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『武侠映画の快楽』浦川留&岡崎由美

ちょっと国際ネタはお休みして、六本木の青山ブックセンターで買ったこの本をご紹介。
御馴染浦川とめさんと、金庸小説の翻訳者岡崎由美先生による、武侠映画メインのレクチャー本ですよー。

武侠映画の快楽
岡崎 由美著 / 浦川 留著
三修社 (2006.10)
通常24時間以内に発送します。

岡崎さんの武侠小説紹介本は、すでに『漂泊のヒーロー』を読んでいたんだけど、これを読んだのはまだ金庸小説を『笑傲江湖』しか読んでいなかった頃だった。当時の感想はこちら

漂泊のヒーロー
岡崎 由美著
大修館書店 (2002.12)
通常1-3週間以内に発送します。

これを読んだ頃は、武侠小説と武侠映画がここまで日本で浸透する(そうか?)とは思わなかったっけねぇ…。でも、この後に『英雄』が世界的に公開され、金庸作品も中国ドラマが日本に輸入されるようになり、中華もの好き以外の人々にも金庸や武侠映画が知られるようになった。(うちの職場の非常勤職員さんにも金庸小説を読破した人がいた。負けた…)いい時代になったもんだ。

で、『武侠映画の快楽』。武侠系電影についてはおそらく第一人者である浦川さん念願の武侠映画本で、まずは一般の映画好きの皆様が武侠映画を観て抱くであろう最大の疑問「武侠映画ではなんで人が飛ぶわけ?」に答えることから始まる。そこから岡崎先生による武侠映画の起源や現代中国にも生きる武侠精神などの解説が加わり、『臥虎蔵龍』『英雄』『十面埋伏』などの基本的現代武侠映画から星仔による武侠精神リスペクト映画や王家衛のあの映画まで、とにかくこれぞ武侠映画というものを全て集めた、「初めてでも安心の武侠映画本」という感じ。
もし、「なんであんな人がひょいひょい飛ぶ映画が好きなの?」と一般の方に言われた場合、「とりあえずこの本読んでっ」と渡してあげたいです、ハイ。

浦川さんも岡崎先生も文章が面白ーい。詳細な注釈もあるので(『香港映画の街角』ほど大量じゃないけど)、過剰にマニアックにならずに適度に丁寧な印象を受けました。
紹介された映画の中には、まだ観たことがないものもあるので、いつかDVDでも借りてみておこうっと。

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