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今年もまた、香港電影金像奨ノミネートにあれこれ思ふ。

いつの間にか金像奨のノミネートが発表されていました。今年は旧正月も遅いけど、それで復活祭も遅いらしく、4月15日に行われるのね…。ああ、もちろん観になんて行けないのはいうまでもない。ノミネートから授賞式まで今年は特に間があいているような気がする。待ちくたびれないかなぁ。

それはともかく、ノミネートにいつもながらの愛とツッコミを。
なお、全ノミネートリストはいつもお世話になっているもにかるさんのblog記事をご参照くださいまし。

今回意外だったというか、これも時代の流れと思うべきかというか、ビックリしたのは中国映画の《黄金甲》がかなり多くノミネートされていたこと(14部門)。イーモウ作品では『英雄』がノミネートされていても『十面埋伏』が確かアジア映画賞候補止まりだったような気がしたのでね(ちなみに前作の『単騎、千里を走る。』もアジア映画賞にノミネート。一応日中合作なのに、中国作品としてのエントリーなのはなぜ?)。あと、フォーフォーも主要賞に入っていた(8部門ノミネート)のにビックリ。
それに対抗するのが東京国際映画祭最優秀アジア映画賞&芸術貢献賞受賞作『父子』(10部門)にジョニー親分の2作。昨年は『エレクション』が主要部門を受賞したこともあって、今年はあまり評価されないような気がするんだけど、《放・逐》は面白いんだよね…?そういえば《傷城》が脚本賞にはあっても作品賞に入っていない。これって映画の出来がアレってこと?
監督賞はフォーフォーと『墨攻』が交替しただけで、あとは作品賞と同じ。ジョニーさんが2年連続ってのはありえないので、これはやっぱり17年ぶりのパトリック・タム監督が本命、初のアクション大作に挑んだジェイコブさんが対抗かな。

俳優賞。主演男優賞は金馬との2冠を目指すアーロン、2年ぶりノミネートのトニー、ずいぶん久々に登場のユンファ、これまた久々のリンチェイ、無冠の帝王脱出できるか?のラウチンと賑々しい。本命はもちろんトニー!…って言いたいけど、このメンツならアーロンに獲ってもらいたいかな。同好の士の皆様を裏切るようで申し訳ありませんが(苦笑)。
主演女優賞は…うーん、ビミョーというか、若手対ベテラン、または中華圏三岸(正確に言えば四岸?)対決の様相?香港のベテラン女優テレサ姐、中国電影の女帝コン・リー姐、台湾の中堅女優(というより歌手)レネ、シンガポール(orマレーシア?)出身のホラーの女王アンジェリカに香港のじゃじゃ馬イザベラと、バックボーンは多彩なんだけど…なんか、うーんって感じ。ヒイキはイザベラちゃんだけど、彼女は芸能界干され事件がまだ記憶に新しいからなぁ…。結果は無難にテレサ姐さんかな?
助演男優賞…、なんか、国際のときに観た人が大絶賛していた『父子』の子役、ン・キントーくんで決まり(もちろん新人賞とダブル受賞で)のような気がするのは、気のせいだろうか?しかし張家輝はわかるとして、ヤムヤムも助演だったのか。うーむ。ジェイとリウイエくんも…あともうちょっとノミネートを重ねないとかね。助演女優はもっとわからん。昨年の主演女優賞周迅小姐が助演に入っているけど、これまた連続受賞はありえなさそうだし。

技術系ではハイ・チョンマンさんが《黄金甲》でオスカーと同時に衣装賞にノミネート。中国大作映画の美術スタッフとしておなじみのティン・イップさん、フォ・ティンシャオさんも美術&衣装系でノミネート。あ、ウィリアムさんがいないじゃないの…。『どろろ』も話題のチン・シウトンさんは《黄金甲》のアクション指導をしたのね。
そして、毎回個人的に注目している音楽系ノミネートでは、去年のベルリンに続く受賞を期待したい『イザベラ』のピーターさん、アンドリュー&アラン組映画には欠かせない陳光榮(別名コンフォート・チャン)さんの地元勢が、中国音楽界の大家タン・ドゥン先生と、今やすっかりアジア映画に欠かせない音楽家となってしまった梅林&川井両氏を迎え撃つ!うおー、コイツは見もの、いや聴きものだぜ!
主題歌賞の聴きどころはやっぱジェイ対ジェイ(爆)?『菊花台』もフォーフォーもどっちも好きだけど、ダークホースでAliveが受賞したら、『四大天王』のエピソードに大いなるオチがついて楽しいかもー!
『四大天王』といえば、彦祖が新人監督賞候補になっているけど、去年のステ監督も獲れなかったから、受賞は難しそう…。しかし、第1回新人監督賞のパン・ホーチョン、その次に受賞のウォン・ジンポーがコンスタントに作品を作っているのに、昨年受賞のケネス・ビィの名前を聞かないのは、華人とはいえやっぱりシンガポールの監督さんだからかしら…。

そして、やはりこれも言っておきたい、アジア映画賞ノミネーション。
昨年が中国の『ココシリ』、一昨年が韓国の『オールド・ボーイ』だったので今年は日本映画かな♪なんて思っていたら…よりによってなんでデスノよ、日本からのノミネートが(笑)。いや、香港で大ヒットってのもわかるし、別にイヤだってわけじゃないけど、他にノミネートに値する作品あったじゃないのよーって思って。このメンツから考えると、やっぱ『グエムル』か『三峡好人』か?うーむ、なんかそれもなぁ…。

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コメント

もとはしさん
TBとコメントありがとうございました。金像奬の裏側にまであれこれ想いを馳せながらツッコミ入れたり予想したりするのは楽しいですね。私はまず脚本ありきなので、脚本賞が気になります。ただ見ていない作品があるのでモヤモヤしますー。

投稿: もにかる | 2007.02.03 13:29

畢國智(ケネス・ビィ)監督は房祖名主演、李心潔&梁家輝競演で “The Drummer” を製作中ですよ。だいじょうぶ。

http://www.emp.hk/chi/frame.php?link=http://www.emg.com.hk/chi/film/films/thedrummer/thedrummer.htm&type=film

投稿: Kumi | 2007.02.03 23:34

競演→共演でした。失礼しました。

《黑社會以和為貴》は古天楽が主演でしょう。杜琪峰作品の常連の仲間入り、それも主役なんで古天楽ももうそろそろノミネートされてもいいはずと思いますが。

投稿: Kumi | 2007.02.03 23:41

もにかるさん、Kumiさん、コメント多謝です。
書き忘れましたが、今年の新人賞には子役ちゃんが二人ノミネート、そのうち一人は赤ちゃん!とのことで、金像前に発行される記念本の集合フォトがいったいどんなふうになるのだろうかってことが気になります(笑)。

>もにかるさん
ワタシはやっぱり見た目で判断してしまうので(笑)、美術や衣装や音楽などの技術系に注目してしまいます。この部門だとワダエミさん始め日本人の受賞が多いこともあって、ついつい気にしてしまうんです、ははは。

>Kumiさん
ケネス・ビィ監督情報、ありがとうございました。『ライス・ラプソディ』を見逃しているので、どんな人だかずっと気になっていたのです。
『黒社会2』は古天楽&ヤムヤムのダブル主演だと勝手に思っていたので、ちょっと首をひねっていたのですが…、すみませぬ。そろそろ古天楽のノミネートもあってもいいとは思いますが、ジョニーさんのところでもう少し頑張れという期待あって、今回はエントリー外れなのかな、ということも感じています。

投稿: もとはし | 2007.02.04 21:25

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