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2007年3月

香港旅行記をエッセイマンガ(!)にしてみた。

香港旅行記をエッセイマンガ(!)にしてみた。
実は私的な修羅場とはこれでした(笑)。

昨年から、金城武ファンの友人(ええ、ワタシが香港映画の道に引きずり込みました)Jちゃんに誘われて、「Transparency(透明度)」という創作同人ユニットを組んで活動しています。
毎年2回、春と秋の地元イベントに参加して小説などささやかに活動していますが、今回の本では、先月の香港行きをネタに、珍しくエッセイマンガを描きました(爆)。いやぁ、こんなに絵を描いたのは久しぶりだよ…(笑)。明星の皆さんも何人か描いたけど、はっきり言って似ていません!まぁ、そんなもんです。
それでも、まぁちょっと興味があるかなぁ…という奇特なお方がいましたら、後ほど詳細をサークルblogにアップしますので、のぞいてみて下さいませ。直メールでのお問合せは、この記事のメールリンクからよろしくお願いします。

ところで今回、イベントに参加して、意外な出会いがありました。
我々のブースのまん前のサークルさんは、参加イベントで初代実行委員を務めていた方の所属する老舗創作同人サークルさんだったのですが、そのサークルで描かれているプロのマンガ家さんが、なんと『スイート・ムーンライト』でサム・リーがアシスタントを務めていたマンガ家さんを演じていたんですよ!(「違うだろ!」とサムの頭をたたいていた方です)いやぁ、ビックリ。
ブースには茶餐廳のメニューや《傷城》写真集を置いていたので、それに注目してくださった方とお話などしてゆるゆると過ごしてましたよー。

今後は相方が出産準備に入るので、サークルはしばし活動停止ですが、技術的に未熟でも描いている分には楽しかったので、また香港に行ったときは描いてみたいと思っていますよん。

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春に香港エンタメエキスポなら、秋に日本コンフェスってか?

毎日もにかるさんの香港レポートを楽しみにしている今日この頃。
今年の香港国際映画祭香港エンターテインメントエキスポは、ヒデキ感激がIFPIのイベントにスペシャルゲストで登場したり(これは日本で紹介されたのかな?)、中谷美紀ちゃんがアジアンフィルムアワードの初代影后になったり(asahi.com)、『さくらん』や『蒼き狼』が上映されて蜷川美花監督の広東語挨拶(を間違って聞いた記事はこれだ)やチンギス反町&大プロデューサー様リユニオン(以上日刊スポーツ)など、多少ツッコミたくなるけど日本がらみで注目されているのはそれなりに嬉しい。
さらに、アニメ『ブラック・ジャック』や映画『ブラックキス』を監督したヴィジュアリストの手塚眞さんちょうど今香港入りされているとかで、彼のお父様の迷である(笑)ワタシも「あー眞さんまで香港なんて!うらやましい!アタシも明日から香港行きたい!(でも無理)とかなんとか言っている始末(爆)。

そんなこんなで、香港を中心に中華圏のエンターテインメントが百花繚乱している今、東京でもこの話題が持ち上がって来ていたりする。

asahi.com:JAPANコンテンツ結集 映画もアニメも…秋にフェス-文化芸能.

まー、香港がエンタメなら日本はアニメを中心としたコンテンツという戦略は、決して間違ってはいないよなぁ。でも、忘れてほしくないのは、国際映画祭というのは自国の作品を海外に積極的にアピールする絶好の場所というだけではなく、その国に住む映画ファンが、普段なかなか観る機会のない他国の映画をじっくり観ることができる場所という意味もあるってことだね。
そんなわけで、今年も来年も、そしてコンフェスが2週間と短くなっても、「アジアの風」部門の続行を強く望む次第。

と、この記事は短めに終わります。
東京国際を含む今年のコンフェスの詳細が詳しく決まったら、またじっくりツッこむわー(爆)。

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桜前線に乗って、蔡明亮が街にやってくる。

…と言っても、本人は来ないんだけどね。

桜前線に乗って、蔡明亮が街にやってくる。

ああ、急いで撮ったので暗くなってしまった。フラッシュたけばよかったか。

仕事での修羅場も終わり、月曜から1週間の春休み。しかし、家族の義務を果たすため、こっちはしばらくお休みになります。その前にいくつか話題を。

もとはし行きつけの映画館「盛岡フォーラム」にて、来月桜が咲く頃に、蔡明亮特集が行われます。正直驚いております。なぜ今頃?って。
いや、決してイヤなわけじゃないんだけど(そういえばいずれ書こうと思うけど、ミンリャン映画ってワタシにとっては「イヤなんだけどどうしても話したくてしょうがない映画」を撮るという位置にあるのだ)、もちろんちゃーんと観ますよ。『楽日』のラストの暗闇の余韻を、劇場のふかふかの椅子にカラダを埋め、じっくり味わいたいもんね。
でも本音を言えば、以前も書いたけど、同じ台湾映画でもこれより『靴恋』や『夢遊ハワイ』や『深海』、そして同じプレノンアッシュ配給のホウちゃん作品『百年恋歌』が観たい…。でも無理かしら。

