十大電影のお次は個人賞。
なお、今年からセレクトを変えました。だって、各5人にすると、いつも同じメンバーが選ばれるんですもの。そんなわけで今年からは俳優部門から4人、製作部門から3人(組)、新人賞1人、その他愛とツッコミで賞というのをもうけてコメントを残したい人を2人選んでみました。ちなみに個人的好みはなるべく廃して選んでいるつもりですが、どうなるんやら。
最優秀主演男優賞 アーロン・クォック『父子』
…すみません、トニーじゃありません。あるいはトニーじゃなくてすみません。御贔屓俳優なので殿堂入りさせようかと思ったのだけど、来年があるのでそれ次第ってことで。
もともとワイルドな味わいを持った彼だけど、『ディバージェンス』とこれでの鬼気迫る演技でギラギラした俳優魂を披露。今後この路線が続くかもしれないけど(それ以外も見たいぞ)、甘さがあったアイドルのイメージを振り切ったのは見事。
最優秀主演女優賞 カレン・モク《童夢奇縁》
これも趣味ですね。というより、普段観ている映画がオトコくさい作品ばかりなので、あまり女優のイメージが残らなくて。これもまた「カレンもそういう歳なんだなぁ…。お母さん役を演じるなんて」なんて感慨深く観てしまったわ(苦笑)。歌手活動と並行しているのであまり映画に出てくれなくなったのだけど、日本でもある程度名前は知られているんだから、なにかいい作品にでてほしいなぁ。一度トニーとちゃんとした共演をしてほしいって思うんだけど、いろんな事情でダメなのかな?(かなり昔に一度共演しているのは知っているけど、観たことはないんですよ)
最優秀助演男優賞 チャン・チェン『天堂口』
いやー、映画自体はどーよ?って気分になったけど、この映画の張震はホントにクールだった。
『呉清源』でも思ったけど、現代的な青年のわりには、クラシックな衣裳がよく似合うんだよね。彦祖とは確かにルックスやキャラがかぶると思うけど、この映画では二人が並んでもちゃんと違いがわかったぞ。もう10年近いつき合いだからかね。
最優秀助演女優賞 ジョアン・チェン『ジャスミンの花開く』
助演はすーちー@傷城かケイト・チョイかどうしようかと迷ったけど、主演のツーイーを食う勢いで圧倒的な存在感を見せた陳沖さんに。まだハリウッドでもボチボチと活動しているんだろうけど(『オータム・イン・ニューヨーク』の監督だもんね)、中華圏への帰還も嬉しい。中華圏と世界の映画界の繋ぎ役として頑張ってほしいな。
最優秀監督賞 パトリック・タム『父子』
祝、御復活!そしてその復活作がただでさえよかったので素直に決定。
今後はコンスタントに映画を作ってもらいたいけど…難しいかな。
最優秀美術系製作賞 アンドリュー・ラウ&ライ・イウファイ『傷だらけの男たち』
いつものメンツですが、あの撮影はさすがと思ったので。ちなみに美術系製作とは、非アクション系映画での撮影・美術・衣裳・音楽をまとめたものです。
最優秀アクション系製作賞 スティーブン・トン・ワイ『墨攻』
美術系に対してアクション系は、読んで字の如くアクション映画での製作で印象的だったもの。もちろんアクション指導も入る、ってことで、今回はリアルで重々しいアクションを降り付けたトン・ワイさんに一票。…そろそろ舞踊系アクションに飽きがきているので(苦笑)。
最優秀新人賞 ジェイシー・チェン『男兒本色』 『早熟』
『父子』のン・キントーくんも忘れがたいけど、今後の期待も込めてジェイシーに一票。もしかして《新宿事件》にも顔を出すのかな?もーちょっと日本でも名を売っておこうよ。だから『早熟』を一般公開してほしいのよー。
以下、愛とツッコミで賞。これはどうしても一言いいたい人に対し、無理やりに賞を与えてあれこれ言いまくるという、書いている自分は非常に自己満足的で、それ以外には非常に迷惑という賞である。今年はこの二人を選んでみたアルよ。
そろそろ次段階に行ってほしいで賞 チャン・ツーイー『女帝』『ジャスミンの花開く』
ファン・ビンビンや林志玲、湯唯小姐などの中国&台湾の新星女優もようやっと日本に紹介されるようになったものの、いまだにアジアンビューティーといえば彼女。しかし、その取り上げられ方もそろそろきつくなってきてるんじゃないの?旧作の『茉莉花』はよかったけど、『夜宴』のあれはいかにも張藝謀映画の劣化コピーじゃないのよー。彼女にはそろそろ次のステップに進んでもらって、小娘から脱皮を図ってもらいたいわ。そんな彼女のハリウッドでの次回作は、『七人の侍』リメイク版での女子侍役らしいけど…だからそーゆー役は(以下オチのないツッコミが延々と続くので略)。
来年の活躍も期待したいで賞 チョン・シウファイ『マッド探偵』 『放・逐』 『アイ・イン・ザ・スカイ』 『誘拐ゲーム』
わずか1ヵ月間にこれらの映画を立て続けに観たせいか、顔ははっきりわからなくとも、その存在ははっきりと認識しました、シウファイさん。えーと、『大事件』での大陸から来てリッチーくんと仲よくなる殺し屋さんでしたっけ。ってそれはユウ・ヨンじゃなかったっけ?
以上の結果を持ちまして、今年の2007funkin'for HONGKONG的電影奨をお開きにしたいと思います。なお、毎年のことながら受賞者&受賞作品には何も送りませんのであしからず(当たり前だってば)。