはたった2回だけなんだよ!チャタレー夫人と不倫する森番の脚の間も具体的に形が見えるのに、それでもぼかしてないんだよ?それを考えれば6ヵ所のぼかしは多すぎるし、やっぱりやらしいよなー。…台湾版DVD買おうかな(こそっと言う)。
〇もひとつチャタレー。李安先生は女性を描くのが上手いので(これについては後ほど別記事で)、衣装はもちろん佳芝の下着姿も興味深く見たけど、チャタレーはフランス人女性監督が作っていたので、こっちでもチャタレー夫人の衣装や下着に興味を持ってみていた。時代設定としては20年くらいの差があるんだけど、'20年代英国と'40年代中国はガーターベルトや下着に共通性があるなーと思っていた。で、佳芝の下着って、ガーターにフレアパンツかボディスーツ?最初はガーターの下にフレアパンツかと思っていたんだが、易先生がクロッチ部分のボタンをぱちんと外していたのであれ?と思った次第で。なんかヘンなところに注目してるかな。

 …はー、疲れた。セックスネタは続けると確実にアタクシの品格を疑われそうなので(そんなものもとからないだろ)、今後は封印いたしますが、もしかして思い出したらまたちょこっと書きます、ってこらぁ!
 最後に、ワタシが劇場で遭遇したビックリネタで締めたいと思います。

 先日2回目を観に行った時、ワタシの後方で、オープニングから小声でずーっとおしゃべりしている二人組がいた。漏れ聞こえる声が日本語じゃなかったので、ああ、おおかた中国系のカップルなのかな、映画館のしゃべりは香港で慣れているし、日本語じゃないから気にしないわと思っていたけど、付近に座っていた客は明らかに迷惑そうにしていたっけ。
 上映が終わってその声のした方に目を向けると、アフリカンの若いカップルが腰を上げて席を離れようとしていた。…キミたちか、ずーっとくっちゃべっていたのは?とワタシは心の中で呟いた。しかし、疑問に思った。キミたち、なぜ英語字幕もない非英語圏映画であるこの映画を選んだのだ?ちゃんと内容わかったのか?同じ映画館でやっていた『米国黒社会』や『首切り理容師さん』じゃなくて、なぜこれを選んだのだ?まさかあの映画のセッ(以下略)

 ま、人のセックスは笑うどころか、つっこむもんじゃねーな。ははははははははは…(乾いた笑いがエンドレス)

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久々に火鍋を食べました。

 いつまでも薬物ギョーザ記事をトップにするのもなんだし、やっと2回目が観られた『色、戒』について書くにしても、気力と体力がいるので、ちょいと軽い記事をアップ。

 3連休初日、友人と地元で火鍋を食べました。
お店の名前は火鍋彩菜香。我が地元、盛岡初の本格的火鍋店です。
名前は聞いていたし、地元メディアにもたびたび登場していたけど、なかなか行く機会がなかったんですよ。

 辛味と清湯で食べる火鍋を初体験したのは、今から9年前。パソ通で知り合った香港電影迷有志の東京オフにて、歌舞伎町の奥のほうの上海料理店で食べました。そのときは、とにかく辛味がからかったってことと、豆苗を初めて食べたってことを覚えてるなぁ。
 で、行ったお店はそのときと同じ形式で、漢方がそのままどっさり入った特製のスープを使用。お肉は入れず、野菜メインでいただきました。従業員さん(中国人留学生のバイトさんかな?)に「辛いスープは冷まして食べてね」といわれたのにかかわらず、サーブしてすぐ食べたら、

…やっぱり辛かった。辛すぎてむせた。

 でも、おいしかったです。仕上げは中華めんを入れたけど、これまたおいしくて。
漢方も竜眼や棗をこりこり食べて、トロトロ溶けたにんにくもおいしかったな。

 一人では来られないお店だけど、また来たいなーと思ったりして。
今はなかなか厳しい時期かもしれないけど、長ーく続けてもらいたいです、はい。

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恭喜發財 萬事如意 我不喜歓 風評被害

 さーて、旧正月ですね!今年もよろしくお願いいたします(苦笑)。
香港では星仔の『ミラクル7号(長江七号)』が上映され、そのライバルがジェイ主演の台湾映画『カンフーダンク』だそうで、この連休で香港に行けばきっと賑やかなんだろうなー。去年の連休に行った時はまだ旧正月前だったから、街は賑やかでも映画的には賑やかじゃなかったんだよね。