そうそう、劇場で観る純粋香港映画にもすっかりご無沙汰な今日この頃だけど、〇ンキーでベッタベタなプロモーション手段が香港電影迷に大ブーイングされている『龍虎門』、公式サイトでチェックしたらうちの街でもやるみたいです。でも悔しいことに日本語吹替版のみ…。G〇〇Aよ、いくら『イニD』を地方では日本語吹替版上映のみにしてそこそこ当てたから、それに倣っていいのか?って暴言吐いてしまったよ。まーねー、文句もとい感想は公開されたらにするから、その時にゆっくり書くつもりだけどね。
しかし日本語版イメージソング!ディージェーオヅマの従兄弟のバンドのあの曲なんかより、もっとベタに「♪オレの話を聞けっ!」にした方がよかったんじゃねーの?

まーいいや、『プロジェクトBB』上映決定で、やっと地元で古天楽の顔が拝めるだけいいと思わねばな(…それも悲しいが)。

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河粉を使っていろいろ作ってみた。

年度末の修羅場が公私共に重なり、もうバッタバッタなこの1週間。
今日は私的な修羅場(友人と作る本の原稿書き)がなんとか終わったものの、もう一つの修羅場が終わらなかったため、午後に休日出勤して働きましたよー。
今受け持っている仕事が今年度最後の仕事のため、これをなんとか今週中に提出しないと、来週に待ちうける「家族の義務」が果たせないと思った次第なんですよ(つまりまた行くんです、北海道鈍行旅行へ)。

そんなこんなでなかなかblog作成に向かえない日々だったのですが、その分何か作るか、というわけで、地元の輸入食料店でフォーに使う麺(河粉)を買った。
フォーといえばベトナムのライスヌードルというイメージが大きくて、どうも東南アジア系フードという印象が強いのだけど、中華圏では「河粉」と呼ばれて、茶餐廳の定番メニューとして知られているのはいうまでもない。
…と言っても、実はワタシが河粉=フォーであることを知ったのは、ホントについ最近であるし、先月の香港旅行でも、茶餐廳で河粉を食べる機会はなかったりする。あはははは。今度行った時は食べてみよう。

買った河粉はちょうど3人前だったので、最初にガッとゆでておいて、食べる分だけを使うことにする。冷えるとすぐくっつくので、温めたりお湯をかけないと使えないのがなんとも不便。
まずはベーシックなスープのフォー。具は鶏肉(海南鶏飯を作った余り)とスープでゆでたねぎ、そして香菜代わりに水菜を入れてみた。ちなみにスープは粉末鶏がらをお湯で溶き、鶏肉とねぎとしょうがを入れて煮立たせ、塩ちょっととニョクマムで味付け(ニョクマムはナンプラーと同じ使い方をしていいんだよね?トムヤムクンに入れたりして)

河粉を使っていろいろ作ってみた。

…うん、失敗もなくあっさりとした味で作れましたわ。
えびを入れたりするのがいいのかもしれないけど、好きでも高いからあまり使わないのよ(笑)。

で、余ったフォーはどうしようかと考えたところ、あるレシピを思い出したので、それにチャレンジすることにした。
それは、映画『金玉満堂』でへっぽこ料理人レスリーや伝説のシェフ阿Bと対決した熊欣欣が、初登場シーンで作ったにらと牛肉の炒め麺である。
レシピは「シネマ厨房の鍵貸します」より。(本が絶版なので公式サイトのリンクです)

河粉を使っていろいろ作ってみた。

あれって、多分炒牛[才八]河粉じゃないかなぁと思うんだけど、実際どうでしょうかね?というわけで作ってみた。
本の材料にあった牛バラ肉が近くのスーパーになかったので、とりあえず豚バラ肉を代用して作ってみたんだけど、脂が多かったのでかなりベタベタ状態。うう、中性脂肪がますますたまりそう…(泣)。豚肉を使うのなら、脂身の少ないステーキ用ロース肉を小さく切って使うのがいいかもしれないです。

そうそう、もらってきた茶餐廳のメニューを見ると、河粉を使ったメニューっていろいろあるみたいなんですねー。だから今後も工夫して、あれこれ作ってみたいと思っているのであった。
目指せ茶餐廳!もう自分で港式茶餐廳が開けるくらいの勢いで行こう(爆)。

