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中嶋朋子さん『地下鉄』を語る。

毎月1回NHKのBS2で放映される『夢のつづき・わたしの絵本』は、司会の渡辺正行氏が絵本を愛する女性タレントをゲストに招き、その映画の魅力を聞きだし、ゲストに絵本を朗読してもらうという番組。今月は先の記事にも書いたとおり、女優の中嶋朋子さんがジミーの『地下鉄』を紹介していました

朋子さんは息子さんがいる(『北の国から2002遺言』にも出ていたような…)お母さんだけど、もともとお子さんに読み聞かせできるようなシンプルな絵本を好んでいたそうで、知り合いのデザイナーさんからこの本を紹介された時、ゴチャゴチャした絵だなーと思ったとか(笑)。
あはは、確かにねー、この絵本がもともと大人のための絵本ということもあって、絵本=こどものための本という固定観念を持ってしまってこの本に向かうと、結構つらいんだよねー。でも、朋子さんはこの本を読んでいけばいくほど、どんどんハマッていったみたいで、「この絵本には緻密だけど余白がある。それが魅力」と語ってました。あと、ものすごーく深読みして、絵で遊んでいるとか。あ、その気持ちわかるなー。絵本に向かうとワタシも同じことやる人間なので(^^ゞ。
その勢いでNYの地下鉄で写真を撮ってアルバムをつくり、自分なりに『地下鉄』の世界を感じて遊んできたというのはすごい。これって、ミュージカル版や映画版をつくった製作者にも通じるような気がするぞ。そうか、『地下鉄』って、クリエイターにとっては大いにインスパイアされる要素のある絵本なのね、と改めて思うのであった。

後半は“絵本ソムリエ”の広松由希子さんによる解説。
広松さん曰く、背景はシュールレアリズムでダークな印象も抱かせるけど、その暗さをポップなキャラクターがフォローしているのが特徴とか。それはワタシも感じたな、こっちでも書いたけど(ちょっと表現は違うけど、言っていることは同じだと思いたい)。
そして、締めは朋子さんの朗読。…あれ?ちょっと短縮しましたね(^_^;)。ま、テレビだから時間制限があるか。でも、音として聞いてみると、また違った感じでよいです。

まー、映画は承知の通りDVDオンリーで来てしまったのが残念だけど、この絵本がこの番組のようにちゃんとメディアで紹介されて、その存在を広く知ってもらえるのは喜ぶべきかな。
そうそう、この番組を観て、なぜか唐突にミュージカル版が観たくなりました。2年前の台湾旅行で、ミュージカル写真集を買っておけばよかったかなぁ。
台湾上演版の上演権を買えば、日本でも上演可能かもしれないけど、やっぱりファン・ジーウェイで観たいんだよなぁ。台湾で舞台がDVD化されてないかしら?

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受信: 2006.09.13 20:07

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