 で、最近中国関係話といえばすっかり薬物ギョーザ報道一色になってしまった。
ワタシは冷凍食品が好きじゃないので(一回あけても絶対使い切らないので非効率的。それにおいしくない)ここ1年間で買ったことがないし、問題の会社が製造した製品もないんだけど、中毒被害を受けた人はホントに気の毒だ。
 しかし、報道面で引っかかることがある。まだ真相も明らかになっていないのに、いろんなマイナス情報を流しすぎて中国が悪いということを強調しすぎてないか?別に自分が中華趣味だから中国の肩を持つなんてことじゃないわけだが(現に中国に対する嫌な思い出や経験はたくさんある)、それでもここ数年、中国に対するマイナス報道が増えてきていて、冗談であってもパンピーの会話に「中国から来たヤツはスパイだ」とか「ニセモノをよこすに違いない」なんてーのを聞くと非常にガッカリする。
 そのマイナスイメージは、諸悪の根源がある会社の輸出食品だけなのに、中国というだけで全てが悪いという方向に大きく向かってしまう。それで一番打撃を受けるのが、日本でマジメに暮らしている華僑や留学生の皆さんだ。現に中華街ではこういうことが起こっているという。

「すべての点心、国内で製造」…横浜中華街が懸命アピール : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

手作りの味PR 7日から「春節祭」 神戸・南京町(神戸新聞)

…中華街には罪はないのに、なんでそうなるんだろう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというのは悲しい。

 15年以上前、大学で国際事情の勉強をしていた頃のワタシは、21世紀に日本はアジアのリーダーとなり、中国や周辺アジア諸国と経済でも文化でも友好的な関係を結んでいくと思っていた。社会人になって香港映画にハマり、再び中華圏に興味を持ち始めて中華趣味となったわけだが、決して中国萬歳主義なんかじゃない。だから批判することはあるけど、中華街から客足が遠のき、点心が売れなくなっているのは明らかにあの事件とは話が違う。中華街も茶館も中華趣味の憩いの場だから、元気をなくさないでほしいし、報道を受け取る消費者側も冷静になってほしいと感じる。

 あと、こういう記事(毎日新聞)も見て、「いくらなんでもこーゆー誤訳はないよねー(怒)」と、今日の中国語講座でネタにして、老師とあれこれ話し合った。老師には「本当にごめんなさい」なんて謝られてしまったけど、こういう事件で両国間の感情が悪くなってしまうのはホントに悲しい。
 言い合いになることなく、なんとか意見を一致させてうまくまとめたけど、一番の諸悪の根源は、冷凍食品をここまでポピュラーにしてしまった日本の社会じょ(以下略)
失礼しました。

 …めでたい新年なのに、こんな話題でホントすんません。だってワタシは点心が好き、そして風評被害が大嫌いなんだもの。
 あ、それからあの写真流出事件については、あえてノーコメントといたします。

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易先生のフルネームってなんだろう。

 土曜に『ラスト、コーション』を観に行った時は、年配カップルの他には男性一人客が目立つなーなんて書いたのだが、この映画を男性二人で観に行ったという強者(!!)の話を聞いた時、思わず「おいおい、これは男二人で観に行く映画か?」と思わず苦笑してしまった次第。…実家の皆さんすんません、ネタにさせていただきました。
 昨日発表された全国観客動員数では圏外だったらしいけど、それでも別にガッカリはしていないよ。でも、都市部で入りが順調でもうちのようなローカルが弱いというから、来週の動員数にも貢献しなきゃ。今週末は待望のレイトショー上映もあるし、体調を整えてじっくり観ようっと。(多分「会社帰りに観たいのになぜ夕方上映しかないの?」という勤め人映画ファンの同志から映画館側に意見があったのかもね。うちの映画館は1週目からレイトショーがつかないと、昼間&夕方上映オンリーになるから、時間をやりくりするのに大変なのだ)

 さて、飽きるまで続ける『色、戒』感想キャンペーン、今回はキャラクター&俳優陣への感想を。
まずは易先生。彼のモデルが汪清衛(兆銘)政権の特務機関「ジェスフィールド76号」を指揮していた丁黙邨であるけど、これについてはパンフ始めいろんなところで述べられているのでパス。
 映画に先立って読んだ原作ではねずみ男…もといねずみ顔の男として易先生が描写されているのだが、さすがに原作そのままじゃー映画にはできんわな。(そーいえば『ブロークバック』の原作でも、イニスはあまりいい男として描写されていなかったという)
 で、易先生を演じるトニーに対して、全体的に感じた一言。

