« 苗栗烏龍と毛蟹王、そして“越人の歌”。 | トップページ | 来週上京したら『中国映画の全貌』を観ようか。 »

『無極』朝日電視放映版

 昨日の日曜洋画劇場で地上波初放映された陳凱歌監督作品『PROMISE(以下無極。リンク先は初見時の感想)』。
…あれ?この映画、昨年始め公開なのに、もうTV放映されちゃうわけ?なんで?と、友人から教えてもらったときはやや驚いた。ちょうどカイコーの新作『梅蘭芳』クランクインのニュースをなぜか報知新聞サイトで知ったので(安藤政信くんが出演するのでその関係での配信か?)、これはカイコー新作クランクイン記念か、それともニコセシ第1子誕生間近記念か?などとわけのわからん理由を考えてしまったアタクシ。

 しかし無極…。初見時の感想でも書いたけど、観た後に「ああああカイコーよ、オマエはいったいどこへ行きたいんだよお~」と思いっきり頭を抱えさせられながらも、大笑いして観た映画だったわけで、よかったのは真田さんの熱演とニコの美しさだけなのだが、これを改めて小さなTVのスクリーンで観ればなおさら笑えるんだろうなぁ、さらに吹き替えもきっととんでもなくミスキャストなんだろーなと思ったら…、ええ、案の定でしたわ(爆)。

 ハイビジョン画像の美しさが仇となっているのか、なんかもうCG画面が目立ちまくって、美しいというよりなんじゃそりゃーといいたくなる画面構成にはただ笑うばかり。一番笑ったのはセシリア凧状態の場面か。ドンゴンの濃ゆさはスクリーンより3割増で、なおかつ声優さんがウィル・スミスの吹き替えなどをしている東地秀樹さんのせいか、さらに濃いキャラと化しているぞ(爆)。
 真田さんの声はもちろん本人(^_^)。以前ここで放映された『ラストサムライ』で謙さんが英語の台詞を自ら吹き替えていたので、これはやっぱりご本人の日本語じゃなきゃねと思っていたので嬉しかった。大げさすぎずナチュラルすぎず、演技の時にちゃんと自分で日本語で喋っていたような台詞回しになっていた印象。(字幕や他の人が「カンミン」と言っていた自分の名前「光明」を、ちゃんと中国語風に「クァンミン」と発音していたのもよかった)そのぶん相方のドンゴンの台詞回しが大げさで…まーそれはしょうがない。洋画吹き替えの宿命よね。
 日本人の日本語吹き替えといえばちょっと話がそれるんだけど、金城くんは普段本人が日本にいないってこともあるせいか、どうしても別の声優さんにあてられちゃうのがちょっと気になるんだよね。(『ダウンタウン・シャドー』と『十面埋伏』の時が声優さんだったので)それでも本人のやや独特な日本語を聞きたいってこともあるから、傷城日本語吹替版製作の時は是非ともご本人を呼んで吹き替えしてもらえないかなーなんて思うんだけど、無理か?(そしたらトニーは無間道に続いて山路和弘さんになるのかなー。でもそれもちょっとなぁ…)
 ニコの声はニューポリに続いての浪川大輔君じゃないのね。(平川大輔さんという方でした)でも、無歓のキザったらしさはうまく出ていたと思う。しかし、不満だったのはリウイエ君の鬼狼が全然違う声…。なんであんなパシリ声というか下僕声なんだ(って暴言ですみません。吹替を担当した大塚芳忠さんって昔ユンファの吹き替えもしていたような…) 。もっと儚い美少年声の声優さんにしてくれれば、彼の悲劇的な面が強調されたのになぁ…。
 んで、リアルではニコ嫁となってしまったセシ。…ああ、そんな声かよ。そして改めて化粧が濃い。んーしかし、セシの声ができるアルト声の声優さんっているかなぁ。戸田恵子さんは明らかに違うし、魏涼子さん(ヴィッキーやツーイーの声を担当)も違うもんなぁ。かつて『デッド・ヒート』がTV放映された時に、やはりアルト声のユンれんれんを吹き替えた松本梨香さん(ポケモンのサトシくんですね) はけっこう本人っぽいって思ったけど、彼女がセシを演じてもちょっと違うかな。

 なによりも驚いたのが、すべての発端があっさりカットされていたこと。おーい、この映画はそもそも「まんじゅうの恨みは恐ろしい」から始まるじゃないかよー。
 そして、一番おいしい役どころがドンゴンだったってことに改めて気づかされたのであった。ああ、当時は韓流ブームだったもんねー。今やすっかり退潮だけど(爆)。

|

« 苗栗烏龍と毛蟹王、そして“越人の歌”。 | トップページ | 来週上京したら『中国映画の全貌』を観ようか。 »

中国映画」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14197/15858543

この記事へのトラックバック一覧です: 『無極』朝日電視放映版:

« 苗栗烏龍と毛蟹王、そして“越人の歌”。 | トップページ | 来週上京したら『中国映画の全貌』を観ようか。 »