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2007年早春の悲情城市

2007年早春の悲情城市

県立図書館で行われた『悲情城市』の上映会に行った。
ええ、建物の特性上、DVD上映だった。
うう、文雄兄ちゃんの横幅がさらに広い…(泣)。
感想は去年の夏観た時とあまり変わらないのでパス。

ところでこの上映会、どういう経緯でこれが選ばれたのだろうか。
考えられるのは次のうち3つ。

  1. これを企画した県立図書館の職員さんが最近台湾に行ってハマッた。
  2. これを企画した職員さんがホウちゃんの熱烈なファンだった。
  3. これを企画した職員さんがトニーファンか、それ以外のトニーファンの職員さんから担当の方が猛烈にプッシュされた。

さぁ、どれなんでしょうか?
どなたか観てますかー県立図書館員の皆さん?

この前日、買い物ついでにしゃおしゃんに寄り、この上映会と、関連して某所でゲットした日旅主催台湾ツアー(仙台発・エバー航空ハローキティジェット利用)のチラシをネタに、この映画での好きな場面のことや、台湾ツアーの定番となった九[イ分]についてあれこれ盛り上がった。今やすっかり観光地と化した九[イ分]はいいとして(でも行きたい)、もう一つの舞台である金瓜石もいつか行ってみたいんだけど、行くのが大変そうなんだよねー(苦笑)。

ところで、以前nancixさんもネタにしていた「悲情城市であって非情のライセンスじゃ」問題ですが、ええ、ここでも発生しておりました(ポスターが『非情』になっていた)。もっともweb上のお知らせではきちんと『悲情』だったんだけどね。
ところで、もっと深刻な問題が発生しておりました。
先ほど書いた日旅仙台発台湾ツアーでの九[イ分]観光の説明が、

映画『悲情夜市』の舞台で海と山に囲まれたノスタルジックな雰囲気漂う…

って、思わず文雄兄さんが基隆の夜市で基隆名物でんぶ入りクレープを売っている姿を想像してしまいましたよ!で、その横で文清がせっせと手伝ってるんだ。

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《童夢奇縁》(2005/香港)

※すみません、今回はネタバレさせないと感想が書けないと判断したので、完全ネタバレです。もしかして日本公開もありえるかもしれないけど…。
この映画を観る予定がある人は、以下の記事を読まないようにお願いします。

「ボクの名前は光仔。
ボクはパパなんか大っキライだった。
だってパパのせいでママが死んだし、あんなクソ女と一緒に住むことになったから。
だからボクは早く大人になって、自立したかった。
そして、思いがけずにそのチャンスが来たんだ…。
だけど、早く大人になって、ボクは幸せだったのかな?」

昨年の金像奨でアンディとカレンがそれぞれ主演賞候補にノミネートされた《童夢奇縁》の予告では、主人公を演じる子役のハワード・シッ君(『1:99電影行動』のテディ監督編で主演を張った男の子だ。ちなみに光仔の弟役のジャッキー・ウォン君は同じくメイベル監督編で秋生さんの息子役をやった子…のはずだ)とアンディが上のように語っている。子供が大人になっちゃうファンタジー作品は、米映画の『ビッグ』などがあるけど(すまん、実は観たことがない…)、はたしてどんな作品に上がっているのだか。

12歳の中学生光仔(ハワード)は3年前まで大好きなママ(リー・ビンビン)と一緒に暮らしていた。しかし、中学校でバスケットのコーチをしているパパ(フェリックス)に別の女性がいることを知ったママは光仔と無理心中を図る。光仔は命を取り留め、パパと継母(カレン)のもとに引き取られるが、ママが死んだ原因がこの二人にあることに腹を立て、特に継母には反抗的になり、いたずらと家出を繰り返していた。早く大きくなってクソ女のいるあんな家から出て行きたい、というのが彼の目下の願いだった。
そして継母の誕生日についに二人は激突し、彼女はこらえきれずに「家から出て行け!」と怒鳴りつける。家を飛び出した光仔は、ヴィクトリア公園で暮らす謎の男(フォン・シャオカン)に出会い、彼が発明した生物の成長を速める薬を見せてもらう。光仔はその薬を盗み出したが、逃げる途中で瓶を割ってしまって手に傷を作ってしまう。
翌日、公園では突然成長した樹に取材が集まっていた。野宿をした光仔(アンディ)が目を覚ますと、傷に染み込んだ薬の効果で自分の身体が大きくなっているのを知る。光仔はそれを利用して、家をメチャクチャにして継母を困らせたり、自分の中学校に行ってバスケのチームメイトの大雄と大暴れしたり、憧れのリー先生(チェリー)がイヤミな副校長(カートン)と付き合っていることを知って仲を引き裂こうとし、彼女とデートをしたりと好き放題に暴れまわる。大人であることを大いに楽しむ光仔だが、彼の肉体は、薬による老化が急速に進んでいくのであった…。