…怖い。

 やってることがというよりも、全身にまとう雰囲気が悪夢に出てきそうなくらい怖い。佳芝に対する最初の性的虐待(あれは間違いなくそうだろう)のくだりまでは、どんな服を着ていても危険な雰囲気をぷんぷんさせていてとにかく怖い。しかし、佳芝に「私は誰も信じていない」と吐露し、彼女に溺れていくようになると変化が見えてくる。色によって戒が解かれたってわけだな。
 それでも、終幕ではその愛が彼女の任務のためだったとわかっても、易先生は色を選ばず、自らの戒を選んだ。これは恋愛映画としてみれば確かに残酷であるけど、当然の選択でしょう。おそらく易先生はこの時点で、漢奸である自分が無事に寿命をまっとうできないという覚悟もあっただろうし、もし彼女を救ってもこの時代だから逃げ場所はないと思っていたのかもしれない。

 いくらトニーが演じているとはいえ、感情移入がしにくい複雑なキャラクターだ(セックスシーンは全体的に無表情だしな)。確かにこんな役を演じてしまったら、心身ともに疲労困憊してしまうよ。観ているこっちも大変だったんだから。念のためにいえば、この「怖い」という言葉には、ワタシなりの多少の贔屓も入っているので誤解なきよう。

 お次、日本ではトニーより露出が多い(それも仕方がないんだが)湯唯小姐。
最初ワイズポリシーマガジンで写真を見た時、池脇千鶴嬢のお姉さんみたいだなーと思ったのだが、どーもそれがアタマの中にこびりついちゃって、ちーちゃん的表情を見つけては「やっぱりー」などと一人で楽しんでいた。アホかワタシは。国内外でいろんな人に非難されること間違いなし(冗談)。
 …でもね、この役、ツーイーじゃなくて彼女でホントに正解でした(爆)。
もちろん、すでに名声を博した女優さんが次の段階に進むために演じるためには非常に魅力的だと思うんだけど、ツーイーではちょっと不安かもなー、そして物足りないなーと思ったのよ。湯唯小姐は映画初主演とはいえどもずぶの新人というわけじゃないらしいけど、初映画で女性の一番美しい時を予想以上に魅力的に演じきってくれたことを素直に称賛したい。
 「中国的新世代性感偶像(漢字は当て字です)」とか言われても、彼女には今後はいろんな役どころに挑戦してもらいたいなぁ。ベタなコメディでもいいし、香港に来てくれてもいいし。ハリウッド?行かないほうがいいよ。

 忘れちゃいけない宏くん、彼が演じた裕民だって重要人物なのは間違いない。
裕民は中国のプロパガンダ抗日映画では確実に主役となりえた熱血漢なのだが、原作ではもっと思慮深いカリスマ的リーダーと読み取ったんだけど、実はそっちの方が誤解だったんだな。宏くんはミュージシャンとしても清潔感あふれるキャラなので、それに合わせて好演していた。
 で、映画での裕民のキャラクターは、実は易先生や佳芝以上に色と戒に翻弄された人物じゃないかと思い当たった。愛国心に満ちあふれて国を救おうとしても、あまりに若すぎるボンボン。抗日運動にかまけて女を知らず、動揺のあまり曹をめった刺しにし、やっと自分が佳芝を愛していると知ったとき、彼女は心身ともに成長し、ある意味で自分を超えられてしまった…。最後の任務に赴く佳芝に彼がキスしたのには、正義に自分の心身的成熟が追いつかなかった彼の歯がゆい気持ちがこめられていたのだろうし、それまで裕民が彼女への思いを見せるという場面が入っていないだけに、そうなんじゃないかという気もちが強くなる。裕民たちのグループはこれまで様々な媒体で描かれてきたレジスタンスの中では非常に幼い集団としてかかれていて、仲間内でセックスすらないというのがちょっと引っかかったんだが、実際に情熱だけで突き進んで潰れていったグループもあるのかもしれないな。 
 もちろん、ラストに二人で顔を見合わせる場面も印象的。

 ちなみに宏くんの演技を見るのはこれが初めてざんす。彼は李安先生を尊敬するとあって、充実した仕事だったんだろうなってことが、彼の演技を見ていて伝わってくる。トレードマーク(?)のたくましい二の腕披露サービスもあるしね。

