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My Mother is a Belly Dancer(2006/香港)

昨年の東京国際映画祭で好評を博した大プロデューサーアンディ先生presents「FFC:アジア新星流」の1本が、『うちのママはベリーダンサー(仮訳…ってこらこら)』。
この作品、香港ではブロードウェイシネマテークの特集上映として4月に再上映されるらしいけど(他の作品は『Rain Dogs』『Love Story』『Crazy Stone』『靴に恋する人魚』)、日本でも配給権がついたというから、東京都写真美術館の映像ホールあたりでF4映画祭みたいな形式で上映されるのかしらん?それを願いたいぜ、っつーかお願いしますよIMXさんよ!ぺ様じゃなくてこっちで大いに儲けなさいって(うわー露骨だーやなヤツー)。

それはともかく、日本正式上映が決まったから機内で観なくてもいいか、なーんて思ったんだけど(笑)、なぜか帰りの機内では眠くならないので、ついつい最後まで観てしまいましたよ。あはははは。

九龍の郊外にある、彩虹の団地街。   
この団地に住むトルコ系ペルシャ人のパーシャが、民族舞踊のベリーダンスの教室を開く。いくら伝統的な民族舞踊とはいえ、保守的な香港人の団地妻の皆さんはセクシーな衣装でお腹を出すのに抵抗感を持つ。そんな中、夫と息子に見下されていて満ち足りない毎日を送る自治会長夫人の李さん(シドニー)、夫の浮気疑惑に悩む果物屋の陳さん(エイミー・チョム)が積極的に参加する。やがて、失業してブラブラしている仕立屋の夫(カートン)の代わりに働いていたが、突然リストラされた掃除婦黄さん(クリスタル)と、幼い娘を友人のチョン(ジーチョン)に預けて遊び歩いているシングルマザーのチェリー(モニー・トン)が仲間に加わる。ベリーダンスを通じて、4人の奥様の生活は生き生きと輝きだすが、そのダンスを破廉恥なものと決め付ける大多数によって、団地内の練習場が使えなくなり、李さんは夫の元に戻され…。

とりあえず、ストーリー的には日本人好みだと思う。
生活に物足りなさを感じる人間が、突拍子もないことを始めて自分を変えていく、という筋は『Shall we ダンス?』に通じるしね。それに切羽詰った状況をプラスすれば『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『フラガール』、日本映画じゃなければ『フルモンティ』や『アタックナンバーハーフ』的になるのか?
しかし、昼下がりの団地妻のベリーダンスは、そのダンスの第一印象同様人々に広く受け入れられるものじゃないし、彼女たちの背負う孤独と悩みはあまりにリアルで、そこで生じたどうにも言い難い感情を、官能的な中東のダンスで昇華させる。
ベリーダンスがきっかけで、彼女たちのリアルライフに劇的な変化が生じるというわけではない。全く変わらずにそれを諦めた者もあり、夫がダンスに理解を示してくれた者もいる。だけど、ダンスを学んでその動きに身を浸したことで自分が癒され、少しは自分を解放できたのは間違いないのである。この映画が上映された同じ映画祭で、某歌人の処女小説の映画化作品にもベリーダンスが登場したらしいけど、こっちの映画のベリーダンスの方が、使われる意義があったんだろうなぁ。

主演の4人の奥様は、おそらく全員が初めて観た顔。黄さんを演じたのが、チャッピー嫁のクリスタル・ティンとのことで、やーっと顔がわかったのはよい。カノジョの旦那役がアンディ映画にもれなくついてくるラム・カートンで、黒社会二部作等のイケイケな勢いがない地味で甲斐性のない旦那さんっぷりがある意味すごかった。でも、ラスト近くのラブシーンはなかなかハマっていたと思う。
抑圧された李さんを演じたシドニーさんは、Yahoo!香港の映画特集サイトの紹介によれば、かつてのセクシータレントだそうで…。でもそのわりにはあまりにも地味では?彼女の旦那を演じた湯鎮業さんは、かつてアンディやトニーとともに“五虎将”の呼び名で売り出されていたTVB出身の俳優だそうで。ほー。この五虎将では、苗僑偉さんも最近よく見かけるな。
陳さん役のエイミーさんは舞台出身なのね。某泉ピ〇子に似ていると思ったのはワタシだけか?チェリー役のモニー・トンは他の映画でも見かけたこと、あったっけかなぁ?
あとはやはりFFCで『I'll call you』を撮ったジーチョンもなんかいい。
でも一番役得なのはやっぱ大プロデューサー様でしょう。本人登場前に自分主演DVDで登場ってー荒業も使ってくれちゃったしね。もー出たがりなんだから(はぁと)。

原題:師[女乃][ロ吾]易做
監督:リー・コンロッ 製作:ウォン・ジンポー&ダニエル・ユー
出演:クリスタル・ティン シドニー エイミー・チョム モニー・トン ラム・カートン ラム・ジーチョン アンディ・ラウ

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