なんと、アンディ映画には珍しくレイティングがⅠ級(大笑)。まー彼は老若男女のスターだからね、いっつも無間道シリーズや江湖や《門徒》のような息詰まるサスペンス映画にばかり出ていてしかめっ面をしていては疲れるだろう。…しかし、個人的には同じ年に作られた『愛と死の間で』よりもこっちの方が作品としては好みだなぁと思うんだけど、どーだろうか?
それはさておき、子供が急に大人になってしまうファンタジーは数あれども、だいたいはファンタジーなので(やや意味不明?)、ラストには元に戻ったりしていることがあるのだろう。しかし、この作品はそうじゃない。光仔はクスリでどんどん老化していく。また、肉体と同時に精神も成長しているらしく、青年に育ったばかりの頃は継母を困らせて満足するガキっぽさがあるのだが、自分が人より早く命が尽きてしまうことを悟って初めて、一度死んだはずの自分を受け入れてくれた家族の大切さを知る。子供の頃にわからなかったことは、成長してからやっとわかるものだが、光仔も人間の80年をたった4日で体験することにより、それを強く知るのである。メイキングでアンディが「これは禁断の望みをかなえてしまった人間が味わう罪の物語だ」というようなことを言っていたけど、それよりも人生の不思議さや命の大切さがテーマとして現れているんじゃないのかなーなんて思ったりして。

しかし、寿命が早く来てしまう未来と同じように、光仔の背負う過去はあまりにも重い。ママ役が大陸女優のリー・ビンビンということで、おそらく郊外(というか大陸?広州?)で暮らしていたという設定なのかもしれないけど、こっちの方がもともと香港人であるパパの愛人と見るべきなのかな、とも思ったんだけど…それにしてもパパはひどいよ、教育者のクセに(泣)。かといって継母が悪役なのかといえばそうでもなく、大人の自分から見ればホントにかわいそうな人だった。血のつながらない息子を育てる大変さもあるし、彼女もまた光仔のママ同様にパパに裏切られることになるし…。しかし、こんな家族の状況は香港では珍しくないことなのだろうか?いくら香港ではシングルマザーの家庭が多いとはいえ…。家族といえば、大きくなった光仔が親友の大雄の家に泊まった時、彼と父親は母親と妹のネット電話を観ながら一緒にご飯を食べていたけど、これも香港の家族の“今”を現しているのだろうか。
また、この映画はキッズムービーであるのは確かだけど、同時に大人の気持ちもきちんと描かれている。パパと副校長は同僚にして親友同士で、学校では副校長はバスケチームの実績を上げられないパパに辛く当たるけど、職を離れれば仲良しであり、立場を忘れて(笑)ゲーセンで遊びまくる。この二人と光仔がゲーセンでシミジミ語り合う場面は気に入っている。ここで光仔はパパや副校長の意外な一面を見たり、大人だって子供の戻りたい気持ちがあると気付くのだから。こういう場面を入れたのはいい。

アンディはこの映画で20歳から80歳まで演じたわけだけど、ちゃんと演じ分けができていたのでワタシ的には合格点あげるざんす(生意気ー)。大人になったばっかりのはしゃぎっぷりはちょいとキツイ?と思ったけど、中盤からどんどん老けていく時には演技にも重みが加わって、ありえない設定の嘘っぽさも薄められているみたい。
カレンはもうお母さん役も演じられるのね…(^_^;)。でも、久々に彼女の演技が見られた(といっても『エンター…』以来じゃないか?)のは嬉しい。最近は歌手活動がメインになっちゃっているもの。パパ役のフェリックス・ウォン(黄日華)は、以前書いたベリーダンサーに出演の湯鎮業と同じく、トニーやアンディも含むかつての“五虎将”の一人…ということはアンディと同年代か?あ、ちょっと上かも。メイキングでカレンが「黄日華が夫でアンディが息子っていうのはすごいわ!」と興奮していたから、彼女がティーンエイジャーだったころ(つまり80年代)の人気TVタレントだったってことがよくわかるのね。
アンディ映画にもれなくついてくるカートン、今回は眼鏡に蝶ネクタイのいかにもーな教頭先生(でも副校長か)っぷりに笑いました。フェリックスさんがずっとジャージ姿なのと対照的にずっとトラッドスタイル、だからゲーセンで遊びまくる時も眼鏡にトラッドスタイル。妙にウケるよ。こういう役は普通ならホントに憎まれ役なんだけど、ゲーセンのシーンが効果的で、決してただの悪役に終わらない。考えてみれば悪役がいないのよね、この映画。
中国娯楽電影界のドン、フォン・シャオカンはギャングではなくて謎のホームレスとして登場なんだけど、顔わかんないです(爆)。何者ですかこのオッサンは、と大監督をオッサン呼ばわりする自分。これはアンディが彼の『天下無賊』に出た縁でのゲスト出演と考えるのね。ゲストといえばチャッピー&クリスタルの夫婦警官もわずかな出演ながらいい味出してました。チャッピーだけでも笑えるのに、おいおい嫁も一緒かよ!って勢いだし(ちなみにこの二人ってこの頃に結婚したんだよね?)