 他に印象的だったのは、重厚な存在感を示したジョアンさんの易太太、重慶のレジスタンスの親玉呉を演じ、個人的に久しぶりに顔を見た台湾の中堅俳優トゥオ・ツォンホア、意外なところで見かけてビックリのルンルン演じた梁。佳芝と裕民の仲間で、佳芝の最初の男となった彼だけど、せめて「嶺南大学」の校名入りランニングを脱いでからちゃんと全裸でセックスしろよ。見ているこっちも萎えるよキミ。

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毎年式典開催が遅くなっている金像奨は4月13日らしい。

 『色、戒』キャンペーンの最中に割り込み。
 先日、今年の金像奨のノミネートが発表。なお、『色、戒』が最優秀アジア映画賞ノミネートのみなのは、香港出資の合作であっても監督と製作が香港じゃないからってーことですよね。主要賞に中国映画の『おばさんのポストモダン生活』が入っているけど、これはアン・ホイさんの監督だからという理由ですよね?

 ノミネート一覧は後述するとして、ノミネーションについての感想をば。
このところはジョニーさんとこの“銀河映像”にアンドリューさんとこの“基本映画”が絡んだり、トンシンさんの作品が毎年ノミネートするというパターンだったけど、今年は『ウィンターソング』で久々に香港復帰したピーターさんとこの“アプローズ・ピクチャーズ”がトンシンさんとタッグを組んだ《門徒》(13部門)がノミネートされたので、いうなれば「アプローズ対銀河映像の仁義なき戦い」って様相か。
 しかし、俳優賞ノミネーションで腑に落ちないところがいくつかある。
まず《投名状》(14部門)。確か主役はリンチェイとアンディと金城くんの3人であるのに、主演男優のノミネートは先の二人のみで金城くんはいつもながらノミネート落ち。しかし、それにもましてわからないのが《門徒》。これは主演男優以外の俳優賞すべて(新人賞含む)にノミネートされているのに、主演だと思っていたアンディが古天楽と共に助演、張静初が主演でユンれんれんが助演。そして、メインキャストで中心的役割を果たしていたに違いない彦祖がノミネート落ち。あれれ?という感じである。…といってもこの2作品を観ていないので、このノミネーションが本当に正しいかどうかは判断つきかねるんだよね。
 なんのかのいっても本命間違いないのはこの2作品。作品賞で《投名状》、監督賞をトンシンさんが獲れば、アプローズ圧勝でしょう。俳優賞も、珍しく主演&助演でノミネートのアンディ、2年連続ノミネートのリンチェイ始め、復活したれんれんの誰かが獲ってほしいねぇ。

 銀河映像組の2作品は幸いにも鑑賞済。両作品とも作品賞へのノミネートは納得。でも、もうジョニーさんは金像に出席しないし、国外でモテモテになってきちゃったからあまり受賞しないのかな?だけど、ナイホイさんの『アイ・イン・ザ・スカイ』(8部門)は両方とも新人賞ノミネートされているので、監督か俳優のどっちかを獲るんじゃないかと予想。『マッド探偵』(8部門)のトリッキーな筋書きも面白かったので、脚本賞もあるかも。
 
 主要賞候補の残る1作品である『おばさん』(9部門)。こんなにノミネートされるとは意外。さすがアン・ホイおばさん、パワーあるよ。日本人的に嬉しいのは『西遊記リローデッド』に続く久石譲さんの音楽賞ノミネート。受賞があるとすれば、口うるさいおばさん→恋する乙女心おばさん→すっかり生気をなくした悲しいおばさんとおばさんのあらゆる面を演じきったカオワーおばさんの女優賞じゃないかと思うのだが、もしそうなったらツーイー、周迅、コン・リーに続いて、4年連続で大陸女優が主演女優を獲ることになるのよね。

 主要賞以外のノミネートでは、3年連続でアーロンがノミネートされた《C+偵探》(7部門)や日本の映画祭でワールドプレミアとなり、最優秀賞も受賞した『野・良犬』(4部門)あたりが注目か。C+はダニー・パン監督作品なので、スタッフにタイ人の名前が多いのね。香港返還10年記念映画のひとつ《老港正傳》(3部門)や、なかなか主要賞にノミネートされないけどそれも修業なのかもしれないなと思ったパン・ホーチョンの『出エジプト記』(2部門)ももちろん気になる。あと、阿Saはもしかして初ノミネートじゃない?
 去年はジェイがぶっちぎりだった主題歌賞、ユーミンのほうのアンソニー・ウォン(元達明一派)や大御所のジョージさんなどベテランの名前が並んでいるのに、理由もなく嬉しい。

