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とりあえず面目躍如?と今年の金像奨の結果につっこむ。

昨日は日帰り旅行していたために疲れが出て、結局ネットで最優秀作品賞の結果を知ってラジオも途中で切り上げてすぐ寝てしまいました。だから、トニカリコンビが作品賞プレゼンターをしていたことやユンれんれんがかの事件に関してスピーチしていたこともみーんなnancixさんもにかるさんのblogで知った次第でして。
すっかり他力本願ですみませぬ。

Tonicali200704_1   

てーわけでお約束の二人。今はこれが精いっぱい…。

さて、今回の受賞結果に愛とツッコミを。
フタを開けてみれば、キレイどころ(主演女優賞とか美術系部門とか)は《黄金甲》が持って行ったけど、主要3賞は『父子』が占めたので、あちこちで「香港映画は死んだ!」といわれ続けてちょっとヤサグレ気分だったものの、結局は香港映画の面目躍如だったのでちょっとホッとしたというのが今年の感想でしょうか。
しかし、ネットラジオから聞こえてくる北京語のスピーチ回数がずいぶん多かったのは…。主演女優賞が3年連続大陸女優っていうのは…。なーんか、香港映画の抱える課題が見えてきたなあと思いつつも、でもガイジンで素人で全くの外部の人間である我々電影迷にはどうしようもできないから、今後もただ忍耐してずっと香港映画を観続けなければいけないのかなぁとも思った次第。
しかし『父子』…。観たかった!あと、なんで買わなかったんだろうか《我要成名》
パトリック・タム監督の復活にはとにかく喜ぶばかり。東京国際での2冠に続いて、とにかく快挙としかいえないけど(他の映画賞ではどうだったのだろうか?)今後も香港を始め、アジア各地で映画を作り、いろんな地域を結びつけて欲しいです、
ハイ。これがきっかけで日本公開されたら、絶対上京してでも観に行きますから、どうかどこかの配給会社さん、『父子』を買ってくださいませ。お願いいたします。

俳優賞ですが、ラウチン、ついに“無冠の帝王”返上でホントにホントにおめでとう!アーロンはまたもや金馬とのダブルならずで残念だけど、まだまだ獲れる余裕はあるもんね(といいながらこれで彼が“三代目無冠の帝王(金像でのみ)”になってしまったらおいおいーって感じなんだけどね、あはははは)。
主演&助演女優が二人とも大陸女優っていうのは…やっぱり、今の香港映画に足りないのは魅力的な香港人女優ってことか。今はサミーが休業明け間もないって状態だし、ミリアムもまだまだって感じだろうし、初主演で女優賞初ノミネートのイザベラちゃんもいい仕事をしていてもこれで主演賞を獲ってしまったらあまりにも早すぎるから…といろいろ思うところもあるけど、とりあえず若手香港人女優の養成は急務なんじゃないでしょうか、香港映画界。

Ian_wu

目下最年少の助演男優&新人賞受賞のン・キントー君、かかかかかかかわいい…。
sina.comにあったプロフィールを見ると、オランダ国籍で英語名「イアン・イスカンダル・ゴウ」?おかあさんの名前はスターシャとか言いませんか?(言わないよー)原島大地君みたいに、続けて映画に出てほしいものだけど、もしホントにオランダ在住だったら厳しいのかなぁ?
技術賞関係は、《傷城》のアンドリュー&ファイコンビの撮影賞、『イザベラ』のピーターさんの音楽賞(よく考えれば2年連続だわ)、フォーフォーのユエン・ウーピンさんのアクション指導賞、《鬼域》の視覚&音響効果賞等、収まるべきところに収まったというか。このへんは各映画の特徴がよく出ているともいうべき?
最優秀アジア映画賞、実はアジアンフィルムアワードに続いて『グエムル』だと思っていたけど、さすがにかぶることはなかったか。…しかしこの賞のノミネート作って、なんか「香港で売れたアジア映画」って基準で選んだとしか思えないのはなぜ?
ジェイの主題歌賞は素直に喜んでおります。個人的好みは断然フォーフォーだけど、一般的に受けるのはやっぱり『菊花台』的なスケールの大きなバラードか。…これで日本公開時にまたしてもエンディング差し替えとかいったらホントに怒るぞワーナーよ、とまたしてもしつこく書きつづけるアタクシ。

そうそう、忘れちゃいけないもう一つの面目躍如、それは彦祖の新人監督賞受賞。
昨年のステが選ばれなかったので、もしかしたらアイドル監督は避けられるのか?と危惧したけど、それが杞憂に終わってホッとしたわ。しかし相変わらず下手くそだったよねーAlive(爆)。それは久々に集まったから?それとももともと?

確かに、純粋な香港映画の製作はますます減り、合作に活路を見出してしまう現状は憂うべきなのだろう。でも、これでやっぱり「香港映画は死んだ」なんてしたり顔でいってほしくない。今までずっと香港映画を観てきたんだもの、そう簡単に諦めたくないし、まだまだ雌伏の時期であるんだと思いたい。…とまぁ、毎度ながらのことを言いながらこのへんで。

以下、備忘のための受賞結果。

最優秀作品賞『父子』
     
最優秀監督賞 パトリック・タム『父子』

最優秀脚本賞 パトリック・タム&田開良『父子』

最優秀主演男優賞 ラウ・チンワン《我要成名》
  
最優秀主演女優賞 コン・リー《満城盡帯黄金甲》

最優秀助演男優賞 ン・キントー『父子』
  
最優秀助演女優賞 ジョウ・シュン『女帝 エンペラー』

最優秀新人俳優賞 ン・キントー『父子』
  
最優秀撮影賞 アンドリュー・ラウ&ライ・イウファイ『傷だらけの男たち』

最優秀編集賞 コン・チーリョン『墨攻』
  
最優秀美術デザイン賞 フォ・ティンシャオ《満城盡帯黄金甲》

最優秀衣装デザイン賞 ハイ・チョンマン《満城盡帯黄金甲》

最優秀アクション指導賞 ユエン・ウーピン『SPIRIT』

最優秀音響効果賞 Nakom Kositpaisal《鬼域》

最優秀視覚効果賞 呉[火玄]輝《鬼域》

最優秀音楽賞 ピーター・カム『イザベラ』
  
最優秀主題歌賞 「菊花台」byジェイ・チョウ《満城盡帯黄金甲》

最優秀新人監督賞 ダニエル・ウー『四大天王』

最優秀アジア映画賞 『単騎、千里を走る。』(中国&日本)

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