あと書くとすれば、御馴染ピーター・カムのスコアと、最近よく名前を聞くようになった文念中によるポップで色鮮やかな美術デザインも印象的。非常に模範的なⅠ級電影って感じだったわ(笑)。

英題:wait 'til you're older
監督&製作:テディ・チャン 脚本:チョン・チーコン&スーザン・チャン 音楽:ピーター・カム 編集:コン・チーリョン 美術:マン・リムチョン 
出演:アンディ・ラウ カレン・モク フェリックス・ウォン チェリー・イン ラム・カートン ハワード・シッ リー・ビンビン チャップマン・トー クリスタル・ティン ニコラ・チャン フォン・シャオカン

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年華時装公司でドレスを作ってみた。

年華時装公司でドレスを作ってみた。
実は遂に作ってしまいました、ドレスを!わはははは。

思えば初めて香港に渡った時以来、いつかちゃんとオーダーメイドで旗袍を作りたいと、ずっと思っていた。でも、ビンボー旅行だったり忙しかったりでせっかく行ってもテーラーまでたどり着けずに終わってしまうことが続き10年が経ったわけで…(爆)
ええ、当初の野望はほとんど忘れておりました。いと情けなし。
今回その野望を達成するにあたっては、旅行で同行した友人の「そーいえば前、ドレス作るって言ってたけど、今回作る?そうじゃなくてもテーラーに行こうよ」という一言が大きかった。多謝朋友、我表示感謝(笑)。

香港2日目、旗袍を作るならやはりここよねぇと訪れたのが、『花様年華』で一躍有名になった中環のテーラー「年華時装公司」。ワタシと友人は一緒に『花様』を観ているんだけど、二人ともマギーのあの高襟ドレスにはやられていたのは言うまでもないのであった。作る作らないに関わらず、ドレスは見たいねぇということで足を運んだのである。
最初友人が薦めてくれたのが、金魚の刺繍とビーズをあしらったロング丈のドレス。確かにステキだ、ワタシよりも来年のアカデミー賞でツーイーに着てほしい(米国でも旗袍着ればいいのに…)なんて一瞬思ったけど、そのお値段にうっかりクラクラ(笑)。
お店のマダムが「気に入ったのを着ていいわよ」と言ったので、あれこれ見てみたところ、目についたのが、かの映画で一番気に入っていた青いバラ柄に限りなく近い花柄のシルクドレス。試着してみたところピッタリ(肩パッドはいらなかった)だったが、気になるのが丈の短さ。…膝が出る長さしかなかったんですよ。うむむ、アタシももう若くないから、膝丈も結構厳しくなっているもんなー。でも生地がいいし、他のを試着してもなんかイマイチだし、キャ〇クラっぽくならない感じにしたいし(爆)。

…と、悩むこと約10分。(その間店頭で待っていた友人は、マダムに「あの人はなぜあんなに悩んでいるの?」としきりに聞かれたと言う)そして決めました、オーダーメイドにすることに。ええ、やっぱりこれを逃したら一生ドレスを作れないような気がしたので。丈はふくらはぎにかかるくらい、肩パッドなし、ウエストにゆとりを持たせる仕立てにしてもらうことにし、2日後に再来店することに。そして4日目に採寸してもらい、仕立てて送ってもらった次第である。
ちなみにお値段は…、オーダーメイドなのでそれなりにかかっているのですが、某上〇灘よりはずっと安いことは確かです。あとはハーバーシティのジョイスで売っていたオサレなジャケットと同じくらい(友人が値段を見て「あのドレスと同じくらいの値段なんて!」とショックを受けていた…)。そうそう、友人は次回渡港の際には、年華でカシミアの中華コートを作ると張り切っておりました。
ワタシもコートが欲しい、マギーと同じ赤いの…(こらこら。笑)。それ以前にドレスに合う靴とバッグを買わねばね。次回オン・ペダーに探しに行こうかな。
そしてこれを着て彼氏を連れて金雀餐廳にディナーしに行くというのが最終的な野望だよ、わはははは!ってこれは早いとこ実現させなきゃな(苦笑)。
さすがにトニーと、なんてことは口が裂けても言えない。妄想変換ならいいだろうけどね。