 アジア映画賞は、ついに韓国映画が外れたね…。日本映画で『東京タワー』がノミネートというのはわりといいんじゃないでしょうか(といってもこの映画は未見)。検事クリューコーヘイや織田アニキin
アキラ黒澤(苦笑)やコイソラ(上映されてんのか?)がノミネートされるよりずーっとましだし、主演のジョーは亜洲電影大奨にも主演男優賞(つまりトニーのライバル)でノミネートされているし。ついでに本人来て、トニーと一緒に金像のプレゼンターもしちゃえ!(爆)
 ジェイ初監督の《不能説的・秘密》や、やっと監督として復活できた姜文さんの《太陽照常升起》もいつか観たい作品。
 でも今回のアジア映画賞は、もう『色、戒』で決まりでしょう!ジョーやジェイや姜文さんには悪いけど、堅いと思うぞ!

〇最優秀作品賞
  《投名状》
  《門徒》
  『おばさんのポストモダン生活』
  『マッド探偵』
  『アイ・イン・ザ・スカイ』

〇最優秀監督賞
  ピーター・チャン(投名状)
  イー・トンシン(門徒)
  アン・ホイ(おばさんのポストモダン生活)
  ジョニー・トー&ワイ・カーファイ(マッド探偵)
  ヤウ・ナイホイ(アイ・イン・ザ・スカイ)

〇最優秀脚本賞
  オーブリー・ラム、ホアン・ジエンシン、ジェームズ・ユエン他(投名状)
  イー・トンシン他(門徒)
  リー・チアン(おばさんのポストモダン生活)
  ワイ・カーファイ&アウ・キンイー(マッド探偵)
  ヤウ・ナイホイ&アウ・キンイー(アイ・イン・ザ・スカイ)

〇最優秀主演男優賞
  アーロン・クォック《C+偵探》
  ジェット・リー(投名状)
  アンディ・ラウ(投名状)
  ラウ・チンワン(マッド探偵)
  サイモン・ヤム(アイ・イン・ザ・スカイ)

〇最優秀主演女優賞
  テレサ・モウ《老港正傳》
  チャン・チンチュー(門徒)
  スーチン・カオワー(おばさんのポストモダン生活)
  レネ・リウ『誘拐ゲーム』
  シャーリーン・チョイ《戯王之王》

〇最優秀助演男優賞
  ニック・チョン『出エジプト記』
  ロナルド・チェン(老港正傳)
  ルイス・クー(門徒)
  アンディ・ラウ(門徒)
  チョウ・ユンファ(おばさんのポストモダン生活)

〇最優秀助演女優賞
  カレン・モク(老港正傳)
  アニタ・ユン(門徒)
  ヴィッキー・チャオ(おばさんのポストモダン生活)
  邵音音《野・良犬》
  マギー・シュウ(アイ・イン・ザ・スカイ)

〇最優秀新人賞
  鍾嘉欣《十分愛》
  謝[艸/止][丹彡](門徒)
  文俊輝(野・良犬)
  黄孝恩《圍城》
  ケイト・チョイ(アイ・イン・ザ・スカイ)

〇最優秀撮影賞
  林志堅(出エジプト記)
  アーサー・ウォン(投名状)
  姜國民(門徒)
  クワン・プンリョン&ユー・リクウァイ(おばさんのポストモダン生活)
  鄭兆強(マッド探偵)

〇最優秀編集賞
  ダニー・パン&パン・チンヘイ(C+偵探)
  ウェンダース・リー(投名状)
  コー・チーリョン(門徒)
  Tina Baz(マッド探偵)
  David Richardson(アイ・イン・ザ・スカイ)

〇最優秀美術賞
  Anuson Pinyopotjanee(C+偵探)
  ヤウ・ワイミン『天堂口』
  ハイ・チョンマン他(投名状)
  ハイ・チョンマン&麥國強(門徒)
  黄仁逵(圍城)

〇最優秀衣装デザイン賞
  Surasak Warakitcharoen(C+偵探)
  ティン・イップ(天堂口)
  ハイ・チョンマン他(投名状)
  馬煜韜(おばさんのポストモダン生活)
  張世傑(マッド探偵)

