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言うことが毎年一緒で本当にすみませんです(苦笑)。

 毎年、東京国際が終わるたびに、あんなことこんなことをいってて、また同じこと言うのかよーとあきれられそうだけど、それでも多分同じこと言います(爆)。

 最近、某ルート(我非常感謝!)にて大阪アジアン映画祭2007のパンフを入手した。
  いやぁ、しっかりしたパンフだなぁ。デザインがかつての「アジアの風」パンフに似ているというか、中国映画の全貌のチラシにも似ている気がする。後者の方と同じデザイナーさんかしら?
 それはともかく、この映画祭は前身である「韓国エンタテイメント映画祭2005in大阪」から始まり、昨年から日本と中華圏作品と協賛企画「中国映画の全貌」の上映が加わって今の名前になり、今年はさらにマレーシア映画特集(from去年のアジアの風)まであってどんどんスケールアップしている模様。地方映画祭冬の時代に気を吐いているなぁ。
 そのパンフの中で、昨年までのアジアの風プログラミングディレクターにして、今年の香港映画祭プログラミングディレクターである、我らが暉峻創三氏がこんな言葉を寄せていた。ちょっと引用。

 日本の配給会社のついていない作品を映画祭上映するには、莫大な経費と労力がかかる。それを東京で1,2回上映して終わりというのは、あまりにももったいない。そこで何とか全国各地で順次上映していけないだろうか、というのは実はかねてから自分が希望していたことでもあった。その望みは有志の協力により昨年の大阪や一昨年の千葉・幕張などで小規模に実現してはいたのだが、今回、こうして一挙に14作品(詳細は公式サイトの上映作品を参照-もとはし注)もの作品が上映されるのは、何だか〈アジアの風〉ディレクター職を離れた今年になって初めて、悲願が大規模に実現したかのような感慨を覚えさせられる。

 テルオカさん、それはアナタだけじゃなくて、ワタシたち地方在住の映画ファンにとっても悲願でもあるんですよ。ここ4年間、毎年10月になってなんとか予定を調整しつつ、東京国際のために上京してはヒルズやbunkamuraのまわりで勝手に愛を叫んでいるわけだけど、国際的な(苦笑)映画祭の場で同志の皆さんと一緒に香港映画で大笑いするのも楽しいんだけど、その楽しさを他の人にも知ってもらいたい、なによりも地元の劇場やホールでこの楽しさを観客と分かち合いたいって常々思っていたのだ。お金と時間をやりくりできる今だからこそ、こうやってすぐさま上京できるけど、もしこの先ワタシの人生に重大な転機が来て、地元から簡単に離れることができなくなるような状況になったら…と思うと、東京だけの上映は本当にもったいない、是非とも地方上映を積極的にやっていただきたいと思うんだけど、もしこれらの作品をわが街に呼ぼうとなると…やっぱり相当な経費や労力がかかるのかなぁ(汗)。

 映画祭のみ上映作品はまだしも、もっと心配なのは映画祭上映後になんとか一般公開が決まった作品の入りが少ないこと。去年4月に『ディバージェンス』の初日上映を六本木で観たんだけど、客の入りが…だったもんなぁ。いずれはDVD化されるからそれで、と考えている人がいるのはわかるんだけど、それ以前に劇場でかけてもらえる香港映画がもっと多くならなきゃ字幕入りのラインナップも充実しないんじゃないかな、なんて思うんだけど。
 そんなわけで、映画祭だけじゃなくて、一般上映時には、それがどんなに上映劇場が小さくとも、主演俳優来日イベントがなくても、もっと盛り上げていければと思うんですよ。それは決して映画祭のみの盛り上がりを否定するわけじゃないです。ワタシも盛り上がってますし、毎日新聞の下の記事もかなり感慨深くなりましたもの。

東京国際映画祭:香港映画を共に見る至福 香港映画祭オープニング・セレモニー(毎日jp)

 何のかの言っても、アジアの風には感謝しています。テルオカさんから石坂さんにディレクターが交替し、取り上げられる国々がぐんと増えたにしても、テルオカさんの敷いた路線は堅持してくれたみたいなので、今後もこの路線を続けて、たとえ国際の規模が縮小したとしても、アジアの風だけで十分やっていけるような体制を作っていっていただきたいです。あとは上映スケジュールがもっと観やすく、会場もいいところが押さえられれば言うことなしです。 

 そのほか、国際関係で気になった記事あれこれ。全体の総括ですが。

 ハタチの東京国際映画祭(読売新聞)

 文中で「『出エジプト記』が完売」とありましたが、複数の観た方のblog記事には空席もあった、とありましたよ。それなら観られなかった人たち(含むワタシ)の立場は…。というより、そろそろパン・ホーチョン作品を国際限定のマニアックなお楽しみ上映状態から一般公開に降ろしてもいい時期と思いますよ。第1弾にふさわしいのは『イザベラ』でしょう。ちょうどマカオが観光的にブームになりつつあるから、香港観光協会とマカオ観光局にタッグを組んでもらってバックアップしてもらいましょうよ。
 また、比較的厳しい意見はこれ(毎日)とこれ(報知)。…これは、昔から言われていたことだもんね。毎日の記事からは「取引の場所が充実してきた」みたいなことを読み取ったけど、東京国際は日本映画の見本市じゃなくて、世界の映画が観られるお祭りだというスタンスは今後も維持してもらいたい。無理してカンヌのマーケットの真似しなくていいんだよー。
(逆に国内向けアピールのためにカンヌのマーケットにタレントを派遣して、「世界で注目」ってー報道はもうやめてほしい。これまた毎度の愚痴でスマンが)

 でも、たとえ国際がなくなっても、アジアの風だけは映画祭として独立させて残してくださいよ。欧米発じゃない、東京独自の観点でアジア映画を掘り起こすことには、充分な意義があるんですからね。

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