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我想要打撃楽器。

突然ですが、中国の打楽器をたたきたくなりました(爆)。

先日、語学教室開催の二胡発表会に行った。
教室では去年の春から、中国の楽団に在籍した経験を持つ中国人奏者陳老師を講師に迎えて二胡教室を開設していた。ワタシも「やらない?」と誘われ、1ヵ月ほど参加してみたのだが…うーむ、弓を持つとつい緊張し、老師に何度も注意され、せっかく二胡を借りても練習する時間もなく、香港でも買うつもりで行ったら結局別のものを買ったので(笑)、挫折した次第。「二胡は何歳からでも始められますよー」と、昨日聴いたラジオでチェン・ミンさんが言っていたけど、やはり老後の楽しみとしてとっておくか、と改めて思ったのであった。ああ情けなし。

二胡発表会では中国語のM老師や中国語学習のクラスメイトの演奏をとても楽しく聴け、陳老師の模範演奏にうっとりしていた。ああ幸せ。
で、発表会後に懇親会(お茶と特製ゴマだんご風ドーナツつき!)があったのだが、そこでM老師やクラスメイトたちと話していたところ、老師が「二胡独奏だけじゃなくて、他の楽器との合奏もたまにやるといいかもね」と言われた。なるほどー、今回はギターの伴奏で皆さん発表されていたけど、ピアノで音をとってもいいわけだし、打楽器でリズムとってもいいんだもんな。
そんなふうに考えたワタシは「じゃ、打楽器で参加してもいい?」と提案したのだが、…よく考えれば自分、多少打楽器はできても楽器を持っていないぞ(爆)。とりあえずカスタネットかタンバリンでも買うべきか?と考えている。

でも、せっかくの中国伝統音楽なんだから、中国の民族楽器を使ってみたいなぁ…と思い、サイト「中国の民族楽器」を調べた。
ほー、ドラやあの小さいシンバル(正式名称忘れました)だけかと思ったら、とりあえず太鼓はあるんだ。拍子木も使えるかな。
そして、通販してないかとあちこちのサイトを探してみたら…。ああ、やっぱりなかなかないものなのね。
これはまずタンバリンでも買っておいて、今度香港へ行ったときに通利琴行(民族楽器も扱っていると聞いたことがある。でなけりゃ中藝か)でも行って探すとするか。

そんなわけで今年はにわか中華打撃楽器奏者を目指しますので、皆様ヨロシク(って半分冗談なので本気にしないでください)。

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最近の中華電影ネタにいろいろ思ったこと。

香港旅行記もとりあえず一区切りついたので、通常モードに入りました。
今回の旅行で買い込んだVCD&DVDの感想は、ゆるゆると観てアップしていきます(年度末につき忙しくなるのでね…)。

発表が香港行き前後とかち合ったので、ウーさん待望の中華圏復帰第1作《赤壁》のことについてはあえて書かなかったんだけど、香港の新聞でその話題を読み、その後中華芸能系blogの記事を追っかけ読みした時には、「ウーさん、ずいぶん強気だよなー(いや、相方のテレンスさんがか?)」と思ったものだった。
しかし、やっぱり大作にはゴタゴタがつきもののようで、すでにもにかるさんnancixさん書かれているように、当初から諸葛亮孔明に予定されていたトニーが降板したようですね。理由については諸説あるけど、“のめりこみ型”俳優であるトニーの性格としては、やはり大作だった《色・戒》クランクアップから間もないのに、今すぐ孔明を演じるにはあまりにも準備時間がなかったんじゃないかという説が一番有力かも。これははっきりいって、しょうがないとしかいいようがないよね。後にも書くけど、最近は映画製作も大作があまりにも増えて、かつての香港映画みたいにて何本も掛け持ちして撮るには大変だものね。澤東がふっかけたギャラがどーのこーのとか、掛け持ちするには年齢がうんたらとかいうどーでもいいデマちゃんたちはきっぱりさっぱり聞き流しておきましょ(爆)。
…もっとも、個人的なベスト三国志が人形美術家川本喜八郎さんの手がけたNHK人形劇だったもとはしとしては、いくら自分が中華芸能にどっぶり浸かっていて、いくら敬愛するウーさんがこれを映像化するのが悲願だったといわれても、トニーが演じる孔明を想像して、川本さんが作り上げた色気ある孔明と比べると…だし。(おいおいなにいってるんだよ自分!人間と人形を比べるなよ!)
ま、ユンファ兄貴を始めとするその他のキャストも豪華だし、今まで中華圏や日本で繰り返し映像化されてきたこの歴史物語が、ウーさんの手によってどのように新たな展開を見せてくれるかは、大いに楽しみにしたいもんです。