〇最優秀アクション指導賞
  江道梅《双子神偸》
  チン・シウトン(投名状)
  李忠志『男兒本色』
  チン・カーロッ(門徒)
  ドニー・イェン《導火線》

〇最優秀音響効果賞
  Wachira Wongsaroj(C+偵探)
  Sunit Asvinikul、Nakorn Kositpaisal(投名状)
  キンソン・ツァン(門徒)
  Steve Burgess&王磊(導火線)
  トゥー・ドゥーチー&郭禮杞『ドラマー』

〇最優秀視覚効果賞
  《C+偵探》
  《投名状》
  《門徒》
  『マッド探偵』
  《魔法小[艸/胡]蘆》

〇最優秀音楽賞
  Payont Permsith、Jadet Chawang(C+偵探)
  チャン・クォンイン、ピーター・カム他(投名状)
  ピーター・カム(門徒)
  久石譲(おばさんのポストモダン生活)
  Andre Matthias(ドラマー)

〇最優秀主題歌賞
  「兄弟」 byアンディ・ラウ&イーソン・チャン(兄弟)
  「逼得太緊」by呉雨[雨/非](十分愛)
  「星光伴我心」byロナルド・チェン(老港正傳)
  「流浪者之歌」byアンソニー・ウォン(黄耀明)&ジョウ・シュン《明明》
  「問天不應」byジョージ・ラム(野・良犬)

〇最優秀新人監督賞
  郭子健(野・良犬)
  ヤウ・ナイホイ(アイ・イン・ザ・スカイ)
  アダム・ウォン《魔術男》(注・4年前の東京国際映画祭で上映の『ベッカム、オーウェンと出会う』の監督さん)

〇最優秀アジア映画賞
  《不能説的・秘密》(台湾)
  《太陽照常升起》(中国)
  『ラスト、コーション』(台湾)
  『東京タワー オカンとボクと、時々オトン』(日本)
  『帰郷(落葉帰恨)』(中国)

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ラスト、コーション(2007/アメリカ・台湾・香港・中国)

 もし、王佳芝(湯唯)と易先生(トニー)が違うとき、違う場所、違う立場で出会っていたとしても、二人はきっと愛し合っていただろう。だけどこの映画で語られたような形の愛にはならなかったと思う。
 『ラスト、コーション』を観終わって、まずそんなことを考えた。そして、この映画で最も重要なのは、広く喧伝されてしまっているセックスなんかではなく、時代によって気持ちが引き裂かれてしまった人間の悲劇こそが主題であるとも考えた。

 毎度トニー主演作品を観るたび、どうもうまく感想をまとめ切れなくて、何度も何度も長い感想を書いてしまうのだが、今回は特にまとめるのに苦労している。毎回メインの感想を書いてからあれこれ書いているが、今回のメイン感想は“時代”をキーワードにしてまとめてみたい。なお、あらすじも省略。

 純愛など信じなくなってしまった大人であるワタシにとって、この映画は決して恋愛映画なんかじゃない。官能映画なんてもちろん論外。なぜなら、この映画では恋愛が時代の流れによって潰えてしまうし、その時代が人間を不信に追いやるからだ。さらに、時代は一人の女性をドラマティックに変身させ、破滅に追い込んでいく。李安監督が朝日新聞のインタビューで「ファム・ファタル(運命の女性)の引き裂かれた情欲を通して、ゆがんだ時代と人間像を映した」と語っていたのに、映画を観て大いに納得した。