しかし、この《赤壁》や《色・戒》を始め、最近はホントに中華圏大作の製作が多い!
日本映画が日本国内(での興収だけ?)で好調なように、中華電影も中華圏(といっても大陸だけの興収?)で好調だし、イーモウやカイコーの他にウーさんや李安さんがハリウッドや世界の映画界で地位を築いたこともあってかなり強気になっているのかな?もちろんそれはそれで悪いことじゃないんだけど…。
ぶっちゃけ(死語)本音を言えば、注目をもっと香港映画側にひきつけてほしいような気がするのよねー。今や香港映画は『無間道』リメイク版のオスカー受賞という前代未聞の快挙(?)によってリメイクで儲けるハリウッドの格好の餌食(語弊があるか?)になりつつあり、非常に複雑な思いを抱いているんだけど、やっぱり香港映画には頑張ってほしいんですよ。長い低迷期からやっと復調して、量より質を重んじるストーリー重視の作品も増えてきたし(それに軽々しく追随する王晶映画みたいなのも相変わらずあるし)、かつての四大天王たちが演技派になってくれたしといろいろプラスに働きそうな点も出ているみたいだから。最大の課題は若手俳優の育成だけど、それはじっくり取り組んでもらわんと、かなぁ。でも香港人若手女優が全くいないっていうのは問題だぞ!

…あ、若手といえば思い出した。
香港滞在中に、ニコ&ショーン&ジェイシーの新作《男児本色》の撮影が新聞で話題になっていたけど、あれは夏休み公開なのかな?
それから、水野美紀ちゃんがディランもこみちと組む日港合作映画が、往年の女子アクション映画『さそり』のリメイクっていうのはどういうものなんだろう?(オリジナルは観たことがないけど、おそらくクエタラが好き系な映画だよね?)
さらにその手の日港合作映画の出演が多く、ミスワールド日本代表に選ばれて話題になり、リヨン谷原の後釜として来年度の中国語会話に出演する白田久子さんってどーゆー女優さんだか全然知らないんだけど、樋口明日嘉ちゃんみたいに本腰入れて香港映画界に入り込んでいるのとは違うんだよね?
というようなネタはおいおい追っかけていくか。

以上、さんざん書き散らしましたがこのへんで。
ところで《赤壁》を降板したトニーの次回作っていったい何だ?
初の英語映画『My Blueberry Night』を撮り終えた家衛がいくらか自由になったからって、まさかいきなり《葉問傳(一代宗師)》が動き出すとかいうわけじゃないのか?ふーむ。
(澤東では別の企画が動くみたいだね。全く関係ないけど張震の囲碁映画《呉清源》もやっと完成したみたいだし)

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『黄金甲』周杰倫

『黄金甲』

映画《黄金甲》はとりあえず日本公開(夏か秋ごろ?)までのお楽しみとしておいて、昨年のフォーフォーに続く映画主題歌(しかも今度はちゃんと自分出演だ!)というジェイ入魂の新曲『黄金甲』と『依然范特西』の全曲MVを収めたEP+DVDを香港でゲット。やっぱり、動くジェイはいいのぉー(^_^)。『黄金甲』と『菊花台』が日本でも差し替えられることなく劇場で流れることを願いつつ、MVの感想を。

まずは『黄金甲』。そりゃー、フォーフォーを聞いた(観た)時の衝撃度はないにせよ、モチーフはいつもの中華+ラップに、今回はヘヴィメタ(個人的にはオルタナティヴロックにも聴こえるが)のメロディラインを載せたのはやっぱりインパクト大。まー、バンドを従えて歌うジェイの衣装が特撮ドラマの悪の王子的だとか(いつも言っているな)、バックで踊るのは黒ならぬ白忍者かよ、とツッコみたいけど、随所に挿入される劇中場面の血まみれ黄金ジェイ王子の戦いっぷりが美しいのでよしとしよう。しかし王子よ、キミは白いマフリャー(しかも覆面にもなる!)巻いてるのね。やっぱりオマエは仮面ライダーやりたいのかって言いたくなるぞ、おい。毎度こんなことばっかいっててすんません。
ライダーといえば『聴媽媽的話』(笑)。やっぱかわいいなぁ。少年の部屋の明るい配色に、ライダーやらアトムやらガンダムやらのフィギュアがうまく配置されているし、一緒に首を振りたくなってしまうのは確かだ。HIP HOPのリズムで「早く大人になってママを守ってあげよう」なんて言われりゃー(笑)。
『夜的第七章』と『千里之外』(収録は完全版じゃなかったが)の感想は以前も書いたのでパス。