 映画の前半、広州から疎開して香港大学で学ぶ嶺南大学の学生佳芝が、親友を通じて裕民(王力宏)と出会い、まるで学生演劇の延長のように抗日運動に身を投じていくわけだが、彼らを動かすのは純粋な正義感であり、それを象徴するのは熱血漢のリーダー裕民である。しかし、正義と熱血だけでは漢奸を倒すどころか、世界すら変えられない。香港で易先生の暗殺に失敗し、成り行きで易のボディーガード曹(銭嘉楽)を殺してしまった裕民は後戻りができなくなってしまったわけだが、さらに不幸なことに、その情熱が抗日運動を仕切る呉に利用されてしまい(と思っている)、手を汚しても正義で世界を変えられるという気持ちがより強くなっていく。裕民は佳芝に密かな思いを寄せているのにもかかわらず、恋愛よりも正義を重んじたために、彼女を救えなかった。彼らの若さも純粋な正義もまた、時代のもとで空しく潰えて、闇に葬られていく。
 しかし、佳芝は自ら前線に立ち、自分の役割を演じていく中で、正義も熱血も超えて、時代の狂気を身体で感じていく。それが彼女を成長させ、易先生を捕らえて絡めとるまでにいたる。初体験以上の屈辱だったレイプにも耐え、濃密に身体をあわせるようになっても、彼女は自分の任務を忘れない、はずだった。それが狂ったのはどこからだったのだろうか。そして、佳芝が易先生に愛を感じた一瞬が命取りとなり、彼女もまた時代に飲み込まれ、命を途絶えさせるのだ。
 しかし、もし彼女が生き延びても、このまま易先生と結ばれて幸せになれたのだろうか?いや、それは絶対ない。この物語はフィクションだが、歴史上では日本の敗戦で第二次大戦が終わる。そうなると、日本軍に協力して抗日分子を捕らえていた易先生は間違いなく処刑される。どちらにしてもこの愛は不幸な結末にしか終わらないのだ。だからこそ、この愛を狂わせたのは時代なのである、と確信した次第だ。

 なお、鑑賞前に当然心配したのはいうまでもなくセックスシーンである。観る前までは、「セックスなんて関係ない、セックスなんて関係ない、セックスなんて…(以下エンドレス)」と心の中で呪文のように唱えていた。
 結論から言えば、たいしたことはなかった。必要以上に喧伝するものじゃないものだった。確かに二人は全裸でくんずほつれずし、佳芝は適度なサイズの乳房を晒し、易先生は攻めまくっていたが、彼が無表情に(つまらなさそうに?)セックスしていて、それにエロスは感じなかった。それはワタシが女性だからもちろんそう感じたのだろうが、快楽の表情はあっても、あくまでもセックスは相手の出方を見るための手段であって、決して愛の行為ではない、むしろ戦いであるというのがわかった。
 だから、セックスシーンがたいしたことないと思っても、決していらないわけではないのである。しかし、確かに性行為場面における性器や陰毛の描写が日本ではタブーとはいえ、あんなに大きなボカシはいらない。明るい場面でセックスしていた場面が多かったから、むしろ明暗調節で画面を暗くした方がベストだったんじゃないか(確か『ベティ・ブルー インテグラル』がその形でセックスシーンを修整していた記憶がある)あれのせいで、この映画がかえってポルノに貶められてしまったのではないだろうか。
 無修正を希望するなんて野暮なことは言わないが、DVD発売時にはぜひ別の形の修整をしてほしい。

 セックスシーンが大したことないとはいえども、それじゃあオマエはこの映画にエロティシズムを感じなかったのかと問われれば、もちろん否である。全裸で相見える場面より、服を着て佇んでいる場面のほうが官能的だ。
 例えば、原作通り、麥夫人として易先生宅に潜り込んでマージャンする佳芝に、帰宅した易先生が投げかける視線と彼女が返すそれで、二人の関係をほのめかせる場面。香港で易先生を玄関まで招く佳芝と、彼の立ち姿。無言で椅子に座る易先生。暗殺への突破口が見えた中、佳芝が裕民と呉に彼の恐ろしさと自分の味わってきたことを吐露する場面。そして、日本式の料亭にて、畳に座る易先生が彼女を膝に抱く場面…。それらこそが、この映画を官能的に仕上げている要素ではないだろうか。
 そして、その官能を作り上げるのも、そして打ち砕くのも、あの1940年代上海に漂った時代の狂気である。
 だから、ワタシはこの映画を恋愛官能映画であるとともに、時代の狂気を感じさせる世界の映画であると感じたのだ。
 
 とりあえず、最初の感想はここまで。キャラクターの見どころや関連することなどはまた後日別記事にて。
 昨日観た時、水分補給過多気味で鑑賞に臨んだのだが、鑑賞後の身体は乾ききり、疲労感が漂っていた。もし充分な気力がなかったら、ワタシはこの映画にノックアウトされてしまうと思い、今日は観に行かなかった。でも、上映期間中はできるだけ観に行きたい。

原題:色、戒
監督&製作:アン・リー 製作:ビル・コン ジェイムズ・シェイマス 原作:アイリーン・チャン 脚本:ワン・ホイリン&ジェイムズ・シェイマス 撮影:ロドリゴ・プリエト 音楽:アレクサンドラ・デスプラ
出演:トニー・レオン タン・ウェイ ワン・リーホン ジョアン・チェン トゥオ・ツォンホワ チェン・カーロッ クー・ユールン

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『色、戒』初日鑑賞報告

 先ほど、観てまいりました。
 6時台上映の回で劇場はミニシアター用スクリーン、観客は20人台ってとこかな。なぜか殿方シングルがぼちぼちいたけど、…詮索しないでおくか。
 
 自分、結構やられてます。なんて感想書こうか、身体の中で反芻しております。

 あ、そうそう、今日ラジオで初めて學友の歌う「ラスト、コーション 愛のテーマ」(なんつー邦題やねん)を聴きました。劇中メインテーマにのせてやわらかな声で歌われていて、これまたやられていました。サントラを買おうか検討中。

 そうだ、宏くんの『落葉帰恨』もまだ聴いていなかった…。

 画像リンクがないのが残念だ。

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いよいよ明日は『色、戒』日本公開。

 厳冬のみちのくジャ・ジャンクー祭りもやっと終わってホッと一息。
気がついたらもう週末。そして明日は『ラスト、コーション』日本公開開始ではないですか!
いやぁ、たぁーのしぃみねぇー♪(←誰のまねだ?自分でもわからん)

 えー実はワタクシ、まだ劇場で予告編を観たことがありません!
 ちなみに『傷城』の時も、1回も劇場で予告を観ないまま初日を迎えてしまいましたの。なんでかしら?(ジャ・ジャンクー祭りで通ったのは別の映画館)シネコンビルに入っているスーパーで夜買い物したとき、1階の案内モニターで流れていたのをチラッと観たけど、ちょうど絡みのシーンだったので、これ昼間に流れたら絶対まずいぞーなんて心配した次第。
 しかし、今回は『夜宴』の時みたいな中国茶店とのオリジナルコラボ(この記事参照)はなしか…残念。まぁ、あの禁止薬品入りギョーザ事件のせいで中国産加工食品にますます厳しい目が向けられてしまっているから、やっても儲からないのかな。
 さらに白状しますが、キネ旬以外の新聞&雑誌チェックも行っていません!それは単に書店に足を運ぶ機会が少なかったからってのもあるし、先に情報を入れないで観たほうが先入観を持たなくていいってのもあるし。だから、キネ旬と同じく“顔色の悪いトニー”が珍しく表紙を飾っている『Junior SCREEN』もまだ実物を見ていないよ…。

 そのかわりと言っちゃーなんだけど、今週はNHKBSで放映された無間道三部作&香港映画特集を観て楽しみました。9時台の衛星映画劇場で放映された無間道三部作は、衛星映画劇場支配人渡辺俊夫さんと山本晋也監督のトークが前後に挿入。おっちゃんたちのトーク内容はわりとありきたりでしたが、山本監督が音楽の使い方のうまさを激賞していたなー。
 月曜日の深夜に放映された国際共同制作のドキュメンタリー『香港映画のすべて』は3年前くらいに放映されたものの再放送だけど、観ていなかったので改めて録画して、最初の方だけ観た。放映当時の感想をあちこち読むと、カンフー映画&往年の名作メインで取り上げられているらしい。まー、往年の名作をほとんど知らないってこともあるから大いに勉強にはなるけど(『大酔侠』は録画しました。観たら感想書きます)、挽歌シリーズやシンチー映画や王家衛作品や無間道三部作が取り上げられていないのは残念だなぁ。  NHKさん、インサイダー取引事件で凹んでいるヒマがあったら、いますぐ『続・香港映画のすべて』とかいう企画を立ち上げてください。って無理か。

(追記)今夜上映館に『アース』を観に行ったら、写真下の最新チラシがあったのでもらってきました。くわえタバコのトニー先生の渋いこと。おお、しかも宏までいるじゃないか!
 最新チラシはいわゆる“各界絶賛!”系のヤツで、李安監督作品出演経験者(ツーイー、トビー・マクガイア、アン・ハサウェイ)からアラーキー、中華電影愛好者でもある『わたしの家は山の向こう』の有田さん、♪きーみーらーしーくー、の中くん、プレミアに出席して映画とは別の記事で話題になった(泣)凛子嬢等々のコメントあり。これについては後ほどツッコミます(こらこら)。

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