そういえば、『依然范特西』のジャケットコンセプトは、『ブレードランナー』と『ムーラン・ルージュ』を足して2で割ったような時代も世界もごちゃ混ぜの架空都市“Jay Chou Town”が舞台のエンターテインメントといった趣だけど、『本草綱目』と『紅模[イ方]』のMVはまさにそう。『本草』のハジケっぷりは見事だよなー。中医薬店のメガネ兄さんのノリノリっぷりに笑っちまいまふ。『オレのマネ』も演出は面白いけど、ダンスシーンで着ているフリースっぽいスウェットがなんかぬいぐるみの白熊みたいに見えてとってもクールなファッションには見えないとか(ええ歳こいた女子のたわごとなので気にしないように)、最初と最後の街のシーンに出てくる“でるへ”のネオンはやっぱり〇リ〇〇のことなのかとすっごくツッコミたくてしょうがなかった。
対照的に純愛バラードな『退後』と『心雨』の2曲。『退後』は基隆ロケか!あの屋台はアタシが基隆に行くといつも寄っていた夜市の屋台街!(それでも15年以上前の話だが…とつい私情を挟んでスマン)
『心雨』は…。『夜的第七章』と一緒にロンドンロケしたのか?そんで映像の内容は『夜曲』と一緒か?ロンドンの中心で愛でもさけぶのか、ジェイよ?(注:さけんでいません。でもこの一文で内容を察していただければ…)
『白色風車』。曲もフツーだったがMVもフツーだな。以上。
『迷迭香』。よく聴けばこれってかなりアダルトだなぁ。いや、大好きですし、自分もカラオケで歌ってみたいし(女子が歌っても意味ないのだが)。願わくばジェイにじっくりタンゴを踊っていただきたかったと…って願望丸出しだな。

そしてトリを飾りし『菊花台』。《黄金甲》への大いなる予告編か。そーいえばこれが、フォーフォーと一緒に金像の主題歌賞にノミネートされているんだよね(個人的にはフォーフォーかなぁ…)。クレジットに「片尾曲」とあったのでエンディングテーマか。劇場版の予告で梅林さんのインストを前半に、そしてクライマックスに『黄金甲』をかけてほしいもんだ。ええ、決して差し替えなどせずに!(ここまでしつこく言っておかないと!)

それ以前に心配なことが一つ。《黄金甲》の邦題、いったいどうなるんだろうか?英題直訳の『菊の花の罪』とかいったら思いっきり頭抱えるぞ(爆)。

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『在[イ尓]身邊』張學友

祝!學友さん5年ぶりの日本公演決定!ええ、もちろん行きますとも!チケもなんとか先行で入手いたしましたよ。ただ、4月からのスケジュールがどーなっているか気になるけど(いざとなったら年休取ろう。爆)。

そんなわけでただいまワールドツアー真っ最中の學友さん。その様子は學友迷のgicchaさんのblogでも伝えられているので、今から6月17日に行われる日本公演が楽しみなり。
それもあって、ホントに久々に學友さんのCDを買いましたよー。

『在身邊』張學友

まず驚いたのが、北京語アルバムだったこと。
CD全体は學友さんセルフプロデュースだけど、各曲の製作スタッフを見てみると、『四大天王』『ドリフト』に出演したミュージシャンのジュン・コンが製作とドラムを担当していたり、『裏街の聖者』のサントラを担当した香港を代表するジャスギタリスト、ユージーン・パオが2曲参加している。ちょっとでも聞いたことがある名前があると安心するなぁ。また、學友さんと一緒に仕事をしていた香港のプロデューサー、マイケル・アウ(歐丁玉)さんが音楽活動を停止し、北京で新事業を始めるとのことで、彼の手がけた(恐らく)最後の曲も収められているようです。

ずいぶん久々に新譜を入手した(といっても持っているのは8年前に日本で出したベストアルバムとこれまた7年前の演唱会のライブアルバムくらいか)こともあるけど、全体的にアダルトな感じだわ。ラップもロックもあるけど、やっぱりしっとりとした曲がいいなぁ。そういえば歌い上げ系はないような。
歌詞を眺めると、ラヴソングよりもメッセージ性の高い曲が多いのに気づく。環境破壊による地球の危機をハードに歌い上げる『原罪犯』や、戦争は平和と秩序を与えてくれず、死と恐怖をもたらすだけなんだ、と悲しく歌い始める『難道真的不能用愛解決[ロ馬]?』などね。あと1曲目の『聴天由命』と『煩悩歌』はカヴァーだけど、『煩悩歌』は聴いたことのあるメロディなんだよなぁ…。元歌、何だろうか?『聴天由命』は大韓ラップっぽい感じだな。
あ、もちろんタイトルトラックの『在[イ尓]身邊』や『好久不見』の柔らかい感じも好きだなぁ。ああ、やっぱり彼はパパなんだなぁなんて思っちゃったりして(^_^)。

生きのいい台湾ポップスもいいけど、実はラップやヒップホップはあまり得意じゃないなぁ…と思う人にもオススメですわ。

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